JP2009150268A - 燃料改質装置 - Google Patents

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Hiroshi Takahashi
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Abstract

【課題】改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる燃料改質装置を提供すること。
【解決手段】排気通路20を、エンジン5からターボチャージャ50に向かう排気ガスが流れる第1主排気通路21と、ターボチャージャ50を通過した排気ガスが流れる第2主排気通路22と、第1主排気通路21から分岐して第1主排気通路21から改質触媒42に向かう排気ガスが流れる第1副排気通路23と、第2主排気通路22から分岐して第2主排気通路22から改質触媒42に向かう排気ガスが流れる第2副排気通路24と、により構成する。さらに、第1副排気通路23にはターボ前バルブ31を設け、第2副排気通路24にはターボ後バルブ32を設ける。排気ガスの温度が低めの場合にはターボ前バルブ31を閉じてターボ後バルブ32を開き、排気ガスの温度が高めの場合にはターボ前バルブ31を開いてターボ後バルブ32を閉じる制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料改質装置に関するものである。特に、この発明は、過給機を備えた内燃機関に備えられる燃料改質装置に関するものである。
従来の内燃機関では、燃費の向上や運転性能の向上などを目的として、燃料を改質して発熱量が大きい改質ガスを生成し、生成した改質ガスを内燃機関で燃焼させているものがある。例えば、特許文献1に記載のエンジンの燃料供給装置では、アルコールとガソリンとの混合燃料を分離器によってアルコールとガソリンとに分離し、さらに、アルコールの一部を改質器によって改質ガスに改質している。これらのガソリン、アルコール、改質ガスは、エンジンの運転状態に応じて、運転状況に適した燃料を供給している。これにより、各燃料の燃焼特性を十分に生かして燃焼させることができるため、出力性能や燃費の向上を図ることができる。
特公平3−43458号公報
このように、内燃機関の燃費等の向上を図るために改質ガスを生成する場合、排気ガスの熱を利用して改質手段でアルコール等の改質用燃料を吸熱反応させることにより生成するが、改質ガスの生成は、このように排気ガスの熱を利用するため、排気ガスの温度が低い場合には改質が困難になる虞がある。つまり、排気ガスの温度が、改質用燃料を生成することのできる温度である改質可能温度よりも低い場合には、改質用燃料から改質ガスを生成するのは困難なものとなる。
ここで、内燃機関の中には、出力向上などの運転性能の向上を図るため、ターボチャージャが設けられているものがある。このターボチャージャは、排気ガスの圧力を利用してタービンを回転させ、タービンの回転軸と同軸上に位置するコンプレッサを回転させることにより空気を圧縮して内燃機関に供給可能に設けられている。このため、ターボチャージャを備える内燃機関では排気ガスのエネルギーの一部はターボチャージャを作動させるのに使用されるため、ターボチャージャのタービンを回転させ、ターボチャージャを通過した排気ガスは、温度が低下する。
ターボチャージャが備えられている内燃機関の場合、このようにターボチャージャを通過した排気ガスは温度が低下するため、この内燃機関に改質手段も備えられていた場合においてターボチャージャを通過した後の排気ガスの熱を利用して改質用燃料を改質しようとした場合、排気ガスの温度が改質可能温度よりも低くなる虞がある。
具体的には、排気ガスの温度が低い場合に、この排気ガスをターボチャージャに流してターボチャージャを作動させた場合、排気ガスの温度はさらに低くなるため、排気ガスの温度は改質可能温度よりも低くなり易くなる。この場合、改質用燃料を効果的に改質できなくなる虞がある。つまり、ターボチャージャを設けて排気ガスでターボチャージャを作動させた場合、排気ガスの温度は低下するため、改質手段で改質用燃料を改質可能な温度領域である改質可能領域は、ターボチャージャを設けずに内燃機関から排出された排気ガスを直接改質手段に流す場合と比較して小さくなる。
これに対し、改質用燃料を改質し易くするため、排気ガスをターボチャージャの上流側から取り出した場合、排気ガスの温度は低下し難くなるが、ターボチャージャに流れる排気ガスの流量が少なくなるため、ターボチャージャで内燃機関に送る空気の流量が低減する。即ち、ターボ効率が低減する。これらのように、改質可能領域を小さくすることなくターボ効率を確保することは、大変困難なものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる燃料改質装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る燃料改質装置は、内燃機関の燃焼室から排出された排気ガスを浄化する浄化手段と、改質させる元になる燃料である改質用燃料を前記排気ガスに対して供給する改質用燃料供給手段と、前記改質用燃料供給手段で前記改質用燃料を供給する前記排気ガスの流れ方向における前記改質用燃料供給手段の下流側に位置しており、前記改質用燃料を前記排気ガスの熱を利用して吸熱反応させることにより前記燃焼室で燃焼可能な改質ガスを生成する改質手段と、前記排気ガスによって作動することにより前記内燃機関に対して大気圧よりも圧力を向上させて空気を供給可能なターボチャージャと、前記内燃機関と前記ターボチャージャとの間に設けられると共に前記内燃機関から前記ターボチャージャに向かう前記排気ガスが流れる通路である第1主排気通路と、前記ターボチャージャを通過した前記排気ガスが流れる通路である第2主排気通路と、前記第1主排気通路から分岐すると共に前記第1主排気通路から前記改質手段に向かう前記排気ガスが流れる第1副排気通路と、前記第2主排気通路から分岐すると共に前記第2主排気通路から前記改質手段に向かう前記排気ガスが流れる第2副排気通路と、前記第1副排気通路を開閉可能に設けられた第1副排気通路開閉手段と、前記第2副排気通路を開閉可能に設けられた第2副排気通路開閉手段と、前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度が前記改質手段で前記改質用燃料から前記改質ガスを生成可能な温度である改質可能温度より高く、且つ、前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度未満の場合には前記第1副排気通路開閉手段を開くと共に前記第2副排気通路開閉手段を閉じ、前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度以下の場合には前記第1副排気通路開閉手段を閉じる共に前記第2副排気通路開閉手段を開く制御をする排気通路開閉手段制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、ターボチャージャに流れる前の排気ガスの温度が改質可能温度より高く、且つ、ターボチャージャを通過した後の排気ガスの温度が改質可能温度未満の場合には第1副排気通路開閉手段を開くと共に第2副排気通路開閉手段を閉じるので、ターボチャージャを通過した後の排気ガスの温度が低い場合には、排気ガスの流れ方向におけるターボチャージャの上流側に位置する第1主排気通路から排気ガスを改質手段に流すことができる。これにより、排気ガスの温度が、ターボチャージャを通過させた場合における排気ガスの温度が改質可能温度未満になる温度であった場合でも、排気ガスを第1主排気通路から改質手段に流すことにより、改質ガスを生成することができる。従って、排気ガスの温度が比較的低温でも改質ガスを生成することができるので、改質可能領域を確保することができる。また、ターボチャージャに流れる前の排気ガスの温度が改質可能温度以下の場合には第1副排気通路開閉手段を閉じる共に第2副排気通路開閉手段を開くので、ターボチャージャに流す排気ガスの流量を確保することができ、ターボ効率を確保することができる。この結果、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる。
また、この発明に係る燃料改質装置は、前記排気通路開閉手段制御手段は、さらに、前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度よりも高く、且つ、前記ターボチャージャによって前記内燃機関に供給される前記空気の圧力である過給圧が前記過給圧の限界圧力以下の場合には前記第1副排気通路開閉手段を閉じる共に前記第2副排気通路開閉手段を開き、前記過給圧が前記限界圧力より高い場合には前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを共に開く制御を行うことを特徴とする。
この発明では、ターボチャージャを通過した後の排気ガスの温度が改質可能温度よりも高く、且つ、過給圧が限界圧力以下の場合には第1副排気通路開閉手段を閉じる共に第2副排気通路開閉手段を開くので、排気ガスの温度が高い場合には、排気ガスはターボチャージャを作動させ、さらに第2副排気通路から改質手段に向かって流れて改質手段で改質される。これにより、より確実に改質可能領域を確保することができ、また、ターボ効率を確保することができる。また、このように第1副排気通路開閉手段は閉じ、第2副排気通路開閉手段を開く制御は、過給圧が限界圧力以下の場合に行っているので、第1副排気通路開閉手段を閉じても過給圧が上昇し過ぎることを抑制できる。さらに、過給圧が限界圧力より高い場合には第1副排気通路開閉手段と第2副排気通路開閉手段とを共に開いているので、より多くの排気ガスを改質手段の方向に流すことができ、過給圧が高くなり過ぎることに起因して内燃機関が破損することを抑制することができる。この結果、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ると共に、内燃機関の破損を抑制することができる。
また、この発明に係る燃料改質装置は、さらに、前記改質用燃料は性状の異なる複数の種類の燃料からなると共に前記改質可能温度を前記複数の種類の燃料の割合に基づいて導出する改質可能温度導出手段を備えており、前記排気通路開閉手段制御手段は、前記改質可能温度導出手段で導出した前記改質可能温度に基づいて前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを制御することを特徴とする。
この発明では、さらに改質可能温度を複数の種類の燃料の割合に基づいて導出する改質可能温度導出手段を備えているので、改質用燃料が性状の異なる複数の種類の燃料からなる場合でも、より確実に改質可能温度を導出することができる。これにより、排気ガスの温度に応じて、より適切に第1副排気通路開閉手段と第2副排気通路開閉手段とを制御することができる。この結果、より確実に改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる。
また、この発明に係る燃料改質装置は、さらに、前記内燃機関の回転数とトルクとより、前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度と前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度とを導出可能な排気温度導出手段を備えており、前記排気通路開閉手段制御手段は、前記排気温度導出手段で導出した前記排気ガスの温度に基づいて前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを制御することを特徴とする。
この発明では、さらに内燃機関の回転数とトルクとより排気ガスの温度を導出可能な排気温度導出手段を備えているので、排気温度センサなどの検出手段を設けることなく、排気ガスの温度を導出することができる。この結果、製造コストの低減を図ることができる。
また、この発明に係る燃料改質装置は、さらに、前記第1副排気通路開閉手段及び前記第2副排気通路開閉手段の開閉状態を検出可能な開閉状態検出手段と、前記開閉状態検出手段で前記第1副排気通路開閉手段は常時閉じていることを検出した場合、または前記第2副排気通路開閉手段は常時閉じていることを検出した場合には、前記内燃機関に対して前記過給圧を制限する制御を行う過給圧制限制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、開閉状態検出手段で第1副排気通路開閉手段及び第2副排気通路開閉手段の開閉状態を検出し、第1副排気通路開閉手段や第2副排気通路開閉手段が常時閉じていることを検出した場合には、過給圧制限制御手段で内燃機関に対して過給圧を制限する制御を行っている。これにより、第1副排気通路開閉手段や第2副排気通路開閉手段が常時閉じた状態になることによって排気ガスが改質手段の方向に流れなくなり、ターボチャージャの過給圧が高くなる状況でも、過給圧を制限する制御を行うため、過給圧が高くなり過ぎる事を抑制できる。この結果、過給圧が高くなり過ぎる事に起因して内燃機関が破損する事を抑制することができる。
本発明に係る燃料改質装置は、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る燃料改質装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例に係る燃料改質装置を備えるエンジンの全体構成図である。同図に示す燃料改質装置1は、内燃機関であるエンジン5に備えられている。燃料改質装置1が備えられているエンジン5は、それぞれ燃焼室6を有する4つの気筒(図示省略)が直列に配置されている。また、このエンジン5には、燃焼室6に連通すると共に燃焼室6に吸入される空気が流れる通路である吸気通路10と、燃焼室6で燃料を燃焼させた後、燃焼室6から排出される排気ガスが流れる排気通路20とが接続されている。これらの吸気通路10と排気通路20とは、燃焼室6の数に合わせてそれぞれ4つの通路に分岐しており、分岐した通路が4つの燃焼室6に対応し、燃焼室6に連通してエンジン5に接続されている。
この吸気通路10と排気通路20とのうち吸気通路10には、エンジン5の運転時に燃焼室6に対してエンジン5の運転に用いる燃料である主燃料を供給可能な主燃料供給手段であるインジェクタ15が配設されている。このインジェクタ15は、エンジン5の運転時に吸気通路10内に主燃料を噴射することにより、燃焼室6に対して主燃料を供給可能に設けられている。また、吸気通路10を流れる空気の流れ方向におけるインジェクタ15の上流側には、吸気通路10内を開閉可能なスロットルバルブ16が配設されている。
また、当該エンジン5には、排気ガスによって作動することによりエンジン5に対して大気圧よりも圧力を向上させて空気を供給可能な過給機であるターボチャージャ50が設けられている。このターボチャージャ50は、エンジン5から排出される排気ガスにより作動するタービン53を有しており、さらに、タービン53の作動に伴って作動することによりエンジン5が吸入する空気を過給してエンジン5に供給するコンプレッサ51を有している。このため、吸気通路10は、ターボチャージャ50のコンプレッサ51に接続されており、排気通路20は、ターボチャージャ50のタービン53に接続されている。
また、このターボチャージャ50は、当該ターボチャージャ50が有する回転体の回転軸であるタービンシャフト55を有しており、コンプレッサ51は、当該ターボチャージャ50において、タービンシャフト55の軸方向における一方の端に形成され、タービン53は他方の端に形成されている。また、このタービンシャフト55のコンプレッサ51側の端部には、コンプレッサインペラ52が設けられており、タービン53側の端部には、タービンインペラ54が設けられている。また、タービンシャフト55は、当該タービンシャフト55を回転可能に支持する軸受部分(図示省略)により保持されており、これらのタービンシャフト55、コンプレッサインペラ52、及びタービンインペラ54は、一体となって回転可能に設けられている。
また、このように形成されるターボチャージャ50には、共に吸気通路10である第1吸気通路11と第2吸気通路12とが接続されている。このうち、第1吸気通路11は、ターボチャージャ50に向けて流れる空気の通路となっている。また、第2吸気通路12は、エンジン5とターボチャージャ50との間に設けられると共にターボチャージャ50からエンジン5に向かう空気、或いは空気と燃料との混合気が流れる通路となっている。これらの第1吸気通路11と第2吸気通路12とは、共にターボチャージャ50のコンプレッサ51に接続されており、第1吸気通路11はコンプレッサ51への空気の入口側に接続され、第2吸気通路12はコンプレッサ51からの空気の出口側に接続されている。
インジェクタ15及びスロットルバルブ16は、このように形成される吸気通路10のうち、共に第2吸気通路12に設けられている。つまり、インジェクタ15とスロットルバルブ16とは、吸気通路10におけるターボチャージャ50とエンジン5との間に設けられている。また、第1吸気通路11には、吸気通路10内を流れる空気の流量を検出可能なエアフロメータ17が設けられている。つまり、エアフロメータ17は、吸気通路10を流れる空気の流れ方向におけるターボチャージャ50の上流側に設けられている。
また、ターボチャージャ50には、共に排気通路20における主となる排気通路20である第1主排気通路21と第2主排気通路22とが接続されている。このうち、第1主排気通路21は、エンジン5とターボチャージャ50との間に設けられると共にエンジン5からターボチャージャ50に向かう排気ガスが流れる通路となっている。また、第2主排気通路22は、ターボチャージャ50を通過した排気ガスが流れる通路となっている。これらの第1主排気通路21と第2主排気通路22とは、共にターボチャージャ50のタービン53に接続されており、第1主排気通路21はタービン53に流れる排気ガスの入口側に接続され、第2主排気通路22はタービン53から流れ出る排気ガスの出口側に接続されている。
また、排気通路20には、排気ガスを浄化し、且つ、改質用燃料の改質を行う触媒部40が備えられている。この触媒部40には、エンジン5の燃焼室6から排出された排気ガスを浄化する浄化手段である浄化触媒41が内設されている。さらに、触媒部40には、改質させる元になる燃料である改質用燃料より、燃焼室6で燃焼可能な改質ガスを生成する改質手段である改質触媒42が内設されている。この改質触媒42は、触媒部40に内設される浄化触媒41の周囲に配設されており、例えばロジウム系の触媒が用いられている。このように形成される触媒部40は、第2主排気通路22に設けられている。
また、排気通路20には、改質触媒42に向けて流れる排気ガスの通路である第1副排気通路23と第2副排気通路24とが設けられている。このうち、第1副排気通路23は、第1主排気通路21から分岐すると共に第1主排気通路21から改質触媒42に向かう排気ガスが流れる通路となっている。この第1副排気通路23は、一端が第1主排気通路21に接続されており、他端が触媒部40に接続されている。
また、第2副排気通路24は、第2主排気通路22における触媒部40の上流側から分岐すると共に第2主排気通路22における触媒部40の上流側から改質触媒42に向かう排気ガスが流れる通路となっている。この第2副排気通路24は、一端が第2主排気通路22に接続されており、他端は第1副排気通路23に接続されている。このため、第2副排気通路24は、第2主排気通路22における触媒部40の上流側から第1副排気通路23を介して改質触媒42に向かう排気ガスが流れる通路となっている。
なお、第1副排気通路23と第2副排気通路24との接続部分は、本実施例では第2副排気通路24が第1副排気通路23に接続されているものとして説明しているが、第1副排気通路23と第2副排気通路24との接続は、第1副排気通路23が第2副排気通路24に接続されていてもよい。第1副排気通路23と第2副排気通路24とは、排気ガスの流れ方向における接続部分の下流側で1つの通路になって触媒部40に接続されていれば、その接続の形態は問わない。
また、第1副排気通路23には、第2副排気通路24が接続されている部分と触媒部40に接続されている部分との間に、改質用燃料を排気ガスに対して供給可能な改質用燃料供給手段である改質用燃料インジェクタ35が設けられている。この改質用燃料インジェクタ35は、改質用燃料を第1副排気通路23内に噴射することにより、改質用燃料を排気ガスに対して供給可能になっている。
改質用燃料インジェクタ35は、このように第1副排気通路23に設けられているため、第1副排気通路23が接続される触媒部40は、改質用燃料インジェクタ35で改質用燃料を供給する排気ガスの流れ方向における改質用燃料インジェクタ35の下流側に位置している。また、第1副排気通路23には、第1副排気通路23を開閉可能に設けられた第1副排気通路開閉手段であるターボ前バルブ31が設けられている。このターボ前バルブ31は、第1副排気通路23において、第2副排気通路24が接続されている部分よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。
また、第2副排気通路24には、第2副排気通路24を開閉可能に設けられた第2副排気通路開閉手段であるターボ後バルブ32が設けられている。また、第1副排気通路23における排気ガスの流れ方向における第2副排気通路24との接続部分の下流側で、且つ、改質用燃料インジェクタ35が設けられている部分の上流側には、第1副排気通路23を開閉可能に設けられた第3副排気通路開閉手段であるインジェクタ前バルブ33が設けられている。
また、触媒部40には改質ガス通路45が接続されており、この改質ガス通路45は、排気ガスが流れる方向において触媒部40と吸気通路10との間、詳しくは触媒部40と第2吸気通路12との間に設けられている。つまり、改質ガス通路45は、触媒部40と第2吸気通路12とを接続している。このように設けられる改質ガス通路45は、触媒部40から改質ガス通路45に流れた排気ガス及び改質触媒42で生成した改質ガスが、触媒部40側から第2吸気通路12側に流れることができるように形成されている。即ち、改質ガス通路45は、改質ガスを、燃焼室6に連通する第2吸気通路12に流入させることが可能な還流通路となっている。
また、このように設けられる改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、双方の通路が接続される触媒部40を挟んで直線状に形成されている。詳しくは、改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、第2主排気通路22内を流れる排気ガスの流れ方向に対して略直交する方向で触媒部40に接続されており、さらに、改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、触媒部40に対して互いに略対向する位置に接続されている。これにより、改質ガス通路45と第1副排気通路23とにおける触媒部40に接続されている部分は、触媒部40を挟んで直線状に形成されている。
これらのように形成される排気通路20は、第2主排気通路22を流れる排気ガスの流れ方向における触媒部40の下流側にも設けられている。即ち、排気通路20は、排気ガスの流れ方向における触媒部40の上流側から下流側にかけて連通して形成されている。
また、第2吸気通路12に設けられたインジェクタ15は、エンジン5を搭載する車両に設けられた燃料貯留手段である燃料タンク(図示省略)に接続された分離器(図示省略)に接続されている。また、第1副排気通路23に設けられた改質用燃料インジェクタ35も同様に分離器に接続されている。この燃料タンクには、実施例に係る燃料改質装置1を備えるエンジン5では、主にガソリンとエタノールとの混合燃料が貯留される。
これらのインジェクタ15及び改質用燃料インジェクタ35、スロットルバルブ16、エアフロメータ17、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33は、車両に搭載されると共に車両の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)60に接続されている。
図2は、図1に示す燃料改質装置の要部構成図である。ECU60には、処理部61、記憶部77及び入出力部78が設けられており、これらは互いに接続され、互いに信号の受け渡しが可能になっている。また、ECU60に接続されているインジェクタ15及び改質用燃料インジェクタ35、スロットルバルブ16、エアフロメータ17、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33は、入出力部78に接続されており、入出力部78は、これらのスロットルバルブ16やエアフロメータ17等との間で信号の入出力を行う。また、記憶部77には、実施例に係る燃料改質装置1を制御するコンピュータプログラムが格納されている。この記憶部77は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、またはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ(CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、或いはこれらの組み合わせにより構成することができる。
また、処理部61は、メモリ及びCPU(Central Processing Unit)により構成されており、スロットルバルブ16の開閉の制御が可能なスロットルバルブ制御部62と、エアフロメータ17での検出結果より運転中のエンジン5の吸入空気量を取得可能な吸入空気量取得部63と、インジェクタ15を制御することによりインジェクタ15から噴射する主燃料の噴射量を制御可能な主燃料供給手段制御手段である主燃料噴射量制御部64と、改質用燃料インジェクタ35を制御することにより改質用燃料インジェクタ35から噴射する改質用燃料の噴射量を制御可能な改質用燃料供給手段制御手段である改質用燃料噴射量制御部65と、を有している。
また、処理部61は、第1副排気通路23や第2副排気通路24に設けられたターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉を制御する排気通路開閉手段制御手段である副排気通路バルブ制御部66と、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉状態を検出可能な開閉状態検出手段であるバルブ状態取得部67と、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉状態を判定する副排気通路開閉手段開閉状態判定手段であるバルブ状態判定部68と、を有している。
また、処理部61は、エンジン5の運転中における排気ガスの温度やターボチャージャ50による過給圧、改質用燃料の性状などの運転状況を取得する運転状況取得手段である運転状況取得部69と、エンジン5の運転中における回転数及びトルクより排気ガスの温度を導出する排気温度導出手段である排気温度導出部70と、改質用燃料を改質して改質ガスを生成することのできる温度である改質可能温度を、改質用燃料に混合されている複数の種類の燃料の割合に基づいて導出する改質可能温度導出手段である改質可能温度決定部71と、運転状況取得部69で取得した排気ガスの温度が改質可能温度より高い、または改質可能温度より低いか否かを判定する改質可能温度判定手段である改質可能温度判定部72と、運転状況取得部69で取得した過給圧が限界圧力より高いか否かを判定する過給圧判定手段である過給圧判定部73と、を有している。
ECU60によって制御される燃料改質装置1の制御は、例えば、エアフロメータ17等による検出結果に基づいて、処理部61が上記コンピュータプログラムを当該処理部61に組み込まれたメモリに読み込んで演算し、演算の結果に応じてターボ前バルブ31などを作動させることにより制御する。その際に処理部61は、適宜記憶部77へ演算途中の数値を格納し、また格納した数値を取り出して演算を実行する。なお、このように燃料改質装置1を制御する場合には、上記コンピュータプログラムの代わりに、ECU60とは異なる専用のハードウェアによって制御してもよい。
この実施例に係る燃料改質装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。実施例に係る燃料改質装置1が搭載される車両は、運転時には車両の室内に設けられるアクセルペダル(図示省略)の開度に応じて、ECU60の処理部61が有するスロットルバルブ制御部62がスロットルバルブ16の開度を制御する。これにより、吸気通路10にはスロットルバルブ16の開度に応じた空気が流れる。
その際に、吸気通路10にはターボチャージャ50のコンプレッサ51が設けられているため、このコンプレッサ51の作用により、空気は圧縮されて圧力が高くなった状態でエンジン5に供給される。つまり、ターボチャージャ50の作動時には、ターボチャージャ50のコンプレッサ51は、吸気通路10の第1吸気通路11から空気を吸引し、圧縮して第2吸気通路12に流す。これにより、ターボチャージャ50が作動している場合には、第2吸気通路12に流れる空気は、大気圧よりも圧力が高くなった空気が流れる。
また、このように吸気通路10に空気が流れた場合、この空気の流量をエアフロメータ17で検出し、エアフロメータ17での検出結果をECU60の処理部61が有する吸入空気量取得部63で取得する。吸入空気量取得部63で取得した吸入空気量は、アクセルペダルの開度などの運転状態に関する情報と共にECU60の処理部61が有する主燃料噴射量制御部64に伝達され、伝達された運転状態に関する情報に応じて主燃料噴射量制御部64によってインジェクタ15を制御し、インジェクタ15を作動させる。エンジン5の運転時には、燃料タンクに接続された分離器によって燃料タンク内の燃料が分離され、ガソリンが主成分となった燃料が主燃料としてインジェクタ15に供給される。このため、主燃料噴射量制御部64がインジェクタ15を作動させることにより、インジェクタ15は、主燃料噴射量制御部64での制御に応じた量の主燃料を吸気通路10内に噴射する。
このように、吸気通路10内に対してインジェクタ15から主燃料を噴射することにより、噴射した主燃料は吸気通路10内を流れる空気と混合し、混合気となって吸気通路10内を流れる。吸気通路10内を流れる混合気は、分岐して形成される吸気通路10に沿って分岐し、エンジン5が有する4つの燃焼室6に吸入される。
燃焼室6に吸入された混合気は、燃焼室6を有するそれぞれの気筒の燃焼行程で混合気中の主燃料が燃焼し、燃焼後の排気ガスは、排気行程で燃焼室6内から排気通路20に流出する。排気通路20に排気ガスが流れた場合、排気ガスの大部分は排気通路20の第1主排気通路21を通り、ターボチャージャ50のタービン53に流れる。排気ガスがターボチャージャ50のタービン53に流れた場合、排気ガスはその圧力によってタービン53が有するタービンインペラ54を回転させる。
タービンインペラ54が回転した場合、その回転はタービンシャフト55を介してコンプレッサインペラ52に伝達される。これにより、タービンインペラ54、タービンシャフト55、コンプレッサインペラ52は、一体となって回転する。コンプレッサインペラ52が回転した場合には、上述したように、コンプレッサ51が第1吸気通路11から空気を吸引し、圧縮して第2吸気通路12に流す。即ち、ターボチャージャ50は過給をして、空気を第2吸気通路12に流す。
また、タービンインペラ54を回転させた排気ガスは、ターボチャージャ50を通過して第2主排気通路22を通り、触媒部40に流れて触媒部40に設けられる浄化触媒41に流れる。浄化触媒41に流れた排気ガスは浄化触媒41によって浄化され、排気ガスの流れ方向における触媒部40の下流側に位置する排気通路20に流れて大気に放出される。また、このように排気ガスが浄化触媒41を通過する際には、浄化触媒41には排気ガスの熱が伝達されるため、浄化触媒41は、排気ガスの熱により温度が上昇する。
一方、排気通路20を流れる排気ガスのうち、一部の排気ガスは、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉の状態に応じて第1副排気通路23や第2副排気通路24に流れる。これらのバルブは、ECU60の処理部61が有する副排気通路バルブ制御部66で制御可能に設けられている。
図3は、改質触媒に流れる排気ガスの経路を示す説明図である。ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33は、副排気通路バルブ制御部66で制御して開閉状態を組み合わせることにより、第1副排気通路23や第2副排気通路24に流れる排気ガスは、それぞれ異なった経路で流れる。この経路は、経路a、経路b、経路cがあるが、まず、経路aについて説明する。経路aでは、ターボ前バルブ31は開き、ターボ後バルブ32は閉じ、インジェクタ前バルブ33は開く。各バルブをこの状態にした場合には、排気ガスは第2副排気通路24には流れずに、第1主排気通路21から第1副排気通路23に流れる。
ターボ前バルブ31を開いた場合には、このように第1主排気通路21から第1副排気通路23に排気ガスが流れるが、この場合における排気ガスは、ターボチャージャ50を通過しておらず、ターボチャージャ50を作動させることにより温度が低下していないため、温度が高い状態の排気ガスが流れる。また、この排気ガスが流れる第1副排気通路23には、改質用燃料インジェクタ35が設けられている。改質用燃料インジェクタ35は、第1副排気通路23内を流れる排気ガスに対して改質用燃料を噴射可能に設けられており、その噴射量は、ECU60の処理部61が有する改質用燃料噴射量制御部65によって制御可能に設けられている。つまり、改質用燃料噴射量制御部65は、改質用燃料インジェクタ35を制御することにより改質用燃料インジェクタ35を作動させる。
エンジン5の運転時には、燃料タンクに接続された分離器によって燃料タンク内の燃料が分離され、エタノールが主成分となった燃料が改質用燃料として改質用燃料インジェクタ35に供給される。このため、改質用燃料噴射量制御部65が改質用燃料インジェクタ35を作動させることにより、改質用燃料インジェクタ35は、改質用燃料噴射量制御部65での制御に応じた改質用燃料を第1副排気通路23内に噴射する。
改質用燃料噴射量制御部65によって制御されることにより改質用燃料インジェクタ35が改質用燃料を噴射した場合、改質用燃料は第1副排気通路23を流れる排気ガスと混合し、混合した状態で触媒部40に流入する。このように、改質用燃料と混合した状態で触媒部40に流入した排気ガスは、触媒部40に設けられている改質触媒42を通過する。
ここで、改質触媒42は、浄化触媒41の周囲に配設されて浄化触媒41と一体となって触媒部40に内設されているが、浄化触媒41は、第2主排気通路22から流れる排気ガスの熱が伝達されることにより、温度が高くなっている。このため、このように温度が高くなった浄化触媒41の熱は改質触媒42に伝達され、改質触媒42の温度も上昇する。これにより、改質用燃料と混合した排気ガスが改質触媒42を通過する際には、改質触媒42は、排気ガスに熱を与えながら、改質用燃料が混合した排気ガスを改質し、改質ガスを生成する。
つまり、改質触媒42は、浄化触媒41を介して排気ガスの熱が伝達されることにより温度が上昇するが、改質触媒42の作用で排気ガス及び改質用燃料を改質する際には、この熱を利用し、吸熱反応により改質する。このように、触媒部40に内設される改質触媒42は、浄化触媒41が排気ガスを浄化する際に排気ガスから伝達される熱を利用して、排気ガス及び改質用燃料を改質し、改質ガスを生成可能に設けられている。この改質により生成した改質ガスは、水素や一酸化炭素を含んでおり、燃焼可能な気体となっている。
このように改質用燃料を改質触媒42で改質することにより生成した改質ガス、及び改質ガスに改質されずに改質触媒42を通過する排気ガスは、触媒部40に接続された改質ガス通路45に流れる。改質ガス通路45に流れた改質ガスや排気ガス(以下、改質ガスとする)は、改質ガス通路45を通って第2吸気通路12、即ち、吸気通路10に向かう。つまり、改質触媒42で生成した改質ガスは、改質ガス通路45を吸気通路10に向かって流れ、吸気通路10内に流入する。
これにより、吸気通路10内には改質ガスが流れるが、この改質ガスには、水素や一酸化炭素などの燃焼可能なガスが含まれている。このため、改質ガスが流入した燃焼室6で主燃料が燃焼する場合には、主燃料と共に改質ガスも燃焼する。特に、水素は急速燃焼をするガスであるため、水素が燃焼をする際には、燃焼室6の水素は急速な燃焼速度で燃焼する。
また、これらのように燃焼室6で燃焼する改質ガスは、エンジン5の運転に用いられる主燃料であるガソリンよりも発熱量が高いため、改質ガスが燃焼した際には、エンジン5の出力は増加する。従って、改質ガスを燃焼させる場合において、エンジン5の出力を一定にする場合には、改質ガスを燃焼させない場合と比較してスロットルバルブ16は閉じ、インジェクタ15から噴射する主燃料の噴射量を低減させる。
このように、ターボ前バルブ31を開き、ターボ後バルブ32を閉じた場合には、改質触媒42にはターボチャージャ50を通過する前の排気ガスが流れる。このため、改質ガスには、ターボチャージャ50を通過することによって温度が低下する前の排気ガスが流れる。従って、改質用燃料は改質触媒42で改質され易くなっている。
次に、経路bについて説明する。経路bでは、ターボ前バルブ31とターボ後バルブ32とインジェクタ前バルブ33とは、全て開く。各バルブを全て開いた場合には、排気ガスはターボチャージャ50に流れる前の排気ガスが第1主排気通路21から第1副排気通路23に流れる。また、第1主排気通路21を流れる排気ガスの大部分は、ターボチャージャ50に流れる。つまり、排気ガスは、ターボチャージャ50のタービン53に流れる。これにより、排気ガスは、タービンインペラ54を回転させ、ターボチャージャ50を作動させる。このように、ターボチャージャ50を作動させた排気ガスは、排気ガスが有していた熱や圧力などのエネルギーがターボチャージャの作動に消費されるため、排気ガスは温度が低下する。このため、ターボチャージャ50通過後の排気ガスが流れる排気通路20である第2主排気通路22は、温度が低下した排気ガスが流れる。
また、このように排気ガスが流れる第2主排気通路22には、第2副排気通路24が接続されているが、開いた状態となっているターボ後バルブ32は、この第2副排気通路24に設けられている。このため、排気ガスは第2副排気通路24を流れることが可能になっており、第2主排気通路22を流れる排気ガスの一部は第2副排気通路24に流れる。さらに、この第2副排気通路24は、第2主排気通路22に接続されている側の端部の反対側に位置する端部が第1副排気通路23に接続されているため、排気ガスは第2副排気通路24から第1副排気通路23に流れる。即ち、第1副排気通路23と第2副排気通路24とに流れた排気ガスは、第1副排気通路23で合流する。
第1副排気通路23を流れる排気ガスと第2副排気通路24を流れる排気ガスとは、合流して第1副排気通路23を流れるが、この第1副排気通路23には、改質用燃料インジェクタ35が設けられている。このため、第1副排気通路23を流れる排気ガスに改質用燃料インジェクタ35から改質用燃料を噴射した場合には、経路aの場合と同様に、改質触媒42で改質ガスを生成する。さらに、改質ガスは改質ガス通路45を通って吸気通路10に流れ、エンジン5に吸気されて燃焼室6で燃焼する。
次に、経路cについて説明する。経路cでは、ターボ前バルブ31は閉じ、ターボ後バルブ32は開き、インジェクタ前バルブ33は開く。各バルブをこの状態にした場合には、第1主排気通路21を流れる排気ガスは、第1主排気通路21から第1副排気通路23には流れずに、ターボチャージャ50に流れる。このため、ターボチャージャ50通過後の排気ガスが流れる排気通路20である第2主排気通路22は、温度が低下した排気ガスが流れる。
また、このように排気ガスが流れる第2主排気通路22には、第2副排気通路24が接続されているが、ターボ後バルブ32は開いた状態になっているため、第2主排気通路22を流れる排気ガスの一部は第2副排気通路24に流れる。さらに、この第2副排気通路24は第1副排気通路23に接続されているため、排気ガスは第2副排気通路24から第1副排気通路23に流れる。排気ガスが第1副排気通路23に流れた場合には、第1副排気通路23に設けられる改質用燃料インジェクタ35から改質用燃料を噴射することにより、改質触媒42で改質ガスを生成する。さらに、改質ガスは改質ガス通路45を通って吸気通路10に流れ、エンジン5に吸気されて燃焼室6で燃焼する。
これらのように、排気ガスの一部を改質触媒42に流す経路は、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉を切り替えることにより複数の経路で流すことが可能になっているが、この経路の選択は、改質可能温度に基づいて選択する。
図4は、改質温度と燃費効果との関係を示す説明図である。排気ガスの経路を選択する際には、このように改質可能温度に基づいて選択するが、改質可能温度は、燃料の種類や混合された燃料の割合によって異なっている。このため、まず、改質用燃料に含まれる燃料ごとの改質可能温度を導出するが、実施例に係る燃料改質装置1では、改質用燃料にはエタノールとガソリンが含まれているため、エタノールとガソリンの改質可能温度を導出する。
ここで、改質用燃料を改質して改質ガスを生成する場合には、改質温度によって改質ガスの生成量が異なっている。また、改質ガスをエンジン5に供給した際における改質効果、例えば、燃費が向上する燃費効果は、エンジン5に供給される改質ガスの量に応じて異なっている。従って、燃費効果は、改質用燃料を改質する際における改質温度によって異なっている。このため、改質用燃料を改質する際における改質可能温度を導出する際には、目標となる燃費効果を得ることができる改質温度を求め、この改質温度を改質可能温度とする。
改質可能温度は、このようにして導出するが、エタノールを改質する際における特性であるエタノール改質特性81と、ガソリンを改質する際における特性であるガソリン改質特性82とを比較した場合、図4に示すように、ガソリン改質特性82よりもエタノール改質特性81の方が低い改質温度で燃費効果を得ることができる。また、燃費効果の最大値も、ガソリン改質特性82よりもエタノール改質特性81の方が高くなっている。エタノール改質特性81とガソリン改質特性82とでは、このように改質をする際における特性が異なっているが、それぞれの燃料の改質可能温度は、燃費効果が、目標となる燃費効果を得ることができる目標値に達する改質温度を、それぞれの燃料の改質可能温度としている。つまり、エタノール改質特性81が燃費効果の目標値に達する改質温度がエタノール改質可能温度Teになり、ガソリン改質特性82が燃費効果の目標値に達する改質温度がガソリン改質可能温度Tgになる。
図5は、エタノールの濃度と改質可能温度との関係を示す説明図である。エタノール改質可能温度Teとガソリン改質可能温度Tgとは、このように導出するが、改質用燃料には、エタノールとガソリンとが含まれている。このため、実際の改質用燃料の改質可能温度を導出する際には、エタノールとガソリンとの混合比より導出する。即ち、エタノール改質可能温度Teをエタノール濃度が100%の場合における改質可能温度とし、ガソリン改質可能温度Tgをエタノール濃度が0%の場合における改質可能温度として、改質可能温度を導出するための基準となる改質可能温度基準85を求める。実際の改質用燃料の改質可能温度は、改質用燃料のエタノール濃度を改質可能温度基準85に照らし合わせ、実際の改質用燃料のエタノール濃度の場合における改質可能温度を、実際の改質用燃料の改質可能温度86として決定する。
改質可能温度86は、このようにして導出するが、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉を切り替えることによって変化する排気ガスの経路は、導出した改質可能温度86と排気ガスの温度とを比較して決定する。このように改質可能温度86と比較する排気ガスの温度は、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスの温度と、ターボチャージャ50を通過した後の排気ガスの温度とを、改質可能温度86と比較する。また、これらの排気ガスの温度は、エンジン5の回転数とトルクとより導出する。
図6は、エンジンの回転数とトルクとターボチャージャに流れる前の排気ガスの温度との関係を示す説明図である。図7は、エンジンの回転数とトルクとターボチャージャを通過した後の排気ガスの温度との関係を示す説明図である。図6、図7は、横軸をエンジン5の回転数、縦軸をエンジン5のトルクとした排気ガスの等温線により、回転数、トルク、排気ガスの温度の関係を示している。なお、図6はターボチャージャ50に流れる前の排気ガスの温度を表しており、図7はターボチャージャ50を通過した後の排気ガスの温度を示しているため、図6よりも図7の方が、全体的に温度分布が低くなっている。
エンジン5の運転時には、回転数が高くなるに従って、または、トルクが大きくなるに従って、排気ガスの温度が上昇する。このため、排気ガスの温度は、エンジン5の回転数やトルクが高くなるに従って高くなるマップを作成し、このマップより導出できる。このため、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスの温度を導出する際には、予めこのようなマップを作成しておき、エンジン5の運転時に回転数とトルクを取得し、作成したマップに回転数とトルクを当てはめることにより、排気ガスの温度を導出する。
例えば、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスの温度、即ち、第1主排気通路21を流れる排気ガスの温度を導出する場合には、予め図6に示すようなマップを作成し、エンジン5の運転時の回転数とトルクとをマップに当てはめる。これにより、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスの温度であるターボ前排気温度91を導出する。
同様に、ターボチャージャ90を通過した後の排気ガスの温度、即ち、第2主排気通路22を流れる排気ガスの温度を導出する場合には、予め図7に示すようなマップを作成し、エンジン5の運転時の回転数とトルクとをマップに当てはめる。これにより、ターボチャージャ50を通過した後の排気ガスの温度であるターボ後排気温度92を導出する。
ターボ前排気温度91やターボ後排気温度92を導出した後は、これらの温度と改質可能温度とを比較し、ターボ前排気温度91やターボ後排気温度92と改質可能温度との大小に応じて、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33を制御し、経路a、経路b、経路cを切り替える。
図8は、実施例に係る燃料改質装置の処理手順を示すフロー図である。次に、実施例に係る燃料改質装置1の制御方法、即ち、当該燃料改質装置1の処理手順について説明する。実施例に係る燃料改質装置1の処理手順では、まず、バルブの故障状態を確認する(ステップST101)。この確認は、ECU60の処理部61が有するバルブ状態取得部67で取得して確認する。バルブ状態取得部67は、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33を制御する際に、これらのバルブとECU60との間でやり取りする電気信号より、これらのバルブの故障状態を取得し、確認する。
次に、ターボ前バルブ31が常時閉の状態であるかを判定する(ステップST102)。この判定は、ECU60の処理部61が有するバルブ状態判定部68で行う。バルブ状態判定部68は、バルブ状態取得部67で取得したターボ前バルブ31の状態は、常時閉の状態、つまり、閉じっぱなしの状態であるか否かを判定する。
バルブ状態判定部68での判定(ステップST102)により、ターボ前バルブ31は常時閉の状態であると判定された場合には、スロットル開度と回転数とを制限する(ステップST103)。このうち、スロットル開度の制限は、ECU60の処理部61が有するスロットルバルブ制御部62で行う。スロットルバルブ制御部62は、スロットルバルブ16の開度を制限することにより、スロットル開度を制限する。また、回転数の制限は、ECU60の処理部61が有する主燃料噴射量制御部64で行う。主燃料噴射量制御部64は、エンジン5の回転数が所定の回転数に達したら、インジェクタ15に対して主燃料の噴射を停止させることにより、エンジン5の回転数を制限する。この制御を行った後は、後述するステップST107に向かう。
これに対し、バルブ状態判定部68での判定(ステップST102)により、ターボ前バルブ31は常時閉の状態ではないと判定された場合には、次に、ターボ後バルブ32及びインジェクタ前バルブ33は、常時閉の状態であるかを判定する(ステップST104)。この判定は、バルブ状態判定部68で行い、バルブ状態判定部68は、バルブ状態取得部67で取得したターボ後バルブ32及びインジェクタ前バルブ33の状態は、共に常時閉の状態、つまり、閉じっぱなしの状態であるか否かを判定する。
バルブ状態判定部68での判定(ステップST104)により、ターボ後バルブ32及びインジェクタ前バルブ33は常時閉の状態であると判定された場合には、スロットルバルブ制御部62と主燃料噴射量制御部64とにより、スロットル開度とエンジン5の回転数とを制限する(ステップST103)。また、これらのため、スロットルバルブ制御部62と主燃料噴射量制御部64とは、バルブ状態取得部67でターボ前バルブ31は常時閉じていることを検出した場合、またはターボ後バルブは常時閉じていることを検出した場合には、スロットル開度とエンジン5の回転数とを制限することによりエンジン5に対して過給圧を制限する制御を行う過給圧制限制御手段としても設けられている。この制御を行った後は、後述するステップST107に向かう。
これに対し、バルブ状態判定部68での判定(ステップST104)により、ターボ後バルブ32及びインジェクタ前バルブ33は常時閉の状態ではないと判定された場合には、次に、ターボ後バルブ32は、常時閉の状態であるかを判定する(ステップST105)。この判定は、バルブ状態判定部68で行い、バルブ状態判定部68は、バルブ状態取得部67で取得したターボ後バルブ32の状態は、常時閉の状態、つまり、閉じっぱなしの状態であるか否かを判定する。
バルブ状態判定部68での判定(ステップST105)により、ターボ後バルブ32は常時閉の状態であると判定された場合には、インジェクタ前バルブ33を開く(ステップST106)。この制御は、ECU60の処理部61が有する副排気通路バルブ制御部66で行う。副排気通路バルブ制御部66は、インジェクタ前バルブ33に対して制御信号を送信することによりインジェクタ前バルブ33を制御し、インジェクタ前バルブ33を開く。この制御を行った後は、後述するステップST107に向かう。
スロットルバルブ制御部62と主燃料噴射量制御部64とにより、スロットル開度とエンジン5の回転数とを制限した場合(ステップST103)、または、副排気通路バルブ制御部66でインジェクタ前バルブ33を開いた場合(ステップST106)、または、バルブ状態判定部68での判定(ステップST105)により、ターボ後バルブ32は常時閉ではないと判定された場合には、次に、運転状況を取得する(ステップST107)。この取得は、ECU60の処理部61が有する運転状況取得部69で取得する。運転状況取得部69は、ターボチャージャ50による過給圧と、改質用燃料の性状としてエタノールの濃度とを取得する。さらに、排気温度導出部70で排気ガスの温度を導出し、導出した排気ガスの温度を運転状況取得部69で取得する。
排気温度導出部70で排気ガスの温度を導出する際には、エンジン5の運転中における他の制御で用いられているエンジン5の回転数やトルクを取得し、取得した回転数及びトルクを、図6、図7に示すようなマップに照らし合わせてターボ前排気温度とターボ後排気温度とを導出する。運転状況取得部69は、この排気温度導出部70で導出したターボ前排気温度とターボ後排気温度とを取得する。なお、ターボ前排気温度とターボ後排気温度とを導出する際に用いるマップは、予めECU60の記憶部77に記憶させておき、排気温度導出部70でターボ前排気温度やターボ後排気温度を導出する際には、このマップを参照することにより導出する。
次に、改質可能温度を決定する(ステップST108)。この決定は、ECU60の処理部61が有する改質可能温度決定部71で行う。改質可能温度を決定する際には、図4、図5に示すようなマップを作成して予めECU60の記憶部77に記憶させておき、運転状況取得部69で取得したエタノールの濃度をこのマップに改質可能温度決定部71で照らし合わせることにより、改質可能温度を決定する。
次に、ターボ前排気温度>改質可能温度であるかを判定する(ステップST109)。この判定は、運転状況取得部69で取得したターボ前排気温度が、改質可能温度決定部71で決定した改質可能温度より高いか否かを、ECU60の処理部61が有する改質可能温度判定部72で判定する。この判定を行う際には、運転状況取得部69で取得したターボ前排気温度と改質可能温度決定部で決定した改質可能温度とが、改質可能温度判定部72に伝達され、改質可能温度判定部72でターボ前排気温度と改質可能温度とを比較する。
改質可能温度判定部72での判定(ステップST109)により、ターボ前排気温度は改質可能温度より高くない、即ち、ターボ前排気温度は改質可能温度以下であると判定した場合には、改質触媒42に流れる排気ガスの経路を、経路cにする(ステップST110)。排気ガスの経路を切り替える場合には、ECU60の処理部61が有する副排気通路バルブ制御部66で、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33の開閉を制御することにより行う。即ち、副排気通路バルブ制御部66で、ターボ前バルブ31は閉じ、ターボ後バルブ32は開き、インジェクタ前バルブ33は開く制御を行う。これにより、改質触媒42に流れる排気ガスは、ターボチャージャ50を通過した後の排気ガスである第2主排気通路22を流れる排気ガスが、改質触媒42に流れる。排気ガスの経路を経路cにする制御を行った後は、この処理手順から抜け出る。
これに対し、改質可能温度判定部72での判定(ステップST109)により、ターボ前排気温度は改質可能温度より高いと判定した場合には、次に、ターボ後排気温度<改質可能温度であるかを判定する(ステップST111)。この判定は、運転状況取得部69で取得したターボ後排気温度が、改質可能温度決定部71で決定した改質可能温度より低いか否かを、改質可能温度判定部72で判定する。この判定を行う際には、運転状況取得部69で取得したターボ後排気温度と改質可能温度決定部71で決定した改質可能温度とが、改質可能温度判定部72に伝達され、改質可能温度判定部72でターボ後排気温度と改質可能温度とを比較する。
改質可能温度判定部72での判定(ステップST111)により、ターボ後排気温度は改質可能温度より低いと判定した場合には、改質触媒42に流れる排気ガスの経路を、経路aにする(ステップST112)。この切り替えもステップST110における排気ガスの経路の切り替えと同様に、副排気通路バルブ制御部66で行う。即ち、副排気通路バルブ制御部66で、ターボ前バルブ31は開き、ターボ後バルブ32は閉じ、インジェクタ前バルブ33は開く制御を行う。これにより、改質触媒42に流れる排気ガスは、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスである第1主排気通路21を流れる排気ガスが、改質触媒42に流れる。排気ガスの経路を経路aにする制御を行った後は、この処理手順から抜け出る。
これに対し、改質可能温度判定部72での判定(ステップST111)により、ターボ後排気温度は改質可能温度より低くない、即ち、ターボ後排気温度は改質可能温度以上であると判定した場合には、次に、過給圧>限界圧力であるかを判定する(ステップST113)。この判定は、運転状況取得部69で取得した過給圧が、当該過給圧を増加させた際にエンジン5に破損が生じる圧力であり、過給圧の限界値である限界圧力より高いか否かを、ECU60の処理部61が有する過給圧判定部73で判定する。この判定を行う際には、運転状況取得部69で取得した過給圧が過給圧判定部73に伝達され、過給圧判定部73で過給圧と限界圧力とを比較する。なお、この限界圧力は、エンジン5の運転中における過給圧と比較する所定値として、予めECU60の記憶部77に記憶されている。
過給圧判定部73での判定(ステップST113)により、過給圧は限界圧力より高いと判定した場合には、改質触媒42に流れる排気ガスの経路を、経路bにする(ステップST114)。この切り替えもステップST110やステップST112における排気ガスの経路の切り替えと同様に、副排気通路バルブ制御部66で行う。即ち、副排気通路バルブ制御部66で、ターボ前バルブ31、ターボ後バルブ32、インジェクタ前バルブ33を全て開く制御を行う。これにより、改質触媒42に流れる排気ガスは、ターボチャージャ50に流れる前の排気ガスである第1主排気通路21を流れる排気ガスと、ターボチャージャ50を通過した後の排気ガスである第2主排気通路22を流れる排気ガスとが、改質触媒42に流れる。排気ガスの経路を経路bにする制御を行った後は、この処理手順から抜け出る。
また、過給圧判定部73での判定(ステップST113)により、過給圧は限界圧力より高くない、即ち、過給圧は限界圧力以下であると判定した場合には、改質触媒42に流れる排気ガスの経路を、経路cにする(ステップST110)。排気ガスの経路を経路cにする制御を行った後は、この処理手順から抜け出る。
以上の燃料改質装置1は、ターボ前排気温度が改質可能温度より高く、且つ、ターボ後排気温度が改質可能温度未満の場合には、排気ガスの経路を経路aにし、ターボ前バルブ31を開くと共にターボ後バルブ32を閉じるので、ターボチャージャ50を通過した後の排気ガスの温度が低い場合には、排気ガスの流れ方向におけるターボチャージャ50の上流側に位置する第1主排気通路21から排気ガスを改質触媒42に流すことができる。これにより、排気ガスの温度が、ターボチャージャ50を通過させた場合における排気ガスの温度が改質可能温度未満になる温度であった場合でも、排気ガスを第1主排気通路21から改質触媒42に流すことにより、改質ガスを生成することができる。従って、排気ガスの温度が比較的低温でも改質ガスを生成することができるので、改質ガスを生成することのできる排気ガスの温度領域である改質可能領域を拡大することができる。また、ターボ前排気温度が改質可能温度以下の場合には、排気ガスの経路を経路cにし、ターボ前バルブ31を閉じる共にターボ後バルブ32を開くので、ターボチャージャ50に流す排気ガスの流量を確保することができ、ターボ効率を維持することができる。この結果、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる。従って、改質用燃料が、複数の種類の燃料が混合されている場合でも、所定の燃料の濃度に応じて最適な排気ガス経路を選択でき、熱効率やトルクの向上を図ることができる。
また、ターボ後排気温度が改質可能温度よりも高く、且つ、過給圧が限界圧力以下の場合には、排気ガスの経路を経路cにし、ターボ前バルブ31を閉じる共にターボ後バルブ32を開くので、排気ガスの温度が高い場合には、排気ガスはターボチャージャ50を作動させ、さらに第2副排気通路24から改質触媒42に向かって流れて改質触媒42で改質される。これにより、より確実に改質可能領域を確保することができ、また、ターボ効率を確保することができる。また、このようにターボ前バルブ31は閉じ、ターボ後バルブ32を開く制御は、過給圧が限界圧力以下の場合に行っているので、ターボ前バルブ31を閉じても過給圧が上昇し過ぎることを抑制できる。さらに、過給圧が限界圧力より高い場合には、排気ガスの経路を経路bにしてターボ前バルブ31とターボ後バルブ32とを共に開いているので、より多くの排気ガスを改質触媒42の方向に流すことができ、過給圧が高くなり過ぎることに起因してエンジン5が破損することを抑制することができる。この結果、改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ると共に、エンジン5の破損を抑制することができる。また、ターボ効率を維持することにより、ターボチャージャ50による過給効果が上がるので、エンジン1運転時の熱効率やトルクを上昇させることができる。また、ターボ前バルブ31とターボ後バルブ32とを共を開くことにより、より多くの排気ガスを改質触媒42に流すことができ、より多くの改質ガスを改質触媒42で生成することができる。
また、改質可能温度を、複数の種類の燃料の割合に基づいて導出する改質可能温度決定部71を備えているので、改質用燃料が性状の異なる複数の種類の燃料からなる場合でも、より確実に改質可能温度を導出することができる。即ち、改質用燃料がエタノールとガソリンとを含んでいる場合でも、エタノールの濃度に基づいて改質可能温度決定部71で改質可能温度を決定することができる。これにより、排気ガスの温度に応じて、より適切にターボ前バルブ31とターボ後バルブ32とを制御することができる。この結果、より確実に改質可能領域の確保とターボ効率の確保とを両立を図ることができる。
また、エンジン5の回転数とトルクとより排気ガスの温度を導出可能な排気温度導出部70を備えているので、排気温度センサなどの検出手段を設けることなく、排気ガスの温度を導出することができる。この結果、製造コストの低減を図ることができる。
また、バルブ状態取得部67でターボ前バルブ31及びターボ後バルブ32の開閉状態を検出し、ターボ前バルブ31やターボ後バルブ32が常時閉じていることを検出した場合には、過給圧制限制御手段として設けられるスロットルバルブ制御部62や主燃料噴射量制御部64でエンジン5に対して過給圧を制限する制御を行っている。これにより、ターボ前バルブ31やターボ後バルブ32が常時閉じた状態になることによって排気ガスが改質触媒42の方向に流れなくなり、ターボチャージャ50の過給圧が高くなる状況でも、過給圧を制限する制御を行うため、過給圧が高くなり過ぎる事を抑制できる。この結果、過給圧が高くなり過ぎる事に起因してエンジン5が破損する事を抑制することができる。
なお、上述した燃料改質装置1では、ターボ前排気温度とターボ後排気温度とは、エンジン1の回転数とトルクとより排気温度導出部70によって導出するが、ターボ前排気温度とターボ後排気温度とは排気ガスの温度を検出可能な排気温度検出手段である排気温度センサ(図示省略)によって検出してもよい。この場合、排気温度センサは、第1主排気通路21と第2主排気通路22とに設けられているのが好ましい。
なお、上述した燃料改質装置1では、改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、第2主排気通路22内を流れる排気ガスの流れ方向に対して略直交する方向で触媒部40に接続されているが、改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、これ以外の形態で配設されていてもよい。例えば、改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、第1副排気通路23から触媒部40内に流れ、さらに改質ガス通路45に流れる排気ガスや改質ガスの流れが、第2主排気通路22内を流れる排気ガスの流れ方向に向流するように形成されていてもよい。改質ガス通路45と第1副排気通路23とは、改質用燃料が供給された第1副排気通路23内の排気ガスが触媒部40内の改質触媒42に流れて改質触媒42で改質ガスを生成し、この改質ガス及び排気ガスが改質ガス通路45に流れるように設けられていれば、その形態は問わない。
以上のように、本発明に係る燃料改質装置は、ターボチャージャを有するエンジンに有用であり、特に、改質用燃料が、性状の異なる複数の種類の燃料が混合されて用いられている場合に適している。
実施例に係る燃料改質装置を備えるエンジンの全体構成図である。 図1に示す燃料改質装置の要部構成図である。 改質触媒に流れる排気ガスの経路を示す説明図である。 改質温度と燃費効果との関係を示す説明図である。 エタノールの濃度と改質可能温度との関係を示す説明図である。 エンジンの回転数とトルクとターボチャージャに流れる前の排気ガスの温度との関係を示す説明図である。 エンジンの回転数とトルクとターボチャージャを通過した後の排気ガスの温度との関係を示す説明図である。 実施例に係る燃料改質装置の処理手順を示すフロー図である。
符号の説明
1 燃料改質装置
5 エンジン
6 燃焼室
10 吸気通路
11 第1吸気通路
12 第2吸気通路
15 インジェクタ
16 スロットルバルブ
17 エアフロメータ
20 排気通路
21 第1主排気通路
22 第2主排気通路
23 第1副排気通路
24 第2副排気通路
31 ターボ前バルブ
32 ターボ後バルブ
33 インジェクタ前バルブ
35 改質用燃料インジェクタ
40 触媒部
41 浄化触媒
42 改質触媒
45 改質ガス通路
50 ターボチャージャ
60 ECU
61 処理部
62 スロットルバルブ制御部
63 吸入空気量取得部
64 主燃料噴射量制御部
65 改質用燃料噴射量制御部
66 副排気通路バルブ制御部
67 バルブ状態取得部
68 バルブ状態判定部
69 運転状況取得部
70 排気温度導出部
71 改質可能温度決定部
72 改質可能温度判定部
73 過給圧判定部
77 記憶部
78 入力出部

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室から排出された排気ガスを浄化する浄化手段と、
    改質させる元になる燃料である改質用燃料を前記排気ガスに対して供給する改質用燃料供給手段と、
    前記改質用燃料供給手段で前記改質用燃料を供給する前記排気ガスの流れ方向における前記改質用燃料供給手段の下流側に位置しており、前記改質用燃料を前記排気ガスの熱を利用して吸熱反応させることにより前記燃焼室で燃焼可能な改質ガスを生成する改質手段と、
    前記排気ガスによって作動することにより前記内燃機関に対して大気圧よりも圧力を向上させて空気を供給可能なターボチャージャと、
    前記内燃機関と前記ターボチャージャとの間に設けられると共に前記内燃機関から前記ターボチャージャに向かう前記排気ガスが流れる通路である第1主排気通路と、
    前記ターボチャージャを通過した前記排気ガスが流れる通路である第2主排気通路と、
    前記第1主排気通路から分岐すると共に前記第1主排気通路から前記改質手段に向かう前記排気ガスが流れる第1副排気通路と、
    前記第2主排気通路から分岐すると共に前記第2主排気通路から前記改質手段に向かう前記排気ガスが流れる第2副排気通路と、
    前記第1副排気通路を開閉可能に設けられた第1副排気通路開閉手段と、
    前記第2副排気通路を開閉可能に設けられた第2副排気通路開閉手段と、
    前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度が前記改質手段で前記改質用燃料から前記改質ガスを生成可能な温度である改質可能温度より高く、且つ、前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度未満の場合には前記第1副排気通路開閉手段を開くと共に前記第2副排気通路開閉手段を閉じ、前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度以下の場合には前記第1副排気通路開閉手段を閉じる共に前記第2副排気通路開閉手段を開く制御をする排気通路開閉手段制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料改質装置。
  2. 前記排気通路開閉手段制御手段は、さらに、前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度が前記改質可能温度よりも高く、且つ、前記ターボチャージャによって前記内燃機関に供給される前記空気の圧力である過給圧が前記過給圧の限界圧力以下の場合には前記第1副排気通路開閉手段を閉じる共に前記第2副排気通路開閉手段を開き、前記過給圧が前記限界圧力より高い場合には前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを共に開く制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料改質装置。
  3. さらに、前記改質用燃料は性状の異なる複数の種類の燃料からなると共に前記改質可能温度を前記複数の種類の燃料の割合に基づいて導出する改質可能温度導出手段を備えており、
    前記排気通路開閉手段制御手段は、前記改質可能温度導出手段で導出した前記改質可能温度に基づいて前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料改質装置。
  4. さらに、前記内燃機関の回転数とトルクとより、前記ターボチャージャに流れる前の前記排気ガスの温度と前記ターボチャージャを通過した後の前記排気ガスの温度とを導出可能な排気温度導出手段を備えており、
    前記排気通路開閉手段制御手段は、前記排気温度導出手段で導出した前記排気ガスの温度に基づいて前記第1副排気通路開閉手段と前記第2副排気通路開閉手段とを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
  5. さらに、前記第1副排気通路開閉手段及び前記第2副排気通路開閉手段の開閉状態を検出可能な開閉状態検出手段と、
    前記開閉状態検出手段で前記第1副排気通路開閉手段は常時閉じていることを検出した場合、または前記第2副排気通路開閉手段は常時閉じていることを検出した場合には、前記内燃機関に対して前記過給圧を制限する制御を行う過給圧制限制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
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