JP2009149235A - 弾性履帯 - Google Patents

弾性履帯 Download PDF

Info

Publication number
JP2009149235A
JP2009149235A JP2007330211A JP2007330211A JP2009149235A JP 2009149235 A JP2009149235 A JP 2009149235A JP 2007330211 A JP2007330211 A JP 2007330211A JP 2007330211 A JP2007330211 A JP 2007330211A JP 2009149235 A JP2009149235 A JP 2009149235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler belt
circumferential direction
crawler
elastic
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007330211A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Ueno
吉郎 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2007330211A priority Critical patent/JP2009149235A/ja
Publication of JP2009149235A publication Critical patent/JP2009149235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】 ラグを履帯周方向に関して芯金間に配置して低振動を確保した弾性履帯において、履帯本体の外周面の耐カットと、履帯本体の内周側の転輪通過面の虫喰い現象とを考慮して弾性材の厚みを設定することにより、製品の重量増を抑えつつ耐久性を確保することができる弾性履帯を提供する。
【解決手段】 履帯本体1Aの外周面17と抗張体8との間の弾性材の厚みAと、脱輪防止突起13の履帯幅方向Y外方側の面18と、幅方向補強体7の履帯内周側の面19との延長線上の交点P1から履帯幅方向Y外方側に20mm行ったの位置における、履帯本体1Aの転輪通過面15と芯金7との間の弾性材の厚みCとの関係を、2C≧A≧0.5Cとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、クローラ式走行装置に採用される弾性履帯に関するものである。
従来、スプロケット,アイドラ及び複数の転輪にわたって無端状の弾性履帯を巻き掛け、スプロケットを回転駆動させると共に該スプロケットから弾性履帯に駆動力を伝達することによって該弾性履帯を循環回走するようにしたクローラ式走行装置がある。
このクローラ式走行装置の弾性履帯として、ゴム様弾性材から無端帯状に形成された履帯本体を備え、この履帯本体内に履帯周方向に間隔をおいて芯金を埋設し、履帯本体の芯金間に形成した係合孔にスプロケットの歯を挿入して係合させることにより、スプロケットから駆動力が伝達されるように構成されているものがある。
また、通常、履帯本体内には、芯金より外周側に位置すると共に履帯周方向全周にわたるように設けられたスチールコード等からなる抗張体が埋設され、履帯本体の外周面側にはラグが設けられ、履帯本体の内周面側の幅方向中央側には転輪,アイドラ,駆動輪等に係合することにより履帯の脱輪(弾性履帯の外れ)を防止する脱輪防止突起が設けられ、履帯本体の内周面の脱輪防止突起の側方は転輪等が転動する転輪通過面とされている。
また、ラグを履帯周方向に関して芯金間に配置した弾性履帯がある(特許文献1参照)。
特開2003−182657号公報
図5に示すように、履帯本体1Aの外周面に設けられたラグ10が履帯周方向Xに関して芯金7の位置と同じ位置に設けられた弾性履帯6にあっては、弾性履帯6の転輪通過面15と転輪との間に砂や小石等の異物がかみ込むと、転輪通過面15にいわゆる虫喰い現象が発生し、次第に弾性履帯6を構成するゴムが劣化していくが、特に、芯金7上は顕著であるので、芯金7上の履帯本体1Aの厚みを大きくして耐久性を保持するようにしており、この為に履帯本体1A全体の厚みが厚くなる。
また、ラグ10が履帯周方向Xに関して芯金7の位置と同じ位置に設けられたものにあっては、弾性履帯6の芯金7より外周側のゴム厚みが厚いものとなり、耐カット性に優れ、抗張体8への損傷は少ないと共に、履帯周方向Xにおけるラグ10間には芯金7がないので、弾性履帯6が突起物に乗り上げても履帯本体1Aの全体のゴム厚みや抗張体のしなやかさで、応力緩和されるので、外傷が入りにくいことから、履帯本体1Aの外周面に設けられたラグ10が履帯周方向Xに関して芯金7の位置と同じ位置に設けられた弾性履帯6にあっては、図5に示すように、履帯本体1Aの転輪通過面15と芯金7との間のゴム厚みCを、履帯本体1Aの外周面17と抗張体8との間のゴム厚みAよりも大としている。
前記弾性履帯6にあっては、転輪通過面15のゴムの劣化に起因するゴムの寿命により、弾性履帯6全体の寿命となってしまうので、耐久寿命を上げるには、さらに履帯本体1Aの転輪通過面15と芯金7との間のゴム厚みCを増やさなければならず、そうすると履帯本体1A全体の厚みが大きくなり、屈曲抵抗が大きくなり馬力ロスとなると共に、製品重量もアップし、コスト増につながる。
また、耐久面では有利であるものの、履帯周方向Xに関して芯金7と同じ位置にラグ10があることは、そうでない部分との剛性差が大となり、振動が大となる。
ところで、特許文献1に開示されているように、ラグ10を履帯周方向Xに関して芯金7間に配置することにより、振動改善につながることは、建機や小型運搬車では判っているが、この場合、芯金7配置位置において抗張体8に履帯本体1Aの外周側からの外傷を受けやすく、履帯本体1Aの外周面17と抗張体8との間のゴム厚みAが、履帯本体1Aの転輪通過面15と芯金7との間のゴム厚みCよりも小であると、このままでは使用することができない。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、ラグを履帯周方向に関して幅方向補強体間に配置して低振動を確保した弾性履帯において、履帯本体の外周面の耐カットと、履帯本体の内周側の転輪通過面の虫喰い現象とを考慮して弾性材の厚みを設定することにより、製品の重量増を抑えつつ耐久性を確保することができる弾性履帯を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、ゴム様弾性材によって無端帯状に形成された履帯本体内に、履帯周方向に間隔をおいて且つ履帯周方向にわたって配置された幅方向補強体と、この幅方向補強体より履帯外周側に配置され且つ履帯周方向にわたって設けられた抗張体とを埋設し、履帯本体の外周面側に、履帯周方向に間隔をおいて且つ履帯周方向にわたって配置されると共に前記幅方向補強体と履帯周方向に関して同じ位置に位置しないように配置されたラグを備え、履帯本体の幅方向中央側には、幅方向補強体から履帯本体の内周側に突出する左右一対の脱輪防止突起が設けられ、この左右各脱輪防止突起の履帯幅方向外側方が、転輪が転動する転輪通過面とされた弾性履帯において、
履帯本体の外周面と抗張体との間の弾性材の厚みをAとし、
脱輪防止突起の履帯幅方向外方側の面と、幅方向補強体の履帯内周側の面との延長線上の交点から履帯幅方向外方側に20mm行った位置における、履帯本体の転輪通過面と幅方向補強体との間の弾性材の厚みをCとすると、
2C≧A≧0.5Cとされていることを特徴とする。
また、幅方向補強体の、転輪通過面における履帯周方向の幅を、ラグの履帯周方向の1ピッチの30〜55%の寸法に形成するのがよい。
また、転輪通過面を、幅方向補強体に対応する部分が履帯内周側に凸となり且つ幅方向補強体間に対応する部分が履帯外周側に凹となる凹凸形状に形成し、この凹凸面の凸部分の頂上点と凹部分の谷底点との履帯厚さ方向に関する距離をLとすると、前記弾性材の厚みCとの関係が、
1/7C<L<1/3Cとされているのがよい。
また、転輪通過面における幅方向補強体の履帯周方向の幅をGとし、
履帯本体の外周面とラグの履帯周方向一側の面との延長線上の交点と、該ラグの履帯周方向一側の面に履帯周方向で対向するラグの履帯周方向の面と履帯本体の外周面との延長線上の交点との履帯周方向に関する距離をHとすると、
0.45H<G<0.8Hとされているのがよい。
ラグが幅方向補強体と履帯周方向に関して同じ位置に位置するものであれば、幅方向補強体及びラグの配置位置に縦剛性が集中するが、ラグを幅方向補強体と履帯周方向に関して同じ位置に位置しないように配置すると、弾性履帯の縦剛性が履帯周方向に分散され、弾性履帯の周方向における縦剛性の差が緩和される。
さらに、ラグと幅方向補強体とが履帯周方向で同位置に位置するものであれば、幅方向補強体を転輪が通過するときに、転輪と弾性履帯との間に異物が入り込むと、該異物は転輪と幅方向補強体との間で挟まれ、弾性材内でつぶされ、めり込み、場合によっては、亀裂を生じさせるが、ラグと幅方向補強体とが履帯周方向で同位置に位置しないものであれば、幅方向補強体上を転輪が通過するときに、該転輪は該位置の幅方向補強体の履帯周方向前後のラグに橋架けられた部分に載るような格好となり、履帯本体がラグ間で下方側に向けて凸となる湾曲状に撓んで逃げてくれるので、弾性材に対するダメージは少ない。
したがって、ラグと幅方向補強体とが同位置に位置しないようにしたものにあっては、前述したような効果があるので、幅方向補強体上の弾性材の厚みを薄くすることができる。
そして、履帯本体の外周面と抗張体との間の弾性材の厚みをAとし、
脱輪防止突起の履帯幅方向外方側の面と、幅方向補強体の履帯内周側の面との延長線上の交点から履帯幅方向外方側に20mm行った位置における、履帯本体の転輪通過面と幅方向補強体との間の弾性材の厚みをCとし、AとCとの関係を2C≧A≧0.5Cとすることにより、振動低減を図った弾性履帯における履帯本体の外周面側の耐カット性、内周面側の耐虫喰い性の両方を確保でき、結果として製品の重量増を抑えつつ耐久性を確保することができる弾性履帯を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3において、1はコンバイン等の農業機械、土木・建設機械、運搬車等の走行体の走行部として採用されるクローラ式走行装置1であり、このクローラ式走行装置1は、本実施の形態のものにあっては、トラックフレーム2と、進行方向(図3の左右方向)前後一側に配置された駆動輪(スプロケット)3と、進行方向前後他側に配置されたアイドラ4と、これら駆動輪3とアイドラ4との間に配置された複数の転輪5と、これら駆動輪3,アイドラ4及び転輪5にわたって巻き掛けられたエンドレス状の弾性履帯6とから主構成されている。
駆動輪3,アイドラ4及び転輪5はトラックフレーム2に左右方向(図3の紙面貫通方向)の軸心回りに回転自在に支持されており、クローラ式走行装置1が装着された走行体の本機側の駆動源からの動力によって駆動輪3を回転駆動させることにより、駆動輪3から弾性履帯6に動力が伝達されて該弾性履帯6が周方向Xに循環回走され、これによりクローラ式走行装置1が前後進するよう構成されている。
なお、図例の構造のクローラ式走行装置1は一例を示したものであり、走行体又は使用目的等によって構造が異なる。
前記弾性履帯6は、図1及び図2に示すように、ゴム、樹脂等のゴム様弾性材によって無端帯状に形成された履帯本体1Aと、この履帯本体1A内に埋設された芯金等の幅方向補強体7(以下、芯金という)及び抗張体8並びに補強帯9と、履帯本体1Aの外周面側に設けられたゴム様弾性材から形成されたラグ10とから主構成されている。
芯金7は、金属等の硬質材料によって形成されていて、履帯周方向Xに所定間隔をおいて且つ履帯本体1Aの周方向X全周にわたって設けられている。
この芯金7は、履帯本体1Aの幅方向Y(左右方向ともいう)中央側に位置する(埋設された)中央部11と、この中央部11から左右両側に一体的に延出されていて履帯本体1Aの左右側部に位置する(埋設された)翼部12とから主構成され、該芯金7の中央部11には、履帯本体1Aの幅方向Y中央側に位置し且つ履帯内周側に突出する左右一対の脱輪防止突起13が一体形成されている。
前記脱輪防止突起13に、転輪5,アイドラ4,駆動輪3が係合することにより弾性履帯6の脱輪(弾性履帯6の外れ)が防止される。
前記履帯本体1Aの各芯金7間には駆動輪3の係合歯が挿入される係合孔14が形成され、駆動輪3からの動力が芯金7を介して弾性履帯6に伝達される。
前記転輪5は、左右の両脱輪防止突起13を跨いで配置されて、左右の各脱輪防止突起13の左右方向Y外方側を走行する外ツバタイプの転輪5が採用され、履帯本体1Aの内周面の、芯金翼部12に対応する部分は転輪5の左右の転動部20が転動する転輪通過面15とされている。
抗張体8は、履帯本体1A内に周方向X全周にわたるように埋設され且つ履帯幅方向Yに並べて配置された複数本のスチールコード等の抗張力コードから構成されていると共に、該抗張体8は、芯金7の左右各翼部12及び各脱輪防止突起13の履帯外周側において履帯周方向X全周にわたるように設けられており、駆動輪3から芯金7に伝達された動力を履帯本体1A全周に伝達する機能と、履帯本体1Aに加えられる張力に耐える機能とを有する。
補強帯9は、ナイロン等の合成繊維帆布等によって形成され、芯金7の左右各翼部12及び各脱輪防止突起13と左右の抗張体8との間に配置され、且つ履帯本体1Aの周方向X全周にわたるように設けられている。
ラグ10は、ゴム様弾性材によって形成され、履帯周方向Xに間隔をおいて且つ履帯周方向X全周にわたって配置されている。
また、ラグ10は、前記芯金7と履帯周方向Xに関して同じ位置に位置しないように配置されている(各芯金7間に設けられている)。
なお、図1、2に示すラグ10は、履帯本体1Aの左右方向Y中央部から左右両側に延びるように形成されていて、左右方向Yにストレート状に形成されていると共に、履帯周方向X前後の面16が、履帯本体1Aに固着された部分である基部側から履帯外周側に行くに従って、ラグ10の履帯周方向X中央側に移行する傾斜面に形成されている。
また、本実施の形態では、芯金7は、履帯周方向Xで隣接するラグ10間の略中央部に位置している。
前記構成の弾性履帯6にあっては、以下に示すように、弾性履帯6の弾性材の厚み、芯金7の寸法等が設定されている。
履帯本体1Aの外周面17と抗張体8との間の弾性材の厚みをAとし、
脱輪防止突起13の履帯幅方向Y外方側の面18と、幅方向補強体7の履帯内周側の面19との延長線上の交点P1から履帯幅方向Y外方側に20mm行った(交点P1から履帯幅方向Y外方側に20mmの距離K離れた)位置における、履帯本体1Aの転輪通過面15と芯金7との間の弾性材の厚みをCとすると、
2C≧A≧0.5Cとなるように構成している。
この構成において、交点P1から履帯幅方向Y外方側に20mm行った位置での、厚みAとCとの関係を前記の数値範囲とする理由は、転輪通過面15の、転輪転動部20の左右方向内方側の角部分20aの付近が、履帯本体1Aの外周面17のチップカットや転輪通過面15の虫喰いが生じやすいからである。
また、芯金7の、転輪通過面15における履帯周方向Xの幅Gを、ラグ10の履帯周方向Xの1ピッチSの30〜55%(0.3S≦G≦0.55S)の寸法に形成している。
これにより、軽量化を図れ、コストダウンとなる。
また、幅Gが前記0.55Sを超えると、弾性履帯6の屈曲性が悪くなる。
また、転輪通過面15における芯金7の履帯周方向Xの幅をGとし、
履帯本体1Aの外周面17とラグ10の履帯周方向X一側の面16との延長線上の交点P2と、前記ラグ10の履帯周方向X一側の面16に履帯周方向Xで対向するラグ10の履帯周方向Xの面16と履帯本体1Aの外周面17との延長線上の交点P3との履帯周方向Xに関する距離をHとすると、
0.45H<G<0.8Hとなるように構成している。
Gの数値が0.8以上になるとラグ10の履帯周方向Xの根本部分21が、履帯周方向Xに関して芯金7の履帯周方向のエッジ部22付近に来ることとなって、弾性履帯6が駆動輪3,アイドラ4に沿って屈曲する際に、屈曲するための余裕が小さくなり、応力集中し、歪みが大となる。
また、Gの数値が0.3H以下になると、芯金7とラグ10との履帯周方向Xに関する間隔が広がり過ぎて、転輪通過時に転輪5が落ち込み振動が大となる。
また、図4は弾性履帯6の他の実施形態を示し、この実施形態における弾性履帯6にあっては、前述した図1〜図3に示す実施形態と異なる点を説明し、同じ部分については説明を省略する。
図4に示す弾性履帯6にあっては、転輪通過面15を、芯金7に対応する部分15Aが履帯内周側に凸となり且つ芯金7間に対応する部分15Bが履帯外周側に凹となる凹凸形状に形成している。
この凹凸面の凸部分15Aの頂上点と凹部分15Bの谷底点との履帯厚さ方向Wに関する距離Lは、前記弾性材の厚みCに対して、
1/7C<L<1/3Cとなるように構成されている。
このように転輪通過面15を凹凸形状にすることにより、弾性履帯6の縦剛性差がさらに緩和され、振動低減を図ることができる。
なお、ラグ10は左右方向Yに対して斜めに配置されていてもよい。
下記の表1は、従来品に係る弾性履帯と、比較例に係る弾性履帯と、実施例に係る弾性履帯との、加速度,変位を比較した試験結果を示したものである。
試験は、所定長さの、有端で且つ平坦状に形成された弾性履帯を、ラグを下にして床面等に載置し、この弾性履帯に対して転輪から一定の荷重を加えながら、該転輪を弾性履帯上の一端側から他端側へと転動させ、転輪の回転支軸付近の振動加速度と、転輪の上下方向の変位とを測定器で測定することで行った。
この加速度及び変位の測定試験は、転輪の速度を、200mm/s、400mm/s、600mm/s、800mm/s、1000mm/sとした5水準で行い、平均値を採った。加速度、変位の数値は、従来品を100とした指数で表しており、数値が低いほど良好であることを示している。
Figure 2009149235
前記表1において、従来品、比較例、実施例1〜12は、転輪通過面15を凹凸形状に形成していない場合の弾性履帯を比較したものであり、実施例13〜16は転輪通過面15を凹凸形状に形成している場合の弾性履帯を比較したものである。
弾性履帯を周方向に直交する方向の面で切断した断面図である。 弾性履帯の一部の側面断面図である。 クローラ式走行装置の側面図である。 他の実施形態に係る弾性履帯の一部の側面断面図である。 比較例に係る弾性履帯の周方向断面図である。
符号の説明
1A 履帯本体
5 転輪
7 幅方向補強体(芯金)
8 抗張体
10 ラグ
13 脱輪防止突起
15 転輪転動面
15A 転輪通過面の、幅方向補強体に対応する部分
15B 転輪通過面の、幅方向補強体間に対応する部分
16 ラグの履帯周方向一側の面
17 履帯本体の外周面
18 脱輪防止突起の履帯幅方向外方側の面
19 幅方向補強体の履帯内周側の面
A 履帯本体の外周面と抗張体との間の弾性材の厚み
C 脱輪防止突起の履帯幅方向外方側の面と、幅方向補強体の履帯内周側の面との延長線上の交点から履帯幅方向外方側に20mm行った位置における、履帯本体の転輪通過面と幅方向補強体との間の弾性材の厚み
G 幅方向補強体の、転輪通過面における履帯周方向の幅
H 履帯本体の外周面とラグの履帯周方向一側の面との延長線上の交点と、前記ラグの履帯周方向一側の面に履帯周方向で対向するラグの履帯周方向の面と履帯本体の外周面との延長線上の交点との履帯周方向の距離
L 転輪通過面を凹凸面とした場合における凸部分の頂上点と凹部分の谷底点との履帯厚さ方向に関する距離
S ラグの履帯周方向の1ピッチ
X 履帯周方向
Y 履帯幅方向

Claims (4)

  1. ゴム様弾性材によって無端帯状に形成された履帯本体(1A)内に、履帯周方向(X)に間隔をおいて且つ履帯周方向(X)にわたって配置された幅方向補強体(7)と、この幅方向補強体(7)より履帯外周側に配置され且つ履帯周方向(X)にわたって設けられた抗張体(8)とを埋設し、履帯本体(1A)の外周面側に、履帯周方向(X)に間隔をおいて且つ履帯周方向(X)にわたって配置されると共に前記幅方向補強体(7)と履帯周方向(X)に関して同じ位置に位置しないように配置されたラグ(10)を備え、履帯本体(1A)の幅方向(Y)中央側には、幅方向補強体(7)から履帯本体(1A)の内周側に突出する左右一対の脱輪防止突起(13)が設けられ、この左右各脱輪防止突起(13)の履帯幅方向(Y)外側方が、転輪(5)が転動する転輪通過面(15)とされた弾性履帯において、
    履帯本体(1A)の外周面(17)と抗張体(8)との間の弾性材の厚みをAとし、
    脱輪防止突起(13)の履帯幅方向(Y)外方側の面(18)と、幅方向補強体(7)の履帯内周側の面(19)との延長線上の交点(P1)から履帯幅方向(Y)外方側に20mm行った位置における、履帯本体(1A)の転輪通過面(15)と幅方向補強体(7)との間の弾性材の厚みをCとすると、
    2C≧A≧0.5Cとされていることを特徴とする弾性履帯。
  2. 幅方向補強体(7)の、転輪通過面(15)における履帯周方向(X)の幅(G)を、ラグ(10)の履帯周方向(X)の1ピッチ(S)の30〜55%の寸法に形成したことを特徴とする請求項1に記載の弾性履帯。
  3. 転輪通過面(15)を、幅方向補強体(7)に対応する部分(15A)が履帯内周側に凸となり且つ幅方向補強体(7)間に対応する部分(15B)が履帯外周側に凹となる凹凸形状に形成し、この凹凸面の凸部分(15A)の頂上点と凹部分(15B)の谷底点との履帯厚さ方向(W)に関する距離をLとすると、前記弾性材の厚みCとの関係が、
    1/7C<L<1/3Cとされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性履帯。
  4. 転輪通過面(15)における幅方向補強体(7)の履帯周方向(X)の幅をGとし、
    履帯本体(1A)の外周面(17)とラグ(10)の履帯周方向(X)一側の面(16)との延長線上の交点(P2)と、該ラグ(10)の履帯周方向(X)一側の面(16)に履帯周方向(X)で対向するラグ(10)の履帯周方向(X)の面(16)と履帯本体(1A)の外周面(17)との延長線上の交点(P3)との履帯周方向(X)に関する距離をHとすると、
    0.45H<G<0.8Hとされていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の弾性履帯。
JP2007330211A 2007-12-21 2007-12-21 弾性履帯 Pending JP2009149235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007330211A JP2009149235A (ja) 2007-12-21 2007-12-21 弾性履帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007330211A JP2009149235A (ja) 2007-12-21 2007-12-21 弾性履帯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009149235A true JP2009149235A (ja) 2009-07-09

Family

ID=40918927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007330211A Pending JP2009149235A (ja) 2007-12-21 2007-12-21 弾性履帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009149235A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107471A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Bridgestone Corp 弾性クローラ
JP2018077102A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 住友ゴム工業株式会社 耐カット性能の評価のための試験装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57168489U (ja) * 1982-03-08 1982-10-23
JPH11348848A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ
JP2007320519A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性履帯

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57168489U (ja) * 1982-03-08 1982-10-23
JPH11348848A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ
JP2007320519A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性履帯

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107471A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Bridgestone Corp 弾性クローラ
JP2018077102A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 住友ゴム工業株式会社 耐カット性能の評価のための試験装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264367B2 (ja) ゴムクローラおよびクローラ式走行体
US6474756B2 (en) Rubber crawler belt
US7185958B2 (en) Elastic crawler
US20090200863A1 (en) Coreless rubber crawler track
JP4042858B2 (ja) 弾性クローラ
JP5373311B2 (ja) ゴムクローラ
JP2003034275A (ja) 弾性履帯
JP4776080B2 (ja) 弾性クローラ
JP2009149235A (ja) 弾性履帯
JP4522104B2 (ja) ゴムクローラ用芯金
JP5213377B2 (ja) ゴムクローラ
JP3734876B2 (ja) 弾性クローラ
JP4988177B2 (ja) ゴムクローラの補強材切断及び芯金折損防止方法及びその方法を用いたゴムクローラ
JP4549138B2 (ja) 弾性クローラ
JP6747148B2 (ja) 弾性クローラ
JP3550561B2 (ja) クローラ式走行装置
JP4171662B2 (ja) クローラ走行装置
JP7310375B2 (ja) 弾性クローラ
JP4423110B2 (ja) 弾性クローラ
JP3883129B2 (ja) 梯子型クローラ
JP2011088613A (ja) ゴムクローラ
JP3673748B2 (ja) 弾性クローラ
JP4800175B2 (ja) クローラベルト
JP4719503B2 (ja) 弾性クローラ
JP6724637B2 (ja) クローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100908

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121204