JP2011021829A - コージェネシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンクからの放熱を抑制しつつ、暖房機器等の温水利用機器を利用する効率を高めることができるコージェネシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】コージェネシステムシステムは、作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器11と、コージェネ機器11の熱に基づいて加熱された温水を溜めるための貯湯室31をもつ貯湯タンク30と、貯湯室31に溜められる温水を昇温させるための昇温要素5と、貯湯室31に溜められている温水の熱エネルギを利用するための温水利用機器32と、少なくとも昇温要素5を制御するための制御部2とを備えている。制御部2は、温水利用機器32において温水が利用されるとき、または、温水利用機器32において温水の利用が予測されるとき、温水利用機器32の不使用時に比較して、貯湯室31に溜められる温水を昇温要素5により昇温させる昇温制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるコージェネシステムに関する。
コージェネシステムは、作動に伴い電気エネルギを生成させるためのコージェネ機器と、コージェネ機器の排熱に基づいて加熱された温水を溜めるための貯湯室をもつ貯湯タンクと、貯湯室に溜められる温水を昇温させるための昇温要素とを備えている(特許文献1〜5)。特許文献1には、貯湯室に溜められている温水の熱エネルギを利用するための暖房機器が設けられている(特許文献1)。ここで、コージェネ機器は、作動に伴い電気エネルギを生成させるとき、熱エネルギとして排熱を放出させる。コージェネ機器の排熱で加熱された温水は、貯湯タンクに溜められる。暖房機器は、貯湯室に溜められている温水がもつ熱エネルギを有効に利用し、暖房を行う。
特開2002−364917号公報 特開2005−276757号公報 特開2006−275478号公報 特開2006−284100号公報 国際公開WO2006/095555号公報
上記した技術によれば、暖房機器は、貯湯室に溜められている温水がもつ熱エネルギを利用するものの、暖房機器の暖房機能を向上させるには限界があった。この場合、暖房機能の暖房機能を向上させるためには、貯湯室に溜められている温水の目標温度を上昇させれば良いが、暖房機器の不使用時においても、貯湯室に溜められている温水が高温側に維持されることになり、貯湯タンクからの放熱量が増加し、経済性が低下するおそれがある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、暖房機器等の温水利用機器の使用時において温水利用機器の性能を高めることができ、且つ、暖房機器等の温水利用機器の不使用時において貯湯タンクからの放熱量を抑制させることができるコージェネシステムを提供することを課題とする。
本発明のコージェネシステムシステムは、作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器と、コージェネ機器の熱に基づいて加熱された温水を溜めるための貯湯室をもつ貯湯タンクと、貯湯室に溜められる温水を昇温させるための昇温要素と、貯湯室に溜められている温水の熱エネルギを利用するための温水利用機器と、少なくとも昇温要素を制御するための制御部とを具備しており、制御部は、温水利用機器において所定温度以上の温水が利用されるとき、または、温水利用機器において所定温度以上の温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時に比較して、貯湯室に溜められる温水を昇温要素により昇温させる昇温制御を実行する。
温水利用機器において所定温度以上の温水が利用されるとき、または、温水利用機器において所定温度以上の温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時に比較して、貯湯室に溜められる温水は、昇温要素により昇温される。このため貯湯タンクの温水と温水利用機器との熱交換により、温水利用機器が利用されるとき、温水利用機器の使用温度領域を昇温させることができ、温水利用機器の性能を良好に向上させることができる。所定温度とはシステムに応じて適宜設定される。 なお、温水利用機器の性能を高めるためには、貯湯室に溜められる温水の目標温度を常時において高温側に移行させることも考えられる。しかしこの場合には、温水利用機器の不使用時においても、貯湯室の温水の温度が高温側となっている。このため、温水利用機器の不使用時においても貯湯タンクからの放熱量が増加し、経済的ではない。この点について本発明によれば、温水利用機器の使用時、および/または、温水利用機器の使用が予測されるとき、貯湯室に溜められる温水の温度を上昇させるものである。従って、温水利用機器の不使用時には、貯湯室に溜められている温水の温度を抑えることができ、貯湯タンクからの放熱量を低減させることができ、経済性を向上させることができる。
本発明によれば、暖房機器等の温水利用機器において温水が利用されるとき、または、温水利用機器において温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時に比較して、貯湯室に溜められる温水は、昇温要素により昇温される。このため暖房機器等の温水利用機器の使用時において温水利用機器の性能を高めることができる。更に、暖房機器等の温水利用機器の不使用時において、貯湯室に溜められている温水の温度を抑えることができ、貯湯タンクからの放熱量を抑制させることができ、経済性を高めることができる。
燃料電池システムを示すシステム図である。 別の実施形態に係り、燃料電池システムを示すシステム図である。 制御部が実行するフローチャートである。 制御部が実行するフローチャートである。 記憶部のエリアの内容を示す図である。 他の実施形態に係るコージェネシステムを示すシステム図である。
コージェネ機器は、作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのものである。コージェネ機器は、作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるものであれば何でもよく、燃料電池装置が例示され、更に、エンジンで発電機を作動させる発電装置が例示される。燃料電池装置は固体高分子形燃料電池でも良いし、固体酸化物形燃料電池でも良いし、溶融炭酸塩形燃料電池でも良いし、リン酸形燃料電池でも良い。
温水利用機器は、一般的には、所定温度以上(高温)の温水が必要な利用機器であることが好ましく、貯湯タンクに溜められている通常の温水温度よりも高い温度が必要とされる機器であることが好ましい。温水利用機器としては、高温の温水が必要とされ場合と、そうでない場合とがある。例えば風呂装置では、高温温水を好むユーザと、そうでないユーザとがいる。高温温水を好むユーザは、所定温度以上の温水を所望することが多い。
貯湯タンクは、コージェネ機器の熱に基づいて直接的にまたは間接的に加熱された温水を溜めるための貯湯室をもつ。昇温要素は、貯湯室に溜められる温水を昇温させる機能をもつものであれば、何でも良い。
好ましくは、昇温要素は、コージェネ機器から受熱した熱媒体が流れる熱媒体通路と、貯湯タンクの貯湯室の出口から貯湯室の外部に延設され貯湯室の入口に戻る循環通路と、熱媒体通路の熱媒体の熱を循環通路の水に伝達させて循環通路の水を加熱させる第1熱交換器と、循環通路の水を貯湯室を介して循環させる水搬送源とを有する。水搬送源は循環通路の水を搬送できるものであれば良く、ポンプ、コンプレッサを例示できる。
コージェネ機器からの排熱量がほぼ一定であり、大きく変動していない場合には、制御部は、温水利用機器の温水が利用されるとき、または、温水利用機器の温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時に比較して、単位時間あたりにおける水搬送源の水搬送の流量を低下させることにより昇温制御を実行することができる。この場合、水搬送源の水搬送の流量を低下させるため、水搬送源の消費電力も節約できる利点が得られる。
好ましくは、制御部は、温水利用機器において温水が利用されるとき、または、温水利用機器において温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時(昇温制御の非実行時)に比較して、循環通路のうち第1熱交換器の下流の通路部分を流れる水の温度を上昇させることにより昇温制御を実行することができる。
また、制御部は、温水利用機器の温水が利用されるとき、または、温水利用機器の温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時(昇温制御の非実行時)に比較して、単位時間あたりにおける水搬送源の水搬送の流量を低下させることにより昇温制御を実行することができる。この場合、水搬送源の水搬送の流量を低下させるため、水搬送源の消費電力も節約できる利点が得られる。
また昇温要素は、熱媒体通路の熱媒体を直接的にまたは間接的に加熱させる電気ヒータ、貯湯室の水を直接的にまたは間接的に加熱させる電気ヒータ、熱媒体通路の熱媒体を直接的にまたは間接的に加熱させる燃焼バーナ、または、貯湯室の水を直接的にまたは間接的に加熱させる燃焼バーナを例示できる。
温水利用機器は、貯湯室に溜められている温水がもつ熱エネルギを利用するためのものである。温水利用機器としては、床暖房装置等の暖房装置、風呂装置、熱エネルギを電気エネルギに変換させる熱変換装置等を例示できる。
制御部は少なくとも昇温要素を制御して昇温制御を実行する。制御部は、温水利用機器において温水が利用されるとき、または、温水利用機器において温水の利用が予測されるとき、温水利用機器の不使用時(昇温制御の非実行時)に比較して、貯湯室に溜められる温水を昇温要素により昇温させる昇温制御を実行する。
好ましい形態によれば、温水利用機器(例えば暖房装置,風呂追い炊き装置)と貯湯タンクとの間には、貯湯室に溜められている温水を導出させ且つ貯湯室に再び帰還させる温水帰還通路と、温水帰還通路と温水利用機器とを熱交換させて温水帰還通路の温水の熱を温水利用機器に伝達させる第2熱交換器とが設けられている。
好ましい形態によれば、制御部は、温水機器の利用頻度が高い高利用時間帯を記憶する記憶部を有する。この場合、好ましくは、制御部は、現在時刻が記憶部に記憶されている高利用時間帯に到達または近づいたら、温水利用機器の不使用時(昇温制御の非実行時)に比較して、貯湯室に溜められる温水を昇温要素により昇温させることにより昇温制御を実行する。高利用時間帯は、設定された所定時間(例えば24時間)内において、温水利用機器の利用頻度が高い、または、温水利用機器が利用された時間帯を意味する。
具体的には、昇温制御は次の場合に実行されることが好ましい。
(i)暖房装置が現在使用されている場合
(ii)暖房装置の使用が予測される場合
(iii)風呂追い炊き装置が現在使用されている場合
(iv)風呂追い炊き置の使用が予測される場合
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1を参照して説明する。このコージェネシステムは燃料電池システムである。燃料電池システムは、発電ユニット10と、貯湯ユニット20とに大別される。発電ユニット10は、作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器として機能する燃料電池装置11と、燃料電池装置11の発電した直流電力を交流電力に変換させる変換器であるインバータ12と、第1熱交換器13と、第1制御部21とをもつ。燃料電池装置11は、固体酸化物形の燃料電池とされている。貯湯ユニット20は、燃料電池装置11が発生する排熱に基づいて加熱された温水を溜めるための貯湯室31をもつ貯湯タンク30と、温水利用機器として機能する暖房装置32とを備えている。暖房装置32は、貯湯室31に溜められている温水がもつ熱エネルギを利用するための装置であり、床暖房装置、室内暖房装置、壁暖房装置、温水パネルなどを例示できる。第1制御部21はCPU22と記憶部23とを有する。
発電ユニット10において、ポンプ等の搬送源41cによりカソード流体通路41を介してカソード流体(例えば空気などのカソードガス)が燃料電池装置11のカソードに供給されると共に、アノード流体源42cからガスアノード流体通路42を介してアノード流体(例えば水素を含むアノードガス)が燃料電池装置11のアノードに供給される。これにより燃料電池装置11は発電して電気エネルギを発生させる。発電された電気エネルギは、インバータ12を介して家庭用または業務用等の電力負荷15に給電される。アノード流体源42cは、燃料原料を改質させる改質装置、または、アノード流体貯蔵部が挙げられる。
図1に示されるように、発電ユニット10から貯湯ユニット20にかけて昇温要素5が設けられている。昇温要素5は、燃料電池装置11から受熱した熱媒体が流れる熱媒体通路50と、貯湯タンク30の貯湯室31の下部に形成されている第1出口37pから貯湯室31の外部に延設され貯湯室31の上部の第1入口37iに戻る循環通路51と、熱媒体通路50の熱媒体の熱を循環通路51の水に伝達させて循環通路51の水を加熱させる第1熱交換器13と、循環通路51の水を貯湯室31を介して循環させる第1水搬送源として機能する第1ポンプ53と、循環通路51のうち第1熱交換器13よりも下流の通路部分51dの水温を検知する第1温度センサ54とを有する。第1温度センサ54の温度信号、貯湯室31に溜められる温水の温度を設定するスイッチ210の設定信号は、第1制御部21に入力される。第1制御部21は、第1ポンプ53およびインバータ12などの発電ユニット10内の機器を制御する制御信号を出力する。ここで、第1制御部21は、スイッチ210で設定された温水温度に応じて、循環通路51の通路部分51dの水温の目標温度を設定する。そして、第1温度センサ54で検知された循環通路51の通路部分51dの水温がこれの目標温度となるように、第1制御部21は、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数(第1ポンプ53の駆動量)をフィードバック制御させる。
熱媒体通路50を流れる熱媒体としては、燃料電池装置11から排出される高温の燃焼排ガスが挙げられる。熱媒体が燃焼排ガスであれば、その燃焼排ガスを先端の排気口50xから外気に放出させることが好ましい。貯湯タンク30の貯湯室31の内部において、貯湯室31の高さ方向に沿って複数個の第2温度センサ61が設けられている。貯湯ユニット20において、暖房装置32と貯湯タンク30との間には温水帰還通路62が設けられている。温水帰還通路62は、貯湯タンク30の貯湯室31の上部に形成されている第2出口38pから貯湯室31の外部に導出され、更に、貯湯室31の下部に形成されている第2入口38iに向けて延設されている。温水帰還通路62には、第2水搬送源として機能する第2ポンプ63、燃焼原料を燃焼させることにより追い炊き機能を発揮する第1燃焼器64、第2熱交換器65、切替弁66が設けられている。温水帰還通路62には、第1燃焼器64および第2熱交換器65を迂回させる迂回通路67が形成されている。切替弁66は、第2熱交換器65を介して貯湯室31の第2出口38pに繋がるポート66aと、第1燃焼器64および第2熱交換器65を迂回するように迂回通路67に繋がるポート66bと、貯湯室31の下部に形成されている第2入口38iに繋がるポート66cとをもつ。なお、温水帰還通路62において、第2ポンプ63、第1燃焼器64、第2熱交換器65、切替弁66の順に直列に配置されているが、これに限定されるものではない。
温水帰還通路62において、第2ポンプ63はバイパス通路67の合流部67kよりも下流に設けられており、合流部67kと燃焼器64との間に設けられている。仮に、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められている水の温度が低いときには、切替弁66のポート66cが閉鎖され、且つ、ポート66a,66bが開放した状態で、第2ポンプ63が駆動すれば、第2ポンプ63、燃焼器64,第2熱交換器65、ポート66a,66b、バイパス通路67、ポンプ63、燃焼器64といった循環通路が形成される。この場合、暖房用循環通路34の水温を維持し、暖房装置32の温度を確保できる。燃焼器64が燃焼する場合には、暖房用循環通路34の水温の維持になおさら有効である。
切替弁66の第1ポート66aおよび第3ポート66cが開放しているとき、第2ポンプ63が駆動すると、貯湯室31の上部に溜められている温水は第2出口38pから温水帰還通路62に吐出され、第1燃焼器64、第2熱交換器65、切替弁66を介して、貯湯室31の下部に形成されている第2入口38iに帰還される。第1燃焼器64は燃焼バーナであり、温水帰還通路62の水温が低いとき、温水帰還通路62の水を追い炊きにより加熱させることができるものの、追い炊き用の燃料を消費する。
暖房装置32は、温水帰還通路62の温水と第2熱交換器65により熱交換されて加熱される暖房用循環通路34と、暖房用循環通路34に設けられた室暖房または床暖房用の放熱部35と、暖房用循環通路34に設けられた第3水搬送源として機能する第3ポンプ36とを備えている。第3ポンプ36が駆動すると、暖房用循環通路34の水は第2熱交換器65を介して循環される。温水帰還通路62の温水の熱は第2熱交換器65を介して暖房用循環通路34の水に伝熱され、放熱部35から放熱され、暖房に使用される。貯湯室31の上部に形成されている第3出口39pから温水消費部70xに向けて給湯通路70が延設されている。給湯通路70には、追い炊き機能を有する第2燃焼器72が設けられている。給湯通路70の水温が低いときには、第2燃焼器72が作動して給湯通路70の温水を適温域に加熱させる。
第2燃焼器72は燃焼バーナであり、温水帰還通路62の水を加熱させることができるものの、燃料を消費する。貯湯室31の下部に給水する給水通路73が設けられている。貯湯タンクの温水が使用されると水道水の圧力により給水通路73から自動的に水が貯湯室31の下部に補給される。給水通路73は合流部70yを介して給湯通路70に合流される。貯湯ユニット20には第2制御部25が設けられている。第2制御部25は、図示しないセンサや操作盤からの信号に基づいて、給湯使用情報、暖房装置32の暖房使用情報等の使用情報を取得できる。貯湯室31に設けられている第2温度センサ61の温度信号、暖房装置32の暖房機能を操作する操作スイッチ251、風呂追い炊き装置8の追い炊き機能を操作する操作スイッチ252の信号は、第2制御部25に入力される。第2制御部25は、第2ポンプ63、切替バルブ66、第3ポンプ36、第1燃焼器64、第2燃焼器72などのように貯湯ユニット20に搭載されている機器を制御する。第1制御部21および第2制御部25により制御部2が形成されている。
システムの運転時について説明を加える。アノード流体およびカソード流体が燃料電池装置11に供給されて燃料電池装置11が発電運転すると、燃料電池装置11は電気エネルギを発生させる。燃料電池装置11から排出される高温の燃焼排ガス(例えば200〜900℃の範囲内)は、熱媒体通路50から外部に排出される。熱媒体通路50を流れる燃焼排ガスの排熱は、第1熱交換器13を介して循環通路51の水に伝達される。このときシステムの運転時には第1ポンプ53が駆動しているため、第1熱交換器13における熱交換により、燃焼排ガスの熱は循環通路51の水に伝達され、循環通路51の水は加熱される。このようにして温水が貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる。システムの運転時には、一般的には、貯湯31室における対流現象により、重力方向の上部の水温は相対的に高温となり、重力方向の下部の水温は相対的に低温となる。
暖房装置32が使用されていないときには、第2ポンプ63および第3ポンプ36が回転しないため、温水帰還通路62の水は循環せず、ひいては暖房用循環通路34の水も循環されず、放熱部35からの放熱も制限される。これに対して、寒冷地または冬季などにおいて、暖房装置32が使用されているときには、第2ポンプ63および第3ポンプ36が回転するため、温水帰還通路62の水は循環し、すなわち、貯湯室31の上部の温水は第2出口38pから温水帰還通路62に吐出され、温水帰還通路62に沿って第2ポンプ63、第2熱交換器65、切替弁66の第1ポート66a、第3ポート66cの順に流れ、第2入口38iから貯湯室31に帰還する。このとき、暖房時(温水利用機器の使用時)第3ポンプ36の駆動により暖房用循環通路34の水が循環しているため、温水帰還通路62を流れる温水の熱は、第2熱交換器65を介して暖房用循環通路34の水に伝達され、建築物内の放熱部35が放熱する。これにより室内暖房または床暖房などの暖房が行われる。
さて本実施形態によれば、暖房装置32により暖房を行うときには、または、暖房装置32において暖房の使用が予測されるときについて説明する。この場合には、制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水をΔTtぶん昇温させる昇温制御を実行する。すなわち、循環通路51のうち第1熱交換器13の下流の通路部分51dを流れる水の目標温度をΔTpぶん上昇させることにより昇温制御を実行する。
ここで、循環通路51のうち第1温度センサ54で検知された通路部分51dの水温が目標温度となるように、第1制御部21は、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数(第1ポンプ53の駆動量)をフィードバック制御させる。なお、ΔTtとしては適宜選択できるが、3〜30℃の範囲、4〜20℃の範囲を例示できる。但しこれに限定されるものではない。ΔTpはΔTtに対応する。
更に具体的には、燃料電池装置11が定常運転しており、燃料電池装置11の発電出力が大きく変動していない場合には、昇温制御においては、制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、単位時間あたりの第1ポンプ53の駆動量を低減させ、つまり、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数を低減させる。これにより制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、単位時間あたり循環通路51を循環する循環水の流量を低減させる。
なお、昇温制御が実行される前における第1温度センサ54が検知する水温をT1とし、昇温制御が実行される前における貯湯室31の上部の温水の温度をT2とする。昇温制御が実行されている間の第1温度センサ54が検知する水温をT10とし、昇温制御が実行されている貯湯室31の上部の温水の温度をT20とする。この場合、T1は65〜70℃にでき、T2は60〜65℃にでき、T10は70〜80℃にでき、T20は65〜75℃が例示される。但しこれらに限定されるものではない。なお温水の温度が低い場合には、雑菌の繁殖のおそれがあるが、温水の温度が60℃を超えると、雑菌の繁殖も抑制されると考えられている。
この場合、燃料電池装置11が発電運転しているとき、第1ポンプ53の回転数が少なくなると、第1熱交換器13を流れる水の流速が低下し、第1熱交換器13における熱交換時間(受熱時間)が長くなり、循環通路51のうち第1熱交換器13の下流(循環通路51のうち第1熱交換器13と貯湯室31の第1入口37iとの間)における通路部分51dの水温が上昇する。ひいては、第1入口37iから貯湯タンク30の貯湯室31に流入される温水の水温が上昇する。ひいては、貯湯室31の上部に溜められる温水の水温が、暖房装置32の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して上昇する。このため、暖房装置32により暖房を行うときには、第1ポンプ53の回転数を低下させなかった場合に比較して、貯湯室31の第2出口38pから温水帰還通路62に吐出される温水の水温を上昇させることができる。ひいては、第2熱交換器65を介して加熱される暖房用循環通路34(温水利用機器用循環通路)の水温を上昇させることができ、結果として、単位時間あたり放熱部35の放熱量を増加させることができ、暖房装置32の暖房能力を高めることができる。
また、暖房装置32において暖房の使用が予測されるときにおいても、暖房装置32の実際の使用に先立って、制御部2は、昇温制御前よりも、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数を予め低減させれば、前述同様に、貯湯室31の上部に溜められる温水の水温を予め上昇させることができる。このため、暖房装置32により暖房を実際に行うとき、暖房装置32の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、温水帰還通路62を流れる温水の水温を高温に維持でき、ひいては、第2熱交換器65を介して加熱される暖房用循環通路34の水温を高温に維持でき、単位時間あたり放熱部35の放熱量を増加させることができ、暖房装置32の暖房能力を高めることができる。なお、暖房が終了すれば、制御部2は昇温制御を終了し、第1ポンプ53の回転数も元に戻すことが好ましい。
以上説明したように本実施形態によれば、制御部2は、暖房装置32により暖房を行うとき、制御部2は、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水を昇温させる昇温制御を実行することができる。または暖房装置32において暖房の使用が予測されるとき、制御部2は、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水を昇温させる昇温制御を実行することができる。このように暖房装置32の使用時のみ、および/または、暖房装置32の使用が予測されるときのみ、制御部2は昇温制御を実行できる。
ところで、貯湯室31に溜められる温水の温度を高温側にするには、燃料電池装置11の発電出力を増加させることも考えられる。この場合、燃料電池装置11から熱媒体通路50に向けて排出される燃焼排ガスの流量および温度が上昇するため、高温の燃焼排ガスから伝達される熱伝達量が増加し、貯湯室31に溜められる温水の温度を高温側にできる。しかしこの場合には、燃料電池装置11からの電力に基づいて作動される電力負荷15が要請する必要電力以上に燃料電池装置11が出力することにもなりがちであり、コスト的に好ましくない。この点本実施形態によれば、貯湯室31の温水の温度を第1ポンプ53の回転数に基づいて調整するため、電力負荷15が要請する電力に応じて燃料電池装置11の発電電力を出力すれば良い。
なお、暖房装置32の暖房機能を高めるため(すなわち、温水利用機器の性能を高めるため)には、第1燃焼器64に燃料を供給して第1燃焼器64において燃焼させることにより温水帰還通路62の水温を上昇させることも考えられる。しかしこの場合には、第1燃焼器64に燃料を供給する必要があるため、燃料コストが高騰する。この点について本実施形態によれば、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数を低下させる昇温制御を実行すれば、貯湯室31の温水の温度を上昇させることができるため、第1ポンプ53を駆動させる電力も節約される。ひいては第1燃焼器64を使用することなく、あるいは、第1燃焼器64を使用するとしても、僅かで済む。
また暖房装置32の暖房機能を高めるため(すなわち、温水利用機器の性能を高めるため)には、貯湯室31に溜められる温水の温度を常時において高温側に移行させることも考えられる。しかしこの場合には、暖房装置32の不使用時(温水利用機器の不使用時)においても、貯湯室31の温水の温度が高温側となっているため、システムの運転時の全体にわたり、貯湯タンク30からの放熱量が増加し、経済的ではない。この点について本実施形態によれば、暖房装置32により暖房を行うとき、および/または、暖房装置32の暖房の使用が予測されるとき、貯湯室31に溜められる温水の温度を上昇させるものである。従って、暖房装置32の不使用時(温水利用機器の不使用時,例えば夏季等)には、貯湯室31の温水の温度を抑えることができるため、貯湯タンク30からの放熱量を低減させることができる。
なお本実施形態によれば、昇温制御にあたり、燃料電池装置11の発電出力を増加させても良い。この場合には、熱媒体通路50を流れる燃焼排ガスの温度が昇温したり、燃焼排ガスの流量が増加するため、循環通路51の通路部分50dの水温が昇温され、ひいては貯湯タンク30に溜められる温水も昇温される。本実施形態によれば、燃料電池装置11は固体酸化物形の燃料電池とされているが、これに限らず、固体高分子形燃料電池でも良いし、溶融炭酸塩形燃料電池でも良いし、リン酸形燃料電池でも良い。
(実施形態2)
本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を奏するため、図1を準用する。制御部2の記憶部23は、温水利用機器として機能する暖房装置32の利用頻度が高い高利用時間帯の使用情報を格納して記憶するエリアをもつ。そして制御部2は、現在時刻が、記憶部23のエリアに記憶されている高利用時間帯に到達または近づいたら、暖房装置32の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、貯湯室31に溜められる温水を昇温させることにより昇温制御を実行する。前述したように、昇温制御では、制御部2は、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数を予め低減させる。
このため、暖房装置32により暖房を実際に行うときにおいて、あるいは、暖房を実際に使用するときに先だって、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められている温水の温度を、暖房装置32の不使用時に比較して、予め上昇できる。結果として、温水帰還通路62を流れる温水の水温を高温に維持でき、ひいては、第2熱交換器65を介して加熱される暖房用循環通路34の水温を高温に維持でき、単位時間あたり放熱部35の放熱量を増加させることができ、暖房装置32の暖房性能を向上させることができる。万一、高利用時間帯に到達してから所定時間(例えば0.5時間)以内に暖房装置32の暖房が実際に使用されないときには、制御部2は昇温制御をキャンセルし、第1ポンプ53の回転数を元の回転数(昇温制御前の第1ポンプ53の回転数)に戻すことができる。
(実施形態3)
図2は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1,2と基本的には同様の構成および同様の作用効果を奏する。図2に示すように、温水帰還通路62には、温水利用機器として機能する風呂追い炊き装置8と暖房装置32とが直列に設けられている。風呂追い炊き装置8は、温水帰還通路62の温水と第3熱交換器85により熱交換されて加熱される風呂追い炊き用循環通路81と、風呂追い炊き用循環通路81に設けられた風呂追い炊き用放熱部82と、風呂追い炊き用循環通路81に設けられた第4水搬送源として機能する第4ポンプ83とを備えている。追い炊き用の放熱部82からの放熱により浴槽300内の湯を昇温させることを、風呂追い炊きという。
風呂追い炊き時に第4ポンプ83が駆動すると、風呂追い炊き用循環通路51の水は循環される。温水帰還通路62の温水の熱は、第3熱交換器85を介して風呂追い炊き用循環通路81の水に伝熱され、風呂追い炊き用放熱部82から放熱され、浴槽300に溜められている湯の加熱に使用される。図2に示すように、温水帰還通路62において風呂追い炊き装置8の下流に暖房装置32が設けられているが、逆でも良い。第2制御部25は、給湯使用情報、暖房装置32の暖房使用情報、風呂追い炊き装置8の使用情報を取得できる。これらの使用情報は第1制御部21に送信される。第1制御部21の記憶部23は、特定の年月日における給湯使用情報、暖房装置32(温水利用機器)、および、風呂追い炊き装置8の使用情報等の情報と使用時刻と使用量とをそれぞれ格納して記憶するエリアをもつ(図5参照)。記憶部23は、かかる情報を所定期間(例えば3週間)ぶん格納することができる。
図3及び図4は制御部2のCPU22が実行するフローチャートを示す。図3に示すように、制御部2は、給湯通路70に関する給湯使用情報、暖房装置32に関する暖房使用情報、風呂の追い炊き使用情報を取得する(ステップS102)。次に、給湯通路70に関する給湯使用情報、暖房装置32に関する暖房使用情報、追い炊き使用情報を記憶する(ステップS104)。従って、図5に示すように、第1制御部21に搭載されている記憶部23は、給湯通路70に関する給湯使用情報を格納するエリア、暖房装置32に関する暖房使用情報を格納するエリア、風呂の追い炊き使用情報を格納するエリアをもつ。
次に、制御部2は、循環通路51における熱回収温度Tc(循環通路51のうち第1熱交換器13よりも下流の通路部分51dの水温)を高温側に切り替える必要があるか否かについて、すなわち、貯湯室31に溜められる温水の水温を高温側に切り替える必要があるか否かについて判定する(ステップS106)。ここで、貯湯室31に溜められる温水の水温を高温側に切り替える必要がある場合には(ステップS106のYes)、循環通路51における熱回収温度Tcを高温側(第1温度センサ54の検知温度が温度T10になるように制御)に設定する(ステップS108)。この場合、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水の温度は高温側に移行する。
これに対して、貯湯室31に溜められる温水の水温を高温側に切り替える必要がない場合には(ステップS106のNo)、循環通路51における熱回収温度Tcを低温側(第1温度センサ54の検知温度が温度T1になるように制御)に設定する(ステップS110)。この場合、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水の温度は高温側に移行せず、通常温度領域つまり低温側に維持される。
図4はステップS106の内容を示す。まず、暖房装置32を現在使用しているか否かについて判定し(ステップS202)、暖房装置32を使用していれば、貯湯室31の温水の温度を上昇させることが好ましいため、yフラグを立てる(ステップS212)。yフラグは、貯湯室31の温水の温度を上昇させる昇温制御を実行し、貯湯室31に溜められている温水の温度を上昇させることを意味する。次に、風呂追い炊き装置8を現在使用しているか否かについて判定し(ステップS204)、風呂追い炊き装置8を使用していれば、貯湯室31の温水の温度を上昇させることが好ましいため、yフラグを立てる(ステップS212)。更に、現在時刻から過去に向けて所定時間(例えば1週間)内に暖房装置32が実際に使用されたか否か判定し(ステップS206)、暖房装置32が実際に使用されていれば(ステップS206のYes)、ステップS208に進む。ステップS208において、暖房装置32により暖房を開始した開始時刻に現在時刻が近づいているか否かについて判定する。すなわち、現在時刻が、暖房装置32により暖房を開始した開始時刻よりも規定時間(例えば0.5時間)以内であるか否かについて判定する(ステップS208)。暖房装置32により暖房を開始した開始時刻に現在時刻が近づいていれば(ステップS208のYes)、貯湯室31の温水の温度を上昇させることが好ましいため、yフラグを立てる(ステップS212)。暖房装置32により暖房を開始した開始時刻に現在時刻が近づいていなければ(ステップS208のNo)、ステップS210に進み、この後、風呂追い炊き装置8の使用が予測されるか否かについて判定する(ステップS210)。風呂追い炊き装置8の使用が予測されるときには(ステップS210のYes)には、貯湯室31の温水の温度を上昇させることが好ましいため、yフラグを立てる(ステップS212)。風呂追い炊き装置8の使用が予測されないとき(ステップS210のNo)には、貯湯室31の温水の温度を上昇させるまでもないため、nフラグを立てる(ステップS214)。この場合、貯湯室31の温水の温度を必要以上に高温にすることが抑制されるため、貯湯タンク30からの放熱を抑えることができる。なお、nフラグは、貯湯室31の温水の温度を特に上昇させることなく、すなわち、昇温制御を実行することなく、通常どおりの温度域に維持することを意味する。
本実施形態においても、貯湯室31の温水の温度を第1ポンプ53の回転数に基づいて上昇させるため、燃料電池装置11の発電電力を特に過剰にせずとも良く、発電コストの高騰が抑えられる。なお、暖房や風呂追い炊きが終了すれば、制御部2は通路部分51dの目標温度である熱回収温度Tcを元に戻す。
(実施形態4)
本実施形態は前記した各実施形態1,2と基本的には同様の構成および同様の作用効果を奏するため、図1および図2を準用する。但し、昇温制御では、制御部2は、第1ポンプ53の回転数を低下させることなく、第1燃焼器64に燃料を供給して第1燃焼器64における燃焼により温水帰還通路62の水温を上昇させることにより実行する。
(実施形態5)
本実施形態は前記した各実施形態と基本的には同様の構成および同様の作用効果を奏する。但し、昇温制御では、制御部2は、第1ポンプ53の回転数を低下させる操作と、第1燃焼器64に燃料を供給して第1燃焼器64における燃焼により温水帰還通路62の水温を上昇させる操作との双方を実行する。
(実施形態6)
図6は実施形態6を示す。本実施形態は前記した実施形態1〜5と基本的には同様の構成および同様の作用効果を奏する。作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器として機能するエンジン式発電機8Eがシステムに搭載されている。エンジン式発電機8Eは、エンジン80Eと、エンジン80Eの駆動軸80tにより回転される発電機82Eとを備えている。エンジン80Eに燃料および空気が供給され、エンジン80Eが回転駆動すると、駆動軸80tを介して発電機82Eが回転駆動して交流電力を発生させる。エンジン80Eの内部に形成されている冷却通路83Eに連通する熱媒体通路50E(エンジン冷却通路)がエンドレス状に設けられている。熱媒体通路50Eは、エンジン冷却液を溜めるリザーバ50rと、エンジン冷却液の熱を放出させるラジエータ50mとを有する。熱媒体通路50Eに設けられている第4ポンプ87Eが駆動すると、エンジン冷却液は、冷却通路83Eおよび熱媒体通路50Eを循環してエンジン80Eを冷却させつつ加熱される。熱媒体通路50Eを流れるエンジン冷却液は、第1熱交換器13を介して循環通路51の水を加熱させる。ここで、制御部2は、第1温度センサ54で検知された循環通路51の水温の目標温度となるように、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数(第1ポンプ53の駆動量)をフィードバック制御させる。
このときコージェネシステムの運転時には第1ポンプ53が駆動して循環通路51の水が循環しているため、第1熱交換器13における熱交換により、熱媒体通路50Eのエンジン冷却液の熱は循環通路51の水に伝達され、結果として循環通路51の水は加熱される。このようにして温水が貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる。システムの運転時には、一般的には、貯湯室31における対流現象により、重力方向の上部の水温は相対的に高温となり、重力方向の下部の水温は相対的に低温となる。
本実施形態においても、暖房装置32により暖房を行うときには、または、暖房装置32において暖房の使用が予測されるときには、制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、貯湯タンク30の貯湯室31に溜められる温水を、昇温制御前よりも昇温させる昇温制御を実行する。
具体的には、昇温制御においては、制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、すなわち、昇温制御を実行する前に比較して、循環通路51のうち第1熱交換器13の下流の通路部分51dを流れる水の目標温度をΔTpぶん上昇させる。そして第1温度センサ54で検知された通路部分51dの水温が目標温度になるように、第1制御部21は、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数(第1ポンプ53の駆動量)をフィードバック制御させる。
この場合には、エンジン80Eが定常運転しており、エンジン出力が大きく変動していない場合には、単位時間あたりの第1ポンプ53の駆動量を低減させ、つまり、単位時間あたりの第1ポンプ53の回転数を低減させる。これにより制御部2は、暖房装置32の暖房機能の不使用時(温水利用機器の不使用時)に比較して、すなわち、昇温制御を実行する前に比較して、単位時間あたり循環通路51を循環する循環水の流量を低減させる。
本実施形態によれば、熱媒体通路50Eにエンジン冷却液が流れ、エンジン冷却液の熱を第1熱交換器13を介して循環通路51の水に伝達させるが、これに限らず、エンジンから排出される排気ガスの熱を第1熱交換器13を介して循環通路51の水に伝達させることにしても良い。なお昇温制御にあたり、エンジン80Eのエンジン出力を増加させても良い。この場合には、熱媒体通路50Eを流れるエンジン冷却液が昇温されるため、循環通路51の通路部分50dの水温が昇温され、ひいては貯湯タンク30に溜められる温水も昇温される。
(その他)本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。温水利用機器としては、暖房装置、風呂装置に限定されず、温水の熱エネルギを利用する乾燥装置等の他の機器にも適用できる。場合によっては、バイパス通路67を廃止することもでき、燃焼器64を廃止することもできる。本明細書から次の技術的思想も把握できる。
[付記項1]作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器と、前記コージェネ機器の熱に基づいて加熱された温水を溜めるための貯湯室をもつ貯湯タンクと、前記貯湯室に溜められる温水を昇温させるための昇温要素と、前記貯湯室に溜められている温水の熱エネルギを利用するための温水利用機器と、少なくとも前記昇温要素を制御するための制御部とを具備しているコージェネシステム。温水利用機器は、貯湯室に溜められている温水の熱エネルギを利用する。
本発明は例えば定置用、車両用、電気機器用、電子機器用、可搬用の燃料電池システム、エンジン式発電システムに適用できる。
図中、11は燃料電池装置(コージェネ装置)、13は第1熱交換器、2は制御部、21は第1制御部、23は記憶部、25は第2制御部、30は貯湯タンク、31は貯湯室、32は暖房装置(温水利用機器)、34は暖房用循環通路、35は放熱部、36は第3ポンプ、5は昇温要素、50は熱媒体通路、51は循環通路、51dは通路部分、53は第1ポンプ、54は第1温度センサ、61は第2温度センサ、62は温水帰還通路、63は第2ポンプ、66は切替弁、8は風呂追い炊き装置、81は風呂追い炊き用循環通路を示す。

Claims (5)

  1. 作動に伴い電気エネルギおよび熱エネルギを生成させるためのコージェネ機器と、前記コージェネ機器の熱に基づいて直接的または間接的に加熱された温水を溜めるための貯湯室をもつ貯湯タンクと、前記貯湯室に溜められる温水を昇温させるための昇温要素と、前記貯湯室に溜められている温水の熱エネルギを利用するための温水利用機器と、少なくとも前記昇温要素を制御するための制御部とを具備しており、
    前記制御部は、前記温水利用機器において所定温度以上の温水が利用されるとき、または、前記温水利用機器において所定温度以上の温水の利用が予測されるとき、前記温水利用機器の不使用時に比較して、前記貯湯室に溜められる温水を前記昇温要素により昇温させる昇温制御を実行するコージェネシステム。
  2. 請求項1において、前記昇温要素は、前記コージェネ機器から受熱した熱媒体が流れる熱媒体通路と、前記貯湯タンクの前記貯湯室の出口から前記貯湯室の外部に延設され前記貯湯室の入口に戻る循環通路と、前記熱媒体通路の熱媒体の熱を前記循環通路の水に伝達させて前記循環通路の水を加熱させる第1熱交換器と、前記循環通路の水を前記貯湯室を介して循環させる水搬送源とを有しており、
    前記制御部は、前記温水利用機器の温水が利用されるとき、または、前記温水利用機器の温水の利用が予測されるとき、前記温水利用機器の不使用時に比較して、前記循環通路のうち前記第1熱交換器の下流の通路部分を流れる水の温度を上昇させることにより前記昇温制御を実行するコージェネシステム。
  3. 請求項1において、前記昇温要素は、前記コージェネ機器から受熱した熱媒体が流れる熱媒体通路と、前記貯湯タンクの前記貯湯室の出口から前記貯湯室の外部に延設され前記貯湯室の入口に戻る循環通路と、前記熱媒体通路の熱媒体の熱を前記循環通路の水に伝達させて前記循環通路の水を加熱させる第1熱交換器と、前記循環通路の水を前記貯湯室を介して循環させる水搬送源とを有しており、
    前記制御部は、前記温水利用機器の温水が利用されるとき、または、前記温水利用機器の温水の利用が予測されるとき、前記温水利用機器の不使用時に比較して、単位時間あたりにおける前記水搬送源の水搬送の流量を低下させることにより前記昇温制御を実行するコージェネシステム。
  4. 請求項1〜請求項3のうちの一項において、前記温水利用機器と前記貯湯タンクとの間には、前記貯湯室に溜められている温水を導出させ且つ前記貯湯室に再び帰還させる温水帰還通路と、前記温水帰還通路と前記温水利用機器とを熱交換させて前記温水帰還通路の温水の熱を前記温水利用機器に伝達させる第2熱交換器とを有するコージェネシステム。
  5. 請求項1〜請求項4のうちの一項において、前記制御部は、前記温水機器の利用頻度が高い高利用時間帯を記憶する記憶部を有しており、
    前記制御部は、現在時刻が前記記憶部に記憶されている高利用時間帯に到達または近づいたら、前記温水利用機器の不使用時に比較して、前記貯湯室に溜められる温水を前記昇温要素により昇温させることにより前記昇温制御を実行するコージェネシステム。
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