JP2003072055A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003072055A
JP2003072055A JP2001269305A JP2001269305A JP2003072055A JP 2003072055 A JP2003072055 A JP 2003072055A JP 2001269305 A JP2001269305 A JP 2001269305A JP 2001269305 A JP2001269305 A JP 2001269305A JP 2003072055 A JP2003072055 A JP 2003072055A
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ink jet
gap
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JP2001269305A
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English (en)
Inventor
Katsunori Kumai
克範 熊井
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
Hiroshi Hashi
寛 橋
Takusane Sugaya
卓実 菅谷
Fujio Kosaka
富士夫 小坂
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適用される印刷媒体の厚み,形状に対応してヘ
ッドギャップの自動調整がなされ、印字ずれの発生や駆
動装置の破損等が防止できるインクジェットプリンタを
提供する。 【解決手段】プラテン2に対向して配置されるヘッドユ
ニット11には、インク滴を吐出するノズル列が配置さ
れたインク吐出面13aをもつ印字ヘッド13がユニッ
ト本体12を介して組み込まれており、上記ユニット本
体12は、2つのガイドボール14を有し、媒体搬送方
向と直交する走査方向に摺動可能に支持される。異なる
厚みの印刷媒体が搬送されてきた場合、ガイドボール1
4が印字ヘッド13と一体の状態で上方に持ち上がるの
でインク吐出面と媒体印刷面とのギャップδは、印刷媒
体の厚みによらず所定の距離に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッド(イン
クジェットヘッド)よりインク滴を印刷媒体に向けて吐
出させて印刷を行うインクジェットプリンタの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいて、イン
クジェットヘッドである印字ヘッドのインク吐出面と印
刷媒体である用紙との隙間であるヘッドギャップは、所
定の距離に保つ必要がある。その理由としては、印刷時
には上記印字ヘッドは、用紙に対してある走査速度で移
動するか、あるいは、印字ヘッドが固定された状態で用
紙がある搬送速度で移動する。例えば、用紙の厚みが変
わって上記ヘッドギャップが変化した場合、上記印字ヘ
ッド、または、用紙が所定の速度で移動しているために
インク滴の用紙上の着滴点がずれる。したがって、上記
ヘッドギャップは、常に一定に保つ必要がある。
【0003】図30は、従来のインクジェットプリンタ
の一例として、ヘッドギャップ調整機構が組み込まれた
ものの外観を示す要部の斜視図である。図31は、上記
ギャップ調整機構部の断面図である。
【0004】上記図30の従来のインクジェットプリン
タ200においては、プリンタ本体201上にプラテン
202が固着され、さらに、ガイド軸203,204が
装着されている。上記ガイド軸203と204にはヘッ
ドユニット211がユニット本体212の軸穴212
b,切り欠き溝212aを介してY方向(左右方向)に
摺動自在に支持されている。ヘッドユニット211は、
4色の印字ヘッド213〜216からなり、各印字ヘッ
ドは、ノズル列213b等が配置されたインク吐出面2
13a等を有している。
【0005】上記ヘッドユニット211は、印刷時に図
示しないヘッド走査機構によりY方向に往復駆動され
る。また、印刷用紙は、図示しない用紙搬送機構により
+X方向(前方向)に搬送駆動される。
【0006】上記ガイド軸203は、両端端に偏心ピン
203aが形成されており、その偏心ピン203aは、
プリンタ本体201に回転自在に支持されている。ま
た、ガイド軸の端部にヘッドギャップ調整体221が固
着されている。上記ヘッドギャップ調整体221周りの
断面図である図32に示すように上記ヘッドギャップ調
整体221の外周部に複数のクリック溝221bが配さ
れている。
【0007】上記クリック溝221bには、プラテン2
02に取り付けられたクリックバネ222の先端部が係
合している。したがって、ヘッドギャップ調整体221
の操作レバー部221aを回動操作すると、ガイド軸2
03が回転してヘッドユニット211がZ方向(上下方
向)に移動し、プラテン202の用紙搬送面202aと
印字ヘッドのインク吐出面213a等との間のヘッドギ
ャップを調整することができる。印刷される用紙の厚み
を変更する場合、上記ギャップ調整作業によりヘッドギ
ャップを調整することにより印刷ずれを防止することが
できる。
【0008】しかし、図30のインクジェットプリンタ
200では、用紙厚み変更に際して手動でギャップ調整
を行う必要があり、非常に煩わしくなる。また、対応可
能な用紙が上質紙,はがき,厚紙など数種類に限定され
る。また、厚み不明の用紙に対しては、試し印刷を行わ
ないと適正なギャップ調整ができないなどの不具合があ
った。また、上記ヘッドギャップの調整を間違って極端
に狭くすると、インク吐出面が用紙の表面に摺接してノ
ズルの詰まりの発生や、印字ヘッド駆動部の破損の原因
にもなりかねない。
【0009】そこで、特開平10−6491号公報に開
示されたインクジェットプリンタのヘッドギャップ保持
機構は、印字ヘッドを有するインクジェットカートリッ
ジの一端部に用紙に当接可能なローラ状のガイドころ部
材を配したものである。プリンタに挿入される用紙の厚
みが変化した場合でも自動的にヘッドギャップが一定の
距離に保たれる。
【0010】一方、インクジェットプリンタには、印字
ヘッドのノズルの目詰まりを回復,防止するための回復
処理装置が必要であるが、図32は、従来の回復処理装
置付きインクジェットプリンタの外観を示す斜視図であ
る。
【0011】上記図32の従来のインクジェットプリン
タ300においては、プリンタ本体301にプラテン3
02が固着され、さらに、ガイド軸303,304が装
着されている。上記ガイド軸303と304にはヘッド
ユニット311がY方向(左右方向)に摺動自在に支持
されている。ヘッドユニット311は、4色の印字ヘッ
ド313〜316からなり、各印字ヘッドは、ノズル列
が配置されたインク吐出面を有している。
【0012】また、プラテン302の右側にZ方向(上
下方向)の移動可能な回復装置を構成するキャップ装置
321が配置されている。上記キャップ装置321は、
4つのキャップ部323〜326を有するキャップ本体
と、駆動モータ331と、駆動板332に固着される偏
心ピン333と、偏心ピン333によって揺動駆動され
るレバー部材334とからなる。レバー部材334の先
端は、上記キャップ本体に連結されている。
【0013】この従来のインクジェットプリンタ300
においては、印刷時、上記ヘッドユニット311は、図
示しないヘッド走査機構によりY方向に往復駆動され
る。また、印刷用紙は、図示しない用紙搬送機構により
+X方向(前方向)に搬送駆動される。
【0014】また、印字ヘッドのキャッピング動作を行
う場合、ヘッドユニット311を印刷領域を超えて右方
向に移動させ、キャップ本体の上方に位置させる。駆動
モータ331を駆動してキャップ本体を上方に移動さ
せ、キャップ部323〜326をヘッドユニット311
の各印字ヘッド313〜316に嵌合させてキャッピン
グ状態とする。この状態でノズルの回復処理のためのイ
ンク吐出を行うことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平10−
6491号公報に開示されたインクジェットプリンタの
ヘッドギャップ保持機構においては、用紙に当接可能な
ガイドころ部材がローラ形状であって、そのガイドころ
部材は、インクジェットカートリッジと走査方向には転
動して移動するが、用紙搬送に対しては、転動しない方
向の摺動動作となるため、スムーズな動きが得られなか
った。また、印刷媒体が平面的な紙ではなく、3次元の
物体であった場合には、対応できないなどの問題があっ
た。この従来例の場合、印刷媒体の厚みが媒体搬送方向
でことなるとき、ガイドころ部材の位置と印字ヘッドの
位置が離れているため、適切なギャップを維持できなか
った。
【0016】一方、図32に示した従来の回復処理装置
付きインクジェットプリンタ300では、回復処理のた
めに専用の駆動モータを含むキャップ装置321が必要
であり、構造が複雑化する。同時に上記キャップ装置3
21を配設するためのスペ−スが必要であり、プリンタ
の大型化が避けられないなどの問題もあった。
【0017】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、適用される印刷媒体の厚み、また
は、形状に対応してヘッドギャップの自動調整がなさ
れ、印字ずれの発生や駆動装置の破損等が防止できるイ
ンクジェットプリンタを提供することを1つの目的と
し、さらに、回復処理が可能であり、装置の大型化も避
けられるインクジェットプリンタを提供することを別の
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
インクジェットプリンタは、印刷媒体に対してインク滴
を吐出して印字を行うインクジェットヘッドと、上記印
刷媒体と上記インクジェットヘッドのインク吐出面との
離間距離であるヘッドギャップが可変である状態で上記
インクジェットヘッドを支持するヘッド支持手段と、印
刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、上記ヘッド支持
手段、または、上記インクジェットヘッドの少なくとも
一方に対して、少なくとも印刷媒体の搬送方向に回転可
能に取付けられ、上記インク吐出面に対向する上記印刷
媒体の面に接触して上記ヘッドギャップを一定に保つギ
ャップ調整手段とを備えており、上記ギャップ調節手段
により印刷媒体とインクジェットヘッドのインク吐出面
のギャップが調節される。
【0019】本発明の請求項2記載のインクジェットプ
リンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記ギャップ調整手段は、上記搬送方向の上流
側、および、下流側にそれぞれ配置された複数の部材か
らなる。
【0020】本発明の請求項3記載のインクジェットプ
リンタは、請求項2記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記複数の部材のうち、上記インクジェットヘッ
ドを挟んで上記搬送方向の上流側には1箇所、下流側に
は2箇所配置されている。
【0021】本発明の請求項4記載のインクジェットプ
リンタは、請求項3記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記下流側の2箇所の上記部材は、上記搬送方向
に交差する方向の印字幅以上であって、且つ、印刷媒体
の幅以下の位置にそれぞれ配置されている。
【0022】本発明の請求項5記載のインクジェットプ
リンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記ギャップ調整手段は、上記搬送方向に交差す
る方向であって、上記支持手段、または、上記インクジ
ェットヘッドの両側の位置の印字幅以上であって、且
つ、印刷媒体の幅以下の位置にそれぞれ配置された複数
の部材からなる。
【0023】本発明の請求項6記載のインクジェットプ
リンタは、請求項2ないし5記載のインクジェットプリ
ンタにおいて、上記部材は、ローラまたはボールであ
る。
【0024】本発明の請求項7記載のインクジェットプ
リンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記ヘッド支持手段は、上記インクジェットヘッ
ドを保持する保持体と、この保持体の上記搬送方向と交
差する方向への移動をガイドするシャフトとからなる。
【0025】本発明の請求項8記載のインクジェットプ
リンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記インクジェットヘッドは複数のインクジェッ
トヘッドからなり、上記搬送方向に所定の間隔を持って
配置されたインクジェットヘッドに対しては、各インク
ジェット毎に上記ギャップ調整手段が備えられている。
【0026】本発明の請求項9記載のインクジェットプ
リンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにお
いて、上記ギャップ調整手段は、上記ヘッド支持手段及
び上記インクジェットヘッドに共に取り付けられ、上記
ヘッド支持手段に取り付けられた上記ギャップ調整手段
により第1の調整が行われ、上記インクジェットヘッド
に取り付けられた上記ギャップ調整手段により上記第1
の調整よりも細かい第2の調整が行われる。
【0027】本発明の請求項10記載のインクジェット
プリンタは、印刷媒体に対してインク滴を吐出して印字
を行うインクジェットヘッドと、上記印刷媒体と上記イ
ンクジェットヘッドのインク吐出面との離間距離である
ヘッドギャップが可変である状態で上記インクジェット
ヘッドを支持するヘッド支持手段と、印刷媒体を搬送す
る印刷媒体搬送手段と、上記印刷媒体搬送手段による印
刷媒体の搬送方向に対して、上記ヘッド支持手段よりも
上流側に取り付けられ、上記インク吐出面に対向する上
記印刷媒体の面の形状を計測する計測手段と、上記計測
手段により計測された上記印刷媒体の形状に基づき、上
記ヘッドギャップを一定に保つギャップ調整手段とを備
えており、上記ギャップ調節手段によって上記計測手段
で計測された上記印刷媒体の形状に基づき、上記ヘッド
ギャップが調節される。
【0028】本発明の請求項11記載のインクジェット
プリンタは、請求項10記載のインクジェットプリンタ
において、上記ギャップ調整手段は、上記ヘッド支持手
段及び上記インクジェットヘッドに共に取り付けられ、
上記ヘッド支持手段に取り付けられた上記ギャップ調整
手段により第1の調整が行われ、上記インクジェットヘ
ッドに取り付けられた上記ギャップ調整手段により第1
の調整よりも細かい第2の調整が行われる。
【0029】本発明の請求項12記載のインクジェット
プリンタは、請求項10記載のインクジェットプリンタ
において、さらに、上記印刷媒体搬送手段により上記イ
ンク吐出面と対向する位置に搬送され、上記インク吐出
面の機能を回復させる回復手段を備えており、上記計測
手段により、上記回復手段の形状が計測され、上記計測
手段により計測された上記回復手段の形状に基づき、上
記ギャップ調整手段により上記インク吐出面と上記回復
手段との相対的な位置を調整する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
インクジェットプリンタ10の要部を示す平面図であ
る。図2は、標準厚みの用紙挿入直前の状態での図1の
A−A断面図である。図3は、標準厚みの用紙を挿入後
の印刷状態での図1のA−A断面図である。図4は、厚
手の用紙を挿入後の印刷状態での図1のA−A断面図で
ある。
【0031】なお、以下の各実施形態の説明において、
X方向は、用紙(印刷媒体)の搬送方向(前後方向)を
示し、+Xを用紙が送り出される方向とする。Y方向
は、X方向と直交する左右方向を示す。Z方向は、X,
Y方向と直交する上下方向を示す。
【0032】本実施形態のインクジェットプリンタ10
においては、プリンタ本体1上にY方向に沿ってプラテ
ン(印刷媒体搬送部)2とガイド軸3と回転止め用ガイ
ド軸4とが固着して配置される。また、上記ガイド軸
3,4には、ヘッドユニット11がヘッド走査方向(Y
方向)に摺動自在に支持されている。さらに、プリンタ
本体1上の用紙挿入側にY方向に沿って支持軸6を介し
て回転可能に支持される用紙搬送用のキャプスタン5
と、キャプスタン5に当接可能にY方向に沿った位置に
3つのピンチローラ7が配置されている。また、上記キ
ャプスタン5の−X方向の外側には用紙供給ガイド1a
が配置されている。
【0033】上記ヘッドユニット11は、ユニット本体
(移動体)12と、上記ユニット本体12に支持される
4色の印字ヘッド(インクジェットヘッド)13A,1
3B,13C,13Dと、ユニット本体12の底面に回
転可能に支持される2つの球形状のガイドボール(ボー
ル部材)14A,14Bとを有している。そして、ヘッ
ドユニット11は、上記ガイド軸3と4によりユニット
本体12の長穴と切り欠き溝を介してY方向に摺動自在
に支持されおり、印刷時には図示しないヘッド駆動部に
よりタイミングベルトを介してヘッド走査方向であるY
方向に往復駆動される。
【0034】上記印字ヘッド13Aは、ノズル列13b
が配置されたインク吐出面13aを有しており、他の印
字ヘッド13B,13C,13Dも同様にノズル列とイ
ンク吐出面を有し、それらのインク吐出面は、インク吐
出面13aと同一水平面上にある。
【0035】上記ガイドボール14A,14Bは、ユニ
ット本体12の下面、用紙挿入側(用紙搬送方向の上流
側)のY方向の両端位置にて半球部分が露呈した状態で
全方向回転可能に支持されている。この場合、用紙搬送
方向におけるガイドボール14A,14Bとノズル列1
3bの間の距離は、印字面にガイドボールが触れない範
囲でより小さいことが望ましい。ユニット本体12が付
勢バネ15の付勢力、または、ユニット本体12の自重
による付勢力F0 で下方に付勢されているため、用紙未
挿入状態では、上記ガイドボール14A,14Bは、プ
ラテン2の上面に当接している。したがって、用紙未挿
入状態においてプラテン2の搬送面と印字ヘッド13A
のインク吐出面13a、および、印字ヘッド13B,1
3C,13Dのインク吐出面との離間距離は、所定のヘ
ッドギャップδ0 (印刷媒体搬送部に対するインク吐出
面間の離間距離)に保持されている。
【0036】上記ピンチローラ7は、プリンタ本体1に
回動可能に支持され、バネ9によりプラテン5側に付勢
される支持板8に回転自在に支持されている。したがっ
て、印刷時にキャプスタン5が反時計回りに回転する
と、用紙が用紙供給ガイド1a側からD0 方向に供給さ
れ、キャプスタン5とピンチローラ7に挟まれて+X方
向に搬送される。
【0037】以上のような構成を持つ本実施形態のイン
クジェットプリンタ10の印刷動作について説明する
と、まず、図2に示す一般的な厚みのプリント用紙、例
えば、上質紙等の用紙18に印刷を行う場合、上記用紙
18を用紙供給ガイド1aにセットして、キャプスタン
5を回転駆動する。用紙18は、プラテン2とキャプス
タン5で+X方向に搬送される。
【0038】ユニット本体12は、図1,3に示すよう
にその幅両方向に配置されるガイドボール14A,Bが
用紙厚みt1 だけ平行にZ方向に持ち上げられる。そし
て、ヘッドギャップδ1 は、上記所定の距離δ0 と等し
いギャップに保たれる。その状態で上記ヘッドユニット
11は、印字ヘッド13等よりインク滴を吐出しながら
ヘッド走査駆動機構によりY方向に駆動され、同時に用
紙18も+X方向に搬送駆動され、印刷が行われる。
【0039】次に、図4に示すはがき,封筒,厚紙等厚
みの厚い用紙19に印刷する場合、上記用紙19を用紙
供給ガイド1aにセットして、キャプスタン5を回転駆
動すると、用紙19は、同様に+X方向に搬送される。
ユニット本体12は、ガイドボール14A,Bを介して
用紙厚みt2 だけZ方向に持ち上げられる。そのときの
ヘッドギャップδ2 も上記所定のヘッドギャップδ0 に
等しくなる。その状態で印字ヘッド13等よりインク滴
を吐出しながら上記ヘッドユニット11は、ヘッド走査
駆動機構によりY方向に駆動され、同時に用紙19も+
X方向に搬送駆動され、印刷が行われる。
【0040】上述した第一の実施形態のインクジェット
プリンタ10によれば、用紙搬送時、ユニット本体12
がガイドボール14A,Bを介して用紙厚み分だけZ方
向に持ち上げられる。したがって、適用する用紙の厚み
が変化したとしても印字ヘッド13等のインク吐出面1
3a等と用紙18,19の印刷面間のヘッドギャップ
は、一定の距離δ0 に保たれ、インク滴の用紙上の着滴
位置が相対的に変化せず、精度の高い印刷が可能とな
る。また、ユニット本体12を用紙厚みに合わせて上方
に移動させる部材としてガイドボール14A,Bを適用
することから印字ヘッドの走査方向およびそれと直交す
る用紙搬送方向の用紙相対移動に対して共に摺動抵抗が
少なく、印字品質が向上する。さらに、ガイドボール1
4A,14Bにより印字ヘッドが用紙厚みに応じて持ち
上がるので印字ヘッドのインク吐出面と用紙との接触が
未然に防止できる。
【0041】次に、上記第一の実施形態に対する変形例
であるインクジェットプリンタについて説明する。図5
は、上記変形例のインクジェットプリンタの用紙挿入直
前の状態での要部断面図である。
【0042】図5に示すように本変形例には、ユニット
本体12に対してガイドボールに代えて印字ヘッド(イ
ンクジェットヘッド)に対して搬送方向の上流側に用紙
(媒体)印字面に直角な方向に回転可能なキャスターが
設けられる。上記キャスターは、用紙面に直交する方向
の本体側回転軸14Aを介して回転自在に支持されてお
り、ローラ軸14Bにより支持される、用紙18に当接
可能なキャスターローラ14Cを有している。
【0043】この変形例によると、上記キャスターロー
ラ14Cが用紙面に直交する軸中心に回転可能であるこ
とからヘッド走査と用紙搬送を交互に繰り返して用紙印
字面全体に印字する場合であっても媒体である用紙の搬
送方向とヘッド走査方向の両方の相対的移動に追従で
き、ヘッドギャップを一定に保つことができる。また、
キャスターローラがヘッドの上流側にあることから印刷
された部分を汚すことがない。
【0044】次に、本発明の第二の実施形態のインクジ
ェットプリンタ20について、図6,7,8を用いて説
明する。図6は、本実施形態のインクジェットプリンタ
20の要部を示す側面図であり、図7は、上記インクジ
ェットプリンタ20のヘッドユニット23をインク吐出
面側から見た斜視図である。図8(A),(B)は、上
記インクジェットプリンタ20の用紙搬送時におけるガ
イドローラへの用紙先端の挿入状態を示す断面図であ
る。
【0045】本実施形態のインクジェットプリンタ20
は、印字ヘッド非走査式であり、用紙のみ搬送方向に移
動させる1パスタイプのインクジェットプリンタとす
る。そして、本インクジェットプリンタ20は、プリン
タ本体21と、プリンタ本体1に固着されるプラテン
(印刷媒体搬送部)22と、プラテン22の上方に配置
され、Z方向にのみ移動可能に支持されるヘッドユニッ
ト23と、図示しない用紙搬送装置等を有してなる。
【0046】上記ヘッドユニット23は、平板形状のユ
ニット本体24と、上記ユニット本体24に装着される
複数の印字ヘッド(インクジェットヘッド)25〜36
よりなる印字ヘッド群と、ユニット本体24の下面側に
脚部支持軸38を介して回転自在に支持される3つのガ
イドローラ(ローラ部材)37A,B,Cと有してな
る。
【0047】上記印字ヘッド25〜36は、4色の印字
ヘッドで構成され、印字ヘッド25,26,27が黒
(K)用印字ヘッド群を構成し、印字ヘッド28,2
9,30がシアン(C)用印字ヘッド群を構成し、印字
ヘッド31,32,33がマゼンダ(M)用印字ヘッド
群を構成し、さらに、印字ヘッド34,35,36が黄
(Y)印字ヘッド群を構成する。また、各印字ヘッド
は、それぞれインク滴を吐出するためのノズル列を有す
るインク吐出面を有する。例えば、印字ヘッド25は、
ノズル列25bが配置されるインク吐出面25aを有し
ている。そして、各印字ヘッドは、上記ノズル列をY方
向に平行に、且つ、インク吐出面をユニット本体24の
プラテン側に露呈させてX,Y平面に平行な状態でユニ
ット本体24に保持される。さらに、図7に示すように
各色別の印字ヘッド群において、ノズル列がY方向印刷
幅全域に跨るように、例えば、K用印字ヘッド群の印字
ヘッド25,26,27は、X,Y平面上の傾めに配置
される。他の色の印字ヘッド群も同様とする。
【0048】一方、上記3つのガイドローラ37A,
B,Cのうち、2つのガイドローラ37A,Bは、上記
ユニット本体24の底面の前方側(用紙搬送方向の下流
側)のY方向端部に、また、残りの1つのガイドローラ
37Cは、後方側(用紙搬送方向の上流側)の中央位置
に配置される。
【0049】また、上記ユニット本体24は、両Y方向
に突出するガイドピン24aおよび24bを有する。上
記ガイドピン24aは、ユニット本体21に設けられる
Z方向の長穴21aに摺動自在に支持されており、ユニ
ット本体24は、X,Y方向に位置規制された状態でZ
方向(上下方向)のみ移動可能に支持される。なお、ユ
ニット本体24は、Z方向の下方に向けて図示しない付
勢バネにより付勢されている。
【0050】したがって、用紙が挿入されない状態で
は、上記ユニット本体24は、3つのガイドローラ37
A,B,Cがプラテン22に当接した状態となり、全印
字ヘッド25〜36のインク吐出面とプラテン22の用
紙搬送面との間のヘッドギャップδ3 は、所定の距離に
保たれる。
【0051】また、上記ユニット本体24の3つのガイ
ドローラ37A,B,Cのローラ半径d1 は、図8
(A)に示すように搬送される用紙厚さt1 よりも大き
いものとする。このように設定することにより図8
(B)に示すように用紙39が+X方向に向けて搬送さ
れると、用紙39は、3つのガイドローラ37A,B,
Cの下部に挿入され、用紙搬送がなされる。
【0052】以上のように構成される本実施形態のイン
クジェットプリンタ20による印刷動作について説明す
る。図6に示すように用紙39がプラテン22の用紙搬
送面上に搬送されてくると、ユニット本体24は、3つ
のガイドローラ37A,B,Cを介してZ方向の上方に
移動する。その移動状態では、印字ヘッド25〜36の
インク吐出面と用紙との間のヘッドギャップδ3 は、所
定の距離に保たれる。そして、用紙搬送中、上記ヘッド
ギャップを維持した状態で各印字ヘッドのノズル列より
インク滴を吐出し、印刷が実行される。
【0053】上述した第二の実施形態のインクジェット
プリンタ20によれば、印字ヘッドを水平方向に走査さ
せることなく、用紙39を+X方向に搬送させて印刷を
行うことができる。そして、用紙厚さがガイドローラの
半径d1 以下であれば、一定のヘッドギャップを保持し
た状態での印刷が可能となる。また、上記3つのガイド
ローラ37A,B,Cのうち、2つのガイドローラ37
A,Bが上記ユニット本体24の用紙搬送下流側のY方
向端部に、また、残りの1つのガイドローラ37Cが用
紙搬送上流側の中央位置に配置されている。したがっ
て、用紙39の印刷された部分に上記ガイドローラ37
A,B,Cが接触せず、印刷面を汚すことがない。さら
には、ガイドローラ37A,B,Cにより印字ヘッドが
用紙厚みに応じて持ち上がるので印字ヘッドのインク吐
出面と用紙との接触が未然に防止できる。
【0054】また、X方向に印刷媒体厚みの傾斜がある
場合、および、Y方向に印刷媒体厚みの傾斜がある場
合、さらには、X方向にもY方向にも傾斜がある場合で
もガイドローラ37A,B,Cの印刷媒体との接触部3
点からなる平面とインク吐出面が平行のまま所定のギャ
ップを保持できる。
【0055】ここで、上記第二の実施形態のインクジェ
ットプリンタ20の変形例について説明する。図9は、
上記変形例であるインクジェットプリンタ20Aの側面
図であり、図10は、上記プリンタ20Aに適用される
ヘッドユニット23Aをインク吐出面からみた斜視図で
ある。
【0056】この変形例のインクジェットプリンタ20
Aに適用されるヘッドユニット23Aも複数の印字ヘッ
ド(インクジェットヘッド)からなり、媒体搬送方向か
ら見てヘッドユニット23Aの上流側に1つのガイドロ
ーラ37Cが設けられ、下流側には1つのガイドローラ
37Dが設けられている。その他の構成は、第2の実施
の形態と同じである。
【0057】本変形例のインクジェットプリンタ20A
によれば、上,下流側のそれぞれ1つずつのガイドロー
ラ37C,37Dが配置されていることで媒体搬送方向
に印刷媒体39Aがヘッドユニット23Aに対し傾斜し
ている場合でも、ヘッドユニット23Aのヘッドギャッ
プを一定に保つことができる。
【0058】さらに、上記第二の実施形態のインクジェ
ットプリンタ20の他の変形例について説明する。図1
1,12は、上記変形例のインクジェットプリンタ20
Bの側面図であって、図11が印刷媒体挿入前の状態を
示し、図12が印刷媒体挿入状態を示す。
【0059】この変形例のインクジェットプリンタ20
Bは、単一ヘッドを適用する例であり、媒体搬送方向に
おける印字ヘッド(インクジェットヘッド)25Bの前
後の下流側と上流側にガイドローラ37E,37Fが設
けられている。プリンタ本体21Bの上下方向に沿って
設けられる長穴21Baに、印字ヘッド25Bの両側に
設けられたピン25Baが摺動自在に係合している。こ
のため、印字ヘッド25Bは、媒体搬送方向への移動、
媒体幅方向への移動、媒体印刷面に直角な軸回りの回転
がそれぞれ規制された状態のもとで印刷媒体39Bの高
さ、傾きに合わせて上下移動可能に支持される。この構
造により媒体搬送方向に印刷媒体39Bがインクヘッド
ユニットに対し傾斜している場合でも、ヘッドギャップ
を一定に保つことができる。
【0060】また、上記第二の実施形態のインクジェッ
トプリンタ20のさらに他の変形例について説明する。
図13は、上記変形例のインクジェットプリンタ20C
の側面図であり、図14は、上記プリンタ20Cに適用
されるヘッドユニット23Cをインク吐出面からみた斜
視図である。なお、図13には、ローラ37G12が1つ
のみ表示されているが、実際には、図14に示すように
各ヘッドにローラ37G1 〜37G12がそれぞれ装着さ
れている。
【0061】この変形例のインクジェットプリンタ20
Cにおいては、印字ヘッド(インクジェットヘッド)2
5〜36はそれぞれプリンタ本体21に固定のユニット
本体24に対し、独立して媒体印字面直角方向(Z軸方
向)にのみ移動可能に支持されている。さらに、各印字
ヘッド25〜36は、それぞれ媒体印刷面に接触して回
転可能なローラ37G1 〜37G12がヘッドの搬送方向
上流側に取り付けられている。そのため、媒体搬送方向
や、媒体幅方向に印刷媒体39の印字面の高さの変動が
あっても、ノズル面と印刷面とのギャップδ3は一定に
保たれる。
【0062】次に、本発明の第三の実施形態のインクジ
ェットプリンタ40について、図15を用いて説明す
る。図15は、本実施形態のインクジェットプリンタ4
0の要部を示す縦断面図である。
【0063】本実施形態のインクジェットプリンタ40
は、印字ヘッド非走査式であり、用紙のみ搬送方向に移
動させる1パスタイプのインクジェットプリンタであ
り、搬送方向のX方向にのみ凹凸のある印刷媒体にも印
刷可能である。そして、本インクジェットプリンタ40
は、プリンタ本体41と、プリンタ本体41上に固着さ
れるプラテン(印刷媒体搬送部)42と、プラテン42
の上方に配置され、Z方向に移動可能に支持されるヘッ
ドユニット50と、図示しない用紙搬送装置等を有して
なる。
【0064】上記ヘッドユニット50は、プリンタ本体
41に固定して支持されるユニット本体43と、上記ユ
ニット本体43に対してZ方向に移動可能に支持される
3色の印字ヘッド(インクジェットヘッド)44〜46
と、上記各印字ヘッドを下方向に付勢する付勢バネ(図
示せず)とを有してなる。
【0065】上記印字ヘッド44〜46は、それぞれイ
ンク吐出面51a〜53aを有している。上記インク吐
出面51a〜53aには、それぞれY方向に沿って全用
紙幅にわたるインク滴吐出用のノズル列51b〜53b
が配設される。また、印字ヘッド44〜46には、それ
ぞれ各2本のガイドピン47,48,49が固着されて
おり、ユニット本体43のZ方向に沿う長穴に摺動自在
に嵌入している。さらに、各印字ヘッドのインク吐出面
近傍の上流側にそれぞれそれぞれガイドローラ(ローラ
部材)54〜56が回転自在の状態で装着されている。
【0066】上記ガイドローラ54〜56は、それぞれ
プラテン42の媒体搬送面、または、印刷媒体57の印
刷面57aに当接可能であり、上記ガイドローラにより
各印字ヘッドのインク吐出面51a〜53aの高さ、す
なわち、ヘッドギャップが設定される。なお、図15で
は、作図上、用紙搬送方向におけるローラと用紙の当接
点と、ノズルの位置がX方向にてずれているが、より厳
密なギャップ維持のためには、両者がX方向において略
一致することが望ましい。
【0067】以上のように構成される本実施形態のイン
クジェットプリンタ40による印刷動作を説明する。図
15に示すようにX方向に凹凸のある印刷媒体57がプ
ラテン42の搬送面上に搬送されてくると、ユニット本
体43に支持される印字ヘッド44〜46は、それぞれ
ガイドローラ54〜56を介して印刷媒体57の印刷面
に合わせてZ方向の上方に移動する。その移動状態で
は、各インク吐出面と印刷媒体57の凹凸のある印刷面
57aとの間の各ヘッドギャップは、それぞれ所定の距
離に保たれる。上記所定のヘッドギャップを維持した状
態で各印字ヘッドのノズル列よりインク滴を吐出し、印
刷が実行される。
【0068】上述した第三の実施形態のインクジェット
プリンタ40によれば、印字ヘッドを水平方向に走査さ
せることなく、印刷媒体57を+X方向に搬送させるこ
とで凹凸のある印刷面57aに対してヘッドギャップを
一定に保った状態で印刷を行うことができる。さらに
は、ガイドローラ54,55,56により印字ヘッドが
印刷媒体の凹凸に応じて持ち上がるので印字ヘッドのイ
ンク吐出面と印刷媒体との接触が未然に防止できる。
【0069】次に、本発明の第四の実施形態のインクジ
ェットプリンタ60について説明する。図16は、本実
施形態のインクジェットプリンタの要部の外観を示す斜
視図である。図17,18は、上記インクジェットプリ
ンタにて傾斜面を有する印刷媒体に印刷する状態を示す
図16のB矢視図である。
【0070】本実施形態のインクジェットプリンタ60
においては、プリンタ本体61上にプラテン(印刷媒体
搬送部)62が固着され、さらに、ガイド軸63,64
が装着されている。上記ガイド軸63は、その両端部が
プリンタ本体61のZ方向(上下方向)の長穴61a,
61bに摺動可能に支持される。さらに、ガイド軸63
のプラテン62の両端部に対向するプラテン有効範囲
(印刷媒体セット範囲)の端部位置に同一径の円板(ロ
ーラ部材)65,66が固着、または、回転可能に支持
されている。上記ガイド軸63の円板取り付け部近傍に
は、図示しない付勢バネが懸架されており、ガイド軸6
3を介して円板65,66をプラテン62側に付勢して
いる。上記ガイド軸63,64は、ユニット本体68の
軸穴68a,切り欠き溝68bが嵌合しており、印字ヘ
ッドユニット67をY方向(左右方向)に摺動自在に支
持している。
【0071】上記ヘッドユニット67は、4色の印字ヘ
ッド71〜74からなり、各印字ヘッドは、ノズル列7
4b等が配置されたインク吐出面71a〜74aを有し
ている。上記ヘッドユニット67は、印刷時に図示しな
いヘッド走査機構によりY方向に往復駆動される。一
方、印刷媒体79は、図示しない用紙搬送機構により+
X方向(前方向)に搬送駆動される。
【0072】以上のような構成を持つ本実施形態のイン
クジェットプリンタ60の印刷動作について説明する。
Y方向に傾斜する印刷媒体79の傾斜面79aを印刷す
る場合、上記印刷媒体79がプラテン62上に搬送され
ると、図17,18に示すように傾斜面79aにより円
板65,66が持ち上げられ、ヘッドユニット67が傾
斜面79aに沿って傾斜する。そして、印刷時には、図
17、または、18に示すように上記傾斜状態でヘッド
ユニット67がY方向左方、または、Y方向右方に走査
移動するがその走査状態におけるインク吐出面71a〜
74aと印刷媒体の傾斜面79aの間のヘッドギャップ
δ11は、常に所定の値に保たれる。この場合においても
用紙搬送方向における円板65,66と印刷媒体の接点
と、ノズル列の中央の位置は、一致するのが望ましい。
【0073】また、印刷媒体の傾斜角度や傾斜方向が変
化しても上記円板65,66がそれぞれ印刷媒体の傾斜
面、あるいは、印刷媒体の厚みに倣って上下するので上
記ヘッドギャップδ11が変化することなく印刷が実行さ
れる。
【0074】上述した第四の実施形態のインクジェット
プリンタ60によれば、適用する印刷媒体の印刷面がY
方向に傾斜したり、印刷面の高さが変化したとしても印
字ヘッドのインク吐出面と印刷面間のヘッドギャップδ
11は、一定の距離に保たれ、インク滴の用紙上の着滴位
置が搬送方向に対して相対的に変化せず、精度の高い印
刷が可能となる。
【0075】次に、本発明の第五の実施形態のインクジ
ェットプリンタ60Aについて説明する。図19は、本
実施形態のインクジェットプリンタの側面図である。図
20は、上記インクジェットプリンタの斜視図である。
図21は、上記インクジェットプリンタの正面図であ
る。
【0076】本実施形態のインクジェットプリンタ60
Aにおいては、印刷媒体の幅方向に延在するノズル列を
もつインライン型の印字ヘッドユニット(インクジェッ
トヘッド)68Aが適用され、上記印字ヘッドユニット
68Aは、印刷媒体幅方向に走査しないものとする。上
記印字ヘッドユニット68Aの両端部には、それぞれガ
イドローラ65A,66Aが配置される。上記2つのガ
イドローラ65A,66Aは、印刷媒体79の印字幅以
上、かつ、媒体幅より狭い間隔の位置に配置され、上記
ガイドローラ65A,66Aが印字領域に接触しないよ
うになっている。
【0077】また、印字ヘッドユニット68Aの両端面
には、上下方向の長円ガイドピン68Aaが設けられて
おり、その長円ガイドピン68Aaは、プリンタ本体6
1に設けられる上下方向のガイド長穴61Aaに摺動自
在に嵌入する。したがって、印字ヘッドユニット68A
は、上下方向の調節移動と、媒体搬送方向と平行な軸に
対して回転調節が可能な状態で支持され、さらに、ヘッ
ドノズル列延在方向への移動は規制され、かつ、ヘッド
ノズル列の延在方向に平行な軸回りの回転も規制された
状態て支持される。なお、印字ヘッドユニット68A
は、その両端部が図示しない付勢装置により下方向に付
勢されているものとする。
【0078】このインクジェットプリンタ60Aによれ
ば、搬送される印刷媒体79の印字面が搬送方向と直交
する媒体幅方向に関して傾斜していたとしても印字ヘッ
ドユニット68Aがその媒体印字面に倣って傾斜するの
で、図21に示すように印字ヘッドと印刷媒体とのギャ
ップδ12は、一定に保たれる。
【0079】次に、本発明の第六の実施形態のインクジ
ェットプリンタ80について説明する。図22は、本実
施形態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図で
ある。図23は、本インクジェットプリンタの駆動制御
系のブロック構成図である。
【0080】本実施形態のインクジェットプリンタ80
は、印字ヘッドを走査させることなく、印刷媒体のみ搬
送させることによって印刷を行う1パスタイプのインク
ジェットプリンタであり、上記印刷媒体として平板形状
の物体が適用される。
【0081】本インクジェットプリンタ80は、従動ロ
ーラ82,駆動ローラ83に支持され、印刷媒体91を
+X方向に搬送するための搬送ベルト(印刷媒体搬送
部)81と、リニアステージ(ヘッド移動手段102)
84と、リニアステージ84によってZ方向(上下方
向)に移動可能に支持されるヘッドユニット85と、プ
リンタ本体(図示せず)に固定支持されるセンサ基板8
7,89とを有している。
【0082】上記ヘッドユニット85は、印刷媒体91
と対向して配置される印字ヘッド(インクジェットヘッ
ド)103を内蔵している。上記印字ヘッド103は、
Y方向の全印刷幅にわたってインク滴吐出用のノズル列
が配置されたインク吐出面を有している。
【0083】上記センサ基板87,89には、印刷媒体
91の高さを計測するためのセンサ(印刷面高さ計測手
段104)である投光素子列86と、受光素子列88と
を有している。上記投光素子列86と上記受光素子列8
8とは、Z方向に沿って、互いに対向した保持され、か
つ、搬送ベルト81の上流側(ヘッドユニット85の−
X側)に印刷媒体91を挟んで配置される。
【0084】本実施形態のインクジェットプリンタ80
における駆動制御系は、図23のブロック構成図に示す
ように、印刷媒体91の高さを計測する印刷面高さ計測
手段104と、インク吐出面と印刷媒体91の印刷面と
のヘッドギャップを制御するギャップ制御手段101
と、ギャップ制御手段101により制御されるヘッド移
動手段102と、印字ヘッド103とで構成される。
【0085】上記印刷面高さ計測手段104は、上記投
光素子列86と、受光素子列88とからなる。上記投光
素子列86と受光素子列88の間を印刷媒体91が通過
するとき、投光素子列86から受光素子列88への投射
光90の一部が遮られ、受光素子列88の出力信号によ
り印刷媒体91の印刷面91aまでの高さ(厚み)が計
測される。
【0086】上記ギャップ制御手段101は、上記受光
素子列88の出力信号によって計測される印刷媒体91
の高さ情報に基づき、上記ヘッドギャップが所定の距離
となるように上記ヘッド移動手段102であるリニアス
テージ84を制御し、印字ヘッド103のZ方向の位置
調整を行う。
【0087】以上のような構成を有する本実施形態のイ
ンクジェットプリンタ80における印刷動作を説明す
る。まず、搬送ベルト81の上流側から+X方向に搬送
されてくる印刷媒体91の高さが投光素子列86と受光
素子列88により計測される。その計測出力に基づいて
ギャップ制御手段101により上記ヘッド移動手段10
2であるリニアステージ84を駆動してヘッドユニット
85を上下移動させ、インク吐出面と印刷面91aとの
間を所定のヘッドギャップに設定する。
【0088】その後、印刷媒体91が印字ヘッド103
の下部に到達すると、印字ヘッド103よりインク滴が
吐出され、印刷媒体91の印刷面91aに印刷が行われ
る。
【0089】上述した第六の実施形態のインクジェット
プリンタ80によれば、適用する印刷媒体が平板状の物
体の場合にその印刷面の高さを正確に検出し、印字ヘッ
ドのインク吐出面と印刷面間のヘッドギャップを一定に
保つことが可能であり、インク滴の印刷面上の着滴位置
が搬送方向に対して相対的に変化せず、高精度の印刷が
可能となる。さらには、上記印刷面高さ計測手段104
の計測出力により印字ヘッドが印刷媒体の高さに応じて
持ち上がるので印字ヘッドのインク吐出面と印刷媒体と
の接触が未然に防止できる。
【0090】次に、本発明の第七の実施形態のインクジ
ェットプリンタ110について説明する。図24は、本
実施形態のインクジェットプリンタの側面図であり、印
刷媒体供給前の状態での搬送方向と直交する方向から見
た図である。図25,26は、上記インクジェットプリ
ンタの側面図であり、上記図25は、印刷媒体先端部が
ガイドローラに当接した状態を示し、上記図26は、印
刷媒体搬送状態を示している。
【0091】本実施形態のインクジェットプリンタ11
0は、印字ヘッドを走査させることなく、印刷媒体のみ
搬送させることによって印刷を行う1パスタイプのイン
クジェットプリンタである。
【0092】本インクジェットプリンタ110は、プリ
ンタ本体111と、プリンタ本体111上に固着される
プラテン(印刷媒体搬送部)113と、プリンタ本体1
11の側方に起立して支持される本体側板112と、移
動体114と、上記移動体114に取り付けられるリニ
アスライダ(ヘッド移動手段)116と、上記リニアス
ライダ116によりZ方向(上下方向)に駆動される支
持体117と、上記支持体117の先端に固着される印
字ヘッド(インクジェットヘッド)120と、印刷媒体
122の印刷面までの距離(高さ)を計測するフォトセ
ンサである距離センサ121と、図示しないギャップ制
御手段とを有してなる。
【0093】上記移動体114は、長穴114aを有し
ており、その長穴114aに摺動自在に嵌入する本体側
板112側ガイドピン115によりZ方向にスライド移
動可能に支持されている。また、移動体114のプラテ
ン113側には、弾性変形可能で回転可能なガイドロー
ラ(ローラ部材)118が装着されている。また、移動
体114は、プラテン113側に図示しない付勢バネに
より付勢されている。
【0094】上記ガイドローラ118は、印刷媒体12
2が搬送されていない状態ではプラテン113に当接し
ており、印刷媒体122が挿入された状態では、ガイド
ローラ118がわずかに弾性変形した状態で上方に移動
し、移動体114の高さの粗調整がなされる。
【0095】上記印字ヘッド120は、インク滴を吐出
するためのY方向に沿うノズル列が配置されるインク吐
出面を有しており、上記ノズル列は、印刷媒体122の
全印刷幅にわたって配置されている。
【0096】上記距離センサ121は、上記印字ヘッド
120のガイドローラ118側(搬送方向の上流側)に
固着される。この距離センサ121の印刷面までの距離
の計測結果に基づいて印字ヘッドの高さ(ヘッドギャッ
プ)の最終的な微調節がなされる。一般に距離センサ
は、検出制度が高くなる程、測定可能な範囲が狭くな
る。例えば、100μm以下の測定精度を求めると、測
定範囲が数mmしかないものもある。このようなセンサ
を適用して折り畳んだ段ボール箱等に印刷する場合、距
離センサの測定範囲外となり、ギャップの調節ができな
くなってしまう。しかし、ガイドローラによってギャッ
プの粗調節が行われることにより距離センサが測定可能
なギャップ範囲にすることができる。
【0097】以上のような構成を有する本実施形態のイ
ンクジェットプリンタ110における印刷動作を説明す
る。まず、上流側から+X方向に搬送されてくる印刷媒
体122は、ガイドローラ118の下方部118aを弾
性変形させながらガイドローラ118の下部に挿入され
る(図25)。そして、印刷媒体先端が印字ヘッド12
0の下部まで到達した状態では、図26に示すようにガ
イドローラ118の下方部118aが弾性変形した状態
で移動体114が上方に移動している。その移動状態の
もとで距離センサ121により印刷媒体122の印刷面
までの距離を計測する。
【0098】上記距離センサ121の計測出力に基づい
て、距離を測定した部位が印字ヘッドによる印刷可能位
置まで搬送された時点で印字ヘッドのインク吐出面12
0aと印刷媒体122との間のヘッドギャップδ21が所
定の距離となるようにギャップ制御手段(図示せず)に
よりリニアスライダ116を駆動制御し、印字ヘッド1
20をZ方向に移動させる。そこで、印字ヘッド120
よりインク滴が吐出され、印刷媒体122の印刷面上の
印刷が行われる。
【0099】上述した第七の実施形態のインクジェット
プリンタ110によれば、ガイドローラ118が印刷媒
体122で押しつぶされた状態となって粗調節が行わ
れ、測定精度の高い距離センサ121で印刷媒体122
の印刷面までの距離を計測し、所定の高精度のヘッドギ
ャップを保持するように印字ヘッド120を上下移動さ
せるので、インク滴の印刷面上の着滴位置が搬送方向に
対して相対的に変化せず、精度の高い印刷が可能とな
る。また、印字ヘッドより搬送方向上流側に距離センサ
があるので印刷媒体厚みが急激に増加した場合でもその
変化を事前にとらえられるので、印字ヘッドと印刷媒体
の衝突を未然に防止できる。
【0100】なお、上記実施形態のインクジェットプリ
ンタ110における印字ヘッド120は、搬送方向(X
方向)と直交する水平方向に走査可能な構成とすること
も可能であり、その場合、ガイドローラ118に代えて
ボール部材を適用する。
【0101】次に、本発明の第八の実施形態のインクジ
ェットプリンタ130について説明する。図27は、本
実施形態のインクジェットプリンタの側面図であり、回
復ユニットを搬送ベルト上にセットした準備状態を搬送
方向直交から見た図である。図28,29は、上記イン
クジェットプリンタの回復ユニット周りの縦断面図であ
り、図28は、回復ユニットによるキャッピング直前の
状態を示し、図29は、キャッピング状態を示してい
る。
【0102】本実施形態のインクジェットプリンタ13
0は、印字ヘッドを走査させることなく、印刷媒体のみ
搬送させることによって印刷を行う1パスタイプのイン
クジェットプリンタである。また、本インクジェットプ
リンタプリンタ130には、印字ヘッドの回復処理を行
う回復ユニット140が装着可能である。
【0103】本インクジェットプリンタ130は、駆
動,従動ローラ133,134に支持され、印刷媒体
(図示せず)を+X方向に搬送するための搬送ベルト
(印刷媒体搬送部)132と、プリンタ本体131の側
板135に取り付けられるリニアスライダ(ヘッド移動
手段)136と、リニアスライダ136によってZ方向
(上下方向)にスライド移動可能に支持される印字ヘッ
ド(インクジェットヘッド)137と、上記印字ヘッド
137に固着される距離センサ(印字面高さ計測手段)
139と、着脱自在の回復ユニット140と、図示しな
いギャップ制御手段とを有してなる。
【0104】上記印字ヘッド137は、搬送ベルト13
2と対向して配置されるインク吐出面138を有する。
上記印字ヘッドは、Y方向の全印刷幅に対応するインク
滴吐出用のノズル列が配置されたインク吐出面を有して
いる。
【0105】上記距離センサ139は、搬送ベルト13
2で搬送される印刷媒体の印刷面までの高さ、あるい
は、回復ユニット140の回復ユニット本体141の上
面までの高さを計測するセンサであって、印字ヘッド1
37の搬送方向上流側に配置される。
【0106】上記距離センサ139の出力は、ギャップ
制御手段に取り込まれる。上記ギャップ制御手段は、リ
ニアスライダ136を介して印字ヘッド137をZ方向
に駆動して、ヘッドギャップを所定の距離に調整した
り、また、印字ヘッド137を搬送されてきた回復ユニ
ット本体のキャップ装置に当接させる。
【0107】上記回復ユニット140は、回復ユニット
本体141と、上記本体141内に収納され、吸引口1
42bを持つキャップ装置142とを有しており、さら
に、上記回復ユニット140には、上記吸引口142b
に連通する吸引チューブ145と、上記吸引チューブに
接続される吸引ポンプ143、および、廃液タンク14
4を有している。
【0108】以上のような構成を有する本実施形態のイ
ンクジェットプリンタ130における印刷動作について
説明する。まず、搬送ベルト132の上流側から+X方
向に搬送されてくる印刷媒体の高さが距離センサ139
により計測される。上記計測出力に基づいて印字ヘッド
のインク吐出面と印刷媒体の印刷面との間のヘッドギャ
ップが適切な所定の距離になるようにギャップ制御手段
によってリニアスライダ136を介して印字ヘッド13
7がZ方向に駆動される。
【0109】上記ヘッドギャップ設定状態で印字ヘッド
103よりインク滴が吐出され、印刷媒体の印刷面に印
刷がなされる。
【0110】次に、本実施形態のインクジェットプリン
タ130における回復処理動作について説明する。ま
ず、回復ユニット140を手動動作、または、自動動作
により搬送ベルト132上に載せる。回復ユニット本体
141が+X方向に搬送され、距離センサ139の下方
に到達すると、距離センサ139により回復ユニット本
体141の高さh1 が計測される。上記距離センサ13
9の計測出力に基づいてギャップ制御手段によってリニ
アスライダ136を介して印字ヘッド137を駆動し、
インク吐出面138と回復ユニット本体の上面141a
とのヘッドギャップh0 を所定の距離にセットする。こ
のヘッドギャップh0 は、印刷時のヘッドギャップと同
一であり、このセット状態で印字ヘッド137の下部に
回復ユニット140を移動させても互いに干渉すること
がない。
【0111】その後、距離センサ139の出力をチェッ
クしながら印字ヘッド137のインク吐出面138がキ
ャップ装置142に対向する位置まで移動させる(図2
8)。上記対向位置まで移動後、回復ユニット本体の上
面141aに対するインク吐出面138のギャップ相当
距離が負の値である−h2 となる状態まで印字ヘッド1
37を降下させる。この降下状態では、図29に示す上
記上面142aよりも上記インク吐出面138が距離h
2 だけ下方にあり、キャップ装置142の当接面142
aが印字ヘッド137の底面137aに当接する。した
がって、インク吐出面138がキャップ装置142によ
り完全に覆われたキャッピング状態になる。
【0112】上記キャッピング状態のもとで印字ヘッド
137よりキャップ装置142に向けてノズルの詰まり
等を解消する回復処理のためのインク吐出が行われる。
【0113】上記回復処理動作終了後、再度印字ヘッド
137を元の位置まで上昇させ、回復ユニット141を
印字ヘッド137の−X方向側に搬送して回復処理が終
了する。
【0114】本実施形態のインクジェットプリンタ13
0によれば、特に回復処理を行う場合でも印字ヘッド1
37をZ方向以外には移動させる必要がなく、印刷媒体
を印刷するときの搬送領域と同一の領域に回復ユニット
140を移動させた状態で回復処理を行うことができ
る。したがって、前記図32に示した従来のインクジェ
ットプリンタ300のように回復処理を行う際にヘッド
ユニット311を印刷領域とは異なる位置に移動させる
必要がなく、プリンタとしての占有エリアも少なくな
り、プリンタ小型化が実現できる。同時にギャップ装置
をヘッドと離接させる駆動装置を別途設けることが不要
になる。さらには、上記距離センサ139の計測出力に
より印字ヘッドが印刷媒体、または、回復装置の高さに
応じて持ち上がるので印字ヘッドのインク吐出面を印刷
媒体、または、回復装置に接触させることが未然に防止
できる。
【0115】
【発明の効果】本発明の請求項1、6、および、8記載
のインクジェットプリンタによれば、ギャップ調整手段
により、インクジェットヘッドが印刷媒体の厚み分だけ
持ち上げられるので、ヘッドギャップが一定に保たれ、
品質の良い印刷が可能となり、また、インクジェットヘ
ッドのインク吐出面が印刷媒体に接触することが未然に
防止できる。
【0116】本発明の請求項2記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1記載のインクジェットプリン
タの効果に加えて、印刷媒体の搬送方向に、印刷媒体の
厚みの傾斜があっても、ヘッドキャップを一定に保つこ
とができる。
【0117】本発明の請求項3記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1、および、2記載のインクジ
ェットプリンタの効果に加えて、さらに、印刷媒体の搬
送方向に交差する方向に、印刷媒体の厚みの傾斜があっ
ても、印刷媒体の全域に亘って、ヘッドギャップを一定
に保つことができる。
【0118】本発明の請求項4記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1、2、および、3記載のイン
クジェットプリンタの効果を加えて、さらに、印字後に
ギャップ調整手段により印字面が汚れることがない。
【0119】本発明の請求項5記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1記載のインクジェットプリン
タの効果に加えて、さらに、印字後にギャップ調整手段
により印字面が汚れることがない。
【0120】本発明の請求項7記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1記載のインクジェットプリン
タの効果に加えて、さらに、インクジェットヘッドを印
刷媒体の搬送方向に交差する方向に移動させることが可
能となる。
【0121】本発明の請求項9記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1記載のインクジェットプリン
タの効果に加えて、さらに、より高い精度でヘッドギャ
ップを一定に保つことができる。
【0122】本発明の請求項10記載のインクジェット
プリンタによれば、計測手段により計測された印刷媒体
の形状に基づき、ギャップ調整手段により、ヘッドギャ
ップが一定に保たれ、品質の良い印刷が可能となり、ま
た、インクジェットヘッドのインク吐出面が印刷媒体に
接触することが未然に防止できる。
【0123】本発明の請求項11記載のインクジェット
プリンタよれば、請求項10記載のインクジェットプリ
ンタの効果に加えて、さらに、より高い精度でヘッドギ
ャップを一定に保つことができる。
【0124】本発明の請求項12記載のインクジェット
プリンタによれば、請求項10記載のインクジェットプ
リンタの効果に加えて、さらに、回復手段には特に駆動
手段を備える必要がなく、インクジェットヘッドの回復
処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクジェットプリ
ンタの要部を示す平面図である。
【図2】上記図1の第1の実施形態のインクジェットプ
リンタにおける標準厚みの用紙挿入直前の状態を示す図
1のA−A断面図である。
【図3】上記図1の第1の実施形態のインクジェットプ
リンタにおける標準厚みの用紙を挿入後の印刷状態を示
す図1のA−A断面図である。
【図4】上記図1の第1の実施形態のインクジェットプ
リンタにおける厚手の用紙を挿入後の印刷状態を示す図
1のA−A断面図である。
【図5】上記図1の第一の実施形態の変形例であるイン
クジェットプリンタの用紙挿入直前の状態での要部断面
図である。
【図6】本発明の第二の実施形態のインクジェットプリ
ンタの要部を示す側面図である。
【図7】上記図6の第二の実施形態のインクジェットプ
リンタに適用されるヘッドユニットをインク吐出面側か
ら見た斜視図である。
【図8】上記図6の第二の実施形態のインクジェットプ
リンタにおけるガイドローラへの用紙の挿入状態を示す
断面図であって、図8(A)は、ガイドローラへの用紙
先端の挿入初期状態を示し、図8(B)は、ガイドロー
ラへの用紙先端の挿入状態を示す。
【図9】上記図6の第二の実施形態に対する変形例のイ
ンクジェットプリンタの側面図である。
【図10】上記図6の変形例のインクジェットプローブ
のヘッドユニットをインク吐出面側からみた斜視図であ
る。
【図11】上記図6の第二の実施形態に対する他の変形
例のインクジェットプリンタの媒体挿入前の状態を示す
側面図である。
【図12】上記図11の変形例のインクジェットプリン
タの媒体挿入の状態を示す側面図である。
【図13】上記図6の第二の実施形態に対するさらに他
の変形例のインクジェットプリンタの媒体挿入時の状態
を示す側面図である。
【図14】上記図13の変形例のインクジェットプリン
タに適用されるヘッドユニットをインク吐出面側からみ
た斜視図である。
【図15】本発明の第三の実施形態のインクジェットプ
リンタの要部を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第四の実施形態のインクジェットプ
リンタの要部の外観を示す斜視図である。
【図17】上記図16の第四の実施形態のインクジェッ
トプリンタにて傾斜面を有する印刷媒体を印刷中の状態
における図16のB矢視図である。
【図18】上記図16の第四の実施形態のインクジェッ
トプリンタにて傾斜面を有する印刷媒体を印刷中の状態
における図16のB矢視図である。
【図19】本発明の第五の実施形態のインクジェットプ
リンタの要部を示す側面図である。
【図20】上記図19の第五の実施形態のインクジェッ
トプリンタの要部の斜視図である。
【図21】上記図19の第五の実施形態のインクジェッ
トプリンタの正面図である。
【図22】本発明の第六の実施形態のインクジェットプ
リンタの外観を示す斜視図である。
【図23】上記図22の第六の実施形態のインクジェッ
トプリンタにおける駆動制御系のブロック構成図であ
る。
【図24】本発明の第七の実施形態のインクジェットプ
リンタの側面図である。
【図25】上記図24の第七の実施形態のインクジェッ
トプリンタにおいて、印刷媒体先端部がガイドローラに
当接した状態を示す側面図である。
【図26】上記図24の第七の実施形態のインクジェッ
トプリンタにおいて、印刷媒体が搬送されている状態を
示す側面図である。
【図27】本発明の第八の実施形態のインクジェットプ
リンタの側面図である。
【図28】上記図27の第八の実施形態のインクジェッ
トプリンタにおける回復ユニット周りの縦断面図であ
り、回復ユニットのキャッピング直前状態を示す。
【図29】上記図27の第八の実施形態のインクジェッ
トプリンタにおける回復ユニット周りの縦断面図であ
り、回復ユニットによるキャッピング状態を示してい
る。
【図30】従来のヘッドギャップ調整機構が組み込まれ
たインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。
【図31】上記図30の従来のインクジェットプリンタ
におけるギャップ調整機構部の断面図。
【図32】従来の回復装置が組み込まれたインクジェッ
トプリンタの外観を示す斜視図。
【符号の説明】
2,22,42,62,113……プラテン(印刷媒体
搬送部) 12,68……ユニット本体(移動体) 13A〜13D,25〜36,44〜46,71〜7
4,120,137……印字ヘッド(インクジェットヘ
ッド) 13a,25a,51a〜53a,71a〜74a,1
20a……インク吐出面 14A,14B……ガイドボール(ボール部材) 18,19,39,122……用紙(印刷媒体) 37,54〜56,118……ガイドローラ(ローラ部
材) 57,79,91,92……印刷媒体 57a,79a,91a,92a,92b……印刷面 66 ……円板(ローラ部材) 81,132……搬送ベルト(印刷媒体搬送部) 84 ……リニアステージ(ヘッド移動手段) 86 ……投光素子列(計測手段) 88 ……受光素子列(計測手段) 96 ……レーザセンサ(計測手段) 101……ギャップ制御手段(移動制御手段) 102……ヘッド移動手段 104……計測手段 116,136……リニアスライダ(ヘッド移動手段) 140……回復ユニット(回復手段) δ0 ,δ1 ,δ2 ,δ3 ,δ11,δ12,δ21……ヘッド
ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋 寛 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菅谷 卓実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小坂 富士夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EB12 EB36 EC12 EC33 HA27 2C060 BC03 BC04 BC12 BC14 BC22 BC53 BC71 BC94 2C064 CC04 CC05 DD02 DD12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体に対してインク滴を吐出して印
    字を行うインクジェットヘッドと、 上記印刷媒体と上記インクジェットヘッドのインク吐出
    面との離間距離であるヘッドギャップが可変である状態
    で上記インクジェットヘッドを支持するヘッド支持手段
    と、 印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、 上記ヘッド支持手段、または、上記インクジェットヘッ
    ドの少なくとも一方に対して、少なくとも印刷媒体の搬
    送方向に回転可能に取付けられ、上記インク吐出面に対
    向する上記印刷媒体の面に接触して上記ヘッドギャップ
    を一定に保つギャップ調整手段と、 を備えていることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 上記ギャップ調整手段は、上記搬送方向
    の上流側、および、下流側にそれぞれ配置された複数の
    部材からなることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 上記複数の部材の内、上記インクジェッ
    トヘッドを挟んで上記搬送方向の上流側には1箇所、下
    流側には2箇所配置されていることを特徴とする請求項
    2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 上記下流側の2箇所の上記部材は、上記
    搬送方向に交差する方向の印字幅以上であって、且つ、
    印刷媒体の幅以下の位置にそれぞれ配置されていること
    を特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 上記ギャップ調整手段は、上記搬送方向
    に交差する方向であって、上記支持手段、または、上記
    インクジェットヘッドの両側の位置の印字幅以上であっ
    て、且つ、印刷媒体の幅以下の位置にそれぞれ配置され
    た複数の部材からなることを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 上記部材は、ローラまたはボールである
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項5までに記載の
    インクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 上記ヘッド支持手段は、上記インクジェ
    ットヘッドを保持する保持体と、この保持体の上記搬送
    方向と交差する方向への移動をガイドするシャフトとか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  8. 【請求項8】 上記インクジェットヘッドは複数のイン
    クジェットヘッドからなり、上記搬送方向に所定の間隔
    を持って配置されたインクジェットヘッドに対しては、
    各インクジェットヘッド毎に上記ギャップ調整手段が備
    えられていることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】 上記ギャップ調整手段は、上記ヘッド支
    持手段及び上記インクジェットヘッドに共に取り付けら
    れ、上記ヘッド支持手段に取り付けられた上記ギャップ
    調整手段により第1の調整が行われ、上記インクジェッ
    トヘッドに取り付けられた上記ギャップ調整手段により
    上記第1の調整よりも細かい第2の調整が行われること
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリン
    タ。
  10. 【請求項10】 印刷媒体に対してインク滴を吐出して
    印字を行うインクジェットヘッドと、 上記印刷媒体と上記インクジェットヘッドのインク吐出
    面との離間距離であるヘッドギャップが可変である状態
    で上記インクジェットヘッドを支持するヘッド支持手段
    と、 印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、 上記印刷媒体搬送手段による印刷媒体の搬送方向に対し
    て、上記ヘッド支持手段よりも上流側に取り付けられ、
    上記インク吐出面に対向する上記印刷媒体の面の形状を
    計測する計測手段と、 上記計測手段により計測された上記印刷媒体の形状に基
    づき、上記ヘッドギャップを一定に保つギャップ調整手
    段と、 を備えていることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  11. 【請求項11】 上記ギャップ調整手段は、上記ヘッド
    支持手段及び上記インクジェットヘッドに共に取り付け
    られ、上記ヘッド支持手段に取り付けられた上記ギャッ
    プ調整手段により第1の調整が行われ、上記インクジェ
    ットヘッドに取り付けられた上記ギャップ調整手段によ
    り第1の調整よりも細かい第2の調整が行われることを
    特徴とする請求項10に記載のインクジェットプリン
    タ。
  12. 【請求項12】 さらに、上記印刷媒体搬送手段により
    上記インク吐出面と対向する位置に搬送され、上記イン
    ク吐出面の機能を回復させる回復手段を備えており、 上記計測手段により、上記回復手段の形状が計測され、
    上記計測手段により計測された上記回復手段の形状に基
    づき、上記ギャップ調整手段により上記インク吐出面と
    上記回復手段との相対的な位置を調整することを特徴と
    する請求項10に記載のインクジェットプリンタ。
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