JP2009133160A - 立設設置体支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、極めて商品価値の高い画期的な立設設置体支持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】雪庇防止体1Aや看板などの建築物上面部10に立設状態に設置する立設設置体1を転倒防止状態に支持固定する立設設置体支持装置であって、前記立設設置体1に直接若しくは支持部9を介して設けられる接地体2と、この接地体2上に載置される重し体3とから成り、前記接地体2は、前記立設設置体1の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向に長さを有し且つ前記立設設置体1の後方に突出する状態で配され前記立設設置体1の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材4と、この後方突出材4夫々の長さ方向と交差する方向に長さを有する状態で配され前記後方突出材4夫々に連結されて前記後方突出材4同士を一体化する連結材5とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物上面部に立設状態に設置する立設設置体を転倒防止状態に支持固定する立設設置体支持装置に関するものである。
雪庇とは、例えば、建築物の屋上端縁に雪が溜まり、この溜まった雪が次第に外側に向かってひさし状に突出したものであり、この雪庇が大きくなると気温上昇等によって地上に落下するおそれがある為、例えば、本発明者の先願に係る実公平1−26822号公報等の雪庇防止装置(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、格子状,樹脂ネット状若しくは網板状の雪庇防止体と、この雪庇防止体を立設状態に支持する支持部を有する接地体(柱が使用されることが多い)とから成る構成が採用され、雪庇防止体は、前記上端縁に溜まった雪の外側への突出を阻止し、且つ、外気によって格子の目やネットの網目等から雪を徐々に溶かすことで雪庇の形成を阻止し、接地体は、この雪庇防止体が付設され、前記上端縁に溜まった雪の外側への突出圧に抗して雪庇防止体の立設状態を維持する。
実公平1−26822号公報
ところで、従来例は、設置場所によっては接地体の設置が厄介であるという問題点を抱えている。
即ち、例えば学校の屋上等の建築物上面部では、この屋上面に防水シートが敷設されており、この防水シートに穴を開けることができない為(防水効果が失われる)、接地体の固定が極めて厄介となる。仮に防水に関する補修を行うことを前提、或いは、防水に関係なく既存のコンクリート部分に設置のための穴を開けることとした場合、建築物にダメージを与えてしまうのは避けられず、これを補うには大掛かりな工事となりコスト高にもなる。
その他、設置場所が地面の場合、杭を打っても固定できないような軟弱な地盤であった場合には良好な設置状態を得るのが困難となる。
以上のように、従来例は設置場所が限定されてしまうという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するもので、所望の設置場所に簡単に接地体を設置して立設設置体を最適な状態で設置することができる実用性,施工性,コスト性に秀れた立設設置体支持装置を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
雪庇防止体1Aや看板などの建築物上面部10に立設状態に設置する立設設置体1を転倒防止状態に支持固定する立設設置体支持装置であって、前記立設設置体1に直接若しくは支持部9を介して設けられる接地体2と、この接地体2上に載置される重し体3とから成り、前記接地体2は、前記立設設置体1の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向に長さを有し且つ前記立設設置体1の後方に突出する状態で配され前記立設設置体1の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材4と、この後方突出材4夫々の長さ方向と交差する方向に長さを有する状態で配され前記後方突出材4夫々に連結されて前記後方突出材4同士を一体化する連結材5とを有し、前記接地体2の前記後方突出材4,前記連結材5のいずれか一方若しくは双方の上部所定位置にして、前記立設設置体1の前方倒れ荷重により前記接地体2の後方部位が浮き上がる力に抗するに適した位置に前記重し体3が載置される構成であることを特徴とする立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記重し体3の下方載置部3aに前記後方突出材4,前記連結材5のいずれか一方若しくは双方に対して凹凸係合する係合部11を設けたことを特徴とする請求項1記載の立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記重し体3としてコンクリートブロック製の重し体3を採用し、この重し体3の下方載置部3aに凹部を設けて前記係合部11を設けたことを特徴とする請求項2記載の立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記連結材5は、全ての前記後方突出材4夫々に連結されて前記後方突出材4同士を一体化する一本の長尺物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記接地体2として前記後方突出材4を三本以上有する接地体2を採用し、前記重し体3は、全ての前記後方突出材4同士の間に配され該後方突出材4に連結される前記連結材5夫々に載置される構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記接地体2の左右端部のうち少なくとも一方に外方へ移動する移動部7を設け、前記接地体2を前記建築物上面部10の左右位置に配される左右部位10A,10B同士の間に配設して前記移動部7を外方へ移動させた際、前記接地体2が前記左右部位10A,10Bに対して押圧架設状態で固定されるように前記移動部7を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置に係るものである。
また、前記支持部9は前記後方突出材4に立設状態に設けられ、前記立設設置体1の下縁が前記後方突出材4から所定高さ位置となる立設状態で前記立設設置体1を支持し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前述した従来例と異なり、建築物上面部に対して簡単に且つ堅固に接地体を接地させることができ、ひいては所望の設置場所に立設設置体を良好な状態(転倒しない堅固な支持固定状態)で設置することができる実用性,施工性,コスト性に秀れた立設設置体支持装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、確実に重り体の機能を発揮せしめ常に堅固な状態で接地体を接地させることができ、立設設置体が転倒しない堅固な支持固定状態が得られるから、常に立設設置体が良好に機能する状態が得られることになるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
また、請求項3記載の発明においては、簡易構造でありながら確実に重り体の機能を発揮せしめることができるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
また、請求項4記載の発明においては、非常に強度のある接地体が得られ、より一層堅固な接地体の接地状態及び堅固な立設設置体の支持固定状態が得られるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
また、請求項5記載の発明においては、重し体の重みを最大限活かして堅固な接地体の接地状態及び堅固な立設設置体の支持固定状態が得られるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
また、請求項6記載の発明においては、建築物上面部に対して接地体をより一層堅固に接地させることができるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
また、請求項7記載の発明においては、立設設置体の良好な設置状態が得られることになるなど従来にない作用効果を発揮する画期的な立設設置体支持装置となる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて簡単に説明する。
例えば立設設置体1としての雪庇防止体1Aを建築物の屋上(コンクリート製の建築物上面部10)に設置することとした場合、建築物上面部10に接地体2を接地させるとともに、雪庇防止体1Aを屋上の上端縁に配し、この接地体2に重し体3を載置する。尚、雪庇防止体1Aに対して接地体2が分離自在な構造の場合、建築物上面部10に接地体2を設置した後、この接地体2に雪庇防止体1Aを装着するようにしても良い。
この状態で、建築物の上端縁に溜まった雪が次第に外側に向かって押し出されてきても、雪庇防止体1Aが、前記上端縁からの雪の突出、即ち、雪庇の形成を阻止する。
ところで、この立設設置体1としての雪庇防止体1Aに作用する雪の荷重は、本発明に係る立設設置体支持装置が受けることになるが、この立設設置体支持装置により雪庇防止体1Aは転倒することなく堅固な支持固定状態が得られる。
具体的には、本発明に係る立設設置体支持装置は、立設設置体1に直接若しくは支持部9を介して設けられる接地体2と、この接地体2上に載置される重し体3とから成り、前記接地体2は、前記立設設置体1の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向に長さを有し且つ立設設置体1の後方に突出する状態で配され立設設置体1の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材4と、この後方突出材4夫々の長さ方向と交差する方向に長さを有する状態で配され後方突出材4夫々に連結されて後方突出材4同士を一体化する連結材5とを有し、接地体2の後方突出材4,連結材5のいずれか一方若しくは双方の上部所定位置にして、立設設置体1の前方倒れ荷重により接地体2の後方部位が浮き上がる力に抗するに適した位置に重し体3が載置される構成である。
この後方突出材4と連結材5を組み合わせてなる接地体2と、この接地体2に載置される重し体3とからなる構成は、極めてシンプルな構造でありながら立設状態とした立設設置体1に対する前後方向の倒れ荷重に対して確実に対抗し得る非常に秀れた対荷重性能(支持固定性能)を具備した構造である。
即ち、立設設置体1の後方倒れ荷重に対しては、立設設置体1の後方に位置する接地体2(後方突出材4と連結材5)における支承作用及び接地体2上に載置される重り体3の重み作用により対応することができ、一方、立設設置体1の前方倒れ荷重に対しては、立設設置体1の後方に位置する接地体2上の最適な位置に載置される重し体3の重み作用により対応することになる。この本発明に係る立設設置体支持装置の前述した前後方向への倒れ荷重に対する秀れた対荷重性能については、本発明者等が実際に行った実験により確認済み。
従って、雪庇防止体1Aや看板1Bなどの立設設置体1を建築物上面部10に簡易に設置することができ、しかも、建築物上面部10に設置した際に心配される、雪の重みや強風などの外圧により生じる前後方向への倒れ荷重が立設設置体1に掛かっても確実に対応して該立設設置体1の転倒は確実に防止されることになる。
また、本発明は、非常にシンプルな構造であり、施工性が良好なのは勿論、製造性及びコスト性にも秀れることになる。
本発明の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、建築物上面部10に立設状態に設置する立設設置体1を転倒防止状態に支持固定する立設設置体支持装置Sであり、立設設置体1に直接若しくは支持部9を介して設けられる接地体2と、この接地体2上に載置される重し体3とから成り、接地体2は、立設設置体1の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向に長さを有し且つ立設設置体1の後方に突出する状態で配され立設設置体1の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材4と、この後方突出材4夫々の長さ方向と交差する方向に長さを有する状態で配され後方突出材4夫々に連結されて後方突出材4同士を一体化する連結材5とを有し、接地体2の後方突出材4,連結材5のいずれか一方若しくは双方の上部所定位置にして、立設設置体1の前方倒れ荷重により接地体2の後方部位が浮き上がる力に抗するに適した位置に重し体3が載置される構成である。
具体的には、本実施例では、立設設置体支持装置Sとして、建築物の上端縁やトンネルの開口部上端縁等の降雪によって雪庇が生じる設置場所に設けられる雪庇防止装置の一部としての立設設置体支持装置Sを構成しており、この雪庇防止装置は、前記雪庇が生じる設置場所に格子状、ネット状、若しくは網板状の立設設置体1としての雪庇防止体1Aを立設設置体支持装置Sで立設状態に配設する構成である。尚、立設設置体1としては、雪庇防止体1Aに限らず、建築物上面部10に立設状態に設置するもの、例えば広告を目的とした看板や、照明や、倉庫(小屋)など本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
立設設置体1(雪庇防止体1A)は、図1に図示したように所定巾・所定高さを有する横長の方形状体であり、具体的には、適宜な金属製の棒部材1a,1b(L形鋼から成るアングル材)を上下左右の縦横に配して成る枠材と、この枠材に架設される金属製のネット材1cとで構成されている。尚、ネット材1cの表面は、素材の選択や皮膜処理(例えばドブメッキ)等により防食作用を発揮するように構成している。
この枠材を構成する縦棒部材1aは、立設設置体1の巾方向に所定間隔を介して複数配され、この各縦棒部材1aには、後述する接地体2に設けられる支持部9が連設される。
また、この枠材を構成する縦棒部材1aと該縦棒部材1aの上下両端部同士の間に架設される横棒部材1bとは、図示省略の止着手段(ボルトとナット)を介して連結されている。
立設設置体支持装置Sは、図1に図示したように立設設置体1に直接若しくは支持部9を介して設けられる接地体2と、この接地体2上に載置される重し体3とで構成されている。
接地体2は、図1〜3,5に図示したように立設設置体1の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向(立設設置体1の巾方向と交差する方向)に長さを有し、且つ、前記立設設置体1の後方に突出する状態で配され前記立設設置体1の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材4と、この後方突出材4夫々の長さ方向と交差する方向(立設設置体1の巾方向)に長さを有する状態で配され前記後方突出材4夫々に連結されて前記後方突出材4同士を一体化する連結材5とを有するものである。
具体的には、後方突出材4(L形鋼から成るアングル材)を複数本(三本以上である五本)を並設し、この全ての後方突出材4の基端部に一本の連結材5(L形鋼から成るアングル材)が連結され、該連結材5は後方突出材4同士の間に架設状態となる。
また、接地体2は、後方突出材4の先端部同士の間にも一本の連結材5’が架設されている。
尚、連結材5,5’は複数の部材を連結して構成されるものでも良いが、本実施例のように一本ものの長尺物で構成すると接地体2の強度がより一層向上することになる。
この後方突出材4と連結材5,5’とは、アングル材から成る連結部材15及び図示省略の止着手段(ボルトとナット)を介して連結されている。
尚、前述した後方突出材4、連結材5,5’は、L型アングル材に限らず、コ字型やH字型の金属製(鋼製)の棒材でも良いなど本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
本実施例では、前述した接地体2に支持部9を設けている。
支持部9は、図1〜3に図示したように後方突出材4に立設設置体1を立設状態で支持し得るように構成されている。
具体的には、支持部9はL型鋼から成るアングル材を組み合わせて構成され、後方突出材4の先端側上部に立設状態となる長さ(高さ)の異なる複数(二本)の縦材9aと、この各縦材9aの先端(上端)同士の間に傾斜状態に架設連結される傾斜材9bと、各縦材9aの基端(下端)寄り所定位置同士の間に水平状態に架設される横材9cとで構成されている。
この後方突出材4に対する縦材9aの連結、縦材9aに対する傾斜材9bの連結及び縦材9aに対する横材9cの連結は、図示省略の止着手段(ボルトとナット)を介して行われる。尚、後方の縦材9aにおける縦材9aに対する連結は溶接により行われている。
また、支持部9は、前方の縦材9aの方が後方の縦材9aよりも高く設定されており、よって、傾斜材9bは前方側程高くなる傾斜状態(立設状態の立設設置体1の面方向に対して鋭角に傾斜状態)に設定されている。
本出願人は、この立設設置体1の背面側に傾斜材9bにより立設設置体1を支持する構造とすることで極めて秀れた対荷重性能を発揮することを確認している。
また、支持部9は、傾斜材9bの先端部が立設設置体1に係る縦棒部材1aの裏面上方位置に図示省略の止着手段(ボルトとナット)を介して連結され、横材9cの先端部が立設設置体1に係る縦棒部材1aの裏面下方位置に図示省略の止着手段(ボルトとナット)を介して連結されている。
従って、支持部9は、立設設置体1の下縁が後方突出材4から所定高さ位置となる立設状態で前記立設設置体1を支持し得ることになる。
また、立設設置体1の下方部位にして支持部9に係る横材9cにはL型アングル材から成る脚体13が設けられており、図2に図示したように立設設置体1を配する部位が平坦部の場合には、長さの長い脚体13が付設され、図3に図示したように立設設置体1を配する部位が段差(フェンスなどの小高い部位)のある場合には、長さの短い脚体13が付設される。
尚、縦材9a、傾斜材9b、横材9c及び脚体13は、L型アングル材に限らず、コ字型やH字型の金属製(鋼製)の棒材でも良いなど本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
また、図5,6に図示したように接地体2の左右端部のうち少なくとも一方には、外方へ移動する移動部7が設けられている。
この移動部7は、接地体2の左右両端部にして前後の連結材5,5’夫々の両端部に外内方向に進退移動する移動体7Aを設けて構成されており、この移動体7Aは、連結材5の端部に付設されるベース体14のネジ孔部14aに螺動自在に設けられており、螺動させてベース体14の端部から進退方向(突没方向)に移動することになる。
この移動部7は、図5に図示したように接地体2を設置場所10(屋上)の左右位置に配される左右部位10A,10B(左右壁)同士の間に配設して外方へ移動させた際、接地体2が左右部位10A,10Bに対して押圧架設状態で固定されるように構成したものである。
重し体3は、図1〜4に図示したようにコンクリート製の板状ブロック(立方体)であり、所定の重量を具備するものである。
また、重し体3の下方載置部3aには、前記後方突出材4,前記連結材5のいずれか一方若しくは双方に対して凹凸係合する係合部11を設けている。
具体的には、図7,8に図示したように重し体3の下面となる下方載置部3aに凹溝から成る係合部11を複数(二本)形成しており、重し体3を連結材5(若しくは後方突出材4)に載置する際、この係合部11を連結材5(若しくは後方突出材4)の一方の片に被嵌係止することで重し体3を位置決め状態で連結材5(若しくは後方突出材4)に載置することができる。尚、係止部11を構成する凹溝は、重し体3の型成形時に成形するようにしても良いし、重し体3の成形後、カッターなどで切削形成するようにしても良い。
従って、重し体3は常に連結材5(若しくは後方突出材4)への重み作用を発揮することができ、ひいては常に良好な立設設置体1の支持固定状態が得られることになる。
また、重し体3は、接地体2の後方突出材4,連結材5のいずれか一方若しくは双方の上部所定位置にして、立設設置体1の前方倒れ荷重により接地体2の後方部位が浮き上がる力に抗するに適した位置に載置するものであるが、図5に図示したように重し体3を、全ての後方突出材4同士の間に配され該後方突出材4に連結される連結材5に載置しており、これは良好な立設設置体1の支持固定状態を得る為の設計から選択された位置である。
更に具体的には、重し体3は立設設置体1の左右方向に長さを有する連結材5(接地片5bから立ち上がる立ち上がり片5a)に係止部11を凹凸係合させることで載置しており、このことから、常に重し体3は立設設置体1から所定距離だけ離れた後方部位に配されることになり、よって、設計時に予定した通りの重し作用が常に得られることになる。
符号16は連結材5と凹凸係合する係合部11以外の係合部11に嵌挿して重し体3を略水平状態となるように安定支持するスペーサーである。
尚、図7に図示したように重し体3に係合部11は設けず、単に接地体2に載置するようにしても良い。
本実施例は上述のように構成したから、例えばこの立設設置体1としての雪庇防止体1Aを建築物の屋上(コンクリート製の建築物上面部10)の上端縁に配設することとした場合、建築物上面部10に接地体2を配するとともに、雪庇防止体1Aを屋上の上端縁に配し、この接地体2に重し体3を載置して接地体2を建築物上面部10に固定する。本実施例では、後方突出材4と連結材5との連結部近傍位置に重し体3を載置している。
この状態で、建築物の上端縁に溜まった雪が次第に外側に向かって押し出されてきても、雪庇防止体1Aが、前記上端縁からの雪の突出、即ち、雪庇の形成を阻止する。
よって、本実施例によれば、後方突出材4と連結材5を組み合わせてなる接地体2と、この接地体2に載置される重し体3とからなる構成は、極めてシンプルな構造でありながら立設状態とした雪庇防止体1Aに対する前後方向の倒れ荷重(雪の重みや風雨による圧力)に確実に対応する非常に秀れた対荷重性能を具備し、この立設状態として雪庇防止体1Aを堅固に支持固定し得ることになる。
また、本実施例は、前述した構成から、接地体2の設置が、前述した従来例と異なり、建築物上面部10に穴を開けたり、杭を打ったりする必要がないから、所望の設置場所に簡単に接地体2を設置して雪庇防止体1Aを最適な状態で確実に設置することができることになる。
また、本実施例は、前述した構成から、特別大掛かりな装置ではなく、最小限の材料で良く、しかも、接地体2がアングル材を用いた構成であるから施工性が良好なのは勿論、製造性、コスト性にも秀れることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例に係る要部の説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 別実施例に係る要部の説明図である。
符号の説明
1 立設設置体
1A 雪庇防止体
2 接地体
3 重し体
3a 下方載置部
4 後方突出材
5 連結材
7 移動部
9 支持部
10 建築物上面部
10A 左部位
10B 右部位
11 係合部

Claims (7)

  1. 雪庇防止体や看板などの建築物上面部に立設状態に設置する立設設置体を転倒防止状態に支持固定する立設設置体支持装置であって、前記立設設置体に直接若しくは支持部を介して設けられる接地体と、この接地体上に載置される重し体とから成り、前記接地体は、前記立設設置体の後方倒れ荷重を支承するよう前後方向に長さを有し且つ前記立設設置体の後方に突出する状態で配され前記立設設置体の左右方向に所定間隔を介して並設される複数の後方突出材と、この後方突出材夫々の長さ方向と交差する方向に長さを有する状態で配され前記後方突出材夫々に連結されて前記後方突出材同士を一体化する連結材とを有し、前記接地体の前記後方突出材,前記連結材のいずれか一方若しくは双方の上部所定位置にして、前記立設設置体の前方倒れ荷重により前記接地体の後方部位が浮き上がる力に抗するに適した位置に前記重し体が載置される構成であることを特徴とする立設設置体支持装置。
  2. 前記重し体の下方載置部に前記後方突出材,前記連結材のいずれか一方若しくは双方に対して凹凸係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載の立設設置体支持装置。
  3. 前記重し体としてコンクリートブロック製の重し体を採用し、この重し体の下方載置部に凹部を設けて前記係合部を設けたことを特徴とする請求項2記載の立設設置体支持装置。
  4. 前記連結材は、全ての前記後方突出材夫々に連結されて前記後方突出材同士を一体化する一本の長尺物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置。
  5. 前記接地体として前記後方突出材を三本以上有する接地体を採用し、前記重し体は、全ての前記後方突出材同士の間に配され該後方突出材に連結される前記連結材夫々に載置される構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置。
  6. 前記接地体の左右端部のうち少なくとも一方に外方へ移動する移動部を設け、前記接地体を前記建築物上面部の左右位置に配される左右部位同士の間に配設して前記移動部を外方へ移動させた際、前記接地体が前記左右部位に対して押圧架設状態で固定されるように前記移動部を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置。
  7. 前記支持部は前記後方突出材に立設状態に設けられ、前記立設設置体の下縁が前記後方突出材から所定高さ位置となる立設状態で前記立設設置体を支持し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の立設設置体支持装置。
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