JP2009136753A - カーテンコータの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コータの運転開始をスムースに行う。
【解決手段】塗料カーテンcを形成する2台のダイ1a、1bと、各ダイから噴出した塗料カーテンca、cbを順次斜面Bb上で受けて2層の塗料カーテンca、cbとしてウェブw面上に移行させるガイドプレートBとを有してなるカーテンコータにおいて、コータの運転開始前には各ダイ1a、1bはガイドプレートBの前方に待機していて、それぞれ塗料キャッチパン2a、2bによって塗料を回収しており、運転を開始するときには各ダイ1a、1bをガイドプレート斜面に接近するまで水平移動させ、その間塗料キャッチパン2bも塗料キャッチパン2aに接近するように移動させて、ダイ1bが塗料キャッチパン2a上を通過する間、塗料キャッチパン2bに付属したガイド板2cによって塗料cbが塗料キャッチパン2aに流入しないようにガードし、塗料カーテンca、cbが安定したら、混合塗料キャッチパン3を前方に退避させるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明はカーテンコータの運転方法に関する。
カタログなどに用いられる印刷用紙、感圧紙、感熱紙などの塗工紙はコータによって原紙であるウェブ(基材)上に塗料を塗布後、乾燥して生産される。このように塗料の塗布を行う機械を塗工機と称している。従来このような塗工機は、ウェブ上に過剰な塗料を一度塗った後に、ブレードや小径のロッドなどで掻き落したり、エアナイフによって吹き飛ばしたりして計量(メータリング)するポストメータリング方式を採用したブレードコータ、ロッドコータ、エアナイフコータなどが主流であった。しかしこのようなポストメータリング方式による塗工では、塗料をウェブに塗布するときの液圧やブレードなどの押付力などにより、塗料がウェブに多く浸透することや、ブレードやロッドなどの磨耗によるメンテナンス費用が高いということなどの問題がある。
そこで近年、走行するウェブ上にダイ(塗料のカーテン膜を作るノズル付チャンバー)から塗料のカーテン膜を噴出しウェブ上に塗工するカーテンコータが広く採用されるようになってきた。カーテンコータは写真の印画紙などの分野では古くから用いられてきたが、高速時の空気の巻き込み、塗料に混入した泡、機械的精度不足による塗料カーテン膜の不安定さ等により塗工が安定しなかったため製紙業界では利用されていなかった。
本願出願人はこれらの問題を解決しカーテン塗工技術を安定技術として開発し、既に多数のカーテン塗工機を全世界に供給している。カーテン塗工機は従来のポストメータリング方式の塗工機と異なり、ブレードやロッドなどの消耗品が無いのでメンテナンスが楽である、塗工量を容易に精度高く調節できる、操作性がよい、輪郭塗工(Contour Coat)のため表面性改善の効果が高い、などの特長がある。
一方、2個以上のダイを用いた複数層のカーテンコータがある。図3は特許文献1に開示された発明の2層式のカーテンコータの塗工装置の部分断面図である。
特開2006−247611
図に示すように、上記発明の2層式カーテンコータは、スリットda、db内を流れる塗料ta、tbをそれぞれ下方に向け噴出させる2個のダイ1a、1bと、前記2個のダイ1a、1bからそれぞれ順次斜面Baに向かって噴出される塗料カーテンca、cbを、該斜面Ba上を移動させるに伴い順番に積層して2層の塗料層ra、rbを形成し、該斜面Baの下端部の下向きのカーテンガイド部Bbから該塗料層を2層の塗料カーテンca、cbとしてウェブw面上に移行させるガイドプレートBとを有している。このようにして走行するウェブw面上に2層の塗工層sa(下層)、sb(上層)を形成する。なお、矢印はウェブwの進行方向である。
ところで、かかる多層塗工の場合、塗料を噴出するダイにはウェブへの塗工前から塗料を流しておく必要がある。ダイから噴出する塗料は塗料キャッチパンで受けて、循環使用する。もし、前もって流しておかないと、ダイに塗料を流し始めてから、温度や粘度が一定になり安定したカーテンが得られるまでにかなりの時間がかかるので、その間は製品が安定せずロスになってしまう。
また、一方のダイを停止しておいて他方のダイだけで運転し、その後両方のダイを使用する運転を行う場合、停止していたダイの運転を再開しようとすると、内部の塗料が乾燥してしまっていて、スリット部の塗料詰まりを起こしたり、塗料供給前と供給後の温度変化によってスリットの形状が不安定になる。このため、そのダイの運転停止中または運転停止後適当な時間温水を循環させておくこともある。
このような問題を解決する運転方法が上記特許文献1に開示されている。この方法によれば、塗工する製品の品質により、任意のダイの塗料を送ったり止めたりすることが可能であり、止めたダイの塗料は塗料キャッチパンに落として、配管、ポンプなどを用いて循環する。また、塗料の代わりに温水を循環させて清掃を行うこともできる。
図4は特許文献1に開示された運転方法の説明図である。図において、1a、1b、1cはダイ、ca、cb、ccは各ダイから噴出する塗料カーテン、2a、2b、2cは塗料キャッチパン、Bはガイドプレート、Bbはカーテンガイド、wはウェブである。なお、3はカーテンガイドBbからの混合塗料の塗料キャッチパンである。
図(a)はダイ1aからの塗料カーテンca、ダイ1bからの塗料カーテンcb、ダイ1cからの塗料カーテンccをガイドプレートB上で順番に積層し、カーテンガイドBbから3層の塗料カーテンとしてウェブw面上に移行させて塗工するものである。この場合には塗料カーテンca、cb、ccは塗料キャッチパン2a、2b、2cによって受けられて循環されることは無い。
図(b)はダイ1aからの塗料カーテンca、ダイ1cからの塗料カーテンccをガイドプレートB上で順番に積層し、カーテンガイドBbから2層の塗料カーテンとしてウェブw面上に移行させて塗工するものである。この場合にはダイ1bは待機位置に移動し、塗料カーテンcbは塗料キャッチパン2bによって受けられて循環されたり、塗料に代えて温水を循環されたりする。
図(c)はダイ1bからの塗料カーテンcb、ダイ1cからの塗料カーテンccをガイドプレートB上で順番に積層し、カーテンガイドBbから2層の塗料カーテンとしてウェブw面上に移行させて塗工するものである。この場合にはダイ1aは待機位置に移動し、塗料カーテンcaは塗料キャッチパン2aによって受けられて循環されたり、塗料に代えて温水を循環されたりする。
図(d)はダイ1aからの塗料カーテンca、ダイ1bからの塗料カーテンcbをガイドプレートB上で順番に積層し、カーテンガイドBbから2層の塗料カーテンとしてウェブw面上に移行させて塗工するものである。この場合にはダイ1cは待機位置に移動し、塗料カーテンccは塗料キャッチパン2cによって受けられて循環されたり、塗料に代えて温水を循環されたりする。なお、これらの図には示されていないが、カーテンコータの運転を開始する前にはダイ1a、1b、1cはすべて待機位置にあって、それらから噴出する塗料カーテンca、cb、ccは塗料キャッチパン2a、2b、2cによって受けられて循環されている。
ところで、ダイ1からガイドプレートBまでの距離が重要である。図5はこのことを説明するための説明図である。塗料特性にもよるが、ダイ1からガイドプレートBまでの距離sが不適切であり、流量が少なく塗料カーテンcの厚さが薄いと、塗料カーテンcは表面張力のため、図に示すように自重落下の途中で幅方向に破れてしまい筋状の流になってしまう。
このような現象を起こさないようにするためには、ダイ1からガイドプレートBまでの距離sを、塗料カーテンcが幅方向に破れてしまう前の距離s1まで短くしてやればよいが、そうすると流量が多いときにはガイドプレートB上の塗料層rが乱れてしまったり、特に図3で下流側の第2層用のダイ1bからガイドプレートBまでの距離sが短かすぎると、上流側の第1層用のダイ1aによって形成されたガイドプレートB上の塗料層raを引っ掻いてしまうことになる。
図4に示されるような運転方法について、かかる問題に対処するためには、ダイ1a、1b、1cについて、運転位置から待機位置に移動する際または待機位置から運転位置に移動する際には図に示すような水平移動だけでなく上下方向にも移動する必要があり、非常に厄介である。また、運転開始時には総てのダイを移動する必要があるが移動の途中では塗料の混合が起こるが、混合した塗料は回収して循環使用することができない。
本発明は図4に示す従来技術のこのような問題点に鑑みて案出されたものであり、ダイの待機位置から運転位置に移動する際に水平移動だけでよく、移動中においても塗料の混合の起こることが少ないカーテンコータの運転方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明のカーテンコータの運転方法は下方に向けて塗料を噴出させて塗料カーテンを形成する2台のダイと、各ダイから噴出した塗料カーテンを順次斜面上で受けて斜面に沿って流下させ下端の下向きのカーテンガイドから2層の塗料カーテンとしてウェブ面上に移行させるガイドプレートとを有してなるカーテンコータであって、上記各ダイはウェブ進行方向に位置が調節可能になっており、コータの運転開始前には各ダイは上記ガイドプレートの前方に待機して塗料を流しており、各ダイの下方には、ガイドプレート上での下流側のダイからの塗料を受入れて回収する下流側ダイ用塗料キャッチパンと、ガイドプレート上での上流側のダイからの塗料を受入れて回収する上流側ダイ用塗料キャッチパンと、それらの下方にあって待機状態では後端がガイドプレートの下端よりも後方に位置している混合塗料キャッチパンが設けられており、下流側ダイ用塗料キャッチパンと混合塗料キャッチパンとはウェブ進行方向に位置が調節可能になっており、下流側ダイ用塗料キャッチパンには斜面になっていてそこに流下した塗料を下流側ダイ用塗料キャッチパン内に流し込むガイド板を有しており、運転を開始するときには各ダイを下端がガイドプレート斜面に接近するまで水平移動させ、その間下流側ダイ用塗料キャッチパンも上流側ダイ用塗料キャッチパンに接近するように移動させて、下流側ダイが上流側ダイ用塗料キャッチパン上を通過する間上記ガイド板によって下流側ダイから流出した塗料が上流側ダイ用塗料キャッチパンに流入しないようにガードし、各ダイから噴出した塗料カーテンが安定したら、混合塗料キャッチパンを前方に退避させるようになっている。
運転中における各ダイの下端とガイドプレート斜面との距離は0.1〜100mmであるのが好ましい。
本発明の作用効果は次のとおりです。
塗料カーテンを形成する上流側と下流側の2台のダイと、各ダイから噴出した塗料カーテンを順次斜面上で受けて斜面に沿って流下させ2層の塗料カーテンとしてウェブ面上に移行させるガイドプレートとを有してなるカーテンコータにおいて、コータの運転開始前には各ダイはガイドプレートの前方に待機して塗料を流していて、それぞれ塗料キャッチパンによって塗料を受入れて回収しており、運転を開始するときには各ダイを下端がガイドプレート斜面に接近するまで水平移動させ、その間下流側ダイ用塗料キャッチパンも上流側ダイ用塗料キャッチパンに接近するように移動させて、下流側ダイが上流側ダイ用塗料キャッチパン上を通過する間、下流側ダイ用塗料キャッチパンに付属したガイド板によって下流側ダイから流出した塗料が上流側ダイ用塗料キャッチパンに流入しないようにガードし、各ダイから噴出した塗料カーテンが安定したら、混合塗料キャッチパンを前方に退避させて正常運転するようになっている。このようにダイの待機位置から運転位置に移動する際に水平移動だけでよく、ダイの移動中においても塗料の混合の起こることが少ない。
以下本発明の1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1および図2は本発明のカーテンコータの運転方法を説明するためのカーテンコータの側面図である。図1(a)は上流側と下流側の2台のダイが待機中であって、それぞれ塗料を流している状態を示しており、図2(b)は上流側と下流側の2台のダイがガイドプレート上に位置して運転状態にあることを示している。図1(b)、(c)および図2(a)はそれぞれ上流側と下流側の2台のダイが待機状態から運転状態に移行するための移動中の状態を示している。
これらの図において、図2(b)に示すように、1aは上流側のダイ、1bは下流側のダイである。caは上流側のダイ1aから噴出する塗料カーテン、cbは下流側のダイ1bから噴出する塗料カーテンである。2aは上流側ダイ用塗料キャッチパン、2bは下流側ダイ用塗料キャッチパン、2cは下流側ダイ用塗料キャッチパンに付属し、斜面になっていてそこに流下した塗料を下流側ダイ用塗料キャッチパン2b内に流し込むガイド板である。3はそれらの塗料キャッチパン2a、2bの下方にあって待機状態では後端がガイドプレートBの下端よりも後方に位置している混合塗料キャッチパンである。Bはガイドプレートであり、各ダイ1a、1bから噴出した塗料カーテンca、cbを順次斜面Ba上で受けて斜面Baに沿って流下させ下端の下向きのカーテンガイドBbから2層の塗料カーテンca、cbとしてウェブw面上に移行させる。
図1(a)に示すように上流側と下流側の2台のダイ1a、1bは待機中であって、それぞれ塗料カーテンca、cbを流しており、それらは上流側ダイ用塗料キャッチパン2aおよび下流側ダイ用塗料キャッチパン2bによって受けられて図示しないポンプによって循環されている。
次に、図1(b)に示すように、上流側のダイ1a、下流側のダイ1bおよび下流側ダイ用塗料キャッチパン2bがガイドプレートBに向かって後方に水平移動する。この状態では、塗料カーテンcbは引き続き下流側ダイ用塗料キャッチパン2bによって受けられて図示しないポンプによって循環されており、塗料カーテンcaは混合塗料キャッチパン3によって受けられる。混合塗料は通常循環使用できないので廃棄される。なお、上流側のダイ1a、下流側のダイ1bおよび下流側ダイ用塗料キャッチパン2bの支持装置はカーテンコータの両側にカーテンコータに沿って水平に設けられた図示しないレール上を移動するようになっている。
次に、図1(c)に示すように、上流側のダイ1aおよび下流側のダイ1bはさらにガイドプレートBに向かって後方に水平移動する。この状態では、塗料カーテンcbはガイド板2c上に流下し、その斜面に沿って流れて下流側ダイ用塗料キャッチパン2b内に流れ込んでいる。塗料カーテンcaは混合塗料キャッチパン3によって受けられている。
次に、 図2(a)に示すように、上流側のダイ1aおよび下流側のダイ1bはさらにガイドプレートBに向かって後方に水平移動し、上流側のダイ1aはガイドプレートBの先端の上方にあって、塗料カーテンcaは一旦ガイドプレートB上に流下し、その斜面に沿って流れて、カーテンガイドBbから流下し、混合塗料キャッチパン3によって受けられる。塗料カーテンcbはガイド板2c上を離れて、混合塗料キャッチパン3によって受けられる。
次に、 図2(b)に示すように、上流側のダイ1aおよび下流側のダイ1bはさらに後方に水平移動し、上流側のダイ1aおよび下流側のダイ1bの下端がそれぞれガイドプレートBの斜面Baに接近して運転位置に至る。塗料カーテンcaおよび塗料カーテンcbが安定したら、混合塗料キャッチパンを前方に退避させ、図に示すように2層の塗料カーテンca、cbとしてウェブw面上に移行させる。なお、運転を中止するときには上記と逆の手順で行い、最後に温水を循環させてダイや配管内の清掃を行う。
次に本実施例の作用効果を説明する。
塗料カーテンcを形成する上流側と下流側の2台のダイ1a、1bと、各ダイから噴出した塗料カーテンca、cbを順次斜面Bb上で受けて斜面に沿って流下させ2層の塗料カーテンca、cbとしてウェブw面上に移行させるガイドプレートBとを有してなるカーテンコータにおいて、コータの運転開始前には各ダイ1a、1bはガイドプレートBの前方に待機して塗料を流していて、それぞれ塗料キャッチパン2a、2bによって塗料を受入れて回収しており、運転を開始するときには各ダイダイ1a、1bを下端がガイドプレート斜面に接近するまで水平移動させ、その間下流側ダイ用塗料キャッチパン2bも上流側ダイ用塗料キャッチパン2aに接近するように移動させて、下流側ダイ1bが上流側ダイ用塗料キャッチパン2a上を通過する間、下流側ダイ用塗料キャッチパン2bに付属したガイド板2cによって下流側ダイ1bから流出した塗料cbが上流側ダイ用塗料キャッチパン2aに流入しないようにガードし、各ダイ1a、1bから噴出した塗料カーテンca、cbが安定したら、混合塗料キャッチパン3を前方に退避させて正常運転するようになっている。このようにダイ1a、1bの待機位置から運転位置に移動する際に水平移動だけでよく、ダイの移動中においても塗料の混合の起こることが少ない。
本発明は以上説明したような実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。たとえば、ウェブwの進行方向は図1または図2と反対方向であってもよい。また、上流側ダイ用塗料キャッチパン2aは固定したものとして説明したが水平移動するものであってもよい。さらに、上流側と下流側の2台のダイ1a、1bを使用するものとして説明したが、上流側のダイ1aのさらに上流に固定式のダイを設けるようにして、3層式にしてもよい。
本発明のカーテンコータの運転方法を説明するための説明図である。 本発明のカーテンコータの運転方法を説明するための説明図である。 特許文献1に開示された2層式のカーテンコータの部分断面図である。 特許文献1に開示された従来のカーテンコータ運転方法の説明図である。 ダイからガイドプレートまでの距離が重要であることの説明図である。
符号の説明
1a 上流側のダイ
1b 下流側のダイ
2a 上流側ダイ用塗料キャッチパン
2b 下流側ダイ用塗料キャッチパン
2c ガイド板
3 混合塗料キャッチパン
B ガイドプレート
Ba ガイドプレートの斜面
Bb カーテンガイド

Claims (2)

  1. 下方に向けて塗料を噴出させて塗料カーテンを形成する2台のダイと、各ダイから噴出した塗料カーテンを順次斜面上で受けて斜面に沿って流下させ下端の下向きのカーテンガイドから2層の塗料カーテンとしてウェブ面上に移行させるガイドプレートとを有してなるカーテンコータであって、上記各ダイはウェブ進行方向に位置が調節可能になっており、コータの運転開始前には各ダイは上記ガイドプレートの前方に待機して塗料を流しており、各ダイの下方には、ガイドプレート上での下流側のダイからの塗料を受入れて回収する下流側ダイ用塗料キャッチパンと、ガイドプレート上での上流側のダイからの塗料を受入れて回収する上流側ダイ用塗料キャッチパンと、それらの下方にあって待機状態では後端がガイドプレートの下端よりも後方に位置している混合塗料キャッチパンが設けられており、下流側ダイ用塗料キャッチパンと混合塗料キャッチパンとはウェブ進行方向に位置が調節可能になっており、下流側ダイ用塗料キャッチパンには斜面になっていてそこに流下した塗料を下流側ダイ用塗料キャッチパン内に流し込むガイド板を有しており、運転を開始するときには各ダイを下端がガイドプレート斜面に接近するまで水平移動させ、その間下流側ダイ用塗料キャッチパンも上流側ダイ用塗料キャッチパンに接近するように移動させて、下流側ダイが上流側ダイ用塗料キャッチパン上を通過する間上記ガイド板によって下流側ダイから流出した塗料が上流側ダイ用塗料キャッチパンに流入しないようにガードし、各ダイから噴出した塗料カーテンが安定したら、混合塗料キャッチパンを前方に退避させるようになっていることを特徴とするカーテンコータの運転方法。
  2. 運転中における各ダイの下端とガイドプレート斜面との距離は0.1〜100mmである請求項1記載のカーテンコータの運転方法。
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