JP2009138562A - 内燃機関用ピストン及び内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スカート牽引部42は、その一端部42aが側壁部44−1を介してピストンピンボス部18−1に連結され、その他端部42bが側壁部44−2を介してピストンピンボス部18−2に連結され、その中央部42cが連結部45を介してピストンスカート部16に連結され、その一端部42aと他端部42bとの間でピストンスカート部16側へ湾曲した形状を有する。スカート牽引部42は、ピストンピンボス部18−1,18−2が互いに離れる方向へ変位するのに応じてピストン径方向内側へ変位することで、ピストンスカート部16をピストン径方向内側へ牽引する。スカート牽引部42の曲率はピストンスカート部16の曲率と異なる。
【選択図】図4
Description
図1〜5は、本発明の実施形態1に係る内燃機関用ピストン12を備える内燃機関の概略構成を示す図である。図1はクランクシャフトの軸線方向から見た内燃機関の内部構成の概略を示す図であり、図2はクランクシャフトの軸線方向から見たピストン12の概略構成を示す断面図(ピストンスラスト方向の断面図)であり、図3はクランクシャフトの軸線方向及びシリンダ11の軸線方向と直交する方向から見たピストン12の概略構成を示す外観図(ピストンピンボス方向の外観図)であり、図4は図3のA−A断面図(シリンダ11の軸線方向下側から見た図)であり、図5は図2のA部の拡大図である。図1では、コネクティングロッドやクランクシャフトや動弁機構等の具体的構成の図示を省略しているが、公知の構成で実現可能である。本実施形態に係るピストン12は、シリンダ11内をその軸線方向に沿って往復運動するものであり、シリンダ11内のガスに面するピストン頂面12aを含むピストンヘッド部14と、ピストンヘッド部14より下方に設けられた一対のピストンピンボス部18−1,18−2と、ピストンヘッド部14より下方で且つピストン12外周部に設けられ、シリンダ内周壁11aに面する一対のピストンスカート部16と、を備える。ピストン12の材料としては、例えばアルミニウム合金等、熱伝導率の高い材料が用いられる。
図14,15は、本発明の実施形態2に係る内燃機関用ピストン12の概略構成を示す図である。図14は図3のA−A断面図に相当する図(シリンダ11の軸線方向下側から見た図)であり、図15は図14のB部の拡大図である。以下の実施形態2の説明では、実施形態1と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
Claims (7)
- ピストン頂面を含むピストンヘッド部と、
ピストンヘッド部より下方の位置でピストン軸方向と垂直方向に対向配置された一対のピストンピンボス部であって、その各々にピストンピンが嵌入されるピストンピン孔が形成された一対のピストンピンボス部と、
ピストンヘッド部より下方で且つピストン外周部に設けられたピストンスカート部であって、その一端部がピストンピンボス部の一方に連結され、その他端部がピストンピンボス部の他方に連結され、その一端部から他端部にかけてピストン周方向に沿って湾曲した形状を有するピストンスカート部と、
ピストンスカート部の内側に配置されたスカート牽引部であって、その一端部がピストンピンボス部の一方に連結され、その他端部がピストンピンボス部の他方に連結され、その一端部と他端部との間でピストンスカート部側へ湾曲した形状を有するスカート牽引部と、
ピストンスカート部とスカート牽引部とを連結する連結部と、
を備え、
スカート牽引部は、一対のピストンピンボス部が互いに離れる方向へ変位するのに応じてピストン径方向内側へ変位することで、ピストンスカート部をピストン径方向内側へ牽引し、
スカート牽引部の曲率がピストンスカート部の曲率と異なる、内燃機関用ピストン。 - 請求項1に記載の内燃機関用ピストンであって、
スカート牽引部の曲率がピストンスカート部の曲率よりも小さい、内燃機関用ピストン。 - ピストン頂面を含むピストンヘッド部と、
ピストンヘッド部より下方の位置でピストン軸方向と垂直方向に対向配置された一対のピストンピンボス部であって、その各々にピストンピンが嵌入されるピストンピン孔が形成された一対のピストンピンボス部と、
ピストンヘッド部より下方で且つピストン外周部に設けられたピストンスカート部であって、その一端部がピストンピンボス部の一方に連結され、その他端部がピストンピンボス部の他方に連結され、その一端部から他端部にかけてピストン周方向に沿って湾曲した形状を有するピストンスカート部と、
ピストンスカート部の内側に配置されたスカート牽引部であって、その一端部がピストンピンボス部の一方に連結され、その他端部がピストンピンボス部の他方に連結され、その一端部と他端部との間でピストンスカート部側へ張り出した形状を有するスカート牽引部と、
ピストンスカート部とスカート牽引部とを連結する連結部と、
を備え、
スカート牽引部は、一対のピストンピンボス部が互いに離れる方向へ変位するのに応じてピストン径方向内側へ変位することで、ピストンスカート部をピストン径方向内側へ牽引し、
スカート牽引部における、連結部に連結された部位と一端部とを結ぶ平面と、当該部位と他端部とを結ぶ平面との成す角度は、ピストンスカート部における、連結部に連結された部位と一端部とを結ぶ平面と、当該部位と他端部とを結ぶ平面との成す角度と異なる、内燃機関用ピストン。 - 請求項3に記載の内燃機関用ピストンであって、
スカート牽引部における、連結部に連結された部位と一端部とを結ぶ平面と、当該部位と他端部とを結ぶ平面との成す角度は、ピストンスカート部における、連結部に連結された部位と一端部とを結ぶ平面と、当該部位と他端部とを結ぶ平面との成す角度よりも大きい、内燃機関用ピストン。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載の内燃機関用ピストンであって、
連結部は、ピストン周方向に関するピストンスカート部の中央部とピストン周方向に関するスカート牽引部の中央部とを連結する、内燃機関用ピストン。 - 請求項1〜5のいずれか1に記載の内燃機関用ピストンであって、
ピストンヘッド部とピストンスカート部との間には、ピストンが熱膨張する場合にピストンヘッド部のピストン径方向変位に伴うピストンスカート部のピストン径方向変位を抑制するためのスリット孔が形成されている、内燃機関用ピストン。 - シリンダ内を往復運動するピストンを備える内燃機関であって、
前記ピストンが、請求項1〜6のいずれか1に記載の内燃機関用ピストンである、内燃機関。
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WO2010045145A1 (en) * | 2008-10-13 | 2010-04-22 | Delaware Capital Formation, Inc. | Piston with improved side loading resistance |
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JP2009531583A (ja) * | 2006-03-25 | 2009-09-03 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 燃焼機関のためのピストン |
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