JP2009136799A - 液滴吐出ヘッドの温度制御装置、及び液滴吐出装置の温度制御方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッドの温度制御装置、及び液滴吐出装置の温度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機能液の乾燥を抑制して液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出精度を維持させる液滴吐出ヘッドの温度制御装置及び液滴吐出装置の温度制御方法を提供する。
【解決手段】キャリッジ18下部の支持板19に貫通形成された吐出ヘッド30の側面30bと間に通気用の隙間を有する大きさの貫通穴19aと、側面30bに凸設され貫通穴19aに挿通した吐出ヘッド30を支持板19に固定するフランジ30fと、支持板19において貫通穴19aの近傍に貫通形成された通気孔19bと、支持板19の下面19cに設けられ少なくとも該下面19cの通気孔19bと貫通穴19aとを囲む大きさの開口を有する凹部41を凹設された断熱部材40と、凹部41に貫通形成されたノズルプレート31を挿通するヘッド穴43と、通気孔19bに吸気管P1を接続させて下面19cに連通して凹部空間41sの空気を強制的に流通させるエジェクタとを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、液滴吐出ヘッドの温度制御装置及び液滴吐出装置の温度制御方法に関する。
低温焼成セラミックス(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics )からなる多層基板は、優れた高周波特性と高い耐熱性を有するため、高周波モジュールの基板やICパッケージの基板等に広く利用される。
LTCC多層基板の製造工程は、複数のグリーンシートの各々にパターンを描画する工程と、該パターンを有する複数のグリーンシートを積層してパターンと各グリーンシートとを一括焼成する工程とを有する。
パターンを描画する工程においては、パターンの高密度化を図るため、金属インク(機能液)を微小な液滴にして液滴吐出ヘッドから吐出するインクジェット法が知られている。インクジェット法は、数ピコリットル〜数十ピコリットルの液滴を用いてパターンを描画し、この液滴の吐出位置を変更することによりパターンの微細化や狭ピッチ化を可能にする。
しかし、インクジェット法には、着弾させた液滴がグリーンシートの表面状態に応じて濡れ広がり乾燥後のパターンのサイズや形状にバラツキが生じてしまう問題があった。そこで、インクジェット法においては、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴の濡れ広がりを所望のサイズに抑えるために、グリーンシートを載置するステージに加熱機構を設けて、グリーンシートを予め加熱することで、グリーンシートに着弾した液滴を速やかに乾燥させるようにしている。
ところで、液滴吐出ヘッドは、そのノズル孔から吐出された液滴を正確な着弾位置に配置させるために、グリーンシートとの間隔が非常に小さい(例えば、0.3mm)ため、加熱されたグリーンシートから受ける熱により加熱される。加熱された液滴吐出ヘッドは、その内部の金属インクが温度上昇して、液滴の吐出重量の変化を生じることや、ノズル孔での金属インクの固化が生じること等から液滴の飛行曲がりやノズル孔の目詰まりなどを招いていた。
そこで、加熱された液滴吐出ヘッドを冷却する方法として、液滴吐出ヘッドに放熱機構を設けて、液滴吐出ヘッドの移動に伴って液滴吐出ヘッドの放熱機構に雰囲気の空気を導入して、液滴吐出ヘッドを冷却する提案がなされている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2000−141819号公報 特開2003−112413号公報
しかしながら、上述した方法では、例えば、液滴吐出ヘッドが移動していないときには、放熱機構に十分な冷却用の空気を導入することができない。従って、液滴吐出ヘッド内に貯留した金属インク(機能液)の温度は上昇し、ノズル孔では金属インクが乾燥して固化すること等によって、液滴の飛行曲がりやノズルの目詰まりなどを起こしてしまう虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、金属インクの乾燥を抑制して液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出精度を維持させる液滴吐出ヘッドの温度制御装置及び液滴吐出装置の温度制御方法を提供することにある。
本発明の液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、キャリッジ下部の支持板から突出され、金属インクを液滴にして基板に吐出する液滴吐出ヘッドの温度を、該液滴吐出ヘッドの側面に気体を流通させて制御する液滴吐出ヘッドの温度制御装置であって、前記支持板から突出される前記液滴吐出ヘッドの側面を囲い、前記液滴吐出ヘッドの側面との間に通気空間を形成する流通路形成部材と、前記支持板に貫通形成されて前記キャリッジ内と前記通気空間とを連通する連通孔と、先端が前記通気空間に接続される通気管と、前記通気管の基端に接続されて、前記通気空間の気体を前記通気管を通じて強制的に流通させる流通手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、液滴吐出ヘッドの側面に気体を流通させる通気空間を流通路形成部材により形成する。従って、液滴吐出ヘッドは側面の通気空間に流通する気体との熱交換により温度が制御される。また、通気空間の気体の流通は、先端が通気空間に接続された通気管を通じて流通手段により強制的に行なわせるので液滴吐出ヘッドに安定した温度制御が行なえる。その結果、液滴吐出ヘッドを金属インクに好適な温度にする事ができて、基板に精度の高い液滴によるパターンを好適に形成する事ができる。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、前記基板は、描画温度に加熱されていて、前記流通路形成部材は、断熱部材から形成されることも良い。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、流通路形成部材は、断熱部材から形成されるので、描画温度に加熱されている基板から受ける熱により液滴吐出ヘッドが加熱されることを抑制する事ができる。また、流通する気体が液滴吐出ヘッドに蓄熱されようとする熱を奪って、液滴吐出ヘッドの温度上昇、即ち、金属インクの温度上昇(粘性低下)を抑制する。その結果、金属インクの粘度の低下に基づく吐出量の変動が抑えられるとともに、ノズル付近の金属インクの乾燥に基づく目詰まりが抑制され、基板に精度の高い液滴によるパターンを好適に形成する事ができる。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、前記流通路形成部材から露出している前記液滴吐出ヘッドのノズルプレートの周囲には、前記流通路形成部材との間にパッキンを設けることが好適である。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、流通路形成部材とノズルプレートの間に設けられたパッキンにより、通気空間は基板側の雰囲気と遮断されていることから、通気空間側に生じる流通手段に基づく気体の流通が基板に影響を及ぼす虞が無いとともに、基板からの高温の気体が液滴吐出ヘッドの温度制御に影響を及ぼす虞も無い。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、前記流通手段は、供給された圧縮気体に応じて気体を吸引するとともに、前記供給された圧縮気体と前記吸引した気体とを排気として排出するエジェクタであっても良い。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、通気空間の気体をエジェクタが吸引する。従って、液滴吐出ヘッドに蓄熱されようとする熱を奪った気体がエジェクタに吸引される。その結果、液滴吐出ヘッドから熱を奪った気体が基板に影響を及ぼす虞を低減する事ができる。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、前記液滴吐出ヘッドには、前記液滴吐出ヘッドの温度を計測する熱電対と、前記熱電対から検出された前記液滴吐出ヘッドの温度に基づいて前記流通手段が流通させる気体の量を調整する流量調整手段とを備えることが好ましい。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、熱電対が備えられているので、熱電対から計測された温度に基づいて、流量調整手段により流通手段の気体の流通量を変化させ、液滴吐出ヘッドの温度を制御する事ができる。従って、液滴吐出ヘッドの温度をより精度高く制御する事ができる。その結果、液滴吐出ヘッドを金属インクに好適な温度にする事ができて、基板に精度の高い液滴によるパターンを好適に形成する事ができる。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置は、前記液滴吐出ヘッドは、前記液滴吐出ヘッドの雰囲気を吸気口より吸気する空調手段を備え、前記エジェクタは、前記空調手段の前記吸気口近傍に前記排気を排出する事が好適である。
この液滴吐出ヘッドの温度制御装置によれば、エジェクタは、空調手段の吸気口近傍に排気を排出することにより、エジェクタの排気が液滴吐出ヘッドの雰囲気に影響を与える虞を抑制する事ができる。
本発明の液滴吐出装置の温度制御方法は、上記記載の液滴吐出ヘッドを待機位置から基板に相対向する位置に、該吐出ヘッドと基板とを相対移動させ、前記基板の表面にパターンを描画する液滴吐出装置の温度制御方法であって、前記液滴吐出ヘッドの温度が所定の温度よりも高いことを検出したら前記液滴吐出ヘッドを前記待機位置に移動させることを特徴とする。
本発明の液滴吐出装置の温度制御方法によれば、液滴吐出ヘッドの温度が停止温度よりも高いことを検出したら、液滴吐出ヘッドを待機位置に移動させる。従って、金属インクが温度上昇(粘性低下)した状態でパターンを描画することを抑制する。また、基板の温度は維持されたまま、吐出ヘッドの温度は、基板からの熱を受けない待機位置において強制的な気体の流通により素早く冷却される。その結果、基板に精度の高い液滴によるパターンを形成する事ができるとともに、吐出ヘッドの温度が高いときも素早く冷却されて通常の描画を可能にする。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、本発明の液滴吐出ヘッドを用いて製造したセラミック多層基板を有する回路モジュールの断面図である。
図1において、回路モジュール1は、セラミック多層基板としての低温焼成セラミック(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics )多層基板2と、LTCC多層基板2に接続された半導体チップ3とを有する。
LTCC多層基板2は、シート状に形成された複数の低温焼成基板4の積層体である。各低温焼成基板4は、それぞれガラスセラミック系材料(例えば、ホウケイ酸アルカリ酸化物などのガラス成分とアルミナなどのセラミック成分の混合物)の焼結体(多孔質性基板)であって、その厚みが数百μmで形成されている。
低温焼成基板4は、その焼結前のものを基板としてのグリーンシートS(図2参照)という。グリーンシートSは、ガラスセラミック系材料の粉末と分散媒をバインダー、整泡剤などとともに混合してスラリーを作成しこれを板状にした後に乾燥したものである。
各低温焼成基板4には、抵抗素子、容量素子、コイル素子などの各種の回路素子5と、各回路素子5を電気的に接続する内部配線6と、スタックビア構造、サーマルビア構造を呈する所定の孔径(例えば、20μm)を有した複数のビアホール7と、該ビアホール7に充填されたビア配線8と、がそれぞれ回路設計に基づいて適宜形成されている。
各低温焼成基板4上の各内部配線6は、それぞれ銀や銀合金などの金属微粒子の焼結体であって、金属インクを用いるインクジェット法によってその配線パターンを形成される。
図2は、インクジェット法に用いる液滴吐出装置10を説明する全体斜視図である。
図2において、液滴吐出装置10は、その全体を装置カバーCVに覆われている。装置カバーCVは、液滴吐出装置10の周囲にカバー空間CVsを形成して、該カバー空間CVsの雰囲気の温度を所定の加工温度に維持する。
液滴吐出装置10は、直方体形状に形成された基台11を有している。
基台11の上面には、その長手方向(Y方向)に沿って延びる一対の案内溝12が形成されている。案内溝12の上方には、案内溝12に沿ってY方向及び反Y方向に移動するステージ13が備えられている。
ステージ13の上面には、載置部14が形成され、その載置部14には、ラバーヒータHが配設されている。載置部14のラバーヒータH上には、焼成前の基体としてのグリーンシートSを載置する。載置部14は、載置された状態のグリーンシートSをステージ13に対して位置決め固定して、グリーンシートSをY方向及び反Y方向に搬送する。また、載置部14に載置されたグリーンシートSは、その上面全体がラバーヒータHにて所定の描画温度Td(図4参照)に加熱されるようになっている。尚、本実施形態では、描画温度Tdは、カバー空間CVsの雰囲気の温度である加工温度よりも高い温度である。
基台11には、Y方向と直交する方向(X方向)に跨ぐ門型のガイド部材15が架設されている。ガイド部材15の上側には、インクタンク16が配設されている。
インクタンク16は、金属インクFを貯留し、貯留する金属インクFを液滴吐出ヘッド(以下単に、吐出ヘッドという。)30(図3参照)に所定の圧力で供給する。
金属インクFは、機能材料としての金属微粒子、例えば粒径が数nmの機能材料としての金属微粒子を溶媒に分散させた分散系金属インクを用いることができる。
金属インクFに使用する金属微粒子としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)、マンガン(Mn)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びニッケル(Ni)などの材料の他、これらの酸化物、並びに超電導体の微粒子などが用いられる。金属微粒子の粒径は1nm以上0.1μm以下であることが好ましい。0.1μmより大きいと吐出ヘッド30のノズルNに目詰まりが生じる虞がある。また、1nmより小さいと金属微粒子に対する分散剤の体積比が大きくなり、得られる膜中の有機物の割合が過多となる。
分散媒としては、上記の金属微粒子を分散できるもので凝集を起こさないものであれば特に限定されない。例えば水系溶媒のほか、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール類、n−ヘプタン、n−オクタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トルエン、キシレン、シメン、デュレン、インデン、ジペンテン、テトラヒドロナフタレン、デカヒドロナフタレン、シクロヘキシルベンゼンなどの炭化水素系化合物、またエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、1,3−プロパンジオールなどのポリオール類、ポリエチレングリコール、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル)エーテル、p−ジオキサンなどのエーテル系化合物、さらにプロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、シクロヘキサノン、乳酸エチルなどの極性化合物を例示できる。これらのうち、微粒子の分散性と分散液の安定性、また液滴吐出法への適用の容易さの点で、水、アルコール類、炭化水素系化合物、エーテル系化合物が好ましく、より好ましい分散媒としては、水、炭化水素系化合物を挙げることができる。
ガイド部材15には、そのX矢印方向略全長にわたって、X方向に延びる上下一対のガイドレール17が形成されている。上下一対のガイドレール17には、キャリッジ18が取り付けられている。キャリッジ18は、ガイドレール17に案内されてX方向及び反X方向に移動する。
キャリッジ18の底部には、支持板19が取り付けられている。支持板19は、キャリッジ18がステージ13(載置部14)と対峙するときに、その下面19cをステージ13(載置部14)に対して略平行になるようにキャリッジ18の底部に固着されている。尚、支持板19は、本実施形態では、ステンレスにて形成されている。
この構造により、キャリッジ18は、その内部に支持板19と囲まれた範囲にキャリッジ空間18s(図4参照)が形成される。尚、キャリッジ18は気密された構造ではなく、すなわち、カバー空間CVsとキャリッジ空間18sとの間には雰囲気が流通するので、キャリッジ空間18sの雰囲気は、カバー空間CVsの雰囲気と同じ加工温度に維持されている。
そして、キャリッジ18には、支持板19を介して吐出ヘッド30が搭載されている。
図3は吐出ヘッド30をグリーンシートS側から見た下面図を示し、図4は吐出ヘッド30の要部断面図を示す。
図4に示すように、支持板19には、貫通穴19aが貫通形成され、貫通穴19aには、X方向に長い直方体形状の吐出ヘッド30がキャリッジ18側から挿通されている。尚、貫通穴19aは、吐出ヘッド30よりも少し大きく形成されている。
支持板19において貫通穴19aの両側には、一対の通気孔19bがそれぞれ貫通形成されている。一対の通気孔19bには、キャリッジ18側(図において上方)から通気管を構成する吸気管P1の先端がそれぞれ接続されて、吸気管P1の先端は支持板19の下面19c側と連通している。
吐出ヘッド30は、その上部30aにインクタンク16の金属インクFを導入する供給チューブTが接続されている。また、吐出ヘッド30は、その側面30bの全周にフランジ30fが形成されている。フランジ30fには、吐出ヘッド30の側面30bに隣接する複数の通気穴30cがそれぞれ形成されている。
吐出ヘッド30に形成したフランジ30fは、抜け止めの役目を果たすとともに、図示しない、ネジ等で支持板19と連結固定される連結部の役目を果たす。つまり、吐出ヘッド30は、支持板19に形成した貫通穴19aを上方(反Z方向)から貫挿させて、その先端を下面19cからヘッド突出距離L1の長さ突出されるとともに、フランジ30fをネジ(図示せず)で支持板19に固定することによって、キャリッジ18に取着される。
貫通穴19aは吐出ヘッド30より少し大きく形成されているので、貫通穴19aとそれに挿通された吐出ヘッド30との間には通気可能な程度の隙間が形成される。すなわち、吐出ヘッド30が支持板19に貫挿されたとき、キャリッジ空間18sの雰囲気ARは、キャリッジ18内からフランジ30fの通気穴30cを通じて、吐出ヘッド30の側面30bに沿って支持板19の下面19c側に流通可能になっている。
支持板19から突出した吐出ヘッド30の下部には、ノズルプレート31が備えられている。ノズルプレート31は、その下面(ノズル形成面31a)がグリーンシートSの上面Saと略平行に形成されている。ノズルプレート31は、グリーンシートSが吐出ヘッド30の直下に位置するとき、ノズル形成面31aとグリーンシートSの上面Saとの間の距離(プラテンギャップ)L2を所定の距離(例えば、300μm)に保持する。
ノズル形成面31aには、X方向に沿って配列された複数のノズルNからなる一対のノズル列NL(図3参照)が形成されている。一対のノズル列NLには、それぞれ1インチ当たりに180個のノズルNが形成されている。なお、説明の都合上、図3においては、一列当りに10個程度のノズルNのみを記載している。
一対のノズル列NLでは、X方向から見て、一方のノズル列NLの各ノズルNが、他方のノズル列NLの各ノズルNの間を補間する。すなわち、吐出ヘッド30は、X方向に、1インチ当りに180個×2=360個のノズルNを有する(最大解像度が360dpiである)。
各ノズルNの上側には、供給チューブTに連通するキャビティ32が形成されている。キャビティ32は、供給チューブTからの金属インクFを収容して、対応するノズルNに金属インクFを供給する。キャビティ32の上側には、上下方向に振動してキャビティ32内の容積を拡大及び縮小する振動板33が貼り付けられている。振動板33の上側には、ノズルNに対応する圧電素子PZが配設されている。圧電素子PZは、上下方向に収縮及び伸張して振動板33を上下方向に振動させる。上下方向に振動する振動板33は、金属インクFを所定サイズの液滴Fbにして対応するノズルNから吐出させる。吐出された液滴Fbは、対応するノズルNの反Z方向に飛行して、グリーンシートSの上面Saに着弾する。
グリーンシートSに着弾した金属インクFは、グリーンシートSが描画温度Tdに加熱されていることから、溶媒あるいは分散媒の蒸発は促進される。
また、吐出ヘッド30の側面30b下部には、キャビティ32内部の金属インクFの温度を算出させるために、吐出ヘッド30の温度を測定する熱電対34が固着されている。
支持板19の下面19cには、流通路形成部材としての断熱部材40が取り付けられている。
断熱部材40は、断熱性を有する材料から形成された、ヘッド突出距離L1と同じ厚みの部材であり、その中央部にあって下面19c側(図4において上側)に凹部41が形成されている。凹部41は、支持板19の下面19cにおいて、断熱部材40が貫通穴19a及び各通気孔19bを塞がない大きさに形成されている。凹部41には、その底面42中央に吐出ヘッド30を挿通可能なヘッド穴43が貫通形成されている。
すなわち、断熱部材40は、支持板19の下面19cにおいて、下面19cと凹部41との間に、貫通穴19aと通気孔19bとに連通する通気空間としての凹部空間41sを形成する。また、断熱部材40のシート対向面40aは、ヘッド穴43に挿通された吐出ヘッド30の先端(ノズルプレート31)と略面一にされる。
このことにより、断熱部材40は、グリーンシートSの描画温度Tdから伝わる熱を遮断して、吐出ヘッド30の側面30bをグリーンシートSの描画温度Tdの熱により加熱されることを抑制する。
ヘッド穴43と吐出ヘッド30との間には気密パッキン44が嵌合されている。気密パッキン44は、描画温度Tdに加熱されたグリーンシートSからの高温の雰囲気が凹部空間41sへ流入することを防止している。
図5は、吸気管P1に接続される空気回路と、装置カバーCV内のカバー空間CVsの雰囲気を所定の加工温度に制御する空調回路を示している。
空気回路は、空気圧源PSと、空気圧源PSから入力される圧縮気体としての圧縮空気の流量を調節して出力する電磁バルブVと、電磁バルブVを介して圧縮空気を入力する流通手段としてのエジェクタEJとから構成されている。
空気圧源PSは、所定の空気圧の圧縮空気を出力する。電磁バルブVは、外部からのバルブ駆動信号に基づいて圧縮空気の流量を調整する。エジェクタEJは、その圧縮空気供給口EJpから入力された圧縮空気に基づいて真空発生口EJvに負圧を発生させ、圧縮空気供給口EJpから入力された圧縮空気及び真空発生口EJvから吸引された空気をマフラEJmから排気G1として排出する。そして、真空発生口EJvには、通気管を構成する継手P2を介して各吸気管P1が接続される。
従って、各吸気管P1は、真空発生口EJvに生じる負圧により、各先端に連通された凹部空間41sの雰囲気ARを吸引する。すなわち、キャリッジ空間18sの加工温度に制御された雰囲気ARは、通気穴30c、貫通穴19aと吐出ヘッド30の側面30bとの間を流通し、吐出ヘッド30の側面30bに沿って凹部空間41sに流入して、凹部空間41sからは通気孔19bの吸気管P1に吸入される。
空調回路は、空調手段としての空調機ACと、吸気口としての吸気ダクトAC1と、給気ダクトAC2とから構成されている。空調機ACは、吸引した雰囲気を所定の温度にして給気する。吸気ダクトAC1は、空調機ACにカバー空間CVsの雰囲気を吸気G2として吸引する。給気ダクトAC2は、空調機ACからカバー空間CVsに加工温度の雰囲気を給気G3として供給する。すなわち、空調機ACは、吸気ダクトAC1から吸引した吸気G2を、あらかじめ定めた所定の加工温度の給気G3にしてから給気ダクトAC2を通じてカバー空間CVsに供給する。
尚、本実施形態では、エジェクタEJのマフラEJmを、空調機ACの吸気ダクトAC1近傍に配設した。このことにより、マフラEJmからカバー空間CVsに排出される排気G1は、排出後直ちにカバー空間CVsの雰囲気ともども吸気ダクトAC1から空調機ACに吸気G2として吸引され、所定の加工温度の給気G3にされる。従って、カバー空間CVsの雰囲気の温度は、マフラEJmからの排気G1により影響を受ける虞が抑制される。
次に、上記のように構成した液滴吐出装置10の電気的構成を図6に従って説明する。
図6において、制御装置50は、CPU50A、ROM50B、RAM50Cなどを有している。制御装置50は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、ステージ13の搬送処理、キャリッジ18の搬送処理、吐出ヘッド30の液滴吐出処理、ラバーヒータHの加熱処理及び電磁バルブVの開閉動作処理などを実行する。
制御装置50には、「始動スイッチ」や「停止スイッチ」などの各種操作スイッチと、ディスプレイを有した入出力装置51が接続されている。入出力装置51は、液滴吐出装
置10が実行する各種処理の処理状況を表示する。入出力装置51は、内部配線6を形成するためのビットマップデータBDを生成し、そのビットマップデータBDを制御装置50に入力する。また、入出力装置51は、予め定められた、「警告温度」や「停止温度」の値を制御装置50に入力する。
ビットマップデータBDは、各ビットの値(0あるいは1)に応じて各圧電素子PZのオンあるいはオフを規定したデータである。ビットマップデータBDは、吐出ヘッド30(各ノズルN)の直下を通過する描画平面(グリーンシートSの上面Sa)上の各位置に、配線用の液滴Fbを吐出するか否かを規定したデータである。すなわち、ビットマップデータBDは、上面Saに規定された内部配線6の目標形成位置に配線用の液滴Fbを吐出させるためのデータである。
制御装置50には、駆動手段を構成するX軸モータ駆動回路52が接続されている。制御装置50は、駆動制御信号をX軸モータ駆動回路52に出力する。X軸モータ駆動回路52は、その駆動制御信号に応答して、キャリッジ18を移動させるための駆動手段を構成するX軸モータMXを正転又は逆転させる。制御装置50には、Y軸モータ駆動回路53が接続されている。制御装置50は、駆動制御信号をY軸モータ駆動回路53に出力する。Y軸モータ駆動回路53は、その駆動制御信号に応答して、ステージ13を移動させるためのY軸モータMYを正転又は逆転させる。
制御装置50には、ヘッド駆動回路54が接続されている。制御装置50は、所定の吐出周波数に同期させた吐出タイミング信号LTをヘッド駆動回路54に出力する。制御装置50は、各圧電素子PZを駆動するための駆動電圧COMを吐出周波数に同期させてヘッド駆動回路54に出力する。
制御装置50は、ビットマップデータBDを利用して所定の周波数に同期したパターン形成用制御信号SIを生成し、パターン形成用制御信号SIをヘッド駆動回路54にシリアル転送する。ヘッド駆動回路54は、そのパターン形成用制御信号SIを各圧電素子PZに対応させて順次シリアル/パラレル変換する。ヘッド駆動回路54は、制御装置50からの吐出タイミング信号LTを受けるたびに、シリアル/パラレル変換したパターン形成用制御信号SIをラッチし、パターン形成用制御信号SIによって選択される圧電素子PZにそれぞれ駆動電圧COMを供給する。
制御装置50には、ラバーヒータ駆動回路55が接続されている。制御装置50は、駆動制御信号をラバーヒータ駆動回路55に出力する。ラバーヒータ駆動回路55は、その駆動制御信号に応答して、ラバーヒータHを駆動してステージ13に載置したグリーンシートSを予め定めた描画温度Tdになるように加熱制御する。
制御装置50には、各熱電対34がそれぞれ接続されている。制御装置50は、各熱電対34の計測信号に対応する温度をそれぞれ算出し、該算出したそれぞれの温度に基づいて吐出ヘッド30の温度が予め定めた「警告温度」や「停止温度」よりも高いか否かを判断する。そして、制御装置50は、吐出ヘッド30の温度が「警告温度」よりも高い場合には入出力装置51のディスプレイに警報を表示する。さらに、制御装置50は、吐出ヘッド30の温度が「停止温度」よりも高い場合には「始動スイッチ」の操作を行なえないようにインターロックを行ない、パターンの描画中であれば描画を中断させる。
制御装置50には、電磁バルブVが接続されている。制御装置50は、バルブ駆動信号を電磁バルブVに出力する。電磁バルブVは、そのバルブ駆動信号に応答して、電磁バルブVの開度を制御して、電磁バルブVを通過する圧縮空気の流量を制御する。尚、本実施形態においては、制御装置50は、ラバーヒータHが駆動されると電磁バルブVに、電磁
バルブVを全開させるバルブ駆動信号を送り、ラバーヒータHが停止されると電磁バルブVに、電磁バルブVを全閉させるバルブ駆動信号を送るようになっている。
次に、上記液滴吐出装置10を利用したグリーンシートSの配線パターンの形成方法について説明する。
図2に示すように、グリーンシートSをステージ13に載置する。このとき、ステージ13は、グリーンシートSをキャリッジ18の反Y方向に配置する。このグリーンシートSは、ビアホール7が形成され、そのビアホール7にビア配線8がなされていて、その上面Saに内部配線6を形成するものとする。
この状態から、液滴Fbによる内部配線6の配線パターンを形成するためのビットマップデータBDが入出力装置51から制御装置50に入力される。制御装置50は、入出力装置51からの内部配線6を形成するためのビットマップデータBDを格納する。このとき、制御装置50は、ラバーヒータ駆動回路55を介してステージ13に設けたラバーヒータHを駆動しステージ13に載置されたグリーンシートS全体が一様に前記所定の描画温度Tdになるように加熱制御している。さらに、ラバーヒータHが駆動されると、制御装置50は、電磁バルブVを全開させて、エジェクタEJに負圧を発生させ、真空発生口EJvに接続された吸気管P1の先端から凹部空間41sの空気を強制的に吸引させる。
次いで、「始動スイッチ」の操作により、制御装置50は、グリーンシートSの所定の位置が吐出ヘッド30の直下をY方向に通過するように、X軸モータ駆動回路52を介してX軸モータMXを駆動して、キャリッジ18を待機位置(図2の位置)から所定の位置まで移動(フィード)させる。次に、制御装置50は、Y軸モータ駆動回路53を介してY軸モータMYを駆動して、ステージ13(グリーンシートS)をY方向に往動(スキャン)させる。
制御装置50は、グリーンシートSが往動(スキャン)を開始すると、ビットマップデータBDに基づいてパターン形成用制御信号SIを生成して、パターン形成用制御信号SIと駆動電圧COMをヘッド駆動回路54に出力する。すなわち、制御装置50は、ヘッド駆動回路54を介して各圧電素子PZを駆動制御し、内部配線6を形成するための着弾位置に吐出ヘッド30が対峙するたびに、選択されたノズルNから液滴Fbを吐出させる。グリーンシートSに着弾した液滴Fbは、グリーンシートSが吐出時の液滴Fbの温度以上の描画温度Tdに加熱されているため、乾燥が開始され速やかに乾燥されていく。
このグリーンシートSがY方向に移動中、常に、吐出ヘッド30のノズルプレート31は、描画温度Tdに加熱されたグリーンシートSの熱にて暖められる。このとき、キャリッジ空間18sから凹部空間41sに吸気されて吐出ヘッド30の側面30bを流れる加工温度の雰囲気ARが、吐出ヘッド30に蓄積されようとする熱を奪って、吸気管P1に吸引される。従って、吐出ヘッド30の温度上昇、即ち、金属インクFの温度上昇(粘性低下)が抑えられる。その結果、金属インクFの粘度の低下に基づく吐出量の変動が抑えられるとともに、ノズルN付近の金属インクFの乾燥に基づく目詰まりが抑制される。
吐出ヘッド30が、グリーンシートSの端から端までの走査を完了すると、制御装置50は、内部配線6を形成するためのグリーンシートS上の新たな位置に液滴Fbを吐出させるべく、X軸モータ駆動回路52を介してX軸モータMXを駆動してキャリッジ18(吐出ヘッド30)をX方向に所定の量だけ移動(フィード)させる。その後、制御装置50は、ステージ13(グリーンシートS)を反Y方向に復動(スキャン)させる。
グリーンシートSが復動(スキャン)を開始すると、制御装置50は、前記と同様にビットマップデータBDに基づいてヘッド駆動回路54を介して各圧電素子PZを駆動制御
し、内部配線6を形成するための着弾位置に吐出ヘッド30が対峙するたびに、選択されたノズルNから液滴Fbを吐出させる。この場合にも、前記と同様に、先にグリーンシートSに着弾した液滴Fbは、直ちに乾燥が開始され速やかに乾燥されていく。
以後、ステージ13を、Y方向及び反Y方向に往復動(スキャン)させるとともに、吐出ヘッド30をX方向にフィードさせ、ステージ13の往復動中に液滴FbをビットマップデータBDに基づくタイミングで吐出させる動作を繰り返す。これによって、グリーンシートS上には、着弾した液滴Fbによる内部配線6の配線パターンが描画される。
一つのグリーンシートSに内部配線6の配線パターンが描画されると、制御装置50は、キャリッジ18(X軸モータMZ)を制御して吐出ヘッド30を待機位置まで案内し一時停止させる。そして、次の新たなグリーンシートSの配線パターンの描画に備える。
つまり、吐出ヘッド30は、グリーンシートSに配線パターンを描画中、終始、描画温度Tdに加熱されているグリーンシートSからの放熱により加熱され蓄熱されようとするが、加工温度の雰囲気ARの流れにて放熱されて、その吐出ヘッド30の温度上昇は、抑制される。さらに、吐出ヘッド30の側面30bは、グリーンシートSからの放熱が断熱部材40により遮断され、吐出ヘッド30に蓄積される熱の放熱がさらに効率よく行われる。
一方、内部配線6のパターンが描画中に、吐出ヘッド30に蓄熱されて各熱電対34のうちの少なくとも一つから警告温度が検出されたときには、制御装置50は、ディスプレイに警報を表示する。また、内部配線6のパターンが描画中に、吐出ヘッド30蓄熱されて各熱電対34のうちの少なくとも一つから停止温度が検出されたときには、制御装置50は、キャリッジ18(X軸モータMZ)を制御して吐出ヘッド30を待機位置まで案内し一時停止させる。すなわち、常に描画温度Tdに加熱されているグリーンシートSの熱にて吐出ヘッド30のノズルプレート31が暖められないようにする。
上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、液滴吐出ヘッド30の側面30bに雰囲気を流通させる凹部空間41sを断熱部材40により形成した。従って、液滴吐出ヘッド30は側面30bに流通する加工温度の雰囲気との熱交換により温度が加工温度付近に制御される。また、凹部空間41sの雰囲気の流通はエジェクタEJにより先端が凹部空間41sに接続された吸気管P1を通じて強制的に行なわせるので液滴吐出ヘッド30に安定した温度制御が行なえる。その結果、液滴吐出ヘッド30を金属インクFに好適な温度にする事ができて、グリーンシートSに精度の高い液滴Fbによるパターンを形成する事ができる。
(2)本実施形態によれば、流通路は断熱部材40にて形成されるので、描画温度Tdに加熱されているグリーンシートSから受ける熱により液滴吐出ヘッド30の側面30bが加熱されることを抑制した。また、流通する雰囲気が液滴吐出ヘッド30に蓄熱されようとする熱を奪って、液滴吐出ヘッド30の温度上昇、即ち、金属インクFの温度上昇(粘性低下)を抑制した。その結果、金属インクFの粘度の低下に基づく吐出量の変動が抑えられるとともに、ノズルN付近の金属インクFの乾燥に基づく目詰まりが抑制され、グリーンシートSに精度の高い液滴によるパターンを形成する事ができる。
(3)本実施形態によれば、断熱部材40とノズルプレート31の間に設けられた気密パッキン44により、凹部空間41sはグリーンシートS側の雰囲気と遮断された。従って、凹部空間41sにエジェクタEJの吸引により生ずる雰囲気の流通がグリーンシートSに影響を及ぼす虞が無いとともに、グリーンシートSの描画温度Tdに加熱された雰囲気が液滴吐出ヘッド30の温度制御に影響を及ぼす虞も無い。
(4)本実施形態によれば、凹部41が形成する凹部空間41sの雰囲気をエジェクタEJが吸引した。従って、液滴吐出ヘッド30に蓄熱されようとする熱を奪った空気がエジェクタEJに吸引される。その結果、液滴吐出ヘッド30から熱を奪った雰囲気がグリーンシートSに影響を及ぼす虞を低減する事ができる。
(5)本実施形態によれば、熱電対34が備えられているので、熱電対34から計測された温度に基づいて金属インクFの温度を算出する事ができる。
(6)本実施形態によれば、エジェクタEJは、空調機ACの吸気ダクトAC1近傍に排気G1を排出することにより、エジェクタEJの排気G1が液滴吐出ヘッド30の周囲の雰囲気に影響を与える虞を抑制する事ができる。
(7)本実施形態によれば、制御装置50は、吐出ヘッド30の温度が「停止温度」よりも高いことを検出したら、液滴吐出ヘッド30を待機位置に移動させる。従って、金属インクFが温度上昇(粘性低下)した状態でパターンを描画することを抑制する。また、グリーンシートSの描画温度Tdは維持されたまま、吐出ヘッド30の温度は、グリーンシートSからの熱を受けない待機位置において強制的な空気の流通により素早く冷却される。その結果、グリーンシートSに精度の高い液滴によるパターンを形成する事ができるとともに、吐出ヘッドの温度が高いときも素早く冷却されて通常の描画を可能にする。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、吐出ヘッド30は1つであったが、吐出ヘッド30は2つ以上でも良い。
・上記実施形態では、フランジ30fは、吐出ヘッド30の側面30bの全周に設けられていたが、吐出ヘッド30の側面30bの所々に設けられても良い。すなわち、吐出ヘッド30へのフランジ30fの取り付け方により本発明が限定されるものではない。
・上記実施形態では、通気穴30cを吐出ヘッド30の側面30bに複数形成した。しかし、これに限らず、キャリッジ空間18sから凹部空間41sに通気できる構造であれば、フランジ30fの構造に特に限定はなく、また、支持板19に形成された穴やキャリッジ空間18sと凹部空間41sとを連通させる管などでも良く、フランジ30fの構造によって本発明が限定されるものではない。
・上記実施形態では、凹部空間41sの空気をエジェクタEJにより吸引したが、凹部空間41sに流通手段としてのコンプレッサーなどから空気を供給するようにしてもよい。
・上記実施形態では、凹部空間41sには、描画温度Tdより低い加工温度の空気が供給して吐出ヘッド30を冷却した。しかし、これに限らず、温度の高い空気を供給して吐出ヘッド30を加熱するようにしても良い。
・上記実施形態では、エジェクタEJは、液滴吐出装置10の外部に設けたが、液滴吐出装置10や吐出ヘッド30に設けることもできる。
・上記実施形態では、カバー空間CVsの雰囲気、キャリッジ空間18sの雰囲気及び圧縮空気は空気であったが、空気に限られず、その他の気体でも良い。
・上記実施形態では、制御装置50は、ラバーヒータHが駆動されると電磁バルブVを前開にさせ、ラバーヒータHが停止されると電磁バルブVを全閉にさせた。しかし、これに限らず、流量調整手段を構成する制御装置50は、熱電対34から検出される吐出ヘッ
ド30の温度と予め定められた切換温度との比較に基づいて、流量調整手段を構成する電磁バルブVの開閉を行なったり、開度を連続的に調整するようにしても良い。例えば、制御装置50は、吐出ヘッド30の温度が切換温度以下ならば電磁バルブVを全閉させるバルブ駆動信号を生成し、吐出ヘッド30の温度が切換温度より高いならば電磁バルブVを全開させるバルブ駆動信号を生成し、エジェクタEJを間歇動作させても良い。その結果、吐出ヘッド30の温度をより高い精度で制御する事ができる。
回路モジュールの側断面図。 液滴吐出装置の全体斜視図。 吐出ヘッドとキャリッジの取付状態を説明するための斜視図。 液滴吐出ヘッドの要部側断面図。 液滴吐出装置の空気回路と空調回路を説明するための説明図。 液滴吐出装置の電気的構成を説明するための電気ブロック回路図。
符号の説明
F…金属インク、H…ラバーヒータ、N…ノズル、S…グリーンシート、T…供給チューブ、V…電磁バルブ、AC…空調機、BD…ビットマップデータ、CV…装置カバー、EJ…エジェクタ、Fb…液滴、L1…ヘッド突出距離、L2…距離、NL…ノズル列、P1…吸気管、P2…継手、PS…空気圧源、PZ…圧電素子、Sa…上面、Td…描画温度、AC1…吸気ダクト、AC2…給気ダクト、CVs…カバー空間、EJm…マフラ、EJp…圧縮空気供給口、EJv…真空発生口、1…回路モジュール、2…低温焼成セラミック(LTCC)多層基板、3…半導体チップ、4…低温焼成基板、5…回路素子、6…内部配線、7…ビアホール、8…ビア配線、10…液滴吐出装置、11…基台、12…案内溝、13…ステージ、14…載置部、15…ガイド部材、16…インクタンク、17…ガイドレール、18…キャリッジ、18s…キャリッジ空間、19…支持板、19a…貫通穴、19b…通気孔、19c…下面、30…液滴吐出ヘッド、30a…上部、30b…側面、30c…通気穴、30f…フランジ、31…ノズルプレート、31a…ノズル形成面、32…キャビティ、33…振動板、34…熱電対、40…断熱部材、40a…シート対向面、41…凹部、41s…凹部空間、42…底面、43…ヘッド穴、44…気密パッキン。

Claims (7)

  1. キャリッジ下部の支持板から突出され、金属インクを液滴にして基板に吐出する液滴吐出ヘッドの温度を、該液滴吐出ヘッドの側面に気体を流通させて制御する液滴吐出ヘッドの温度制御装置であって、
    前記支持板から突出される前記液滴吐出ヘッドの側面を囲い、前記液滴吐出ヘッドの側面との間に通気空間を形成する流通路形成部材と、
    前記支持板に貫通形成されて前記キャリッジ内と前記通気空間とを連通する連通孔と、
    先端が前記通気空間に接続される通気管と、
    前記通気管の基端に接続されて、前記通気空間の気体を前記通気管を通じて強制的に流通させる流通手段と、
    を備えることを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの温度制御装置において、
    前記基板は、描画温度に加熱されていて、
    前記流通路形成部材は、断熱部材から形成されることを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドの温度制御装置において、
    前記流通路形成部材から露出している前記液滴吐出ヘッドのノズルプレートの周囲には、前記流通路形成部材との間にパッキンが設けられることを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  4. 請求項1〜3に記載の液滴吐出ヘッドの温度制御装置において、
    前記流通手段は、供給された圧縮気体に応じて気体を吸引するとともに、前記供給された圧縮気体と前記吸引した気体とを排気として排出するエジェクタを有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  5. 請求項1〜4に記載の液滴吐出ヘッドの温度制御装置において、
    前記液滴吐出ヘッドには、前記液滴吐出ヘッドの温度を計測する熱電対と、
    前記熱電対から検出された前記液滴吐出ヘッドの温度に基づいて前記流通手段が流通させる気体の量を調整する流量調整手段とを備えることを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載の液滴吐出ヘッドの温度制御装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、前記液滴吐出ヘッドの雰囲気を吸気口より吸気する空調手段を備え、
    前記エジェクタは、前記空調手段の前記吸気口近傍に前記排気を排出することを特徴とする液滴吐出ヘッドの温度制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の液滴吐出ヘッドを待機位置から基板に相対向する位置に、該液滴吐出ヘッドと基板とを相対移動させ、前記基板の表面にパターンを描画する液滴吐出装置の温度制御方法であって、
    前記液滴吐出ヘッドの温度が所定の温度よりも高いことを検出したら前記液滴吐出ヘッドを前記待機位置に移動させることを特徴とする液滴吐出装置の温度制御方法。
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