JP3198745U - ソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造 - Google Patents

ソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡略構造で、軽量に構成でき、ソーラーパネル用架台を容易に設置可能であるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を提供する。【解決手段】ソーラーパネルPが上面に設置されるソーラーパネル載置部22と、屋上面32上に垂直起立させソーラーパネル載置部22の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱23と、屋上面32上に垂直起立させソーラーパネル載置部22の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱24と、により構成されるソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1であり、連結ワイヤロープ2と、アンカー3と、ターンバックル4と、支柱用固定具5と、を具備する浮き上がり防止ユニット6を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、ソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造に関し、詳しくは、特にビルディング等の屋上に設置される太陽光発電に使用するソーラーパネル用架台の風による浮き上がりを効果的に防止し得るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造に関するものである。
本考案の浮き上がり防止構造は、ビルディング等の屋上に設置される太陽光発電に使用するソーラーパネル用架台の他、一般家庭でのソーラーパネル用架台にも適用できることは勿論である。
再生可能エネルギーの開発は、近年の東北大震災以降日本全体のエネルギー事情を考える上で大変重要な課題となっている。
再生可能エネルギーの内、太陽光発電システムは太陽光を利用した簡易な発電手段であるが、特にビルディング等の屋上等に設置される場合、吹き寄せる風の揚力に起因したソーラーパネル用架台の浮き上がりを防止することが肝要となる。
ビルディング等の屋上や屋根を利用して太陽光発電をする場合、問題になるのはソーラーパネル用架台の風による浮き上がりである。
それを防止するためにコンクリートブロックや、水タンクを利用して、アングルやソーラーパネル用架台の自重を増し、風力への対応を行うこともしている。
しかし、このような場合には、ビルディング等の屋上や 、屋根に重量を加えることによりその安定性を損なうことになる。
また、耐震強度の不足している建物や古い建築物は、太陽光発電をしたくても上述したことがネックになりソーラーパネルを取り付けることができないという事態も多く生じている。
特許文献1には、本考案に関連する技術として、太陽光発電パネルの前端縁あるいは後端縁のいずれか一方あるいは双方に太陽光発電パネル面に対して傾斜する風制御板を備え、前端縁に装備される風制御板としては、太陽光発電パネルの受光面側に上向きに突出する順風用風反らし板または地表面側に向けて突出する地表風抑制対策板のいずれか一方又は双方とし、また、後端縁に装備される風制御板としては、太陽光発電パネルの裏面側に突出する逆風用風反らし板とした構成からなる太陽光発電パネルの支持構造体が提案されている。
しかし、この太陽光発電パネルの支持構造体の場合、太陽光発電パネルの前端縁、後端縁に各々風制御板を付加した構成であり、個々の太陽光発電パネル毎に順風用風反らし板、地表風抑制対策板又は逆風用風反らし板を付加しなければならず、構造が複雑であるとともに、地上面設置を前提とした重量が大きいものであると推定される。
特に強風が吹き付けるビルディング等の屋上面に設置する場合には十分な基礎工事が困難であることを考慮すると風力に対する抵抗力の点で問題が有り、ビルディング等の屋上面に設置しても風力の作用時に太陽光発電パネルの浮き上がりを確実に防止することは難く、また、建物の構造強度が不足するような箇所には設置ができないものと推定される。
特開2013−179250号公報
本考案が解決しようとする問題点は、簡略構造で、軽量に構成でき、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上や 、家屋等の屋根上に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置可能とするようなソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造が従来存在しない点である。
本考案は、ソーラーパネルが上面に設置されるソーラーパネル載置部と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱と、により構成されるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造であって、並設配置の前記長支柱、短支柱に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台の外方に延在させた連結ワイヤロープと、前記連結ワイヤロープの両端を各々前記ソーラーパネル用架台の周辺の固定構造部に固定する端部固定具と、前記連結ワイヤロープの途中位置に介在させこの連結ワイヤロープを緊張状態とする連結ロープ緊張具と、前記連結ワイヤロープが挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープの前記長支柱、短支柱に添う部分を当該長支柱、短支柱の壁面に対して固定状態として取り付ける支柱用固定具と、を具備する浮き上がり防止ユニットを備えることを最も主要な特徴とするものである。
請求項1記載の考案によれば、簡略構造で、軽量に構成でき、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力を高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、浮き上がり防止ユニットとして、連結ワイヤロープ、アンカー、ターンバックル及び固定金具、ボルト、ナットを用いた支柱用固定具からなる簡略、軽量な構成の基に、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力を高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、浮き上がり防止ユニットを、ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に繋ぐ状態で配置する構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力を高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、浮き上がり防止ユニットを、各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に繋ぐ状態と、一方向と直交する他方向に繋ぐ状態との双方の構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対しても複数台のソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力をより高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、複数台のソーラーパネル用架台を連設した状態において、前記浮き上がり防止ユニットを、前記各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に連続的に繋ぐように配置した構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対しても複数台のソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力を高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項6記載の考案によれば、複数台のソーラーパネル用架台を連設した状態において、前記浮き上がり防止ユニットを、各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に繋ぐ状態と、一方向と直交する他方向に繋ぐ状態との双方の構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対しても複数台のソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力をより高めることが可能なソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
請求項7記載の考案によれば、浮き上がり防止ユニットを、ソーラーパネル用架台の並設配置の長支柱、短支柱に対して、又は。並設配置の各長支柱、並設配置の各短支柱に対して、各々上下2段配列で配置する構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力をより高め、かつ、より頑強な構造のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
図1は本考案の実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を示す概略平面図である。 図2は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を示す概略断面図である。 図3は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造における浮き上がり防止ユニットを構成する支柱用固定具の拡大正面図である。 図4は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造における浮き上がり防止ユニットを構成する支柱用固定具の拡大側面図である。 図5は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造における浮き上がり防止ユニットを構成する連結ロープ緊張具を示す拡大平面図である。 図6は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造における浮き上がり防止ユニットを構成する端部固定具の拡大側面図である。 図7は本実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造における浮き上がり防止ユニットを一方向及びこれと直交する他方向に配置した例を示す概略平面図である。 図8は本実施例に係るソーラーパネル用架台を複数台列設した場合における風による浮き上がり防止構造を示す概略断面図である。
本考案は、簡略構造で、軽量に構成でき、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上や 、家屋等の屋根上に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置可能であるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し提供するという目的を、ソーラーパネルが上面に設置されるソーラーパネル載置部と、ビルディング等の屋上床面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱と、により構成されるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造であって、並設配置の前記長支柱、短支柱に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台の外方に延在させた連結ワイヤロープと、前記連結ワイヤロープの両端を各々前記ソーラーパネル用架台の周辺に位置する壁部又はスラブに固定するアンカーと、前記連結ワイヤロープの途中位置に介在させこの連結ワイヤロープを緊張状態とするターンバックルと、前記連結ワイヤロープが挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープの前記長支柱、短支柱に添う部分を当該長支柱、短支柱の壁面に対して固定状態として取り付ける固定金具、ボルト、ナットを用いた支柱用固定具と、を具備する浮き上がり防止ユニットを備える構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係るソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造について図面を参照して詳細に説明する。
本実施例に係るソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1は、図1及び図2に示すように、例えばビルディング等の建物31における屋上の屋上面32に設置されるソーラーパネル用架台21に作用する風によるソーラーパネル用架台21の浮き上がり防止を図るものである。
本考案の浮き上がり防止構造1は、前記したように、ビルディング等の屋上に設置される太陽光発電に使用するソーラーパネル用架台の他、一般家庭でのソーラーパネル用架台にも適用できることは勿論である。
前記ソーラーパネル用架台21は、太陽光発電を行うソーラーパネルPが上面に設置される例えば鉄骨等からなるソーラーパネル載置部22と、屋上面32上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部22の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する例えば鉄骨等からなる所要数(例えば2本)の長支柱23と、屋上面32上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部22の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する例えば鉄骨等からなる所要数(例えば2本)の短支柱24と、により構成し、前記ソーラーパネル載置部22を傾斜配置に固定支持して、前記ソーラーパネルPが受光する太陽光を基に発電を行うようにしている。
本実施例においては、2本の長支柱23と、2本の短支柱24とを全体として平面視四角形状を呈する配置とした例を示しているが、これに限定されるものでないことは勿論である。
浮き上がり防止構造1は、図1、図2に示すように、並設配置の前記長支柱23、短支柱24に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台21の外方に延在させた例えば連結ワイヤロープ2と、前記連結ワイヤロープ2の両端に連結され各々前記ソーラーパネル用架台21の周辺に位置する建物31の壁部(又はスラブ)33に固定する端部固定具としての公知のアンカー3と、前記連結ワイヤロープ2の途中位置に介在する状態でこの連結ワイヤロープ2に両端を連結させ、この連結ワイヤロープ2を緊張状態とすることが可能な連結ロープ緊張具である公知のターンバックル4と、前記連結ワイヤロープ2が挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープ2の前記名長支柱23、短支柱24に添う部分を当該長支柱23、短支柱24の壁面に対して固定状態として取り付ける金属からなる固定金具11、ボルト12、ナット10を用いた支柱用固定具5と、を具備する浮き上がり防止ユニット6を備えている。
本実施例においては、図2に示すように、前記浮き上がり防止ユニット6を建物31の壁部(又はスラブ)33に対し上下2段配置としている。
前記支柱用固定具5は、図3、図4に示すように、前記長支柱23又は短支柱24に連結ワイヤロープ2を固定するための固定金具11を具備している。
この固定金具11は、中央の突部11cに連結ワイヤロープ2用の挿通孔11dを設けるとともに、その両側に突片部11a、11bを備え、前記長支柱23又は短支柱24の壁面に添着されるように構成している。
また、ボルト12を前記突片部11a、前記長支柱23又は短支柱24を貫通させて反対側に突出させ、同様にボルト12を前記突片部11b、前記長支柱23又は短支柱24を貫通させて反対側に突出させて、各ボルト12にナット10を各々螺合し締め付けることで、固定金具11を前記長支柱23又は短支柱24の壁面に固着するように構成している。
更に、前記中央の突部11cに設けた挿通孔11dに前記連結ワイヤロープ2を挿通し、この状態で突部11cの外側からボルト12をその肉厚部を貫通させて前記連結ワイヤロープ2に先端を当接させ締め付けることで、前記連結ワイヤロープ2の前記長支柱23又は短支柱24に対応する部分を一体的に固定連結するように構成している。
前記ターンバックル4は、図5に示すように、公知のような構造のターンバックル本体13と、その両端の連結ワイヤロープ止めフック片14、14とを具備し、前記連結ワイヤロープ2の途中の所定位置において、連結ワイヤロープ止めフック片14、14に各々連結ワイヤロープ2の各無端部を固着して、ターンバックル本体13を手動日餌にて回転させることにより、連結ワイヤロープ2を緊張状態としたり、弛緩状態としたりすることができるように構成している。
前記アンカー3は、図6に示すように、公知のように、壁部33に抜け出し不能に埋設するアンカー本体15と、アンカー本体15の頂部に取り付ける連結ワイヤロープ止め板16と、連結ワイヤロープ止め板16を貫通してアンカー本体15にねじ込むアンカーネジ17と、を具備し、連結ワイヤロープ2の端部を連結ワイヤロープ止め板16に固着して、アンカーネジ17をアンカー本体15にねじ込むことにより、連結ワイヤロープ2の端部を壁部33に固定連結するように構成している。
次に、本実施例に係るソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1のソーラーパネル用架台21に対する取り付け態様及び作用効果について説明する。
前記ソーラーパネル用架台21に対して前記浮き上がり防止ユニット6を取り付けるに際しては、まず、前記支柱用固定具5を2個用意し、これらの固定金具11の挿通孔11dに所定の長さを有する連結ワイヤロープ2を挿通する。
また、連結ワイヤロープ2の所定位置には前記ターンバックル4を介在させる。更に連結ワイヤロープ2の両端部に各々アンカー3を配置する。
次に、両端部の各アンカー3を図2に示すように各々前記ソーラーパネル用架台21の一方向両側に位置する各壁部33に打ち込む。次に、連結ワイヤロープ2を前記長支柱23、短支柱24の壁面にそっと配置した状態で前記ターンバックル4により連結ワイヤロープ2を一方向で緊張させる。
次に、前記連結ワイヤロープ2が挿通されている2個の固定金具11の一方を、前記長支柱23の壁面に添着し、ボルト12を前記突片部11a、前記長支柱23を貫通させて反対側に突出させ、ボルト12にナット10を螺合し締め付けて、固定金具11を前記長支柱23の壁面に固着する。
更に、前記中央の突部11cの外側からボルト12をその肉厚部を貫通させて前記連結ワイヤロープ2に先端を当接させ締め付け、前記連結ワイヤロープ2の前記長支柱23に対応する部分を一体的に固定連結する。
同様にして、前記長支柱23に対して一方向で連設されている前記短支柱24の壁面に対しても、支柱用固定具5を用いて前記連結ワイヤロープ2の前記短支柱24に対応する部分を一体的に固定連結する。
以上の手順により、ソーラーパネル用架台21に対する浮き上がり防止ユニット6の取り付け作業が終了する。
なお、図2には、ソーラーパネル用架台21に対して、浮き上がり防止ユニット6を上下2段にわたって取り付け、風に対する抵抗を浮き上がり防止ユニット6一段の場合よりも高めた例を示している。
前記浮き上がり防止ユニット6を一段配置とするか、二段配置とするか、更に多段配置とするかは、設置箇所の風況に応じて適宜選定し得ることは言うまでもない。
すなわち、下段の浮き上がり防止ユニット6は、長支柱23、短支柱24の下部側に一方向で連結ワイヤロープ2を配置し、両端の各アンカー3を前記壁部33の内壁に打ち込んだ構造を示し、上段の浮き上がり防止ユニット6は、長支柱23、短支柱24の上部側に一方向で連結ワイヤロープ2を配置し、両端の各アンカー3を前記壁部33の外壁に打ち込んだ構造を示している。
以上説明した本実施例に係るソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1によれば、ソーラーパネル用架台21を浮き上がり防止ユニット6を用いて強固に固定できるので、吹き寄せる風に対する抵抗力を高めつつビルディング等の建物31の屋上に対して容易に設置することができる。
また、本実施例に係るソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1によれば、浮き上がり防止ユニット6を、前記連結ワイヤロープ2、アンカー3、ターンバックル4及び支柱用固定具5から構成しているので、浮き上がり防止ユニット6を軽量に構成でき、これにより、建物31に対する重量負荷が小さいことから、いままで建物31の構造強度不足でソーラーパネル用架台21を設置できなかった箇所においてもソーラーパネル用架台21を設置して太陽光発電を行うことが可能となる。
更に、上述した簡略構成の浮き上がり防止ユニット6によれば、取付工事が簡単であること、点検やメンテナンスが極めて容易になること、浮き上がり防止ユニット6によるソーラーパネル用架台21の固定作業が極めて簡略であること等の優れた効果を奏するものである。
次に、図7を参照して本実施例に係るソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1において、前記浮き上がり防止ユニット6を一方向及びこれと直交する他方向に配置した例について説明する。
この場合において、図1、図2に示す風による浮き上がり防止構造1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図7に示す風による浮き上がり防止構造1は、図1、図2に示す風による浮き上がり防止構造1の構成を採用するとともに、前記ソーラーパネル用架台21の並設配置の2本の長支柱23、23を一方向と直交する他方向に繋ぐように前記浮き上がり防止ユニット6の連結ワイヤロープ2を配置したこと、及び、前記ソーラーパネル用架台21の並設配置の2本の短支柱24,24を一方向と直交する他方向に繋ぐように前記浮き上がり防止ユニット6の連結ワイヤロープ2を配置したことが特徴である。
図7に示すソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1においても、前記ソーラーパネル用架台21に対する前記浮き上がり防止ユニット6の配置個数は一方向に一段、他方向に一段としたり、一方向に二段、他方向に二段としたり等、適宜選定可能であることは言うまでもない。
図7に示すソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1によれば、既述した図1、図2に示す場合と同様な効果を奏し、かつ、前記浮き上がり防止ユニット6を一方向、他方向の双方向に配置した構成により、風に対する抵抗力をより高めたより強固な構造のソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1を実現することができる。
次に、図8を参照して本実施例に係るソーラーパネル用架台21を例えば3台列設した場合における風による浮き上がり防止構造1Aについて説明する。
図8に示す風による浮き上がり防止構造1Aにおいて、図1、図2に示す風による浮き上がり防止構造1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図8に示す風による浮き上がり防止構造1Aは、例えばビルディング等の建物31の比較的広面積の屋上の屋上面32に例えば所定の間隔を隔て3台連設配置に設置される各ソーラーパネル用架台21に対して、これら3台を一方向に繋ぐようにして前記浮き上がり防止ユニット6を例えば上下二段配置し、これら3台のソーラーパネル用架台21に作用する風による浮き上がり防止を図るものである。
図8に示すソーラーパネル用架台21の風による浮き上がり防止構造1Aの場合においても、前記ソーラーパネル用架台21に対する前記浮き上がり防止ユニット6の配置個数は一方向に一段のみとしたり、図示のように一方向に二段としたり、一方向に一段、他方向に一段としたり、一方向に二段、他方向に二段としたり等、適宜選定可能であることは言うまでもない。
図8に示す風による浮き上がり防止構造1Aによれば、既述した場合と同様な効果を奏するとともに、比較的広面積の屋上の屋上面32に複数台のソーラーパネル用架台21を配置し、ソーラーパネルPを設置して太陽光発電を行う場合に容易に対応することができる。
本考案のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造は、ビルディングの屋上に設置するソーラーパネル用架台に適用する場合の他、周辺にアンカーを固定する構造物が存在すれば、一般家庭の庭の一部、各種学校における校庭等の敷地の一部、風通しの良い海岸の丘上等の場所に設置するソーラーパネル用架台に対しても広範に適用可能である。
1 ソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造
1A ソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造
2 連結ワイヤロープ
3 アンカー
4 ターンバックル
5 支柱用固定具
6 浮き上がり防止ユニット
10 ナット
11 固定金具
11a 突片部
11b 突片部
11c 突部
11d 挿通孔
12 ボルト
13 ターンバックル本体
14 連結ワイヤロープ止めフック片
15 アンカー本体
16 連結ワイヤロープ止め板
17 アンカーネジ
21 ソーラーパネル用架台
22 ソーラーパネル載置部
23 長支柱
24 短支柱
31 建物
32 屋上面
33 壁部
P ソーラーパネル
請求項7記載の考案によれば、浮き上がり防止ユニットを、ソーラーパネル用架台の並設配置の長支柱、短支柱に対して、又は、並設配置の各長支柱、並設配置の各短支柱に対して、各々上下2段配列で配置する構成として、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上等に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置し、吹き寄せる風に対する抵抗力をより高め、かつ、より頑強な構造のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し、提供することができる。
本考案は、簡略構造で、軽量に構成でき、構造強度が不足するようなビルディング等の屋上や、家屋等の屋根上に対してもソーラーパネル用架台を容易に設置可能であるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造を実現し提供するという目的を、ソーラーパネルが上面に設置されるソーラーパネル載置部と、ビルディング等の屋上床面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱と、屋上床面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱と、により構成されるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造であって、並設配置の前記長支柱、短支柱に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台の外方に延在させた連結ワイヤロープと、前記連結ワイヤロープの両端を各々前記ソーラーパネル用架台の周辺に位置する壁部又はスラブに固定するアンカーと、前記連結ワイヤロープの途中位置に介在させこの連結ワイヤロープを緊張状態とするターンバックルと、前記連結ワイヤロープが挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープの前記長支柱、短支柱に添う部分を当該長支柱、短支柱の壁面に対して固定状態として取り付ける固定金具、ボルト、ナットを用いた支柱用固定具と、を具備する浮き上がり防止ユニットを備える構成により実現した。

Claims (7)

  1. ソーラーパネルが上面に設置されるソーラーパネル載置部と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱と、により構成されるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造であって、
    並設配置の前記長支柱、短支柱に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台の外方に延在させた連結ワイヤロープと、
    前記連結ワイヤロープの両端を各々前記ソーラーパネル用架台の周辺の固定構造部に固定する端部固定具と、
    前記連結ワイヤロープの途中位置に介在させこの連結ワイヤロープを緊張状態とする連結ロープ緊張具と、
    前記連結ワイヤロープが挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープの前記長支柱、短支柱に添う部分を当該長支柱、短支柱の壁面に対して固定状態として取り付ける支柱用固定具と、
    を具備する浮き上がり防止ユニットを備えることを特徴とするソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  2. ソーラーパネルが上面に設置されるソーラーパネル載置部と、ビルディング等の屋上床面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の一端側底部に連結されて一端側を高位置に支持する所要数の長支柱と、設置面上に垂直起立させ前記ソーラーパネル載置部の他端側底部に連結されて他端側を低位置に支持する所要数の短支柱と、により構成されるソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造であって、
    並設配置の前記長支柱、短支柱に添って配置され両端側をソーラーパネル用架台の外方に延在させた連結ワイヤロープと、
    前記連結ワイヤロープの両端を各々前記ソーラーパネル用架台の周辺に位置する壁部又はスラブに固定するアンカーと、
    前記連結ワイヤロープの途中位置に介在させこの連結ワイヤロープを緊張状態とするターンバックルと、
    前記連結ワイヤロープが挿通されるとともに緊張状態となった連結ワイヤロープの前記長支柱、短支柱に添う部分を当該長支柱、短支柱の壁面に対して固定状態として取り付ける固定金具、ボルト、ナットを用いた支柱用固定具と、
    を具備する浮き上がり防止ユニットを備えることを特徴とするソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  3. 前記浮き上がり防止ユニットは、前記ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に繋ぐ状態で配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  4. 前記浮き上がり防止ユニットは、前記ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に繋ぐ状態と、前記ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱及び並設配置の各短支柱を各々前記一方向と直交する他方向に繋ぐ状態との双方で配置されることを特徴とする 請求項1又は2記載のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  5. 前記浮き上がり防止ユニットは、複数台のソーラーパネル用架台が一方向に列設された状態で、前記各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に連続的に繋ぐように配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  6. 前記浮き上がり防止ユニットは、複数台のソーラーパネル用架台が一方向に列設された状態で、前記各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱、短支柱を一方向に連続的に繋ぐ状態と、前記各ソーラーパネル用架台の並設配置の各長支柱及び並設配置の各短支柱を各々前記一方向と直交する他方向に繋ぐ状態との双方で配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
  7. 前記浮き上がり防止ユニットは、並設配置の前記長支柱、短支柱に対して、又は。並設配置の各長支柱、並設配置の各短支柱に対して、各々上下2段配列で配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のソーラーパネル用架台の風による浮き上がり防止構造。
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