JP2006071216A - 燃料電池コジェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力逆潮流を生じさせることなく余剰電力を有効活用し、熱交換器7内の温度や貯湯槽8に回帰する温水温度が大きく変化することのない燃料電池コジェネレーションシステムを提供する。
【解決手段】貯湯槽8の下部より出て熱交換器7を通り再び貯湯槽に戻る貯湯水循環路10を設け、貯湯槽内の水を循環ポンプ9で循環させる。熱交換器内での熱交換により温水となった循環水を貯湯槽に戻す貯湯水循環路の途中に補助貯湯槽20を設けると共に補助貯湯槽内の温水を加熱する電気ヒータ12を設ける。電力負荷5で消費しきれない余剰電力を電気ヒータに消費させて有効利用を図ると同時に電力逆潮流を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池を用いて発電すると同時に発電過程で発生する排熱を利用して給湯を併せ行なう燃料電池コジェネレーションシステムに関する。
近年、燃料電池を用いて発電を行うと同時にその発電過程で発生する排熱あるいは燃料電池に必要な水素リッチな改質ガスを原料ガスから生成する過程で発生する排熱を利用して給湯も行なえるようにした燃料電池コジェネレーションシステムの開発が進められている。
図9は、このような給湯も行なう従来の燃料電池コジェネレーションシステム1の構成例を示したものである。外部から供給される天然ガス等の原料ガスは、改質器2において水蒸気雰囲気下で加熱され水素リッチな改質ガスに変性される。生成された改質ガスは空気等の酸化性ガスと共に燃料電池3に供給され、電気化学反応により直流電力が生成される。生成された直流電力はインバータ4により商用周波数の交流電力に変換されて電力負荷5に供給される他、余剰の電力は商用電力系統6に系統連系して売電に供することができるようになっている。
一方、燃料電池3における発電過程で発生する排熱ガスや改質器2で発生する排熱ガスは熱交換器7に導かれ、貯湯槽8の底部から循環ポンプ9により循環路10内を通る循環水と熱交換し熱回収される。熱交換により温水となった循環水は貯湯槽8の上部に回帰する。回帰により貯湯槽8に蓄積された温水は給湯負荷に暖房用等として供給され、給湯により減少した分は市水で補充される。
このような燃料電池コジェネレーションシステム1、特にその発電容量が小さいシステムでは、発電した電力が余ったとしても商用電力系統6へ逆潮流させてはならないという制約を受けることが多い。そのため発電した電力は全て近傍に設けた電力負荷5で全て消費させ、不足分は商用電力系統6からの買電で賄うという運転方法が採られる。
ところが電力負荷5が家庭内負荷であるような場合、その消費電力はランダムに大きく変化する。従って、発電電力が電力負荷5の消費電力を上回る事態が生ずる。その場合、電力負荷5の消費電力に合わせて発電電力を臨機応変に可変できれば問題は生じないが、燃料電池3による発電の場合、改質器2における改質ガス生成能力の応答速度の制約等により発電電力を急激に変化させることは困難である。
このため、一般的にはダミーの電力負荷を設けて余剰電力を消費させ、商用電力系統6への逆潮流が生じないようにしている。図9に示した燃料電池コジェネレーションシステム1では貯湯槽8への戻りの循環路10aの途中に電気ヒータ12を設け、これに余剰電力を消費させて温水補助加熱のエネルギーとして有効活用し、電力逆潮流が生じないようにしている。
この構成の場合、電気ヒータ12は配管ヒータであるために加熱される温水量は少ない。このため電気ヒータ12へ給電を開始すると戻りの循環路10a内の循環水温度が急激に上昇し、100℃を超えて沸騰を生ずる事態も生じ得る。そのような事態を避けるには、例えば循環ポンプ9の流量を上げて循環水量を増加させる必要がある。
しかし、循環水量を上げると熱交換器7内の熱回収量が増加して熱交換器7内の温度が低下する。循環水量は、本来、排熱量と熱回収量とがバランスするように制御されるものである。また、排熱ガス中に含まれる水蒸気は熱交換器7内で凝縮して水となり、加湿水、水蒸気として燃料電池3、改質器2等に供給されている。従って、熱交換器7内の温度が低下すると熱バランスが崩れて発電プロセス全体の温度が低下傾向となり、発電効率が低下する問題を生ずる。
また、このように熱交換器7内の温度が低下しているときに電力負荷5の消費電力が急に増加して電気ヒータ12への給電を停止せざるを得なくなると、通常よりも低い温度の循環水が貯湯槽8に回帰して貯湯槽8内の温水温度が低下するという問題を生ずる。
更に、排熱ガスに含まれる水蒸気を熱交換器7内で凝縮させて回収した水は内部水として再利用されるが、この内部水だけでは発電プロセスが必要とする水量を確保することは難しい。このため不足分は市水等により補充される。しかし、市水に含まれる微量の不純物や金属イオンは発電プロセスに大きな影響を与えるためフィルタ13により金属イオンを完全に取り除いて供給する必要がある。ところがこのために使用される樹脂フィルタ13は外観が大きく、設置スペースの増大、設備コスト上昇の原因となっている。
特開2000−340244号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は、電力逆潮流を防止しながら余剰電力を有効活用し、且つ熱交換器内の温度や貯湯槽に回帰する温水温度が大きく変化することのない燃料電池コジェネレーションシステムを提供することにある。これに加えることの第2の課題は、発電プロセスが必要とする水を、内部で回収する水のみで賄えるようにして外部からの水補給の必要性を無くすことにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、原料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器(2)と、該燃料ガス中の水素と空気中の酸素を用いて直流電力を発電する燃料電池(3)と、該燃料電池で発電した直流電力を交流電力に変換して商用電力系統(6)と連系運転を行なうインバータ(4)と、前記燃料電池による発電プロセスにて発生した排熱を利用して冷水を温水に変える熱交換器(7)と、該熱交換器により温水とされた水を給湯のために貯湯する貯湯槽(8)と、該貯湯槽内の水を循環水として前記熱交換器にて熱交換させた後再び貯湯槽に回帰させるための貯湯水循環路(10)と、該貯湯水循環路に循環水を循環させるために貯湯槽から前記熱交換器に至る間の貯湯水循環路途中に取り付けた循環ポンプ(9)と、前記熱交換器から貯湯槽に至る間の前記貯湯水循環路途中に設けた補助貯湯槽(20)と、前記交流電力を電源として該補助貯湯槽内の水を加熱する電気ヒータ(12)及び該電気ヒータへの電力投入量操作装置(21)と、を備えることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステムである。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムは、熱交換器から貯湯槽に至る間の貯湯水循環路途中に電気ヒータを取り付けた補助貯湯槽を設けてあるので、余剰電力が生じた場合には電気ヒータに消費させて電力逆潮流を防止することができる。また、余剰電力は補助貯湯槽内の温水加熱に有効利用できる。補助貯湯槽を使用した循環水の加熱は配管ヒータを使用した加熱に比べて加熱される水量が多いため、短時間の加熱で循環水の温度が上昇し過ぎたり、沸騰したりすることがない効果を奏する。また、電気ヒータを備えた補助貯湯槽は、貯湯槽内の温水温度が低下した場合に貯湯槽に戻る循環水の温度を上げる補助加熱装置として使用することもできる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータへの供給電力を制御する制御装置(18)を更に備え、該制御装置は前記商用電力系統から本システムと本システムに負荷として接続された電力負荷(5)とが受ける受電電力(Pr)が所定値以下にならないように前記電力投入量操作装置に操作信号を与えて前記電気ヒータへの供給電力を制御することを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、受電電力(Pr)が負の値となることがないため電力逆潮流が防止される。また、発電余剰電力を電気ヒータに回して有効利用することができる上、ヒータ消費電力の調整は応答性良く行なうことができるので応答性の悪い燃料電池の発電電力を頻繁に調節する必要がなくなる効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記貯湯槽より外部に供給する給湯温水の温度を通常よりも高くする要求があった場合には、前記貯湯槽に回帰する温水温度が所定の高温となるように前記電気ヒータへの投入電力を増加させる制御を行なうことを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、貯湯槽に回帰する温水温度を通常よりも上昇させることができるため、貯湯槽から給湯負荷に供給する温水の温度を上昇させることが容易となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータに電力を投入している状態において前記補助貯湯槽内の温水温度が所定値を超えた場合には、前記制御装置は、前記循環ポンプの出力を増して循環水量を一定割合又は一定量だけ増加させることを特徴とする。
電気ヒータに大きな電力を長時間継続すると、補助貯湯槽内の温水温度が上昇し過ぎる場合がある。その場合には、本発明のように循環ポンプの出力を増して循環水量を増加させれば、補助貯湯槽を通過する循環水が増加するためその温度上昇を抑えることが可能になる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記制御装置は、前記インバータ出力端子と商用電力系統とを結ぶ電源線(15)の途中から給電される電力負荷(5)の消費電力(PL)からインバータの出力電力(Pg)を引いた不足電力(Ps)の一定周期(t)内の平均値(Psm=PLm −Pgm)に、前記給湯温水の温度を通常よりも高くする要求に応えて同じ周期内に前記電気ヒータに投入した電力の平均値(Nm・Pw)を加えた電力(ΔPgm)が第1の所定値(Ps2)より大きかったときは発電電力(Pg)を増加させ、第1の所定値(Ps2)より小さい第2の所定値(Ps3)より小さかったときは発電電力(Pg)を減少させる制御を行なうことを特徴とする。
電力負荷(5)の消費電力(PL)に給湯温水の温度を通常よりも高くするために電気ヒータに消費させる電力(Pw)を加えた値と、インバータの出力電力(発電電力に等しい。)(Pg)との差の平均値(ΔPgm)が大きいことは好ましいことではない。本発明の構成によればその差の平均値(ΔPgm)が第1の所定値(Ps2)と第2の所定値(Ps3)との間の値に制御される。従って電力逆潮流のために電気ヒータ(21)に消費させる電力を減少させることができ、同時に受電電力(Pr)も減少して買電費用を少なくすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は、前記電気ヒータへの投入電力値を指示するヒータ電力指示値を操作信号として受け、電気ヒータへの投入電力を該ヒータ電力指示値に一致させる制御を行なうように構成されており、前記制御装置は、該電力投入量操作装置への操作信号をヒータ電力指示値の形で与えることを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、制御装置は電力投入量操作装置に対して電気ヒータへの投入電力値を指示するのみで、その指示値に投入電力値を合わせる制御は電力投入量操作装置に任せることができる。このため制御装置の負担が軽減されてその設計が容易となると共に、電力投入量操作装置として様々な制御を行なう装置、様々な容量を持つ装置の採用が容易となる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は位相制御により前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、制御装置の指示値に電気ヒータの消費電力を一致させる制御を高精度、且つ応答性良く実行させることができ、電力逆潮流を効果的に防止することが可能となる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置はゼロクロスのサイクル制御で前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする。
ゼロクロス制御とは、交流電圧波形の電圧値がゼロとなった瞬間に合わせて負荷への電力投入のON/OFFを行なう制御をいう。また、サイクル制御とは、例えば交流電圧波形の100サイクルの時間を電力制御の1周期分の制御単位とし、該1周期中に100サイクルの交流電圧波形を印加した時の投入電力を100%として、指示された投入電力に最も近い電力を投入できる整数のサイクル数を算出して前記1周期中に該算出したサイクル数だけの交流電圧波形を負荷に印加する制御方法をいう。
このようなゼロクロスのサイクル制御によれば、電気ヒータのような抵抗負荷の場合にはON/OFFの瞬間にON/OFFを行なうスイッチに電圧が加わっておらず、電流も流れていないため、ON/OFFに伴う高次高調波の発生が防止される効果を奏する。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置はON/OFF制御により前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする。
このような電力投入量操作装置は設計が比較的容易で安価に構成することができる。また、応答性もON/OFFの周期を短くすることで電力逆潮流を防止するのに十分な速さを確保することが可能となる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は前記電気ヒータへの電源電圧印加をON/OFFする開閉装置であり、
前記制御装置は、前記電力負荷(5)の消費電力(PL)からインバータの出力電力(Pg)を引いた不足電力(Ps)が正の第1の値以下になった場合には前記電力投入量操作装置に対して前記電気ヒータへの電力投入を開始させる操作信号を送り、該状態において前記不足電力が第1の値より大きい第2の値以上になった場合には、前記電力投入量操作装置に対して電力投入を停止させる操作信号を送ることを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、制御装置が電気ヒータへの電力投入のON/OFFのタイミングを決定して指示するので、電力投入量操作装置はその指示に従って電力投入をON/OFFするのみの電簡単な装置で済ますことができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータは、前記燃料電池コジェネレーションシステムの定格発電電力を消費できる容量を持つことを特徴とする。
このような構成の燃料電池コジェネレーションシステムによれば、必要な場合には電気ヒータにその定格最大電力を消費させることで電力逆潮流を完全に防止することが可能となる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記熱交換器から補助貯湯槽に至る間の前記貯湯水循環路の途中にあって熱交換器を通った循環水を補助貯湯槽と前記循環ポンプの入側に切り換える三方弁(26)と、前記熱交換器を出た循環水の温度を検出する温度センサ(24)を更に備え、前記制御装置は、該温度センサで検出された温度が第1の所定温度(T1)以下の場合には前記熱交換器を通った循環水が前記循環ポンプの入側に流れるように三方弁を切り換え、該状態において該温度センサで検出された温度が前記第1の所定温度(T1)より高い第2の所定温度(T2)以上に戻った場合には循環水が前記補助貯湯槽に流れるように前記三方弁を切り換えることを特徴とする。
燃料電池による発電電力が少ない場合には発生する排熱ガス量も少ないため、熱交換器内の温度が低下することがある。熱交換器内の温度が低下すると補助貯湯槽に入る循環水の温度も低下し、貯湯槽に温度の高い循環水を回帰させることが困難になる。この場合、本発明の構成のように熱交換器を通った循環水を循環ポンプの入側に戻して再び熱交換器を通せば熱交換器を通った循環水の温度を上昇させることができる。その結果、補助貯湯槽に循環水量は通常より少なくなるものの温度の高い循環水を供給することが可能となる。また、熱交換器内を通る循環水の温度が上昇するため、熱交換器内の温度が低下し過ぎることを防止することも可能となる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記補助貯湯槽の上部空間と前記熱交換器内の上部空間とを結ぶ連通経路(28)及びその連通経路の開閉を制御する第1の制御弁(29)と、前記補助貯湯槽内の上部空間の大気中への開放/非開放を制御する第2の制御弁(31)と、前記補助貯湯槽内の温水温度を検出する温度センサ(23)を更に備え、前記熱交換器は前記燃料電池にて発生した排熱ガスが該熱交換器において前記貯湯水循環路を通る循環水と熱交換して冷却され、該冷却により該排熱ガス中に含まれる水蒸気が凝縮水となって底部に溜まり発電プロセスに供給されるように構成されていて該底部に溜まった凝縮水の水位を検出する水位検出センサ(32)を備え、前記制御装置は、前記水位検出センサにより水位が所定レベルより低下したことが検出された場合には、前記燃料電池による発電を停止させた後に前記循環ポンプを停止させ、前記第1の制御弁は閉状態、前記第2の制御弁は開状態とし、該状態にて前記電気ヒータに電力を投入して補助貯湯槽内の温水を加熱させ、加熱により補助貯湯槽内の温水が沸騰温度より僅かに低い温度に到達した時点で前記第1の制御弁は開状態、前記第2の制御弁は閉状態に切り換え、前記熱交換器を通った循環水が前記循環ポンプの入側に流れるように前記三方弁を切り換えて前記循環ポンプを動作開始させ、該状態にて更に補助貯湯槽内の温水の加熱を継続して沸騰により生じた蒸気を前記熱交換器に導いて凝縮水とする運転状態とし、該運転状態を継続中に前記水位検出センサにより水位が所定レベルに回復したことが検出された場合には、前記電気ヒータによる加熱を停止させ、前記補助貯湯槽内の温水温度が沸騰温度以下の所定値より低下した時点で前記第1の制御弁は閉状態、前記第2の制御弁は開状態に切り換え、前記三方弁は前記熱交換器を通った循環水が前記補助貯湯槽に流れるように切り換え、該状態において補助貯湯槽の水位が戻った時点で前記第2の制御弁は閉状態に切り換え、循環ポンプを停止させることを特徴とする。
燃料電池が必要とする加湿水は、燃料電池で発生した排熱ガス中に含まれる水分を熱交換器内で凝縮させて再び燃料電池に供給すれば、本来的に外部から補給する必要はないものであるが、種々の原因によりその水量は僅かずつ減少していく。従来は、その不足分を市水で補給してきたが、市水に含まれる微量の不純物や金属イオンを除去するために大きなフィルタを必要とした。本発明の構成によれば、補助貯湯槽内における沸騰で不純物を除去した凝縮水を補給水として使用できるため、寸法が大きく設備費の高いフィルタが不要となる効果を奏する。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記補助貯湯槽は該槽内の温水水位を検出する水位検出センサ(33)を更に備え、前記制御装置が補助貯湯槽内の温水を沸騰させて熱交換器に凝縮水を供給する前記運転状態にあるときに該水位検出センサにより水位が所定レベル以下に低下したことが検出された場合には、制御装置は、前記電気ヒータによる加熱を停止させ、前記第2の制御弁は開状態、前記第1の制御弁は閉状態に切り換え、前記三方弁は前記熱交換器を通った循環水が補助貯湯槽に流れるように切り換えて補助貯湯槽内の水位回復を図る運転状態に移行させ、該運転状態を継続中に前記水位検出センサにより検出された水位が所定レベル以上に回復した場合には、制御装置は再び補助貯湯槽内の温水を沸騰させて熱交換器に凝縮水を供給する前記運転状態に戻すことを特徴とする。
熱交換器に水補給を行なうために補助貯湯槽内の温水の沸騰を継続させていると補助貯湯槽内の水位が低下し過ぎることがある。その場合には本発明の構成のように一時的に水補給の運転状態を中止して補助貯湯槽の水位を回復させ、その後に再び水補給の運転状態に戻す制御を繰り返せば、熱交換器が必要とするだけの水を補充することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記制御装置は、前記熱交換器内に凝縮水を供給するための前記一連の操作の開始を、予め設定された時間帯においてのみ可能とすることを特徴とする。
熱交換器に凝縮水により水補給を行なう請求項13、14の運転状態では、補助貯湯槽内の温水を沸騰させるために電気ヒータに大きな電力を投入する必要がある。従って、本発明のように、その運転開始可能時刻を制限できるようにしておけば、電力料金単価の安い深夜の時間帯にそのような水補給の運転を行なわせることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る燃料電池コジェネレーションシステムの第1の実施形態の構成をブロック図で示したものである。なお、図中、「背景技術」で説明した図9と同一又は相当部分には同一符号が付してある。
本実施形態の燃料電池コジェネレーションシステム1における発電部の構成は図9に示したものと同じであり、改質器2、燃料電池3、インバータ4を備えて構成される。改質器2には外部より天然ガス等の原料ガスが供給され、水蒸気雰囲気下で加熱されて水素リッチな改質ガスが生成される。生成された改質ガスは燃料電池3に供給され、空気等の酸化性ガスと電気化学反応を起こして直流電力が生成される。生成された直流電力はインバータ4に送られて商用周波数の交流電力に変換された後商用電力系統6に系統連系して電力負荷5に供給される。
電力負荷5の消費電力PLに対してインバータ4から出力される発電電力Pgが不足する場合、その不足分(PL−Pg)は商用電力系統6からの買電で賄われる。逆に発電電力Pgが電力負荷5の消費電力PLを上回る場合には、余剰の電力(Pg−PL)が商用電力系統6に逆潮流することになる。本明細書ではこの不足分(PL−Pg)の電力を不足電力Ps、余剰の電力(Pg−PL)を余剰電力と呼んでおり、不足電力Psと余剰電力(Pg−PL)とはその絶対値は同じで符号が反対の関係にある。また、商用電力系統6から燃料電池コジェネレーションシステム1と電力負荷5に向けて供給される電力を受電電力Prと呼び、電気ヒータ12で消費される電力をPhとする。これらの電力間には次の関係がある。
Pr=Ps+Ph=(PL−Pg)+Ph (1)式
インバータ4の出力と商用電力系統6を結ぶ電源線15の途中には、上記の不足電力Psを検出するための電力センサ16が取り付けられている。電力センサ16が検出した不足電力Psの検出値は制御装置18に送られる。制御装置18は、後述する本発明特有の制御を行なう他、燃料電池コジェネレーションシステム1の全体制御、即ち、改質器2、燃料電池3、インバータ4からなる発電系統の制御、熱交換器7、循環ポンプ9、貯湯槽8等からなる熱回収系統の制御をも行なう装置である。
燃料電池3における電気化学反応により発生する排熱ガスや改質器2で発生する排熱ガスは熱交換器7に導かれる。貯湯槽8の底部からは、貯湯槽内の水を循環水として熱交換器7内部を通り、後述の補助貯湯槽20を経て貯湯槽8の上部に回帰される貯湯水循環路10が設けられている。
貯湯槽8の底部から熱交換器7に至る貯湯水循環路10の途中には循環ポンプ9が設けられている。貯湯槽8下部の低温の温水は循環ポンプ9により吸引されて熱交換器7内部を通る貯湯水循環路10に送り込まれ、排熱ガスと熱交換して温水となる。温水となった循環水は、熱交換器7から貯湯槽8に至る貯湯水循環路10の途中に設けられた補助貯湯槽20に入る。そして、補助貯湯槽20を出て貯湯槽8の上部に回帰する。貯湯槽8の上部には、温度による比重の違いから温度の高い温水が溜まる。こうして生成された温水は外部の給湯負荷に供給される。外部への給湯により減少した水は、市水により補充される。
補助貯湯槽20には、内部の温水を加熱する電気ヒータ12が取り付けられている。電気ヒータ12は電源線15から電源供給を受ける。電気ヒータ12の消費電力は、制御装置18からの指示に従って電力投入量操作装置により制御される。補助貯湯槽20内には、内部の温水の平均温度を検出するための温度センサ23が取り付けられている。
次に、このような構成の燃料電池コジェネレーションシステム1の運転制御について説明する。燃料電池コジェネレーションシステム1は、燃料電池3で発電した電力を電力負荷5に供給する一方、排熱ガスを利用して冷水を温水に変えて給湯負荷に供給するものである。一般に、燃料電池コジェネレーションシステム1による発電電力の単価は商用電力系統6からの受電電力の単価より安い。従って、電力負荷5が必要とする電力は全て燃料電池3による発電電力で賄うことが望ましい。
しかし、電力負荷5の消費電力はランダム、且つ短時間に変化することがある。一方、燃料電池3による発電電力は、燃料電池3や改質器2における反応応答性から急変更させることは困難である。従って、図1に示した燃料電池コジェネレーションシステム1では、電力負荷5の消費電力PLと燃料電池3による発電電力Pgとの差を、電力負荷5からの買電、あるいは逆に商用電力系統6への売電の形で処理できる構成にしてある。
ところが、燃料電池コジェネレーションシステム1の定格発電電力が少ない場合には、余剰電力の商用電力系統6への売電、即ち、電力を逆潮流させることは、電力会社の系統制御の都合から制約されることが多い。こうした事情から本実施形態の燃料電池コジェネレーションシステム1は、電力逆潮流を生じさせないという制約がある場合に適した構成にしてあり、その構成の下で電力逆潮流を生じさせないような運転制御を行なう。
電力逆潮流を生じさせないための本燃料電池コジェネレーションシステム1の構成上の特徴は、熱交換器7から貯湯槽8に至る貯湯水循環路10の途中に補助貯湯槽20を設けた点と、その補助貯湯槽20に電気ヒータ12を取り付けて余剰電力により内部の温水を加熱できるようにした点にある。「背景技術」の項で説明した図9の構成では、配管ヒータを使用して配管内の循環水を加熱しているため、配管内の循環水温度が急激に上昇する問題があった。これに対して、本実施形態では補助貯湯槽20を採用している。補助貯湯槽20の場合には電気ヒータ12で加熱される温水量が多いために、貯湯槽8に戻る循環水の急激な温度上昇が抑制される。従って、電気ヒータ12に多くの余剰電力を消費させることができる利点がある。
本燃料電池コジェネレーションシステム1においては、電力逆潮流の防止は主として電気ヒータ12の消費電力の調整で行い、補助的に発電電力の調整も併用する。最初に電気ヒータ12の消費電力調整のために制御装置18が行なう制御フローを図2の制御フロー図を参照して説明する。
最初のステップS1では、制御装置18は電力逆潮流が生じそうな状況にあるか否かのチェックを行なう。そのために、電力センサ16で検出された前述の不足電力Ps(=PL−Pg)の値を所定値Ps1と比較する。所定値Ps1は正の小さな値である。このように不足電力Psをゼロ数値と比較するのでなく所定値Ps1と比較するのは、電力逆潮流が実際に生ずる前にその徴候をつかむためである。
不足電力Psが所定値Ps1より大きい場合は、電力逆潮流が生ずる可能性は低い。この場合にはステップS2に移る。ステップS2では、高温給湯の要求が来ているか否かのチェックを行なう。高温給湯とは、給湯負荷に対して通常よりも高い温度の温水を供給することをいう。その要求は、燃料電池コジェネレーションシステム1の図示しない操作盤から制御装置18に与えられる。高温給湯を行なうためには、貯湯槽8の上部に回帰する循環水の温度を通常より高くしてやる必要がある。本実施形態では、補助貯湯槽20内の温水を電気ヒータ12で補助加熱して回帰する循環水の温度を上昇させる。
ステップS2にて高温給湯の要求が来ていなかった場合には、電気ヒータ12で補助加熱する必要がないので電気ヒータ12の消費電力Phはゼロにさせる。続くステップS4では、高温給湯のための電気ヒータ12による加熱中か否かを記憶するフラグをOFF状態としてステップS1に戻る。
高温給湯の要求が来ていた場合にはステップS5に移り、高温給湯を行なうために電気ヒータ12に投入しなければならない電力Pwを算出する。この必要電力Pwの値は、循環水量に昇温させる温度を掛けることで求まる。高温給湯のために補助貯湯槽20内で昇温させる温度は予め決めておく。また、循環水量は、循環ポンプ9の回転数、或いは循環ポンプ9への供給電力から制御装置18が判断することができる。
そして、ステップS6にて電気ヒータ12の消費電力Phをその算出した電力Pwに等しくさせる。続くステップS7では、ステップS4とは反対に高温給湯のための加熱中か否かを記憶するフラグをON状態とする。そしてステップS1に戻る。
ステップS1にて不足電力Psが所定値Ps1より小さいと判定された場合は、電力逆潮流が生ずる可能性が高い。その場合にはステップS8に移る。ステップS8では、ステップS2と同じように高温給湯の要求が来ているか否かをチェックする。
要求が来ていない場合にはステップS9に移る。ステップS9では電気ヒータ12の消費電力Phを次式で計算される値に等しくさせる。
Ph=Ps1−Ps=Ps1−(PL−Pg) (2)式
この式は、前述した余剰電力−Ps=Pg−PLに余裕度としての所定値Ps1を加えた値の電力を消費させることを意味している。
その結果として、(2)式で計算される電力Phを前記(1)式に代入すると、
Pr=Ps1 (3)式
となる。即ち、電気ヒータ12の消費電力Phの値を前記(2)式で計算される値に制御することは、受電電力Prの値を正の小さな値である所定値Ps1に制御することを意味する。
商用電力系統6から電源線15に向かって供給される電力は所定値Ps1に制御されてPs1以下にならない。従って、電力逆潮流は防止されることになる。このように電気ヒータ12の消費電力Phを(2)式の値にさせた後はステップS10にて高温給湯のための加熱中か否かを記憶するフラグをOFF状態にしてステップS1に戻る。
ステップS8にて高温給湯の要求が来ていた場合にはステップS11に移る。ステップS11では、ステップS5と同じようにして高温給湯を行なうために電気ヒータ12に投入する必要のある電力Pwを算出する。そしてステップS12に移る。
ステップS12ではこの場合の電気ヒータ12の消費電力Phを決定する。高温給湯の要求がないとした場合、電力逆潮流を防ぐ要求を満たすためにはステップS9で計算した電力Ph(=Ps1−Ps)を超える電力を消費させる必要がある。一方、高温給湯を行なう要求を満たすためには、電気ヒータ12に電力Pwを消費させる必要がある。従って、両者の要求を満たすためには(Ps1−Ps)とPwの大きい方の値の電力を電気ヒータ12に消費させればよい。それゆえ、電気ヒータ12の消費電力Phを両者の大きい方に調整させる。そのようにさせた後はステップS13にて高温給湯のための加熱中か否かを記憶するフラグをONF状態にしてステップS1に戻る。
以上のような制御フローにて電気ヒータ12の消費電力Phを決定して制御すれば、受電電力Prの値は最低でも所定値Ps1だけ確保されることになり、電力逆潮流が防止されることになる。
ここで、上記ステップS3、S7、S10、S12等で算出した電力Phの値に、電気ヒータ12の消費電力を制御する方法に付いて説明する。本実施形態では、電気ヒータ12の消費電力(電気ヒータ12への投入電力)の調整は、直接的には電力投入量操作装置21が行なう。制御装置18は算出した消費電力Phの値をヒータ電力指示値として電力投入量操作装置21に与える。電力投入量操作装置21はそのヒータ電力指示値を操作信号として受け、電気ヒータ12の消費電力をその値に一致させるような制御を行なう。
電気ヒータ12の消費電力Phをヒータ電力指示値に一致させる制御は、例えば、ヒータ電力指示値を目標値とするPID(比例積分微分)演算を行い、その演算結果により例えばサイリスタを位相制御することで実現することができる。このような位相制御による電力制御は広く行なわれている方式である。
また、位相制御の代わりにゼロクロスのサイクル制御で行なってもよい。ゼロクロス制御とは、交流電圧波形の電圧値がゼロとなった瞬間に合わせて負荷への電力投入のON/OFFを行なう制御である。また、サイクル制御は、例えば交流電圧波形の100サイクルの時間を電力制御の1周期分の制御単位とし、該1周期中に100サイクルの交流電圧波形を印加した時の投入電力を100%として、指示された投入電力に最も近い電力を投入できる整数のサイクル数を算出して前記1周期中にその算出したサイクル数だけの交流電圧波形を負荷に印加する制御方法である。電力の開閉にはサイリスタを用いることができる。このようなゼロクロスのサイクル制御によれば、電気ヒータのような抵抗負荷の場合にはON/OFFの瞬間にON/OFFを行なうスイッチに電圧が加わっておらず、電流も流れていないため、ON/OFFに伴う高次高調波の発生が防止される効果を奏する。
これらの方式よりも更に簡単に制御するには、PID(比例積分微分)演算によらず、若干制御精度は低下するがON/OFF制御によりON時間を調整して平均電力がヒータ電力指示値に一致するように制御するようにしてもよい。このようなON/OFF制御の場合には、制御装置18はヒータ電力指示値を出力するのではなく、制御装置18内部でON/OFFのタイミング信号まで作りだして電力投入量操作装置21に操作信号として送くるようにしてもよい。この場合は、電力投入量操作装置21は受けた信号で単に電気ヒータ12への電力投入をON/OFFするだけの操作を行なう。
電力逆潮流の防止を一層簡単に行なうためには、電気ヒータ12の消費電力Phを図1に示した制御フローに従って詳細に算出して制御するのではなく、電力逆潮流が生じそうになった場合には電気ヒータ12に定格電力を消費させ、電力逆潮流が生じそうになくなった場合にはその消費電力PhをゼロとするON/OFF制御で行なうようにしてもよい。この場合には、電気ヒータ12の定格消費電力は発電電力Pgの定格値以上の値としておく。そして、不足電力Psの値が所定値以下となった場合には、電気ヒータ12をONさせて定格電力を消費させて電力逆潮流を防止する。不足電力Psの値が所定値以上となった場合には電気ヒータ12をOFFさせて消費電力Phをゼロとさせる。このようにしても電力逆潮流を防止することができる。
なお、電気ヒータ12の定格電力を発電電力Pgの定格以上の値としておくことは、図2の制御フローに従った制御を行なう場合にも有効である。そのように定格電力を決めておけば、定格の発電電力で運転している時に電力負荷5の消費電力PLが突然ゼロとなった場合にも電力逆潮流を防止することができる。
次に、上述した図2の制御フローを実施している間に生ずるかも知れない不具合を解決する制御について説明する。上述した制御では余剰電力(Pg−PL)を電気ヒータ12に供給して補助貯湯槽20内での温水加熱に有効利用している。また、高温給湯の要求があった場合にも電気ヒータ12にて補助貯湯槽20内の温水加熱を実施する。このように電気ヒータ12による補助貯湯槽20内の温水加熱が長時間継続した場合には、補助貯湯槽20はある程度の容量をもっているものの循環水の温度が上昇しすぎる場合が生じ得る。
そこで、本実施形態では補助貯湯槽20内の温水温度が上昇し過ぎた場合には、補助貯湯槽20を通過する循環水の量を増して温度を下げる制御を行なう。その制御フローを図3に示す。この制御フローは、図2に示した制御フローと並行して実行される。
最初のステップT1では、補助貯湯槽20内の温水温度検出用に取り付けた温度センサ23の検出温度が所定温度以上になったか否かをチェックする。この場合の所定温度とは、これ以上の温度には昇温しないとして設定した限界温度を指す。その所定温度以上であった場合にはステップT2に移り、循環ポンプ9の出力を増して循環水量を通常値より一定割合又は一定量だけ増加させる。ここで通常値とは、循環水量が一定に制御されている場合にはその一定値をいう。また、熱交換器7を出た所の循環水の温度が一定値になるよう循環水量が制御されている場合には、温度センサ23の検出温度が所定温度以上となった瞬間における循環量をいう。循環水量がその他の制御方法により制御されていた場合も、温度センサ23の検出温度が所定温度以上となった瞬間における循環量をいう。そのように循環水量を上げてステップT1に戻る。
ステップT1において、温度センサ23の検出温度が所定温度に達していなかった場合にはステップT3に移る。ステップT3では、循環水量を前記の通常値に戻してステップT1に戻る。このように制御することで、補助貯湯槽20内の温水温度を所定値以下に制御することができる。
次に、上述した図2の制御フローを実施している間に、発電電力Pgと電力負荷5の消費電力PLとの差が開いた状態が継続した場合の制御を図4の制御フロー図を参照して説明する。前述したように燃料電池コジェネレーションシステム1では、発電電力Pgと電力負荷5の消費電力PLとは、電力逆潮流を生じない範囲でできる限り等しい値であることが望ましい。但し、高温給湯の要求に応えて電気ヒータ12が消費している電力は有効に利用されるエネルギーであるため、それに必要な電気ヒータ12の消費電力は発電電力Pgで賄う方が商用電力系統6からの買電で賄うよりも望ましい。
これらのことから次のように言える。高温給湯のための加熱を行なっていない場合には、発電電力Pgは電力負荷5の消費電力PLより僅かに少ない値であることが望ましい。高温給湯のための加熱を行なっている場合は、発電電力Pgは電力負荷5の消費電力PLに、高温給湯のため電気ヒータ12が消費する電力を加えた値より僅かに少ない値であることが望ましい。
以上のことを式で表わすと次の関係が成立していることが望ましいということになる。 Pg+ΔPr=PL+N・Pw (4)式
ここで、Pwは高温給湯のために必要な電力である。Nは高温給湯のための加熱の有無を表わす係数で、高温給湯のための加熱を行なっている場合は1、行なっていない場合は0である。ΔPrは電力逆潮流を起こさないための余裕の受電電力である。
ΔPrを小さな一定値とした状態で(4)式が常に成立するように発電電力Pgの値を調整できれば理想的である。しかし前にも説明したように発電電力Pgの値は急激には変化させることができない。一方、電力負荷5の消費電力PLはランダムに急変することがある。従って、その差の電力を商用電力系統6からの買電と電気ヒータ12での消費電力Phで調整して電流逆潮流の発生を防止するというのが前述した図2の制御フローであった。
しかし、電力負荷5の消費電力PLが少ない状態が長く継続し、発電電力Pgの大きな余剰分が長く電気ヒータ12で消費されることは望ましいことではない。そのような状態が長く続くと、前述したように補助貯湯槽20内の温水温度が上昇し過ぎる問題が生ずる。また、貯湯槽8内の温水温度が上昇し過ぎることも生じ得る。
図4の制御フロー図で説明する制御はこうした問題を解決するためのもので、瞬間でみれば(4)式が成立しなくても、ある所定の時間tの平均値をみると(4)式が成立しているように発電電力Pgの値を調整しようとするものである。即ち、次の式が設立するように発電電力Pgの値を調整しようとするものである。
Pgm+ΔPr=PLm +Nm・Pw (5)式ここでPgmは一定周期t内における発電電力Pgの平均値、PLm は同じ周期t内における電力負荷5の消費電力PLの平均値、Nm・Pwは同じ周期t内に高温給湯用に消費した電力の平均値でNmは0〜1の範囲の数値となる。ΔPrは電力逆潮流を起こさせないための余裕の受電電力である。
(5)式は次のように変形できる。
ΔPr=(PLm −Pgm)+Nm・Pw (6)式
この式の右辺は、平均発電電力Pgmの不足分を表わしている。その値は受電電力Pgの平均値Prmとは異なる。受電電力Pgの平均値Prmは、周期t内における電気ヒータ12の消費電力の平均値をPhmとすると次式で表わされる。
Prm=(PLm −Pgm)+Phm (7)式
PhmとNm・Pwとは等しくなく、Phm≧Nm・Pwの関係にある。
図4の制御フローは(6)式の右辺の式で計算した平均発電電力Pgmの不足分(ΔPgmとする。)が、左辺の予め定めた受電電力余裕値ΔPrに近づくように平均発電電力Pgmの値を調整しようとするものである。即ち、
ΔPgm=(PLm −Pgm)+Nm・Pw (8)式
で計算したΔPgmの値がΔPrに近づくように平均発電電力Pgmの値を調整しようとするものである。
(8)式の右辺第1項の(PLm −Pgm)は、不足電力Ps(=PL−Pg)の平均値(Psmとする。)である。従って、右辺の電力は(Psm+Nm・Pw)と書ける。不足電力Psは電力センサ16で検出しているので、不足電力平均値Psmはその検知した値から算出できる。高温給湯用の消費電力Pwは制御装置18から指示される値であり、高温給湯用の加熱の有無も制御装置18で把握されている。従って高温給湯用に消費した電力の平均値Nm・Pwも制御装置18内で算出できる。
そこで、制御フローの最初のステップA1では、一定周期t内における不足電力Psの平均値Psmと、同じ周期t内に投入した高温給湯用の消費電力の平均値Nm・Pwを求める。
続くステップA2では(8)式で計算した平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmの値を第1の所定値P2と比較する。P2は正の値である。平均発電電力Pgmの不足分が第1の所定値P2より大きいことは、発電電力Pgが小さすぎることを意味する。そこで、その場合はステップA3に移り、発電電力Pgを一定値又は一定割合だけ増加させる。そしてステップA1に戻る。
平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmが所定値P2より小さかった場合は、ステップA4に移る。ステップA4では平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmを第2の所定値P3と比較する。第2の所定値P3は第1の所定値P2より大きな値である。平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmが第2の所定値P3より小さいことは、発電電力Pgが大きすぎることを意味する。そこで、その場合はステップA5に移り、発電電力Pgを一定値又は一定割合だけ増加させる。そしてステップA1に戻る。平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmが所定値P3より大きかった場合は何もしないでステップA1に戻る。
このような制御を行なえば、平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmの不足分は第1の所定値P2より大きく、第2の所定値P3より少ない値になるように調整される。受電電力余裕値ΔPrを挟むように第1の所定値P2、第2の所定値P3の値を設定しておけば、平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmは設定した受電電力余裕値ΔPrを中心とする狭い範囲の値に制御される。ステップA1において平均値を求めるのに1周期の時間tをかけているため、発電電力Pgの指令値の変更は一定周期t毎に繰り返し行なわれる。実際の発電電力Pgはその指令値に緩やかに追随するので、実際の発電電力Pgの値は更に緩やかに追随して変化する。
このようにして平均発電電力Pgmの不足分ΔPgmを設定した受電電力余裕値ΔPrに近づければ、電力逆潮流のために電気ヒータ21に消費させる電力を減少させることができる。それにより受電電力Prも減少するため買電費用を少なくすることができる。
なお、本実施形態においては、電力負荷5の消費電力PLから発電電力Pgを引いた値である不足分電力Ps(=PL−Pg)を電力センサ16を使用して検出したが、この電力の検出は他の方法で行なってもよい。例えば、電力負荷5の消費電力PL、発電電力Pgの値を別々の電力センサで検出して計算してもよい。また、電源線15の電圧は安定しているので電力センサを使用する代わりに、電力負荷5に流れる負荷電流、インバータ4の出力電流を別々に測定し、それらの値に電源線15線の電圧を掛けて電力を計算するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本発明に係る燃料電池コジェネレーションシステムの第2の実施形態の構成をブロック図で示したものである。なお、図中、第1の実施形態の図1で示した構成と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を繰り返さない。
本実施形態の燃料電池コジェネレーションシステム1aの構成は、第1の実施形態の図1で示した燃料電池コジェネレーションシステム1の構成と類似の構成となっているので、その相違点のみを説明する。第1の相違点は、熱交換器7より補助貯湯槽20に至る間の貯湯水循環路10の途中に三方弁26を新たに追加した点である。三方弁26は制御装置18からの操作信号により、熱交換器7を通った循環水を補助貯湯槽20と循環ポンプ9の入側に切り換える。また、熱交換器7を出た部分の貯湯水循環路10には、熱交換器7を出た循環水の温度を検出するための温度センサ24が取り付けられている。
第2の相違点は、熱交換器7に補給水を供給する系統の変更である。図1で示した第1の実施形態の構成では、「背景技術」で説明した図9の従来構成の場合と同様に、市水をフィルタ13で濾過し制御弁14を通して供給していた。これに対して本実施形態では、フィルタ13と制御弁14は除去してある。そして、代わりに補助貯湯槽20の上部空間と熱交換器7内の上部空間とを結ぶ連通経路28を設け、その途中に経路の開閉を制御する第1の制御弁29が取り付けてある。更に、補助貯湯槽20内の上部空間の大気中への開放/非開放を制御する第2の制御弁31が追加してある。これら第1の制御弁29、第2の制御弁31は共に制御装置18によって開閉される。
その他の相違点として熱交換器7内には底部に溜まった水の水位を検出する水位検出センサ32が、補助貯湯槽20内にも水位検出センサ33が追加してある。これらのセンサが検出して水位は制御装置18に入力されている。
通常の発電を行なっている状態では、三方弁26は熱交換器7を通った循環水が補助貯湯槽20に流れるように切り換えられており、第1の制御弁29、第2の制御弁31は閉じられている。この状態では、図5の構成は第1の実施形態の図1に示した構成と同じとなる。従って、このような状態とすることにより本実施形態の構成でも第1の実施形態で説明した各種の制御を同じように実行することができる。
次に、第1の実施形態の図1の構成では実施できないが、図5の構成では実施可能な特有の制御形態について説明する。その第1は、発電電力Pgが少なくて排熱ガスの発生量も少ないために通常の運転では十分な温度の循環水を補助貯湯槽20に送ることが困難な場合に対処する制御形態である。その場合には、水量は少なくなるものの必要な温度の循環水を補助貯湯槽20に送る制御を行なう。その制御フローを図6の制御フロー図を参照して説明する。
最初のステップB1では、熱交換器7を出た循環水の温度が第1の所定温度T1より低いか否かを判定する。温度は温度センサ24で検出する。第1の所定温度T1は、そのまま補助貯湯槽20に戻すには低すぎる温度に設定しておく。第1の所定温度T1より低い場合は、熱交換器7を通った循環水が循環ポンプ9の入側に流れるように三方弁26を切り換える(ステップB2)。そしてステップB1に戻る。これにより熱交換器7を通った循環水は再度熱交換器7内で熱交換して加熱される。それにより温度が上昇を続ける。
循環水の温度が上昇して第1の所定温度T1より高くなると、ステップB1の判定でNOと判定されてステップB3に移る。ステップB3では、温度センサ24で検出した循環水温度を第2の所定温度T2と比較する。第2の所定温度T2は第1の所定温度T1より高い温度であり、その温度であれば補助貯湯槽20に戻してもよい温度を設定しておく。第2の所定温度T2より低ければそのままステップB1に戻り、循環水を循環ポンプ9の入側に戻す状態を継続する。
熱交換器7を出る循環水の温度が更に上昇して第2の所定温度T2以上と判定された場合にはステップB4に移る。循環水の温度は十分に上昇しているのでステップB4では熱交換器7を通った循環水が補助貯湯槽20に流れるように三方弁26を切り換える。
このような制御により補助貯湯槽20には通常より量は少なくなるものの温度の高い循環水が供給される。これにより給湯負荷には通常通りの温度の温水を供給することが可能となる。また、熱交換器7内を通る循環水の温度が上昇するため熱交換器7内の温度低下が防止されるので、発電プロセスの安定動作にも寄与する。
次に、本実施形態の図5の構成で可能な第2の特有の制御形態について説明する。第2の制御形態は、熱交換器7内の内部水が不足した場合に対処する制御形態である。この場合、市水をフィルタで濾過した水で補充する代わりに、循環水を蒸発させてその水蒸気を熱交換器7内で凝縮させて補充する制御を行なう。その制御フローを図7の制御フロー図を参照して説明する。
最初のステップC1では、熱交換器7内の水位低下をチェックする。熱交換器7内の水位は水位検出センサ32で検出する。水位が正常範囲であればステップC1に戻る。水位が低下していた場合にはステップC2に移る。ステップC2では、まず発電を停止させる。続いて循環ポンプ9を停止させる(ステップC3)。次に第1の制御弁29を閉じた状態で第2の制御弁31を開き、補助貯湯槽20内の上部空間を大気中へ開放する(ステップC4)。その状態で電気ヒータ12に電力の投入を開始する(ステップC5)。
補助貯湯槽20には循環水が供給されないため電気ヒータ12による加熱により補助貯湯槽20内の温水温度は上昇を開始する。ステップC6では補助貯湯槽20に取り付けてある温度センサ23により温水温度が所定温度以上になったか否かをチェックする。この所定温度は、水の沸騰温度より少し低い値に設定しておく。補助貯湯槽20内の温水が所定温度以上になったならばステップC7に移り、第1の制御弁29を開き、第2の制御弁31は閉じる。これにより補助貯湯槽20の上部と熱交換器7の上部とが連通経路28により連通した状態となる。
次に、次に三方弁26を切り換えて熱交換器7を通った循環水が循環ポンプ9の入側に流れるようにする(ステップC8)。そして循環ポンプ9を動作させる(ステップC9)。
電気ヒータ12による加熱は継続しているため補助貯湯槽20内の温水はやがて沸騰温度に達して水の蒸発が始まる。蒸発した水蒸気は連通経路28と開いた第1の制御弁29を通って熱交換器7に入る。熱交換器7に入った蒸気は底部に溜まっている水に潜熱を放出し凝縮水となって底部に溜まる。このようにして補助貯湯槽20内の温水が水蒸気の形で熱交換器7に運ばれ凝縮水となり水の補充が行なわれる。これにより水位は徐々の回復する。
ステップC10では、水の補充により熱交換器7内の水位が十分なレベルに回復したか否かをチェックする。熱交換器7内の水位は水位検出センサ32により検出する。水位が回復したならばステップC11に移り、水位が回復していない場合はステップC18に移る。ステップC18では、補助貯湯槽20内の水位が低下し過ぎていないかをチェックする。これは沸騰による蒸発により補助貯湯槽20内の水位は徐々に低下するためである。低下し過ぎていない場合はステップC10に戻る。低下し過ぎている場合は図8のステップC19に移る。
ステップC19からステップC22までのフローは補助貯湯槽20内の水位を回復させるフローである。ステップC19では電気ヒータ12による加熱を停止させる。続くステップC20では、第1の制御弁29を閉じて第2の制御弁31を開く。続いてステップC21では熱交換器7を通った循環水が補助貯湯槽20に流れるように三方弁26を切り換える。これにより循環水が補助貯湯槽20内に流れて水位の回復が図られる。
ステップC22では補助貯湯槽20内の水位が回復したか否かのチェックを行なう。回復した場合はステップC3に戻る。そしてステップC4からステップC9までのフローを再び実行して補助貯湯槽20内の温水を沸騰させ、熱交換器7内の水位を回復させる動作に戻る。
ステップC10で熱交換器7内の水位が十分に回復したと判定された場合はステップC11に移る。ステップC11では電気ヒータ12による加熱を停止する。続くステップC12では、補助貯湯槽20内の沸騰が止まって温度が低下するのを待つ。補助貯湯槽20内の温度がある程度低下したならばステップC13に移り、第1の制御弁29は閉じ、第2の制御弁31を開ける。続いて三方弁26を切り換えて熱交換器7を通った循環水が補助貯湯槽20に流れるようにする。これより補助貯湯槽20に循環水が流れて蒸発によって減少した水位が回復に向かう。
ステップC15ではその水位の回復をチェックする。水位が回復したならば第2の制御弁31を閉じ(ステップC16)、循環ポンプ9を停止させる(ステップC17)。これにより、熱交換器7内に水を補充して水位を回復させる一連の動作が終了する。その後は、自動的に発電を再開させてもよいし、操作者の指示で発電を再開するようにしてもよい。
このような制御フローに従えば、補助貯湯槽20内の沸騰により不純物の除去された水蒸気が生成され、その水蒸気の凝縮水で水の補充が行なわれる。従って、「背景技術」で説明した従来構成や第1の実施形態の構成のように寸法が大きく設備費の高いフィルタを必要としなくなる効果を奏する。
なお、上記図7の制御フローの開始は、発電運転中に熱交換器7の水位が低下した場合に発電を停止して自動的に開始するようにしたが、このように自動的に開始するのではなく、操作者が発電を停止した後に操作盤から指示して開始するようにしてもよい。また、発電を停止して自動開始する場合も直ぐに開始するのではなく、時刻が所定の時間帯にある場合、あるいは所定の時間帯に入った後に自動開始するようにしてもよい。補助貯湯槽20内の温水を沸騰させて大量の蒸気を発生させるには多くの電力を必要とする。従って、そのように開始できる時間帯を設けて、その時間帯として安い深夜電力を使用できる時間帯を設定しておけば、必要な電気料金を安く済ますことができる。
第1の実施形態に係る燃料電池コジェネレーションシステムの構成図である。 第1の実施形態の構成における電気ヒータの制御フローである。 第1の実施形態に構成において補助貯湯槽内の温水温度が上昇し過ぎた場合の制御フローである。 第1の実施形態に構成において平均発電電力Pgmの不足分が所定の値に近づくように発電電力を調整する制御フローである。 第2の実施形態に係る図1相当図である。 第2の実施形態の構成において熱交換器出口の循環水温度が低下した場合の制御フローである。 第2の実施形態の構成において熱交換器内の水位を回復させるための制御フローである。 図7の制御フローの続き部分である。 従来技術に係る図1相当図である。
符号の説明
図面中、1、1aは燃料電池コジェネレーションシステム、2は改質器、3は燃料電池、4はインバータ、5は電力負荷、6は商用電力系統、7は熱交換器、8は貯湯槽、9は循環ポンプ、10は貯湯水循環路、12は電気ヒータ、13はフィルタ、15は電源線、16は電力検出センサ、18は制御装置、20は補助貯湯槽、21は電力投入量操作装置、23、24は温度センサ、26は三方弁、29は第1の制御弁、31は第2の制御弁、32、33は水位検出センサ、Pgは発電電力(インバータ出力電力)、PLは電力負荷の消費電力、Prは受電電力、Psは不足電力を示す。

Claims (15)

  1. 原料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器(2)と、
    該燃料ガス中の水素と空気中の酸素を用いて直流電力を発電する燃料電池(3)と、
    該燃料電池で発電した直流電力を交流電力に変換して商用電力系統(6)と連系運転を行なうインバータ(4)と、
    前記燃料電池による発電プロセスにて発生した排熱を利用して冷水を温水に変える熱交換器(7)と、
    該熱交換器により温水とされた水を給湯のために貯湯する貯湯槽(8)と、
    該貯湯槽内の水を循環水として前記熱交換器にて熱交換させた後再び貯湯槽に回帰させるための貯湯水循環路(10)と、
    該貯湯水循環路に循環水を循環させるために貯湯槽から前記熱交換器に至る間の貯湯水循環路途中に取り付けた循環ポンプ(9)と、
    前記熱交換器から貯湯槽に至る間の前記貯湯水循環路途中に設けた補助貯湯槽(20)と、
    前記交流電力を電源として補助貯湯槽内の水を加熱する電気ヒータ(12)及び該電気ヒータへの電力投入量操作装置(21)と、
    を備えることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータへの供給電力を制御する制御装置(18)を更に備え、該制御装置は前記商用電力系統から本システムと本システムに負荷として接続された電力負荷(5)とが受ける受電電力(Pr)が所定値以下にならないように前記電力投入量操作装置に操作信号を与えて前記電気ヒータへの供給電力を制御することを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記貯湯槽より外部に供給する給湯温水の温度を通常よりも高くする要求があった場合には、前記貯湯槽に回帰する温水温度が所定の高温となるように前記電気ヒータへの投入電力を増加させる制御を行なうことを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータに電力を投入している状態において前記補助貯湯槽内の温水温度が所定値を超えた場合には、前記制御装置は、前記循環ポンプの出力を増して循環水量を一定割合又は一定量だけ増加させることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記制御装置は、前記インバータ出力端子と商用電力系統とを結ぶ電源線(15)の途中から給電される電力負荷(5)の消費電力(PL)からインバータの出力電力(Pg)を引いた不足電力(Ps)の一定周期(t)内の平均値(Psm=PLm −Pgm)に、前記給湯温水の温度を通常よりも高くする要求に応えて同じ周期内に前記電気ヒータに投入した電力の平均値(Nm・Pw)を加えた電力(ΔPgm)が第1の所定値(Ps2)より大きかったときは発電電力(Pg)を増加させ、第1の所定値(Ps2)より小さい第2の所定値(Ps3)より小さかったときは発電電力(Pg)を減少させる制御を行なうことを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は、前記電気ヒータへの投入電力値を指示するヒータ電力指示値を操作信号として受け、電気ヒータへの投入電力を該ヒータ電力指示値に一致させる制御を行なうように構成されており、
    前記制御装置は、該電力投入量操作装置への操作信号をヒータ電力指示値の形で与えることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  7. 請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は位相制御により前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  8. 請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置はゼロクロスのサイクル制御で前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  9. 請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置はON/OFF制御により前記電気ヒータへの投入電力を制御することを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  10. 請求項6に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電力投入量操作装置は前記電気ヒータへの電源電圧印加をON/OFFする開閉装置であり、
    前記制御装置は、前記電力負荷(5)の消費電力(PL)からインバータの出力電力(Pg)を引いた不足電力(Ps)が正の第1の値以下になった場合には前記電力投入量操作装置に対して前記電気ヒータへの電力投入を開始させる操作信号を送り、該状態において前記不足電力が第1の値より大きい第2の値以上になった場合には、前記電力投入量操作装置に対して電力投入を停止させる操作信号を送ることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記電気ヒータは、前記燃料電池コジェネレーションシステムの定格発電電力を消費できる容量を持つことを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  12. 請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記熱交換器から補助貯湯槽に至る間の前記貯湯水循環路の途中にあって熱交換器を通った循環水を補助貯湯槽と前記循環ポンプの入側に切り換える三方弁(26)と、前記熱交換器を出た循環水の温度を検出する温度センサ(24)を更に備え、
    前記制御装置は、該温度センサで検出された温度が第1の所定温度(T1)以下の場合には前記熱交換器を通った循環水が前記循環ポンプの入側に流れるように三方弁を切り換え、該状態において該温度センサで検出された温度が前記第1の所定温度(T1)より高い第2の所定温度(T2)以上に戻った場合には循環水が前記補助貯湯槽に流れるように前記三方弁を切り換えることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  13. 請求項12に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記補助貯湯槽の上部空間と前記熱交換器内の上部空間とを結ぶ連通経路(28)及びその連通経路の開閉を制御する第1の制御弁(29)と、前記補助貯湯槽内の上部空間の大気中への開放/非開放を制御する第2の制御弁(31)と、前記補助貯湯槽内の温水温度を検出する温度センサ(23)を更に備え、
    前記熱交換器は前記燃料電池にて発生した排熱ガスが該熱交換器において前記貯湯水循環路を通る循環水と熱交換して冷却され、該冷却により該排熱ガス中に含まれる水蒸気が凝縮水となって底部に溜まり発電プロセスに供給されるように構成されていて該底部に溜まった凝縮水の水位を検出する水位検出センサ(32)を備え、
    前記制御装置は、前記水位検出センサにより水位が所定レベルより低下したことが検出された場合には、前記燃料電池による発電を停止させた後に前記循環ポンプを停止させ、前記第1の制御弁は閉状態、前記第2の制御弁は開状態とし、該状態にて前記電気ヒータに電力を投入して補助貯湯槽内の温水を加熱させ、加熱により補助貯湯槽内の温水が沸騰温度より僅かに低い温度に到達した時点で前記第1の制御弁は開状態、前記第2の制御弁は閉状態に切り換え、前記熱交換器を通った循環水が前記循環ポンプの入側に流れるように前記三方弁を切り換えて前記循環ポンプを動作開始させ、該状態にて更に補助貯湯槽内の温水の加熱を継続して沸騰により生じた蒸気を前記熱交換器に導いて凝縮水とする運転状態とし、
    該運転状態を継続中に前記水位検出センサにより水位が所定レベルに回復したことが検出された場合には、前記電気ヒータによる加熱を停止させ、前記補助貯湯槽内の温水温度が沸騰温度以下の所定値より低下した時点で前記第1の制御弁は閉状態、前記第2の制御弁は開状態に切り換え、前記三方弁は前記熱交換器を通った循環水が前記補助貯湯槽に流れるように切り換え、該状態において補助貯湯槽の水位が戻った時点で前記第2の制御弁は閉状態に切り換え、循環ポンプを停止させることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  14. 請求項13に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記補助貯湯槽は該槽内の温水水位を検出する水位検出センサ(33)を更に備え、
    前記制御装置が補助貯湯槽内の温水を沸騰させて熱交換器に凝縮水を供給する前記運転状態にあるときに該水位検出センサにより水位が所定レベル以下に低下したことが検出された場合には、制御装置は、前記電気ヒータによる加熱を停止させ、前記第2の制御弁は開状態、前記第1の制御弁は閉状態に切り換え、前記三方弁は前記熱交換器を通った循環水が補助貯湯槽に流れるように切り換えて補助貯湯槽内の水位回復を図る運転状態に移行させ、
    該運転状態を継続中に前記水位検出センサにより検出された水位が所定レベル以上に回復した場合には、制御装置は再び補助貯湯槽内の温水を沸騰させて熱交換器に凝縮水を供給する前記運転状態に戻すことを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  15. 請求項13又は14に記載の燃料電池コジェネレーションシステムであって、前記制御装置は、前記熱交換器内に凝縮水を供給するための前記一連の操作の開始を、予め設定された時間帯においてのみ可能とすることを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。

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