JP2006249981A - 改質ガス利用内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 改質ガス利用内燃機関に関し、EGR装置の作動状態の影響を受けることなく改質ガスを安定して供給できるようにする。
【解決手段】 EGRガスの供給口36は吸気通路4におけるスロットル18の下流に設け、改質ガスの供給口70は吸気通路4におけるスロットル18の上流に設ける。また、排気通路6における触媒20の上流に改質ガスの放出口74を設け、切替弁56によって改質ガスの供給先を改質ガス供給口70と改質ガス放出口74とで切替え可能にする。スロットル18が閉じたときには、改質ガスの供給先を改質ガス供給口70から改質ガス放出口70に切替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、炭化水素系燃料を改質して水素を含む改質ガスを生成する燃料改質装置を有し、改質ガスを内燃機関の吸気通路に供給する改質ガス利用内燃機関に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、炭化水素系燃料と空気の混合気を触媒に供給し、触媒上での部分酸化反応等により改質されたガスを内燃機関に供給する技術が知られている。改質ガスは燃焼性に優れているため、例えば、冷間始動時に改質ガスを供給することで、内燃機関の始動性を向上させることができ、また、排気エミッションを向上させることができる。なお、特許文献1に開示された従来の改質ガス利用内燃機関では、改質ガスを吸気通路内に供給するための改質ガス供給口は、一般的なガソリン機関における燃料噴射弁と同様、スロットルの下流に設けられている。
特開2002−39022号公報 特開2004−116398号公報
ところで、内燃機関においてNOxの発生を抑制するための手段として、排気通路と吸気通路とをEGR通路で接続し、排気ガス(EGRガス)を吸気通路に供給するEGR装置が知られている。EGR装置付きの内燃機関では、EGRガスを吸気通路内に供給するためのEGRガス供給口は、スロットルの下流側に設けられている。したがって、従来の改質ガス利用内燃機関にEGR装置を組み合わせる場合、改質ガス供給口とEGRガス供給口はともにスロットルの下流に設けられることになる。
しかし、従来の改質ガス利用内燃機関は、改質ガスの圧力と吸気通路内圧力(負圧)との圧力差を利用して改質ガスを吸気通路に供給している。このため、吸気通路内圧力が変動すれば、改質ガスの供給流量も変化することになる。EGR装置を作動させてEGRガスも吸気通路に導入する場合には、EGRガスの供給状態によって吸気通路内圧力は変動してしまう。つまり、従来の改質ガス利用内燃機関にEGR装置を組み合わせると、EGR装置の作動状態の影響によって吸気通路内圧力が変動し、改質ガスを安定して供給することができなくなってしまう。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、EGR装置の作動状態の影響を受けることなく改質ガスを安定して供給できるようにした改質ガス利用内燃機関を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、炭化水素系燃料を改質して水素を含む改質ガスを生成する燃料改質装置を有し、前記改質ガスを内燃機関の吸気通路に供給する改質ガス利用内燃機関において、
EGRガスを前記吸気通路に供給するEGR装置を備え、
前記EGRガスの供給口は前記吸気通路におけるスロットルの下流に設けられ、前記改質ガスの供給口は前記吸気通路における前記スロットルの上流に設けられていることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記内燃機関の排気通路における触媒の上流に接続された改質ガス放出口と、
前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口と前記改質ガス放出口とで切替え可能な切替弁と、
前記スロットルが閉じたときには前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口から前記改質ガス放出口に切替えるよう前記切替弁を動作させる切替弁制御手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
第3の発明は、第1の発明において、前記内燃機関の排気通路における触媒の上流に接続された改質ガス放出口と、
前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口と前記改質ガス放出口とで切替え可能な切替弁と、
燃料供給のカットが要求されたときには前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口から前記改質ガス放出口に切替えるよう前記切替弁を動作させる切替弁制御手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
第1の発明によれば、改質ガスの供給口が設けられるスロットルの上流には、スロットルの下流で生じる圧力変化の影響は及ばないので、EGR装置の動作状況の影響を受けることなく改質ガスの供給流量を安定させることができる。
第2の発明によれば、スロットルの閉弁動作に改質ガスの供給停止動作が遅れたとしても、その間に供給される改質ガスは吸気通路ではなく排気通路における触媒の上流に放出され、触媒によって浄化処理される。これにより、改質ガスが吸気通路から大気中へ逆流することは防止される。また、第2の発明によれば、スロットルの閉弁時にも、燃料改質装置を停止させることなくそのまま運転を続行させることもできる。
第3の発明によれば、燃料供給のカットの要求に改質ガスの供給停止動作が遅れたとしても、その間に供給される改質ガスは吸気通路ではなく排気通路に供給される。これにより、燃料供給のカットが要求されているにもかかわらず、筒内に流入した改質ガスの燃焼によってトルクが生じてしまうことは防止される。また、第3の発明によれば、燃料供給のカットが要求されている間も、燃料改質装置を停止させることなくそのまま運転を続行させることができる。
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態としての改質ガス利用内燃機関のシステム構成を示す図である。本実施形態の改質ガス利用内燃機関に備えられる内燃機関本体2は、火花点火式の4ストロークエンジンであり、図示していないが複数の気筒を有している。各気筒の燃焼室12には吸気通路4と排気通路6が接続されている。燃焼室12と吸気通路4との接続部にはその連通状態を制御する吸気バルブ8が設けられ、燃焼室12と排気通路6との接続部にはその連通状態を制御する排気バルブ10が設けられている。燃焼室12の頂部には点火プラグ14が取り付けられている。
吸気通路4の上流端にはエアクリーナ22が設けられ、空気はエアクリーナ22を介して吸気通路4内に取り込まれる。吸気通路4の途中にはサージタンク4aが形成されている。吸気通路4におけるサージタンク4aの上流には、吸入空気量を調整するためのスロットル18が配置されている。また、サージタンク4aの下流側には、各気筒に吸入空気を分配するためのマニホールド4bが形成されている。マニホールド4bには、燃焼室12に燃料(ガソリン等の炭化水素系燃料)を供給するための主燃料インジェクタ16が気筒毎に取り付けられている。
排気通路6には触媒20が配置されている。燃焼室16から排出された排気ガスは触媒20を通過する際に浄化されてから大気中に排出される。また、排気通路6には、排気通路6から排気ガス(EGRガス)を分流するためのEGR通路30が接続されている。EGR通路30の他方の端部は吸気通路4におけるスロットル18の下流に接続されている。つまり、吸気通路4におけるスロットル18の下流にEGRガスの供給口36が設けられている。EGRガスはEGRガス供給口36から吸気通路4内に供給される。このEGRガスの供給量(EGR量)は、EGR通路30に設けられたEGRバルブ32の開度によって調整される。EGR通路30におけるEGRバルブ32の上流側(排気通路側)には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ34が設けられている。これらEGR通路30、EGRバルブ32及びEGRクーラ34によってEGR装置が構成されている。
また、本実施形態の改質ガス利用内燃機関は、車上で改質ガスを生成するための燃料改質装置40を有している。燃料改質装置40は、内部に改質触媒が配置される改質部42を備えている。改質触媒上にガソリン等の炭化水素系燃料と空気等の酸素を含む酸化ガスの混合気が供給されることで、炭化水素系燃料の部分酸化反応が起こり、H2とCOを含む改質ガスが生成されるようになっている。この改質部42には、予混合部46と冷却部44とが付設されている。
予混合部46には、改質用燃料を供給するための改質燃料インジェクタ48が取り付けられ、また、空気通路60が接続されている。改質燃料インジェクタ48は、各気筒に設けられる主燃料インジェクタ16が接続されているのと同じ燃料タンク76に接続されている。燃料ポンプ78によって燃料タンク76から吸い上げられた燃料は、各気筒の主燃料インジェクタ16と、燃料改質装置40の改質燃料インジェクタ48とに分配されるようになっている。なお、改質燃料インジェクタ48に分配される燃料は、全体の一部、例えば20%程度である。空気通路60にはエアポンプ50が取り付けられており、エアポンプ50によって取り込まれた改質用空気が空気通路60を通って予混合部46に供給される。こうして予混合部46に供給された燃料と空気は、予混合部46内で均一に混合して混合気となり、この混合気が改質部42へ供給される。
また、予混合部46には、点火装置66が取り付けられている。燃料改質装置40の冷間起動時には、点火装置66によって予混合部46内の混合気に点火し、混合気を燃焼させる。混合気の燃焼により得られる燃焼ガスが改質部42内に供給されることで、改質触媒の温度は改質反応が可能な温度まで上昇する。
冷却部44には空気通路62が接続されている。空気通路62にはエアポンプ58が取り付けられており、エアポンプ58によって取り込まれた空気が空気通路62を通って冷却部44に供給される。改質部42で起こる部分酸化反応は発熱反応であり、反応が進むにつれて改質触媒の温度は上昇する。改質触媒の温度には、改質ガスの生成効率が最大となる適正温度が存在しており、適正温度より触媒温度が高すぎると改質ガスの生成効率は低下する。また、触媒温度が高すぎると、改質触媒が劣化してしまうおそれもある。燃料改質装置40では、冷却部44を流れる空気によって改質部42を冷却し、冷却部44を通過する空気流量を制御することで、触媒温度が適正温度になるよう改質触媒の温度管理が行われている。
改質ガス通路64には、改質ガスの流量を調整するための流量制御弁54が設けられている。また、改質ガス通路64は空気通路60と交差しており、その交差部には熱交換器52が配置されている。この熱交換器52内での熱交換によって、改質ガスの冷却と改質用空気の昇温とが同時に行われる。
改質ガス通路64は三方弁(切替弁)56の入口に接続されている。三方弁56は1つの入口と2つの出口を有しており、入口に供給される改質ガスの流出先を2つの出口の何れか一方に選択的に切替えることができる。三方弁56の一方の出口には改質ガス供給通路68が接続され、もう一方の出口には改質ガス放出通路72が接続されている。改質ガス供給通路68の他方の端部は吸気通路4におけるスロットル18の上流に接続されている。つまり、本実施形態の改質ガス利用内燃機関では、吸気通路4におけるスロットル18の上流に改質ガスの供給口70が設けられ、スロットル18の上流に改質ガスを供給できるようになっている。一方、改質ガス放出通路72の他方の端部はEGR通路30におけるEGRバルブ32の上流(排気通路側)に接続されている。つまり、EGR通路30におけるEGRバルブ32の上流に改質ガスの放出口74が設けられ、EGR通路30内に改質ガスを放出できるようにもなっている。
また、本実施形態の改質ガス利用内燃機関は、システム全体の運転を制御する制御装置としてECU(Electronic Control Unit)80を備えている。ECU80は、システム内に配置された複数のセンサからの検出情報に基づき、システムの作動に係わる各種機器、例えば、主燃料インジェクタ16,点火プラグ14,スロットル18,EGR弁32、燃料改質装置40等を総合的に制御している。燃料改質装置40に関しては、ECU80は、改質燃料インジェクタ48,点火装置66,エアポンプ50,58,流量制御弁54及び三方弁56の制御を行っている。特に、三方弁56に関しては、ECU80は、スロットル18の開閉状態や燃料カットの要求の有無と連動させてその切替制御を行っている。
図2は、ECU80により実行される三方弁56の切替制御のルーチンについて示すフローチャートである。本ルーチンでは、スロットル18の開閉状態に連動させて三方弁56の切替が行われる。また、本ルーチンは、一定のクランク角毎に周期的に実行される。
図2に示すルーチンの最初のステップ100では、スロットル18が全閉か否か判定される。スロットル18の開度は、スロットル18に付設されるスロットル開度センサ(図示略)で検出することができる。スロットル18が開かれている場合には、ステップ102,104の処理が実施され、スロットル18が全閉の場合には、ステップ106,108の処理が実施される。
先ず、スロットル18が開いているとき、つまり、燃焼室12内に吸入空気が供給されている状態では、三方弁56は改質ガスを改質ガス供給通路68に流すように切替えられる(ステップ102)。つまり、三方弁56の2つの出口のうち、改質ガス放出通路72に接続されるエンジン排気系側出口は閉じられ、改質ガス供給通路68に接続される吸気系側出口が開かれる。これにより、改質ガス供給口70から吸気通路4へ改質ガスが供給される。また、このとき、EGR弁32は内燃機関の運転状態により決まる開度に制御され、EGRガス供給口36から吸気通路4へ内燃機関の運転状態に応じた量のEGRガスが供給される(ステップ104)。
上記のように、スロットル18の開弁時には、吸気通路4には改質ガスとEGRガスがともに供給される。しかし、本実施形態の改質ガス利用内燃機関では、EGRガスは吸気通路4におけるスロットル18の下流に供給されるのに対し、改質ガスは吸気通路4におけるスロットル18の上流に供給されるようになっている。EGRガスの供給に応じてスロットル18の下流の圧力は変化するものの、改質ガスが供給されるスロットル18の上流には下流の圧力変化の影響は及ばない。したがって、本実施形態の改質ガス利用内燃機関によれば、安定した流量で改質ガスを吸気通路4に供給することができる。
一方、スロットル18が閉じているとき、つまり、燃焼室12内に吸入空気が供給されていない状態では、まず、EGR弁32が全閉状態に制御される(ステップ106)。これにより、排気通路6と吸気通路4との連通は遮断されることになる。次に、改質ガスを改質ガス放出通路72に流すように三方弁56の切替えが行われる(ステップ108)。つまり、三方弁56の2つの出口のうち、改質ガス供給通路68に接続される吸気系側出口は閉じられ、改質ガス放出通路72に接続されるエンジン排気系側出口が開かれる。これにより、燃料改質装置40により生成される改質ガスは、改質ガス放出口74からEGR通路30内に放出されることになる。
スロットル18の閉弁時には、スロットル18の閉弁に連動して改質燃料インジェクタ48の燃料噴射も停止する。しかし、改質燃料インジェクタ48の燃料噴射の停止後、改質部42での改質ガスの生成が停止するまでにはタイムラグがある。したがって、三方弁56が改質ガス供給通路68に接続されていると、スロットル18の閉弁後も吸気通路4内に改質ガスが流れ込むことになる。この場合、従来のようにスロットル18の下流に改質ガスの供給口が設けられているならば、供給された改質ガスは燃焼室12内で燃焼処理されることになる。ところが、本実施形態のようにスロットル18の上流に改質ガス供給口70が設けられている場合には、供給された改質ガスはスロットル18の閉弁によって行き場を失い、吸気通路4を逆流して大気中に放出されてしまうことになる。
この点に関し、本実施形態の改質ガス利用内燃機関によれば、上記のように、スロットル18の閉弁時には、閉じられたEGR弁32の上流(排気通路側)に改質ガスが放出される。したがって、スロットル18の閉弁動作に改質ガスの供給停止動作が遅れたとしても、その間に供給される改質ガスは吸気通路4ではなくEGR通路30に放出され、その後、排気通路6に流れて触媒20によって浄化処理される。これにより、改質ガスが吸気通路4から大気中へ逆流することは防止される。
次に、燃料カットの要求の有無に連動させた三方弁56の切替制御について説明する。図3は、ECU80により実行される三方弁56の切替制御のルーチンについて示すフローチャートである。図3に示すルーチンにおいて、図2に示すルーチン中の処理と同内容の処理については同一のステップ番号を付している。また、本ルーチンも、一定のクランク角毎に周期的に実行される。
図3に示すルーチンの最初のステップ200では、燃料カットの要求の有無が判定される。燃料カットの要求がない場合には、ステップ102,104の処理が実施され、燃料カットの要求がある場合には、ステップ106,108の処理が実施される。各ステップ102,104,106,108での処理の内容は、図2に示すルーチン内の同番号の処理と同内容であるので、その説明は省略する。
燃料カット時には、主燃料インジェクタ16の燃料噴射の停止に連動して、燃料改質装置40の改質燃料インジェクタ48の燃料噴射も停止する。しかし、改質燃料インジェクタ48の燃料噴射の停止後、改質部42での改質ガスの生成が停止するまでにはタイムラグがある。このため、三方弁56が改質ガス供給通路68に接続されていると、燃料カットが要求されているにもかかわらず吸気通路4内に改質ガスが流れ込むことになる。内燃機関の制御方法によっては、燃料カット時も点火プラグ14による点火が行われている場合がある。このような場合、燃焼室12内に改質ガスが流入すると、改質ガスの燃焼によって要求されていないトルクが発生してしまうことになる。
この点に関し、本実施形態の改質ガス利用内燃機関によれば、燃料カットの要求があった場合、EGR弁32が全閉状態に制御されるとともに、三方弁56の2つの出口のうち、改質ガス供給通路68に接続される吸気系側出口は閉じられ、改質ガス放出通路72に接続されるエンジン排気系側出口が開かれる。したがって、燃料供給のカットの要求に改質ガスの供給停止動作が遅れたとしても、その間に供給される改質ガスは吸気通路4ではなくEGR通路30に放出され、その後、排気通路6に流れて触媒20によって浄化処理される。これにより、燃料供給のカットが要求されているにもかかわらず、燃焼室12内に流入した改質ガスの燃焼によってトルクが生じてしまうことは防止される。
なお、上記実施の形態においては、ECU80によって図2に示すルーチンが実行されることにより、第2の発明の「切替弁制御手段」が実現されている。また、ECU80によって図3に示すルーチンが実行されることにより、第3の発明の「切替弁制御手段」が実現されている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変形して実施することもできる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
上記実施の形態では、スロットル18の閉弁や燃料カットの要求に連動して、燃料改質装置40を停止させるように説明しているが、燃料改質装置40を停止させることなくそのまま運転を続行させるようにしてもよい。上記のように三方弁56の切替が行われることで、燃料改質装置40の運転を続行したとしても弊害が生じることはない。また、運転を続行することで、スロットル18の開弁時や燃料カットの解除時、改質ガスの供給を直ちに再開することができる。
上記実施の形態にかかる内燃機関は、サージタンク4aの上流にスロットル18を備えているが、本発明は、気筒毎にマニホールド4bにスロットル(吸気制御弁)を備える内燃機関にも適用することができる。この場合も、スロットルの下流にEGRガスの供給口を設け、スロットルの上流に改質ガスの供給口を設ければよい。
また、上記実施の形態にかかる内燃機関は、EGR通路30に改質ガスの放出口72を備えているが、排気通路6における触媒20の上流に改質ガスを放出できるようになっていればよい。したがって、直接、排気通路6に改質ガス放出通路72を接続し、排気通路6に改質ガスの放出口を設けるようにしてもよい。
上記実施の形態にかかる燃料改質装置40では、炭化水素系燃料を部分酸化反応させることで改質ガスを得ているが、炭化水素系燃料を水蒸気改質することで改質ガスを得るようにしてもよい。或いは、炭化水素系燃料、空気及び水蒸気を触媒に供給し、部分酸化反応と水蒸気改質反応をともに生じさせて改質ガスを得るようにしてもよい。
本発明の実施の形態としての改質ガス利用内燃機関のシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態において実行される三方弁の切替制御のルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において実行される三方弁の切替制御のルーチンについて示すフローチャートである。
符号の説明
2 内燃機関本体
4 吸気通路
4a サージタンク
4b マニホールド
6 排気通路
8 吸気バルブ
10 排気バルブ
12 燃焼室
14 点火プラグ
16 主燃料インジェクタ
18 スロットル
20 触媒
22 エアクリーナ
30 EGR通路
32 EGR弁
34 EGRクーラ
36 EGRガス供給口
40 燃料改質装置
42 改質部
44 冷却部
46 予混合部
48 改質燃料インジェクタ
50,58 エアポンプ
52 熱交換器
54 流量制御弁
56 三方弁
60,62 空気通路
64 改質ガス通路
66 点火装置
68 改質ガス供給通路
70 改質ガス供給口
72 改質ガス放出通路
74 改質ガス放出口
76 燃料タンク
78 燃料ポンプ
80 ECU

Claims (3)

  1. 炭化水素系燃料を改質して水素を含む改質ガスを生成する燃料改質装置を有し、前記改質ガスを内燃機関の吸気通路に供給する改質ガス利用内燃機関において、
    EGRガスを前記吸気通路に供給するEGR装置を備え、
    前記EGRガスの供給口は前記吸気通路におけるスロットルの下流に設けられ、前記改質ガスの供給口は前記吸気通路における前記スロットルの上流に設けられていることを特徴とする改質ガス利用内燃機関。
  2. 前記内燃機関の排気通路における触媒の上流に接続された改質ガス放出口と、
    前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口と前記改質ガス放出口とで切替え可能な切替弁と、
    前記スロットルが閉じたときには前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口から前記改質ガス放出口に切替えるよう前記切替弁を動作させる切替弁制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の改質ガス利用内燃機関。
  3. 前記内燃機関の排気通路における触媒の上流に接続された改質ガス放出口と、
    前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口と前記改質ガス放出口とで切替え可能な切替弁と、
    燃料供給のカットが要求されたときには前記改質ガスの供給先を前記改質ガス供給口から前記改質ガス放出口に切替えるよう前記切替弁を動作させる切替弁制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の改質ガス利用内燃機関。
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