JP2009141255A - 超電導電磁石 - Google Patents

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Abstract

【課題】クエンチが発生した場合でも破損することなく確実に保護し、且つ、均一な磁場を極めて安定に保つことができる超電導電磁石を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の超電導電磁石は、超電導メインコイル11と、複数の超電導サブコイル20と、コイルに対して並列に接続される保護素子30と、を備え、複数の超電導サブコイル20は、超電導メインコイル11における中心軸C方向の中心位置C0に対して対称となる位置に配置される複数の対称配置コイル22,24を含み、対称配置コイル22,24が径方向に分割され、そのうち互いに径方向位置が同一の分割コイル同士22a,24a又は22b,24bが直列に接続されると共にこの直列に接続された分割コイル群22a,24a又は22b,24bに対して共通の保護素子30が並列に接続されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、超電導線材で構成された超電導コイルに電流が流されることで磁場が形成される超電導電磁石に関するもので、特に、核磁気共鳴(NMR)や核磁気共鳴画像法(MRI)等の高均一、高安定な磁場を発生する超電導電磁石に関する。
超電導線材で構成されるソレノイドコイル(超電導コイル)に電流が流されることで磁場が形成される超電導電磁石においてクエンチが発生した場合、当該超電導コイルに蓄えられていた過大な磁場エネルギーが常電導状態に転移した超電導コイル内で消費される。その際、超電導コイルの前記エネルギーの消費に起因した発熱によって、当該超電導電磁石が破損する場合がある。
そこで、クエンチ発生時における前記発熱から超電導電磁石を保護するために特許文献1に記載されるような超電導電磁石が知られている。
この超電導電磁石では、超電導コイルが複数の単位コイルに分割され、これらの分割された各単位コイルが直列に接続されると共に各単位コイルに抵抗やダイオード等のクエンチ保護用素子が並列に接続されている。
このように構成される超電導電磁石では、いずれかの単位コイルにクエンチが発生しても、当該単位コイルに蓄積されていた前記エネルギーは、並列に接続されたクエンチ保護用素子によって消費される。そのため、クエンチが発生した単位コイル内での前記エネルギーの消費が抑制され、即ち、発熱が抑制されて当該単位コイルの保護が図られる。
特開昭61−74308号公報
前記の超電導電磁石では、単位コイルとこの単位コイルに並列に接続されたクエンチ保護用素子とで保護回路、即ち、閉回路が形成されている。そのため、超電導コイルが複数の単位コイルに分割された前記の超電導電磁石においては複数の閉回路(保護回路)が形成されている。
これらの各閉回路では、地磁気や他の装置等により前記超電導電磁石の周辺の磁場が変動した場合に当該閉回路内の磁束の変化に伴って電流(誘導電流)が誘導される。当該単位コイルにおいてはそのインダクタンスが非常に大きいが抵抗がゼロであるため、この単位コイルを含む前記閉回路で前記誘導された電流がゆっくりと減衰する。
前記超電導電磁石には複数の閉回路が形成されており、前記周辺の磁場が変動した場合に各閉回路における磁束の変化は同一ではない。そのため、前記誘導電流の電流値及びそれが減衰する時定数が閉回路毎に異なり単位コイルを流れる電流値がそれぞれ異なった状態となる。その結果、前記分割された各単位コイルが形成する磁場の大きさがそれぞれ異なったものとなり、均一な磁場を安定に保つことができないといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、クエンチが発生した場合でも破損することなく確実に保護し、且つ、均一な磁場を極めて安定に保つことができる超電導電磁石を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解消すべく、本発明者らによって、超電導コイルにおける中心軸方向の中心位置に対し、対称に配置された単位コイル同士を接続した対称コイル群を有する超電導電磁石が考えられた。この超電導電磁石では、超電導コイルが中心軸方向に分割されて複数の単位コイルが形成され、これらの単位コイルが前記中心軸方向の中心位置に対して対称となる位置にそれぞれ配置される。このように対称配置された単位コイル同士が直列に接続されて対称コイル群が形成され、この対称コイル群に対して共通の保護素子が並列に接続されて保護回路(閉回路)が構成されている。
しかし、このような構成とすると、電流が流されたときに前記対称コイル群に蓄積される磁場エネルギーが大きくなった場合に、この対称コイル群を構成する一つの単位コイルにクエンチが発生すると当該対称コイル群を構成する各単位コイルを前記蓄積されたエネルギーの消費に起因した発熱から保護することができなくなる。そのため、前記周辺の磁場の変動の前後で磁場の均一性を保ちつつ、超電導コイルをクエンチから効果的に保護することができる超電導電磁石は設計上、極めて困難であった。
そこで、本発明者らが鋭意研究した結果、以下の構成の超電導電磁石を創作することにより上記課題を解消した。
本発明に係る超電導電磁石は、超電導線材で構成される超電導コイルを複数備え、これらの超電導コイル同士が互いに接続されて電流が流されることで磁場を形成する超電導電磁石において、円筒状の超電導メインコイルと、前記超電導メインコイルの中心軸と同軸となるように当該超電導メインコイルの外側又は内側の少なくとも一方に配置され且つ前記中心軸方向に沿って配置される複数の超電導サブコイルと、前記超電導メインコイル及び超電導サブコイルに対して並列に接続される保護素子と、を備え、前記複数の超電導サブコイルは、前記超電導メインコイルにおける中心軸方向の中心位置に対して対称となる位置に配置される複数の対称配置コイルを含み、前記対称配置コイルが径方向に分割され、そのうち互いに径方向位置が同一の分割コイル同士が直列に接続されると共にこの直列に接続された分割コイル群に対して共通の保護素子が並列に接続されることを特徴とする。
かかる構成によれば、直列に接続された前記対称配置の分割コイル群と、当該分割コイル群に対して並列に接続される共通の保護素子とで一つの保護回路、即ち、一つの閉回路が構成されている。そのため、当該超電導電磁石の周辺の磁場が変動した場合でも、前記対称に配置された各分割コイル群に流れる電流値は、常に同一となる。その結果、当該分割コイル群によって形成される磁場の傾きが前記周辺の磁場の変動の前後で変化することがなく、超電導電磁石が形成する均一な磁場を前記周辺の磁場の変動の前後において保つことができる。
しかも、上記構成のように各対称配置コイルがそれぞれ径方向に分割されてコイル群が形成されているため、電流が流された際に分割コイル群毎に蓄積される磁場エネルギーを効果的に小さくすることができる。そのため、前記分割コイル群のうちの一つの分割コイルにクエンチが発生しても、当該分割コイル群に蓄積された前記エネルギーが並列に接続された共通の保護素子によって十分に消費される。その結果、発熱による各分割コイルの損傷を抑制することができる。
本発明に係る超電導電磁石においては前記中心軸方向において同一位置の各分割コイルは、共通の巻き枠に設けられる構成が好ましい。
かかる構成とすることで、共通の巻き枠に対し、順次外側に超電導線材を巻き付けて超電導コイルを形成するだけで、分割コイルが容易に形成される。また、分割コイル毎に巻き枠が必要でないことから巻き枠の個数を減らすことができ、コスト削減が図られる。
前記径方向に並ぶ各分割コイル群がそれぞれ1本の超電導線材で構成されるのが好ましい。
かかる構成によれば、同一分割コイル群における直列に接続された分割コイル同士の接続点を無くすことができ、各分割コイル群における内部抵抗がより小さくなり、安定した磁場を実現することができる。
特に、NMR等の高安定な磁場が必要とされる装置では、接続点の抵抗をできるだけ小さくする必要があるため、超電導線材の接続には特殊な技術が必要となる。従って、接続点をなくすことは、作業性や経済性の観点から有利である。
前記複数の超電導サブコイルは、前記超電導メインコイルが形成する磁場を補正するための補正コイルを含み、前記補正コイルは、前記複数の対称配置コイルを含むことが好ましい。かかる構成とすることで、前記超電導メインコイルによって形成される磁場が当該補正コイルによって補正されて均一な磁場の形成が容易になる。
また、前記補正コイルにおいても、前記同様、分割コイル群が形成されるため、当該分割コイル群によって形成される磁場の傾きが前記周辺の磁場の変動の前後で変化することがなく、超電導電磁石が形成する前記均一な磁場を前記周辺の磁場の変動の前後において保つことができる。また、前記分割コイル群のうちの一つの分割コイルにクエンチが発生しても、当該分割コイル群に蓄積された前記エネルギーが並列に接続された共通の保護素子によって十分に消費され、発熱による各分割コイルの損傷を抑制することができる。
前記複数の超電導サブコイルは、その内側で形成された磁場の外部への漏洩を防止するためのシールドコイルを含み、前記シールドコイルは、前記複数の対称配置コイルを含んでもよい。かかる構成とすることで、当該シールドコイルの内側に配置される超伝導メインコイル及び前記シールドコイルを除く超電導サブコイルの形成する磁場の外部への漏洩を抑制することができる。
また、前記シールドコイルにおいても、前記同様、分割コイル群が形成されるため、当該分割コイル群によって形成される磁場の傾きが前記周辺の磁場の変動の前後で変化することがなく、超電導電磁石が形成する前記均一な磁場を前記周辺の磁場の変動の前後において保つことができる。また、前記分割コイル群のうちの一つの分割コイルにクエンチが発生しても、当該分割コイル群に蓄積された前記エネルギーが並列に接続された共通の保護素子によって十分に消費され、発熱による各分割コイルの損傷を抑制することができる。
以上より、本発明によれば、クエンチが発生した場合でも破損することなく確実に保護し、且つ、均一な磁場を極めて安定に保つことができる超電導電磁石を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る超電導電磁石は、核磁気共鳴(NMR)や核磁気共鳴画像法(MRI)等の高均一、高安定な磁場を発生するもので、超電導線材で構成される超電導コイル(以下、単に「コイル」とも称する。)を複数備え、これらのコイル同士が互いに接続されている。
具体的には、図1及び図2に示されるように、超電導電磁石10は、メインコイル11と、複数の補正コイル(サブコイル)20と、シールドコイル26,27と、メインコイル11、複数の補正コイル20及びシールドコイル26,27を構成するコイルに対して並列に接続される複数の保護素子30とで構成されている。
メインコイル11は、主磁場を発生させるためのコイルであり、巻き枠(図示せず)に沿って超電導線材を円筒状に巻回することで形成された、いわゆるソレノイドコイルである。このメインコイル11は、当該メインコイル11の径方向(図1においては左右方向)に複数の分割メインコイル12,12,…に分割されている。本実施形態においては、メインコイル11は、3つの分割メインコイル12a乃至12cに分割されている。これら3つの分割メインコイル12a乃至12cは、それぞれの中心軸が同軸となるように配置され、当該メインコイル11の中心軸C側から順に第1分割メインコイル12a、第2分割メインコイル12b及び第3分割メインコイル12cである。これら第1乃至第3分割メインコイルは、直列に接続されている(図2参照)。
尚、メインコイル11は、本実施形態においては3つに分割されているが、これに限定される必要はない。即ち、メインコイル11にクエンチが発生した際に、蓄積された電磁エネルギーが小さく当該メインコイル11が損傷しなければ分割しなくてもよい。また、2つや4つ以上に分割して各分割メインコイル12に蓄積される電磁エネルギーの大きさを前記クエンチの際に当該分割メインコイル12が損傷しない程度に抑制してもよい。
詳細には、メインコイル11は、NbTi超電導導体で形成された線材(超電導線材)で構成され、内径が50mm、外径が96mm、中心軸C方向の長さが150mmとなるように形成されている。尚、各分割メインコイル12を構成する超電導線材は、全て同一(材質、線材の直径等)の超電導線材によって形成されてもよく、それぞれ異なる超電導線材によって形成されていてもよい。また、本実施形態においては、メインコイル11、複数のサブコイル20及びシールドコイル26,27の各コイルを構成する超電導線材が全て前記のNbTi超電導導体で形成されているが、コイル毎に異なる超電導導体で形成された超電導線材で構成されてもよい。例えば、NbSn、NbAl、MgB等である。
複数の補正コイル(補正コイル群)20は、メインコイル11が形成した磁場を補正するためのコイルであり、メインコイル11の外側に設けられた巻き枠(図示せず)に沿って超電導線材を捲回することで形成された、いわゆるソレノイドコイルである。
この補正コイル群20を構成する各補正コイル21乃至25は、メインコイル11が形成した磁場を補正して、メインコイル11の内側に中心軸C方向の高均一な磁場を形成するためのコイルである。
補正コイル群20はメインコイル11の中心軸C方向に沿って各補正コイル21,22,…が複数配置されることで構成されている。具体的には、メインコイル11の中心軸Cと同軸となるように当該メインコイル11の径方向外側で且つ中心軸C方向に沿って配置されている。本実施形態において、補正コイル群20は、メインコイル11の中心軸C方向の一端側(図1においては上端側)から順に第1から第5の5つの補正コイル21乃至25が配置されている。
これら5つの補正コイル21乃至25は、中心軸C方向の中心位置C0に対して対称となる位置に配置されている。即ち、中心軸C方向の中心位置C0に配置された第3補正コイル23を中心にして、当該第3補正コイル23を挟むように第2補正コイル22と第4補正コイル24とが対称に配置され、さらに中心軸C方向外側に第1補正コイル21と第5補正コイル25とが対称に配置されている。
尚、補正コイル群20は、前記のようにメインコイル11のみでは形成し難い中心軸C方向に均一な磁場を得るために、メインコイル11が形成する磁場を補正するために配置されるコイルである。しかし、中心軸C方向に高均一な磁場を形成することに限定される必要ななく、中心軸Cに沿って一定の傾斜を持った磁場等の超電導電磁石10の使用者における所望の磁場を高精度に実現するために用いられるコイルであればよい。
従って、本実施形態のようにメインコイル11の径方向の外側にのみ配置される必要はなく、内側に配置されてもよく、外側と内側の両方に配置されてもよい。また、配置される数は、5つに限定されず、メインコイル11が形成する磁場を補正して前記必要な磁場を得ることができれば、4つ以下であってもよく、6つ以上であってもよい。
さらには、本実施形態のように、全ての補正コイル20が中心軸C方向の中心位置C0に対して対称となる位置に配置される必要もない。即ち、複数の補正コイル20は、前記必要な磁場を得ることができ、且つ後述する対称配置コイル22,24を複数含んでいれば、全ての補正コイル20が前記対称となる位置に配置される必要はない。
第2及び第4補正コイル22,24は、前記径方向に互いに同数で分割され、各補正コイル22,24において複数の分割コイル22a,22b又は24a,24bが形成されている。この複数の分割コイル22a,22b(又は24a,24b)は、中心軸C方向において同一位置に、且つ共通の中心軸Cを有するように形成されたコイルで、内側に形成された分割コイル22aの外周面と外側に形成された分割コイル22bの内周面とが接するように、それぞれの内径と外径とが規定されている。本実施形態においては、それぞれ径方向内側の第2(又は第4)内側分割コイル22a(又は24a)と径方向外側の第2(又は第4)外側分割コイル22b(又は24b)とに分割されている。即ち、この第2(又は第4)補正コイル22(又は24)は、共通の巻き枠に径方向内側から第2(又は第4)内側分割コイル22a(又は24a)と第2(又は第4)外側分割コイル22b(又は24b)とが順に形成(分割)されている。
尚、以下において、このように中心位置C0に対して対称となる位置に配置され、且つ径方向に分割されている補正コイル(第2及び第4補正コイル)22,24を対称配置コイル(第2及び第4対称配置コイル)22,24とも称する。
分割コイル22a,22b,24a,24bのうち、径方向位置が同一の分割コイル同士が直列に接続されて分割コイル群を形成している。即ち、第2内側分割コイル22aと第4内側分割コイル24aとが直列に接続されて内側分割コイル群が形成され、第2外側分割コイル22bと第4外側分割コイル24bとが直列に接続されて外側分割コイル群が形成されている。
本実施形態においては、各分割コイル群は、それぞれ1本の超電導線材で構成されている。即ち、1本の超電導線材が巻き枠に巻回されて、まず、第2内側分割コイル22aが形成され、その後、第2内側分割コイル22aを形成した超電導線材が第4内側分割コイル24aを形成する巻き枠まで導かれ、当該巻き枠に巻回されて第4内側分割コイル24aが形成される。その後、第2内側分割コイル22aと共通の巻き枠において、当該第2内側分割コイル22aの外側に超電導線材が巻き付けられて第2外側分割コイル22bが形成され、その後、第2外側分割コイル22bを形成した超電導線材が第4内側分割コイル24aが形成された巻き枠まで導かれ、その外側に巻回されて第4内側分割コイル24aの外側に第4外側分割コイル24bが形成される。尚、第4内側(又は外側)分割コイル24a(又は24b)を形成後、第2内側(又は外側)分割コイル22a(又は22b)を形成するようにしてもよい。
このように、各分割コイル群をそれぞれ1本の超電導線材で構成することで、同一分割コイル群における直列に接続された分割コイル同士22a,24a又は22b,24bの接続点を無くすことができ、各分割コイル群における内部抵抗がより小さくなる。そのため、安定した磁場を実現(形成)することができる。また、各内側分割コイル22a,24aと外側分割コイル22b,24bとを共通の巻き枠に対し、順次外側に超電導線材を巻き付けて形成するだけで、径方向に並ぶ分割コイルが容易に形成される。即ち、巻き枠構造を変更することなく容易に径方向に分割されたコイルを形成することができる。
補正コイル群20を構成する各補正コイル21乃至25について詳細に説明する。第1補正コイル21は、中心軸がメインコイル11の中心軸Cと一致し、且つ第1補正コイルの中心位置C1が中心位置C0からメインコイル11の前記一端側へ最も離れたところに位置するように配置されている。
第2補正コイル(第2対称配置コイル)22は、中心軸がメインコイルの中心軸Cと一致し、且つ第2サブコイル22の中心位置C2が中心位置C0と第1補正コイルの中心位置C1との中間に位置するように配置されている。
第3補正コイル23は、その中心軸がメインコイル11の中心軸Cと一致し、且つ第3補正コイル23の中心位置C3が中心位置C0と一致するように配置されている。
第4補正コイル(第4対称配置コイル)24は、その中心軸がメインコイル11の中心軸Cと一致し、且つ第4補正コイル24の中心位置C4が中心位置C0からメインコイルの他端側(図1においては下端側)へ前記中心位置C0から中心位置C2までの距離と等しいところ、即ち、前記中心位置C0に対して前記中心位置C2と対称なところに位置するように配置されている。
第5補正コイル25は、その中心軸がメインコイル11の中心軸Cと一致し、且つ第5補正コイル25の中心位置C5が中心位置C0からメインコイルの前記他端側へ前記中心位置C0から中心位置C1までの距離と等しいところ、即ち、前記中心位置C0に対して前記中心位置C1と対称なところに位置するように配置されている。
シールドコイル(サブコイル)26,27は、内側に配置されるメインコイル11や補正コイル(他のサブコイル)の形成する磁場の外部への漏洩を抑制するためのコイルである。シールドコイル26,27は、それぞれ同径の円筒状に形成されたソレノイドコイルで、メインコイル11の中心軸Cと同軸となるように配置されている。これらシールドコイル26,27は、設計上の都合で中心軸方向に離間するように配置されている。
このようなシールドコイル26,27においても、中心位置C0に対して中心軸C方向に対称な位置に配置されたシールドコイル(対称配置コイル)26,27を径方向に互いに同数で分割し、互いに径方向位置が同一の分割シールドコイル同士(内側分割シールドコイル同士26a,27a又は外側分割シールドコイル同士26b,27b)が直列に接続される。尚、シールドコイル26,27においても、前記の第2及び第4対称配置コイル22,24同様に、各分割シールドコイル群26a,27a又は26b、27bが共通の超電導線材で形成されている。また、内側分割シールドコイル26a(又は27a)と外側分割シールドコイル26b(27b)とは、共通の巻き枠に形成されている。
以上のように構成されるメインコイル11、補正コイル群20及びシールドコイル26,27の各コイルは、直列に接続されている(図2参照)。例えば、本実施形態においては、前述のように第1乃至第3分割メインコイル12a乃至12cが順に直列に接続され、次に、第1補正コイル21、第3補正コイル23及び第5補正コイル25が順に直列に接続され、次に、内側分割コイル群(第2内側分割コイル22a及び第4内側分割コイル24a)及び外側分割コイル群(第2外側分割コイル22b及び第4外側分割コイル24b)が順に直列に接続され、次に、内側分割シールドコイル群26a,27aが直列に接続され、次に、外側分割シールドコイル群26b,27bが直列に接続されている。
このように直列に接続されたコイルに対して複数の保護素子30がそれぞれ並列となるように接続されている。具体的には、本実施形態において、保護素子30は、第1乃至第3分割メインコイル12a乃至12cにそれぞれ並列に設けられ、第1、第3及び第5補正コイル21,23,25に対して並列に1つ設けられ、内側分割コイル群22a,24aに対して並列に1つ設けられ、外側分割コイル群22b,24bに対して並列に1つ設けられ、内側分割シールドコイル群26a,27aに対して1つ並列に設けられ、外側分割シールドコイル群26b,27bに対して1つ設けられている。
このように接続される保護素子30は、コイルに並列に接続されることで閉回路(クエンチ保護回路)を形成し、当該コイルにクエンチが発生した際に前記コイルに蓄積されていた磁場エネルギーを消費することで前記コイルを発熱等による損傷から保護するためのものである。本実施形態において、保護素子30は抵抗で構成されているが、これに限定される必要はなく、ダイオードやサイリスタ等であってもよい。即ち、保護素子30は、対応するコイルにクエンチが発生した際に、当該コイルと保護素子30とで構成される閉回路内を流れる電流を減衰させ、且つ超電導状態でコイル内に蓄積された電磁エネルギーをクエンチ発生時に消費できるものであればよい。尚、本実施形態において、保護素子30は、1つの閉回路に対して1つ設けられているが、複数個設けられてもよい。
このように構成される超電導電磁石10は、液体ヘリウム中で冷却される。そうすると、各コイルを構成する超電導線材が超電導状態となり、電気抵抗が実質的にゼロとなる。この状態で、各コイル(メインコイル11、補正コイル群20及びシールドコイル26,27)に電流を流すことで、図3に示されるような、メインコイル11の内部にC軸に沿った向きの磁場強度の大きな磁場が安定して形成される。このとき、各コイルは前記のように内部抵抗が実質的にゼロとなるので、各コイルに並列に接続された保護素子30に電流が流れることなく、各コイルのみに電流が流れて前記磁場が形成されている。前記磁場は、メインコイル11によって形成される磁場と補正コイル群20が形成する磁場との合成磁場であり、前記のようにメインコイル11内部においては中心軸C方向に高均一な磁場である。
このとき、超電導電磁石10の外部においては、シールドコイル26,27が形成した磁場により、メインコイル11及び補正コイル群20によって形成された磁場が打ち消される。そのため、超電導電磁石10で形成された磁場がその外部に漏洩しない。
このような高均一な磁場が形成された状態で、当該超電導電磁石10の周辺の磁場が変動した場合、各閉回路(コイルと当該コイルに並列に接続された保護素子30とで構成される閉回路)内の磁束の量が変化してそれぞれ誘導電流が誘導される。この誘導電流は、前記各閉回路における磁束の変化が同一ではないため、前記誘導電流の電流値及びそれが減衰する時定数が閉回路毎に異なり各コイルを流れる電流値がそれぞれ異なった状態となる。
しかし、中心位置C0に対して中心軸C方向に対称に配置されるコイル同士が直列に接続されるように各閉回路が形成されているため、前記対称に配置されるコイルに流れる電流値がそれぞれ等しくなる。そのため、これらコイルによって形成される磁場の傾きが前記周辺の磁場の変動の前後で変化することがなく、超電導電磁石10が形成する前記均一な磁場を前記周辺の磁場の変動の前後において保つことができる。
即ち、従来のような中心軸方向に配置(分割)された単位コイル同士が直列に接続され、単位コイル毎に保護素子が並列に接続されて閉回路が形成された超電導電磁石では、前記のように、周辺の磁場の変動による誘導電流により単位コイル毎に流れる電流値が異なった状態となる。そうすると、各コイルが形成する磁場の大きさがそれぞれ異なった状態となり、前記従来の超電導電磁石においては均一な磁場を安定に保つことができない。これに対し、本実施形態に係る超電導電磁石10のように、中心軸C方向に対称に配置された対称配置コイル22,24において、これら対称配置コイル22,24を径方向に分割して形成された内側又は外側分割コイル群22a,24a又は22b,24b毎に保護素子が並列に接続されて閉回路が形成されるようにすることで、超電導電磁石10が形成する前記均一な磁場を前記周辺の磁場の変動の前後において極めて安定に保つことができる。
しかも、上記構成のように各対称配置コイル22,24がそれぞれ径方向に並ぶ複数の分割コイル22a,22b,24a,24bに分割されて分割コイル群(内側分割コイル群22a,24a及び外側分割コイル群22b,24b)が形成されているため、電流が流された際に分割コイル群毎に蓄積される磁場エネルギーを効果的に小さくすることができる。そのため、前記分割コイル群のうちの一つの分割コイルにクエンチが発生しても、当該分割コイル群に蓄積された前記磁場エネルギーが並列に接続された共通の保護素子30によって十分に消費される。
また、シールドコイル26,27は、最も外側に配置されるコイルであるため大きなコイルが用いられるため、蓄積される前記磁場エネルギーも大きくなる。このシールドコイル26,27においても、それぞれ径方向に互いに同数で分割されることで各シールドコイル26,27において複数の分割シールドコイル26a,26b(又は27a,27b)が形成され、これら複数の分割シールドコイル26a,26b,27a,27bのうち互いに径方向位置が同一の分割シールコイル同士が直列に接続されて分割シールドコイル群(内側分割シールドコイル群26a,27a及び外側分割シールドコイル群26b,27b)が形成されている。そのため、前記同様、当該分割シールドコイル群26a,27a又は26b,27bのうちの一つの分割シールドコイルにクエンチが発生しても、前記磁場エネルギーが並列に接続された共通の保護素子30によって十分に消費される。
その結果、発熱による分割コイル群及び分割シールドコイル群を構成する各分割コイル又は各分割シールドコイルの損傷を抑制することができる。
具体的には、例えば、第2内側分割コイル22aにクエンチが発生した場合、当該第2内側分割コイル22aの抵抗が大きくなり、第2内側分割コイル22a及び第4内側分割コイル24aに流れていた電流がこれら分割コイル22a,24aに並列に接続された保護素子30を流れる。それと同時に、第2内側分割コイル22a及び第4内側分割コイル24a内に蓄積された磁場エネルギーが前記分割コイル22a,24aと保護素子30とで構成される閉回路(クエンチ保護回路)内をループ電流として流れ、その際、保護素子(抵抗)30によって消費される。このように、コイルに蓄積された磁場エネルギーが保護素子30で消費されることで、当該閉回路内のコイル(第2及び第4内側分割コイル22a,24a)で消費されることが回避される。そのため、コイルで前記エネルギーが消費されて発生する熱等から前記コイルが保護される。
本発明に係る実施例及び比較例について、その効果を検証するためのシミュレーションが行われた。このシミュレーションにおいては、各コイルの電流値を変化させた場合の磁場変化等をコンピュータ等での計算により求めている。前記各例の内容は次のとおりである。
このシミュレーションに用いられるモデルとして、本発明の実施例としては、上記実施形態に係る超電導電磁石10を用い、比較例としては、図4及び図5に示される超電導電磁石100を用いた。具体的には、比較例に係る超電導電磁石100は、前記実施例の第2及び第4補正コイル22,24を径方向に分割せずにそれぞれ一つの補正コイル122,124として構成し、他の第1補正コイル121,第3補正コイル123,第5補正コイル125及びメインコイル111(第1乃至第3分割メインコイル112a乃至112c)は同一のコイルで構成されたものである。また、前記実施例同様に、各コイルには保護素子130がそれぞれ並列に接続されて閉回路(クエンチ保護回路)が構成されている。但し、第2及び第4補正コイル122,124が径方向に分割されていないため、それぞれに保護素子130が並列に接続されて閉回路が構成されている点につき前記実施例とは相違している。
上記実施例に係る超電導電磁石の各コイルの緒元を表1に示し、比較例に係る超電導電磁石の各コイルの緒元を表2に示す。
Figure 2009141255
Figure 2009141255
上記各表において、コイル中心位置の数字は、中心軸Cに沿って図1又は図4における上側への距離をプラス、下側への距離をマイナスとして表している。また、総巻数は、図1又は図4において上側からコイルを見た場合に、反時計回りに超電導線材を巻回した回数をプラス、時計回りに超電導線材を巻回した回数をマイナスで表している。
前記シミュレーションにおいて、比較例に係る超電導電磁石100に120Aの電流を通電すると、中心軸Cの中心位置C0において5Tの磁場が発生した。定常状態においては、中心位置C0から中心軸C方向に沿って1mm離れた位置での磁場偏差が0.01ppmと極めて高均一な磁場が形成されている。この状態で超電導電磁石100の周辺の磁場を変動させた場合について計算を行った。
その結果、各コイルと保護素子とで構成される閉回路(クエンチ保護回路)に電流(誘導電流)が誘導され、第1分割メインコイル112aに流れる電流値が0.1%変化した場合には、前記1mm離れた位置での磁場偏差は0.03ppmとなった。同様に、第2分割メインコイル112bに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.03ppm、第3分割メインコイル112cに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.02ppm、第1,第3及び第5補正コイル121,123,125に流れる電流値が0.1%変化した場合には0.12ppmとなった。そして、第2補正コイル122に流れる電流値が0.1%変化した場合には7.1ppmとなり、第4補正コイル124に流れる電流値が0.1%変化した場合には7.1ppmとなった。
このように、中心位置C0に対して対称に配置される第2及び第4補正コイル122,124が個別に保護素子130を並列に接続されて閉回路が形成された超電導電磁石100においては、周辺磁場の変動によって各コイルを流れる電流値が僅かに変化した場合でも静磁場均一性が著しく乱される結果となった。
これに対し、前記シミュレーションにおいて、実施例に係る超電導電磁石10に120Aの電流を通電すると、中心軸Cの中心位置C0において5Tの磁場が発生した。定常状態においては、中心位置C0から中心軸C方向に沿って1mm離れた位置での磁場偏差は、比較例に係る超電導電磁石100同様、0.01ppmと極めて高均一な磁場が形成されている。この状態で超電導電磁石10の周辺の磁場を変動させた場合について計算を行った。
その結果、各コイルと保護素子とで構成される閉回路に誘導電流が誘導され、比較例同様、第1分割メインコイル12aに流れる電流値が0.1%変化した場合には、前記1mm離れた位置での磁場偏差は0.03ppmとなった。同様に、第2分割メインコイル12bに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.03ppm、第3分割メインコイル12cに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.02ppm、第1,第3及び第5補正コイル21,23,25に流れる電流値が0.1%変化した場合には0.12ppmとなった。そして、第2内側分割コイル22aと第4内側分割コイル24aとに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.04ppm、第2外側分割コイル22bと第4外側分割コイル24bとに流れる電流値が0.1%変化した場合には0.01ppmとなった。
このように、対称配置コイル22,24が径方向に分割されて分割コイル群が形成された超電導電磁石10においては、周辺磁場の変動によって各コイルを流れる電流値が僅かに変化した場合に静磁場の均一性が乱されることなく、極めて高い静磁場均一性を実現可能となることが確認できる結果となった。
尚、本発明の超電導電磁石は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態においては、サブコイルとして補正コイル及びシールドコイルが配置されているが、どちらか一方だけが配置されていてもよい。また、径方向に互いに同数で分割された複数の対称配置コイルは、補正コイル又はシールドコイルのどちらか一方だけに設けられてもよい。
本実施形態に係る超電導電磁石の概略構成図である。 同実施形態に係る超電導電磁石の回路図におけるクエンチ保護回路部分を示す図である。 同実施形態に係る超電導電磁石の磁場の状態を示す図である。 比較例に係る超電導電磁石の概略構成図である。 比較例に係る超電導電磁石の回路図におけるクエンチ保護回路部分を示す図である。
符号の説明
10 超電導電磁石
11 メインコイル
20 複数の補正コイル(補正コイル群)
22,24 対称配置コイル(補正コイル)
22a 第2内側分割コイル
22b 第2外側分割コイル
24a 第4内側分割コイル
24b 第4外側分割コイル
30 保護素子

Claims (5)

  1. 超電導線材で構成される超電導コイルを複数備え、これらの超電導コイル同士が互いに接続されて電流が流されることで磁場を形成する超電導電磁石において、
    円筒状の超電導メインコイルと、
    前記超電導メインコイルの中心軸と同軸となるように当該超電導メインコイルの外側又は内側の少なくとも一方に配置され且つ前記中心軸方向に沿って配置される複数の超電導サブコイルと、
    前記超電導メインコイル及び超電導サブコイルに対して並列に接続される保護素子と、を備え、
    前記複数の超電導サブコイルは、前記超電導メインコイルにおける中心軸方向の中心位置に対して対称となる位置に配置される複数の対称配置コイルを含み、
    前記対称配置コイルが径方向に分割され、そのうち互いに径方向位置が同一の分割コイル同士が直列に接続されると共にこの直列に接続された分割コイル群に対して共通の保護素子が並列に接続されることを特徴とする超電導電磁石。
  2. 請求項1に記載の超電導電磁石において、
    前記中心軸方向において同一位置の各分割コイルは、共通の巻き枠に設けられることを特徴とする超電導電磁石。
  3. 請求項1又は2に記載の超電導電磁石において、
    前記径方向に並ぶ各分割コイル群がそれぞれ1本の超電導線材で構成されることを特徴とする超電導電磁石。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超電導電磁石において、
    前記複数の超電導サブコイルは、前記超電導メインコイルが形成する磁場を補正するための補正コイルを含み、
    前記補正コイルは、前記複数の対称配置コイルを含むことを特徴とする超電導電磁石。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超電導電磁石において、
    前記複数の超電導サブコイルは、その内側で形成された磁場の外部への漏洩を防止するためのシールドコイルを含み、
    前記シールドコイルは、前記複数の対称配置コイルを含むことを特徴とする超電導電磁石。
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