JP2009149836A - 発泡成形体及び該発泡成形体からなる衝撃吸収体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)、分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなり、数平均分子量が10000以上の直鎖状重合体である重合体(B)、ヒドロシリル化触媒(C)、を含有する液状樹脂組成物を硬化してなるシリコン系重合体を基材樹脂とする軟質樹脂中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体を用いれば、衝撃吸収体として、腰回りにおける前身頃、脇部、後身頃および臀部の適宜な部位に取り付けた衣類用などに好適に使用できる。
【選択図】 なし
Description
(1)分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)が、数平均分子量10000以上の直鎖状重合体である、
(2)分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)が、数平均分子量15000以上の直鎖状重合体である、
(3)分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)の主鎖を構成する繰返し単位が、オキシプロピレン単位である、
(4)分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)と分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)のモル比率が、1/2以上である、
(5)発泡樹脂粒子が、熱可塑性樹脂および/又は熱硬化性樹脂を発泡してなる粒子である、
(6)発泡樹脂粒子が、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンから選ばれる少なくとも1つの樹脂を発泡してなる、
前記記載の発泡成形体に関する。
R1Xa (1)
(X:少なくとも1個のヒドロシリル基を含む基、R1:炭素数2〜150の1〜4価の炭化水素基、a:1〜4から選ばれる整数,但しXに1個のヒドロシリル基しか含まれない場合のaは2以上)
で示されるものである。具体例としては、平均分子量が30000以下である炭化水素系硬化剤が挙げられる。
(1)エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレンなどのような炭素数2〜6のオレフィン系化合物を主モノマーとして重合、
(2)ブタジエン、イソプレンなどのようなジエン系化合物を単独重合させたり、前記オレフィン系化合物とジエン系化合物とを共重合させたりした、水素添加する、などの方法により得ることができる。
CH2=CH―R2―Y (2)
(Y:塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、R2:―R3―、―R3―OCO―、または、―R3―CO―(R3:炭素数1〜20の2価の炭化水素基で、好ましい具体例としてはアルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基が挙げられる)で示される2価の有機基で、化12(R4:炭素数1〜10の炭化水素基)より選ばれた2価の基が特に好ましい)
等のアルコール類;
フェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールS、フェノール樹脂などのフェノール性ヒドロキシル基を有する化合物;
等が挙げられ、発泡速度の調整のために、2種類以上の活性水素基含有化合物を併用することも可能である。
本発明のシリコン系重合体からなる発泡体中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体および衝撃吸収体の製造方法は、特に限定するものではないが、例えば、以下のようにして得る。
本発明において、発泡剤(D)として気体を用いる場合には、まず、硬化剤(A)、重合体(B)、ヒドロシリル化触媒(C)および気泡調整剤などの任意成分の混合液を撹拌混合して調整し、樹脂組成物とする。次に、この樹脂原料と気体である発泡剤(D)とを密閉状態で共存させてから0.001〜50MPa程度の範囲内、好ましくは0.01〜40MPa程度の範囲で圧縮する。直ちに圧縮された樹脂原料をミキサーに移送し、高速撹拌する。このとき、気体は樹脂原料中に分散する。次に、気体が分散した樹脂原料を加圧する。あらかじめ所望の量の発泡樹脂粒子を充填した型枠内に、加圧後に得られた樹脂原料を圧入などの手段によって入れ、加熱することにより、本発明の、シリコン系重合体からなる発泡体中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体が得られる。加圧条件、加熱条件は発泡倍率や粘度により変わるので、適宜調整することが好ましい。泡立ち(分散させる気体量)と泡立ち後の気泡の維持の点から、例えば室温(23℃)でB型粘度計を用い4rpmで測定した樹脂組成物の粘度は、100〜3000P(ポイズ)が好ましく、300〜1500Pの樹脂組成物がより好ましい。粘度が100Pより低いと、破泡して好適な発泡成形体が得られない場合があり、3000Pよりも高いと、気体や発泡の分散不良を起こす場合がある。
上記で得られた発泡成形体は、そのまま、あるいは成形時に形成される表皮層を切除したり、適当な形状に切り出したりしたものを衝撃吸収体として使用することが出来る。ただし、通気性を効果的に発現させることが必要な用途に関しては、表皮層を切除するか、もしくは表皮層に開孔部を設けるか、貫通孔をあけることが好ましい。成形時の発泡成形体の形態としては、特に限定するものではないが、たとえば板状、シート状、不定形塊状、ビーズ状、あるいは袋状や衣服の形態に成形したものなどが挙げられる。また、発泡成形体は単独で用いても良いが、未発泡体であるプラスチック、発泡倍率の異なる発泡体、フィルム、布、不織布、紙等の素材と一体的に成形して用いても良い。
輸送機器用途として、
自動車・建築機械・鉄道車両・船舶・航空機等の座席、チャイルドシート、ヘッドレスト、アームレスト、フットレスト、ヘッドライナー、バイク・自転車等のサドル・ライダークッション、カスタムカー用のベッドマット、キャンピングカー用クッションなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
天井材、ハンドル、ドアトリム、インストルメントパネル、ダッシュボード、ドアパネル、ピラー、コンソールボックス、クォータートリム、サンバイザー、フレキシブルコンテナー、フロントミラー、ハーネス、ダストカバーなどの芯材や表皮材・表皮裏打ち材、
フロアクッションなどの制振吸音材、
ヘルメット内張り、クラッシュパッド、センタピラガーニッシュなどの緩衝材、
冷凍車・保冷車・タンクローリー車・冷凍コンテナー車などの断熱材、
エアコン、カークーラーなどの断熱材やシール材、
ラジエーター周辺、ダンパーなどのエアーシール材や防水材、
船舶などの浮力材やFRPボード芯材、
燃料タンク内セーフティーフォーム、ガスケット、エアフィルター、オイルフィルター、各種シーリング材、エンジン防振材、エネルギー吸収バンパー、ガード防音材、車両ワックス用スポンジなど
枕、掛け布団、敷布団、ベッド、マットレス、ベッドマット、ベッドパッド、クッション、ベビーベッド、ベビー用首まくらなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材など、
椅子、座イス、座布団、ソファー、ソファークッション・シートクッションなどの各種クッション、カーペット・マット類、コタツ敷・掛け布団、便座マットなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材、パッキング材など
電気・電子機器、エアコン、空気清浄機などのフィルターや吸音材、断熱材
プリンター、建設機器や農機などのエンジン周辺、発電機、冷蔵庫、冷凍庫、電子ジャー、電子レンジなどの吸音材や断熱材
プリンターのクリーニングローラー、高インク吸収体、インクカートリッジフィルター
液晶、電子部品などのシール・緩衝材、
ロボットの皮膚、液密・気密シール材、防音フローリング材、クリーンルーム用拭取材、導電性クッション材、帯電防止性クッション材、圧力感知材、ルームクーラーの結露防止材など、
清掃用クリーナー、食器洗浄用クリーナー、身体洗浄用クリーナー、靴磨クリーナー、洗車用クリーナーなど、
オムツ、生理用ナプキンなどの吸収材、サイドギャザ−や各種液体フィルターなど、
靴の表皮材、裏打ち、中敷、靴擦れ防止パッド、各種靴パッド、インナブーツ、スリッパ、スリッパ芯、サンダル、サンダル中敷など、
化粧用パフ、アイカラーチップなど
バスピロー等の風呂用品、マッサージ用パフ、マウスパッド、キーボード用アームレスト、作業台マット、滑り止めクッション、文具(ペングリップ、浸透印材)、デスク用小まくら、耳栓、綿棒、ホットパック用シート、コールドパック用シート、湿布、めがねパッド、水中眼鏡用パッド、顔面プロテクター、腕時計パッド、ヘッドホーンイヤーパット、イヤホン、氷枕カバー、折りたたみまくらなどの芯材、クッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
両面テープ基材、
芳香剤、スタンプ台などの吸着媒体、
生け花用剣山など、
肩・ブラジャーなどのパッド材や、防寒材などのライナーや断熱材など、
スポーツ用プロテクター類、
ボルダリング(2〜3mの岩を登るクライミング・ミニ岩登り)マット、ビート板、高飛び用のクッション材、体操競技や運動用の着地マット、キッズマットなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
スキーブーツ、スノーボードブーツなどのライナーなど、
ハンドエクササイザー、ヒーリンググッズ、キーホルダー、ぬいぐるみ、マネキンボデイー、ボール、マッサージボールなどのクッション材や詰め物、表皮材・表皮裏打ち材、
装飾品や怪獣などの特殊形状物まで、各種物品形状の型取りやモデル作製用などの注型材料、注型法における物品形状の型取り材料、型からのモデルサンプル作製材料、装飾品作製材料、怪獣の特殊造型・造型物など
屋根・天井・壁・床の断熱材、屋根・天井・壁・床の吸音材、水道配管等のカバー、ドアパネル、サイジングパネル、金属・サイジングパネル等の芯材、間仕切りパネルの芯材、畳・ふすま芯材、バスタブ等の断熱保温芯材、目地材、シーリング材、シーラントバックアップ材、ガラス目地材、接着剤、システム天井断熱パネル、屋上断熱防水材、音響効果室吸音材、冷凍倉庫・気密倉庫等の気密断熱材、プラントのタンク・配管の保温・保冷材等、フェンス衝撃吸収壁、サーキット場のコーナー緩衝材、育苗用・園芸用土壌、水耕栽培用資材、クリーンルームなど汚染性を嫌う箇所のシール材、自販機などの荷重物の足ゴム、重量物の制振材、ブイ等、
精密機器用梱包材・緩衝材、
果物包装材、果物保護梱包材、鮮魚トレー敷きなどの食品用梱包材、
キャリアのクッションパッド、
輸送パレットの緩衝部材、包装材吸音用フォームなど、
再生医療用細胞シート、人工皮膚、人工骨、人工軟骨、人工臓器、その他生体適合材料、薬液染み出しパッド、止血パッド、気液分離フィルター(留置針フィルター) 、貼布剤、医療用液体吸収用具、マスク、圧迫パッド、手術用ディスポ製品、低周波治療器用電極パッド、床ずれ予防マットレス、体位変換クッション、車椅子用クッション、車椅子の座面、シャワー椅子等の介護用品、入浴介護用枕、拘縮用手のひらプロテクター、テーピング、ギブス用ライナー、義肢・義足用ライナー、入れ歯台、その他歯科用品、衝撃吸収パッド、ヒッププロテクター、肘・膝用プロテクター、創傷被覆材などにも利用できるものである。
自動車・建築機械・鉄道車両・船舶・航空機等の座席、チャイルドシート、ヘッドレスト、アームレスト、フットレスト、ヘッドライナー、バイク・自転車等のサドル・ライダークッション、カスタムカー用のベッドマット、キャンピングカー用クッションなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
天井材、ハンドル、ドアトリム、インストルメントパネル、ダッシュボード、ドアパネルなどの芯材や表皮材・表皮裏打ち材、
ヘルメット内張りなどの緩衝材、
車両ワックス用スポンジなど
枕、掛け布団、敷布団、ベッド、マットレス、ベッドマット、ベッドパッド、クッション、ベビーベッド、ベビー用首まくらなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材など、
椅子、座イス、座布団、ソファー、ソファークッション・シートクッションなどの各種クッション、カーペット・マット類、コタツ敷・掛け布団、便座マットなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材など
ロボットの皮膚、
清掃用クリーナー、食器洗浄用クリーナー、身体洗浄用クリーナー、靴磨クリーナー、洗車用クリーナーなど、
オムツ、生理用ナプキンなどの吸収材、サイドギャザ−や各種液体フィルターなど、
靴の表皮材、裏打ち、中敷、靴擦れ防止パッド、各種靴パッド、インナブーツ、スリッパ、スリッパ芯、サンダル、サンダル中敷など、
化粧用パフ、アイカラーチップなど
バスピロー等の風呂用品、マッサージ用パフ、マウスパッド、キーボード用アームレスト、文具(ペングリップ)、デスク用小まくら、耳栓、綿棒、ホットパック用シート、コールドパック用シート、湿布、めがねパッド、水中眼鏡用パッド、顔面プロテクター、腕時計パッド、ヘッドホーンイヤーパット、イヤホン、氷枕カバー、折りたたみまくらなどの芯材、クッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
肩・ブラジャーなどのパッド材や、ライナー、
スポーツ用プロテクター類、
ボルダリング(2〜3mの岩を登るクライミング・ミニ岩登り)マット、ビート板、高飛び用のクッション材、体操競技や運動用の着地マット、キッズマットなどのクッション材や表皮材・表皮裏打ち材、
スキーブーツ、スノーボードブーツなどのライナーなど、
ハンドエクササイザー、ヒーリンググッズ、キーホルダー、ぬいぐるみ、マネキンボデイー、ボール、マッサージボールなどのクッション材や詰め物、表皮材・表皮裏打ち材、
装飾品や怪獣などの特殊形状物まで、各種物品形状の型取りやモデル作製用などの注型材料、注型法における物品形状の型取り材料、型からのモデルサンプル作製材料、装飾品作製材料、怪獣の特殊造型・造型物など
再生医療用細胞シート、人工皮膚、人工骨、人工軟骨、人工臓器、その他生体適合材料、薬液染み出しパッド、止血パッド、気液分離フィルター(留置針フィルター) 、貼布剤、医療用液体吸収用具、マスク、圧迫パッド、手術用ディスポ製品、低周波治療器用電極パッド、床ずれ予防マットレス、体位変換クッション、車椅子用クッション、車椅子の座面、シャワー椅子等の介護用品、入浴介護用枕、拘縮用手のひらプロテクター、テーピング、ギブス用ライナー、義肢・義足用ライナー、入れ歯台、その他歯科用品、衝撃吸収パッド、ヒッププロテクター、肘・膝用プロテクター、創傷被覆材などにも利用できるものである。
実施例・比較例においては、表1に示す化合物を用いた。
得られた発泡成形体の重量を秤量し、型枠体積で除して密度を算出した。なお、成形不良(型枠内充填不足)のものに関しては、得られた発泡成形体の外形を測定して得られた体積から算出した。
発泡成形体の硬さは、ASKER FP型硬度計を、試料の上にそっと載せて、その指示値により評価した。試料によっては、経時的に指示値が下がっていく場合もあるため、該硬度計を載せた直後の値を読み取った。
反発弾性は、JISK6400−3に準拠して測定を行い、反発弾性率を算出した。反発弾性の測定には、鋼球(直径16±0.5mm、質量16±0.5g)を、回転させずに試験片に落下させる方法にて行った。鋼球の落下高さは500±0.5mmであり、跳ね返った高さの測定は、鋼球の最上部の位置とした。得られた測定結果から、以下の式(3)を用いて反発弾性率を算出した。
R=(L−16)/500×100 (3)
式中、Rは反発弾性率(%)であり、Lは測定時の跳ね返り高さ(mm)である。
触感の評価は、20人のパネラーが行った。手の甲で押したときの触感が、特に良いものを◎、良いものを○、良くも悪くもないものを△、触感が悪いものを×とした。
落錘衝撃試験機において、畳上に、40kgの重錘を、30cmの高さから自然落下させた。発泡成形体がない状態で300Gの衝撃加速度であった。発泡成形体による加速度減衰率を、衝撃吸収率として、式(4):
衝撃吸収率={(300−k)/300}×100 (4)
により算出した。式中、kは衝撃吸収パッドがあるときの衝撃加速度である。
100部の化合物B−1(触媒Cを0.08部含有)に、発泡剤D7.5部を加えて十分に混合し、さらに、発泡ポリプロピレン樹脂粒子(発泡倍率50倍、粒径7mm)10部、硬化剤Aを13部添加してすばやく混合した。この混合物を厚さ20mm、長軸165mm、短軸115mmの楕円形型枠に注入し、40℃に設定したオーブンで60分加熱硬化し、シリコン系重合体からなる基材樹脂中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体、即ち衝撃吸収体を得た。得られた発泡成形体の密度は90kg/m3であった。
100部の化合物B−2に対して、発泡剤D7.7部、触媒Cを0.03225部加えて十分に混合し、さらに、発泡ポリプロピレン樹脂粒子(発泡倍率50倍、粒径7mm)10部、硬化剤Aを12部添加してすばやく混合した。この混合物を厚さ20mm、長軸165mm、短軸115mmの楕円形型枠に注入し、40℃に設定したオーブンで60分加熱硬化し、シリコン系重合体からなる基材樹脂中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体、即ち衝撃吸収体を得た。得られた発泡成形体の密度は140kg/m3であった。
100部の重合体B−2に対して、触媒Cを0.08部加えて十分に混合し、さらに、ブタン5wt%含有ポリスチレン樹脂粒子20部、硬化剤Aを13部添加してすばやく混合した。この混合物を厚さ20mm、長軸165mm、短軸115mmの楕円形型枠に注入し、40℃に設定したオーブンで60分加熱硬化した。得られた樹脂は型枠内いっぱいに拡大せず、密度は920kg/m3であった。
厚み24mmのポリウレタン発泡体(商品名:クッションパンツ、エンジェル社製)を実施例と同様に評価し、結果を表2に示した。
Claims (10)
- 分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)、分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)、ヒドロシリル化触媒(C)、を含有する樹脂組成物を硬化してなるシリコン系重合体からなる発泡体中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体。
- 分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)が、数平均分子量10000以上の直鎖状重合体である請求項1に記載の発泡成形体。
- 分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)が、数平均分子量15000以上の直鎖状重合体である請求項1に記載の発泡成形体。
- 分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)の主鎖を構成する繰返し単位が、オキシプロピレン単位である請求項1〜3何れか一項記載の発泡成形体。
- 分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)と分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)のモル比率が、1/2以上である請求項1〜4何れか一項記載の発泡成形体。
- 発泡樹脂粒子が、熱可塑性樹脂および/又は熱硬化性樹脂を発泡してなる粒子である請求項1〜5何れか一項記載の発泡成形体。
- 発泡樹脂粒子が、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンから選ばれる少なくとも1つの樹脂を発泡してなる請求項6に記載の発泡成形体。
- シリコン系重合体からなる発泡体中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体の製造方法であって、分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)、分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素系単位またはオキシアルキレン系単位からなる重合体(B)、ヒドロシリル化触媒(C)、発泡剤(D)及び発泡樹脂粒子を混合して混合物とし、該混合物を型枠に注入して硬化させてなることを特徴とする請求項1〜7何れか一項に記載のシリコン系重合体からなる発泡体中に発泡樹脂粒子を含有してなる発泡成形体の製造方法。
- 請求項1〜7何れかに記載の発泡成形体からなることを特徴とする衝撃吸収体。
- 請求項10記載の衝撃吸収体を、腰回りにおける前身頃、脇部、後身頃、臀部の少なくとも1以上に対応する部位に取り付けてなる衣類。
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