JP2009145731A - 鍵盤楽器の鍵構造 - Google Patents

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【課題】鍵盤楽器の鍵構造において、簡単な構造で錘を埋設してタッチ感を出す。
【解決手段】鍵1を木材等の鍵本体部11とアクリル等の鍵上面部12とで構成する。鍵本体部11に下面から円柱状の埋設孔13を形成する。埋設孔13内に円柱状の金属の錘2を挿入し、接着剤Sで接着固定する。埋設孔13の開口部に平板3を金属ネジN,Nでネジ止めして固定する。平板3により、錘2の脱落を防止する。また、埋設孔を複数設け錘を複数固定する。また、鍵1を保持するヒンジ部を有する鍵下部材により錘の脱落を防止する。また、埋設孔は鍵本体部を非貫通の状態とする。また、鍵ガイド用のガイド孔と共に埋設孔を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子鍵盤楽器等の鍵盤楽器に係わり、詳細には鍵のタッチ感を得るために錘を備えた鍵盤楽器の鍵構造に関する。
従来、鍵盤楽器の鍵構造として例えば図8に示すものがある。従来は、例えば図8(A) のように、鍵10にカウンターウエイトを取り付ける場合、鍵10の木部10A(鍵本体部)に横方向に孔20をあけ、その中に鉛等の錘30を入れ、左右から圧力をかけることで鉛を変形させ、鍵10の木部10Aに固着させていた。しかしながら、環境問題の高まりから鉛の使用が制限されるようになってきたが、いまだに鉛に完全に置き換わる素材は無い。
また、図8(B) のように、電子ピアノでは木製の鍵10にカウンターウエイトを取り付ける際に木部10Aの下面に小さなネジ40をねじ込んでウエイトにする手法を取るものもあるが、ねじ込むという構造上の制約からネジ40をあまり大きくすることは出来ず、またネジ部で確実に保持できる錘(ネジ40自体)の重さも限界があるため、あまり大きな錘を使用することは出来ず、カウンターウエイトとしては中途半端な効果しか得ることが出来なかった。
また、特開平7−219517号公報(特許文献1)には、木材等の鍵本体にその下面から厚さ方向(上下方向)に埋設孔を形成し、この埋設孔内に鉛により構成された鍵盤錘を埋設するようにしたものが開示されている。
特開平7−219517号公報
前記従来の技術のように、鍵に錘を埋設する構造は、鍵のタッチ感を得るために簡単な構造となりコストダウンにつながる。しかしながら、前記図8(A) の従来技術のように、鍵の横方向に孔20をあけ、その中に錘30を埋め込むようにすると、演奏時に押鍵した鍵の隣の鍵の錘が見えてしまうなど、外観品質上問題がある。これに対して、特許文献1のように鍵本体の下から埋設孔を設けるようにすると、上記のような外観品質上の問題は解消する。また、このような錘を用いた場合には、前記図8(B) のようなネジ40よりもカウンターウエイトとしての効果が得られる。
しかしながら、特許文献1のように鍵本体の下から埋設孔を設けると、下側に開口部が有るので、長年の演奏操作により錘が脱落するような虞があった。すなわち、錘を接着剤などで固定した場合、接着剤の劣化や、鍵中実部材との剥離などで、錘が脱落する虞がある。錘が脱落した場合、キーのタッチ感が大きく変わってしまったり、鍵盤下部に電気部品などがあった場合、ショートする虞もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コストダウンを図って鍵のタッチ感を得るとともに、外観品の向上を図り、錘の脱落を防止した鍵盤楽器の鍵構造を提供することを課題とする。
請求項1の鍵盤楽器の鍵構造は、非金属の鍵本体部の下面に開口部を有した埋設孔を形成し、金属からなる錘を埋設孔に挿入するとともに、この埋設孔の開口部に錘抜け防止部材を設置した。
請求項2の鍵盤楽器の鍵構造は、請求項1において、前記記鍵本体部を弾性体で構成するとともに、前記埋設孔を前記錘より小さな孔とし、この埋設孔内に錘を圧入するようにした。鍵本体部が弾性があると、鍵をタッチするときに優しい感触にもなる。
請求項3の鍵盤楽器の鍵構造は、請求項1または2において、前記錘を前記埋設孔内に接着固定するようにした。錘は圧入による圧力だけで固定してもよいが、演奏の振動により錘の位置が動いて押鍵したときの慣性力が変わると、感触が変化してしまうが、錘を接着剤で固定することでその虞を防止することができる。
好適な例Aとして、請求項1〜3において、前記鍵本体部を木材で形成したことを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。これによ比較的軽く中身の詰まった鍵が得られる。
好適な例Bとして、請求項1〜3において、前記埋設孔及び前記錘が円柱状であることを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。この場合、円柱状により埋設孔と錘との接触面に均等に力がかかるので、圧入したものであれ、接着したものであれ、部材が理想的な面で接触して固定が確実となる。
好適な例Cとして、請求項1〜3において、前記埋設孔が前記鍵本体部を貫通しないで、該鍵本体部に非貫通部を有することを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。この場合、鍵本体部の上に鍵上面部を設けても凹部が生じずに、外観品質を保つことができる。
好適な例Dとして、請求項1〜3において、前記鍵本体部に前記埋設孔が複数形成され、該複数の埋設孔にそれぞれ前記錘を有することを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。この場合、錘を分けて複数設置することでより重くすることが可能となる。なお、それぞれの孔を設ける位置が近いと、前記錘抜け防止部材を共有化しやすくなり、埋設孔の数分、錘抜け防止部材を設けなくてもよい。
好適な例Eとして、請求項1〜3において、前記錘抜け防止部材が、前記鍵本体部を保持するための鍵下部材の一部であることを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。例えば、鍵下部材はヒンジ部となる構成を有するものでもよい。
好適な例Fとして、請求項1〜3において、前記錘抜け防止部材が前記鍵本体部に金属ネジでネジ止めされたことを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。この場合、金属ネジによりさらに重さを付加することができる。
好適な例Gとして、請求項1〜3において、前記鍵本体部が、1つの鍵中実部材板から複数分切り離して形成されたもであることを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造でもよい。この場合、1つの鍵中実部材板に対して1つの工程で複数鍵分の錘を取り付けることができるので、作業性が向上する。
請求項1の鍵盤楽器の鍵構造によれば、錘によりコストダウンを図ってタッチ感を得ることができるとともに、埋設孔を鍵中実部材の下面から形成してその中に錘を埋設するので外観品質の向上が図れ、かつ、錘抜け防止部材により錘の脱落等を防止することができる。
請求項2の鍵盤楽器の鍵構造によれば、請求項1の効果に加え、鍵本体部の弾性により錘が固定されるので取り付け作業が簡単になる。
請求項3の鍵盤楽器の鍵構造によれば、請求項1または2の効果に加え、接着により錘を確実に固定することができ、演奏時の振動等によっても錘が移動することも防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施例において同様な要素には同符号を付記し、重複する説明は適宜省略する。以下の実施例の鍵は電子鍵盤楽器のものであるがアコースティックピアノ等の鍵としても適用できある。また、以下の実施例では白鍵を例に説明するが、黒鍵でも同様な構造を適用することができる。
図1は実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第1実施例を示す図であり、図1(A) は側面図、図1(B) は下面図、図1(C) は他の例を示す一部側面図である。この実施例の鍵1は、「鍵中実部材」としての鍵本体部11、鍵1の操作面をなす鍵上面部12を有している。鍵本体部11は、スプルスやバースウッドなどの木材で構成され、鍵上面部12はアクリルなどのプラスチックで構成されている。そして、この鍵上面部12は鍵本体部11の上面の前部から後方部にかけて接着されている。
鍵本体部11の所定位置には埋設孔13が形成されており、この埋設孔13内に、鍵1の押鍵時に所望の鍵タッチ感を得るための金属等の錘2を備えている。埋設孔13は円柱形状の孔であり、鍵本体部11の下面から厚さ方向(上下方向)に貫通して形成されている。また、錘2は円柱形状であり、この錘2は埋設孔13内に挿入され、接着剤S(図1(B) )により鍵本体部11に対して接着固定されている。
そして、埋設孔13の開口部には、錘2の脱落を防止する「錘抜け防止部材」としての平板3が金属ネジN,Nによりネジ止め固定されている。なお、図1(C) に示すように、埋設孔13の周囲に平板3と同形状の矩形の窪みを形成することにより、平板3の下面と鍵本体部11の下面とが面一となるようにしてもよい。このことは、以下の実施例でも同様である。
以上のように、錘2を挿入して固着した埋設孔13の開口部に平板3が取り付けられているので、この鍵1を長年操作しても、錘2が鍵本体部11から脱落することもない。また、鍵本体部11の側面には錘2を埋設するための開口等がないので、演奏時の外観品質を損なうこともない。なお、この第1実施例の埋設孔13は鍵本体部11を貫通しているのでこの埋設孔13の形成加工が容易である。
図2は実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第2実施例を示す図であり、図2(A) は側面図、図2(B) は下面図である。この第2実施例の鍵1は、埋設孔14以外は第1実施例と同一であり、埋設孔14内に錘2が挿入され接着剤Sで接着固定されている。また、埋設孔14の開口部には「錘抜け防止部材」としての平板3が金属ネジNによりネジ止め固定されている。そして、この平板3により、鍵1を長年操作しても、錘2が鍵本体部11から脱落することもない。
ここで、第1実施例の埋設孔13は鍵本体部11を下面から上面まで貫通して形成されているが、この第2実施例の埋設孔14は、円柱形状の孔であるが、鍵本体部11の下面から厚さ方向(上下方向)に所定深さまで形成されている。すなわち、この埋設孔14は、鍵上面部12に届かない位置までしか形成されておらず、鍵本体部11に対してこの埋設孔14の部分に「非貫通部」が形成されている。
第1実施例の埋設孔13のような貫通穴では、鍵上面部12を貼り付けるために材料を押さえ込んだ際に、この埋設孔13の縦穴部に鍵上面部12が入り込んで凹面が出来てしまう可能性がある。しかしながら、この第2実施例の埋設孔14のように、鍵本体部11に開ける穴を上面まで貫通させないで途中で止め、非貫通部を設けるることで凹面が生じることを防ぎ、外観の品質を保つことができる。なお、この非貫通部の構成は以下の第3〜第5実施例でも同様である。
図3は実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第3実施例を示す図であり、図3(A) は側面図、図3(B) は下面図である。この実施例の鍵1は、第2実施例の構成に加えて、第2の錘2′を備えている。すなわち、鍵本体部11には、前記埋設孔14と同様な第2の埋設孔14′が形成されており、この第2の埋設孔14′内に第2の錘2′が挿入され、接着剤S′により鍵本体部11に対して接着固定されている。そして、埋設孔14,14′の開口部には、錘2,2′の脱落を防止する「錘抜け防止部材」としての平板3′が接着固定されている。なお、材質、形状等のその他の構成は第1実施例及び第2実施例と同様である。
ここで、埋設孔がひとつの場合、丸穴では錘の大きさが最大でも鍵幅弱程度までに限られ、また四角系の孔としても大きく開けてしまうと鍵本体部11自体の剛性が大きく低下してしまうので、限界がある。しかしながら、この第3実施例のように埋設孔を複数に分け、埋設孔の間に鍵本体部11を残すことで鍵1の剛性を確保しつつ搭載できる錘の量を増やすことが可能になる。また埋設孔の径を小さくしたり、深さを浅くすることもでき、この埋設孔の部分での鍵1の剛性を確保することができる。
図4は実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第4実施例を示す図であり、図4(A) は側面図、図4(B) は下面図である。この第4実施例の鍵1は、前記実施例と同様な鍵本体部11、鍵上面部12を備え、さらに鍵下部材15を備えている。鍵本体部11は、スプルスやバースウッドなどの木材、鍵上面部12はアクリルなどのプラスチックであるが、鍵下部材15は弾性を有する樹脂等で構成されている。
第2実施例と同様に、鍵本体部11には、その所定位置に円柱形状の埋設孔14が鍵本体部11の下面から厚さ方向に形成されている。そして、金属等からなる円柱形状の錘2が埋設孔14に挿入され、接着剤Sにより鍵本体部11に対して接着固定されている。なお、この実施例でも「非貫通部」が形成されている。
鍵下部材15は、鍵本体部11の下面に位置する平板部15aと、鍵本体部11の後方に位置する結合部15bと、この結合部15bからさらに後方に延設されたヒンジ部15cと、このヒンジ部15cからさらに後方に結合された鍵基端部15dとで構成されている。この鍵下部材15は、平板部15aにおいて鍵本体部11の下面に接着されている。また、鍵上面部12は鍵本体部11の上面の前部から後方にかけて接着され、さらに鍵下部材15の結合部15bの上面まで接着されている。そして、鍵下部材15のヒンジ部15cは平板薄肉の形状とされ、鍵基端部15dが図示しない鍵フレームに固定され、ヒンジ部15cの弾性力により鍵1自体が回動自在に保持される。
以上のように、鍵下部材15の平板部15aは、鍵本体部11の下面に接着されることで、この平板部15aは、埋設孔13の開口部を蓋して錘2の脱落を防止する「錘抜け防止部材」としても機能している。すなわち、この第4実施例のように、元々鍵の下部に構造部品(鍵下部材15)を有している鍵盤の場合は、わざわざ平板のような部品を追加することなく、錘の脱落防止効果をこの部品に持たせることで、部品点数の削減による軽量化を実現することが可能となる。
図5は実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第5実施例を示す図であり、図5(A) は側面図、図5(B) は下面図である。この第5実施例の鍵1は、「鍵中実部材」としての鍵本体部11、鍵上面部12で構成されている。鍵本体部11と鍵上面部12の材質は前記各実施例と同様であり、鍵上面部12は鍵本体部11の上面の前部から後方部にかけて接着されている。また、鍵本体部11には前記実施例と同様な錘2が埋設されている。
この実施例の鍵本体部11には、その所定位置に、多機能孔16が形成されている。この多機能孔16は、長方形の埋設孔16aと、その前方に形成された薄型長方形のガイド孔16bとで構成されている。そして、錘2が埋設孔16aに挿入され、接着剤Sにより鍵本体部11に対して接着固定されている。また、ガイド孔16bには、図示しない鍵フレームに立設されたガイド軸17が挿入されている。そして、埋設孔16aの開口部には、錘2の脱落を防止する「錘抜け防止部材」としての平板3が接着固定されている。
ここで、ガイド孔など、他に穴を開ける必要がある場合、別々に孔を開けると中間に鍵本体部を残す必要が生じるなど挿入孔の大きさが制限される。また、加工機械も別々に孔を開けると加工時間が延びてしまい効率が悪い。しかしながら、この第5実施例のように、錘2を設ける埋設孔16aとガイド孔16bとを、多機能孔16として孔同士を一緒にしてしまうことで、作業効率を向上させることが可能になり、埋設孔16aの大きさも大きく取ることが可能になる。
図6及び図7実施形態における鍵1の製造工程の一例を示す図であり、同図では符号を一部省略してある。まず、図6に示すように、白鍵及び黒鍵の1オクターブ分の鍵本体部に相当する1枚の鍵中実部材板110を用意する。この鍵中実部材板110に埋設孔14,14,…を形成し、この埋設孔14,14,…に錘2,2,…を埋設して接着固定する。次に、図7に示すよう平板3(錘抜け防止部材)をネジ止めする。そして、太い実線及び二点差線で示した切断線Lで鍵中実部材板110を切断し、白鍵及び黒鍵の鍵本体部11,11,…とする。
すなわち、鍵をバラバラにした後では1鍵ずつ埋設孔14の孔開けと、と錘2の挿入作業を行う必要があるが、このように鍵中実部材板110から鍵本体部11を切断する工程がある場合、先に錘2を挿入する工程を入れることで、一度に錘2の挿入作業を行えるため作業性が向上する。
また、第4実施例のように、鍵本体部11を鍵上面部12と鍵下部材15とで挟む構造の場合、鍵上面部12と鍵下部材15とを貼り付けた後に鍵本体部11の切断を行うことが一般的であり、先に錘2を挿入しておかないと錘を取り付けることができない。このような場合に、上記の製造方法が適している。
以上の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造は電子鍵盤楽器を例に説明したが、本発明は、電子鍵盤楽器の木製キーに使用できるだけでなく、アコースティックピアノの錘の固定にも応用することができる。また、アコースティックピアノにおいては、カウンターウエイトの脱鉛化を推進しているが、その対策の1つの案となりうる。
また、実施形態では鍵本体部11が木製である場合について説明したが、樹脂等の部材でもよい。
また、実施形態では埋設孔内に錘を接着固定する場合について説明したが、木製の鍵本体部11や樹脂製の鍵本体部11に錘よりわずかに小さな埋設孔を形成し、その中に錘を圧入するようにして取り付けてもよい。この場合、接着剤はあっても無くてもよい。
また、第1〜第3実施例では、錘抜け防止部材としての平板3を金属ネジでネジ止めするようにしているので、この金属ネジによりさらに重さを付加することができるが、この錘抜け防止部材の取り付けは、ネジに限らず、接着剤、タッカーなど強度があれば何でもよい。
本発明の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第1実施例を示す側面図及び下面図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第2実施例を示す側面図及び下面図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第3実施例を示す側面図及び下面図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第4実施例を示す側面図及び下面図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の鍵構造の第5実施例を示す側面図及び下面図である。 本発明の実施形態の鍵の製造工程の第1段階を示す図である。 本発明の実施形態の鍵の製造工程の第2段階を示す図である。 従来の鍵盤楽器の鍵構造の例を示す図である。
符号の説明
1…鍵、2,2′…錘、3…平板(錘抜け防止部材)、11…鍵本体部(鍵中実部材)、12…鍵上面部、13,14,14′…埋設孔、15…鍵下部材、15a…平板部(錘抜け防止部材)、16…多機能孔、16a…埋設孔

Claims (3)

  1. 非金属の中実部材を鍵本体部として使用した鍵盤楽器の鍵構造において、
    前記鍵本体部の下面に開口部を有した埋設孔が形成され、
    前記埋設孔に金属からなる錘が挿入され、
    前記埋設孔の開口部に錘抜け防止部材が設置されている
    ことを特徴とする鍵盤楽器の鍵構造。
  2. 前記鍵本体部が弾性体で構成され、
    前記埋設孔が前記錘より小さな孔として形成され、
    前記錘が前記埋設孔内に圧入されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵構造。
  3. 前記錘が前記埋設孔内に接着固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器の鍵構造。
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