JP2009135170A - シールドパネル並びにシールドパネル壁体並びにシールドルーム及びその構築方法 - Google Patents

シールドパネル並びにシールドパネル壁体並びにシールドルーム及びその構築方法 Download PDF

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Jiro Mino
二郎 美野
Toshito Morita
俊人 森田
Mitsuhiko Yazaki
光彦 矢崎
Morihiro Matsumoto
守弘 松本
Yuji Okuzaki
裕二 奥崎
Masahiro Fujikura
昌浩 藤倉
Keisuke Fujisaki
敬介 藤崎
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Abstract

【課題】壁体の交差部にも十分なシールド性能を確保でき、磁気シールド材の加工数が少なく、更に要求される磁気シールド性能への対応が容易なシールドパネル及びその連結構造を提供する。
【解決手段】シールドパネルを互いに連結することにより構成されるシールドパネル壁体において、上記シールドパネルは、平板状のパネル芯材11と、上記パネル芯材いずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材12と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材13とを有し、互いに連結すべき上記シールドパネルは、互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置されてなり、 連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記電磁シールド面材における周端部上に架設用金具21が架設され、更に連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記磁気シールド面材上に短冊形磁気シールド面材23が架設される。
【選択図】図8

Description

本発明は、磁気を使用する閉空間から外部への磁気の影響を遮蔽し、或いは磁気を使用する閉空間への外部からの磁気の影響を遮蔽する際に好適なシールドパネル、並びにシールドパネル壁体並びにシールドルーム及びその構築方法に関するものである。
近年においては、MRI室等のような様々な環境下において電磁波障害や磁気障害への対策が必要とされている。これらの対策としては、例えば、電磁シールド機能又は磁気シールド機能を有するシールドパネルを互いに連結することにより、シールド性能が必要とされる対象空間を包囲して、電磁波遮蔽性能や磁気遮蔽性能を有する壁体を構築する技術が提案されている。
また、これら電磁波障害と磁気障害との両方への対策としては、例えば、シールドパネル中に強磁性材プレートと導電性材プレートとを覆設させてなるシールドパネルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このようにして構成されるシールドパネルは、パネルの連結部において、互いの強磁性材プレートが磁気的に連続するように、また互いの導電性材プレートが電気的に連続するようにして連結されている。これによって各シールドパネルを連結して構成される壁体は、そのシールドパネル部分のみならず、シールドパネル間の連結部分においても電磁波遮蔽性能と磁気遮蔽性能の両方を併せもつことになる。
ところで、特許文献1に開示されたシールドパネルやシールドパネルの連結構造は、壁体の平面部における連結構造を対象としたもので、互いに直交する2平面が交差する壁体の2面交差部や、互いに直交する3平面が交差する壁体の3面交差部等の交差部の連結構造を対象としたものではない。このような交差部におけるシールドパネルの連結構造は、壁体の平面部におけるシールドパネルの連結構造に比べて、連結構造そのものが複雑な構造となり易く、施工性が悪化するといった問題点がある。また、シールドルームにおいて最も電磁波や磁気が漏洩しやすい箇所は、これら壁体の交差部であり、これらの箇所においても施工性に優れ、十分なシールド性能を有するシールドパネルやシールドパネルの連結構造が必要とされる。
このような問題を解決する壁体の交差部におけるシールドパネルの連結構造としては、例えば特許文献2に開示されたシールドパネル及びその連結構造が提案されている。このシールドパネルは、ハニカム構造で厚板状に形成されたパネル本体と、パネル本体の両面に磁気シールドプレート及び電磁シールドプレートからなる積層構造のシールドプレートが取り付けられて構成されている。また、壁体の交差部におけるシールドパネルの連結構造は、一のシールドパネルの端部側面に対して他のシールドパネルの端部端面が当接し、両シールドパネルの外側面及び内側面を覆うようにして、導電性を備えた磁性部材からなる一対の連結部材を配設した後、1対の各連結部材と各シールドパネルの端部とをボルト止めによって連結固定して構成される。
また、壁体の交差部を特許文献2のように、平面状のシールドパネルを連結することによって構成するのではなく、シールドパネルそのものが互いに直交する2平面又は3平面に向けて延びる形状からなる特殊なシールドパネル構造体を用いる技術も開示されている(例えば、特許文献3及び4参照。)
また、更に、壁体の交差部におけるシールドパネルの連結構造としては、例えば図13に示すような構成が考えられる。図13に示すシールドパネル101は、平板状のパネル芯材111と、パネル芯材111表面の周端部111aを残してパネル芯材111の一面側に対して取り付けられた磁気シールド面材112とから構成される。この磁気シールド面材112は、複数枚の磁性材料薄板を板厚方向に重ね合わせることにより構成されている。
このシールドパネル101の壁体の交差部における連結構造は、まず、2つのシールドパネル101を、互いに直交する方向に向けて延びるように配設し、これら2つのシールドパネル101の端部に対して、シールドパネル101の他面側及び側面に当接可能な端部122aを有する固定金具122を配設する。この後更に、シールドパネル101の端部に対して、パネル芯材111表面の周端部111aに当接可能な端部123aを有する固定金具123を配設し、これら固定金具122及び固定金具123に対してビス124を貫通させて連結固定する。この後に、図13(a)に示すように複数枚の短冊形の磁性材料薄板を3回にわたって略直角方向に折り曲げる、または図13(b)に示すように複数枚の短冊形の磁性材料薄板を2回にわたって斜め45°方向に折り曲げることにより、磁気シールド面材112表面に当接可能な両端部121aを有する連結用磁気シールド面材121を、これら2つのシールドパネル101の磁気シールド面材112表面に取り付ける。この後に、連結用磁気シールド面材121の端部121a及びシールドパネル101に対してビス125を貫通させることにより、壁体の交差部において各シールドパネル101が連結固定されることになる。
特開平6−6069号公報 特許第3033826号公報 特開2000−236191号公報 特表2005−514797号公報
ところで、特許文献3に示されたシールドパネルは、磁気を遮蔽する機能を有するシールド板が複雑な形状に加工されている。磁気遮蔽材である磁性材料薄板などは、加工性が悪いため、仮に複雑な形状に加工しなければならない場合には、加工後のシールド板の寸法精度に誤差が生じ易く、シールドパネル間の連結部において電磁波及び磁気の漏洩が生じる隙間が形成され、シールドパネルによって構成される壁体のシールド性能が低下する恐れがあり望ましくないという問題点がある。
また、図13に示した壁体の交差部におけるシールドパネルの連結構造も同様に、連結用磁気シールド面材121が少なくとも2回以上折り曲げられて構成されており、磁気シールド面材の加工性及びシールド性能確保の観点から望ましくない。更に、図13に示すようなシールドパネルの連結構造は、あくまで壁体の2面交差部における連結構造を示したもので、壁体の3面交差部における連結構造においては、図13に示すような形状からなる連結用磁気シールド面材121に対して、更に複雑な加工を施す必要があり、磁気シールド性能の劣化も伴うと考えられ、磁気シールド面材の加工性及びシールド性能確保の観点から望ましくない。
また、シールド対象空間によっては、要求される磁気シールド性能は異なっている。要求される磁気シールド性能に応じて磁気シールドパネルの磁気シールド性能を変更する場合は、磁気シールド材の厚みを変化させて対応することになる。この場合、特許文献2や特許文献4に示されたシールドパネルは、磁気シールド材がシールドパネル内部に覆設されており、要求される磁気シールド性能に応じて、シールドパネル全体の厚みを変更することになる。このように、シールドパネル全体の厚みを増加させると、各シールドパネルの連結に用いられる連結金具の形状、金具の設置状態等を適宜変更する必要が生じることになるため、施工性に劣るという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、電磁波及び磁気を遮蔽する機能を有するシールドパネルにおいて、壁体の交差部においても十分なシールド性能を確保でき、磁気シールド材の加工数が少なく、更に要求される磁気シールド性能への対応が容易なシールドパネル及びその連結構造を提供することにある。
請求項1に係るシールドパネルは、電磁波及び磁気を遮蔽する壁体の平面部を構成するシールドパネルにおいて、平板状のパネル芯材と、上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを備えることを特徴とする。
請求項2に係るシールドパネル構造体は、互いに直交する2以上の平面が交差する交差部を構成し、電磁波及び磁気を遮蔽するためのシールドパネル構造体において、互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを備えることを特徴とする。
請求項3に係るシールドパネル構造体は、請求項2に係るシールドパネル構造体において、上記磁気シールド面材は、平板状の磁性材料薄板が1回のみ折り曲げられて構成されることを特徴とする。
請求項4に係るシールドパネル壁体は、シールドパネルを互いに連結することにより構成されるシールドパネル壁体において、上記シールドパネルは、平板状のパネル芯材と、上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有し、互いに連結すべき上記シールドパネルは、互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置されてなり、連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記電磁シールド面材における周端部上に架設用金具が架設され、更に連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記磁気シールド面材上に短冊形磁気シールド面材が架設されることを特徴とする。
請求項5に係るシールドパネル壁体は、請求項4に係るシールドパネル壁体において、上記連結すべき一方又は両方のシールドパネルは、互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有することを特徴とする。
請求項6に係るシールドパネル壁体は、請求項5に係るシールドパネル壁体において、上記磁気シールド面材は、平板状の磁性材料薄板が1回のみ折り曲げられて構成されることを特徴とする。
請求項7に係るシールドルームは、請求項4〜6に記載のシールドパネル壁体により包囲された閉空間が構成されることを特徴とする。
請求項8に係るシールドパネル壁体の構築方法は、シールドパネルを互いに連結することにより構成されるシールドパネル壁体の構築方法において、平板状のパネル芯材と、上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有するシールドパネルを、互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置し、連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記電磁シールド面材における周端部上に架設用金具を架設し、更に連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記磁気シールド面材上に短冊形磁気シールド面材を架設することを特徴とする。
請求項9に係るシールドパネル壁体の構築方法は、請求項8に係るシールドパネル壁体の構築方法において、互いに直交する2以上の平面が交差する交差部を構成する上記連結すべきシールドパネルは、互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材を有するシールドパネル構造体であって、他の上記シールドパネル又は上記シールドパネル構造体との間で互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置することを特徴とする。
請求項10に係るシールドルームは、請求項8又は9に記載のシールドパネル壁体の構築方法によりシールドパネル壁体を構築し、上記シールドパネル壁体により包囲された閉空間を構成することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明を適用したシールドパネルは、磁気シールド機能を発揮する磁気シールド面材14及び磁気シールド面材構造体15となる磁性材料薄板が、1回のみ折り曲げられて貼り付けられているため、磁気遮蔽機能を有する磁気シールド面材の加工数を少なく抑えることができ、壁体の交差部においても、十分な磁気シールド性能を確保することが可能となる。
また、本発明を適用したシールドパネルは、平面パネル2、2面交差部用パネル3、3面交差部用パネル4をそれぞれユニット化して予め工場等において作り込んでおき、これを現場で搬送して組み立てるのみでシールドルーム1を構築することができる。しかも本発明では、シールドパネル2〜4の連結が非常に容易であることから、施工労力、施工コストを大幅に低減させることが可能となる。
また、本発明を適用したシールドパネル壁体は、要求される磁気シールド性能が異なる場合においても、パネル芯材11及び電磁シールド面材12とから構成される部分の厚みを変えることなく、磁気シールド面材の厚みを変更することが可能となり、ひいては、各シールドパネル2〜4間の連結に必要な架設金具21の形状等を変更させる必要がなくなり、施工性を向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明を適用したシールドパネルによって包囲されたシールドルームについて、図面を参照にしながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したシールドルーム1の斜視図であり、図1(a)は、シールドルーム1の斜視図を、図1(b)は、図1(a)におけるA-A線で切欠いた一部断面斜視図を示す。また、図2(a)は、図1(a)におけるA-A線断面図を、図2(b)は、図1(a)におけるB-B線断面図を示す。
図1、図2に示すように、シールドルーム1は、壁体の平面部に配設される平面パネル2と、壁体の互いに直交する2平面が交差する2面交差部に配設される2面交差部用パネル3と、壁体の互いに直交する3平面が交差する3面交差部に配設される3面交差部用パネル4とを互いに連結して構築される。このように、シールドルーム1は、平面パネル2、2面交差部用パネル3及び3面交差部用パネル4からなる各種シールドパネル2〜4を互いに連結して構成される。
このシールドルーム1は、図2に示すように、各シールドパネル2〜4によって囲まれているその内部に閉空間が形成されるように構成されており、シールドルーム1の周囲の外部空間からシールドルーム内空間31、又はシールドルーム内空間31から外部空間に向けて入射する電磁波及び磁気を遮蔽するものである。
このシールドルーム1は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)室において特に好適に用いられる。このようなMRI室に対して用いられるシールドルーム1は、MRIからの強磁場が室外のペースメーカー保有者へ影響するのを防ぐとともに、MRI室内外で使用される機器が外来電波及び磁気ノイズの影響を受けるのを防止可能とするものである。
なお、このシールドルーム1には、必要に応じて、各シールドパネル2〜4と併せてシールドドアやシールド窓を設けるようにしてもよい。
次に、このシールドルーム1を構成する各種シールドパネル2〜4について説明する。
平面パネル2は、図3に示すような構成からなる。なお、図3(a)は、平面パネル2の斜視図を、図3(b)は、平面パネル2の側面断面図である。
図3に示すように、平面パネル2は、平板状のパネル芯材11と、パネル芯材11の両面側に取り付けられた電磁シールド面材12と、一の電磁シールド面材12に、その周端部33を残して取り付けられた磁気シールド面材13とから構成される。ここでいう周端部33とは、あくまで電磁シールド面材12上における周端に位置する領域に相当するものである。実際にこのような周端部33を形成させるためには、パネル芯材11に対して相似な形状であり、かつパネル芯材11よりもサイズの小さい磁気シールド面材13を作製し、これを電磁シールド面材12表面に貼着する必要がある。
ちなみに、この図3では、パネル芯材11の両面側において電磁シールド面材12を取り付けた場合を例にとり説明をするが、これに限定されるものではなく、表裏何れか一の面において電磁シールド面材12が形成されていればよい。かかる場合においても、何れか一の面に形成された電磁シールド面材12上に磁気シールド面材13が設けられていればよい。
また、2面交差部用パネル3は、図4に示すような構成からなる。図4(a)は、2面交差部用パネル3の斜視図を、図4(b)は、図4(a)におけるH-H線断面図を示す。
図4に示すように、2面交差部用パネル3は、交差部34を介して互いに直交する2つの平板状のパネル芯材11と、各パネル芯材11の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材12と、各パネル芯材11の内周面側又は外周面側の電磁シールド面材12に、その表面の周端部33を残して取り付けられた磁気シールド面材14とから構成される。
但し、この2面交差部用パネル3は、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材12表面における交差部34については、その周端部33を残すことなく、磁気シールド面材14が貼着されている。即ち、この2面交差部用パネル3は、電磁シールド面材12表面における上記交差部34を除く周端部33を残して磁気シールド面材14が取り付けられていることになる。
また、3面交差部用パネル4は、図5に示すような構成からなる。図5(a)は、3面交差部用パネル4の斜視図を、図5(b)は、図5(a)におけるI−I線断面図を示す。
図5に示すように、3面交差部用パネル4は、互いに直交する3つの平板状のパネル芯材11と、各パネル芯材11の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材12と、各パネル芯材11の内周面側又は外周面側の電磁シールド面材12に、その表面の周端部33を残して取り付けられた磁気シールド面材構造体15とから構成される。
但し、この3面交差部用パネル3は、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材12表面における交差部34については、その周端部を残すことなく、磁気シールド面材14が貼着されている。即ち、この3面交差部用パネル4は、電磁シールド面材12表面における上記交差部34を除く周端部33を残して磁気シールド面材14が取り付けられていることになる。
これら平面パネル2、2面交差部用パネル3、3面交差部用パネル4の各構成要素について説明する。
パネル芯材11は、例えば木質コンパウンド等のような硬度の高い木質材料で構成される。また、このほかにもパネル芯材11の材質としては、絶縁材料から構成されてある程度の強度を有していればいかなる材料であってもよく、例えば、玄武岩、鉄鋼スラグ等に石灰等を混合し、高温中で溶解することにより形成されるロックルールをはじめとして、グラスウール、炭化コルクといった繊維系の断熱材を適用するようにしてもよい。また、ケイ酸カルシウムや撥水性パーライト、ウレタンフォーム或いはポリエチレンフォーム等の発泡系断熱材、グラスフォオーム等のような発泡無機質系断熱材を適用するようにしてもよい。
電磁シールド面材12は、導電性を有する平板状の形状から構成され、例えば、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板としてのガルバリウム鋼板、或いは亜鉛めっき鋼板等によって具体化される。また、この他にも、ステンレス鋼板、アルミめっき鋼板等を適用するようにしてもよい。なお、ガルバリウム鋼板、亜鉛めっき鋼板、ステンレスめっき鋼板等を用いる場合、これら鋼板の塗膜は、架設金具21との接合部においてそのまま用いてもよいし、はがした状態で用いてもよい。
このような電磁シールド面材12が取り付けられたシールドパネル2〜4は、シールドパネルに対して入射されてきた電磁波を電磁シールド面材12において反射させることができることから、このシールドパネルにより電磁シールド性能を発揮させることが可能となる。
特に、このシールドパネルは、平面パネル2の両面側に、また2面交差部用パネル3及び3面交差部用パネル4の外周側及び内周側に電磁シールド面材12が取り付けられている場合には、いわゆる二重シールドとして機能している。しかし、本発明の適用に際しては、平面パネル2の一面側、また2面交差部用パネル3及び3面交差部用パネル4の外周側又は内周側に電磁シールド面材12が取り付けられていればよく、この場合各シールドパネル2〜4は、一重シールドとして機能することになる。
また、2面交差部用パネル3及び3面交差部用パネル4に対して取り付けられる電磁シールド面材12は、交差部34において電気的に連続しており、壁体の交差部34においても電磁波の漏洩を防ぐことができ、平面部同様の電磁シールド機能が発揮可能となっている。
平面パネル2に用いられる磁気シールド面材13は、平板状の形状からなる磁性体で構成される。磁気シールド面材13は、複数枚に亘って平板状の磁性材料薄板を板厚方向に重ね合わせることにより、一枚の面材として構成される。なお、磁気シールド面材13は、1枚のみの磁性材料薄板から構成されていてもよい。磁気シールド面材13を構成する磁性材料薄板は、例えば、電磁鋼板、珪素鋼板、純鉄、アモルファス、パーマロイ等によって具体化される。
また、2面交差部用パネル3に用いられる磁気シールド面材14は、複数枚の平板状の磁性材料薄板を1回略垂直方向に折り曲げた後、板厚方向に重ね合わせることにより、一枚の面材として構成される。この磁気シールド面材14は、1枚のみの磁性材料薄板から構成されていてもよい。
このようにして構成される磁気シールド面材14は、2面交差部においても磁気的に連続しており、平面パネル2同様の磁気シールド性能が発揮可能となっている。
また、3面交差部用パネル4に用いられる磁気シールド面材構造体15は、複数の磁気シールド面材14を組み合わせることによって構成されている。磁気シールド面材構造体15も2面交差部用パネル3と同様に、磁気シールド面材14が交差部34において磁気的に連続しており、3面交差部においても平面部同様に磁気シールド機能が発揮可能となっている。
図6、図7は、磁気シールド面材構造体15を複数の磁気シールド面材141、142、143から構築する場合の、各磁気シールド面材の組合せ方を例示する図である。磁気シールド面材141、142、143は、何れも1枚の磁性材料薄板を1回略垂直方向に折り曲げたものであり、何れも本発明における磁気シールド面材14に相当するものである。図6(a)や図7(a)に示すように、磁気シールド面材141は、図中に示されるX方向に向けて延びる面141aとY方向に向けて延びる面141bから、磁気シールド面材142は、X方向に向けて延びる面142aとZ方向に向けて延びる面142bから、磁気シールド面材143は、Y方向に向けて延びる面143aとZ方向に向けて延びる面143bから構成されているものとする。
図6(a)、図6(b)に示す組合せ方の例では、磁気シールド面材構造体15は、磁気シールド面材141の面141b外周面に磁気シールド面材142の面142b内周面を貼り付け、磁気シールド面材141の面141a外周面に磁気シールド面材143の面143b内周面を貼り付け、磁気シールド面材142の面142aの外周面に磁気シールド面材143の面143a内周面を貼り付けて構成される。これによって、X、Y、Z方向に向けて延びる各面の厚みが同一の厚みから構成される磁気シールド面材構造体15が構築される。
図7(a)、図7(b)に示す組合せ方の例では、まず、磁気シールド面材141の面141bの内周面に磁気シールド面材142の面142bの外周面を貼り付ける。この場合に、磁気シールド面材142の面142aの内周面と、磁気シールド面材141の面141aにおいて磁気シールド面材142の面142aに近接する方のZ方向の端部との間に、磁気シールド面材143の面143aを差し込み可能な間隙を設けた状態で貼り付けておく。このようにして設けられた間隙内に磁気シールド面材143の面143aを差し込み、面143aの外周面を磁気シールド面材142の面142aの内周面に貼り付け、更に、面143b内周面を磁気シールド面材141の面141a外周面に貼り付けて、磁気シールド面材構造体15が構築される。
このように、2面交差部や3面交差部において磁気シールド性能を発揮する磁気シールド面材14や磁気シールド面材構造体15が、磁性材料薄板を1回折り曲げるのみで構成可能なため、加工性の悪い磁性材料薄板であっても、2面交差部や3面交差部のようなシールド性能の低下しやすい箇所で十分な磁気シールド性能を発揮可能となる。なお、図6、図7に示す例は、あくまで磁気シールド面材構造体15を構築するための磁気シールド面材14の組合せ方の一例を示したものであり、磁気シールド面材構造体15は、これらの磁気シールド面材14の組合せ方に限定されるものではない。
次に、上述した構成からなる各シールドパネル2〜4間の連結構造について説明する。
平面パネル2間は、図8に示すようにして連結される。なお、図8は、図2(a)におけるE部の拡大断面図を示している。
図8に示すように、互いに連結すべき平面パネル2は、互いの周端部33が略同一面上に位置するように隣接配置され、各平面パネル2に設けられた電磁シールド面材12上に、各平面パネル2間を跨いで2つの架設金具21が架設され、これら2つの架設金具21をビス22によって固定している。この場合に、1の架設金具21は、電磁シールド面材12における周端部33上に架設されることになる。また、磁気シールド面材13上には、各平面パネル2間を跨いで短冊形磁気シールド面材23が架設されるとともに、各磁気シールド面材13上にビス24によって固定されている。
架設金具21は、電磁シールド面材12上に接触可能な面が両端部21aにおいて形成され、両端部21aを残して中央部21bに凹部が形成され、断面略ハット型で構成されている。この凹部を有する中央部21bは、平面パネル2の端部間の間隙に介装される。この架設金具21は、断面略ハット型のみでなく、断面矩形の平板状であってもよい。この架設金具21は、各シールドパネル2〜4間に架設可能となるように、その短手方向の幅が図11に示す間隙S1の幅以上で構成されている。なお、架設金具21は、電磁シールド面材12上にビス22によって固定されている。また、架設金具21の材質は、電磁シールド面材12と同様の材質から構成される。パネル芯材11のいずれか一面にのみ電磁シールド面材12が取付けられている場合は、この架設金具21は、電磁シールド面材12が取付けられていないパネル芯材11の他方の面の端部に対して取り付けられる。
この短冊形磁気シールド面材23は、略短冊状の複数枚の磁性材料薄板から構成される。この短冊形磁気シールド面材23は、その短手方向の幅が図11に示す間隙S2の幅以上で構成されている。なお、この短冊形磁気シールド面材23に用いられる磁性材料薄板は、磁気シールド面材13に用いられる磁性材料薄板と同様の材質から構成される。
また、ビス22は、ビス以外にもボルトやナットによる固定であってもよく、ビス24は、ビス以外にも接着による固定であってもよい。ちなみに接着固定の方が、電磁シールド性能のみの観点から優れているものといえる。
また、2面交差部用パネル3と平面パネル2とは、図9のようにして連結される。なお、図9は、図2(a)におけるF部の拡大断面図を示している。
即ち、連結すべき2面交差部用パネル3と平面パネル2とは、互いの周端部33が略同一面上に位置するように隣接配置されてなり、連結すべき2面交差部用パネル3と平面パネル2とに設けられた電磁シールド面材12上に対して、2面交差部用パネル3と平面パネル2との間を跨いで2つの架設金具21が架設され、これら2つの架設金具21をビス22によって固定している。この場合に、1の架設金具21は、電磁シールド面材12における周端部33上に架設されることになる。また、磁気シールド面材13及び磁気シールド面材14上には、2面交差部用パネル3と平面パネル2との間を跨いで、短冊形磁気シールド面材23が架設されるとともに、磁気シールド面材13及び磁気シールド面材14上にビス24によって固定されている。
以下、この図9に示す2面交差部用パネル3と平面パネル2との連結構造において、図8と同様の構成要素、部材に関しては同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
また、2面交差部用パネル3と3面交差部用パネル4とは、図10のようにして連結される。なお、図10は、図2(b)におけるG部の拡大断面図を示している。
図10に示すように、3面交差部用パネル4の磁気シールド面材構造体15は、隣接する2面交差部用パネル3の磁気シールド面材14と、その厚みが同程度の厚みとなるように調整されている。このため、2面交差部用パネル3と3面交差部用パネル4との連結時においても、特別の構成を適用することなく、他の連結形態と同様に架設金具21及び短冊形磁気シールド面材23を用いるのみで連結可能となる。この他の構造は、2枚の平面パネル2間の連結構造や、2面交差部用パネル3と平面パネル2間の連結構造と同様の構造となる。
以下、この図10に示す2面交差部用パネル3と3面交差部用パネル4との連結構造において、図8及び図9と同様の構成要素、部材に関しては同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
上述のような各シールドパネル2〜4の連結構造により、シールドパネル壁体が構築されることになる。
次に、各シールドパネル2〜4を連結する方法について、2枚の平面パネル2間を連結する場合を例にとって説明する。
図11(a)に示すように、連結すべき2枚の平面パネル2は、互いの周端部33が略同一面上となるようにして隣接配置され、これによって、互いの電磁シールド面材12間には、間隙S1が形成され、さらに互いの磁気シールド面材13間には、間隙S2が形成される。この場合において、平面パネル2の一面側には、シールド内空間31が、また、平面パネル2の他面側には、シールドルーム1の外部の外部空間が位置することになる。
次に、図11(b)に示すように、これら2枚の平面パネル2の各電磁シールド面材12間を跨いで、2つの架設金具21を架設して、これら2つの架設金具21をビス22によって固定する。この場合に、1の架設金具21は、電磁シールド面材12における周端部33上に架設されることになる。これによって、2枚の平面パネル2がその端部において固定されることになる。
次に、図11(c)に示すように、これら2枚の平面パネル2の各磁気シールド面材13間を跨いで、磁気シールド面材13上に短冊形磁気シールド面材23を当接させた後、ビス24によって固定して、短冊形磁気シールド面材23を架設する。
このようにして連結された平面パネル2からなる壁体は、間隙S1が架設金具21によって架設されているため、2つの電磁シールド面材12間を電気的に連続させるとともに、連結された平面パネル2間において電波の漏洩を防止することができる。特に、平面パネル2の両面側に取り付けられた電磁シールド面材12によって、二重シールドとして構成されているため、より電磁シールド性能に優れた構成となっている。また、間隙S2が短冊形磁気シールド面材23によって密閉されているため、2つの磁気シールド面材13間を磁気的に連続させて磁気経路が形成されているとともに、連結された平面パネル2間において磁気の漏洩を防止可能とすることができる。
即ち、上述のようにして連結された平面パネル2からなる壁体は、電磁シールド性能を発揮させることに加えて、磁気シールド性能を併せ持った壁体として構成されることになる。このように、本発明を適用したシールドパネル2〜4は、磁気シールド性能及び電磁シールド性能を発揮させる場合に、シールドパネル2〜4のみの施工によって、両性能を発揮できる壁体を構築することが可能となり、施工性に優れるとともに、シールドパネルの施工に要するスペースを低減させることが可能となる。
また、上述のようにして構成される連結構造により、各シールドパネル2〜4の電磁シールド面材12が架設金具21によって連結されて電気的に連続しており、壁体の交差部においても十分な電磁シールド性能を発揮することが可能となる。また、各シールドパネル2〜4の磁気シールド面材13も短冊形磁気シールド面材23によって連結されて磁気的に連続しており、壁体の交差部34においても十分な磁気シールド性能を発揮することが可能となる。
ここで、シールドルーム1のシールドルーム内空間31に設置される設備等に応じて、シールドルームに対して要求される磁気シールド性能が異なってくるが、磁気シールド性能は、各磁気シールド面材を構成する磁性材料薄板の枚数を増減させることよって対応することになる。この場合において、上述のようにして構成される2面交差部用パネル3及び3面交差部用パネル4は、磁気シールド面材14及び磁気シールド面材構造体15が各パネルの表面に対して取り付けられており、パネル芯材11及び電磁シールド面材12とから構成される部分の厚みを変えることなく、磁気シールド面材の厚みを変更することが可能となり、ひいては、各シールドパネル2〜4間の連結に必要な架設金具21の形状等を変更させる必要がなくなり、施工性が向上する。
更に、本発明においては、磁気シールド機能を発揮する磁気シールド面材14及び磁気シールド面材構造体15となる磁性材料薄板が、1回のみ折り曲げられて貼り付けられているため、磁気遮蔽機能を有する磁気シールド面材の加工数を少なく抑えることができ、壁体の交差部においても、十分な磁気シールド性能を確保できることができる。
更に本発明では、平面パネル2、2面交差部用パネル3、3面交差部用パネル4をそれぞれユニット化して予め工場等において作り込んでおき、これを現場で搬送して組み立てるのみでシールドルーム1を構築することができる。しかも本発明では、上述したとおり、シールドパネル2〜4の連結を、架設金具21、短冊形磁気シールド面材23やビス24等によって行うことができ、その作業が非常に容易であることから、施工労力、施工コストを大幅に低減させることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、磁気シールド面材12が平面パネル2等の各シールドパネルの閉空間側に取り付けられた場合について説明したが、磁気シールド面材12が各シールドパネルの外部空間側に取り付けるようにしてもよい。しかし、各シールドパネルの連結に際しては、短冊形磁気シールド面材23の取り付けは、閉空間側から行なわれるものであることから、磁気シールド面材12は、各シールドパネルの閉空間側に取り付けられている方が望ましく、これにより各シールドパネルの連結が容易となる。
また、磁気シールド面材12を構成する磁性材料薄板の枚数は、少なくとも1枚以上取り付けられていればよい。
また、本実施の形態においては、パネル芯材11の両面側に電磁シールド面材12が取り付けられているが、パネル芯材11の一面側にのみ電磁シールド面材12を取り付けるようにしてもよいことは勿論である。
また、本発明を適用した各シールドパネル2〜4の厚みは、必要に応じて各構成要素の厚み等を適宜変更して、20mm以上50mm以下とすることが可能となり、この場合においても、十分な電磁シールド性能及び磁気シールド性能を発揮することが可能となる。
また、既存の架設金具21がある程度厚みのある場合や磁気シールド面材13が薄い場合は、磁気シールド面材13上に架設される短冊形磁気シールド面材23が架設金具21に対して接触し、磁気シールド面材13と短冊形磁気シールド面材23とを十分に密着させて固定できない可能性がある。この場合においては、図12に示すような、磁気シールド面材13や短冊形磁気シールド面材23間における厚みを調整可能な厚み調整用面材25を使用してもよい。この厚み調整用面材25は、短冊形磁気シールド面材23の短手方向の長さを短くして構成されるもので、磁気シールド面材13と短冊形磁気シールド面材23との間に挟設させて使用するものである。この厚み調整用面材25の材質は、磁気シールド面材13と同様の材質から構成されている。これにより、架設金具21の厚み、形状に制限を受けることなく本発明を適用可能となり、本発明の汎用性を向上させることも可能となる。
(a)は、本発明を適用した磁気シールドルームの構成を示す斜視図である。(b)は、図1(a)におけるA−A線で切欠いた一部断面斜視図である。 (a)は、図1(a)におけるA−A線断面図である。(b)は、図1(a)におけるB−B線断面図である。 (a)は、本発明を適用した平面パネルの斜視図である。(b)は、 (a)において示した平面パネルの側面断面図である。 (a)は、本発明を適用した2面交差部用パネルである。(b)は、 (a)におけるH−H線断面図である。 (a)は、本発明を適用した3面交差部用パネルである。(b)は、 (a)におけるI−I線断面図である。 磁気シールド面材構造体を構築するための磁気シールド面材の組合せ方を説明するための図である。 磁気シールド面材構造体を構築するための磁気シールド面材の組合せ方を説明するための図である。 平面パネル間の連結構造を示す図である。 平面パネルと2面交差部用パネルとの連結構造を示す図である。 2面交差部用パネルと3面交差部用パネルとの連結構造を示す図である。 各シールドパネルを連結する方法について説明するための図である。 各シールドパネルの連結時における他の構成を示す図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
1 シールドルーム
2 平面パネル
3 2面交差部用パネル
4 3面交差部用パネル
11 パネル芯材
12 電磁シールド面材
13 磁気シールド面材
14 磁気シールド面材(2面交差部用)
15 磁気シールド面材構造体(3面交差部用)
21 架設金具
21a 端部
21b 中央部
22 ビス
23 短冊形磁気シールド面材
24 ビス
25 厚み調整用面材
31 シールド内空間
33 周端部
34 交差部
101 磁気シールドパネル
111 パネル芯材
112 磁気シールド面材
121 連結用磁気シールド面材
122 固定金具
123 固定金具
124 ビス
125 ビス

Claims (10)

  1. 電磁波及び磁気を遮蔽する壁体の平面部を構成するシールドパネルにおいて、
    平板状のパネル芯材と、
    上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、
    少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを備えること
    を特徴とするシールドパネル。
  2. 互いに直交する2以上の平面が交差する交差部を構成し、電磁波及び磁気を遮蔽するためのシールドパネル構造体において、
    互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、
    上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材 と、
    少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを備えること
    を特徴とするシールドパネル構造体。
  3. 上記磁気シールド面材は、平板状の磁性材料薄板が1回のみ折り曲げられて構成されることを特徴とする請求項2記載のシールドパネル構造体。
  4. シールドパネルを互いに連結することにより構成されるシールドパネル壁体において、
    上記シールドパネルは、平板状のパネル芯材と、上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有し、
    互いに連結すべき上記シールドパネルは、互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置されてなり、
    連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記電磁シールド面材における周端部上に架設用金具が架設され、
    更に連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記磁気シールド面材上に短冊形磁気シールド面材が架設されること
    を特徴とするシールドパネル壁体。
  5. 上記連結すべき一方又は両方のシールドパネルは、互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有すること
    を特徴とする請求項4記載のシールドパネル壁体。
  6. 上記磁気シールド面材は、平板状の磁性材料薄板が1回のみ折り曲げられて構成されることを特徴とする請求項5記載のシールドパネル壁体。
  7. 請求項4〜6に記載のシールドパネル壁体により包囲された閉空間が構成されること
    を特徴とするシールドルーム。
  8. シールドパネルを互いに連結することにより構成されるシールドパネル壁体の構築方法において、
    平板状のパネル芯材と、上記パネル芯材のいずれか一面又は表裏両面に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも上記一の電磁シールド面材表面の周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材とを有するシールドパネルを、互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置し、
    連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記電磁シールド面材における周端部上に架設用金具を架設し、
    更に連結すべき上記各シールドパネル間を跨いで上記磁気シールド面材上に短冊形磁気シールド面材を架設すること
    を特徴とするシールドパネル壁体の構築方法。
  9. 互いに直交する2以上の平面が交差する交差部を構成する上記連結すべきシールドパネルは、互いに直交する平板状の2以上のパネル芯材と、上記各パネル芯材の内周面側及び/又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材と、少なくとも内周面側又は外周面側に取り付けられた電磁シールド面材表面における上記交差部を除く周端部を残して取り付けられた磁気シールド面材を有するシールドパネル構造体であって、他の上記シールドパネル又は上記シールドパネル構造体との間で互いの周端部が略同一面上となるように隣接配置すること
    を特徴とする請求項8記載のシールドパネル壁体の構築方法。
  10. 請求項8又は9に記載のシールドパネル壁体の構築方法によりシールドパネル壁体を構築し、上記シールドパネル壁体により包囲された閉空間を構成すること
    を特徴とするシールドルームの構築方法。
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