JP7348031B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、燃料電池システムに関する。
原燃料ガスを水蒸気改質して生成される燃料ガスと空気とを用いて発電を行なう固体酸化物形の燃料電池が知られている。燃料電池は、需要家における電力消費量が少ない場合、ランニングコスト等の観点から、燃料電池を運転するよりも燃料電池の運転を停止した方が、メリットとなることがある。
例えば特許文献1は、所定期間にわたって計測された負荷計測値の平均演算値から導出される代替値と判定しきい値とに基づいて、燃料電池の運転継続または運転停止を判定することによって、メリットの低下を抑制する燃料電池システムを開示している。
特開2017-174750号公報
従来の燃料電池システムでは、代替値が需要家における実際の電力消費量を反映した値とならず、燃料電池の運転を継続するか停止するかを的確に判定できないことがあった。
本開示の燃料電池システムは、需要家に供給する電力を発生する燃料電池と、
前記燃料電池の動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記需要家にて要求される要求電力量を算出する算出部と、
判定対象期間において、前記要求電力量が所定の条件を満たしている第1期間における
、前記要求電力量の平均値である平均要求電力量を算出する要求電力算出部と、
前記燃料電池の運転の可否を判定する運転判定部と、を備え、
前記運転判定部は、前記平均要求電力量と、あらかじめ設定された判定値とを比較して
、前記燃料電池の運転の可否を判定する第1判定制御を備えている。
本開示の燃料電池システムによれば、第1の所定値以上の部分で、燃料電池の運転可否を判定することで、より精度の高いメリット低下抑制を判定実行できる。
実施形態に係る燃料電池システムの概略的構成を示す図である。 要求電力量を算出するためのフローチャートである。 第1判定制御のフローチャートである。 メリット判定に基づいて燃料電池の運転をおこなうためのフローチャートである。 第2判定制御のフローチャートである。 メリット判定に基づいて燃料電池の停止をおこなうためのフローチャートである。
以下、図面を用いて本開示の実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。図1は、実施形態に係る燃料電池システムの概略的構成を示す図である。
実施形態の燃料電池システム100は、燃料ガスと酸素含有ガスとを用いて発電を行なう燃料電池11を備える。燃料電池11は、複数の燃料電池セルを含むセルスタック構造を有していてもよい。燃料電池セルは、固体酸化物形燃料電池セルであってもよい。なお、以下の説明においては、固体酸化物形燃料電池セルを用いて説明するが、例えば固体高分子形燃料電池セルを用いる場合には、適宜構成を変更すればよい。
燃料電池システム100は、燃料電池11に供給する燃料ガスを生成する改質器12を有する。改質器12は、天然ガス、LPガス等の原燃料ガスを改質し、燃料ガスを生成する。
燃料電池システム100は、収納容器10内に収容された燃料電池11および改質器12を含むモジュール1を備える。また、燃料電池システム100は、モジュール1の排熱と熱媒との熱交換を行う第1熱交換器2および熱媒を貯留する蓄熱タンク3とを備える。モジュール1から排出される排ガス(排熱)は、第1熱交換器2において、第1熱交換器2内を流れる熱媒と熱交換する。この際、排ガスに含まれる水分が結露して、凝縮水が生じる。生じた凝縮水は、凝縮水流路Cを経由して、改質器12に供給され、改質水として改質器12における水蒸気改質反応に用いられる。凝縮水流路Cには、凝縮水を貯留する改質水タンクが設けられていてもよい。水分が取り除かれた排ガスは、排ガス流路Eを介して、外部に排気される。
燃料電池システム100は、第一循環経路HCを備えている。第一循環経路HCは、蓄熱タンク3と第1熱交換器2との間で熱媒が循環する経路である。第一循環経路HCは、蓄熱タンク3と第1熱交換器2とを繋ぎ、熱媒が流過する配管を有している。第一循環経路HCには、熱媒を循環させる循環ポンプや、熱媒を冷却する放熱器が設けられていてもよい。
燃料電池システム100は、第二循環経路および第二循環経路に設けられる第二熱交換器を備えていてもよい。第二循環経路は、蓄熱タンク3に接続されており、第一循環経路HCには接続されていなくてもよい。例えば、第二循環経路は、熱媒が循環する経路であり、熱媒が流過する配管を有し、外部から供給された水道水等の水を第二熱交換器で加温し、加温された水を外部に送給するように構成されていてもよい。燃料電池システム100は、外部への温水供給を行わない、いわゆるモノジェネレーションシステムであってもよい。
燃料電池システム100は、蓄熱タンク3に熱媒を供給するための給水流路Wをさらに備えている。給水流路Wは、外部からの熱媒を供給する給水元と蓄熱タンク3とを繋ぐ配管を含んでいる。燃料電池システム100の起動時には、給水流路Wを介して、熱媒を給水元から蓄熱タンク3に供給する。給水元は、例えば、上水道であり、給水元から供給される熱媒は、水道水である。
燃料電池システム100は、燃料電池11に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給装置14、改質器に原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給装置15等を含む、燃料電池11の発電運転を補助するための補機を備える。
燃料電池システム100は、燃料電池11の発電運転を補助するための補機として、パワーコンディショナ20、制御部30、リモコン40等をさらに備える。
パワーコンディショナ20は、燃料電池11により発電された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ21を有する。インバータ21の出力は、需要家に設置されている分電盤50が備えるブレーカ51に接続されている。ブレーカ51には、電流センサ(図示せず)が取り付けられている。
制御部30は、少なくとも1つのプロセッサおよび記憶装置等を含み、以下に詳細に述べるように、種々の機能を実行するための制御および処理能力を提供する。
種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路として、または、複数の通信可能に接続された集積回路および/もしくはディスクリート回路として、実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術にしたがって実行されることが可能である。
1つの実施形態において、プロセッサは、たとえば、関連するメモリに記憶された指示を実行することによって1以上のデータ計算手続または処理を実行するように構成された、1以上の回路またはユニットを含む。他の実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続きまたは処理を実行するように構成された、ファームウェア、たとえばディスクリートロジックコンポーネントであってもよい。
種々の実施形態によれば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号処理部、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、これらのデバイスもしくは構成の任意の組み合わせ、または、他の既知のデバイスおよび構成の組み合わせ、を含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
制御部30は、記憶装置および表示装置(ともに図示省略)と、燃料電池システム100を構成する各種構成部品および各種センサと接続され、これらの各機能部をはじめとして、燃料電池システム100の全体を制御および管理する。制御部30は、それに付属する記憶装置に記憶されているプログラムを取得して、このプログラムを実行することにより、燃料電池システム100の各部に係る、種々の機能を実現する。
制御部30から、他の機能部または装置に制御信号または各種の情報などを送信する場合、制御部30と他の機能部とは、有線または無線により接続されていればよい。制御部30が行う、実施形態に特徴的な制御については、後記で説明する。なお、実施形態において、制御部30は特に、燃料電池に繋がる外部装置の指示、指令や、先に述べた各種センサの指示や計測値に基づいて、各種補機を制御する。図では、制御部30と、燃料電池を構成する各装置および各センサとを結ぶ接続線の図示を、省略している場合がある。
図示しない記憶装置は、プログラムおよびデータを記憶できる。記憶装置は、処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用してもよい。記憶装置は、記録媒体を含む。記録媒体は、半導体記憶媒体、および磁気記憶媒体等の任意の非一時的(non-transitory)な記憶媒体を含んでよい。また、記憶装置は、複数の種類の記憶媒体を含んでいてもよい。記憶装置は、メモリカード、光ディスク、または光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶の読み取り装置との組合せを含んでいてもよい。記憶装置は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでいてもよい。
なお、燃料電池システム100の制御部30および記憶装置は、燃料電池システム100の外部に有する構成として実現することもできる。さらに、本開示に係る制御部30における特徴的な制御工程を含む制御方法として実現したり、上記工程をコンピュータに実行させるための制御プログラムとして実現したりすることも可能である。
リモコン40は、需要家宅に設けられており、表示装置および操作パネルを有する。需要家は、リモコン40を操作することにより、燃料電池11の運転に係る種々の指示を制御部30に送信することができる。また、需要家は、リモコン40を操作することにより、燃料電池システム100の日時設定を変更することができる。
以下、燃料電池システム100において、制御部30が実行するメリット低下抑制制御について説明する。
制御部30は、算出部31、要求電力演算部32および運転判定部33を有し、需要家における消費電力量(以降、要求電力量ともいう)に基づいて、燃料電池システム100の運転メリットを判定する。
要求電力量は、電力会社からの電力購入量Qと燃料電池11の発電量Rとの和である。算出部31は、例えば、分電盤50のブレーカ51に取り付けられている電流センサの計測値に基づいて、電力会社からの電力購入量Qを算出することができる。また、算出部31は、例えば、パワーコンディショナ20に搭載されているインバータ21の出力に基づいて、燃料電池11の発電量Rを算出することができる。なお、需要家に燃料電池11以外の発電装置が備わっている場合は、該発電装置の発電量を考慮してもよい。
制御部30は、予め設定された第1期間T1の要求電力量に基づいて燃料電池システム100の運転メリットを判定する。第1期間T1は、日数で表される期間としてもよく、例えば、1ヶ月の日数としてもよい。また、制御部30は、本制御の開始時に現在の日時情報を取得し、日時情報と第1期間T1に基づいて運転メリットを判定する判定日を設定する。なお、判定日を、例えば月末のように、期日として設定し、この場合に、本制御の開始から判定日までの期間を第1期間T1としてもよい。すなわち、本制御の開始日や判定日の設定により、第1期間T1は変動するものとなる。ただし、この場合に、第1期間T1が第4期間T4より長くなるように予め判定日を設定すればよい。
ここで、第4期間T4は、例えば、1~5日の期間である。燃料電池11が連続運転されている期間が短い場合には、需要家の実際の電力消費量を反映した電力量を算出しにくいおそれがある。それゆえ、第1期間T1を第4期間T4よりも長くなるように予め判定日を設定することで、需要家の実際の電力消費量が反映された電力量を用いて判定することができ、ひいては、需要家の利便性を向上させることができる。
算出部31は、予め設定された算出周期U1毎に第1要求電力量P1を算出する。算出周期U1は、適宜設定することができるが、例えば、0.1~60秒間である。また、要求電力演算部32は、算出周期U1毎に算出された第1要求電力量P1を、予め設定された積算周期U2にわたり積算して、第2要求電力量P2を算出する。積算周期U2は、算出周期U1よりも長く、かつ第1期間T1よりも短い期間に設定される。積算周期U2は、適宜設定することができるが、例えば、24時間であってもよく、12時間であってもよく、8時間であってもよい。
要求電力演算部32は、第1期間T1において、第2要求電力量P2を算出した積算周期U2を積算して第1積算算出期間UAを算出する。第1期間T1にわたって第2要求電力量P2が積算された場合、第1積算算出期間UAは第1期間T1と同じ日数となる。
制御部30は、連続運転フラグに基づいて燃料電池システム100の連続運転を判定する。連続運転フラグは、例えば、ブレーカ51がONからOFFに切り替えられた場合や、リモコン40の日時設定が変更された場合など、経時的な燃料電池システム100の運転が確認できない場合にOFFになる。なお、本制御において、ブレーカ51がONになっているが発電を行っていない、いわゆる待機状態である場合も運転を行っていることとする。連続運転フラグがOFFになった場合、要求電力演算部32は、第1期間T1における第1要求電力量P1および第2要求電力量P2の積算値に欠落が発生する可能性を考慮し、第1要求電力量P1の積算と、第2要求電力量P2および第1積算算出期間第UAをリセットする。
なお、ブレーカ51がOFFからONに戻された日時や、リモコン40で再設定された日時が、本制御を開始した日時よりも前の日時である場合、または判定日よりも後の日時である場合、正確なメリット判定が実行できないため判定日を再設定する。
要求電力演算部32は、第1期間T1において要求電力量が所定の条件を満たしている第2要求電力量P2の算出期間である第2積算算出期間UBを算出し、第2積算算出期間UBの第2要求電力量P2の総和である要求電力量積算値Pを算出する。所定の条件は、要求電力量が第1の所定値以上であることを含む。また、要求電力量積算値Pを第2積算算出期間UBで除算することにより平均要求電力量PAVGを算出する。運転判定部33は、平均要求電力量PAVGと予め設定された判定値Pとを比較して、燃料電池11の運転の可否を判定する第1判定制御を実行する。これによって、需要家の電力消費量の内、一時的に電力消費量が低い場合を除いて判定することができるため、需要家の実際の電力消費量を精度良く判定することができる。
また、第1の所定値は、たとえば第1期間T1における最低要求電力量PLOWに基づいて設定されてもよい。最低要求電力量PLOWは、たとえば第1期間T1において、要求電力量が第2の所定値未満である第2期間T2における平均値に基づいて設定される。また、所定の条件は、第1の所定値よりも高く設定された第3の所定値未満であることを含んでいてもよい。これによって、需要家の電力消費量の内、一時的に電力消費量が高い、もしくは低い場合を除いて判定することができるため、需要家の実際の電力消費量を精度良く判定することができる。
なお、第1の所定値は、最低要求電力量PLOWに所定値を加算または乗算して算出してもよい。また、予め設定されている第2の所定値および第3の所定値は、需要家がリモコン40を操作することで任意の値に変更できてもよく、需要家の要求電力量の推移から演算される値であってもよい。
運転判定部33は、平均要求電力量PAVGが予め設定された判定値P未満である場合に、燃料電池11の運転を停止した方がメリットになると判定し、燃料電池11の運転を停止もしくは停止を継続する。一方、運転判定部33は、平均要求電力量PAVGが判定値P以上である場合に、燃料電池11の運転を継続した方がメリットになると判定し、燃料電池11の運転を再開もしくは継続する。これによって、需要家における燃料電池11のメリットの低下を抑制することができる。
運転判定部33は、第1判定制御を行なった後の期日を検知する日付検知制御と、検知された期日に基づいて、燃料電池の運転の可否を判定する第2判定制御とを備えている。運転判定部33は、第1判定制御にて運転が不可(つまり、停止)と判断された場合でも算出された期日が第3期間T3に含まれていれば燃料電池11の運転を再開もしくは継続する。これによって、需要家における要求電力量が多くなると想定される第3期間T3において、燃料電池11の運転を停止させることによる需要家のメリット低下を抑制することができる。第3期間T3は、例えば夏季や冬季である。
また、運転判定部33は、第3期間を、県、ガス会社などの設置に関する情報に基づいて設定してもよい。これによって、燃料電池システム100が設置される場所や地域に応じて、需要家における要求電力量が多くなると想定される期間を適宜設定できるため需要家のメリット低下を抑制することができる。
燃料電池システム100に判定値Pは予め設定されているが、需要家はリモコン40を操作して、判定値Pを任意の値に変更することができる。判定値Pは、系統電源の電力料金、燃料電池11の運転の原料費となるガス料金、水道料金等に基づき、燃料電池11での単位電力当たりの料金と、系統電源の単位電力当たりの電力料金とを比較して設定される。なお、系統電源の単位電力当たりの電力料金は、各種優遇措置を受けている場合には、それを考慮して設定してもよい。
また、需要家は、リモコン40を操作して、運転判定部33が第1判定を実行しないように設定することができる。第1判定を実行しない設定とは、平均要求電力量PAVGと判定値Pとの比較を行わないこと、平均要求電力量PAVGの算出を行わないことを含む。
なお、判定日設定において、第4期間T4より短い期間にて判定日が設定される場合、言い換えれば、要求電力演算部32にて算出される平均要求電力量PAVGの算出期間である第2積算算出期間UBが、第1期間T1よりも短く設定された第4期間T4より短い場合に、運転判定部33は、第1判定を実行しないように構成されていてもよい。
制御部30は、第1判定を実行した後の第5期間T5が経過した後に、第1判定の結果に基づいて、燃料電池11の運転または停止を実行してもよい。これにより、制御部30は、第1判定を実行した後の第5期間T5内に、需要家による燃料電池11の運転を継続するまたは停止する旨の指示を受け付けることが可能になる。ひいては、需要家の利便性を向上させることができる。なお、第1判定において燃料電池11の運転をする判定の場合、第5期間T5の経過を待たずに、判定後に直ちに運転を開始してもよい。
制御部30は、第1判定の結果が、燃料電池11の運転を停止する判定結果である場合に、リモコン40に判定結果の表示を行ってもよい。燃料電池11の運転を第1判定の結果に基づいて停止する前に、第1判定の判定結果を需要家に報知することにより、需要家の利便性を向上させることができる。なお、燃料電池11の運転を行う場合にも、判定結果の表示を行ってもよい。
また、制御部30は、需要家によるリモコン40での指示が受け付けられた場合には、第1判定の判定結果に拘わらず、需要家による指示を優先して実行してもよい。これにより、需要家の利便性を向上させることができる。
第1判定の結果により燃料電池11の運転停止を実行している場合に、制御部30は、リモコン40での需要家による燃料電池11の運転開始指示が受け付けられた場合に、需要家による指示を優先して、燃料電池11の運転を開始してもよい。これにより、需要家の利便性を向上させることができる。
以下、フローチャートを用いて、制御部30が実行するメリット低下抑制制御について説明する。図2は要求電力量を算出するためのフローチャートである。フローチャートでは、「ステップ」を「S」と略称するとともに、チャート内においては、判断制御における「正」(コンピュータフラグ=1)を[Yes]で、「否」(コンピュータフラグ=0ゼロ)を[No]で表している。フローチャートは予め設定された日時になるとスタートする。以下では月初になると制御がスタートするとして説明する。
制御部30は、〔S21〕において、現在日時情報を取得し、さらに〔S22〕において、取得した日時情報と予め設定されている第1期間T1に基づいて、メリット判定を行う判定日を設定する。なお、判定日の設定については、上述したように、第1期間T1が第4期間T4よりも長くなるように設定する。
次に、〔S23〕において、連続運転フラグがONになっているか否かを判定する。連続運転フラグがOFFである[No]場合は後述で説明する。連続運転フラグがONである[Yes]場合は〔S24〕の判定に進む。
〔S24〕において、算出周期U1を経過したか否かを判定する。算出周期U1を経過していない[No]場合は〔S23〕に戻る。算出周期U1を経過した[Yes]場合は〔S25〕において、第1要求電力量P1を算出し、さらに〔S26〕において、算出した第1要求電力量P1を積算する。なお、算出周期U1を経過していない[No]場合に〔S24〕を繰り返すようにしてもよい。
次に、〔S27〕において、積算周期U2を経過したか否かを判定する。積算周期U2を経過していない[No]場合は〔S23〕に戻る。積算周期U2を経過した[Yes]場合は〔S28〕において、第2要求電力量P2を算出し、〔S29〕において、算出した第2要求電力量P2を積算する。さらに〔S30〕において、第1積算算出期間UAを積算する。
次に、〔S31〕において、判定日を迎えたか否かを判定する。判定日ではない[No]場合は〔S23〕に戻る。判定日である[Yes]場合は、メリット評価を行うため図3の〔S41〕に進む。
ここで、〔S23〕において、連続運転フラグがOFFである[No]場合は、要求電力量の積算が欠落した可能性があるため、〔S32〕に進み、第1要求電力量P1の積算をリセットする。さらに、〔S33〕において、第2要求電力量P2の積算をリセットし、〔S34〕において、第1積算算出期間UAの積算をリセットする。
次に、〔S35〕において、判定日の再設定が必要であるか否かを判定する。判定日の再設定が必要である[Yes]場合は、〔S21〕に戻り、現在日時を改めて取得し、判定日を再設定する。判定日の再設定が必要ではない[No]場合は、〔S23〕に戻り、要求電力の積算を改めて開始する。
図3は、第1判定制御のフローチャートであり、図4は、メリット判定に基づいて燃料電池の運転をおこなうためのフローチャートである。また、図5は、第2判定制御のフローチャートであり、図6は、メリット判定に基づいて燃料電池の停止をおこなうためのフローチャートである。
〔S41〕において、要求電力演算部32は、第1積算算出期間UAの内、第2要求電力P2が第2の所定値未満である第2期間T2を算出し、〔S42〕において、第2期間T2の第2要求電力P2の平均値を算出する。次に、〔S43〕において、第2期間T2の第2要求電力P2の平均値に基づいて最低要求電力量PLOWを算出し、〔S44〕において、最低要求電力量PLOWに基づいて第1の所定値を算出する。
〔S45〕において、第1積算算出期間UAの内、第1の所定値以上、かつ第3の所定値未満である第2積算算出期間UBを算出する。次に、〔S46〕において、第2積算算出期間UBにおける第2要求電力P2の積算値である、要求電力量積算値Pを算出し、〔S47〕において、要求電力量積算値Pを第2積算算出期間UBで除算して平均要求電力量PAVGを算出する。
〔S48〕において、平均要求電力量PAVGが判定値P以上であるか否かを判定する。平均要求電力量PAVGが判定値P以上である[Yes]場合、〔S49〕において、燃料電池11の発電優先がメリットありと判定し、図4の〔S61〕に進む。平均要求電力量PAVGが判定値P未満である[No]場合、〔S50〕において、燃料電池11の停止優先がメリットありと判定し、図5の〔S71〕に進む。
〔S49〕において、燃料電池11の発電優先がメリットありと判定した場合、〔S61〕において、第5期間T5が経過したか否かを判定する。第5期間T5が経過した[Yes]場合、〔S61〕において、燃料電池11の運転再開または運転継続を実行し、本フローチャートを終了する。第5期間T5が経過していない[No]場合、待機する。
一方、〔S50〕において、燃料電池11の停止優先がメリットありと判定した場合、〔S71〕において、第1判定制御の実行日を確認し、〔S72〕において、第3期間T3の設定値を確認する。次に、〔S73〕において、第1判定制御の実行日が第3期間T3に含まれているか否かを判定する。第1判定制御の実行日が第3期間T3に含まれている[Yes]場合、〔S74〕において、燃料電池11の発電優先がメリットありと再判定して〔S75〕に進む。〔S75〕において、第5期間T5が経過したか否かを判定する。第5期間T5が経過した[Yes]場合、〔S76〕において、燃料電池11の運転再開または運転継続を実行し、本フローチャートを終了する。第5期間T5が経過していない[No]場合、待機する。〔S73〕において、第1判定制御の実行日が第3期間T3に含まれていない[No]場合、図6の〔S81〕に進む。
〔S81〕において、リモコン40を用いて需要家へ発電が停止する旨を報知し、〔S82〕において、需要家から発電指示がないか否かを判定する。需要家から発電指示がない[No]場合、〔S83〕において、第5期間T5が経過したか否かを判定する。第5期間T5が経過した[Yes]場合、〔S84〕において、燃料電池11の停止または停止継続を実行し、本フローチャートを終了する。第5期間T5が経過していない[No]場合、〔S82〕に戻る。一方、〔S82〕において、需要家から発電指示がある[Yes]場合、図4の〔S61〕に進む。
11 燃料電池
30 制御部
31 算出部
32 要求電力演算部
33 運転判定部
100 燃料電池システム

Claims (8)

  1. 需要家に供給する電力を発生する燃料電池と、
    前記燃料電池の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記需要家にて要求される要求電力量を算出する算出部と、
    判定対象期間において、前記要求電力量が所定の条件を満たしている第1期間における、前記要求電力量の平均値である平均要求電力量を算出する要求電力算出部と、
    前記燃料電池の運転の可否を判定する運転判定部と、を備え、
    前記所定の条件は、前記要求電力量が第1の所定値以上であることを含み、
    前記運転判定部は、前記平均要求電力量と、あらかじめ設定された判定値とを比較して、前記燃料電池の運転の可否を判定する第1判定制御を備えている、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記第1の所定値が、前記判定対象期間における、最低要求電力量に基づいて設定される、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記最低要求電力量は、前記判定対象期間において、前記要求電力量が、第2の所定値未満である第2期間における平均値に基づいて設定される、請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記所定の条件は、前記第1の所定値よりも高く設定された第3の所定値未満であることを含む、請求項1~3のうちいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記運転判定部は、前記平均要求電力量と、あらかじめ設定された判定値とを比較し、前記平均要求電力量が前記判定値以上の場合は、運転を継続もしくは再開し、前記平均要求電力量が前記判定値未満の場合は、前記運転を停止もしくは停止を継続する、請求項1~4のうちいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記運転判定部は、
    前記第1判定制御を実行した日付を検知する日付検知制御と、
    検知された前記日付に基づいて、前記燃料電池の運転の可否を判定する第2判定制御を備えている請求項1~5のうちいずれかに記載の燃料電池システム。
  7. 前記運転判定部は、検知された前記日付が第3期間に含まれ、かつ前記第1判定制御にて運転が不可と判定された場合に、前記燃料電池の運転を継続もしくは実行する請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記運転判定部は、前記第3期間を、前記燃料電池の設置場所に関する情報に基づいて設定する請求項7に記載の燃料電池システム。
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