JP2009141682A - 原稿読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な機構部品を取り付けることにより、原稿の縁境界線を明確に検出できる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】プラテンガラス8に対して開閉自在に設けられた原稿押えカバー6と、プラテンガラス8に対して閉方向に移動する原稿押えカバー6をプラテンガラス8に対して全閉となるまで、或いは直前に開状態で保持させ、所定時間をかけて全閉方向に移動させるカバー制御部18と、プラテンガラス8上に載せた原稿7の縁境界線を検出して原稿7の傾斜を検知する原稿検知部50と、を具備し、原稿検知部50は所定時間内にプラテンガラス8に載せた原稿7の傾斜を検知する、原稿読取装置1である。
【選択図】図2
【解決手段】プラテンガラス8に対して開閉自在に設けられた原稿押えカバー6と、プラテンガラス8に対して閉方向に移動する原稿押えカバー6をプラテンガラス8に対して全閉となるまで、或いは直前に開状態で保持させ、所定時間をかけて全閉方向に移動させるカバー制御部18と、プラテンガラス8上に載せた原稿7の縁境界線を検出して原稿7の傾斜を検知する原稿検知部50と、を具備し、原稿検知部50は所定時間内にプラテンガラス8に載せた原稿7の傾斜を検知する、原稿読取装置1である。
【選択図】図2
Description
本発明は、原稿読取装置の技術に関する。
従来、ファクシミリ装置、或いは複写機といった原稿読取装置おいて、原稿の傾斜を検知する構造として、原稿押えカバーの原稿押え面を黒色に着色して、スキャン時に背面を黒色にすることにより、原稿の縁境界線を検出してその傾きにより原稿の傾きを検知する構造が知られている。
しかし、原稿押えカバーの原稿押え面を黒色に着色すれば、境界での光の反射の違いにより、位置の変動、或いはズレを検知し易くなるが、パンチ穴等の穴の空いた原稿の画像を読み取った場合には穴の部分が黒く再現されること、或いはセットされた原稿より大きい領域を読み取った場合には原稿のない部分が黒くなること、等の問題があった。
また、原稿押えカバーがプラテンガラスに対して開いた状態、及びプラテンガラスに対して完全に閉じた状態、で光を照射することにより、その光の反射の差から原稿の位置の変動、或いはズレを検知する原稿読取装置が発明されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−36695号公報
しかし、特許文献1における原稿読取装置は、原稿押えカバーがプラテンガラスに対して開いた状態で原稿の位置の変動、或いはズレを検知するが、角度センサにより原稿押えカバーとプラテンガラスとの角度を測定し、所定角度を検知した後に原稿の位置の変動、或いはズレの検知を開始することから、当該検知には角度センサが必要となるため部品点数が多くなり、当該検知の構成が複雑になるという問題点があった。また、当該検知は、原稿押えカバーがプラテンガラスに対して開いた状態、及びプラテンガラスに対して完全に閉じた状態、の2段階で行われるため、当該検知の工程が複雑となるという問題点があった。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、簡単な機構部品を取り付けることにより、原稿の縁境界線を明確に検出できる原稿読取装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の発明に係る原稿読取装置は、プラテンガラスに対して開閉自在に設けられた原稿押えカバーと、プラテンガラスに対して閉方向に移動する原稿押えカバーをプラテンガラスに対して全閉となる直前に開状態で保持させ、所定時間をかけて全閉方向に移動させるカバー制御部と、前記プラテンガラス上に載せた原稿の縁境界線を検出して原稿の傾斜を検知する原稿検知部と、を具備し、該原稿検知部は前記所定時間内に前記プラテンガラスに載せた原稿の傾斜を検知するものである。
ここで、所定時間とは、原稿検知部がプラテンガラスに載せた原稿の傾斜を検知するのに充分な時間をいう。
第2の発明に係る原稿読取装置は、第1の発明に係る原稿読取装置において、前記カバー制御部は前記プラテンガラスの周端部に設けられた突起物である。
第3の発明に係る原稿読取装置は、第1の発明に係る原稿読取装置において、前記カバー制御部は前記原稿押えカバーのヒンジ部に設けられているものである。
第4の発明に係る原稿読取装置は、第1から第3のいずれかの発明に係る原稿読取装置において、前記カバー制御部はダンパー機構を有するものである。
第5の発明に係る原稿読取装置は、第1から第4のいずれかの発明に係る原稿読取装置において、前記プラテンガラス上に載せた原稿の画像データを取得する原稿読取部と、該原稿読取部が取得した画像データを、前記原稿検知部で検知した検知結果に基づいて作成された原稿傾斜データによって補正する画像データ補正部と、を具備し、前記原稿読取部が原稿の画像読み取りを開始することにより、前記原稿読取部の画像読み取りと並行して、前記画像データ補正部が、前記原稿読取部が取得した画像データを前記原稿傾斜データによって補正するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の発明においては、原稿検知部が所定時間内にプラテンガラスに載せた原稿の傾斜を検知することから、原稿押えカバーがプラテンガラスに対して全閉となるまでに原稿検知部が原稿の傾斜を検知することができる。すなわち、原稿と原稿押えカバーの原稿押え面とで、原稿検知部から照射した光の反射に差が生じ、原稿の縁境界線を明確に検出できる。また、原稿の傾斜の検知は原稿押えカバーが全閉となるまでに行うため、原稿の画像の読み取り時には原稿押えカバーを全閉状態とすることができ、画像の読取精度を保持することができる。さらに、カバー制御部が所定時間をかけて原稿押えカバーを全閉方向に移動させることから、当該所定時間を制御することで原稿の傾斜の検知時間を充分に確保することができ、当該検知の精度を向上することができる。さらにまた、原稿押えカバーとプラテンガラスとの角度を検知する角度センサ等が不要であり、また原稿の傾斜の検知は原稿押えカバーがプラテンガラスに対して全閉となる前までに行うため、部品点数及び検知の工程を少なくすることができる。
第2の発明においては、カバー制御部がプラテンガラスの周端部に設けられた突起物であることから、画像の読み取り時の障害とならずに、原稿押えカバーを的確に保持することができる。
第3の発明においては、カバー制御部が原稿押えカバーのヒンジ部に設けられていることから、カバー制御部をヒンジ部と一体に成型することができるため、部品点数を少なくすることができる。また、カバー制御部がヒンジ部と一体となるため、外観を良くすることができる。
第4の発明においては、カバー制御部がダンパー機構を有することから、徐々に原稿押えカバーを閉じることができる。
第5の発明においては、原稿読取部が原稿の画像読み取りを開始することにより、原稿読取部の画像読み取りと並行して、画像データ補正部が、原稿読取部が取得した画像データを原稿傾斜データによって補正することから、画像データの処理時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態に係る原稿読取装置1について図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る原稿読取装置1を備えた複合機100の全体的な構成を示した斜視図である。なお、以下に、本発明に係る原稿読取装置1を備えた複合機100として、ファクシミリ機能と複写機のコピー機能を備えた複合機100について述べるが、本実施例はこれに限定されるものではなく、原稿読取装置1は、単なるファクシミリ装置、或いはコピー機等に適用することが可能である。
本発明に係る原稿読取装置1を設けた複合機100について説明する。図1に示すように、複合機100は、原稿読取装置1と、原稿読取装置1の下方に配置される画像形成装置2と、から構成されている。原稿読取装置1の一側には複合機100の操作パネル3が付設される。以下、操作パネル3の付設側を複合機100において前側とする。
原稿読取装置1は、原稿読取部5と、原稿検知部50と、原稿読取部5に対して前後方向に回動自在の原稿押えカバー6と、から構成されている。原稿読取装置1は、原稿7(図2)をプラテンガラス8に載せ置いて静止原稿を読み取るフラットベットタイプの原稿読取装置として用いることができる。また、原稿読取装置1は、原稿7を搬送しながら読み取りを行うシートフィードタイプの原稿読取装置としても用いることができる。
原稿読取部5は、原稿7が載せ置かれるプラテンガラス8と、原稿7の画像を読み取るための読取部位であるスキャナキャリッジ30(図6)と、スキャナキャリッジ30が読み取った原稿7の画像データを解析し、処理する読取部51と、を具備する。原稿読取部5は、プラテンガラス8上に載せた原稿7の画像を読み取り、画像データにする。
原稿検知部50は、原稿を検知するための検知体であるスキャナキャリッジ30と、スキャナキャリッジ30が取得したデータを解析し、処理する検知部52と、を具備する。原稿検知部50は、プラテンガラス8上に載せた原稿7の縁境界線を検出して原稿7の走査方向に対する傾斜、及び原稿7のサイズを検知する。
スキャナキャリッジ30は、原稿読取部5の読取部の機能と、原稿検知部50の検知体の機能と、を有する。スキャナキャリッジ30は、原稿7の画像が読み取られる位置へ光を照射する光源(図示せず)と、原稿7からの反射光を所定の方向へ導くための反射ミラー(図示せず)と、反射光を収束する集光レンズ(図示せず)と、収束光を電気信号に変換して出力する電荷結合素子(図示せず)と、を具備する。
原稿押えカバー6は、原稿読取装置1をフラットベットタイプの原稿読取装置として用いる場合に、プラテンガラス8上に載せ置いた原稿7を押圧するための原稿押圧板である。原稿押えカバー6は、複合機100の前後方向に開閉できるように設けられている。原稿押えカバー6の原稿押え面9は、全体的に白系の色で構成されている。
画像形成装置2は、画像記録部10と、画像記録部10の下方に配置する給紙カセット11・11と、から構成されている。画像記録部10は、電子写真方式のプリンタで構成され、原稿読取部5で出力された原稿7の画像、或いはファックス等による受信画像を、記録紙上に記録可能に構成されている。画像記録部10の正面側には、画像形成装置2の排出トレイ12が形成されている。
次にプラテンガラス8近傍について説明する。図2はカバー制御部18を第4枠体16に設けた場合の斜視図である。プラテンガラス8は、周端を枠体13・14・15・16で囲まれている。プラテンガラス8の前端部(図2下側)となる第1枠体13は、操作パネル3と接続されている。プラテンガラス8の後端部(図2上側)となる第3枠体15は、ヒンジ部17・17を介して原稿押えカバー6と接続されている。プラテンガラス8の左側端部(図2左側)となる第4枠体16には、カバー制御部18が設けられている。
カバー制御部18は、プラテンガラス8に対して閉方向に移動する原稿押えカバー6をプラテンガラス8に対して全閉となる直前に開状態で保持させ、所定時間をかけて全閉方向へ移動させる。カバー制御部18は、半球状の突起物であり、ダンパー機構を有している。なお、カバー制御部18は、半球状の突起物に限定されるものではなく、原稿押えカバー6を支持できる形状であれば構わない。カバー制御部18は、プラテンガラス8の左側端部(図2左側)となる第4枠体16に設けられているが、特に限定されるものではなく、枠体13・14・15上でも構わない。カバー制御部18は、第4枠体16に1つ設けられているが、複数個設けても良く、また、枠体13・14・15・16上に複数個のカバー制御部18を均等に分配して設けても構わない。
このように、本発明に係る原稿読取装置1は、カバー制御部18がプラテンガラス8の周端部に設けられた突起物であることから、画像の読み取り時の障害とならずに、原稿押えカバー6を的確に保持することができる。また、本発明に係る原稿読取装置1は、カバー制御部18がダンパー機構を有することから、所定時間をかけて徐々に原稿押えカバー6を閉じることができる。
図3はカバー制御部18をヒンジ部17に設けた場合の斜視図である。カバー制御部18は、枠体13・14・15・16上に設けるだけでなく、図3のように、ヒンジ部17・17に設けることも可能である。この場合、カバー制御部18は、ヒンジ部17と一体形成で設けることができる。またカバー制御部18は、ヒンジ部17の一方にのみ設けても構わない。
このように、本発明に係る原稿読取装置1は、カバー制御部18が原稿押えカバー6のヒンジ部17に設けられていることから、カバー制御部18をヒンジ部17と一体に成型することができるため、部品点数を少なくすることができる。また、カバー制御部18がヒンジ部17と一体となるため、外観を良くすることができる。
図4はカバー制御部18のダンパー機構を示す模式図である。図4aは原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全開の状態を示す側面模式図である。図4bは、原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となる直前に、カバー制御部18により支持されることで、開状態で保持した状態を示す側面模式図である。図4cは、原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉の状態を示す側面模式図である。
ユーザーにより原稿押えカバー6が閉じられると、原稿押えカバー6はプラテンガラス8に対して閉方向(矢印19)に移動する(図4a)。原稿押えカバー6が閉方向に移動することにより、原稿押えカバー6は原稿押え面9がプラテンガラス8に接するように閉じるが(図4c)、原稿押えカバー6はカバー制御部18と接触することにより支持され、開状態で保持される(図4b)。この時、プラテンガラス8と、原稿押え面9との間には間隙20が生じる。間隙20は、カバー制御部18の設置場所により間隙の大小が決まる。
カバー制御部18により開状態で保持された原稿押えカバー6は、自重でカバー制御部18を押す。カバー制御部18はダンパー機構により、所定時間をかけて徐々に原稿押えカバー6を全閉方向に移動させる(図4c)。
次に、原稿読取装置1の制御機構60について説明する。図5は原稿読取装置1の制御機構60のブロック図である。制御機構60は、制御部61と、読取部51と、検知部52と、データ記憶部62と、から構成されている。
制御部61は、制御機構60の各部と接続され、制御機構60の各部を制御する。
読取部51は、スキャナキャリッジ30と接続され、スキャナキャリッジ30が読み取った原稿7の画像データを解析し、処理する。読取部51は、スキャナキャリッジ30とともに、原稿読取部5を構成する。読取部51は、画像読取部53と、画像データ補正部54と、を具備する。
画像読取部53は、スキャナキャリッジ30が読み取った原稿7の画像データを処理し、処理した原稿7の画像データを画像データ補正部54へ送信する。
画像データ補正部54は、検知部52から送信される原稿傾斜データに基づいて、画像補正データを作成する。そして、画像データ補正部54は、画像読取部53から送信された原稿7の画像データを画像補正データによって補正し、新たな原稿7の画像データを作成する。
検知部52は、スキャナキャリッジ30と接続され、スキャナキャリッジ30が取得した奥・手前方向(主走査方向)に沿った反射光量データ(以下、シェーディングデータと称す)を解析し、処理する。検知部52は、スキャナキャリッジ30とともに、原稿検知部50を構成する。検知部52は、傾斜検知部55と、サイズ検知部56と、を具備する。
傾斜検知部55は、スキャナキャリッジ30が取得したシェーディングデータに基づき、シェーディング波形を導き出し、原稿7の縁の位置を検出し、プラテンガラス8に載せられた原稿7の走査方向に対する傾きを算出する。傾斜検知部55は、算出結果に基づいて、原稿傾斜データを作成する。傾斜検知部55は、作成した原稿傾斜データを読取部51へ送信する。
サイズ検知部56は、スキャナキャリッジ30が取得したシェーディングデータに基づき、プラテンガラス8に載せられた原稿7のサイズを算出する。
データ記憶部62は、読取部51が作成した原稿7の画像データを記憶する。
次に、原稿サイズ検知シェーディングについて説明する。図6は原稿サイズ検知シェーディングにおけるスキャナキャリッジ30の動きを示す図であり、図7は原稿サイズ検知シェーディングにおける原稿7の測定位置、及びその測定位置でのシェーディング波形を示す図である。図7aは原稿サイズ検知シェーディングにおける原稿7の各測定位置でのシェーディング波形を示し、図7bは原稿サイズ検知シェーディングにおける原稿7の測定位置を示す。
図6に示すように、ユーザが原稿押えカバー6を開けると、原稿読取部5の左側(第4枠体16側、図6左側)端部の待機位置で待機状態にあるスキャナキャリッジ30(図6a)が、原稿読取部5の右側(第1枠体13側、図6右側)へ移動し、所定位置(例えば、図6位置A)で停止する(図6b)。ユーザが原稿押えカバー6を閉じると、スキャナキャリッジ30は、原稿押えカバー6が閉じる過程でランプを点灯する。そして、スキャナキャリッジ30は当該ランプを点灯させながら、原稿読取部5の左側(第4枠体16側、図6左側)端部へ移動して(図6c、図6d)、複数の位置(例えば、図6位置A、B、C)で原稿検知のための複数のシェーディングデータを取得する。
傾斜検知部55は、スキャナキャリッジ30が取得したシェーディングデータに基づき、図7に示すようなシェーディング波形A0、B0、C0を導き出し、このシェーディング波形の変化点から原稿7の縁(図7A1、A2、B1、B2、C1、C2)の位置を検出する。傾斜検知部55は、検出した原稿7の縁の位置に基づき、原稿7の走査方向に対する傾きを算出する。
次に、原稿読取装置1の制御方法について説明する。図8は原稿読取装置1の制御方法についてのフローチャートである。
ユーザが原稿押えカバー6を閉じることにより(S1)、原稿押えカバー6はプラテンガラス8に対して全閉となる位置へ移動する。そして、原稿押えカバー6は、プラテンガラス8に対して全閉となる直前にカバー制御部18に支持され、途中閉の状態(図4b)となる。原稿押えカバー6は、カバー制御部18に支持された後、カバー制御部18のダンパー機構により所定時間をかけて徐々に全閉方向に移動する。
原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となる位置へ移動する間、スキャナキャリッジ30は、原稿押えカバー6が閉じる過程でランプを点灯する(S2)。スキャナキャリッジ30は当該ランプを点灯させながら原稿読取部5の左側(第4枠体16側、図6左側)端部の待機位置へ移動する(S3)。スキャナキャリッジ30は、待機位置へ移動しながら、複数の位置(例えば、図6位置A、B、C)で原稿検知のための複数のシェーディングデータを取得する(S4)。
スキャナキャリッジ30がシェーディングデータを取得した後、原稿押えカバー6はプラテンガラス8に対して全閉(図4c)となる(S5)。
スキャナキャリッジ30がシェーディングデータを取得した後、原稿押えカバー6はプラテンガラス8に対して全閉(図4c)となる(S5)。
以上のように、スキャナキャリッジ30のシェーディングデータの取得は、原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となる位置へ移動してから、原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となる直前にカバー制御部18に支持され、カバー制御部18のダンパー機構により所定時間をかけて徐々に全閉方向に移動し、最終的にプラテンガラス8に対して全閉の状態となるまでの間に行う。プラテンガラス8と、原稿押え面9との間に間隙20が生じている(図4b)間にスキャナキャリッジ30がシェーディングデータを取得することで、原稿7と原稿押え面9とで、原稿検知部50から照射した光の反射に差が生じ、原稿7の縁境界線が明確となる。
原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となった後、スキャナキャリッジ30は取得したシェーディングデータを傾斜検知部55、及びサイズ検知部56へ送信する。傾斜検知部55は、当該データに基づき、走査方向に対する原稿7の傾きを算出し(S6)、サイズ検知部56は、当該データに基づき、原稿7のサイズを算出する。傾斜検知部55は、算出結果に基づいて原稿傾斜データを作成し、作成した原稿傾斜データを読取部51へ送信する。画像データ補正部54は、傾斜検知部55から送信される原稿傾斜データに基づいて、画像補正データを作成する。
傾斜検知部55が原稿傾斜データを読取部51へ送信した後、スキャナキャリッジ30は、原稿7の画像読み取りを開始する(S7)。スキャナキャリッジ30は、原稿7の画像読み取りを開始することで、読み取った原稿7の画像データを画像読取部53へ随時送信する。画像読取部53は、スキャナキャリッジ30から送信される原稿7の画像データを処理し、処理した原稿7の画像データを画像データ補正部54へ随時送信する。画像データ補正部54は、随時送信されてくる原稿7の画像データを画像補正データによって補正し、新たな原稿7の画像データを作成する(S8)。新たに原稿7の画像データが作成されると当該データは随時データ記憶部62へ保存される。画像データ補正部54がスキャナキャリッジ30の読み取った原稿7の全ての画像データを補正して新たにデータを作成し終わると、原稿7の画像読み取りは終了する(S9)。
このように、本発明に係る原稿読取装置1は、原稿検知部50が所定時間内にプラテンガラス8に載せた原稿7の傾斜を検知することから、原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となるまでに原稿検知部50が原稿7の傾斜を検知することができるため、原稿7と原稿押えカバー6の原稿押え面9とで、原稿検知部50から照射した光の反射に差が生じ、原稿7の縁境界線を明確に検出できる。また、原稿7の傾斜の検知は原稿押えカバー6が全閉となるまでに行うため、原稿7の画像の読み取り時には原稿押えカバー6を全閉状態とすることができ、画像の読取精度を保持することができる。さらに、カバー制御部18が所定時間をかけて原稿押えカバー6を全閉方向に移動させることから、当該所定時間を制御することで原稿7の傾斜の検知時間を充分に確保することができ、当該検知の精度を向上することができる。さらにまた、原稿押えカバー6とプラテンガラス8との角度を検知する角度センサ等が不要であり、また原稿7の傾斜の検知は原稿押えカバー6がプラテンガラス8に対して全閉となる前までに行うため、部品点数及び検知の工程を少なくすることができる。
また、本発明に係る原稿読取装置1は、原稿読取部5が原稿7の画像読み取りを開始することにより、原稿読取部5の画像読み取りと並行して、画像データ補正部54が、原稿読取部5が取得した画像データを原稿傾斜データによって補正することから、画像データの処理時間を短縮することができる。
1 原稿読取装置
5 原稿読取部
6 原稿押えカバー
7 原稿
8 プラテンガラス
17 ヒンジ部
18 カバー制御部
50 原稿検知部
54 画像データ補正部
5 原稿読取部
6 原稿押えカバー
7 原稿
8 プラテンガラス
17 ヒンジ部
18 カバー制御部
50 原稿検知部
54 画像データ補正部
Claims (5)
- プラテンガラスに対して開閉自在に設けられた原稿押えカバーと、
プラテンガラスに対して閉方向に移動する原稿押えカバーをプラテンガラスに対して全閉となる直前に開状態で保持させ、所定時間をかけて全閉方向に移動させるカバー制御部と、
前記プラテンガラス上に載せた原稿の縁境界線を検出して原稿の傾斜を検知する原稿検知部と、
を具備し、
該原稿検知部は前記所定時間内に前記プラテンガラスに載せた原稿の傾斜を検知する、
ことを特徴とする原稿読取装置。 - 前記カバー制御部は前記プラテンガラスの周端部に設けられた突起物であることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
- 前記カバー制御部は前記原稿押えカバーのヒンジ部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
- 前記カバー制御部はダンパー機構を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、
前記プラテンガラス上に載せた原稿の画像データを取得する原稿読取部と、
該原稿読取部が取得した画像データを、前記原稿検知部で検知した検知結果に基づいて作成された原稿傾斜データによって補正する画像データ補正部と、
を具備し、
前記原稿読取部が原稿の画像読み取りを開始することにより、前記原稿読取部の画像読み取りと並行して、前記画像データ補正部が、前記原稿読取部が取得した画像データを前記原稿傾斜データによって補正する、
ことを特徴とする原稿読取装置。
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