JP5616213B2 - 変成シリコーン樹脂発泡体及び該発泡体を使用してなるクッション材 - Google Patents
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Description
分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキレン系単位からなる数平均分子量が5000を超え100000以下の重合体(B)、
ヒドロシリル化触媒(C)、
発泡剤(D)、
主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキレン系単位からなり、分子鎖中に2個以上のアルケニル基を有する数平均分子量45〜5000の化合物(E)を含んでなる発泡性液状樹脂組成物を硬化・発泡させてなる圧縮歪みが40%以下で、40%圧縮強度が40N以下であることを特徴とする変成シリコーン樹脂発泡体。
メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル等の1価のアルコール;
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレングリコール、1,9−ノナメチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、スクロース等の多価アルコール;
ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、これらの共重合体、ポリテトラメチレングリコール、ソルビトール、スクロース、テトラエチレンジアミン、エチレンジアミン等を開始剤とした1分子内にヒドロキシル基を3個以上含むものも含む、等のポリエーテルポリオール;
アジペート系ポリオール、ポリカプロラクトン系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール等のポリエステルポリオール;
エポキシ変成ポリオール;ポリエーテルエステルポリオール;ベンジリックエーテル型フェノールポリオール等のフェノール系ポリオール;ルミフロン(旭硝子社製)等のフッ素ポリオール;水添ポリブタジエンポリオール;ひまし油系ポリオール;ハロゲン含有難燃性ポリオール;リン含有難燃性ポリオール;
ヒドロキシル基含有ビニル系モノマーとアクリル酸、メタクリル酸、それらの誘導体等との共重合体により得ることが可能なヒドロキシル基を有するアクリル樹脂;その他アルキド樹脂、エポキシ樹脂等のヒドロキシル基を有する樹脂;
等のアルコール類;
酢酸、プロピオン酸等の一価の飽和カルボン酸等のカルボン酸類;
フェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールS、フェノール樹脂等のフェノール性ヒドロキシル基を有する化合物;
等が挙げられる。
養生時間としては0.2〜12時間、さらには0.3〜4時間行うことが好ましい。養生時間が余り長くなると圧縮残留歪みが大きくなる傾向がある。
また加熱養生を60%RH以上の湿熱で行うことにより養生時間を短縮することができる。
圧縮残留ひずみは、JIS6400−4に基づき以下のように測定した。30mm角の大きさの立方体に切り出した変成シリコーン樹脂発泡体を、60℃、24時間条件下で75%圧縮し、その後室温で開放し、30分後の厚みの元の厚さに対する低下率を測定した。
切り出した50mm角の立方体の発泡体を上下より金属板ではさみ、厚み方向に40%圧縮し、このときの応力(N)を英弘精機(株)製のテクスチャーアナライザー(TA.XT.plus)を用いて、圧縮モードで測定した。
重合体(B)として(株)カネカ製カネカサイリルACX022(アリル基末端オキシプロピレン系重合体、アルケニル基2個含有(0.1mmol/g)、数平均分子量:20000)を100重量部に対して、発泡剤(D)として和光純薬(株)製エタノールを10重量部、化合物(E)としてポリプロピレングリコールの重合体の両末端アリルエーテル(日本油脂(株)製ユニルーブMA−10S)(アルケニル基2個含有(4.55mmol/g)、数平均分子量:440)を30重量部、を加えて十分に混合した。
硬化剤(A)として(―Si−O−)繰り返しユニットを平均して10個もつ両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサンに白金触媒存在下全ヒドロシリル基量の0.5当量のα―メチルスチレンを添加して得た、1分子中に平均5個のヒドロシリル基を有する化合物(平均4mmol/g、数平均分子量1250)を用いた以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
重合体(B)として、(株)カネカ製カネカサイリルACX009(アリル基末端オキシプロピレン系重合体、アルケニル基2個含有(0.22mmol/g)、数平均分子量:9000)を使用した以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
発泡剤(D)として、炭酸水素ナトリウム(永和化成工業(株)製FE−507)を5部使用した以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
化合物(E)として、ポリエチレングリコールの重合体の両末端アリルエーテル(日本油脂(株)製ユニオックスAA−480R)(アルケニル基2個含有(4.00mmol/g)含有、数平均分子量:500)を25重量部使用した以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
実施例1で、150℃に設定したオーブン内で0.5時間加熱して養生を行った以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
実施例1で、80℃に設定したオーブン内で10時間加熱して養生を行った以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
実施例1で、100℃に設定したオーブン内で0.5時間加熱して養生を行った以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
化合物(E)を用いない以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
化合物(E)として、ポリプロピレングリコールの重合体の片末端アリルエーテル(日本油脂(株)製ユニルーブMA−35)(アルケニル基1個含有(1.6mmol/g)、数平均分子量625)を30重量部使用した以外は、実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
実施例1で、170℃に設定したオーブン内で0.5時間加熱して養生を行った以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
実施例1で、60℃に設定したオーブン内で12時間加熱して養生を行った以外は実施例1と同様に行い、変成シリコーン樹脂発泡体を得た。
Claims (8)
- 分子鎖中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する硬化剤(A)、
分子鎖中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキレン系単位からなる数平均分子量が5000を超え100000以下の重合体(B)、
ヒドロシリル化触媒(C)、
発泡剤(D)、
主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキレン系単位からなり、分子鎖中に2個以上のアルケニル基を有する数平均分子量45〜5000の化合物(E)を含んでなる発泡性液状樹脂組成物を硬化・発泡させてなる圧縮残留歪みが40%以下で、40%圧縮強度が40N以下であることを特徴とする変成シリコーン樹脂発泡体。 - 硬化剤(A)のヒドロシリル基の数が2個以上、100個以下であることを特徴とする請求項1に記載の変成シリコーン樹脂発泡体。
- 硬化剤(A)が、ポリメチルハイドロジェンシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、メチルハイドロジェンシロキサンとジフェニルシロキサンの共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルフェニルシロキサンの共重合体、及びこれらのスチレンもしくはαメチルスチレンの変成体、のうちから選ばれるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の変成シリコーン樹脂発泡体。
- 重合体(B)の数平均分子量が12000〜50000であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の変成シリコーン樹脂発泡体。
- 発泡剤(D)が、分子鎖中にアルケニル基を有さない、数平均分子量が1000未満、水酸基当量5.0mmol/g以上の活性水素化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の変成シリコーン樹脂発泡体。
- 化合物(E)がポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、およびこれらの共重合体、から選ばれる重合体の両末端がアリルエーテルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の変成シリコーン樹脂発泡体。
- 成形後の発泡体の養生を70〜160℃の環境で0.2〜12時間実施することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の変成シリコーン樹脂発泡体の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の変成シリコーン樹脂発泡体を使用してなるクッション材。
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