JP2016074351A - キーインターロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソレノイドの通電に伴う消費電力を低く抑えたキーインターロック装置を提供する。【解決手段】キーインターロック装置10は、キーシリンダの回転により第1の位置及び第2の位置に回転可能なロック部材11と、ソレノイド20の通電により固定鉄心に吸引され、引き出し位置に保持されるプランジャとを備えている。ロック部材11には、ソレノイド20の通電状態でプランジャに当接して回転を規制する段部が形成され、段部の底面には、ソレノイド20の通電を停止したときにプランジャを引き込み位置に戻すためのプランジャ戻し手段30が設けられている。プランジャ戻し手段30は、固定鉄心及びプランジャの間の距離に応じて、プランジャにバネ力を付加するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、キーインターロック装置に係り、特に、車両に用いるのに好適なキーインターロック装置に関する。
車両用キーからの送信信号に含まれるIDコードと車両の送受信装置に登録されたIDコードとが一致することで、イグニッションスイッチのキーノブの操作を可能とした電子キーシステムがある。この電子キーシステムに適用されたキーノブの回転操作を規制するキーロック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されたキーロック装置には、吸引型のソレノイドが用いられている。ソレノイドを通電する通電状態では、スプリングのバネ力に抗してプランジャが引き出されるようになっており、ソレノイドの通電を停止する非通電状態では、スプリングのバネ力によってプランジャが引き込まれるようになっている。
特開2000−229557号公報
この種のキーロック装置は、ソレノイドに発生する磁力によりスプリングのバネ力に抗してプランジャを引き込み位置から引き出し位置へ引き出す際に、大きな電力を必要とする。一方、プランジャを引き出し位置から引き込み位置へ戻すためにスプリングのバネ力を大きくすることが必要となる。その結果、ソレノイドの体格が大きくなり、ソレノイドの通電に伴う消費電力が高くなる。
従って、本発明の目的は、ソレノイドの通電に伴う消費電力を低く抑えたキーインターロック装置を提供することにある。
[1]本発明は、キーシリンダの回転により第1の位置及び第2の位置に回転可能なロック部材と、ソレノイドの通電により固定鉄心に吸引され、引き出し位置に保持されるプランジャとを備え、前記ロック部材には、前記ソレノイドの通電状態で前記プランジャに当接して回転を規制する段部が形成され、前記段部の底面には、前記ソレノイドの通電を停止したときに前記プランジャを引き込み位置に戻すためのプランジャ戻し手段が設けられ、前記プランジャ戻し手段は、前記固定鉄心及び前記プランジャの間の距離に応じて、前記プランジャにバネ力を付加するように構成されていることを特徴とするキーインターロック装置にある。
[2]上記[1]記載の発明にあって、前記プランジャ戻し手段は、前記プランジャの進退方向と交差する方向に進退動可能なスライド部材と、前記バネ力を発生して前記スライド部材を前記プランジャに向けて付勢するコイルバネとにより構成され、前記スライド部材には、前記コイルバネにより前記プランジャを引き込み方向に押し付ける押圧力に変換する傾斜カム面が形成されていることを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]記載の発明にあっては、前記ロック部材が前記第1の位置から前記第2の位置に回転する際には、前記バネ力が前記プランジャを吸引する吸引力よりも大きく、前記ロック部材が前記第2の位置から前記第1の位置に回転する際には、前記バネ力が前記吸引力よりも小さいことを特徴とする。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の発明にあっては、シフトレバーがパーキング位置にシフトされているときには、前記ソレノイドの通電を停止する構成であり、前記シフトレバーが前記パーキング位置以外の位置にシフトされているときには、前記ソレノイドを通電する構成であることを特徴とする。
本発明によると、ソレノイドの通電に伴う消費電力を低く抑えることができる。
本発明に好適な実施の形態に係るキーインターロック装置を組み付けたキーシリンダ装置をキー挿入方向の反対側からみたときの図である。 キーインターロック装置に用いるロック部材の一構成例を模式的に示す斜視図である。 キーインターロック装置に用いるソレノイドの内部構造の一例を模式的に示す断面図である。 ソレノイドのプランジャを吸引する吸引力と、プランジャの先端部に付加するバネ力との力関係を説明するための図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータがLOCK位置からACC位置へ向けて回転するときのキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、(a)のV方向矢視図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータのACC位置におけるキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、(a)のVI方向矢視図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータのON位置におけるキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、キーロータのSTART位置におけるキーインターロック装置の動作を説明するための図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータがON位置からACC位置へ向けて回転するときのキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、(a)のVIII方向矢視図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータが図8に示す位置からACC位置に向けて回転するときのキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、(a)のIX方向矢視図である。 (a)は、ソレノイドの通電状態にあってキーロータがACC位置からLOCK位置へ向けて回転するときのキーインターロック装置の動作を説明するための図であり、(b)は、(a)のX方向矢視図である。 (a)〜(d)は、ソレノイドの非通電状態にあってキーロータがLOCK位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置を回転するときのキーインターロック装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(キーシリンダ装置の構成)
図1において、全体を示す符号10は、本実施の形態における典型的なキーインターロック装置を例示している。このキーインターロック装置10は、図示しない自動車のシフトレバーがパーキング位置以外の他の位置にシフトされた状態で、図示しないキーロータが作動位置であるACC(アクセサリ)位置からLOCK(ロック)位置へ回転することを阻止する構成であり、同じく図示を省略したステアリングコラムに設けられたキーシリンダ装置1に組み付けられている。
キーシリンダ装置1のロータケース内には、キーロータが回転可能に収容されており、例えばキーロータ内に差し込まれたキーの回転操作により、キーロータがキー挿入孔を正面からみてLOCK位置から時計回りに、ACC位置、ON位置(オン)、及びSTART(スタート)位置である第1〜第4の位置のいずれかの位置に切り替えられるようになっている。
キーロータには、図示しないイグニッションスイッチを操作するカムシャフトが連結されており、キーロータがLOCK位置からACC位置を経てON位置又はSTART位置に回転操作されると、カムシャフトを介してイグニッションスイッチの接点の接続が切り替えられる。この切り替え操作によるイグニッションスイッチの接続状態に基づき、各種の車載機器及びエンジンの状態が切り替えられる。
(キーインターロック装置の構成)
キーインターロック装置10は、図1に示すように、キーロータの回転を規制するロック部材であるカムレバー11と、シフトレバーがパーキング位置以外の他の位置にシフトされているときに通電されるソレノイド20とを備えている。
カムレバー11は、図1及び図2に示すように、カムシャフトの回転中心部に固定されており、長尺板状のカムレバーとして形成することも、円盤状のカムレバーとして形成することもできる。
カムレバー11は、図1及び図2に示すように、回転中心から放射状に延びる扇状のカム部12を有している。カム部12のロック位置側の端部は、凹状の凹段部13を形成している。凹段部13の底面は、回転中心側に向けて切り欠いた切欠き段部14をもって形成されている。
カムレバー11の凹段部13は、図1〜図3に示すように、キーロータがACC位置にあるときのソレノイド20の中心軸線と対応する位置に配置されている。従って、この凹段部13は、カムレバー11の回転軌跡内に進入したプランジャ25に当接することで、ACC位置からLOCK位置へのキーロータの回転を規制する係止突起部を構成している。
ソレノイド20は、図3に示すように、ソレノイド本体である箱状のヨーク21を備えている。ヨーク21の内部には、軸心方向両側に固定支持された筒状のボビン22と、ボビン22に巻き付けられたコイル23と、ヨーク21及びボビン22の間に固定支持された筒状の固定鉄心24と、ボビン22及び固定鉄心24の筒内に中心軸線方向進退動可能に支持された柱状のプランジャ25とが設けられている。
プランジャ25は、図3に示すように、固定鉄心24によって吸引可能な所要の距離Lをもって配置されている。固定鉄心24とプランジャ25との間には、固定鉄心24の吸引力に抗して反対側に付勢するコイルバネ26が介装されている。
ソレノイド20を通電する通電状態においては、コイル23が発生する磁界により固定鉄心24及びプランジャ25の間で互いに引き付け合う磁力が生じる。この磁力により、コイルバネ26のバネ力に抗してプランジャ25が固定鉄心24の外側に引き出され、プランジャ25が固定鉄心24に吸着した状態で保持される。一方、ソレノイド20の通電を解除する非通電状態では、コイルバネ26の弾性反発力によりプランジャ25が固定鉄心24の内側に引き込まれる。従って、プランジャ25は、ソレノイド20の通電によって引き出し位置に保持される吸引型である。
固定鉄心24の磁気的な吸引力は、固定鉄心24及びプランジャ25の間の距離Lに応じて変化する。固定鉄心24及びプランジャ25の間の距離Lが離れていれば、固定鉄心24の吸引力は小さいが、距離Lが小さくなればなる程、固定鉄心24の吸引力は増大する。
(プランジャ戻し手段の構成)
図示例によるキーインターロック装置10の主要な構成は、図1及び図2に示すように、プランジャ25を引き出し位置から引き込み位置に戻すプランジャ戻し手段30を備えたことにある。
このプランジャ戻し手段30は、図1及び図2に示すように、プランジャ25の進退方向と交差する方向に進退動可能なスライド部材であるスライダ31と、スライダ31をプランジャ25の先端部に付勢するコイルバネからなる復帰バネ32とを備えている。スライダ31は、ブロック体からなり、カムレバー11の凹段部13の底面に復帰バネ32を介して弾性支持されている。
スライダ31のプランジャ対向面には、図1及び図2に示すように、復帰バネ32のバネ力をプランジャ25の引き込み方向に押し付ける押圧力に変換するための傾斜カム面33が形成されている。スライダ31のプランジャ対向面と反対側には、カムレバー11の切欠き段部14に当接する保持片34が形成されており、スライダ31の移動が制限されている。
ここで、図4を参照すると、同図には、プランジャ25を吸引する吸引力と、プランジャ戻し手段30の復帰バネ32がプランジャ25の先端部に付加するバネ力との力関係が例示されている。
固定鉄心24によりプランジャ25を吸引する吸引力と、スライダ31を介して復帰バネ32がプランジャ25の先端部に付加するバネ力との力関係は、図4に示すように、キーロータのACC位置で切り替わり、このACC位置を基準に反転するようになっている。
従って、キーロータのACC位置を基準として、プランジャ25の先端部が固定鉄心24の外側に引き出されるか、あるいは固定鉄心24の内側に引き込まれるかが決まり、プランジャ25の保持位置が決まることになる。
プランジャ25の初期吸引動作時において、キーロータがLOCK位置からACC位置へ向けて回転する過程では、固定鉄心24とプランジャ25との間の距離Lが大きい。そのため、プランジャ25を吸引する吸引力は小さい。
従って、復帰バネ32がスライダ31の傾斜カム面33を付勢するバネ力は、図4に示すように、プランジャ25を吸引する吸引力よりも大きくなり、プランジャ25の保持位置は、固定鉄心24の内側に引き込まれた引き込み位置となる。
プランジャ25の吸引動作時において、キーロータがACC位置からON位置を経てSTART位置へ向けて回転する過程では、固定鉄心24とプランジャ25との間の距離Lが小さくなり、プランジャ25を吸引する吸引力が増大する。このため、コイルバネ26のバネ力に抗してプランジャ25が固定鉄心24に吸引されることで、プランジャ25が固定鉄心24に吸着する。
従って、プランジャ25を吸引する吸引力は、図4に示すように、復帰バネ32がスライダ31の傾斜カム面33を付勢するバネ力よりも大きくなり、プランジャ25の保持位置は、固定鉄心24の外側に引き出された引き出し位置となる。
(プランジャ戻し手段の動作)
次に、図5(a)〜図11(d)を参照すると、これらの図には、上記のように構成されたキーインターロック装置10の動作例が例示されている。
図5(a)及び図5(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータがLOCK位置からACC位置へ向けて回転するときのキーインターロック装置10の動作を、図6(a)及び図6(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータのACC位置におけるキーインターロック装置10の動作をそれぞれ示している。
シフトレバーがパーキング位置以外の他のシフト位置に操作されているときは、図示しない制御装置からソレノイド20に駆動電流が供給されるので、ソレノイド20は励磁状態となる。なお、制御装置は、イグニッションスイッチの接点の接続状態に基づいてキーロータの回転位置を検出することが可能である。
プランジャ25の初期吸引動作時において、キーロータがLOCK位置からACC位置へ時計回り方向に回転操作される際には、上述したように、固定鉄心24とプランジャ25との間の距離Lが離れており、復帰バネ32がスライダ31の傾斜カム面33を付勢するバネ力に比べて、固定鉄心24によりプランジャ25を吸引する吸引力の方が小さい。
従って、キーロータがLOCK位置からACC位置を越える際には、スライダ31の傾斜カム面33は、図5(a)〜図6(b)に示すように、プランジャ25の先端部に接触しながら回転する。これにより、キーロータのACC位置への回転が許容されることになる。
図7(a)及び図7(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータのON位置におけるキーインターロック装置10の動作を示している。
キーロータがACC位置からON位置を経てSTART位置へ時計回り方向に回転操作される際には、図4に示すように、ON位置及びSTART位置において固定鉄心24の吸引力が最大となる。従って、プランジャ25は、7(a)及び図7(b)に示すように、カムレバー11の回転軌跡内に進入することで、固定鉄心24に当接した状態で引き出し位置に保持される。
図8(a)及び図8(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータがON位置からACC位置へ向けて反時計回り方向に回転するときのキーインターロック装置10の動作を、図9(a)及び図9(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータが図8に示す位置からACC位置に向けて反時計回り方向に回転するときのキーインターロック装置10の動作をそれぞれ示している。
図10(a)及び図10(b)は、ソレノイド20の通電状態にあってキーロータがACC位置からLOCK位置へ向けて反時計回り方向に回転するときのキーインターロック装置10の動作を示している。
キーロータがON位置からACC位置を経てLOCK位置へ反時計回り方向に回転操作される際には、固定鉄心24の吸引力が最大である。カムレバー11の回転軌跡内に進入した状態にあるプランジャ25は、固定鉄心24に当接したままの状態で引き出し位置に保持されている。
カムレバー11の回転軌跡内に進入した状態にあるプランジャ25の保持力は一定に維持されていることから、復帰バネ32がスライダ31の傾斜カム面33を付勢するバネ力に比べて、固定鉄心24によりプランジャ25を吸引する吸引力の方が大きい。
従って、キーロータがON位置からACC位置を越える際には、カムレバー11の回転軌跡内に進入した状態にあるプランジャ25は、図8(a)〜図9(b)に示すように、復帰バネ32のバネ力に打ち勝って復帰バネ32を次第に圧縮させながらスライダ31を押し付けることで、スライダ31の傾斜カム面33にならって回転方向に摺動する。
キーロータがACC位置を越えると、カムレバー11の凹段部13が、図10(a)及び図10(b)に示すように、カムレバー11の回転軌跡内に進入した状態にあるプランジャ25の先端部に当接することで、キーロータのLOCK位置への回転が阻止される。
プランジャ25が引き出し位置に保持されているとき、ソレノイド20の通電を停止すると、固定鉄心24の吸引力が消滅することから、復帰バネ32のバネ力は、プランジャ25を吸引する吸引力よりも大きくなる。スライダ31の傾斜カム面33は、復帰バネ32のバネ力(図4に示すスライダバネ力F)によりプランジャ25の先端部を引き込み方向に押し付ける。従って、プランジャ25は、図5(a)及び図5(b)に示すように、引き込み位置に戻ることになる。
図11(a)〜図11(d)は、ソレノイド20の非通電状態にあってキーロータがLOCK位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置を回転するときのキーインターロック装置10の動作を示している。
シフトレバーがパーキング位置に操作された場合は、ソレノイド20への駆動電流の供給が遮断され、キーロータの回転規制が解除される。従って、キーロータがLOCK位置とSTART位置との間を回転する際には、図11(a)〜図11(d)に示すように、インターロック状態が解除されており、LOCK位置とSTART位置との間のキーロータの回転操作が許可される。
(実施の形態の効果)
以上のように構成されたキーインターロック装置10は、カムレバー11にプランジャ25を引き出し位置から引き込み位置へ戻すためのプランジャ戻し手段30を備えていることから、上記効果に加えて、次の効果が得られる。
(1)ソレノイド20のコイルバネ26のバネ力を小さく設定できる。
(2)コイルバネ26のバネ力を小さくすることができるため、固定鉄心24の吸引力を低減することが可能になり、ソレノイド20の省電力化と小型化とが可能になる。
(3)ソレノイド20を省電力化するとともに、小型化することができることに相まって、装置全体の小型化、軽量化、及び消費電力コストの低廉化などを図ることができる。
[変形例]
以上より、本発明におけるキーインターロック装置10の代表的な構成例を実施の形態及び図示例を挙げて説明したが、次に示すような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態及び図示例では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば建設機械や農業機械などの各種の車両に効果的に適用することができるものである。
(2)上記キーインターロック装置10としては、車両のキーシリンダだけに適用されるものではなく、例えば車両のサイドドア、バックドア、トランクリッド、あるいは住宅用等の建物用ドアにも適用することができることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、変形例及び図示例を例示したが、上記実施の形態、変形例及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…キーシリンダ装置、10…キーインターロック装置、11…カムレバー、12…カム部、13…凹段部、14…切欠き段部、20…ソレノイド、21…ヨーク、22…ボビン、23…コイル、24…固定鉄心、25…プランジャ、26…コイルバネ、30…プランジャ戻し手段、31…スライダ、32…復帰バネ、33…傾斜カム面、34…保持片、F…バネ力、L…距離

Claims (4)

  1. キーシリンダの回転により第1の位置及び第2の位置に回転可能なロック部材と、ソレノイドの通電により固定鉄心に吸引され、引き出し位置に保持されるプランジャとを備え、
    前記ロック部材には、前記ソレノイドの通電状態で前記プランジャに当接して回転を規制する段部が形成され、
    前記段部の底面には、前記ソレノイドの通電を停止したときに前記プランジャを引き込み位置に戻すためのプランジャ戻し手段が設けられ、
    前記プランジャ戻し手段は、前記固定鉄心及び前記プランジャの間の距離に応じて、前記プランジャにバネ力を付加するように構成されていることを特徴とするキーインターロック装置。
  2. 前記プランジャ戻し手段は、前記プランジャの進退方向と交差する方向に進退動可能なスライド部材と、前記バネ力を発生して前記スライド部材を前記プランジャに向けて付勢するコイルバネとにより構成され、
    前記スライド部材には、前記コイルバネにより前記プランジャを引き込み方向に押し付ける押圧力に変換する傾斜カム面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のキーインターロック装置。
  3. 前記ロック部材が前記第1の位置から前記第2の位置に回転する際には、前記バネ力が前記プランジャを吸引する吸引力よりも大きく、前記ロック部材が前記第2の位置から前記第1の位置に回転する際には、前記バネ力が前記吸引力よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記載のキーインターロック装置。
  4. シフトレバーがパーキング位置にシフトされているときには、前記ソレノイドの通電を停止する構成であり、前記シフトレバーが前記パーキング位置以外の位置にシフトされているときには、前記ソレノイドを通電する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキーインターロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108505871A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 上海汽车集团股份有限公司 车辆尾门系统及其控制方法

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