JP2009132077A - インクジェットカートリッジおよびインクジェットカートリッジの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インク吸収体収納容器の接合部における接合の信頼性が高められたインクジェットカートリッジ及びインクジェットカートリッジの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のインクジェットカートリッジは、インクを含浸保持するインク吸収体3と、インク吸収体収納容器8とを備える。インク吸収体収納容器8は、インク吸収体3の一部を収納する第1の筐体1、及び第1の筐体1に収納されないインク吸収体3の残る部分を収納し、第1の筐体1と接合部10aにおいて接合される第2の筐体2とを有する。そして、本発明のインクジェットカートリッジのインク吸収体3は、少なくとも接合部10aに対応する領域に、インク吸収体の表面が溶融された溶融領域3aを有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のインクジェットカートリッジは、インクを含浸保持するインク吸収体3と、インク吸収体収納容器8とを備える。インク吸収体収納容器8は、インク吸収体3の一部を収納する第1の筐体1、及び第1の筐体1に収納されないインク吸収体3の残る部分を収納し、第1の筐体1と接合部10aにおいて接合される第2の筐体2とを有する。そして、本発明のインクジェットカートリッジのインク吸収体3は、少なくとも接合部10aに対応する領域に、インク吸収体の表面が溶融された溶融領域3aを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インク吸収体を収納したインクジェットカートリッジおよびインクジェットカートリッジの製造方法に関する。
従来のインクジェットカートリッジの一例の側断面図を図10に示す。この構成は特許文献1に開示されたものであり、インク収納容器一体型インクジェット記録ヘッド105はインク収納容器とインクジェット記録ヘッドとが一体に構成されている。インク保持用のインク吸収体102を収納するインク収納容器101と、吐出エネルギ発生手段へインクを供給するための供給管104と、供給管104の端部に設けられたフィルタ103とを備えた記録ヘッドとが一体化して形成されている。
この種のインクジェットカートリッジは、インクが吐出できなくなるとインクジェットカートリッジの単位で交換を行なう。インクジェットカートリッジのインク収納容量が少ないと、インクジェットカートリッジを頻繁に交換することになりユーザーによる操作の煩雑さを招く。したがって、インクジェットカートリッジの交換頻度を減らすためには収納インクを大容量化する必要がある。この場合、インク吸収体とインク吸収体収納容器の体積を大きくする必要がある。しかし、インク吸収体とインク吸収体収納容器を単純に大きくした場合、インクジェットカートリッジの製造において製造条件が厳しくなってしまう。
一般に、インクジェットカートリッジでは、記録装置に搭載した際に底となる底面に記録ヘッドを配置し、底面と対向する上面からインク吸収体を挿入し、フィルタにインク吸収体を圧接させて記録ヘッドにインクを供給している。そのため、例えば、インクジェットカートリッジの記録装置内の設置面積を変更しないように大容量化を行なうには、インク吸収体収納容器のインク収納空間を高さ方向に延長することになる。
しかし、このような構成とすると、インク吸収体収納容器に対して挿入されるインク吸収体の挿入ストロークが長くなってしまい、底面に配置された記録ヘッドに対してインク吸収体を圧接させることが難しくなる。フィルタに対するインク吸収体の圧接性が低下した場合、気泡の混入などによってインクの供給が妨げられ、カスレ等印字品位の低下を招く恐れがある。このため、インク吸収体の挿入ストロークが長くなることによって、インク吸収体の挿入工程に要求される条件はより厳しいものとなる。
この解決手法の一つとして、特許文献2に記載される手法がある。この従来例を図11(a)、(b)に示す。第1のインク吸収体203を収容可能な空間を備えた第1の吸収体収納容器201と、第2のインク吸収体204を収納可能な第2の吸収体収納容器202とを備えている。そして、第1のインク吸収体203と第2のインク吸収体204とが接触するように第1の吸収体収納容器201と第2の吸収体収納容器202とが連結されて構成されるものである。この構成によれば適切な位置で吸収体収納容器を区分することでインク吸収体の挿入ストロークを長くすることなく、高さ方向にインク収納容器を延長した構成が容易に達成できる。
特開平3―248848号公報
特開平8―224887号公報
しかしながら特許文献2に開示された構成は、2つのインク吸収体を用いるため、部品点数が増加してしまう。
そこで、部品点数を削減してコストダウンを図るため、図12(a)に示すように、単一のインク吸収体を二つの容器に収納する形態が考えられる。しかしながら、この方法では、図12(b)に示すように、第1のインク吸収体収納容器301と第2のインク吸収体収納容器302とが接合される際に接合される個所である壁面からインク吸収体303がはみ出してしまう。このようにしてインク吸収体が接合部からはみ出てしまった場合には、溶着部分がインク吸収体を挟み込んでしまい、溶着不良を生じて溶着の信頼性が損なわれてしまう。
また、単一のインク吸収体を二つの収納容器に収納する形態のインクジェットカートリッジの製造方法において、収納容器の溶着信頼性を向上する製法を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、インク吸収体収納容器の接合部における接合の信頼性が高められたインクジェットカートリッジ及びインクジェットカートリッジの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のインクジェットカートリッジは、インクを含浸保持するインク吸収体と、インク吸収体収納容器とを備える。インク吸収体収納容器は、インク吸収体の一部を収納する第1の筐体、及び第1の筐体に収納されないインク吸収体の残る部分を収納し、第1の筐体と接合部において接合される第2の筐体とを有する。そして、本発明のインクジェットカートリッジのインク吸収体は、少なくとも接合部に対応する領域に、インク吸収体の表面が溶融された溶融領域を有することを特徴とする。
本発明によれば、インク吸収体に溶融領域が形成されているため、インク吸収体が接合部にはみ出すことがないので、インク吸収体収納容器の接合部における接合の信頼性が高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示す斜視図である。図3は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示した分解斜視図である。図4は本実施形態のカートリッジの製造過程を示す模式的斜視図である。図5は、本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程フローを示した図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示す斜視図である。図3は、本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示した分解斜視図である。図4は本実施形態のカートリッジの製造過程を示す模式的斜視図である。図5は、本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程フローを示した図である。
まず、本実施形態のインクジェットカートリッジ10の構成について説明する。
図1に示す本実施形態のインクジェットカートリッジ10は、単一色のインク用であり、第1の筐体1と第2の筐体2とによって形成されたインク吸収体収納容器8内に、インクを含浸保持させたインク吸収体3が収容されている。
図4に示すように、第2の筐体2の底部には、電気配線部材8を介してインク吐出用のインクジェット記録ヘッド7が取り付けられている。また、第2の筐体2の底部には、インク吸収体収納容器8内からインクジェット記録ヘッド7に接続するインク流路6を形成する筒状のインク導入部5が、インクジェット記録ヘッド7の直上の位置でインク収納室内に突出して設けられている。インク導入部5の、インク吸収体収納容器8内に突出した先端部には、フィルタ4が配置されている。すなわち、
第2の筐体2は、外部にインクを供給するインク流路6を有し、第2の筐体2の内部に位置する、インク流路6の一端側にフィルタ4を有する。また、インクジェット記録ヘッド7はインク流路6の他端側に設けられている。第2の筐体2は、このインク導入部5が形成された底部に対向する上面が開口しており、この開口が、第1の筐体1によって塞がれている。第1の筐体1は、インク吸収体3を収納する空間を有しており、第2の筐体2に収容しきれない部分を収容する。すなわち、第1の筐体1はインク吸収体3の一部を収納し、第2の筐体2は、インク吸収体3の残る部分を収納する。
第2の筐体2は、外部にインクを供給するインク流路6を有し、第2の筐体2の内部に位置する、インク流路6の一端側にフィルタ4を有する。また、インクジェット記録ヘッド7はインク流路6の他端側に設けられている。第2の筐体2は、このインク導入部5が形成された底部に対向する上面が開口しており、この開口が、第1の筐体1によって塞がれている。第1の筐体1は、インク吸収体3を収納する空間を有しており、第2の筐体2に収容しきれない部分を収容する。すなわち、第1の筐体1はインク吸収体3の一部を収納し、第2の筐体2は、インク吸収体3の残る部分を収納する。
第1の筐体1はインク吸収体3内部の圧力変動を逃すための細口とそれに連通した微細口が設けられており、その殆どをシール部材9で覆う。
第2の筐体2の底部は、インクジェット記録ヘッド7が設けられた部分が、他の部分より突出した形状になっている。このインクジェットカートリッジ10では、インク吸収体3に保持されたインクが、インク導入部5の先端、インク流路6の入口に設けられたフィルタ4を通過し、インク流路6を通ってインクジェット記録ヘッド7へ供給される。
インク吸収体3は、例えば特開2000−301740号公報で記載されているようなポリプロピレン(PP)繊維を積層したものからなる。インク吸収体3は、第2の筐体2に挿入される前に、予め第1の筐体1と第2の筐体2との結合部近傍の外周が加熱溶融されている。加熱溶融された領域は図1には溶融領域3aとして示されている。
次に、図5に示すフローチャートを用いて本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程の概略について説明する。
まず、第1の筐体1及び第2の筐体2を用意する(ステップS1)。
次に、インク吸収体3の溶融領域3aを溶融し、加圧する。なお、これら溶融及び加圧の詳細については後述する(ステップS2)。
次に、インク吸収体3を第2の筐体2内に挿入する(ステップS3)。この状態のインク吸収体3を第1の筐体1内に挿入する(ステップS4)。
次に、インク吸収体3を収納した第1の筐体1及び第2の筐体2を互いに接合する(ステップS5)。なお、この接合方法についてもその詳細は後述する。
以上のようにして形成したインク吸収体収納容器8内にインクを注入する(ステップS6)。
次に、上記ステップS2におけるインク吸収体3に溶融領域3aを形成する方法について詳細に説明する。
図6にインク吸収体3の溶融方法の一例を示す。圧縮板11によって積層方向に圧縮した状態のインク吸収体3に対して、積層方向と、積層方向に対して垂直方向とから加熱ブロック12を押し当てる。これにより、第1の筐体1と第2の筐体2との結合部に対応する部分を溶融し、溶融領域3aを形成する。なお、このインク吸収体3の溶融方法は加熱に限られたものではなく、薬液を塗布することによって溶融し、溶融領域3aを形成する方法などもある。
インク吸収体3は繊維積層方向を圧縮した状態で、先ず第2の筐体2に挿入され、次いで同様にして第1の筐体1に挿入される。このとき、インク吸収体3はインク吸収体収納容器8の内径の寸法に対して十分小さくなるまで圧縮する。また、第2の筐体2に対するインク吸収体3の挿入には、シリンダ等を用い、インク吸収体3がフィルタ4に対して当接するために適した圧力と挿入ストロークが得られるように適宜調整する。
次に、上記ステップS5における第1の筐体1と第2の筐体2との接合について詳細に説明する。
第1の筐体1と第2の筐体2との接合は、上治具13及び下治具14にセットした状態で振動溶着装置15により接合面を振動溶着する。
図7(a)に上治具13及び下治具14にセットした状態の振動溶着装置15の模式図を示す。また、図7(b)に上治具13及び下治具14に第1の筐体1と第2の筐体2をセットした状態の模式図を示す。
まず、第1の筐体1と第2の筐体2との接合面を互いに合わせた状態で振動溶着装置15の下治具14にセットする。その後、下治具14が上昇し、上治具13に第1の筐体1が突き当たり吸着固定される。次いで、第1の筐体1を第2の筐体2に荷重を加えた状態で振動を加え、振動溶着を開始する。
本実施形態のインク吸収体3の溶融領域3aは、図1に示すように中央部分が凹んだ形状になっている。溶融領域3aのこの凹んだ部分の外周寸法は、2×(W1a+W1b)となる(図2参照)。一方、第1の筐体1と第2の筐体2との結合部10aにおける内周寸法は、2×(W2a+W2b)となる(図2参照)となる。本実施形態では、インク吸収体3の溶融領域3aの外周寸法が結合部10aの内周寸法よりも短い。すなわち、図1に示すように、インク吸収体3をインク吸収体収納容器8内に収納した状態で、インク吸収体3の溶融領域3aと結合部10aとの間に隙間が形成される。このため、第1の筐体1と第2の筐体2との接合の際に、図10(b)で示すようなインク吸収体の挟み込みが抑えられ、振動溶着時の溶着部分への接触も軽減することができる。また、本実施形態のインク吸収体3は、溶融領域3aは表層が溶融されているため、微小な繊維ゴミの発生も抑制され、溶着の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態のインク吸収体収納容器8は第1の筐体1と第2の筐体2とに二分割されている。このため、第2の筐体2へのインク吸収体3の挿入ストロークが短くて済むので、インク吸収体3をフィルタ4に確実に圧接させることができる。フィルタ4に対するインク吸収体3圧接性が低下すると、気泡が混入してインクの供給が妨げられ、その結果カスレ等が生じる場合がある。しかしながら、本実施形態のインクジェットカートリッジは、上述したように、インク吸収体3をフィルタ4に確実に圧接させることができるので、このような記録品位の低下を防止することができる。
(第2の実施形態)
図8は本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示した分解斜視図である。また、図9は本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程フローの一例を示す図である。
(第2の実施形態)
図8は本実施形態のインクジェットカートリッジを模式的に示した分解斜視図である。また、図9は本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程フローの一例を示す図である。
第1の実施形態では、インク吸収体3の溶着領域3aは、第1の筐体1と第2の筐体2との接合部近傍のみであった。これに対して、本実施形態のインク吸収体23は、溶着領域23aが第1の筐体21と第2の筐体22との接合領域近傍の他、第1の筐体21に収納される部分が全て溶融されている。
インク吸収体23の第1の筐体21に収納される部分の外周寸法は2×(W21a+W21b)であり、第1の筐体21及び第2の筐体22の内周寸法は2×(W22a+W22b)である。本実施形態も第1の実施形態と同様にインク吸収体23の外周寸法が第1の筐体21及び第2の筐体22の内周寸法よりも短いため、接合部におけるインク吸収体23の挟み込みが抑えられ、振動溶着時の溶着部分への接触も軽減することができる。また、本実施形態のインク吸収体3は、溶融領域3aは表層が溶融されているため、微小な繊維ゴミの発生も抑制され、溶着の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の場合、第1の筐体21及び第2の筐体22へのインク吸収体23の挿入ストロークが短くて済む。また、インク吸収体23は、その外周寸法が第1の筐体21及び第2の筐体22の内周寸法よりも短い。さらには、インク吸収体23は挿入する部分が溶融されていることでその広がりが抑制され、圧縮することなく、第1の筐体21及び第2の筐体22に挿入できる。これらにより、インク吸収体23を第2の筐体22によりスムーズに挿入することができるので、インク吸収体23をフィルタに確実に圧接させることができる。この結果、カスレ等の記録品位の低下を防止することができる。
この他、インク吸収体23の溶融領域23aは外部へのインク移動を防ぐ効果もある。これより、インク吸収体収納容器結合部からのインク漏れに対するマージンを向上することができる。
また、図9に示すようにインク注入後にインク吸収体収納容器を結合することも可能になる。図9に示すフローチャートを用いて本実施形態のインクジェットカートリッジの製造工程の概略について説明する。
まず、第1の筐体21及び第2の筐体22を用意する(ステップS11)。
次に、インク吸収体23の溶融領域23aを溶融し、加圧する(ステップS12)。
次に、インク吸収体23を第2の筐体22内に挿入する(ステップS13)。
次に、インク吸収体23にインクを注入する(ステップS14)。第1の実施形態では、第1の筐体21及び第2の筐体22を互いに接合した後、インクを注入していた。これに対し、本実施形態の場合、インク吸収体23の表面全てを溶融している。このため、インク吸収体23が第2の筐体22から露出した状態にてインク吸収体23にインクを注入しても、インクがインク吸収体23から漏洩することなく、インク吸収体に含浸させることができる。このように、本実施形態の場合、製造工程順序の自由度を向上することができる。また、表面を溶融して硬化させているのでインク吸収体23へ複数のインク注入針を刺すことが容易となる。このため、本実施形態のインク吸収体23の場合、インク浸漬に要する時間の短縮を図ることができる。
次に、この状態のインク吸収体23を第1の筐体21内に挿入する(ステップS5)。
最後にインク吸収体23を収納した第1の筐体21及び第2の筐体22を互いに接合する(ステップS5)。
なお、本実施形態におけるインク吸収体23の溶融領域23aは、第1の筐体21に限られるものではない。溶融領域23aは、インク吸収体23と当接するフィルタとの位置関係や、インク吸収体収納容器へのインク吸収体23の挿入順序に応じて、いかようにも変更することができる。
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3インク吸収体
4 フィルタ
8 インク吸収体収納容器
10a 接合部
2 第2の筐体
3インク吸収体
4 フィルタ
8 インク吸収体収納容器
10a 接合部
Claims (10)
- インクを含浸保持するインク吸収体と、前記インク吸収体の一部を収納する第1の筐体、及び前記第1の筐体に収納されない前記インク吸収体の残る部分を収納し、前記第1の筐体と接合部において接合される第2の筐体とを有するインク吸収体収納容器とを備えるインクジェットカートリッジにおいて、
前記インク吸収体は、少なくとも前記接合部に対応する領域に、前記インク吸収体の表面が溶融された溶融領域を有することを特徴とするインクジェットカートリッジ。 - 前記溶融領域の外周寸法は、前記接合部の内周寸法よりも短い、請求項1に記載のインクジェットカートリッジ。
- 前記溶融領域は、前記インク吸収体の前記一部の表面を含む、請求項1または2に記載のインクジェットカートリッジ。
- 前記一部の前記溶融領域の外周寸法は前記第1の筐体の内周寸法より短い、請求項3に記載のインクジェットカートリッジ。
- 前記溶融領域は、前記インク吸収体の前記残る部分の表面を含む、請求項1ないし4のいずれか1項にインクジェットカートリッジ。
- 前記残る部分の前記溶融領域の外周寸法は前記第2の筐体の内周寸法より短い、請求項5に記載のインクジェットカートリッジ。
- 前記第2の筐体は、外部にインクを供給するインク流路を有し、前記第2の筐体の内部に位置する、前記インク流路の一端側にフィルタが設けられており、前記インク流路の他端側にインクを吐出するインクジェット記録ヘッドが設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェットカートリッジ。
- 第1の筐体と、第2の筐体とを有するインク吸収体収納容器を用意する工程と、
インク吸収体に、少なくとも、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが接合される接合部に対応する領域を溶融して溶融領域を形成する溶融領域形成工程と、
前記溶融領域形成工程の後、前記第1の筐体に前記インク吸収体の一部を収納し、前記第2の筐体に前記インク吸収体の残る部分を収納する収納工程と、
前記インク吸収体を収納した前記第1の筐体と前記第2の筐体とを前記接合部にて互いに接合する接合工程と、を含むインクジェットカートリッジの製造方法。 - 前記収納工程後であって、かつ前記接合工程前に前記インク吸収体にインクを浸漬させる工程を含む、請求項8に記載のインクジェットカートリッジの製造方法。
- 前記第2の筐体として、外部にインクを供給するインク流路を有し、かつ、前記第2の筐体の内部に位置する、前記インク流路の一端側にフィルタが設けられているものを用意する、請求項8または9に記載のインクジェットカートリッジの製造方法。
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