JP2017193801A - 使い捨てマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】着用したときにすぐに顔面に安定的にフィットされるとともに、再着用するときにも、瞬時に顔面にフィットさせることができる使い捨てマスクの提供。【解決手段】使い捨てマスク10の接顔パッド30は、カップ状の被覆部20の周縁部分22に接合された固定部31と、固定部31から内方へ延びる環状の内周壁部32と、内周壁部32に囲まれた開口33とを有し、内周壁部32は、発泡倍率が35〜50倍である発泡弾性体から形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨てマスクに関する。
従来、防塵用等に使用される、使い捨てマスクは公知である。例えば、特許文献1には、着用者の口及び鼻を覆うカップ状の被覆部を有するマスク本体と、マスク本体の両側縁から延出する一対の締紐とを備える使い捨てマスクが開示されている。特許文献2には、着用者の口及び鼻を覆うカップ状の被覆部と、被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドとを有するマスク本体と、マスク本体の両側縁から延出する一対の締紐とを含む使い捨てマスクが開示されている。特許文献2のマスクにおいて、接顔パッドは、ウレタンフォーム等の弾性材料から形成されている。
実開平6−48697号公報 特開2003−320041号公報
特許文献1に開示の使い捨てマスクによれば、被覆部の周縁部分のみが着用者の顔面に接して比較的に小さな接顔面積となるので、締紐による締め付け力が分散されずに作用し、周辺部分が着用者の顔に比較的に強く当接される。かかるマスクは、接顔面積が比較的に小さなことから、マスクを着用したときに、マスクと顔面との隙間から粉塵等を吸い込んでしまうおそれがある。また、被覆部はカップ状に賦型されているので、着用したときに瞬間的に顔面に馴染ませてフィットさせることができない。
特許文献2に開示の使い捨てマスクによれば、被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドが着用者の顔面に比較的に広い範囲で当接されるので、マスクと顔面との間に隙間が形成され難い。しかしながら、かかるマスクにおいては、締紐の締め付け力が接顔パッドによって分散されるので、顔面に強く当接することができず、会話等をするときに、マスクがずれ易くなる。また、接顔パッドがウレタンフォーム等の弾性材料から形成されていることから、着用したときに顔面形状に沿って変形してフィットさせることができるが、弾性材料が変形するまでの間にある程度の時間を要し、変形するまでの間はマスクを着用していても、顔面と接顔パッドとの間の隙間から粉塵を含んだ外気を吸い込んでしまうという問題があった。また、マスクを外して再着用する場合には、マスクを外している間に接顔パッドが元の形状に復帰してしまうので、再び着用したときに接顔パッドが顔面形状に沿うように変形するのに時間を要する。
本発明は、従来の発明の改良であって、着用したときにすぐに顔面に安定的にフィットされるとともに、再着用するときにも、瞬時に顔面にフィットさせることができる使い捨てマスクの提供を課題としている。
本発明は、前後方向と、上下方向及び横方向とを有し、カップ状の被覆部と、前記被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドとを有するマスク本体を含む使い捨てマスクに関する。
本発明に関する使い捨てマスクは、前記接顔パッドは、前記周縁部分に接合された固定部と、前記固定部から内方へ延びる環状の内周壁部と、前記内周壁部に囲まれた開口とを有し、前記内周壁部は、発泡倍率が35〜50倍である発泡弾性体から形成されていることを特徴とする。
本発明に係る使い捨てマスクによれば、カップ状の被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドの内周壁部が、発泡倍率35〜50倍の発泡弾性体から形成されているので、接顔パッドがすぐに顔面にフィットされるとともに、マスクを顔面から外したときに、接顔パッドが着用状態における形状を維持することから、再着用するときに瞬時にすぐに顔面にフィットさせることができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本願の使い捨てマスクの斜視図。 使い捨てマスクを後面側から視た斜視図。 図1のIII−III線に沿う断面図。 使い捨てマスクを後面側から視た平面図。 着用状態における使い捨てマスクの断面図。
図1〜5を参照すると、使い捨てマスク10は、上下方向Y及び横方向Xと、前後方向Zとを有し、カップ状の被覆部(フィルター部)20と、被覆部20の周縁部分に接合された接顔パッド30とを有するマスク本体11と、マスク本体11の両側縁から延出する一対の締紐12とを有する。マスク本体11は、さらに、横方向Xの寸法を2等分する縦断中心線Pと、上下方向Yの寸法を2等分する横断中心線Qとを有する。
被覆部20は、着用者の顔面の口部及び鼻部を覆うようにカップ状に成形されており、カップの底となる前面21と、カップの縁となる周縁部分22と、前面21と周縁部分22との間に位置して内部空間を画成する周壁部分23とを有する。被覆部20の前面21には、合成樹脂製の排気弁ユニット40が配置されている。
被覆部20は、周壁部分23の上方側において縦断中心線Pを介して対称に位置する一対の凹部23aを有し、マスク本体11の上端部分11aは下端部分11bに比べて幅狭となっている。被覆部20は、熱可塑性合成繊維を含む繊維不織布、織布、開孔プラスチックフィルム、これらのラミネートシート等の通気性シート材料から形成されており、着用者の吸気の取り入れと呼気の排出とが可能であって、呼気及び吸気のろ過を可能にするフィルター部として機能する。
接顔パッド30は、被覆部20の周縁部分22に沿う環状であって、周縁部分22を1周するシールライン(溶着ライン)15において周縁部分22の後面に固定された固定部31と、固定部31から内方へ延びる内周壁部32と、内周壁部32に囲まれた開口33とを有する。シールライン15は、接顔パッド30の固定部31と被覆部20の周縁部分22とを重ね合わせた状態で、かかる重畳部分を全体又は局所的に加圧・加熱することによって、周縁部分22に含まれる熱可塑合成繊維を溶融固化して接顔パッド30と一体的に接合している。接顔パッド30が、熱可塑性合成繊維又は熱可塑性合成樹脂を含む場合には、シールライン15のシール強度をより高めることができる。このように、被覆部20と接顔パッド30との外周縁部がシールライン15によってシールされることによって、それらの間から、ろ過されていない外気がマスク10内部に進入するのを抑制することができる。
図3を参照すると、接顔パッド30は、前方に位置して固定部31において周縁部分22に接合される発泡弾性体層(内層)51と、発泡弾性体層51の後面に接合された繊維不織布層(外層)52とを有する。発泡弾性体層51は、ウレタンフォームやポリエチレンフォーム等の所要の弾性復元性を有する発泡弾性体から形成することができる。繊維不織布層52は、熱可塑合成繊維を含む繊維不織布から形成されている。発泡弾性体層51と繊維不織布層52とは、接着剤(図示せず)を介して互いに固定されている。このように、肌対向面側に繊維不織布層52が位置することによって肌触りが良好になるとともに、吸汗性に優れる。ただし、接顔パッド30は、発泡弾性体層51のみから形成されていてもよい。
図2を参照すると、接顔パッド30は、顔の起伏に沿うような凹凸のある立体形状をなしており、特に、着用者の鼻梁部と接する上端部分32Aと顎部に接する下端部分32Bが他の部分に比べて凹んでいる。このように、接顔パッド30が顔面の起伏に沿った立体形状をなすため、着用時において接顔パッド30が顔面にフィットして外部から粉塵が入り込むのを防止するとともに、締紐12の張力が比較的に低い場合であっても着用感が損なわれることはない。
図4を参照すると、接顔パッド30の内周壁部32の内周縁60は、横方向Xの外方へ凸曲するように円弧状に延びる中央部位61と、上方へ凸曲状に延びる上方部位62と、下方へ凸となる下方部位63とによって画成されている。上方部位62は、全体的に上方Yへ向かうにつれて次第に幅狭となるようなテーパ形状を有するのに対し、下方部位63は、底辺を有する略台形状であって横方向Xへ延びる中央部位63aと、中央部位61の下端と中央部位63aとの間において縦断中心線Pに対して斜めに延びる一対の傾斜部位63bとを有する。かかる形状の相違から、上方部位62(上方部位62の下端)の幅寸法W1が、下方部位63(下方部位63の上端)の幅寸法W2よりも小さくなっている。
上方部位62と下方部位63との形状がこのように互いに相違することから、上方部位62のテーパ度合いは、下方部位63のテーパ度合いよりも大きくなっている。ここで、テーパ(先細り)度合いが大きいとは、それを形成する外形ラインの傾斜度合いが大きいことを意味し、本実施形態においては、縦断中心線Pに対して対称に位置する上方部位62を形成する外形ラインの傾斜度合いが、縦断中心線Pに対して対称に位置する下方部位63を形成する外形ラインの傾斜度合いよりも大きいことから、上方部位62は、下方部位63よりもテーパ度合いが大きいといえる。
締紐12は、弾性を有し、断面が円形の丸ゴムや断面が矩形の平ゴムを用いることができる。締紐12の一方端部(固定端部)は、被覆部20と接顔パッド30との間に介在された状態でシールライン15によって固定されている。締紐12の他方端部(自由端部)は、被覆部20と接顔パッド30との間に介在された状態でシールライン15によって固定された、プラスチック製のバックル18に掛け回されている。締紐12の他方端部がバックル18に掛け回されていることによって、着用者の頭部の大きさに合わせて締紐12の長さを適宜調整することができる。図示していないが、締紐12は、一方端のみならず、その両端がバックル18のようにその長さを調整できる機構を備えていてもよい。
排気弁ユニット40は、ポリエチレンやポリプロピレン、ABS等の熱可塑性合成樹脂から形成されており、前方へ凸曲したドーム状のカバー部材41と、カバー部材41の内部に位置する排気弁座42とを有する。カバー部材41は、複数の開口41aと、外周縁に延びるフランジ部41bと、中央部の内面から後方へ延びる中空円筒部41cとを有する。排気弁座42は、被覆部20の前面21の中央に穿設された開口21aに挿着された通気部42aと、通気部42aの中心部分から前方へ延びてカバー部材41の中空円筒部41c内へ嵌挿されている突出部42bとを有する。通気部42aは、放射状に延びる内壁によって形成された複数の通気孔を有する。
カバー部材41と排気弁座42とは、その外周縁部が互いに嵌合されており、底部材42の外周縁部よりも外方へ延びるカバー部材41のフランジ部41bが、被覆部20の前面21に熱シールによって溶着されることによって、排気弁ユニット40がマスク本体11に接合されている。カバー部材41と排気弁座42との間に画成された内部空間には、着用者の呼気に合わせて通気部42aの通気孔を閉鎖、開放する排気弁(逆止弁)43が配置されている。排気弁43は、シリコンゴム等の柔軟弾性材料で形成された薄板円盤状であって、中央に位置する開口に排気弁座42の突出部42bが挿通され、該開口の開口縁部がフランジ部41bと通気部42aの中心部分との間に挟圧されることによって、排気弁ユニット40の内部空間に保持されている。排気弁43の大きさ、厚さ、ゴム硬度値等は、着用者が吸気するときに速やかに通気部42aが閉鎖状態となるように設計されている。
図4及び図5を参照すると、マスク10の着用状態において、接顔パッド30の内周壁部32が着用者の顔面にフィットし、外部から粉塵等が内部に入り込むのを抑制することができる。接顔パッド30が安定的にフィットされた状態において、接顔パッド30の内周壁部32の上端部分32Aと下端部分32Bとは、それぞれ、着用者の鼻梁部と下顎部とに当接して前方へ倒伏されている。マスク10の密封性(シール性)を高めるためには、このように接顔パッド30が顔面の形状に沿って変形することが好ましく、この種の従来のマスクにおいては、接顔パッドとして、反撥性のある発泡弾性体、たとえば、発泡ウレタン、発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレンが好適に用いられていた。通常、各種公知の発泡弾性体を使用する場合には、比較的に高い反撥性や弾性復元性を実現するために、20〜30倍の発泡倍率を有するものが使用されており、それによって、着用状態における顔面へのフィット性が発揮されていた。しかしながら、このような高い反撥性を有する発泡弾性体を使用する場合には、顔面形状に沿って変形するまで間にある程度の時間を要し、変形するまでの間はマスクを着用していても、顔面と接顔パッドとの間の隙間から粉塵を含んだ外気を吸い込んでしまうという問題があった。
また、発泡弾性体が顔面形状に沿って徐々に変形して顔に馴染むまで着用した場合であっても、マスクを外したときに、すぐに発泡弾性体が着用する前の元の形状に復帰してしまい、再着用するときに、接顔パッドが再び顔面形状に沿うように変形するまでに時間を要し、瞬時にマスクのシール性を発揮することができなかった。このような再着用時の瞬間的なシール性が要求される場面として、例えば、空気中に有害物質が含まれる災害現場や工事現場等の緊急性を要する場面が想定され、かかる事態においては、マスクの再着用時に瞬時かつ安定的に接顔パッドがフィットされて高いシール性を発揮することが求められる。
本実施形態においては、接顔パッド30の発泡弾性体層51が、発泡倍率が35〜50倍の発泡弾性体から形成されていることから、所要の反撥性及び弾性復元性を有するとともに、変形されたときの半永久的な形状保持性を有している。本願人の知見したところによれば、発泡倍率が35倍以下の発泡弾性体の場合には、比較的に硬質であって反撥性及び弾性復元性が大きく、マスクを外したときにすぐに元の形状に復帰してしまうのに対し、発泡倍率が50倍以上の発泡弾性体の場合には、柔軟すぎて反撥性が弱く、着用したときに顔面形状に沿ってフィットさせることができないおそれがある。
また、接顔パッド30の発泡弾性体層51として、発泡倍率が35〜50倍のポリエチレンフォームを使用することが好ましい。ポリエチレンフォームは、一般的なウレタンフォームに比べて反撥性が低く、また、その発泡倍率が35〜50倍の範囲内であることによって、軟質ウレタンフォームのように圧縮した後に外力を除くと瞬時に復元することはなく、さらに、低反発性ウレタンフォーム(低反発性弾性フォーム)のように圧縮した後にゆっくりと復元することはない。かかる弾性特性を有する発泡弾性体を発泡弾性体層51として使用することによって、マスク10は、着用したときにすぐに顔面形状に沿って変形してフィットされるとともに、マスク10を外した後に再着用する場合には、接顔パッド30の形状が復元されることなく着用状態の変形態様が維持されるので、瞬時に顔面に馴染んで高いシール性を発揮することができる。
ここで、ポリエチレンフォームを含む発泡弾性体(弾性フォーム)は、通常、製造工程においてスライサーと称される水平切断機によって所望の厚さに切断されてシート状やパッド状に成形される。したがって、発泡弾性体は、スライサーによって切断されたスライス面(切断面)と、切断されていないスキン面(非切断面)とを有する。スライス面は、スライサーによって水平に切断されており、発泡された部分がカットされているので、スキン面に比べて凹凸である。
本実施形態のマスク10においては、発泡弾性体層51のスキン面(接合面)が後面側、スライス面が前面側に位置しており、繊維不織布層52はスキン面に接合されている。繊維不織布層52を比較的に平滑なスキン面に接合することによって、接着剤を均一に塗布して接合強度を一定にすることができるとともに、スライス面に繊維不織布層52を接合する場合に比べて、マスク10を再着用するときに、着用状態を維持させやすくなる。すなわち、図5に示すとおり、マスク10の着用状態において、内周壁部32の上下端部分32A,32Bは、前方へ倒伏された状態にあって、再着用するときに、瞬時に顔面にフィットさせるためには、かかる倒伏形状を維持していることが好ましい。発泡弾性体層51のスライス面は凹凸状であって折り曲げときに跡が付き易く、スライス面側(前面側)へ発泡弾性体層51を折り曲げたときの曲げ弾性率は、スキン面側(後面側)へ折り曲げるときの曲げ弾性率よりも低いと考えられることから、スキン面を後面側とすることによって、より着用時の形状が維持されやすく、形状保形性に優れるといえる。すなわち、スライス面はスキン面に比べて多孔質かつ凹凸であって、その表面に折曲ラインが形成されるように折り曲げたときには、スキン面の表面に折曲ラインが形成されるように逆側へ折り曲げた場合に比べて、発泡部分が潰れて折り曲げた形状が維持されやすいといえる。したがって、スライス面を前面側とすることによって、スキン面を前面側にするよりも、接顔パッド30が顔に馴染んで全体的に前面側へ折れ曲がった状態が維持されやすいといえる。
例えば、表1の比較例1〜8に示す従来のマスクでは、接顔パッドの内周縁の下方部位が連続的に曲状に延びるラインであって、本願発明の下方部位63のように下方へ凸曲するように傾斜部位63bを有しておらず、接顔パッドの下端部分及びその両側に位置する部分の幅寸法は同じである。かかる従来のマスクを着用した場合には、着用者の下顎部が下端部に当接されてもそれを前方へ倒伏させ難く、下顎部と下端部との間に隙間が生じてしまうおそれがある。
既述のとおり、接顔パッド30の内周壁部32の内周縁60は、円弧状の中央部位61と、上方へ凸曲状に延びる上方部位62と、下方へ凸となる下方部位63とによって画成されている。内周壁部32の中央部位61は曲状の頬部、上方部位62は鼻梁部、下方部位63は下顎部にそれぞれ沿う形状を有しているので、着用したときに顔面に馴染みやすい。また、上方部位62は下方部位63よりもテーパ度合いが大きく、下方部位63は、横方向へ延びる中央部位63aと、一対の傾斜部位63bとから構成されており、傾斜部位63bとシールライン15との間に形成された部分の幅寸法よりも中央部位63aとシールライン15との間に形成された下端部分32Bの幅寸法L2が小さくなっている。したがって、下顎部の全周部分が開口33内に入り込み、内周壁部32の下端部分32B全体を前方へ倒伏させることで、下顎部と下端部分32Bとの間に隙間が形成されず、密着性が実現されている。
図4を参照すると、接顔パッド30の内周壁部32の下端部分32Bの幅寸法L2は、上端部分32Aの幅寸法L1と同じ又はそれよりも大きく、中央部分32Cの幅寸法L3よりも小さくなっている。具体的には、各幅寸法L1〜L3の大きさの相関関係は、L3>L2≧L1となっている。通常、接顔パッドは幅方向が均一であるか、または、上下端部分の幅寸法が中央部分よりも大きくなっており、締紐の引張力によって上下端部分に作用する顔面へ向かう力(押し当てる力)が分散されて、上下端部分を顔面に強く当てることができないことがあった。かかる事態を避けるために、締紐の引張力を比較的に大きくした場合には、頭部に圧迫跡がつくおそれがあり、一方、比較的に小さな引張力で広い範囲で頭部にフィットさせるために弾性を有する繊維不織布を使用した場合には、締紐を使用する場合に比べて製造コストが増加する。
本実施形態に係るマスク10においては、相対的に上下端部分32A,32Bの幅寸法L2,L3が小さいことから、繊維不織布を使用せずに紐ゴムからなる締紐を使用しても、締紐12の引張力が分散されずに上下端部分32A,32Bに作用して着用者の鼻梁部及び下顎部に安定的にフィットされる。また、接顔パッド30の開口33の開口率(開口面積率)は、開口33を含むマスク本体11の後面の面積(接顔パッド30の表面積と開口33の面積とを合計した面積)の約45〜55%の大きさである。内周壁部32の表面積が大きいほどに顔面に広い範囲で当接される一方、締紐12による引張力が分散されてしまうおそれがあるが、開口33の開口率が、マスク本体11の後面の面積に対して約45〜55%の大きさを有することによって、引張力が分散されずに、顔面の広い範囲で接顔パッド30をフィットさせることができる。
Figure 2017193801
表1は、成人男性の被験者(10名)に実施例のマスクと、比較例1,2のマスクを着用させて、労研式マスクフィッティングテスター MT−03型(柴田科学(株)製)をそのマニュアルに定められている標準条件で使用するようにセットした。このテスターの粉じん濃度センサーをマスクの内部と外部とにセットし、被験者がマスクを着用して30秒後を「初期」とし、5分、30分、1時間経過のマスク外部の粉じん濃度に対する簡易マスク内部の粉じん濃度の割合(%)を求め、その割合を漏れ率とした。
また、被験者が、漏れ率を測定した時間ごとに、マスクの着用感を評価した。着用感の評価方法としては、マスクが顔に馴染んで良好なフィット感を感じた場合には「◎(優)」、マスクが顔に馴染むが若干フィット感が悪いと感じた場合には「○(良)」、マスクがあまり顔に馴染まずにフィット感もあまりよくないと感じた場合には「△(可)」、マスクがまったく顔に馴染まずにフィット感も悪いと感じた場合には「×(不可)」とした。漏れ率及び着用感は、各被験者の測定結果を平均化して表1に示した。
<実施例1>
内層:発泡倍率約40倍のポリエチレンフォーム
外層:繊維不織布
接合面:スキン面
<比較例1>
内層:発泡倍率約40倍のポリエチレンフォーム
外層:繊維不織布
接合面:スライス面
<比較例2>
内層:発泡倍率約30倍のポリエチレンフォーム
外層:繊維不織布
接合面:スキン面
表1を参照すると、実施例においては、初期の着用感の評価が「△(可)」であるもののそれ以降の着用感については、いずれも良好であった。また、漏れ率は、総じて0.6%以下であって、着用してから継続してマスク内部のシール状態が維持されていることが確認できた。一方、比較例1においては、初期と5分後の着用感の評価が「△(可)」であってそれ以降時間が経過しても「◎(優)」となることはなく、また、漏れ率も1.2〜2.6%であって、実施例の2倍以上であった。また、比較例2においては、着用感において初期から30分経過後まで評価が「○(良)」になることはなく、漏れ率も約0.7〜2.0%であって、実施例の1.2〜2.0倍であった。比較例1において漏れ率が高かったことは、接合面がスライス面であったことから接顔パッドが前面側へ折れ曲がり難く、顔面形状に沿って変形し難くかったことが考えられ、一方、比較例2において、着用感が低下していたことは、発泡弾性体の発泡倍率が30倍であって反撥性が比較的に高いことから、圧迫感を感じたことが考えられる。
Figure 2017193801
<皺回復性(圧縮回復性)>
表2は、表1の測定において使用した実施例及び比較例1,2のマスクの接顔パッドの発泡弾性体層を形成する発泡弾性体について、弾性復元性に関する測定を行った結果である。測定は、JISL1059‐1針金法に準じて行った。縦40mm×幅10mmのサイズで試料を切り取った後に、均等に2つ折り(上面及び下面のサイズが、それぞれ、10mm×20mm)にしてテーブルの上に置き、上面に約500gの分銅(錘)を載せて加圧し、上面と下面とを互いに当接させた折曲状態とした。このときの上面と下面との間の2つ折りにされた部分の角度αを0度とする。錘を載せたままかかる折曲状態を3分、5分、8分、10分経過した時点で分銅を取り除き、さらに5分間そのまま放置した後、角度αを求めた。また、各シートを37℃に加熱し、同様の測定方法によって折曲状態を5分維持させ、5分経過した時点で分銅を取り除いてさらに5分間放置した後の角度を測定した。
表2に示すとおり、実施例1においては、5分間加圧した場合において、角度αは150度であるから、完全に形状が復元されておらず、折り曲げられた状態が維持されている。一方、比較例1,2においては、5分間加圧した場合において、角度αが約170度であってシートが折り曲げられる前の展開状態(角度α≒180)に近いことから、ほぼ完全にその形状が復元されている。このように、本実施形態のように、接顔パッドの発泡弾性体層51を発泡倍率40倍のポリエチレンフォームで形成し、そのスキン面に繊維不織布を接合することによって、内層のスライス面側を内側として折り曲げたときに、最もその折り曲げ状態が維持されやすいといえる。また、シートを37℃に加熱して5分間着用した場合において、シートを加熱せずに5分間着用した場合に比べて、実施例のマスクの角度αは、7%減少しており、比較例1及び2に比べてその減少率が大きかった。すなわち、着用して着用者の体温(33〜38度)近くまで熱せられることによって、実施例のマスクはより優れた形状保持性を発揮し、再着用するときにも接顔パッド30が着用状態の形状を維持して、顔に瞬時に馴染んでフィットしやすいといえる。
Figure 2017193801
<マスクのフィット性に関する評価>
表2は、成人の男女10名(男性:7名、女性:3名)を被験者A〜Jとして、実施例及び比較例1−8のマスクのフィット性についての評価結果を示すものである。評価に使用した実施例及び比較例1−8のマスクは、通常のMサイズの大きさ(マスク本体の後面の面積が約115cm)であってマスク本体の被覆部として、カップ状に賦型された熱可塑性合成繊維を含む繊維不織布製のものを使用し、接顔パッドとして本実施形態と同様の構成(発泡弾性体層:発泡倍率40倍のポリエチレンフォーム、繊維不織布層:繊維不織布、接合面:スキン面)を有するものを共通して使用した。したがって、各マスクにおいて、それぞれ、接顔パッドの形状のみ相違しており、各マスクの接顔パッドの面積(cm)、接顔パッドの内周壁部に囲まれた開口部の開口面積(cm)、マスク本体の後面面積に対する開口部の開口率(%)については、表3に示している。
また、被験者A〜Jの顔面の大きさ等がマスクのフィット性や着用感に影響することが考えられるので、被験者A〜Jの鼻根〜下顎までの離間距離(mm)と唇の幅(口角と口角との間の距離)(mm)を表3に示した。評価の方法としては、各被験者が、各マスクを着用して5分経過したときに、「顔を動かしたり会話をしたりしても、マスクが顔の動きに追従していると感じるのか」という点に関し、ズレて、顔に追従しないと感じた場合には「×(不可)」、少しズレて、顔への追従性は低いと感じた場合には「△(可)」、比較的にズレは少なく、顔への追従性が高いと感じた場合には「○(良好)」と評価した。
かかる官能評価の結果、比較例1〜8については、すべての被験者から良好と感じるとの結果を得ることができなかった。特に、比較例1及び2については、男性の被験者E〜Jの鼻根〜下顎までの距離が119〜139mmであるのに対し、開口率が40〜42%であって、比較的に開口率が小さいことから、顔面への圧迫が不十分であるために、着用中にマスクがずれてしまったと考えられる。一方、比較例4〜5においては、開口率が47〜49%であって、鼻根〜下顎までの距離が普通の大きさの被験者に対してはフィット性が発揮されるが、比較的に鼻根〜下顎までの距離が大きな被験者I,Jに対しては、下顎部が接顔パッド内に十分に入り込まずに着用感が低下して、着用中にマスクのズレを生じたことが考えられる。さらに、比較例6−8については、開口率が比較的に大きく、接顔パッドの面積が比較的に小さいことから、顔面の比較的に大きな被験者に対しては所要のフィット性を発揮したが、顔面の比較的に小さな被験者の場合には、下顎部が接顔パッド内に入り込みすぎてマスクと頬部との間に隙間が形成されて、十分なフィット性が発揮されなかったと考えられる。
実施例については、すべての被験者から良好に感じたとの結果を得ることができた。これは、接顔パッドの面積、開口面積、開口率が様々な顔の大きさ、形状に沿うように適当な数値の範囲内に設計されており、特に、開口部の下端部位が下方へ凸曲することによって下顎部が安定的にフィットされることから、他のマスクに比べて高いフィット感を感じたことによるものと考えられる。
以上のとおり、表1−3の測定結果より、まず、接顔パッド30の内周壁部が発泡倍率35〜50倍の発泡弾性体により形成されることによって、着用してすぐに顔面にフィットされるとともに、再着用するときにも瞬時にフィットされて高いシール性を発揮することができる。かかる再着用時のフィット性は、発泡弾性体としてゴムやウレタンフォームに比べて弾性復元性の低いポリエチレンフォームを使用することによって確実に実現することができる。さらに、接顔パッド30の発泡弾性体層51と繊維不織布層52との接合面が平滑なスキン面であることによってスライス面側に曲がりやすく変形が容易であるとともに、内周壁部32の内周縁60が上下方へ凸曲し、かつ、その凸曲形状が顔面形状に沿うものであって互いに相違することから、内周縁60が円形状、上下方部位が同じ凸曲状であるマスクに比べて、顔面の大きさや形状が異なる複数の着用者に対して安定的なフィット感を与えることができる。
以上に記載した本発明に関する開示は、以下の事項に整理することができる。
前後方向と、上下方向及び横方向とを有し、カップ状の被覆部と、前記被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドとを有するマスク本体を含む使い捨てマスクにおいて、前記接顔パッドは、前記周縁部分に接合された固定部と、前記固定部から内方へ延びる環状の内周壁部と、前記内周壁部に囲まれた開口とを有し、前記内周壁部は、発泡倍率が35〜50倍である発泡弾性体から形成されていることを特徴とする。
上記段落0047に開示の本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記発泡弾性体は、ポリエチレンフォームである。
(2)前記接顔パッドは、前記発泡弾性体から形成された内層と、前記内層の後面側に接合された繊維不織布製の外層とを有し、前記内層の前記後面は前記内層の前面よりも平滑である。
(3)前記開口を画成する前記内周壁部に内周縁は、円弧状の中央部位と、上方へ凸曲状に延びる上方部位と、下方へ凸となる下方部位とによって画成されており、前記下方部位は、前記上方部位よりもテーパ度合いが小さく、下方へ斜めに延びる一対の傾斜部位と前記一対の傾斜部位間において前記横方向へ延びる中央部位とを有する。
(4)前記マスク本体の両側縁から外方へ延びる一対の締紐をさらに有し、前記内周壁部は、前記上方部位を画成する上端部分と、前記下方部位を画成する下端部分とを有し、前記上下端部分は、前記内周壁部の中央部分よりも幅狭である。
(5)前記マスク本体の後面面積に対する前記開口の開口率は、45〜55%である。
10 使い捨てマスク(マスク)
11 マスク本体
12 締紐
20 被服部
30 接顔パッド
31 固定部
32 内周壁部
32A 上端部分
32B 下端部分
32C 中央部分
33 開口
51 内層(発泡弾性体層)
52 外層(繊維不織布層)
60 内周縁
61 中央部位
62 上方部位
63 下方部位
63a 中央部位
63b 傾斜部位
X 横方向
Y 上下方向
Z 前後方向

Claims (6)

  1. 前後方向と、上下方向及び横方向とを有し、カップ状の被覆部と、前記被覆部の周縁部分に接合された接顔パッドとを有するマスク本体を含む使い捨てマスクにおいて、
    前記接顔パッドは、前記周縁部分に接合された固定部と、前記固定部から内方へ延びる環状の内周壁部と、前記内周壁部に囲まれた開口とを有し、
    前記内周壁部は、発泡倍率が35〜50倍である発泡弾性体から形成されていることを特徴とするマスク。
  2. 前記発泡弾性体は、ポリエチレンフォームである請求項1に記載のマスク。
  3. 前記接顔パッドは、前記発泡弾性体から形成された内層と、前記内層の後面側に接合された繊維不織布製の外層とを有し、前記内層の前記後面は前記内層の前面よりも平滑である請求項1又は2に記載のマスク。
  4. 前記開口を画成する前記内周壁部に内周縁は、円弧状の中央部位と、上方へ凸曲状に延びる上方部位と、下方へ凸となる下方部位とによって画成されており、前記下方部位は、前記上方部位よりもテーパ度合いが小さく、下方へ斜めに延びる一対の傾斜部位と前記一対の傾斜部位間において前記横方向へ延びる中央部位とを有する請求項1〜3のいずれかに記載のマスク。
  5. 前記マスク本体の両側縁から外方へ延びる一対の締紐をさらに有し、前記内周壁部は、前記上方部位を画成する上端部分と、前記下方部位を画成する下端部分とを有し、前記上下端部分は、前記内周壁部の中央部分よりも幅狭である請求項4に記載のマスク。
  6. 前記マスク本体の後面面積に対する前記開口の開口率は、45〜55%である請求項5に記載のマスク。
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