JP2009134564A - 電気機器の運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電中においても制御部の時計機能を長時間にわたって有効な状態に維持できるため停電からの復帰時にも停電前と略同様な運転制御を行え、しかも低コストに実施可能な電気機器、例えば貯湯式給湯機の運転制御装置を提供する。
【解決手段】交流電源1にスイッチング電源2を介して接続された制御部10を有する貯湯式給湯機の運転制御装置である。停電検出手段20を備え、また、制御部10とは並列にバックアップコンデンサ28を接続する。上記停電検出手段20は、停電時のスイッチング電源2のコンデンサの放電が終了する前の段階で停電検出信号を出力可能に構成する。そして、停電検出信号が出力されたときに制御部10がスタンバイモードへと移行する。スイッチング電源2のコンデンサ放電の後は上記バックアップコンデンサ28から制御部10へと給電を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、電気機器、例えば貯湯式給湯機の運転制御装置に関するものであり、特に停電からの復帰時に不具合が生じるのを抑制した電気機器の運転制御装置に係るものである。
電気機器の一例としての貯湯式給湯機は、この発明の実施形態を示す図でもある図3に示すように、ヒートポンプユニットHと、ヒートポンプユニットHによって加熱された温湯を貯湯するタンクユニットTとを有している。タンクユニットTは、貯湯タンク33と、この貯湯タンク33に連結される循環路42と、この循環路42に介設される熱交換路44とを備え、この熱交換路44をヒートポンプ加熱源にて加熱して、上記貯湯タンク33から循環路42に流出した低温水を沸き上げてこの貯湯タンク33に返流する運転が可能である。そして、この貯湯タンク33に貯湯された温湯が図示省略の浴槽等に供給される。
この場合、貯湯タンク33には、その底壁に給水口35が設けられると共に、その上壁に給湯口36が設けられている。そして、給水口35から貯湯タンク33に水道水が供給され、給湯口36から給湯用流路37を介して高温湯が出湯される。また、貯湯タンク33には、その底壁に取水口40が開設されると共に、側壁(周壁)の上部に湯入口41が開設され、取水口40と湯入口41とが上記循環路42にて連結されている。そして、この循環路42に水循環用ポンプ43と熱交換路44とが介設されている。なお、給水口35には給水用流路38が接続されている。
ところで、貯湯タンク33には、上下方向に所定ピッチで配列された4個の残湯量検出サーミスタ48a、48b、48c、48dから成る残湯量検出手段48と、給水温度検出手段(給水サーミスタ)49とが設けられている。また、上記循環路42には、熱交換路44の上流側に入水温度検出手段(入水サーミスタ)50が設けられると共に、熱交換路44の下流側に出湯温度検出手段(出湯サーミスタ)51が設けられている。さらに、上記給湯用流路37には、給湯温度検出手段(給湯サーミスタ)52と給湯量測定手段(流量センサ)53とが設けられている。
そして、ヒートポンプユニット(加熱源)Hは冷媒回路を備え、この冷媒回路は、圧縮機55と、熱交換路44を構成する水熱交換器56と、電動膨張弁(減圧機構)57と、空気熱交換器(蒸発器)58とを順に接続して構成される。すなわち、圧縮機55の吐出管59を水熱交換器56に接続し、水熱交換器56と電動膨張弁57とを冷媒通路60にて接続し、電動膨張弁57と蒸発器58とを冷媒通路61にて接続し、蒸発器58と圧縮機55とをアキュームレータ62が介設された冷媒通路63にて接続している。これにより、圧縮機55を駆動すると、水熱交換器56において熱交換路44を流れる水が加熱されることになる。また、蒸発器58にはこの蒸発器58の能力を調整するファン64が付設されている。
上記のように構成された給湯機によれば、圧縮機55を駆動すると共に、水循環用ポンプ43を駆動(作動)させると、貯湯タンク33の底部に設けた取水口40から貯溜水(低温水)が流出し、これが循環路42の熱交換路44を流通する。そのときこの温湯は水熱交換器56によって加熱され(沸き上げられ)、湯入口41から貯湯タンク33の上部に返流される。このような動作を継続して行うことによって、貯湯タンク33に高温の温湯を貯湯することができる。この場合、現状の電力料金制度は深夜の電力料金単価が昼間に比べて安価に設定されているので、この運転は主として、低額である深夜時間帯(例えば、23時から7時までの時間帯)に行うものである。なお、このような貯湯式給湯機は、例えば、特許文献1に開示されているように公知である。
この種の機器において停電が生じた場合、例えば特許文献2では、停電時の浴室乾燥機の運転状態を不揮発性記憶手段に書き込み、停電前の状態を保存するような対策が講じられている。ここで、運転状態とは、「換気ファン、ヒータ、循環ファンを駆動する換気運転」「循環ファン、ヒータを駆動する暖房運転」「換気ファンだけを駆動する換気運転」「循環ファン、換気ファンを駆動する涼風運転」のことである。さらにこの特許文献2には、停電の検出は、電源電圧のゼロクロスを検出することによって行い、また、場合によってはバックアップ電源を用いることも記載されている。なお、電源電圧のゼロクロスを検出することで停電を検出することは、特許文献3にも記載されている。
特開2003−222406号公報 特開2002−108405号公報 特開2007−121176号公報
ところで、上記のような貯湯式給湯機は、給湯運転だけを行う単能機であることから、上記浴室乾燥機のように、停電時の運転状態を記憶しておく必要性はあまり高いものではない。その反面、貯湯式給湯機においては、主たる運転を深夜時間帯で行うものであるから、制御部に設けた時計機能をそのまま維持しておくことが特に重要なこととなる。それはもし仮に、時計機能が停止ししてそのままの状態で停電から復帰し、誤った時刻認識の下で運転制御が行なわれた場合には、深夜に行うはずの沸き上げ運転が電気料金の高い昼間に行われるという不具合が生じてしまうからである。そしてさらに、このように誤った運転が行われても、使用者はそれ以前と全く変わりなく温湯を使用可能であるため、誤った運転が行われていることを認識し難く、その結果、電気料金が著しく高額になって初めてそのことに気付くこともある。
このような不具合を防止しようとすれば、バックアップ電源として電池を用いればよい。しかしながら、電池を用いるのは大きなコストアップを招くことになる。また、電池寿命が充分なものではないために、頻繁に電池の交換作業を必要とし、使用者にとっては煩雑な作業となる。殊に、貯湯式給湯機は室外に設置されるものであるため、電池交換は煩雑なものになる。
また、上記のような不具合は、深夜電力を使用する他の種類の電気機器にも当然のこととして生じるし、また、時計機能が重要視されるビデオ、DVDレコーダなどの他の電気機器においても時計機能の停止に起因する不具合が生じることになる。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、停電中においても制御部の時計機能を長時間にわたって有効な状態に維持でき、そのため停電からの復帰時にも停電前と略同様な運転制御を行え、しかも低コストに実施可能な電気機器の運転制御装置を提供することにある。
そこで、請求項1の電気機器の運転制御装置は、交流電源1にスイッチング電源2を介して接続された制御部10を有する電気機器の運転制御装置において、停電検出手段20を備え、また、制御部10とは並列にバックアップコンデンサ28を接続し、上記停電検出手段20は、停電時のスイッチング電源2のコンデンサの放電が終了する前の段階で停電検出信号を出力可能に構成し、停電検出信号が出力されたときに制御部10がスタンバイモードへと移行し、スイッチング電源2のコンデンサ放電の後は上記バックアップコンデンサ28から制御部10へと給電を行うことを特徴としている。
請求項2の電気機器の運転制御装置は、上記スイッチング電源2は、ダイオードブリッジ3、平滑コンデンサ4、電圧変換機構5を有し、上記制御部10は時計機能を有することを特徴としている。
請求項3の電気機器の運転制御装置は、上記バックアップコンデンサ(28)は、電気二重層コンデンサであることを特徴としている。
請求項4の電気機器の運転制御装置は、上記停電検出手段は、交流電源1のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路20を有し、所定時間にわたるゼロクロスの欠落を検出することで停電と判断することを特徴としている。
請求項5の電気機器の運転制御装置は、上記ゼロクロス検出回路20は、マルチフォトカプラ(25)を有することを特徴としている。
請求項6の電気機器の運転制御装置は、上記スタンバイモードへと移行する前の段階において、所定時間にわたるゼロクロスの欠落を検出することで停電予備信号を出力し、停電予備信号が出力されたときに停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止することを特徴としている。
請求項7の電気機器の運転制御装置は、上記停電検出手段は、スイッチング電源出力あるいは入力電源の電圧監視回路を有し、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを下回ったことを検出することで停電と判断することを特徴としている。
請求項8の電気機器の運転制御装置は、上記スタンバイモードへと移行する前の段階において、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを下回ったことを検出することで停電予備信号を出力し、停電予備信号が出力されたときに停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止することを特徴としている。
請求項9の電気機器の運転制御装置は、停電発生後、ゼロクロス検出回路(20)にて、所定回数のゼロクロスを検出することで、電源が停電から復帰したと判断することを特徴としている。
請求項10の電気機器の運転制御装置は、停電発生後、スイッチング電源出力あるいは入力電源の電圧監視回路にて、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを上回ったことを検出することで電源が停電から復帰したと判断することを特徴としている。
請求項11の電気機器の運転制御装置は、上記電気機器は、貯湯式給湯機であることを特徴としている。
請求項1〜請求項11の電気機器の運転制御装置では、停電中においては、制御部は全ての制御動作を停止したスタンバイモードとされているので、消費電力が大幅に抑制される。従って、制御部の時計機能を長時間にわたって有効な状態に維持でき、そのため停電からの復帰時にも停電前と略同様な運転制御を行える。しかも、バックアップコンデンサを付設するだけでよいので、電池を用いる場合と比較して、低コストに実施可能である。また、請求項3のように、バックアップコンデンサとして、電気二重層コンデンサを用いれば、大きな静電容量が得られるので、バックアップコンデンサとしての機能を長時間にわたって確保することができる。そして、請求項4、請求項5のように、ゼロクロス検出回路を用いて停電を検出すれば、短時間内での検出が可能であり、請求項1の制御を短時間内に実施することができる。さらに、また、請求項6のように、長時間にわたるスタンバイモードへと移行する前の段階において、動作中の停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止するようにした場合には、停電から復帰後のトラブルを未然に防止することができる。なお、停電の検出は、上記ゼロクロス検出回路を利用して行うことができるが、請求項7、請求項8のように、スイッチング電源出力の電圧監視回路を利用して行うこともできる。さらに、請求項9、請求項10のように、上記ゼロクロス検出回路やスイッチング電源出力の電圧監視回路を利用して電源が停電から復帰したと判断することも可能である。なお、請求項11のように、請求項1〜請求項10の考え方を貯湯式給湯機に適用すれば、特に効果的である。
次に、この発明の電気機器の運転制御装置について、その具体的な実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明では、電気機器の一例として貯湯式給湯機を挙げているが、貯湯式給湯機そのものは、図に関して説明したものと略同一であるため、このでは説明を省略する。図1は、貯湯式給湯機の運転制御装置の実施形態における電気系統の構成を示すブロック図である。同図に示すように、商用電源(200V)1は、スイッチング電源2に接続されている。このスイッチング電源2は、各部に必要な直流電力を供給する直流電源として機能するものである。また、上記商用電源1からは直接的にヒートポンプHへと交流電力が供給されている。なお、図1に示す回路は、主としてタンクユニットTのプリント基板に形成されている。
上記スイッチング電源2は、ダイオードブリッジ3、電解コンデンサからなる平滑コンデンサ4、電圧変換機構としてのトランス(DC/DCコンバータ)から成るものであって、その出力が、循環ポンプ43、循環ポンプ制御部6、流量センサ53や各種開閉弁7、室内リモコン8、残湯量検出サーミスタ48a〜48dのような各種サーミスタ9、及びマイコンから成る制御部(CPU)10に供給されている。上記サーミスタ9と制御部10とは、リモコン8への供給ラインが分岐され、分岐ラインにレギュレータ11を介設し、レギュレータ11で降圧された出力(5V)が独立してそれぞれサーミスタ9と制御部10とに供給されている。サーミスタ9と制御部10とへの独立した電力供給ラインにはそれぞれダイオード12、13が介設されている。
またこの装置は、上記ヒートポンプHへの電源供給ラインに停電検出手段としてのマルチタイプのゼロクロス検出回路20が付設されている。この回路20では、ダイオード21、22により1次側入力電圧を直接整流した上で、抵抗23、24で電流を制限している。そしてそれにより、1次側の入力電圧がゼロクロス付近になるごとに抵抗23、24の電流はほぼゼロになるために、フォトカプラ25がOFF動作する。そして、フォトカプラ25のOFF動作ごとに抵抗26を介して所定レベルの信号を制御部10に出力し、制御部10において、ゼロクロス信号の有無に基づいて、停電であるのか否かの判断が行われる。なお、マルチタイプのゼロクロス検出回路20とは、60Hzの商用電源に対して、120パルスの検出信号を出力するということである。
また、図4には、マルチタイプのゼロクロス検出回路20の変更例を示している。この回路20では、ヒートポンプHへの電源供給ラインの入力電圧がゼロクロス付近になるごとに抵抗26の電流はほぼゼロになるために、マルチフォトカプラ27がOFF動作する。そして、マルチフォトカプラ27のOFF動作ごとに抵抗27を介して所定レベルの信号を制御部10に出力するように構成されている。
ここでこの実施形態における特徴点は、上記制御部10とダイオード13との間において、制御部10とは並列にバックアップコンデンサとして電気二重層コンデンサ28を接続してあることである。その機能については、後述する。
次に、上記装置の作動状態について、図2に基づいて説明する。同図のように、停電が発生すると、ゼロクロス検出回路20から連続的に出力されていたゼロクロス信号の出力が停止する。そして、ゼロクロス信号の出力の停止から一定時間(例えば、80mS程度)T1が経過すると、制御部10から停電予備信号が出力される。この停電予備信号が出力されると、動作中の停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止する。具体的にいうと、停電予備信号は、リモコンに出力され、リモコンでは、伝言機能(特に、録音)を直ちに禁止する。そして停電予備信号が出力された後、ゼロクロス信号の出力の停止から一定時間(例えば、160mS程度)T2が経過すると、制御部10はスタンバイモード(スリープモード)に突入し、全ての制御動作を停止し、時計機能だけが動作している状態へと移行する。
上記停電の発生(ゼロクロス信号の停止)直後においては、スイッチング電源の平滑コンデンサ4から各部6〜10、43に対して、停電の直前に蓄積されている電荷によって電力が供給され、上記各動作は、この平滑コンデンサ4での蓄積電荷によって供給される電力によって行われる。この蓄積電荷による電力供給は、上記動作を行った後、数秒間は継続する。そして、上記動作を行った後、数秒が経過して平滑コンデンサ4の蓄積の放電が終了段階に至り、供給電圧が所定電圧(5V)以下に低下すると、今度は、電気二重層コンデンサ28から蓄積電荷が放電されるようになる。このとき、制御部10はスタンバイモードとなっているので、電気二重層コンデンサ28での蓄積電荷は、制御部内の時計機能を維持するためだけに消費される。この結果、制御部10内の時計機能は、電気二重層コンデンサ28での蓄積電荷によって、12時間以上という長時間にわたって、継続して動作することになる。なお、上記スタンバイモードへの移行を行わない場合には、電気二重層コンデンサ28で蓄積されている電荷は、数秒程度の短い時間で放電されてしまうことになる。
そして、電源1が停電から復帰すると、上記ゼロクロス検出回路20では、再びゼロクロス信号が出力されることになるので、ゼロクロス信号が所定数だけ出力されたことを検出した後、停電から復帰したと判断して制御部10のスタンバイモードを解除する。
上記実施形態の貯湯式給湯機の運転制御装置によれば、停電中においても制御部の時計機能を長時間にわたって有効な状態に維持でき、そのため停電からの復帰時にも停電前と略同様な運転制御を行える。しかも、電気二重層コンデンサ28を付設するだけでよいので、電池を用いる場合と比較して、低コストに実施可能である。また、上記のように、マルチタイプのゼロクロス検出回路20を用いて停電を検出すれば、短時間内での正確な検出が可能であり、停電後の必要な処理を短時間内に実施することができる。さらに、バックアップコンデンサとして、電気二重層コンデンサ28を用いているので、大きな静電容量が得られ、そのためバックアップコンデンサとしての機能を長時間にわたって確保することができる。また、スタンバイモードへと移行する前の段階において、リモコンにおける伝言機能(特に、録音)を禁止するようにすれば、停電から復帰後のトラブルを未然に防止することができる。
以上にこの発明の貯湯式給湯機の運転制御装置について、その具体的な実施の形態を説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、停電予備信号の出力、スタンバイモードへの突入、停電からの復帰についての各制御を、ゼロクロス検出回路20を利用して行っているが、ゼロクロス検出回路20に代えて、あるいはゼロクロス検出回路20と併用する形態で、スイッチング電源出力の電圧監視回路を設け、このスイッチング電源出力の電圧監視回路を利用して行うようにしてもよい。上記のような考え方は、貯湯式給湯機以外の電気機器、すなわち深夜電力を使用する他の種類の電気機器にも当然のこととして適用可能である。また、時計機能が重要視されるビデオ、DVDレコーダなどの他の電気機器、すなわち時計機能の停止に起因する不具合が生じる他の電気機器にも同様に適用可能である。
この発明の電気機器の運転制御装置において、貯湯式給湯機を一例とした実施形態における電気系統の構成を示すブロック図である。 上記実施形態における制御方法を説明するためのタイムチャート図である。 上記実施形態及び従来の貯湯式給湯機を示す回路図である。 ゼロクロス検出回路の変形例を示す回路図である。
符号の説明
1・・電源、2・・スイッチング電源、3・・ダイオードブリッジ、4・・平滑コンデンサ、5・・トランス(DC/DCコンバータ)、10・・制御部(CPU)、20・・ゼロクロス検出回路、28・・バックアップコンデンサ(電気二重層コンデンサ

Claims (11)

  1. 交流電源(1)にスイッチング電源(2)を介して接続された制御部(10)を有する電気機器の運転制御装置において、停電検出手段を備え、また、制御部(10)とは並列にバックアップコンデンサ(28)を接続し、上記停電検出手段は、停電時のスイッチング電源(2)のコンデンサの放電が終了する前の段階で停電検出信号を出力可能に構成し、停電検出信号が出力されたときに制御部(10)がスタンバイモードへと移行し、スイッチング電源(2)のコンデンサ放電の後は上記バックアップコンデンサ(28)から制御部(10)へと給電を行うことを特徴とする電気機器の運転制御装置。
  2. 上記スイッチング電源(2)は、ダイオードブリッジ(3)、平滑コンデンサ(4)、電圧変換機構(5)を有し、上記制御部(10)は時計機能を有することを特徴とする請求項1の電気機器の運転制御装置。
  3. 上記バックアップコンデンサ(28)は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1または請求項2の電気機器の運転制御装置。
  4. 上記停電検出手段は、交流電源(1)のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路(20)を有し、所定時間にわたるゼロクロスの欠落を検出することで停電と判断することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの電気機器の運転制御装置。
  5. 上記ゼロクロス検出回路(20)は、マルチフォトカプラ(27)を有することを特徴とする請求項4の電気機器の運転制御装置。
  6. 上記スタンバイモードへと移行する前の段階において、所定時間にわたるゼロクロスの欠落を検出することで停電予備信号を出力し、停電予備信号が出力されたときに停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止することを特徴とする請求項4または請求項5の電気機器の運転制御装置。
  7. 上記停電検出手段は、スイッチング電源出力あるいは入力電源の電圧監視回路を有し、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを下回ったことを検出することで停電と判断することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの電気機器の運転制御装置。
  8. 上記スタンバイモードへと移行する前の段階において、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを下回ったことを検出することで停電予備信号を出力し、停電予備信号が出力されたときに停電によって不具合が発生する可能性のある動作を禁止することを特徴とする請求項7の電気機器の運転制御装置。
  9. 停電発生後、ゼロクロス検出回路(20)にて、所定回数のゼロクロスを検出することで、電源が停電から復帰したと判断することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかの電気機器の運転制御装置。
  10. 停電発生後、スイッチング電源出力あるいは入力電源の電圧監視回路にて、スイッチング電源出力あるいは入力電源が所定電圧レベルを上回ったことを検出することで電源が停電から復帰したと判断することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかの電気機器の運転制御装置。
  11. 上記電気機器は、貯湯式給湯機であることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかの電気機器の運転制御装置。
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