JP2009146967A - 電磁ソレノイド及びそれを使用した車両用エンジン始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運動方向の変換を必要としない電磁ソレノイドを提供し、また、それを使用したインターロック機構が簡単な構成で省スペース化可能な車両用エンジン始動装置を提供する。
【解決手段】長尺形状を有し一端側と他端側が互いに略平行となる略コの字形状あるいはU字形状に形成された固定鉄心110と、固定鉄心110の周囲に巻回されて通電することにより固定鉄心110に磁束を発生させるコイル120と、固定鉄心110の一端側110aに挿通されて回転可能に支持されるための穴部130a、固定鉄心110の他端側110bの外周面110cに磁気的に吸着あるいは吸引可能に接する当接部130b、および動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうための突起部130cを有する形状の可動鉄心としてのロック部材130とから構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁ソレノイド及びそれを使用した車両用エンジン始動装置に関する。
電磁ソレノイドは、一般的にプランジャータイプと言われるものがよく使用される。このタイプのソレノイドは、電磁コイルに通電させることで固定鉄心に磁界を発生させ、円柱形の可動鉄心を固定鉄心側に電磁的に吸着させる等により使用される(例えば、特許文献1)。
このような電磁ソレノイドを使用した車両用エンジン始動装置がある(例えば、特許文献2)。この車両用エンジン始動装置は、キーから自動車に設けた送受信装置にIDコードを送信され、そのIDコードと、送受信装置に予め登録しておいたIDコードとが一致されたときのみに、ノブがLOCK位置からACC位置へ回動操作可能とされている。
このエンジン始動装置には、プランジャータイプの電磁ソレノイドを使用したインターロック機構が設けられており、この構成によると、インターロック機構により、自動車のシフトレバーがPポジション以外のポジションに切り替えられているとき、ノブをACC位置からLOCK位置に回動するが阻止される。
実開平11−67534号公報 実開2001−301571号公報
しかし、特許文献2の車両用エンジン始動装置によると、インターロック機構としてノブの回転を阻止するために、電磁ソレノイドのプランジャーの直線運動を変換してストッパの回転運動とする必要があり、インターロック機構のための機構が複雑になると共に、スペースを要していた。
従って、本発明の目的は、運動方向の変換を必要としない電磁ソレノイドを提供し、また、それを使用したインターロック機構が簡単な構成で省スペース化可能な車両用エンジン始動装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記の目的を達成するため、長尺形状を有し、一端側と他端側が互いに略平行となるよう形成された固定鉄心と、電流を供給することにより前記固定鉄心に磁束を付与する電磁コイルと、前記固定鉄心の前記一端側を支点として回転可能に支持され、前記固定鉄心の前記他端側が前記固定鉄心の外周面に磁気的に吸着可能に接するよう構成された可動鉄心と、を有することを特徴とする電磁ソレノイドを提供する。
[2]前記可動鉄心は、前記固定鉄心の前記一端側に回転可能に支持された支点部、及び、前記前記固定鉄心の前記他端側に接する外周面を介して、前記固定鉄心及び前記可動鉄心とにより閉じた磁気回路が形成されることを特徴とする上記[1]に記載の電磁ソレノイドであってもよい。
[3]エンジンを始動するための操作部材と一体的に回動するロータと、前記ロータに形成された規制部に干渉することにより、前記ロータの回転を規制するロック部材と、非通電時に前記ロック部材を回転規制位置から離間させることが可能で、かつ通電時に前記ロック部材を回転規制位置に保持する上記[1]または[2]に記載の電磁ソレノイドと、を有し、前記ロック部材が前記可動鉄心により形成され、車両のシフトレバーがパーキングポジション以外の位置に切り替えられているとき、前記操作部材が前記パーキングポジション以外の位置から所定の位置へ回転することを阻止することを特徴とする車両用エンジン始動装置を提供する。
本発明によれば、運動方向の変換を必要としない電磁ソレノイドを提供し、また、それを使用したインターロック機構が簡単な構成で省スペース化可能な車両用エンジン始動装置を提供することができる。
(本発明の第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの基本構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの全体組立てを示す斜視図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面図(b)である。尚、図3の上平面図(a)では、ベース160の図示を省略している。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイド100の基本構成は、長尺形状を有し一端側と他端側が互いに略平行となる略コの字形状あるいはU字形状に形成された固定鉄心110と、固定鉄心110の周囲に巻回されて通電することにより固定鉄心110に磁束を発生させるコイル120と、固定鉄心110の一端側110aに挿通されて回転可能に支持されるための穴部130a、固定鉄心110の他端側110bの外周面110cに磁気的に吸着あるいは吸引可能に接する当接部130b、および動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうための突起部130cを有する形状の可動鉄心としてのロック部材130とから構成されている。この構成により、ロック部材130は、固定鉄心110の一端側110aを支点として回転可能であり、当接部130bが固定鉄心110の外周面110cに吸着あるいは吸引されることが可能であり、また、離間可能である。
図2および図3に示すように、上記の基本構成に加え、固定鉄心110を固定するための枠体150とベース160、固定鉄心110を枠体150とベース160に組み込んだ後に固定鉄心110が抜去されるのを防ぐためにクリックバネを備えてベース160に設けられているクリック固定部170、および、ロック部材130の当接部130bを固定鉄心110の外周面110cに所定の圧接力で押圧するためのトーションコイルバネ140とを有して電磁ソレノイド100のアッセイ体とされている。
固定鉄心110および可動鉄心としてのロック部材130は、軟鉄、珪素鋼、パーマロイ等の軟質磁性材料により形成され、枠体150、ベース160は非磁性材料で形成される。尚、固定鉄心110の断面形状は円形で図示されているが、ロック部材130の穴部130aに回転可能に嵌合する部分が少なくとも円形断面であればよい。また、固定鉄心110の一端側110aとロック部材130の穴部130aは、ロック部材130の回転支点であると共に、磁気回路の一部を構成するので、固定鉄心110とロック部材130の穴部130aとの間隙は少ないほど磁気抵抗が小さくなるので好ましい。磁気抵抗をさらに小さくするために、上記間隙に公知の磁性流体を充填してもよい。
コイル120は、図示しない導線がボビン121に所定巻き数だけ巻回され、図示しないハーネス、コネクタ等を介して電流が供給される構成とされている。尚、図1〜3にはコイル120が2個図示されているが、少なくとも1個のコイル120を備えていればよい。
(電磁ソレノイド100の組立て)
ベース160には、枠体150の側部に形成された固定穴150aに嵌合して枠体150をベース160に固定するための固定爪部160aが形成されている。またベース160には、図3に示すクリックバネ171を備えたクリック固定部170が予め固定されている。ベース160と枠体150を組立て、固定鉄心110の一端側110aおよび他端側110bをベース160の取付穴160bに貫通させ、固定鉄心110にコイル120、ロック部材130、およびトーションコイルバネ140を挿通させた後、枠体150の取付穴150bに挿通させる。固定鉄心110の一部に、切欠形状の仮留めクリック110d、組立てクリック110eが形成されているので、クリックバネ171で仮留めクリック110dの位置で仮組みした後に固定鉄心110をさらに押込むことで組立てクリック110eがクリックバネ171によりロックされる。トーションコイルバネ140の一端をロック部材130に掛け、他の一端を枠体150側に掛けてロック部材130の当接部130bを固定鉄心110の外周面110cに所定の圧接力で押圧させる。以上により電磁ソレノイド100の組立てが完了する。
(第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの動作)
(ロック状態)
コイル120への通電、非通電にかかわらず、トーションコイルバネ140の付勢力により、図3(b)に示すようにロック部材130の当接部130bは固定鉄心110の外周面110cに押圧された状態となっている。コイル120へ所定の電流量で通電を行なうと、固定鉄心110に磁束が発生し、ロック部材130とで磁気回路を構成する。磁束は、固定鉄心110を通り、固定鉄心110の一端側110aからロック部材130の穴部130aを通過してロック部材130を通り、ロック部材130の当接部130bから固定鉄心110の外周面110cを通過して、固定鉄心110へ環流する。コイル120への通電により磁束が発生すると、ロック部材130の当接部130bは固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。従って、図3(b)に示すR方向に、トーションコイルバネ140の付勢力に加えて、磁気吸引力が付加される。ロック状態では、R方向への付勢力は磁気吸引力が支配的となり、突起部130cに作用力Fが働いてもロック部材130は図3(b)において時計方向への回転移動が阻止されて、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができる。このロック動作は、コイル120への電流量を適宜設定することで、ロック状態の強さを制御可能である。
(アンロック状態)
コイル120へ通電を行なわない状態では、固定鉄心110に磁束が発生せず、ロック部材130とで磁気回路を構成しない。従って、ロック部材130は、トーションコイルバネ140の付勢力によってのみ固定鉄心110の外周面110c側へ押圧されている。このアンロック状態では、突起部130cにトーションコイルバネ140の付勢力以上の作用力Fが働くとロック部材130は図3(b)において時計方向へ回転移動を行い、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができない。
(第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果)
第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドによれば、以下の効果を有する。
(1)固定鉄心110の外周面110cを利用して磁気回路を構成するので、ロック部材130の回転運動を直接制御可能である。従来の直線移動するプランジャタイプの電磁ソレノイドと異なり、直線―回転の変換機構を必要としないので、部品点数の削減、省スペース化が可能となる。
(2)ベース160と枠体150を組立て、固定鉄心110の一端側110aおよび他端側110bをベース160の取付穴160bに貫通させ、固定鉄心110にコイル120、ロック部材130、およびトーションコイルバネ140を挿通させた後、枠体150の取付穴150bに挿通させる、という簡単な工程により組立てることができるので、大幅な組立性の改善が可能となる。
(本発明の第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)、およびA−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。以下、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
第1の実施の形態では、ロック部材130のR方向の付勢力はトーションコイルバネ140により発生させていたが、第2の実施の形態では、コンストリクタ231と圧縮コイルバネ240とにより付勢力を発生させる。コンストリクタ231には、矩形のスライド穴231aが形成され、このスライド穴231aをロック部材230が貫通してスライド可能とされている。ロック部材230には圧縮コイルバネ240が収容され、図4(b)において右端が接して固定されるバネ収容穴230dが形成されている。また、コンストリクタ231には、圧縮コイルバネ240の一部が収容され、図4(b)において左端が接する穴部231bが形成されている。コンストリクタ231には、図4(b)においてf1方向に圧縮コイルバネ240からの付勢力が加わるが、コンストリクタ231の他端側110bに接する側に傾斜端面231cが形成されているので、他端側110bからの反力によりf2方向に反力を受け、R方向の回転付勢力がロック部材230に付与される構成とされている。尚、コンストリクタ231は、非磁性材料で形成されている。
(第2の実施の形態に係る電磁ソレノイドの動作)
(ロック状態)
コイル120への通電、非通電にかかわらず、圧縮コイルバネ240の付勢力による反力f2により、図4(b)に示すようにロック部材230の当接部230bが固定鉄心110の外周面110cに押圧された状態となっている。コイル120へ所定の電流量で通電を行なうと、第1の実施の形態と同様に、ロック部材230の当接部230bは固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。従って、図4(b)に示すR方向に、圧縮コイルバネ240の付勢力による反力に加えて、磁気吸引力が付加される。ロック状態では、R方向への付勢力は磁気吸引力が支配的となり、突起部230cに作用力Fが働いてもロック部材230は図4(b)において時計方向への回転移動が阻止されて、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができる。このロック動作は、コイル120への電流量を適宜設定することで、ロック状態の強さを制御可能である。
(アンロック状態)
コイル120へ通電を行なわない状態では、固定鉄心110に磁束が発生せず、ロック部材230とで磁気回路を構成しない。従って、ロック部材230は、圧縮コイルバネ240の付勢力による反力によってのみ固定鉄心110の外周面110c側へ押圧されている。このアンロック状態では、突起部230cに圧縮コイルバネ240の付勢力による反力以上の作用力Fが働くと、コンストリクタ231のf1方向の付勢力に抗してロック部材230は図4(b)において時計方向へ回転移動を行い、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができない。
(第2の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果)
第2の実施の形態に係る電磁ソレノイドによれば、第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果に加え、ロック部材230とコンストリクタ231とによりR方向への付勢力を発生させることができ、組立性の向上が図られる。
(本発明の第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。以下、第1または第2の実施の形態と異なる構成について説明する。
スライドブロック331には、矩形のスライド穴331aが形成され、このスライド穴331aをロック部材330が貫通してスライド可能とされている。ロック部材330には圧縮コイルバネ340が収容され、図5(b)において左端が接して固定されるバネ収容穴330dが形成されている。また、スライドブロック331には、圧縮コイルバネ340が収容され、図5(b)において右端が接する穴部331bが形成されている。ロック部材330とスライドブロック331が圧縮コイルバネ340を挟んで組立てられた状態では、スライドブロック331には図5(b)に示すようにf3方向の付勢力が作用し、スライドブロック331はロック部材330に設けられたストッパ332に所定の押圧力で当接している。尚、R方向の回転付勢力は、第1の実施の形態と同様にトーションコイルバネ140により発生する。また、スライドブロック331は、非磁性材料で形成されている。
(第3の実施の形態に係る電磁ソレノイドの動作)
(ロック状態)
コイル120への通電、非通電にかかわらず、トーションコイルバネ140の付勢力により、図5(b)に示すようにロック部材330の当接部330bは固定鉄心110の外周面110cに押圧された状態となっている。コイル120へ所定の電流量で通電を行なうと、第1の実施の形態と同様に、ロック部材330の当接部330bは固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。従って、図5(b)に示すR方向に、トーションコイルバネ140の付勢力に加えて、磁気吸引力が付加される。ロック状態では、R方向への付勢力は磁気吸引力が支配的となり、突起部330cに作用力Fが働いてもロック部材330は図5(b)において時計方向への回転移動が阻止されて、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができる。このロック動作は、コイル120への電流量を適宜設定することで、ロック状態の強さを制御可能である。
突起部330cへの作用力Fがさらに増大して、スライドブロック331に働くf3方向の付勢力以上になると、スライドブロック331は図5(b)において左方に移動して左端部331dが固定鉄心110の外周面110cに当接する。この状態では、コイル120への通電による磁気吸引力によるロック作用とは別に、スライドブロック331と固定鉄心110の当接によるロック作用が働くので、突起部330cに大きな作用力Fが働いても確実にロック状態が保たれる。
(アンロック状態)
コイル120へ通電を行なわない状態では、固定鉄心110に磁束が発生せず、ロック部材330とで磁気回路を構成しない。従って、ロック部材330は、トーションコイルバネ140の付勢力によってのみ固定鉄心110の外周面110c側へ押圧されている。このアンロック状態では、突起部330cにトーションコイルバネ140の付勢力以上の作用力Fが働くとロック部材330は図5(b)において時計方向へ回転移動を行い、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができない。
(第3の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果)
第3の実施の形態に係る電磁ソレノイドによれば、第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果に加え、コイル120への通電による磁気吸引力によるロック作用とは別に、スライドブロック331と固定鉄心110の当接によるロック作用が働くので、突起部330cに大きな作用力Fが働いても確実にロック状態が保たれる。
(本発明の第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)および正面A−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。以下、第1〜3の実施の形態と異なる構成について説明する。
本発明の第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドは、第2の実施の形態および第3の実施の形態を組み合わせたものである。すなわち、ロック部材330は、コンストリクタ231とスライドブロック341をスライド可能な状態で支持し、バネ収容穴330dに圧縮コイルバネ340を備えている。図6(b)において、圧縮コイルバネ340の左側はコンストリクタ231の穴部231bに挿入され、圧縮コイルバネ340の右側はスライドブロック341の穴部341bに挿入され、互いに離間する方向に付勢されている。
コンストリクタ231には、図6(b)においてf1方向に圧縮コイルバネ240からの付勢力が加わるが、コンストリクタ231の他端側110bに接する側に傾斜端面231cが形成されているので、他端側110bからの反力によりf2方向に反力を受け、R方向の回転付勢力がロック部材330に付与される構成とされている。一方、コンストリクタ231とスライドブロック341が圧縮コイルバネ340を挟んで組立てられた状態では、スライドブロック341には図6(b)に示すようにf3方向の付勢力が作用し、スライドブロック341はロック部材330に設けられたストッパ332に所定の押圧力で当接している。
(第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドの動作)
(ロック状態)
コイル120への通電、非通電にかかわらず、圧縮コイルバネ240の付勢力による反力f2により、図6(b)に示すようにロック部材330の当接部330bが固定鉄心110の外周面110cに接触した状態となっている。コイル120へ所定の電流量で通電を行なうと、第1の実施の形態と同様に、ロック部材230の当接部330bは固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。従って、図6(b)に示すR方向に、圧縮コイルバネ240の付勢力による反力に加えて、磁気吸引力が付加される。ロック状態では、R方向への付勢力は磁気吸引力が支配的となり、突起部330cに作用力Fが働いてもロック部材330は図6(b)において時計方向への回転移動が阻止されて、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができる。このロック動作は、コイル120への電流量を適宜設定することで、ロック状態の強さを制御可能である。
また、突起部330cへの作用力Fがさらに増大して、スライドブロック341に働くf3方向の付勢力以上になると、スライドブロック341は図6(b)において左方に移動して左端部341dがコンストリクタ231の右端部231dに当接するので、コンストリクタ231の傾斜端面231cが固定鉄心110の外周面110c側へ押圧される。この状態では、コイル120への通電による磁気吸引力によるロック作用とは別に、コンストリクタ231と固定鉄心110の当接によるロック作用が働くので、突起部330cに大きな作用力Fが働いても確実にロック状態が保たれる。
(アンロック状態)
コイル120へ通電を行なわない状態では、固定鉄心110に磁束が発生せず、ロック部材330とで磁気回路を構成しない。従って、ロック部材330は、圧縮コイルバネ340の付勢力による反力によってのみ固定鉄心110の外周面110c側へ押圧されている。このアンロック状態では、突起部330cに圧縮コイルバネ340の付勢力による反力以上の作用力Fが働くと、コンストリクタ231のf1方向の付勢力に抗してロック部材330は図6(b)において時計方向へ回転移動を行い、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができない。
(第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果)
第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドによれば、第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果に加え、ロック部材330とコンストリクタ231とによりR方向への付勢力を発生させることができ、組立性の向上が図られる。また、コイル120への通電による磁気吸引力によるロック作用とは別に、コンストリクタ231と固定鉄心110の当接によるロック作用が働くので、突起部330cに大きな作用力Fが働いても確実にロック状態が保たれる。
(本発明の第5の実施の形態)
図7は、本発明の第5の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)、A−A断面図(b)(ロック状態)、およびA−A断面図(c)(アンロック状態)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。第1〜4の実施の形態では、コイル120への通電によりロック状態、コイル120への非通電によりアンロック状態となる実施の形態であったが、第5の実施の形態では、コイル120への非通電によりロック状態、コイル120への通電によりアンロック状態となる実施の形態をとる。以下、第1〜4の実施の形態と異なる構成について説明する。
ロック部材430は、穴部430aが固定鉄心110の一端側110aを支点として回転可能に支持されている。また、圧縮コイルバネ440を収容して圧縮コイルバネ440の左端側と接続されるバネ収容穴430b、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうための突起部430c、および穴部430aと対向する側にカム溝穴430dが形成されている。カム溝穴430dは、ロック部材430の回転移動を規制するロック区間430eとロック部材430の回転移動を許容するアンロック区間430fとで形成されている。尚、ロック部材430は、非磁性材料で形成される。
スライドヨーク431は、図7に示すように、右端側に長穴部431aを有し、長穴部431aが固定鉄心110の一端側110aに上下方向に支持され左右方向にスライド可能に支持されている。長穴部431aと対向する側には、固定鉄心110の他端側110bの外周面110cを上下方向に挟んで支持されるストレート部431bとそれに連続して形成された略半円形状を有する当接部431cが形成されている。長穴部431aと当接部431cの間には、圧縮コイルバネ440を収容して圧縮コイルバネ440の右端側と接続されるバネ収容穴431dが形成されている。また、ロック部材430のカム溝穴430dに対応した位置には、カム溝穴430dを貫通するピン432が立設されており、ピン432の先端部にはEリング433が装着されてロック部材430の板厚方向の移動を規制して安定なスライド動作を可能としている。尚、スライドヨーク431は、軟鉄、珪素鋼、パーマロイ等の軟質磁性材料で形成される。
(第5の実施の形態に係る電磁ソレノイドの動作)
(ロック状態)
コイル120へ通電していない状態では、圧縮コイルバネ440の付勢力により、図7(b)に示すように、スライドヨーク431はf4方向へ移動している。この状態では、ピン432がカム溝穴430dのロック区間430eに位置しているので、突起部430cに作用力Fが働いてもロック部材430は図7(b)において時計方向へ回転移動が阻止されて、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができる。
(アンロック状態)
コイル120へ所定の電流量で通電を行なうと、スライドヨーク431と固定鉄心110とで閉じた磁気回路を構成しようとするため、スライドヨーク431の当接部431cが固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。これにより、スライドヨーク431は左方向へ移動して図7(c)に示す位置をとる。この状態では、ピン432がカム溝穴430dのアンロック区間430fに位置しているので、ロック部材430は図7(c)において時計方向へトーションコイルバネ140の付勢力に抗して回転移動が可能であり、動作制御の対象物に対して動作阻止を行なうことができない。
(第5の実施の形態に係る電磁ソレノイドの効果)
第5の実施の形態に係る電磁ソレノイドによれば、コイル120への非通電によりロック状態、コイル120への通電によりアンロック状態となる実施の形態が可能となる。これにより、第1〜4の実施の形態に係る電磁ソレノイドと組み合わせることにより、コイル120への通電、非通電動作により、複数の動作制御の対象物に対して、動作阻止(ロック状態)および動作許容(アンロック状態)を任意に構成することができる。
(本発明の第6の実施の形態)
(第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドを使用した車両用エンジン始動装置)
図8、9に示すように、運転席前方のインストルメントパネルに設けられているエンジン始動装置11は、略円筒状のボディ12を備えている。ボディ12の内部には、その軸線周りに回動可能かつ軸線方向に沿って移動可能な操作部材としてのノブ13が挿入されている。ノブ13の外端部(図8の右側)は、ボディ12の外端開口部12aから突出されている。
ノブ13の外周面には段差部13aが形成されている。その段差部13aがボディ12の内周面に形成された段部12cに当接されることにより、ノブ13は外側(図8の右側)への位置ずれが規制される。ノブ13の外端部には、その突出部分を覆うカバー14が設けられている。ノブ13の外端部中央及びカバー14の先端中央部には、長方形状のキー挿入口15が形成されている。
図10に示すように、ノブ13は、それを回動操作することにより、LOCK位置、ACC(アクセサリ)位置、ON(イグニッションオン)位置、ST(スタータ駆動)位置に切り換えられる。そして後述するキー42から送信されるIDコード信号が、予め登録してあるIDコードと一致するか否かを照合し、一致が確認されたときのみ、ノブ13が所定の位置としてのLOCK位置から他の位置としてのACC位置に切り換え操作可能となっている。
キー42には、トランスポンダ、アンテナコイル、コンデンサ、IC等(いずれも図示せず)が内蔵されている。前記ICには車両側のIDコードと同じIDコードが記憶されている。車両内に搭載される図示しない送受信装置から送信されるリクエスト信号を受信すると、キー挿入口15にキー42を挿入することなく、予め設定されたIDコードがキー42に内蔵した発信器から送受信装置に送信される。リクエスト信号は、キー42を持つ運転者がノブ13を押し込むことにより送信されるようになっている。
また、キー42がキー挿入口15に挿入されたとき、トランスポンダは、車両側に設けた図示しない磁気発生装置からの磁気を受け、アンテナコイルに発生した電流をコンデンサに蓄電する。そして、その蓄電された電圧が所定値以上に達すると、トランスポンダに予め設定された特定のIDコードが発信されるようになっている。
ノブ13にはシャッタ収容孔16が形成され、その内部にはボディ12の軸線方向に沿って移動可能なシャッタ17が収容されている。このシャッタ17は光透過性を有する合成樹脂材料によって形成されている。シャッタ17は、キー挿入口15を開放する開口位置(図14に示す位置)と、キー挿入口15を閉じる閉止位置(図8に示す位置)とを取り得るようになっている。
図11(a),(b)、図12に示すように、ノブ13の外周面ほぼ中央部には、前記シャッタ収容孔16に連通する収容孔19が形成されている。収容孔19には合成樹脂製の移動体20がノブ13の径方向に沿って摺動可能に設けられている。移動体20の先端部(図11(a)の上側)には傾斜面20aが形成されている。移動体20は、その中央部に取付部としてのバネ取付孔20bが形成されており、全体がほぼ四角枠状に形成されている。バネ取付孔20bには弾性体としての圧縮バネ21が設けられている。この圧縮バネ21の一端は移動体20の内側面に当接され、他端は前記収容孔19の内側に突設された突部22に当接されている。そして、この圧縮バネ21の弾性力により、移動体20の先端はボディ12の内周面に押圧されている。
ボディ12の外端開口部12aには、その軸線方向に沿って延びる案内溝23が形成され、その案内溝23には移動体20の先端部分が係入されている。案内溝23の内奥部には、前記移動体20に形成された傾斜面20aと平行である傾斜面23aが形成されている。そして、ノブ13を待機位置(図11(a)に示す位置)から、押圧位置(図13(a)に示す位置)に押し込むことにより、移動体20は案内溝23に沿って移動し、その先端部が圧縮バネ21の弾性力に抗して案内溝23内から抜け出る。この動作に伴い、移動体20はその基端が収容孔19からシャッタ収容孔16内に突出するようになっている。この突出状態において、移動体20の基端が前記シャッタ17に形成された係合部としての係合凹部24に移動配置されることにより、シャッタ17が閉止位置にロックされる。従って、本実施形態においては、移動体20と圧縮バネ21とからロック手段が構成されている。
なお、ノブ13が待機位置に配置され、かつシャッタ17が開口位置に配置されている場合において、係合凹部24に隣接するように、シャッタ17に形成された突起17dは、移動体20の延長線上に配置されないようになっている。よって、キー挿入口15にキー42を挿入した状態で、ノブ13を押し込んでも、シャッタ17に形成された突起17dに移動体20が当たらないので、ノブ13を待機位置から押圧位置に移動させることができる。
図8、図9に示すように、ボディ12の内端部には、位置決めストッパ27が固定されている。この位置決めストッパ27にはロータ28が回動可能に支持されている。ロータ28の中央部に設けられた支軸28aは位置決めストッパ27に貫通され、その支軸28aの先端はボディ12に固定されたイグニッションスイッチ29に駆動連結されている。
ロータ28の外周面には、その軸線方向に沿って延びる係合溝31が形成され、この係合溝31にはノブ13の内端に形成された突出部32が係合されている。この係合により、ノブ13とロータ28とは一体的に回動するようになっている。従って、ノブ13を回動すると、ロータ28を介してイグニッションスイッチ29がオンするようになっている。
ロータ28の中央部には、内側バネ収容部33が形成され、その内部には付勢部材としての小径圧縮スプリング34が収容されている。この小径圧縮スプリング34の一端は内側バネ収容部33の内奥面に当接され、他端は前記シャッタ17の内端部に突設された張出し部35に係止されている。そして、小径圧縮スプリング34の弾性力により、シャッタ17は図11(a)に示す閉止位置に常に付勢されている。
ロータ28における内側バネ収容部33の外側箇所には、外側バネ収容部36が形成され、その内部には大径圧縮スプリング37が収容されている。この大径圧縮スプリング37の一端は外側バネ収容部36の内奥面に当接され、他端はノブ13の内端面に当接されている。そして、大径圧縮スプリング37の弾性力により、ノブ13は図11(a)に示す待機位置側に付勢されている。
図9、図14に示すように、ノブ13の外周面には、2つのレバー収容穴38が対向して凹設され、その内部にはレバー39が軸40を中心にして回動可能に収容されている。各レバー39の先端にはフック部39aがそれぞれ形成され、そのレバー39はキー42の先端部に突設された係止突部42aの両側部に係合可能となっている。そして、そのフック部39aは、レバー収容穴38内に収容されたバネ41の弾性力により、キー42の係止突部42aをその両側から挟み込むようになっている。
尚、キー42が電池切れした場合には、キー42からIDコード信号を送信できなくなるため、キー42に内蔵された図示しないトランスポンダを用いてエンジンの始動を行う。即ち、電池等の電源を必要としないトランスポンダには予め車両側のIDコードと同じIDコードが記憶されており、電池切れした場合には、キー挿入口15にキー42の係止突部42aを挿入することにより、トランスポンダからIDコードが発信され、そのコードが一致すると、ノブ13を回動操作してエンジンを始動させることができる。
図15に示すように、ボディ12の外周面には、ロータ28の回転阻止手段としてのインターロック機構が本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイド100により設けられている。このインターロック機構としての電磁ソレノイド100は、枠体150によりボディ12の外周面に固定されている。電磁ソレノイド100は、図示しない自動車に設けられたシフトレバーがパーキングポジション(以下、Pポジションという。)に切り替えられているとき、コイル120へは非通電状態とされ、アンロック状態とされる。一方、シフトレバーがPポジション以外、例えばニュートラルポジションや、ドライブポジション等に切り替えられているとき、コイル120へは通電状態とされ、ロック状態とされる。
(シフトレバーがPポジションに切り替えられている場合)
図示しない自動車のシフトレバーがPポジションに切り替えられると、電磁ソレノイド100は、コイル120へは非通電状態とされ、アンロック状態とされる。ノブ13がACC位置からLOCK位置に回動されると、ロータ28の規制部66はロック部材130の突起部130cを押圧する。このアンロック状態では、突起部130cにトーションコイルバネ140の付勢力以上の作用力Fが働くとロック部材130は図3(b)において時計方向へ回転移動を行い、動作制御の対象物、すなわち、ロータ28の回転に対して動作阻止を行なうことができない。従って、この状態でノブ13が更に回動されると、ノブ13はACC位置からLOCK位置に切り替えられる。
(シフトレバーがPポジションに切り替えられていない場合)
シフトレバーがPポジションから他のポジションに切り替えられると、電磁ソレノイド100は、コイル120へは通電状態とされ、ロック状態とされる。ノブ13がACC位置からLOCK位置に回動されると、ロータ28の規制部66はロック部材130の突起部130cを押圧する。このロック状態では、固定鉄心110に磁束が発生し、ロック部材130とで磁気回路を構成する。磁束は、固定鉄心110を通り、固定鉄心110の一端側110aからロック部材130の穴部130aを通過してロック部材130を通り、ロック部材130の当接部130bから固定鉄心110の外周面110cを通過して、固定鉄心110へ環流する。コイル120への通電により磁束が発生すると、ロック部材130の当接部130bは固定鉄心110の外周面110c側へ吸引される。従って、図3(b)に示すR方向に、トーションコイルバネ140の付勢力に加えて、磁気吸引力が付加される。ロック状態では、R方向への付勢力は磁気吸引力が支配的となり、突起部130cにロータ28の規制部66からの作用力Fが働いてもロック部材130は図3(b)において時計方向へ回転移動が阻止されて、動作制御の対象物、すなわち、ロータ28の回転に対して動作阻止を行なうことができる。従って、ノブ13はACC位置からLOCK位置に切り替えられなくなる。
本発明の第6の実施の形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)キー42から自動車に設けた送受信装置にIDコードを送信されるようになっている。そのIDコードと、送受信装置に予め登録しておいたIDコードとが一致されたときのみに、ノブ13がLOCK位置からACC位置へ回動操作可能となっている。そして、このようなエンジン始動装置11には本実施の形態で説明したインターロック機構が設けられているので、自動車のシフトレバーがPポジション以外のポジションに切り替えられているとき、ノブ13をACC位置からLOCK位置に回動するのを阻止することができる。
(2)本発明の第6の実施の形態によれば、インターロック機構は、固定鉄心110、固定鉄心110に磁束を発生させるコイル120、および可動鉄心としてのロック部材130から構成される電磁ソレノイド100により構成されている。そのため、簡単な構成にも拘わらず、ノブ13をACC位置からLOCK位置に回動するのを確実に阻止することができ、エンジン始動装置11のコンパクト化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの基本構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの全体組立てを示す斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面(b)である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)およびA−A断面図(b)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。 図7は、本発明の第5の実施の形態に係る電磁ソレノイドの上平面図(a)、A−A断面図(b)(ロック状態)、およびA−A断面図(c)(アンロック状態)であり、第1の実施の形態に係る図3相当図である。 図8は、第1の実施の形態に係る電磁ソレノイドを使用した車両用エンジン始動装置の断面図である。 図9は、ノブ、シャッタ、ロータ等を示す分解斜視図である。 図10は、エンジン始動装置の一部を示す正面図である。 図11は、(a)はノブが待機位置にある場合の断面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 図12は、シャッタや移動体等を示す分解斜視図である。 図13は、(a)はノブが押圧位置にある場合の断面図、(b)は(a)のD−D断面図である。 図14は、キーをエンジン始動装置に差し込み、かつノブが待機位置にある状態を示す断面図である。 図15は、ボディ12の外周面に本発明の第1の実施の形態に係る電磁ソレノイド100により設けられたインターロック機構を示す正面図である。
符号の説明
11 エンジン始動装置
12 ボディ
13 ノブ
14 カバー
15 キー挿入口
16 シャッタ収容孔
28 ロータ
42 キー
66 規制部
100 電磁ソレノイド
110 固定鉄心
120 コイル
121 ボビン
130、230、330、430 ロック部材
140 トーションコイルバネ
150 枠体
160 ベース
170 クリック固定部
171 クリックバネ
231 コンストリクタ
240、340、440 圧縮コイルバネ
331、341 スライドブロック
431 スライドヨーク
432 ピン
433 Eリング

Claims (3)

  1. 長尺形状を有し、一端側と他端側が互いに略平行となるよう形成された固定鉄心と、
    電流を供給することにより前記固定鉄心に磁束を付与する電磁コイルと、
    前記固定鉄心の前記一端側を支点として回転可能に支持され、前記固定鉄心の前記他端側が前記固定鉄心の外周面に磁気的に吸着可能に接するよう構成された可動鉄心と、
    を有することを特徴とする電磁ソレノイド。
  2. 前記可動鉄心は、前記固定鉄心の前記一端側に回転可能に支持された支点部、及び、前記前記固定鉄心の前記他端側に接する外周面を介して、前記固定鉄心及び前記可動鉄心とにより閉じた磁気回路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電磁ソレノイド。
  3. エンジンを始動するための操作部材と一体的に回動するロータと、
    前記ロータに形成された規制部に干渉することにより、前記ロータの回転を規制するロック部材と、
    非通電時に前記ロック部材を回転規制位置から離間させることが可能で、かつ通電時に前記ロック部材を回転規制位置に保持する請求項1または2に記載の電磁ソレノイドと、を有し、
    前記ロック部材が前記可動鉄心により形成され、車両のシフトレバーがパーキングポジション以外の位置に切り替えられているとき、前記操作部材が前記パーキングポジション以外の位置から所定の位置へ回転することを阻止することを特徴とする車両用エンジン始動装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0436205A (ja) * 1990-06-01 1992-02-06 Daiwa Kagaku Kogyo Kk 衛生害虫の忌避方法
JP2001301571A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Tokai Rika Co Ltd 車両用エンジン始動装置

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