JP2013060727A - 連結パネル及びそれを用いた連結パネル構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立強度を維持して組立性がよい連結パネル及びこれを用いて拡張性、汎用性の高い連結パネル構造体を提供する。
【解決手段】 一端側に対向面がテーパー面2aと平行面2bとで囲まれた先細り状の連結突部2を有し、他端側に連結突部2が嵌め込まれる嵌合孔1aが形成された支柱1の該嵌合孔1aに交差するように貫通する第1貫通孔1b、及び連結突部2の平行面2bどうしを貫通する第2貫通孔2cが形成された一対の支柱1どうしが複数枚のルーバー3により連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばフェンス、室外機カバー、ペットサークル、収納ラックなどに用いられる連結パネル及びそれを用いた連結パネル構造体に関する。
例えばフェンスを安価にしかも支柱への取り付けを容易にする高速道路用フェンス体が提案されている。ルーバーを形成する羽根板に一定間隔で掛止棒を格子状に組み合わせてなるフェンス体の羽根板の端部をT字型の支柱の連結板に重ね合わせてボルト止めして連結されたルーバーフェンスが提案されている(特許文献1)。
また、複数のスリット付桟を並列し、両端部のスリット部を棚枠と係合させ、棚枠は支持脚を貫通係止させてなるラック構造も提案されている(特許文献2参照)。
特許第3540725号公報 実用新案登録第3033719号公報
上述したフェンスやラックには、以下に述べる課題があった。
即ち、特許文献1においては、フェンス体は羽根板を係止棒に対して溶接などを用いて固着して製造されるため、製造工数や製造コストがかかるうえに、フェンス自体を設置面に据え置く構造になっていない。また、フェンス体どうしを連結するには、支柱に設けられた連結板と羽根板とを両側より位置合わせしてボルト止めする必要があり、連結作業に手間取る。
また、特許文献2のラック構造おいては、棚枠は支持脚を貫通して止めねじにより係止させて支持されているため、スリット桟に載置される重量も制限されるうえに、棚枠が重量に耐えきれずに落下し易く棚枠が支持脚に対してずれやすくなる。また、規定された部品による組み立てられるため、拡張性や変形使用は行い難い。
また、通気性を確保しつつ、風雨から収容物を保護する組立て性がよく、強度も十分に確保され拡張性の高い構造体が望まれている。
本発明の目的は、組立強度を維持して組立性がよい連結パネル及びこれを用いて拡張性、汎用性の高い連結パネル構造体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る連結パネルは、以下の構成を備える。
複数枚のパネルを互いに組み合わせて用いられる連結パネルであって、支柱の一端側に対向する面が一対のテーパー面と一対の平行面とで囲まれた先細り状の連結突部を有し、他端側に前記連結突部と同様の他の連結突部が嵌合可能な嵌合孔が形成され、前記嵌合孔に交差するように貫通する第1貫通孔が形成され前記連結突部の平行面どうしを貫通する第2貫通孔が各々形成された一対の支柱どうしが複数枚のルーバー若しくは壁面により連結されていることを特徴とする。
上記構成によれば、一対の支柱が複数のルーバー若しくは壁面により連結されているため、連結パネルの強度は十分であり、連結突部を嵌合孔に嵌め込むことで連結パネルを高さ方向に積み上げて連結したり、支柱の嵌合孔どうし若しくは連結突部どうしを連結することで、連結パネルを隣接して連結したりすることができるので、目的に応じた形態で連結パネルを結合して利用することができる。特に前記支柱は金属性角型パイプにより形成されているのが強度向上の点で好ましい。
また、上記連結パネルを用いた連結パネル構造体においては、連結パネルの連結突部が嵌め込まれる嵌合孔が一端側に設けられ、他端側は設置底部が形成された連結脚部により、前記連結パネルが直列状若しくは交差状に連結されることを特徴とする。
このように、連結脚部により連結パネルを連結して安定した状態で設置することができ、しかも任意の大きさ及び高さに連結して使用することができるため使い勝手が良い。
また、上記連結パネルを用いた連結パネル構造体においては、連結パネルの支柱の他端側の嵌合孔に嵌り込む凸部が複数形成された連結部材によって複数の前記連結パネルどうしが直列状若しくは交差状に連結されることを特徴とする。
このように、連結部材により連結パネルを連結して設置することができ、しかも任意の大きさ及び高さに連結して使用することができるため使い勝手が良い。
また、上記連結パネルを用いた連結パネル構造体においては、連結パネルの連結突部を他の連結パネルの嵌合孔に各々嵌め込んで重なり合う第1、第2貫通孔に抜け止めピンを嵌め込んで高さ方向に連結し、前記連結突部の周囲に隣り合う連結突部を挿入する挿入孔が形成された中間金具を介して複数の前記連結パネルどうしが隣接して連結されていることを特徴とする。
このように、連結パネルの連結突部を他の連結パネルの嵌合孔に嵌め込んで連結パネルを任意の高さに連結することができるうえに中間金具によって連結パネルどうしを任意の長さで隣接して連結することができるので、連結脚部を使わなくてもエアコン室外機のカバーや花壇フェンス、ペットサークル等が任意の大きさで設置することができる。
また、上記連結パネルを用いた連結パネル構造体においては、連結パネルの一端側に設けられた連結突部を、該連結突部が嵌め込まれる嵌合孔が形成され、脚部連結部により連結された脚部支柱に嵌め込まれて対向する一対の連結パネルが脚部と一体に連結されて立設され、該脚部の対向する一対の脚部連結部に交差するように床部材を架設し、前記支柱の上端に連結材を介して屋根を連結したことを特徴とする。
これにより、床部材に収納物を載置して風雨にさらされずかつ通気性を確保したまま収納することがきる。
以上説明したように、本発明によれば、組立強度を維持して組立性がよい連結パネル及びこれを用いて拡張性、汎用性の高い連結パネル構造体を提供することができる。
連結パネルの正面図、上視図、右側面図、ルーバーの側面図、連結突部の正面図及び右側面である。 連結パネルの連結荷重、脱着性、位置決め性を検証する説明図である。 連結部の構造を示す正面図及び側面図、連結パネルの形態を示す正面図及び側面図である。 連結脚部を用いた連結構造及び連結部材を用いた連結構造の説明図である。 中間金具を用いた連結パネルの連結構造を示す説明図である。 物置棚を形成した場合の正面図及び側面図である。 物置棚の組み立て説明図である。 図7に続く物置棚の組み立て説明図である。 図7に続く物置棚の組み立て説明図である。 図8又は図9に続く物置棚の組み立て説明図である。 取付金具の正面図、上視図、右側面図である。
本発明に係る連結パネル及びこれを用いた連結パネル構造体の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。以下の実施例では、連結パネル構造体の一例として薪小屋を例示して説明するものとする。
まず、図1を参照して、連結パネルPの一例について説明する。図1(A)(B)において、左右一対に設けられた支柱1の一端側に対向面がテーパー面2aと平行面2bとで囲まれた先細り状の連結突部2が組み付けられている。また、支柱1の他端側には連結突部2が嵌め込まれる嵌合孔1aが形成されている。
一対の支柱1どうしは複数枚のルーバー3により連結されている。ルーバー3は図1(D)に示すようにパネル部3aとその長手方向両側に設けられた溶接部3bを備えている。ルーバー3は、支柱1の対向面に溶接部3bを溶接され、パネル部3aが鉛直方向に対して所定角度傾斜するように取り付けられている(図3(C)参照)。
また、連結突部2のテーパー面2aどうしを貫通する第2貫通孔2c及び平行面2bどうしを貫通するように第2貫通孔2dが各々形成されている(図1(E)(F)参照)。また、嵌合孔1aの対向する壁面には、第2貫通孔2cと連通可能な位置に第1貫通孔1b、第2貫通孔2dと連通可能な位置に第1貫通孔1cが各々形成されている(図3(A)(B)参照)。連結突部2が嵌合孔1aに嵌め込まれた状態で、第1貫通孔1b及び第2貫通孔2c若しくは第1貫通孔1c及び第2貫通孔2dに抜け止めピン4を嵌め込むことで、連結パネルPどうしが抜け止めされて連結される。
上記構成によれば、一対の支柱1の間に複数のルーバー3が連結されているため、連結パネルPの強度は十分であり、連結突部2を嵌合孔1aに嵌め込むことで連結パネルPを高さ方向に積み上げて連結したり、支柱1の嵌合孔1aどうし若しくは連結突部2どうしを連結したりすることで、隣接する連結パネルPどうしを連結することができるので、目的に応じた形態で連結パネルPを利用することができる。
次に、連結パネルPの連結荷重、脱着性、位置決め性について図2(A)〜(F)を参照して検証する。図2(A)(B)に示すように、連結パネルPにはX,Y,Z方向に荷重がかかる。図2(C)において、高さ方向に連結した連結パネルP1,P2には、パネル厚さ方向の荷重をFyとすると、テコの原理で連結突部2には大きな荷重Fy1,Fy2が発生する。しかしながら、力点・支点・作用点がほぼ一直線上に位置しているため、脱着時のFyを小さくすることは容易である。作業者が注意すれば連結パネルの脱着時の摩擦力をゼロとすることもできる。従って、Y方向に関する連結突部2と嵌合孔1aのY方向のクリアランスを小さくすることが可能となるため平行面2bとして耐荷重を大きくすることができる。
図2(D)に示すように、高さ方向に連結した連結パネルP1,P2には、パネル横幅方向の荷重をFxとすると、テコの原理で連結突部2には大きな荷重Fx1,Fx2が発生する。嵌合孔1aとのかみ合いを避けるためには、連結突部2の先端をテーパー面2aとして嵌合孔1aの孔壁面とのX方向のクリアランスを大きくすればよい。
図2(E)において、高さ方向に連結した連結パネルP1,P2において、荷重x1,Fx2に対向する面をテーパー面2aとすると、荷重Fx2は発生せず、荷重Fx1の反対側の連結突部2に浮き上がり荷重Fx3が作用する。そこで、連結突部2と嵌合孔1aを結合する連結手段を設ければ浮き上がり荷重Fx3を支えることができる(連結手段は黒丸で図示)。即ち、側面荷重Fxは、下側の連結パネルP2のFx1を支点として力のモーメントFx3に変換され、連結により上側の連結パネルP1に伝達され、該連結パネルP1の剛性にて支えられる。図2(D)において、Z方向の下向き荷重Fz+は端面で下側の連結パネルP2に伝達され、荷重を受けることができる。図2(F)に示すように、浮き上がり荷重Fz−は、抜け止めピン4を介して下側の連結パネルP2のFx1を支点として力のモーメントFx3に変換され、上側の連結パネルP1に伝達される。
次に連結パネルPの脱着性について検証する。図3(A)(B)に示すように、連結パネルPの脱着時は、抜け止めピン4を解除して脱着操作を行う。図2(C)に示すように、連結突部2のY方向は、作業者が注意すれば側面荷重Fyをゼロとできるので摩擦力は発生しない。
図2(E)に示すように、連結突部2のX方向は、側面荷重Fxが作用した場合、テーパー面2aにより摩擦力ゼロでわずかに傾動する。連結突部2が浮き上がると、テーパー面2aの先細り形状により突部幅は小さくなるのでクリアランスが大きくなる。よって、そのまま上方に移動すれば、上側の連結パネルP2を摩擦力ゼロで引き抜くことができる。また、Z方向の垂直荷重は、摩擦力ゼロならば自重だけであるので容易に持ち上げることができる。尚、連結パネルP1に連結パネルP2を装着する際も同様のことが言え、X,Y,Zとも小さな力で挿入できる。以上より連結パネルPの重量を持ち上げるだけのわずかな力で連結パネルを脱着できる。
次に連結突部2と嵌合孔1aの位置決め性について検証する。連結パネルPどうしの位置ずれがないようにするためにはクリアランスを小さくする必要がある。Y方向はクリアランスを充分に小さくすることができ実用上問題ない。また、X方向は連結突部2のテーパー面2aの付け根(幅広部分)で位置が規制されることになり、事実上クリアランスをゼロとすることができる。Z方向の垂直荷重は連結パネルPの端面どうしが接触しているためクリアランスはゼロである。更には、浮き上がり荷重については抜け止めピン4のクリアランスで決まり、機構設計次第で容易に小さくすることができる。以上から、連結突部2と嵌合孔1aとの間で全方向についてクリアランスを充分に小さくすることができ、位置ずれを防止できる。
尚、連結パネルPどうしの連結手段は、連結突部2と嵌合孔1aに交差して貫通する貫通孔をあけ、抜け止めボルト4やピンで固定するか、あるいはラチェット爪結合などを採用することもできる。また、パネル連結方向はX方向、Y方向いずれも可能としてもよい。
具体的には嵌合孔1aにX,Y方向の2か所の貫通穴をあければよい。2方向に貫通穴を設けるのは連結パネルPどうしを90度の角度で交差させて連結するためである。
以上の工夫点を盛り込んだ連結パネルを図3(A)〜図3(D)に示す。
連結パネルPの支柱1の下部両端に連結突部2を各々設け、X方向は先端が細くなるテーパー面2aとし、Y方向は平行面2bで構成する(図3(A)(B)参照)。連結突部2と角型支柱1は溶接により固着されており、内部には抜け止めピン4の挿通スペース2eが形成されている。また、連結突部2の開口側は安全カバー2fで閉塞されている。支柱1の上端から第1貫通孔1c,1dまでの距離aと、支柱1の下端から第1貫通孔2c(挿通スペース2e)までの距離aは互いに等しくなるように形成されている(図3(B)(D)参照)。連結パネルPの角型支柱1の上端に連結突部2と同ピッチで、穴径が連結突部2よりわずかに大きな嵌合孔1aを設ける。これにより高さ方向に隣接する連結パネルPどうしを凹凸嵌合により連結することができる。更に、連結突部2と嵌合孔1aを結合したままあるいは解除可能な状態にするための抜け止め手段を設ける。図3(B)では抜け止めピン4と貫通穴2dを例示。連結方向はX方向又はY方向のいずれも可能となっている。
上記構成によれば、高さ方向に連結パネルPが増設できる。後述の脚部あるいは連結金具を利用することで横方向にも拡張できる。連結パネルPどうしの脱着がわずかな力でスムーズに行える。
尚、耐荷重を上げるため支柱部分は金属製が好ましい。また、製造コストから鉄製の標準サイズ角パイプを用いる。図3(A)(B)において、支柱1に作用する曲げモーメントは10kg程度であり、外形25mm角ではほとんど変形せず最適である。垂直荷重は積雪50cm時で支柱当たり50kg程度が想定され、25mm角では座屈しない。角パイプ内が連結用の嵌合孔1aになる。支柱1に抜け止めピン4を貫通させる第1貫通孔1bを都合4か所に設ける。抜け止めピン4にかかるせん断応力はマキ用ラックとすると局部的にも最大120kg程度と想定される。よってM5ネジ以上であれば耐えられ、抜け止めピン4の外径はΦ5が最適である。連結突部2は、一枚の板金をV字状乃至はU字状に折り曲げたものが用いられる。連結突部2は、支柱1である角パイプ内に挿入し溶接、リベット止めあるいはねじ止めなどにより組み付けられる。連結突部2の開口部は、安全カバーにより閉止されていることが望ましい。
一対の支柱1壁面は用途により材質・形状を選択できる。図3(C)(D)に示すようにルーバー3とすれば通気性が得られる。ルーバー3も金属製とし支柱1に溶接すれば高剛性化と長寿命化できる。また耐火性も得られる。また、ルーバー3に代えて平面パネルとし、表面を布や木材にするなどして意匠性や吸音性、吸湿性を盛り込むことができる。
また、連結パネルPを用いた連結パネル構造体の一例を図4に示す。図4(A)において、連結パネルPの連結突部2が嵌め込まれる嵌合孔1aが一端側に設けられ他端側は設置底部が形成された連結脚部5により、複数の連結パネルP1,P2どうしが直列状若しくは連結パネルP2と連結パネルP3が交差状に連結される。具体的には、連結脚部5には連結パネルPの嵌合孔1aと同形状・同寸法の嵌合孔5aを複数設けられている。嵌合孔5aを2個備えれば横方向に連結パネルP1,P2を増設できる。増設する連結パネルP3は横方向のみならず例えば90°などに角度をつけて配置することもできる。連結脚部5には、第2貫通孔2c,2dに連通する嵌合孔5c,5dが設けられている。嵌合孔5c,5d及び第2貫通孔2c,2dには抜け止めピン(図示せず)が嵌め込まれる。
また、連結脚部5の脚部底部5bは底面を広く設ければ自立型壁面を形成することができる。このように、連結脚部5により連結パネルP1〜P3を連結して安定した状態で設置することができ、しかも任意の大きさ及び高さに連結して使用することができるため使い勝手が良い。また、連結脚部5或いは脚部底部5bに取り付け穴を設ければ、床面や壁面あるいは天井面にボルト止めすることができる。これによりアンカーボルトで地面に固定することもできる。また、壁面に水平あるいは垂直に設置することも可能となる。あるいは連結パネルP1〜P3の上下を反転させて天井から吊り下げ使用を可能とする。更には、屋内のパーテーション、あるいは屋外のフェンスにも利用することができる。
また、図4(B)に示すように、連結パネルPの角型支柱1の他端側の嵌合孔1aに嵌り込む嵌合突部6aが複数形成された連結部材6によって複数の連結パネルP1,P2どうしが直列状若しくは連結パネルP2,P3が交差状に連結されていてもよい。
これにより、連結パネルP1,P2の上部が整列し、耐荷重も向上する。支柱1の嵌合孔1aに雨やほこりが侵入することを防止できる。また、連結パネルP1,P2,P3の連結突部2を直接、地面に打ち込み連結部材6で連結すれば整列した花壇フェンスとなる。
このように、連結部材6により連結パネルPを連結して設置することができ、しかも任意の大きさ及び高さに連結して使用することができるため使い勝手が良い。
また、図5(C)は複数の連結パネルPを高さ方向及び幅方向に連結した構造体について説明する。連結パネルPの連結突部2を他の連結パネルPの嵌合孔1aに嵌め込んで重なり合う第1貫通孔1b、第2貫通孔2cに抜け止めピン4を嵌め込んで高さ方向に連結する。また、連結突部2の周囲に隣り合う連結突部2を挿入する嵌合孔7aが形成された中間金具7を介して複数の連結パネルPどうしが隣り合せに連結される。図5(A)に中間金具7を例示する。中間金具7は、板金に2個の連結突部を貫通させる貫通孔7aが設けられている。これにより隣接するパネルは、中間部分でも連結され耐荷重が向上する。図5(B)に示すように中間金具7にゴム部材8(落下防止手段)を設ければ、最下段の連結突部2どうしの連結用に中間金具7を利用できる。ゴム部材8は、中間金具7に嵌め込み或いはボルトでねじ止めするなどにより装着することができる。
このように、連結パネルPの連結突部2を他の連結パネルPの嵌合孔1aに嵌め込んで連結パネルPを任意の高さに連結することができるうえに中間金具7によって連結パネルPどうしを任意に長さに隣り合せで連結することができるので、連結脚部5を使わなくてもエアコン室外機のカバーや花壇フェンス、ペットサークル等が任意の大きさで設置することができる。
次に図6(A)(B)において、一対の脚部9を脚連結部10により一体的に連結し、脚連結部10に任意の長さの床部材11を固定すれば、任意の横幅の物置棚12を構成できる。床部材11としてはツーバイフォー木材を図示する。ツーバイフォー木材はアングル材である床部材保持部9a(図7参照)を用いて脚部9に対して容易にボルト締めで固定できる。上部の支柱1の嵌合孔1aに嵌合する取付金具13を介して梁材や屋根材14などをねじ止めにより組み付けることができる。これにより、風雨にさらされる屋根を固定することができる。連結パネルPの壁面をルーバー3とすれば、防雨性と通気性を兼ね備えたパネルを実現できる。よって、例えば薪をストックする薪小屋として使用することが可能であり、雨露がかからず風が通るため乾燥が促進される。
また、物置棚12の正面或いは背面をルーバー3で構成しても良いし、側面3面あるいは4面をルーバー3に代えて壁面としてもよく、各種物置として使用することができる。例えばエアコン室外機のカバーを構成でき、通気性がよく直射日光を遮り冷房効率が上がり省エネとなる。或いは大型犬用の大型ドッグハウスを容易に構成でき、夏期の通気性も確保できる。
ここで、物置棚12の組立て構造の一例について図7乃至図11を参照して説明する。
図7において、左右一対の脚部9は、脚連結部10により連結される。また、各脚部9の上端にはコ字状に形成された床部材保持部9aが対向して組み付けられている。この一対の脚部9の床保持部材9aに床部材11の長手方向両側が保持されてねじ止めされて組み付けられる。
また、一対の脚部9の上端に設けられた嵌合孔9bには、連結パネルPの支柱1に設けられた連結突部2が嵌め込まれる。脚部9には、連結突部2に設けられた第2貫通孔2cと連通する第1貫通孔9bが設けられている。連結突部2を嵌合孔9bに嵌合させた状態で抜け止めピン(ねじ)を嵌め込むことで連結パネルPが一対の脚部9と一体に組み付けられる。組み立てた状態を図8及び図9に示す。
図8は、脚部9に上方向に連結パネルP1,P2,P3,P4を各々連結した状態を示す。連結パネルPどうしは、前述したように、一方の連結パネルの支柱1に設けられた嵌合孔1aに他方の連結パネルの支柱1に設けられた連結突部2を嵌め込んで抜け止めピン4を第1貫通孔1b及び第2貫通孔2cに嵌め込むことで連結される。
図9は、一対の脚部9を床部材11の長手方向両側のみならず、中間位置にも設けて、
床部材11を長手方向に2本延設した場合を示す。中間の脚部9に設けられた床部材保持部9aは、2本の床部材11をつなぎ合わせて固定支持するようになっている。尚、連結パネルの設置数は任意に選ぶことができる。例えば、図9においては手前の連結パネルが
4枚(P1〜P4)であるのに対して、後方の連結パネルは2枚(P1,P2)と高さを変えた設置例を示している。
図10は、最上段の連結パネルP3の支柱1の上端に設けられた嵌合孔1aに屋根材14の四隅近傍にねじ止めされた取付金具13を嵌め込んで屋根材14が組み付けられることを示す説明図である。図11に示すように、取付金具13は、連結突部2と同様の先細り状のテーパー面13aを有している。このテーパー面13aには、第1貫通孔1bに連通する第2貫通孔13bが設けられている。また、テーパー面13aに連続する取付面13cには、ねじ孔13dが設けられている。取付屋根材14にねじ止めされた取付金具13を連結パネルP1の支柱1の嵌合孔1aに嵌め込んだ後、抜け止めピン(若しくはねじ)を第1貫通孔1b、第2貫通孔13bに嵌め込むことで屋根材14が組み付けられる。一対の床部材11には、薪等を長手方向両側を支持するように載置される(図6(A)参照)。これにより、床部材11に薪等の収納物を収納して風雨にさらされずかつ通気性を確保したまま収納することができる。
P 連結パネル 1 支柱 1a,5a,5c,5d,9b 嵌合孔 1b,1c 第1貫通孔 2 連結突部 2a,13a テーパー面 2b 平行面 2c,2d,13b 第2貫通孔 3 ルーバー 3a パネル部 3b 溶接部 4 抜け止めピン 5 連結脚部 5b 脚部底部 6 連結部材 6a 嵌合突部 7 中間金具 7a 貫通孔 8 ゴム部材 9 脚部 9a 床部材保持部 10 脚連結部 11 床部材 12 物置棚 13 取付金具 13c 取付面 13d ねじ孔 14 屋根材

Claims (6)

  1. 複数枚のパネルを互いに組み合わせて用いられる連結パネルであって、
    支柱の一端側に対向する面が一対のテーパー面と一対の平行面とで囲まれた先細り状の連結突部を有し、他端側に前記連結突部と同様の他の連結突部が嵌合可能な嵌合孔が形成され、前記嵌合孔に交差するように貫通する第1貫通孔が形成され前記連結突部の平行面どうしを貫通する第2貫通孔が各々形成された一対の支柱どうしが複数枚のルーバ若しくは壁面により連結されている連結パネル。
  2. 前記支柱は金属性角型パイプにより形成されている請求項1記載の連結パネル。
  3. 請求項1又は2記載の連結パネルの連結突部が嵌め込まれる嵌合孔が一端側に設けられ、他端側は設置底部が形成された連結脚部により、前記連結パネルが直列状若しくは交差状に連結される連結パネル構造体。
  4. 請求項1又は2記載の連結パネルの支柱の他端側の嵌合孔に嵌り込む凸部が複数形成された連結部材によって複数の前記連結パネルどうしが直列状若しくは交差状に連結される連結パネル構造体。
  5. 請求項1又は2記載の連結パネルの連結突部を他の連結パネルの嵌合孔に各々嵌め込んで重なり合う第1、第2貫通孔に抜け止めピンを嵌め込んで高さ方向に連結し、前記連結突部の周囲に隣り合う連結突部を挿入する挿入孔が形成された中間金具を介して複数の前記連結パネルどうしが隣接して連結されている連結パネル構造体。
  6. 請求項1又は2記載の連結パネルの一端側に設けられた連結突部を、該連結突部が嵌め込まれる嵌合孔が形成され、脚部連結部により連結された脚部支柱に嵌め込まれて対向する一対の連結パネルが脚部と一体に連結されて立設され、該脚部の対向する一対の脚部連結部に交差するように床部材を架設し、前記支柱の上端に連結材を介して屋根を連結した連結パネル構造体。
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