JP2009143978A - 印刷用再剥離性粘着シート及びその製造方法 - Google Patents
印刷用再剥離性粘着シート及びその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】支持シートの一面に粘着剤層が積層一体化されてなる印刷用再剥離性粘着シートであって、上記支持シートと上記粘着剤層との間に、ガラス転移温度が−50〜60℃である合成樹脂からなり且つ引張破断伸びが200〜500%である中間層が介在していることを特徴とする印刷用再剥離性粘着シート。
【選択図】図1
Description
ゲル分率(重量%)=100×W2/W1
支持シートとして、厚みが100μmの白色の可塑化されたポリ塩化ビニルシート(オカモト社製 商品名「OIY−120」)を用意した。
3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社製 商品名「KBM−603」)を20重量部の代わりに10重量部としたこと、可塑化されたポリ塩化ビニルシートの一面を20m/分、0.4kWの条件でコロナ放電処理したこと以外は実施例1と同様にして印刷用再剥離型粘着シートを得た。なお、中間層を構成している変性6−ナイロンのガラス転移温度は20〜30℃であり、中間層の引張破断伸びは、400%であった。
厚みが12μmのポリエチレンテレフタレートシート(ユニチカ社製 商品名「エンブレット PET−12F」)を用意した。そして、ウレタン系接着剤(三井化学ポリウレタン社製 商品名「タケラック A−543」)と、硬化剤(三井化学ポリウレタン社製 商品名「タケネート A−50」)とを9:1の重量比で混合した上で、上記ウレタン系接着剤を上記ポリエチレンテレフタレートシートの一面に乾燥後の厚みが3μmとなるように塗布し、110℃で2分間に亘って乾燥した後、ウレタン系接着剤上に、厚みが100μmの白色の可塑化されたポリ塩化ビニルシート(オカモト社製 商品名「OIY−120」)を重ね合わせて40℃にて48時間に亘って養生して積層シートを得た。なお、ポリエチレンテレフタレートシートのガラス転移温度は70〜80℃であり、ポリエチレンテレフタレートシートの引張破断伸びは、130%であった。
積層シートの代わりに、白色の可塑化されたポリ塩化ビニルシート(オカモト社製 商品名「OIY−120」)を用い、この可塑化されたポリ塩化ビニルシートの一面に粘着剤層を転写させたこと以外は比較例1と同様にして印刷用再剥離型粘着シートを得た。
被着体としてステンレス板(SUS304)を用意し、このステンレス板の表面に印刷用再剥離性粘着シートを貼付し、印刷用再剥離性粘着シートの粘着力をJIS Z0237−2000の10.4.1「粘着剤の180度引きはがし粘着力」の方法に準拠して測定した。
印刷前後の印刷用再剥離性粘着シートの上記粘着力を比較し、印刷後の粘着力が印刷前の粘着力の60%以上である場合を○、印刷後の粘着力が印刷前の粘着力の60%未満である場合を×とした。
印刷用再剥離性粘着シートから縦25mm、横100mmの平面長方形状の試験片を切り出し、この試験片をステンレス板(SUS304)に貼付して室温にて3日間に亘って放置した。次に、試験片の長さ方向の端部を手で把持し、試験片をステンレス板から高速剥離した。そして、ステンレス板上に残った糊残り部分の面積S1(mm2)を測定し、下記式に基づいて糊残り度を算出して下記基準にて評価した。なお、試験片が途中で破断した場合は、ステンレス板上に残った試験片の粘着剤層は糊残り部分とした。
糊残り度(%)=100×S1/2500
○:糊残り度が10%未満であった。
△:糊残り度が10%以上で且つ50%未満であった。
×:糊残り度が50%以上であった。
室温にて3日間に亘って放置する代わりに、60℃にて7日間に亘って放置したこと以外は初期剥離性と同様の要領で評価した。
印刷用再剥離性粘着シートから縦25mm、横100mmの平面長方形状の試験片を切り出し、この試験片をステンレス板(SUS304)に貼付して室温にて3日間に亘って放置した。次に、試験片の長さ方向の端部を手で把持し、試験片をステンレス板から高速剥離した。そして、試験片を破断なく容易に剥離することができたものを◎、試験片を破断なく剥離することができたものを○、試験片が剥離途中に破断したものを×とした。
室温にて3日間に亘って放置する代わりに、60℃にて7日間に亘って放置したこと以外は初期シート強度と同様の要領で評価した。
印刷用再剥離性粘着シートから縦25mm、横100mmの平面長方形状の試験片を切り出し、この試験片をステンレス板(SUS304)に貼付した。この際、試験片の長さ方向の端部10mmがステンレス板の端部から突出した状態となるようにした。この状態で室温にて1日間に亘って放置した後、ステンレス板から突出した試験片の端部を、ステンレス板上に貼付している試験片部分上に折り返して重ね合わせた。この状態において、ステンレス板上に貼付した試験片部分の貼付状態を目視観察し下記基準に基づいて評価した。
○:ステンレス板上に貼付した試験片部分に剥がれは発生しなかった。
×:ステンレス板上に貼付した試験片部分に剥がれが発生した。
印刷用再剥離性粘着シートから縦100mm、横25mmの平面長方形状の試験片6を切り出した。
2 非金属シート
3 粘着剤層
31a、31b 溝部パターン
4 離型紙
Claims (14)
- 支持シートの一面に粘着剤層が積層一体化されてなる印刷用再剥離性粘着シートであって、上記支持シートと上記粘着剤層との間に、ガラス転移温度が−50〜60℃である合成樹脂からなり且つ引張破断伸びが200〜500%である中間層が介在していることを特徴とする印刷用再剥離性粘着シート。
- 中間層を構成している合成樹脂が、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂及び直鎖脂肪族ポリアミド樹脂からなる群から選ばれた少なくとも一つの合成樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 中間層を構成している合成樹脂が、炭素数が4〜12のアルキレン基を主鎖に有することを特徴とする請求項2に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 中間層は、アルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれた少なくとも一つの置換基を有している合成樹脂と、アルコール溶剤とを含有する塗料を支持シートの一面に塗布し乾燥させることによって形成されたものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 合成樹脂が、アルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれた少なくとも一つの置換基を有している繰返し単位を分子中に10モル%以上含有する直鎖脂肪族ポリアミド樹脂であることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- Xがアルコキシ基であることを特徴とする請求項6に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 塗料が、酸触媒を含有していることを特徴とする請求項4に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 塗料が、アミノ基、スルファニル基、エポキシ基、イソシアネート基、アクリロイル基及びメタクリロイル基からなる群から選ばれた少なくとも一つの置換基を有するアルコキシシラン化合物を含有していることを特徴とする請求項4に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 支持シートの厚みが40〜120μm、中間層の厚みが0.2〜20μm及び粘着剤層の厚みが5〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 支持シートは溶剤系インクによる印刷が可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用再剥離性粘着シート。
- 支持シートの一面に、アルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれた少なくとも一つの置換基を有している合成樹脂と、アルコール溶剤とを含有する塗料を塗布し乾燥させることによって中間層を積層一体化させた後、この中間層上に粘着剤を塗布し乾燥させることによって粘着剤層を積層一体化することを特徴とする印刷用再剥離性粘着シートの製造方法。
- 支持シートがポリ塩化ビニル樹脂シートであることを特徴とする請求項12に記載の印刷用再剥離性粘着シートの製造方法。
- アルコール溶剤が、炭素数が1〜3の低級アルコールであることを特徴とする請求項12に記載の印刷用再剥離性粘着シートの製造方法。
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