JP2009143227A - プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置 - Google Patents

プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009143227A
JP2009143227A JP2008309302A JP2008309302A JP2009143227A JP 2009143227 A JP2009143227 A JP 2009143227A JP 2008309302 A JP2008309302 A JP 2008309302A JP 2008309302 A JP2008309302 A JP 2008309302A JP 2009143227 A JP2009143227 A JP 2009143227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment plate
transport shaft
printer
axis
print head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008309302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5404015B2 (ja
Inventor
Danny Hugh Addison
ダニー・ヒュー・アディソン
Hunter Harris Richard
リチャード・ハンター・ハリス
Leigh Arrington Stacy
ステーシー・リー・アリントン
Robert Andrew Myers
ロバート・アンドリュー・マイアーズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2009143227A publication Critical patent/JP2009143227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5404015B2 publication Critical patent/JP5404015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/308Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

【課題】プリンタにおいてギャップを調整する装置および方法を提供する。
【解決手段】装置は、印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを有するプリンタを含む。印字ヘッドはトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。装置は、グルーブを有する調整プレートを含む。調整プレートはプリンタの第1の側に配置される。調整プレートは、グルーブを介してトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。第1軸に沿っての調整プレートの移動は、ギャップを形成するプリンタの第1の側における印字ヘッドの第1位置を変化させる。第1軸は、トランスポート・シャフトに対して垂直である。装置はスプリングも含む。スプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように、調整プレートを偏らせる。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般的にギャップを調整する方法および装置に関する。特に、本発明は、プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置に関する。
インパクト・プリンタのような多くのタイプのプリンタは、紙のような印字可能媒体上に印字するために用いられる印字ヘッドを含む。インパクト・プリンタの印字ヘッドは、印字文書を作るために印字可能媒体を直接または間接的に打つ1つ以上の印字エレメントを含む。一例では、印字エレメントは、インク・リボンを通して印字可能媒体を打つことができる。この例では、印字可能媒体を打つ印字エレメントは、1つ以上の電気ソレノイドまたはコイルにより駆動される複数のニードルのうちの1つであり得る。また、インパクト印字ヘッドは、インパクト・プリンタの一方の側から他方の側へトランスポート・シャフトに沿って移動することができ、これによりインパクト印字ヘッドが印字可能媒体の幅に沿って様々な部分を打つことを可能にする。
インパクト・プリンタの例は、ドット・マトリックス・プリンタおよび文字プリンタを含む。ポイント・オブ・セール(point of sale)プリンタはインパクト・プリンタの他の1つの例である。ポイント・オブ・セール・プリンタのユーザは、マルチ・パート・フォームを使用することがあるので、ポイント・オブ・セール・プリンタはインパクト印字ヘッドの使用を必要とし得る。
正確に印字するために、インパクト・プリンタは、印字ヘッドとプラテンとの間のギャップの厳格な制御を必要とする。印字可能媒体は、印字ヘッドとプラテンとにより画定されるギャップを通る。一例では、ギャップの距離の誤差についての最大許容範囲は+/−0.0008インチすなわち+/−0.02ミリメートルに保たれ得る。また、ギャップは、印字ヘッドが印字可能媒体を横切って移動するとき、全ての印字位置で制御されることを必要とし得る。ギャップのための正しい距離は、印字ヘッドが印字する印字可能媒体の厚さに依存し得る。ギャップを正しく調整できなければ、印字可能媒体のミスアライメントあるいはジャミングおよび印字ヘッドの早期故障という結果を招く可能性がある。
厳格なギャップ許容範囲を達成するには、かなりの難題があり得る。例えば、プリンタの組み立て中、製造ラインにおいて、熟練した技術者しか提供できないような高度の技量が必要とされ得る。また、印字ヘッドを交換しなければならないときなど、プリンタを修理するときにも、高度の技量が要求され得る。ギャップを調整するために高度の技量を必要とするということは、ギャップ調整を素人にとって近づきにくいものとし、また、プリンタ技術の充分なレベルの技量を有する技術者を得るのにプリンタのユーザが時間および金銭の両方を浪費することを要求する。
現存するデザインでは、調整中に印字ヘッドを位置決めするために使用される力の量に依存してギャップは変わり得る。この力はユーザにより不均一に提供され得、そのためにギャップ距離を調整するときに許容できない誤差が生じ得る。現存するデザインでは、正しいギャップが達成されているとき、調整を行っているユーザが如何に持続的に感じることができるかによっても、ギャップは変わり得る。これらの現存するデザインは、また、プリンタのコンポーネント間のクリアランスを最小にすることができない。その様なクリアランスは、個々別々に或いは累積して、ギャップ距離のエラーをもたらし得る。
本書に記載されている実施例は、プリンタにおけるギャップを調整する装置および方法を提供する。この装置は、印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを有するプリンタを含む。印字ヘッドはトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。装置は、グルーブを含む調整プレートを含む。調整プレートは、プリンタの第1の側に配置される。調整プレートは、グルーブを介してトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。第1軸に沿っての調整プレートの移動は、ギャップを形成するプリンタの第1の側における印字ヘッドの第1位置を変化させる。第1軸は、トランスポート・シャフトに対して垂直である。この装置はスプリングも含む。スプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように調整プレートを偏らせる。
本発明を特徴付けると考えられる新しい特徴は、添付されている請求項に記載されている。しかし、本発明自体は、その好ましい使用方式、更なる目的および利点と同じく、実施例についての以下の詳細な記述を添付図面と関連させて参照することにより、最善に理解されるであろう。
図1を参照すると、本発明の1つの実施例に従ってデータ処理システムのブロック図が描かれている。この実施例では、データ処理システム100は通信ファブリック102を含み、これはプロセッサ・ユニット104と、メモリ106と、持続的記憶装置108と、通信ユニット110と、入出力(I/O)ユニット112と、ディスプレイ114と、プリンタ115との間の通信を提供する。
プロセッサ・ユニット104は、メモリ106にロードされ得るソフトウェアのための命令を実行する。プロセッサ・ユニット104は、具体的な実施態様に依存して、1つ以上のプロセッサのセットであることができ、あるいはマルチ・プロセッサ・コアであることができる。さらに、プロセッサ・ユニット104は、単一のチップ上に主プロセッサが補助プロセッサとともに存在する1つ以上のヘテロジニアス・プロセッサ・システムを用いて実現され得る。他の1つの実例として、プロセッサ・ユニット104は、同じタイプの複数のプロセッサを含む対称的マルチ・プロセッサ・システムであり得る。
メモリ106は、これらの例において、例えばランダム・アクセス・メモリであり得る。持続的記憶装置108は、具体的な実施態様に依存して種々の形をとることができる。例えば、持続的記憶装置108は、1つ以上のコンポーネントまたはデバイスを含むことができる。例えば、持続的記憶装置108は、ハード・ディスク、フラッシュ・メモリ、再書込み可能な光ディスク、再書込み可能な磁気テープ、あるいは上記のものの何らかの組み合わせであり得る。持続的記憶装置108により使用される媒体は、取り外し可能であっても良い。例えば、持続的記憶装置108のために取り外し可能なハード・ディスクが使用され得る。
通信ユニット110は、これらの例において、他のデータ処理システムまたは装置との通信のための手段を提供する。これらの例において、通信ユニット110はネットワーク・インターフェース・カードである。通信ユニット110は、物理的通信リンクおよび無線通信リンクのいずれかまたは両方の使用を通じて通信を提供することができる。
入出力ユニット112は、データ処理システム100に接続され得る他の装置とのデータの入力および出力を考慮に入れている。例えば、入力ユニット112は、キーボードおよびマウスを通してのユーザ入力のための接続を提供することができる。さらに、入出力ユニット112は、出力をプリンタ115に送ることができる。ディスプレイ114はユーザに対して情報を表示するメカニズムを提供する。
オペレーティング・システムとアプリケーションまたはプログラムのための命令は、持続的記憶装置108に置かれる。それらの命令は、プロセッサ・ユニット104により実行されるべくメモリ106にロードされ得る。種々の実施態様のプロセスはコンピュータにより実行される命令を用いてプロセッサ・ユニット104により実行されることができ、該命令は、メモリ106のようなメモリに置かれることができる。これらの命令は、プロセッサ・ユニット104においてプロセッサにより読み出され実行され得るプログラム・コード、コンピュータ使用可能プログラム・コード、あるいはコンピュータ可読プログラム・コードと称される。種々の実施態様においてプログラム・コードは、メモリ106または持続的記憶装置108のような種々の物理的なあるいは有形のコンピュータ可読媒体において具体化され得る。一実施態様では、プログラム・コードは、ポイント・オブ・セールで発生するトランザクションのためにプリンタ115でレシートを印字するなどのプロセスを行うために実行され得る。
プリンタ115は、任意のタイプの文書を印字するために使用され得る。一例では、プリンタ115は、インパクト・プリンタ・ヘッドを使用するインパクト・プリンタである。1つ以上の文書の印字に関連するパラメータのセットをプリンタ115に提供するために、命令を通信ファブリック102でプリンタ115に送ることができる。それらのパラメータは、例えば、ポイント・オブ・セールでプリンタ115により印字されるレシート上に印字されるべきデータを含むことができる。さらに、プリンタ115は、Microsoft(登録商標)WindowsあるいはUnix(The Open Group の商標である。)のような種々のオペレーティング・システムとコンパチブルであるので、データ処理システム100で実行するオペレーティング・システムとは無関係に命令をプリンタ115に送ることができる。MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corporation の(米国、他の国、あるいはその両方における)商標である。プリンタ115は、バスのような方向接続を介して、あるいはインターネットのようなネットワークを介して、図1の他のコンポーネントのうちの1つ以上に接続され得る。
プログラム・コード116は、機能的形でコンピュータ可読媒体118に置かれ、プロセッサ・ユニット104によって実行されるべくデータ処理システム100にロードされあるいは転送され得る。これらの例においてプログラム・コード116とコンピュータ可読媒体118とはコンピュータ・プログラム製品(コンピュータ・プログラムが何らかのハードウエアに記憶されている製品)120を形成する。
データ処理システム100のために示されている種々のコンポーネントは、種々の実施態様を実現し得る仕方に対して構造上の限定をもたらすように意図されてはいない。種々の実施例は、データ処理システム100のために示されているものに加えられるコンポーネントあるいはそれらに代わるコンポーネントを含むデータ処理システムにおいて実現され得る。図1に示されている他のコンポーネントは、図示されている例から変更され得る。
例えば、通信ファブリック102を実現するためにバス・システムが使用され得、それはシステム・バスあるいは入出力バスのような、1つ以上のバスから構成され得る。もちろん、バス・システムは、バス・シムに取り付けられた種々のコンポーネントまたはデバイスの間でのデータの転送のための手段を提供する任意の適切なタイプのアーキテクチャを用いて実現され得る。さらに、通信ユニットは、モデムまたはネットワーク・アダプタのような、データを送信し受信するために使用される1つ以上の装置を含むことができる。さらに、メモリは、例えば、メモリ106、あるいは、通信ファブリック102に存在することのあるインターフェース及びメモリ・コントローラ・ハブに見出されるようなキャッシュであり得る。
図2を参照すると、実施例をその中で実現できるプリンタのブロック図が描かれている。プリンタ200は、図1のプリンタ115の非限定的な例である。この例では、プリンタ200は、例えば、感熱式プリンタ、トナー・ベースのプリンタ、液体インクジェット・プリンタ、ソリッド・インク・プリンタ、染料昇華プリンタ、インクレス・プリンタ、インパクト・プリンタ、デイジーホイール・プリンタ、ドットマトリックス・プリンタ、ライン・プリンタ、あるいはペン・ベースのプロッタなどの、任意のタイプのプリンタであり得る。プリンタ200は、ポイント・オブ・セール・プリンタ、オフィス・プリンタ、あるいは家庭用プリンタなど、任意のタイプのアプリケーションに使用され得る。ポイント・オブ・セール・プリンタは、時には会計プリンタと称される。
プリンタ200は、給紙ユニット205を含む。給紙ユニット205は、文書を印字するためにプリンタ200により使用される印字可能な媒体を保持する。給紙ユニット205内の印字可能な媒体は、印字可能媒体のロールあるいは印字可能媒体のプレカット・シートのスタックのような、種々の形をとることができる。印字可能媒体は、紙あるいは感熱材料のような、プリンタ200により印字され得る任意の材料から作られ得る。
プリンタ200は印字モジュール210を含む。印字モジュール210は、文書を作るためにプリンタ媒体上に印字するプリンタ200内のハードウェアである。例えば、印字モジュール210は、トナーを用いて給紙ユニット205内の紙にインクを付けることができる。他の1つの例では、印字モジュール210は、給紙ユニット205内の感熱紙のロールの部分の領域を選択的に加熱することにより熱転写技術を使用する。他の1つの例では、印字モジュール210は、給紙ユニット205内のプレカット紙の1枚以上のシートにインクを付ける。
印字モジュール210は印字ヘッド212を含む。印字ヘッド212は、印字可能媒体にプリントを付けるために使用されるプリンタ200のコンポーネントである。印字ヘッド212は、種々の技術を用いて印字可能媒体にプリントを付けることができる。例えば、印字ヘッド212は、トランスポート・シャフト214に沿って印字可能媒体を横切って横方向に移動するインパクト印字ヘッドであり得る。この例では、コンポーネント印字ヘッド212は、印字文書を作るために印字可能媒体を直接または間接的に打つ。印字ヘッド212は、トランスポート・シャフト214にスライド可能に結合され得る。
印字モジュール210で作られた文書は、プリンタ200から文書トレー215に出る。文書トレー215に存在する文書は、ユーザによりあるいは他の装置により処理されるべく取り出され得る。
プリンタ200は入出力インターフェース220を含む。入出力インターフェース220は、プリンタ200と外部装置との間のインターフェースである。入出力インターフェース220は、例えば、取り外しのできる記憶装置が中に受容される1つ以上のポートであり得る。入出力インターフェース220は、コンピュータ、ポイント・オブ・セール装置、金銭登録機、あるいは他の任意のデータ処理システムがその中に接続される接続ポートでもあり得る。例えば、プリンタ200は、入出力インターフェース220を介してプリンタ200のコンポーネントのうちの1つ以上に接続され得る。
入出力インターフェース220で受け取られたデータは、プリンタ200の他のコンポーネントに送られて文書作成に使用され得る。例えば、給紙ユニット205内の感熱紙のロールを用いてレシートを印字できるように、ポイント・オブ・セール装置からトランザクション情報が入出力インターフェース220でプリンタ200に送られ得る。このデータは、バッファリングされるか、あるいは記憶ユニット225に格納され得る。記憶ユニット225は、ランダム・アクセス・メモリ、ハード・ディスク、あるいは分離形のメモリであり得る。
プリンタ200はユーザ・インターフェース230も含む。ユーザ・インターフェース230は、ユーザがプリンタ200のためのセッティングを調整することを可能にする任意の制御装置を含む。例えば、ユーザ・インターフェース230は、文書を作るために使用されるべき給紙ユニット205内の紙のタイプをユーザが選択することを可能にする制御装置を含むことができる。ユーザ・インターフェース230は、プリンタ200のカバーを開けるボタンまたはノブのような制御装置をも含むことができる。このカバーは、給紙ユニット205内の紙を囲むことができる。あるいは、ユーザ・インターフェース230は、入出力インターフェース220を介してプリンタ200に接続されているデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェースで表示され得る。
図3を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整できるプリンタの図が描かれている。具体的には、図3はプリンタ300を示し、これは図1のプリンタ115と図2のプリンタ200との非限定的な例である。
1つの非限定的な例では、プリンタ300はポイント・オブ・セール・プリンタである。プリンタ300はカバー305を含む。カバー305は、プリンタ300に結合されて、紙のロールのような印字可能媒体を保持するプリンタ300の領域を覆う。
カバー305は、様々な仕方でプリンタ300に結合され得る。例えば、カバー305は、どの様な結合部の助けも無しでプリンタ300に載っていることができる。他の1つの例では、カバー305のどの側をも引き上げて、カバー305によって隠されているプリンタ300の内容物を見せることができるように、カバー305の1つの側をプリンタ300に旋回可能に結合させることができる。
プリンタ300は文書トレー315も含む。文書トレー315は、図2の文書トレー215の非限定的な例である。例えば、プリンタ300を用いて印字されたレシートのようなトランザクション文書は、プリンタ300から出て文書トレー315に載ることができる。その後、ユーザは文書トレー315に載っているそれらのレシートを取り出すことができる。
プリンタ300はフレーム320も含む。フレーム320は、プリンタ300の他のコンポーネントを完全にあるいは部分的に囲むプリンタ300のコンポーネントである。例えば、フレーム320は、プリンタ300の外側の上部、底部、および側壁を含むことができる。この例では、フレーム320は、プラスチックあるいは金属などの、どの様な材料でも作ることができる。
本書に記載されている実施例は、プリンタにおいてギャップを調整するための装置および方法を提供する。プリンタは印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを含む。ギャップは、プリンタにおいて少なくとも部分的に印字ヘッドの位置により確定される距離である。トランスポート・シャフトは、印字ヘッドを支持する物体であって、それに沿って印字ヘッドが移動することができる。
一実施態様では、プリンタはプラテンを含む。プラテンは、インパクト印字ヘッドが打つことのできる実質的に平らな表面のような、印字可能媒体にプリントを付けることを容易にするために印字可能媒体を支持するプリンタのコンポーネントである。この実施態様では、ギャップはプラテンと印字ヘッドとの間の距離であり得る。他の1つの実施態様では、第1軸はプラテンに対して垂直である。
印字ヘッドは、トランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。本書で使用されるとき、“結合”という用語は、別の物体を介しての結合を含む。例えば、カバーとベースとの両方がキャリッジのような第3の物体に結合されるならば、印字ヘッドはトランスポート・シャフトに結合され得る。“結合”という用語は“直接結合”も含み、この場合には、これら2つの物体は何らかの仕方で互いに接触する。“結合”という用語は、該コンポーネントの各々が同じ材料ピースから形成されているために互いに連続している2つ以上のコンポーネントも含む。
装置は、グルーブを有する調整プレートを含む。グルーブは、調整プレートの表面または形状の窪みである。一実施態様では、グルーブは、広い端部と、より狭い、テーパ付き端部とを有するテーパ付きグルーブである。
調整プレートは、プリンタの第1の側に配置される。第1の側は、左、右、前、または後などの、プリンタの任意の側であり得る。印字ヘッドがトランスポート・シャフトに沿って左から右へ、また右から左へ移動する1つの実施態様では、調整プレートはプリンタの左側または右側に配置され得る。
調整プレートは、グルーブを介してトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。一例では、第1軸に沿っての調整プレートの移動は、ギャップを形成するプリンタの第1の側における印字ヘッドの第1位置を変化させる。第1軸は、トランスポート・シャフトに対して垂直である。
一例では、印字ヘッドは第2軸に沿ってトランスポート・シャフトに対してスライドすることができる。この実施態様では、第2軸はトランスポート・シャフトに対して平行である。また、この実施態様では、トランスポート・シャフトはフィッティング・グルーブを含むことができる。このフィッティング・グルーブは、調整プレートに対するトランスポート・シャフトの第2軸に沿っての移動を抑制または阻止することができる。
装置はスプリングも含む。このスプリングは、力を作用させることのできる任意の圧縮可能なバンドである。このスプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように調整プレートを偏らせる。“偏らせる”は、任意の力の作用である。一実施態様では、このスプリングは、調整プレートを第1軸に平行なあるいは第1軸に沿う方向においてプラテンの方へ偏らせる。
他の1つの実施態様では、装置は係留ポイントも含む。係留ポイントは、調整プレート上の、そこにおいて調整プレートをプリンタのフレームに対して旋回可能に結合させることのできるところのポイントである。一例では、係留ポイントは、調整プレートをフレームに結合させることのできる取り外し可能なネジである。一実施態様では、スプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように、調整プレートを係留ポイントにより確定される軸の周りに回転的に偏らせることができる。
グルーブがテーパ付きグルーブである実施態様においては、スプリングは、テーパ付きグルーブとトランスポート・シャフトとの接触が第1軸に平行な方向におけるトランスポート・シャフトの移動を抑制または阻止するように、テーパ付きグルーブをトランスポート・シャフトの方へ偏らせることができる。この実施態様においては、テーパ付きグルーブとトランスポート・シャフトとの接触は、トランスポート・シャフトのフィッティング・グルーブを介して生じ得る。
他の1つの実施態様においては、装置は第2の調整プレートをも含む。この実施態様では、第2の調整プレートはプリンタの第2の側に配置される。第2の側は、プリンタの第1の側の反対の側に存在し得る。例えば、第1の側はプリンタの左側であり得、第2の側はプリンタの右側であり得る。
第2の調整プレートは、台形の穴とフランジング部分とを含むことができる。フランジング部分は、第2調整プレートの突出部分である。フランジング部分は、第2調整プレートの残りの部分に関して曲げられ得る。台形の穴はテーパ付き端部を含むことができる。第2調整プレートは、台形の穴を介してトランスポート・シャフトに結合される。一例では、第1軸に平行な第2調整プレートの移動は、プリンタの第2の側でギャップを形成するプリンタの第2の側における印字ヘッドの第2位置を変化させる。
一実施態様では、装置は、第2調整プレートのフランジング部分に結合され得る、ネジのような調整ピンを含む。この実施態様では、調整ピンの移動あるいは締めは、第1軸に沿ってのトランスポート・シャフトの移動が制限されるように台形の穴のテーパ付き端部をトランスポート・シャフトの方へ偏らせることができる。
装置は、第2調整プレートに結合された第2スプリングを含むこともできる。第2スプリングは、第2調整プレートを第1軸に平行な方向においてプラテンの方へ偏らせることができる。
図4を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整するためのプリンタの透視図が描かれている。具体的には、図4はプリンタ400を示し、これは図1のプリンタ115、図2のプリンタ200、図3のプリンタ300の非限定的な例である。
プリンタ400は印字ヘッド403を含む。印字ヘッド403は、印字ヘッド403を含むプリンタのタイプに依存して種々の技術のうちのいずれかを用いて印字可能媒体に印字することができる。図4に示されている非限定的な例では、プリンタ400はインパクト・プリンタであり、印字ヘッド403は、印字可能媒体を直接あるいは間接的に打つことによって印字可能媒体にプリントを付けるインパクト印字ヘッドである。印字ヘッド403は、ヒート・シンク406とワイヤ・ガイド409とを含む。ヒート・シンク406は、印字ワイヤに高周波数で印字媒体を直接または間接的に打たせるために必要な機械的エネルギーへの電気的エネルギーの非能率的変換によって生成される熱エネルギーを放散させる。ワイヤ・ガイド409は、各印字ワイヤが印字可能媒体の方へ容易にスライドすることを可能にするとともに印字媒体上の印字ワイヤが打つ位置を精密に制御するように、各印字ワイヤを束縛する。
プリンタ400は、プラテン410も含む。一実施態様では、紙のような印字可能媒体はギャップ411を通過し、これはプラテン410と印字ヘッド403との間の距離である。プラテン410は、印字可能媒体がギャップ411を通るときに印字可能媒体を支持する。例えば、プラテン410は、印字可能媒体がギャップ411を通るときに印字ヘッド403のようなインパクト印字ヘッドが打つことのできる表面を提供することができる。プラテン410は、プラスチック、金属、あるいは硬化ゴムのような任意の材料で作られ得る。
プリンタ400はトランスポート・シャフト412も含み、これは、円形横断面を有するものとして図4に示されている。トランスポート・シャフト412は印字ヘッド403を支持する円柱状物体であり、これに沿って印字ヘッド403は移動することができる。トランスポート・シャフト412は円形横断面を有するものとして示されているけれども、トランスポート・シャフト412は、楕円形、正方形、あるいは多角形のような任意の横断面形状を持つことができる。
一実施態様では、印字ヘッド403はトランスポート・シャフト412にスライド可能に結合される。この実施態様では、印字ヘッド403はトランスポート・シャフト412の長さに沿って往復することができ、これにより、印字ヘッド403は印字可能媒体の幅に沿って様々な位置でプリントを付けることができる。
図4の実施態様において示されているように、印字ヘッド403はキャリッジ415を介してトランスポート・シャフト412にスライド可能に結合されている。キャリッジ415は、印字ヘッド403をトランスポート・シャフト412に結合させ、また、プラテン410と印字ヘッド403との間の、図4に示されていないリボンを支持する。リボン・カートリッジは、図9において詳細に論じられるが、プリンタ・フレームの上に載っているが、それはプラテン410の延長部であり得る。この位置で、スプライン418がリボン・カートリッジのスピンドルに挿入される。図9に示されるように、リボン・カートリッジから突出するリボンはギャップ411を横切って伸びる。
プリンタ400は調整プレート425を含む。調整プレート425は、金属、プラスチック、木材、あるいは硬化ゴムのような、任意の材料から構成され得る。調整プレート425は、トランスポート・シャフト412の一端に隣接して、プリンタ400の一方の側に配置されている。
プリンタ400において1つの調整プレート425が示されているが、プリンタ400は任意の数の調整プレートを含むことができる。1つの非限定的な例では、プリンタ400は、トランスポート・シャフト412の両端にそれぞれ配置された2つの調整プレートを含む。
プリンタ400において調整プレート425以外の調整プレートは、構造に関して、また作用に関して、調整プレート425と同様であり得る。しかし、調整プレート425以外の調整プレートは、構造に関して、また作用に関して、調整プレート425と違っても良い。1つのその様な調整プレートの非限定的な例が以下で図7−9に関して示される。
調整プレート425は、テーパ付きグルーブ428を含む。図4において下端として示されているテーパ付きグルーブ428の一端は、図4において上端として示されているテーパ付きグルーブの反対側の端より広い。テーパ付きグルーブ428はテーパが付けられているものとして示されているが、テーパ付きグルーブ428は、テーパが付けられていなくても良い。テーパ付きグルーブ428は、トランスポート・シャフト412がそれによって調整プレート425に結合されるところのスロットまたは穴であっても良い。
調整プレート425は、矢430により示される方向にテーパ付きグルーブを介してトランスポート・シャフト412にスライド可能に結合されている。しかし、以下で示されるように、スプリング433が、トランスポート・シャフト412をテーパ付きグルーブ428内の固定された無間隙位置に維持する力を調整プレート425に作用させる。
一実施態様では、調整プレート425と印字ヘッド403とが結合されているので、軸436に沿う調整プレート425の移動は、調整プレート425が置かれているプリンタ400の側における印字ヘッド403の位置を変化させる。従って、調整プレート425が動かされるとき、調整プレート425が置かれているプリンタ400の側においてギャップ411が変更される。この実施態様では、軸436はトランスポート・シャフト412に対して垂直である。
プリンタ400は、スプリング433も含む。スプリング433は、コイルばね、円錐コイルばね、渦巻きばね、ねじりコイルばね、あるいはガス・スプリングのような、任意の圧縮可能なバンドであり得る。スプリング433は、金属、プラスチック、あるいはゴムを含む任意の材料で構成され得る。スプリング433は、任意の所望の膨張力を発揮することもでき、異なる膨張力あるいは物理的特性を有する他のスプリングに取って代わられても良い。
スプリング433は、軸436に対して角度をなす向きを持って示され、これによりスプリング433に斜めの向きを与えている。この向きでは、スプリング433が作用させる力は少なくとも2つの成分を有する。この力の1つの成分は、スプリング433が調整プレート425をプラテン410の方へ偏らせあるいは付勢するように、軸436に沿って作用する。第2の力成分は、トランスポート・シャフト412をテーパ付きグルーブ428の中の固定された無間隙位置に維持するように調整プレート425に作用する。
一実施態様では、調整プレート425は、取り外し可能なネジ440が調整プレート425から取り外されあるいは緩められたときに、スプリング433からの力を用いて軸436に沿って自由に動くことができる。一例では、取り外し可能なネジ440は、特定の係留ポイントで調整プレート425をプリンタ400のフレームに係留する。この例では、調整プレート425は、取り外し可能なネジ440により確定される係留ポイントの周りに自由に旋回することができる。他の実施態様では、取り外し可能なネジ440は、調整プレート425に挿入され得る係留ピン、釘、クリップ、あるいはその他の装置であり得る。
一例では、取り外し可能なネジ440は、プリンタのフレームおよび調整プレート425に挿入され、これにより調整プレート425を、従って印字ヘッド403を、特定の位置に固定することができる。例えば、調整プレート425を動かすことによってギャップ411が適切に調整され、ギャップ411が適切に調整されるように調整プレート425が適切に位置決めされたならば取り外し可能なネジ440は調整プレート425に挿入され得る。調整プレート425のための適切な位置を決定する1つの方法は、ゲージ・シム445を利用する。この方法は、本図に関して以下でさらに論じられる。
上記のように、調整プレート425を軸436に沿って位置決めする力は、スプリング433によりもたらされ得る。しかし、一例では、この力は、ユーザ、モータ、あるいは重力のような任意の原因から生じ得る。
スプリング433によりもたらされる力の他の1つの成分は、矢450により示される方向の回転力であり得る。具体的には、スプリング433は、テーパ付きグルーブ428がトランスポート・シャフト412の方へ偏らされるように、取り外し可能なネジ440により確定される軸の周りに調整プレート425を回転的に偏らせることができる。矢450により示される、スプリング433から生じたこの力のモーメントは、軸436に平行な方向におけるトランスポート・シャフト412の移動が抑制または阻止されるようにテーパ付きグルーブ428とトランスポート・シャフト412との接触を生じさせる。トランスポート・シャフト412のこのような移動は、トランスポート・シャフト412と調整プレート425との直接接触によってトランスポート・シャフト412と調整プレート425との間の間隙が無くされるので、抑制または阻止される。トランスポート・シャフト412が、従って印字ヘッド403が、軸436に平行な方向に動くことを抑制あるいは阻止することによって、ギャップ411の距離へのエラーの導入が低減される。
上記のように、印字ヘッド403は、第2軸に沿ってトランスポート・シャフト412に対してスライドすることができる。この第2軸は、トランスポート・シャフト412に平行である。一実施態様では、トランスポート・シャフト412は、トランスポート・シャフト412がテーパ付きグルーブ428に結合される箇所にフィッティング・グルーブを有する。フィッティング・グルーブは、トランスポート・シャフト412の第2軸に沿っての調整プレート425に対する移動を抑制あるいは阻止することができる。フィッティング・グルーブに関する付加的な詳細事項は以下で図6において提供される。
一実施態様では、ギャップ411はゲージ・シム445を用いて調整され得る。ゲージ・シム445は、ギャップ411の所望距離にほぼ等しい厚さを持つことができる。この実施態様では、取り外し可能のネジ440が調整プレート425に対して緩んでいる間にゲージ・シム445はプラテン410と印字ヘッド403との間に挿入され得る。取り外し可能のネジ440は調整プレート425から緩んでいるので、調整プレート425は軸436に沿って自由に移動することができる。従って、スプリング433は、印字ヘッド403がゲージ・シム445を押すように調整プレート425をプラテン410の方へ偏らせる。
一例では、取り外し可能のネジ440は、調整プレート425とプリンタ400のフレームとを固定可能に結合させることができる。この例では、プリンタ400のフレームは、トランスポート・シャフト412がそれを通って伸びあるいは終わることのできるところの1つ以上のスロットを有することができる。その1つ以上のスロットは、ギャップ411が変更され得るようにトランスポート・シャフト412と調整プレート425とが軸436に沿って一緒に移動することを可能にすることができる。この例では、取り外し可能のネジ440は、プリンタ400のフレームのスロットを通って伸びて調整プレート425に結合することができる。従って、取り外し可能のネジ440を締めれば、プリンタ400のフレームが取り外し可能のネジ440の頭部と調整プレート425との間にクランプされることになる。プリンタ400のフレームの非限定的な例が以下で図5において詳しく論じられる。
印字ヘッド403がゲージ・シム445を押すことに応じて、取り外し可能のネジ440をプリンタ・フレームを通して調整プレート425に挿入しあるいは締めるなどすることによって、調整プレート425をプリンタ400のフレームに結合させることができる。この様に、ギャップ411を、プリンタ400の調整プレート425が置かれている側において、ゲージ・シム445の厚さによって画定することができる。
取り外し可能のネジ440が調整プレート425に挿入されあるいは締められ、これによって調整プレート425を軸436に沿って固定するとき、スプリング433は、テーパ付きグルーブ428がトランスポート・シャフト412の方へ偏らされるように調整プレート425を取り外し可能のネジ440の周りで回転的に偏らせることができる。この様にして、テーパ付きグルーブ428とトランスポート・シャフト412との間の間隙が無くされる。従って、ゲージ・シム445が取り除かれると、印字ヘッド403がスライド可能に結合されているトランスポート・シャフト412の軸436に沿っての移動が阻止されて、ギャップ411の距離に持ち込まれるエラーが少なくなる。
ギャップ411を調整するためにゲージ・シム445を用いるための上記の同じ方法がプリンタ400の反対側でも反復され得る。従って、ギャップ411を通る印字可能媒体の長さに沿ってギャップ411が適切に調整され得る。図7−9に記載されている一実施態様では、プリンタ400の、図4に示されている側の反対の側の調整プレートは、調整プレート425とは異なる構造を持って、異なる仕方で作用することができる。
図5を参照すると、1つの実施例に従うギャップを調整するプリンタの透視図が描かれている。具体的には、図5はプリンタ500を示し、これは図4のプリンタ400の非限定的な例である。
図5は、図4で調整プレート425について示されたものとは異なる調整プレート525の側を示す。プリンタ500のための印字ヘッドとキャリッジとは図5には示されていない。しかし、印字ヘッドをトランスポート・シャフト512に沿って前後に移動させるプーリ555が図5に示されている。
プリンタ500はフレーム560を含む。調整プレート525は、取り外し可能のネジ540を介してフレーム560に係留される。調整プレート525は取り外し可能のネジ540を介してフレーム560に係留されるので、スプリング533が調整プレート525をトランスポート・シャフト512に垂直な軸に沿って動かすことが阻止される。取り外し可能のネジ540を挿入した後、スプリング533は、取り外し可能のネジ540により確定される軸の周りに回転モーメントを作用させ、これによりテーパ付きグルーブ528をトランスポート・シャフト512の方へ偏らせる。従って、調整プレート525とトランスポート・シャフト512との間の間隙が無くされるので、プラテン510に向かいあるいはプラテンから遠ざかる方向におけるトランスポート・シャフト512の移動が抑制あるいは阻止される。この無くされた間隙は、取り外し可能のネジ540を介して調整プレート525をフレーム560に係留することによって維持され得る。
一例では、取り外し可能のネジ540は、様々な程度に締められ得る。この例では、トランスポート・シャフト512に垂直な軸に沿っての調整プレート525の移動も、取り外し可能のネジ540により確定される軸の周りの調整プレート525の回転運動も抑制あるいは阻止されるように、取り外し可能のネジ540を締めることができる。
一実施態様では、フレーム560は、トランスポート・シャフト512を挿入できるフレーム・スロット589を含む。フレーム・スロット589は、楕円などの、任意の形状を有することができる。フレーム・スロット589は、軸596に沿ってのトランスポート・シャフト512の運動を抑制できるが、トランスポート・シャフト512が軸580に平行な軸に沿って移動することを可能にすることができる。一実施態様では、フレーム・スロット589は、トランスポート・シャフト512が軸580に平行な軸に沿って約1ミリメートル移動することを可能にすることができる。
一実施態様では、スプリング533はフレーム560にも結合される。この実施態様では、フレーム560は頑丈なベースを提供し、そこからスプリング533は力を調整プレート525に作用させることができる。
図6を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタのトランスポート・シャフトが描かれている。具体的には、図6はトランスポート・シャフト612を示し、これは図4のトランスポート・シャフト412および図5のトランスポート・シャフト512の非限定的な例である。
トランスポート・シャフト612は、フィッティング・グルーブ614を介して調整プレートのグルーブに結合され得る。トランスポート・シャフト612と調整プレートのグルーブとのフィッティング・グルーブ614を介しての、スライド可能結合を含む結合は、トランスポート・シャフト612の長さに平行な軸に沿ってのトランスポート・シャフト612の移動を抑制あるいは阻止する。
フィッティング・グルーブ614は、トランスポート・シャフト612の1つ以上の別々のグルーブを含むことができる。例えば、フィッティング・グルーブ614は、トランスポート・シャフト612の周囲の1つの連続するグルーブであり得る。他の1つの例では、フィッティング・グルーブ614は、フィッティング・グルーブ614が存在するポイントにおいてトランスポート・シャフト612の長方形横断面形状を完全にまたは部分的に確定するトランスポート・シャフト612の2つ以上の真っ直ぐなグルーブであり得る。あるいは、フィッティング・グルーブは、トランスポート・シャフトの穴または空洞および調整プレートのテーパ付きピン状輪郭により取って代わられることができる。
フィッティング・グルーブ614の深さにより確定されるグリッピング距離616は、任意の望ましい距離であり得る。グリッピング距離616は、図4のテーパ付きグルーブ428などのテーパ付きグルーブに沿う、トランスポート・シャフト612と調整プレートとの間の間隙が無くなるポイントを決定する。
図7を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図が描かれている。具体的には、図7はプリンタ700を示し、これは図1のプリンタ115、図2のプリンタ200、図3のプリンタ300、および図4のプリンタ400の非限定的な例である。プリンタ700は、図4の印字ヘッド403およびキャリッジ415にそれぞれ類似する印字ヘッドおよびキャリッジを含む。しかし、調整プレート725の構造と作用とが容易に描かれ得るように、印字ヘッドおよびキャリッジは図7には示されていない。
プリンタ700は調整プレート725を含む。一実施態様では、調整プレート725は、図4の調整プレート425と同じトランスポート・シャフトの反対側端部に配置される。従って、この実施態様では、プリンタ700のためのトランスポート・シャフトの各端部の調整プレートは、異なる構造を持ち、別様に作用することができる。プリンタ700における2つの調整プレートのその様な差異は、プリンタ700の各側における構造の差異により必要となり得る。例えば、プリンタ・フレームの側を通して挿入することのできる、図4の取り外し可能のネジ440のような取り外し可能のネジの存在は、プリンタの、調整プレート725が存在する側においては可能でないかもしれない。
1つの代わりの実施態様では、プリンタ700の各側は、構造および作用に関して調整プレート725に類似する調整プレートを有する。例えば、トランスポート・シャフト712の各端部は、調整プレート725にそれぞれ似ている別々の調整プレートに結合され得る。
調整プレート725はスロット728を含む。図7に示されている実施例では、スロット728は、テーパ付き端部を有する台形の穴である。図7に示されているように、スロット728の上部のテーパ付き端部はスロット728の下端より狭く、これにより台形を形成する。代わりの実施態様では、スロット728は、円、楕円、三角形、あるいは多角形などの、任意の形状を持つことができる。
一実施態様では、調整プレート725はスロット728を介してトランスポート・シャフト712に結合される。この実施態様では、調整プレート725はスロット728を介してトランスポート・シャフト712に結合され得る。
一例では、軸780に沿っての調整プレート725の移動は、印字ヘッドとプラテン710との間の距離によって画定されるギャップを形成するプリンタ700における印字ヘッドの位置を変化させる。具体的には、軸780に沿っての調整プレート725の移動は、調整プレート725が置かれているプリンタ700の特定の側においてギャップを形成することができる。図7に示されているように、軸780はトランスポート・シャフト712に対して実質的に垂直である。
軸780に沿っての調整プレート725の移動はスプリング733によって促進され得、これは調整プレート725に結合されている。具体的には、スプリング733は調整プレート725を軸780に沿ってプラテン710の方へ偏らせることができる。スプリング733の構造は、図4のスプリング433に類似し得る。
調整プレート725はフランジング部分726を含む。フランジング部分726は、プリンタ700のフレーム761に結合され得る調整プレート725の突出部分である。一実施態様では、フランジング部分726は、矢790によって示される方向において下方に曲げられて、フランジ部分726を軸780と非平行にする。
プリンタ700は調整ネジ741を含む。フレーム761は、調整ネジ741を介してフランジング部分726に結合される。調整ネジ741は、印字コンポーネントを結合させることのできるピン、クリップ、ロッド、あるいはその他の装置であっても良い。
調整ネジ741を締めると、フランジング部分726はフレーム761の方へ上方向に引張られる。アーチング部分793は、適切な動作を確保し、かつ、調整プレート725が壊れあるいは別様に故障する危険を最小にするために、調整プレート725の剛性を強める。フランジング部分726は調整プレート725に関して曲げられているので、対応する下向きの力がスロット728の箇所で調整プレート725に対して、矢791で示される方向において、作用する。この様にして、調整ネジ741を締めると、軸780に沿ってのトランスポート・シャフト712の移動が抑制あるいは阻止されるように、スロット728のテーパ付き端部がトランスポート・シャフト712の方へ偏らされる。
一実施態様では、プリンタ700のプラテン710と印字ヘッドとの間のギャップは、ゲージ・シムを用いて調整され得る。この実施態様では、調整ネジ741が取り外されあるいは緩められている間にゲージ・シムをプリンタ700のプラテン710と印字ヘッドとの間に挿入することができる。調整ネジ741が取り外されあるいは緩められているので、調整プレート725は軸780に沿って自由に移動することができる。従って、スプリング733は、印字ヘッドがゲージ・シムを押すように調整プレート725をプラテン710の方へ偏らせることができる。
印字ヘッドがゲージ・シムを押すことに応じて、フレーム761およびフランジング部分726を通して調整ネジ741を締めあるいは挿入するなどして、調整プレート725のフランジング部分726をフレーム761に結合させることができる。この様にして、プリンタ700の、調整プレート725が置かれている側において、ゲージ・シムの厚さによってギャップを確定することができる。
調整ネジ741が締められあるいは挿入され、これにより調整プレート725を軸780に沿って固定しているので、下向きの力が調整プレート725に対してスロット728の箇所で矢791により示される方向に作用し、これにより軸780に沿ってのトランスポート・シャフト712の移動を抑制あるいは阻止する。その後、ゲージ・シムを取り外すことができる。
図8を参照すると、1つの実施例に従う調整プレートの透視図が描かれている。具体的には、図8は調整プレート825を示し、これは図7の調整プレート725の非限定的な例である。
調整プレート825はスロット828を含み、これによって調整プレート825を、図7のトランスポート・シャフト712などのトランスポート・シャフトに結合させることができる。調整プレート825はフランジング部分826も含む。フランジング部分826は、ベンド895において調整プレート825の残りの部分に関して曲げられている。調整ネジ・ノッチ842を介して調整ネジをフランジング部分826に挿入することができる。
矢894で示されるようにフランジング部分826に作用する上向きの力は、矢896で示されるように調整プレートに対してスロット828において作用する下向きの力を生じさせる。アーチング部分893は、種々の力が調整プレート825に作用しているとき、調整プレート825に構造的に弾力性を提供する。
図9を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図が描かれている。具体的には、図9はプリンタ900を示し、これは図7のプリンタ700の非限定的な例である。
プリンタ900は印字ヘッド903を含み、これは、トランスポート・シャフト912に沿って前後にスライド可能に移動することができる。ニードルなどの、印字ヘッド903内のエレメントは、印字可能媒体にプリントを付けるためにリボン956を通して打つ。リボン956はプリンタ・カートリッジ916の一部である。印字可能媒体はプラテン910により支持される。
調整ネジ941は、図7の調整ネジ741の非限定的な例である。調整ネジ941が取り外されあるいは緩んでいるとき、プリンタ900の、調整ネジ941が配置されている側の調整プレートを、トランスポート・シャフト912に対して実質的に垂直な方向に移動させることができる。調整ネジ941を挿入しあるいは締めたことに応じて、調整ネジ941が結合されている調整プレートは、トランスポート・シャフト912に対して実質的に垂直な軸に沿って固定される。また、図7および8に記載されているように、調整ネジ941を挿入しあるいは締めることに応じて、プラテン910と印字ヘッド903との間のギャップの距離をセットするときのエラーが低減されあるいは無くされるようにトランスポート・シャフト912もトランスポート・シャフト912に対して実質的に垂直な軸に沿って固定される。
上記の実施例は、プリンタにおいて実施されることに限定されない。該実施例は、調整される必要のあり得る2コンポーネント間のギャップを有する任意の装置において実施され得る。その様な装置の非限定的な例は、通貨受納装置(currency accepter)、ファクシミリ機、ラミネータ、あるいは、精密な部品寸法に基づいて部品を識別またはスクリーニングするプロセス機器を含む。
一実施態様では、トランスポート・シャフトは、ギャップ画定部材に直接または間接的に結合される任意の支持部材であり得る。ギャップは、ギャップ画定部材の位置によって画定される。例えば、ギャップ画定部材は、紙幣受納装置(bill accepter)を通して紙幣が通されるギャップを画定する1つの壁またはローラであり得る。
この実施例は、グルーブを有する調整プレートも含む。調整プレートは、そのグルーブを介して支持部材にスライド可能に結合される。調整プレートの移動は、ギャップを形成するギャップ画定部材の位置を変化させる。例えば、調整プレートはギャップの方へ、またギャップから遠ざかるように、移動され得る。その結果として、ギャップ画定部材の位置はギャップを画定するスペースの方へ、また該スペースから遠ざかるように移動され、それはギャップのサイズを変化させる。
この実施例は、スプリングなどの、柔軟なバンドのセットをも含む。柔軟なバンドは、グルーブがギャップ画定部材の方へ偏らされるように、調整プレートを偏らせる。図7−9に記載されている調整プレートは、プリンタ以外の装置で実施されるように、同様に改変され得る。
図10を参照すると、1つの実施例に従ってギャップを調整するプロセスを示すフローチャートが描かれている。図10に示されているプロセスは、前の図に例示されている調整プレートの協同するコンポーネントと関連してユーザにより実行され得る。
プロセスは、係留ピンが第1および第2の調整プレートから緩められあるいは取り外されているか否か判定することから始まる(ステップ1005)。係留ピンが第1および第2の調整プレートから緩められても取り外されてもいないとプロセスが判定したならば、プロセスは係留ピンを第1および第2の調整プレートに関して緩めあるいは取り外す(ステップ1010)。
係留ピンが第1および第2の調整プレートから緩められあるいは取り外されているとプロセスが判定したならば、プロセスは、印字ヘッドを第1の調整プレートが配置されているプリンタの第1の側へトランスポート・シャフトに沿って移動させる(ステップ1015)。その後、プロセスは、ゲージ・シムのための空き場所を作るためにプリンタの第1の側で印字ヘッド、キャリッジ、およびトランスポート・シャフトを後退させる(ステップ1020)。
プロセスは、ゲージ・シムをプリンタの第1の側でプリンタの印字ヘッドとプラテンとの間に挿入する(ステップ1025)。プロセスは、印字ヘッド、キャリッジ、およびトランスポート・シャフトをゲージ・シムに向けて解放する(ステップ1030)。プロセスは、係留ピンをプリンタの第1の側で第1調整プレートに関して締めあるいは挿入する(ステップ1035)。プロセスは、その後、ゲージ・シムをプリンタの第1の側から取り外す(ステップ1040)。
プロセスは、その後、印字ヘッドを、第2の調整プレートが配置されているプリンタの第2の側へトランスポート・シャフトに沿って移動させる(ステップ1045)。プロセスは、ゲージ・シムのための空き場所を作るためにプリンタの第2の側で印字ヘッド、キャリッジ、およびトランスポート・シャフトを後退させる(ステップ1050)。プロセスは、ゲージ・シムをプリンタの第2の側で印字ヘッドとプラテンとの間に挿入する(ステップ1055)。プロセスは、印字ヘッド、キャリッジ、およびトランスポート・シャフトをゲージ・シムに向けて解放する(ステップ1060)。プロセスは、係留ピンをプリンタの第2の側で第2調整プレートに関して締めあるいは挿入する(ステップ1065)。プロセスは、ゲージ・シムをプリンタの第2の側から取り外す(ステップ1070)。その後、プロセスは終了する。
描かれている種々の実施態様に関してフローチャートおよびブロック図は装置および方法の可能なインプリメンテーションの構造、機能性、および作用を示している。これに関して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックはコードのモジュール、セグメント、あるいは部分を表すことができ、それは、明示された1つまたは複数の機能を実行するための1つ以上の実行可能な命令を含む。或る代わりのインプリメンテーションでは、ブロック内に記されている機能は、図に記されている順序以外の順序で生じ得る。例えば、或る場合には、関係する機能性によっては、連続して示されている2つのブロックが実質的に同時に実行されることがあり、あるいは複数のブロックが時には逆の順序で実行されることがある。
本書に記載されている実施例は、プリンタにおいてギャップを調整するための装置および方法を提供する。プリンタは印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを含む。
一実施態様では、プリンタはプラテンを含む。この実施態様では、ギャップはプラテンと印字ヘッドとの間の距離である。印字ヘッドはトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。
装置は、グルーブを有する調整プレートを含む。一実施態様では、グルーブは、広い端部と、より狭い、テーパ付き端部とを有するテーパ付きグルーブである。
調整プレートは、プリンタの第1の側に配置される。調整プレートは、グルーブを介してトランスポート・シャフトにスライド可能に結合される。一例では、第1軸に平行な調整プレートの移動は、ギャップを形成するプリンタの第1の側における印字ヘッドの第1位置を変化させる。第1軸は、トランスポート・シャフトに対して実質的に垂直である。
一実施態様では、印字ヘッドは第2軸に沿ってトランスポート・シャフトに対してスライドすることができる。この実施態様では、第2軸はトランスポート・シャフトに対して平行である。また、この実施態様では、トランスポート・シャフトはフィッティング・グルーブを含むことができる。このフィッティング・グルーブは、調整プレートに対するトランスポート・シャフトの第2軸に沿っての移動を抑制または阻止することができる。
装置はスプリングも含む。このスプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように調整プレートを偏らせる。一実施態様では、このスプリングは、調整プレートを第1軸に平行な方向においてプラテンの方へ偏らせる。
他の1つの実施態様では、装置は係留ポイントも含む。一例では、係留ポイントは、調整プレートをフレームに結合させることのできる取り外し可能なネジである。一実施態様では、スプリングは、グルーブがトランスポート・シャフトの方へ偏らされるように、調整プレートを係留ポイントにより確定される軸の周りに回転的に偏らせることができる。
グルーブがテーパ付きグルーブである実施態様においては、スプリングは、テーパ付きグルーブとトランスポート・シャフトとの接触が第1軸に平行な方向におけるトランスポート・シャフトの移動を抑制または阻止するように、テーパ付きグルーブをトランスポート・シャフトの方へ偏らせることができる。この実施態様においては、テーパ付きグルーブとトランスポート・シャフトとの接触は、トランスポート・シャフトのフィッティング・グルーブを介して生じ得る。
他の1つの実施態様においては、装置は第2の調整プレートをも含む。この実施態様では、第2の調整プレートはプリンタの第2の側に配置される。第2の側は、プリンタの第1の側の反対の側に存在し得る。例えば、第1の側はプリンタの左側であり得、第2の側はプリンタの右側であり得る。
第2の調整プレートは、台形の穴とフランジング部分とを含むことができる。フランジング部分は、第2調整プレートの残りの部分に関して曲げられ得る。台形の穴はテーパ付き端部を含むことができる。第2調整プレートは、台形の穴を介してトランスポート・シャフトに結合される。一例では、第2調整プレートの第1軸に平行な移動は、プリンタの第2の側でギャップを形成するプリンタの第2の側における印字ヘッドの第2位置を変化させる。
一実施態様では、装置は、第2調整プレートのフランジング部分に結合され得る、ネジのような調整ピンを含む。この実施態様では、調整ピンを移動させあるいは締めることによって、第1軸に沿ってのトランスポート・シャフトの移動が制限されるように台形の穴のテーパ付き端部をトランスポート・シャフトの方へ偏らせることができる。
装置は、第2調整プレートに結合された第2スプリングを含むこともできる。第2スプリングは、第2調整プレートを第1軸に平行な方向においてプラテンの方へ偏らせることができる。
説明された実施態様は、ギャップを調整する人に最低限度の技能レベルを要求する仕方で印字ヘッドをむら無く調整するための手段を提供するシステムを含む。最低限度の技能レベルだけを用いて、むらの無いギャップ調整と、調整プレートおよびトランスポート・シャフトの間の最小限度の間隙とが達成される。むらの無いギャップ調整と最低限度の技能とは、1つ以上の調整プレートに力を作用させる1つ以上のスプリングにより提供される一定の力によって容易にされる。
本発明の記述は、例証および説明の目的で提示されており、網羅的であることや、開示された形の発明に限定されることは意図されていない。多くの改変および変形が当業者にとっては明らかであろう。実施態様は、発明の原理、実際的応用を最善に説明し、また意図されている具体的使用に適する種々の改変を伴う種々の実施態様のために他の当業者が発明を理解できるようにするために、選択され記述された。
本発明の1つの実施例に従うデータ処理システムのブロック図である。 実施例をそこにおいて実現できるところのプリンタのブロック図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整できるプリンタの図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタのトランスポート・シャフトである。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図である。 1つの実施例に従う調整プレートの透視図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプリンタの透視図である。 1つの実施例に従ってギャップを調整するプロセスを示すフローチャートである。
符号の説明
400 プリンタ
403 印字ヘッド
406 ヒート・シンク
409 ワイヤ・ガイド
410 プラテン
411 ギャップ
412 トランスポート・シャフト
415 キャリッジ
418 スプライン
425 調整プレート
428 テーパ付きグルーブ
430 矢
433 スプリング
436 軸
440 取り外し可能のネジ
445 ゲージ・シム
450 矢

Claims (23)

  1. 印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを有するプリンタであって、前記印字ヘッドが前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合されている前記プリンタと、
    グルーブを有する調整プレートであって、前記調整プレートは前記プリンタの第1の側に配置され、前記調整プレートは前記グルーブを介して前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合され、第1軸に沿っての前記調整プレートの移動は、ギャップを形成する前記プリンタの前記第1の側における前記印字ヘッドの第1位置を変化させ、前記第1軸は前記トランスポート・シャフトに対して垂直である、前記調整プレートと、
    前記グルーブが前記トランスポート・シャフトの方へ偏らされるように前記調整プレートを偏らせるスプリングと、
    を含む装置。
  2. 前記プリンタはプラテンをさらに含み、前記ギャップは前記プラテンと前記印字ヘッドとの間の距離である、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記スプリングは前記調整プレートを前記第1軸に沿って前記プラテンの方へ偏らせる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1軸は前記プラテンに対して垂直である、請求項2に記載の装置。
  5. 前記装置は係留ポイントをさらに含み、前記スプリングは、前記グルーブが前記トランスポート・シャフトの方へ偏らされるように、前記調整プレートを前記係留ポイントにより確定される軸の周りに回転的に偏らせる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記係留ポイントは取り外し可能なネジである、請求項5に記載の装置。
  7. 前記グルーブはテーパ付きグルーブであり、前記スプリングは、前記テーパ付きグルーブと前記トランスポート・シャフトとの接触が前記第1軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動を抑制するように、前記テーパ付きグルーブを前記トランスポート・シャフトの方へ偏らせる、請求項1に記載の装置。
  8. 前記プリンタはフレームをさらに含み、前記スプリングは前記フレームに結合される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記装置はキャリッジをさらに含み、前記印字ヘッドは前記キャリッジを介して前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記印字ヘッドは第2軸に沿って前記トランスポート・シャフトに対してスライドすることができ、前記第2軸は前記トランスポート・シャフトに平行であり、前記トランスポート・シャフトはフィッティング・グルーブを含み、前記フィッティング・グルーブは、前記調整プレートに対する前記第2軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動を抑制する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記フィッティング・グルーブは、前記調整プレートに対する前記第2軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動を阻止する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記装置は第2調整プレートをさらに含み、前記第2調整プレートは前記プリンタの第2の側に配置され、前記第2調整プレートは台形の穴とフランジング部分とを含み、前記台形の穴はテーパ付き端部を有し、前記第2調整プレートは前記台形の穴を介して前記トランスポート・シャフトに結合され、前記第1軸に沿っての前記第2調整プレートの移動は、前記ギャップを形成する前記プリンタの前記第2の側における前記印字ヘッドの第2位置を変化させ、
    前記装置は調整ピンをさらに含み、前記調整ピンは前記フランジング部分に結合され、前記調整ピンの移動は、前記第1軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動が制限されるように前記台形の穴の前記テーパ付き端部を前記トランスポート・シャフトの方へ偏らせ、
    前記装置は第2スプリングをさらに含み、前記第2スプリングは前記第2調整プレートに結合され、前記第2スプリングは前記第2調整プレートを前記第1軸に沿ってプラテンの方へ偏らせる、
    請求項1に記載の装置。
  13. 前記調整ピンは調整ネジである、請求項12に記載の装置。
  14. 印字ヘッドとトランスポート・シャフトとを有するプリンタであって、前記印字ヘッドが前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合されている前記プリンタと、
    フランジング部分と、テーパ付き端部を有するスロットとを有する調整プレートであって、前記調整プレートは前記スロットを介して前記トランスポート・シャフトに結合され、第1軸に沿っての前記調整プレートの移動はギャップを形成する前記印字ヘッドの位置を変化させ、前記第1軸は前記トランスポート・シャフトに対して垂直である、前記調整プレートと、
    前記調整プレートに結合されて前記調整プレートを前記第1軸に沿ってプラテンの方へ偏らせるスプリングと、
    を含む装置。
  15. 前記フランジング部分は曲げられており、
    前記装置は調整ピンをさらに含み、前記調整ピンは前記フランジング部分に結合され、前記調整ピンの締めは、前記第1軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動が制限されるように前記スロットの前記テーパ付き端部を前記トランスポート・シャフトの方へ偏らせる、
    請求項14に記載の装置。
  16. 前記調整ピンの締めは、前記第1軸に沿っての前記トランスポート・シャフトの移動が阻止されるように前記スロットの前記テーパ付き端部を前記トランスポート・シャフトの方へ偏らせる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記調整ピンはネジである、請求項15の装置。
  18. 前記スロットは台形の穴である、請求項14に記載の装置。
  19. プリンタにおいてギャップを調整する方法であって、
    第1軸に沿って調整プレートを移動させることを含み、前記調整プレートはトランスポート・シャフトを介して印字ヘッドに結合され、前記第1軸は前記トランスポート・シャフトに対して垂直であり、前記印字ヘッドは前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合され、前記調整プレートはグルーブを含み、前記調整プレートは前記グルーブを介して前記トランスポート・シャフトにスライド可能に結合され、前記移動は、前記印字ヘッドとプラテンとの間に前記ギャップを形成する位置への前記印字ヘッドの移動を生じさせる、前記方法。
  20. 前記印字ヘッドの更なる移動が阻止されるように前記調整プレートを係留ピンを介してプリンタ・フレームに結合させることをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. スプリングを用いて前記グルーブを前記トランスポート・シャフトの方へ偏らせることをさらに含み、前記スプリングは前記調整プレートに結合され、前記スプリングは前記調整プレートを前記係留ピンにより確定される軸の周りに回転的に偏らせる、請求項20に記載の方法。
  22. ゲージ・シムを前記プラテンと前記印字ヘッドとの間に挿入することと、
    前記ギャップが前記ゲージ・シムにより画定されるように前記印字ヘッドが前記ゲージ・シムを押すとき前記調整プレートをプリンタ・フレームに結合させることと、
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  23. その位置がギャップを画定するギャップ画定部材に結合された支持部材と、
    グルーブを有し、前記グルーブを介して前記支持部材にスライド可能に結合された調整プレートであって、前記調整プレートの移動は、前記ギャップを形成する前記ギャップ画定部材の前記位置を変化させる、前記調整プレートと、
    前記グルーブが前記ギャップ画定部材の方へ偏らされるように前記調整プレートを偏らせ、また前記調整プレートを前記ギャップの方へ偏らせる柔軟なバンドと、
    を含む装置。
JP2008309302A 2007-12-13 2008-12-04 プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置 Active JP5404015B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/956,015 US7976231B2 (en) 2007-12-13 2007-12-13 Method and apparatus for adjusting a gap in a printer
US11/956015 2007-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009143227A true JP2009143227A (ja) 2009-07-02
JP5404015B2 JP5404015B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=40753461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008309302A Active JP5404015B2 (ja) 2007-12-13 2008-12-04 プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7976231B2 (ja)
JP (1) JP5404015B2 (ja)
CN (1) CN101456304B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103101333A (zh) * 2012-11-16 2013-05-15 新会江裕信息产业有限公司 一种打印机字车水平左右移动的导向机构

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2370632B1 (es) * 2010-02-09 2012-11-06 Tkt Brainpower S.L. Sistema de ajuste de la base del cabezal de impresión de una máquina trazadora.
JP2011178144A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Seiko Epson Corp 媒体処理装置のギャップ制御方法および媒体処理装置
US20120042794A1 (en) * 2010-08-23 2012-02-23 Tran Quoc N Method and apparatus for using a flat bed printer for applying UV-sensitive ink to artificial fingernail tips
US8888247B2 (en) * 2011-06-03 2014-11-18 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets
KR101660479B1 (ko) * 2011-11-07 2016-10-10 제트아이에이치 코프. 매체 및 리본의 로딩 및 언로딩 기능이 향상된 매체 처리 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394746U (ja) * 1986-12-10 1988-06-18

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3935936A (en) * 1974-03-01 1976-02-03 Victor Comptometer Corporation Media thickness compensation for print head
US4023662A (en) * 1974-12-19 1977-05-17 Ing. C. Olivetti & C., S.P.A. Arrangement for adjusting the spacing between a print head and a platen
US4381896A (en) * 1980-10-20 1983-05-03 Centronics Data Computer Corporation Print head mounting assembly with form adjustment
US4493566A (en) * 1982-06-10 1985-01-15 Contitronix, Inc. Front to back adjustment for carriage assembly
DE3636572A1 (de) * 1986-10-28 1988-05-05 Lorenz Heckelmann & Soehne Futterkolben
US4787759A (en) * 1987-05-29 1988-11-29 American Telephone And Telegraph Company - At&T Information Systems Print head gap adjustment mechanism with skew compensation
ATE83439T1 (de) * 1987-09-23 1993-01-15 Mannesmann Ag Bueromaschine, insbesondere matrixdrucker, mit druckkopf/schreibwiderlager-abstandsjustage.
JPH02127071A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Nec Corp 通帳印字装置
JP2595345B2 (ja) * 1989-02-07 1997-04-02 株式会社テック ヘッドギャップの自動調整装置
US5000590A (en) * 1989-06-29 1991-03-19 Itt Corporation Print head adjustment mechanism
JPH05262006A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Tokyo Electric Co Ltd プリンタのイコライザ装置
JPH07156501A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Tec Corp 印字装置
JPH0872359A (ja) * 1994-09-07 1996-03-19 Canon Inc 記録装置
JPH10109458A (ja) * 1996-08-14 1998-04-28 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置における記録ヘッドの位置調整機構
US6394568B1 (en) * 2000-01-18 2002-05-28 Hewlett-Packard Company Structure for adjusting printhead to platen spacing in a printer and related methods
JP2003072055A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Olympus Optical Co Ltd インクジェットプリンタ
JP3728280B2 (ja) * 2002-07-10 2005-12-21 キヤノン株式会社 記録装置
US6736557B2 (en) * 2002-09-05 2004-05-18 Lexmark International, Inc. Printhead gap adjustment mechanism for an imaging apparatus
CN2663145Y (zh) 2003-10-20 2004-12-15 杭州宏华数码科技股份有限公司 喷墨头升降装置
JP4670466B2 (ja) * 2005-05-12 2011-04-13 セイコーエプソン株式会社 プラテンギャップ調整装置及び印刷装置、並びに複合処理装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394746U (ja) * 1986-12-10 1988-06-18

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103101333A (zh) * 2012-11-16 2013-05-15 新会江裕信息产业有限公司 一种打印机字车水平左右移动的导向机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP5404015B2 (ja) 2014-01-29
CN101456304A (zh) 2009-06-17
US7976231B2 (en) 2011-07-12
US20090154977A1 (en) 2009-06-18
CN101456304B (zh) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5404015B2 (ja) プリンタにおけるギャップを調整する方法および装置
JP5279091B2 (ja) 両面ダイレクト・サーマル・プリンタ
US8721202B2 (en) Two-sided thermal print switch
US20060001686A1 (en) Data processing apparatus, control method therefor, and program
US8194107B2 (en) Two-sided thermal print command
EP2155495B1 (en) Two-sided thermal printer control
JP5394678B2 (ja) サーマルプリンタ
US8106933B2 (en) Image forming apparatus
JP5033884B2 (ja) 両面熱印刷の検出
JP2010046977A (ja) サーマルプリンタ
JP2006044900A (ja) ロール紙ガイド装置、ロール紙ガイド方法、ロール紙支持装置、及び画像形成装置
JP7414800B2 (ja) プリンタ
JP5689248B2 (ja) プリンタ
KR200280524Y1 (ko) 금전등록기용 프린터 헤드와 두루마리 용지 사이의 줄맞춤 위치조정장치
JP4019297B2 (ja) サーマルプリンタ
JP5389695B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH10258532A (ja) 感熱式プリンタ
JP2021130205A (ja) 印刷装置
JP5611107B2 (ja) 媒体幅寄せユニット
JP2014037088A (ja) 印刷装置
KR20060001636A (ko) 각도 조절이 가능한 인쇄 헤드가 구비되는 프린터
JP2010280483A (ja) 記録媒体幅寄せ装置
JP2007038611A (ja) 印刷装置のギャップ設定方法
JP2007210289A (ja) 発券装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111017

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5404015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250