JP2003191489A - 液体収納容器 - Google Patents

液体収納容器

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JP2003191489A
JP2003191489A JP2001398218A JP2001398218A JP2003191489A JP 2003191489 A JP2003191489 A JP 2003191489A JP 2001398218 A JP2001398218 A JP 2001398218A JP 2001398218 A JP2001398218 A JP 2001398218A JP 2003191489 A JP2003191489 A JP 2003191489A
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sheet
container
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Hidemiki Ogura
英幹 小倉
Hiroyuki Ishinaga
博之 石永
Nobuyuki Kuwabara
伸行 桑原
Tetsuya Ohashi
哲也 大橋
Ryoji Inoue
良二 井上
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容量インク収納容器のより安定した負圧を
実現した液体収納容器および該容器を有したインクジェ
ットカートリッジを提供する。 【解決手段】 液体収納容器は、凸形状に形成されてい
る変形可能なシート部材と、前記シート部材が固定され
外部へ液体を供給するための供給口が形成されているフ
レームと、前記シート部材における凸形状の一部に固定
される面部材と、前記面部材に当接し、該面部材と協働
して前記容器内部を負圧にする負圧発生手段と、前記負
圧発生手段による負圧が所定値以上になると空気を導入
する通気口とを備え、前記負圧発生手段が前記面部材に
当接する当接領域に対して、前記面部材が非対称であ
る。また、インクジェットカートリッジは、前記液体収
納容器と一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部へインク等の
液体を供給するために負圧を利用する液体収納容器及び
インクジェットカートリッジに関し、より詳細には、記
録ヘッドに液体を供給し、被記録媒体に印字記録する液
体噴射記録装置における液体供給システムに用いられる
液体収納容器及びインクタンクとしての該液体収納容器
と記録ヘッドとを一体化したインクジェットカートリッ
ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体を収納するための容器として、液体
をその外部に供給する際に、容器内部を負圧に保ちなが
ら液体を供給する方式の液体収納容器が知られている。
この方式の液体収納容器の特徴は、容器自体が与える負
圧によって、容器に接続される、例えば、ペン先や記録
ヘッドのような、液体使用部に対して適切な液体供給が
行えるというものである。
【0003】例えば、この負圧特性を適正に必要とする
ようなインクジェット記録分野では、液体収納容器とし
てのインクタンク内部に、負圧発生源としてのスポンジ
を収納したものや、袋状のインク収納部にバネを設け、
インクの導出による袋の内方への変形に抗する力を与え
ることで負圧を形成するもの(特開昭56-67269
号公報、特開平6-226993号公報など参照)が知
られている。また、米国特許第4509062号明細書
に開示されているゴム製インク収納部のような、円錐形
形状の円錐部を丸めた形状のもので、その丸めた円錐部
を円錐周面厚みよりも薄くするという構成のものも知ら
れている。これらのものにおいて、液体収納容器から記
録ヘッドに至るインク供給系は、いずれもチューブ等を
用いた密閉系である。
【0004】ところで、一般的に密閉系のインク供給系
を用いるインクジェット記録分野では、次のように負圧
発生機構を備えるものとそうでないものとに分類され
る。
【0005】一般に、インク供給システムとして負圧発
生源を用いない場合は、「水頭差」(インク使用部に対
する高低差により生じる圧力差)によって、インクを供
給するものが知られている。この場合は、インク収納部
に特別な条件を必要としないため、通常の袋などのイン
ク収納袋を液体収納容器として用いることが多い。しか
し、インク供給経路を密閉系とするため、インク収納袋
から上方に位置するインク使用部(ヘッド部)までチュ
ーブ等の供給管を必要とし、結果的に大型の装置となる
ことがある。
【0006】これに対し、このインク供給経路をできる
だけ小さくしあるいは実質的に無くすために、記録ヘッ
ドに対する負圧発生機構を設け水頭差を必要としない記
録ヘッドとインクタンクの構成が提案され、実施されて
きた。なお、本明細書では、特にインクジェット記録ヘ
ッドとインクタンクとを一体化したものをインクジェッ
トカートリッジと呼ぶことにする。
【0007】負圧発生機構を有するこのようなインクジ
ェットカートリッジは、記録ヘッドとインク収容部とが
常時一体の構成と、記録ヘッドとインク収容部とが別体
でかつ装置本体に対して双方とも分離でき、使用時に一
体として使用する構成とに分けることができる。いずれ
の構成においても、インク収容部に収納されたインクの
使用効率を高めるために、インク収容部におけるインク
供給口は、インク収納部の中心より下方に設けられるこ
とが多い。この点からも、記録ヘッドに設けられたノズ
ル等の吐出部からのインク漏れを防ぐなどインク供給を
適切に行なうことに加え、インクジェットカートリッジ
におけるインク収納部には、インクを安定して保持する
ための負圧を必要とする。この負圧は、記録ヘッドに対
するインク供給に関する背圧を構成するものであり、記
録ヘッドの吐出口部の圧力を大気圧に対して負とするた
めのものであることから負圧と呼ばれている。
【0008】負圧を発生させるための最も知られた構成
の一つとして、多孔質体の毛管力を利用する構成が挙げ
られる。この構成によるインクタンクは、インクタンク
内部全体にインク貯蔵を目的として収納された、好まし
くは圧縮状態で収納されたスポンジ等の多孔質体と、記
録中のインク供給を円滑にするためインク収納部に大気
を取り入れることを可能とする大気連通口を備えたもの
である。
【0009】しかし、多孔質部材をインク保持部材とし
て使用する場合の課題として、単位体積あたりのインク
収容効率が低いことが挙げられる。この課題を解決する
ため、多孔質部材をインクタンク全体に挿入する構成の
代わりに、多孔質部材をインクタンクの一部に収納する
構成が挙げられる。この構成は、多孔質体がインクタン
ク全体に挿入されている構成と比較して単位体積あたり
のインク収容効率およびインク保持能力を高めることが
できる。
【0010】しかし、さらにインクの収容効率を向上さ
せる観点からは、前述のように袋とバネを組み合わせた
構成の袋状容器や、ゴム製のインク収納容器を用いるこ
とが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来、袋状のインク収
納容器にバネを用いて負圧を発生させるものは、比較的
大容量(例えば30〜40cc)のインク収納容器であ
るため、負圧を発生させるためのバネの力が大きく、従
って、インク量に従って変形するシートの剛性は相対的
に小さくなる。そのため、それぞれのインク収納容器に
おける負圧に関してバラツキはあるものの、実用可能で
あった。
【0012】しかしながら、比較的容量の少ない(例え
ば30ccまで)インク収納容器を用いる場合、そこで
必要な負圧を発生させるためのバネ力は非常に小さいも
のとなる。このため、負圧を設計する際に、このバネ力
に対する収納容器のシート剛性の影響も相対的に増加
し、バネ力と剛性の双方を考慮する必要がある。
【0013】また、シート剛性による影響を軽減するた
めには、負圧発生のためのバネ力を大きくすることによ
り、相対的にシートの剛性を小さくすることが考えられ
る。そのためには、インク収納容器を構成するシート全
体にバネ力が均一に伝えられるようにすることが必要で
あり、したがって、バネ力をシートへ伝達するための面
部材の面積を広く取ることが必要となる。すなわち、こ
のような小容量のインク収納容器においては、上記の通
り面部材の面積を広く取ることにより、上記課題を解決
することができる。
【0014】しかしながら、面部材の面積を広く取るこ
とによって、インク導出と共に変形するシート部材の動
きを制限すると共に、変形時のシート部材の剛性を高め
てしまうため、ある一定圧力にならなければ負圧が解除
されないという現象が起こり、インク収納容器内の負圧
が不安定となる場合がある。
【0015】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その目的とするところは、容器を
構成する変形可能なシートと負圧を与えるためのバネと
シートに固定される面部材を備えた液体収納容器におい
て、小容量インク収納容器のより安定した負圧を実現し
た液体収納容器および該容器を有したインクジェットカ
ートリッジを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体収納容器は、凸形状に形成されてい
る、変形可能なシート部材と、前記シート部材が固定さ
れ、外部へ液体を供給するための供給口が形成されてい
るフレームと、前記シート部材における凸形状の一部に
固定される面部材と、前記面部材に当接し、該面部材と
協働して前記容器内部を負圧にする負圧発生手段とを備
える、前記供給口及び通気口を除いて実質密閉構造であ
る液体収納容器であって、前記面部材の前記負圧発生手
段が当接する当接領域に対して、前記面部材が非対称で
あることを特徴とする。
【0017】面部材は、該面部材の前記負圧発生手段が
当接する当接領域に対して非対称形状に形成されていて
もよいし、前記面部材の前記負圧発生手段が当接する当
接領域に対して非対称となるように前記シート部材に配
置されていてもよい。
【0018】また、前記シート部材は、前記フレームを
挟んで相対向するように該フレームに固定されているこ
とが好ましい。
【0019】前記負圧発生手段は、バネ部材であること
が好ましく、さらに、該バネ部材は前記面部材に固定さ
れていることが好ましい。
【0020】また、上記目的を達成するため、本発明の
インクジェットカートリッジは、インクを吐出するイン
クジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッド
の供給するインクを貯蔵するための液体収納容器とが一
体化されたインクジェットカートリッジであって、前記
液体収納容器は、前記容器を構成し、凸形状に形成され
ている、変形可能なシート部材と、前記容器の一部を構
成し、前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給す
るための供給口が形成されているフレームと、前記容器
内に設けられ、前記シート部材における凸形状の一部に
固定される面部材と、前記面部材に当接し、該面部材と
協働して前記容器内部を負圧にするバネ部材と、前記負
圧発生手段が前記面部材に当接する領域に対して、前記
面部材が非対称であることを特徴とする。
【0021】本発明の別の形態としての液体収納容器
は、凸形状に形成されている、変形可能なシート部材
と、前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給する
ための供給口が形成されているフレームと、前記シート
部材における凸形状の一部に固定される面部材と、前記
面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部を負
圧にする負圧発生手段とを備える前記供給口を除いて実
質密閉構造である液体収納容器において、前記面部材の
圧力作用面に作用する力が不均一又は非対称或いはアン
バランスになるようにしたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】(液体収納容器の製造方法)本発
明の実施形態についての説明に入る前に、まず、図1〜
図6を参照して、インクジェットプリンタなどの記録装
置で用いられる、本発明に係る液体収納容器の基本形と
してのインクタンクの製造方法について説明する。
【0023】図1は、液体収納容器の基本形としてのイ
ンクタンク127の斜視図であり、該インクタンク12
7は、四角枠状フレーム115の上下の開口部それぞれ
に、バネ・シートユニット114を取付けた密閉構造と
なっている。バネ・シートユニット114は、後述する
ように、バネ部材としての円弧状バネ107と面部材と
しての平坦な圧力板109から成るバネユニット112
と、可動部材としての可撓性のタンクシート106とに
よって構成される。フレーム115には、インクタンク
127の内部に通じるインク供給孔128及び空気導入
孔129が形成されている。
【0024】図2〜図6は、このようなインクタンク1
27の製造方法を説明するための図である。
【0025】まず、図2(a),(b),(c)は、可
撓性のタンクシート106を凸形状に成型する工程の説
明図である。
【0026】タンクシート106の成形素材としてのシ
ート材料101は、原材料から大きなサイズのシート状
に成形されたものであり、このシート材料101は、イ
ンクタンク性能の重要なファクターを占める。このシー
ト材料101には、気体としての空気及び液体としての
インク成分の透過度が低く、かつ可撓性をもちつつ繰り
返し変形に対する耐久性が要求される。その好適な材料
としては、PP、PE、PVDC、EVOH、ナイロン
等の合成樹脂材料であり、また複合材として、アルミニ
ウムやシリカを蒸着したものなどを用いることができ、
さらに、これらを積層化して用いても良い。特に、耐薬
品性に優れたPPやPEと、気体・水蒸気遮断性能に優
れたPVDCを積層して用いることにより、優れたイン
クタンク性能を発揮することができる。また、このよう
なシート材料101の厚さは、柔軟性と耐久性に鑑み
て、10μm〜100μm程度が適する。
【0027】このようなシート材料101は、図2
(a)のように、凸形状部103、バキューム孔10
4、および温度調整機構(図示せず)を有する成形金型
102を用いて凸形状に成形する。すなわち、シート材
料101は、バキューム孔104に吸着され、成型金型
102からの熱により凸形状部103に沿う凸形状に成
形される。シート材料101は、図2(b)のように凸
形状に成形されてから、図2(c)のように、タンクシ
ート106として所定のサイズに切り出される。そのサ
イズは、次工程の製造装置に適したサイズであればよ
く、インクを収容するインクタンク127の容積などに
応じて設定することができる。
【0028】図3(a)は、インクタンク127の内部
を負圧にするために用いられるバネユニット112の製
造工程の説明図である。予め半円状に形成されたバネ1
07をバネ受け治具108に取り付けて、その上から、
溶接電極111を用いたスポット溶接により圧力板10
9を取り付ける。圧力板109には、熱接着材110が
付けられている。これらのバネ107と圧力板109と
によって、バネユニット112が構成される。
【0029】図3(b)は、バネユニット112をタン
クシート106に取り付ける工程の説明図である。受け
治具(図示せず)の上に載置したタンクシート106の内
面に、バネユニット112が位置決めされて配置され
る。そして、ヒートヘッド113を用いて熱接着材11
0を加熱することにより、バネユニット112とタンク
シート106とが接着されて、バネ・シートユニット1
14を構成する。
【0030】図4(a)は、バネ・シートユニット11
4をフレーム115に溶着する工程の説明図である。フ
レーム115は、フレーム受け治具116に固定され
る。フレーム115を取り囲むシート吸着治具117
は、フレーム115が位置決め配置された後、バネ・シ
ートユニット114をバキューム孔117Aに吸着し
て、そのユニット114とフレーム115とを相対的に
位置ずれなく保持する。その後、ヒートヘッド118に
より、フレーム115の図中上側の周縁部と、バネ・シ
ートユニット114のタンクシート106と、の環状の
接合面同士を熱溶着する。シート吸着治具117が、フ
レーム115の図4(a)中上側の周縁部と、バネ・シ
ートユニット114のタンクシート106の周縁部分と
を均一に対面させることにより、それらの接合面は、極
めて均一に熱溶着されてシールされることになる。ゆえ
に、シート吸着治具117は、均一なシール性を確保す
べく熱溶着する上において重要である。
【0031】図4(b)は、カッター(図示せず)によ
って、フレーム115の外側にはみ出たタンクシート1
06の部分を切り取る工程の説明図である。このよう
に、フレーム115からはみ出たタンクシート106の
部分を切り取ることにより、バネ・シート・フレームユ
ニット119が完成する。
【0032】図5及び図6(a)、(b)は、このよう
なバネ・シート・フレームユニット119に、前述した
工程により制作した他のバネ・シートユニット114を
熱溶着する工程の説明図である。
【0033】図5に示されるように、バネ・シート・フ
レームユニット119は、受け治具(図示せず)に取り
付けられ、その受け治具と相対的に位置が規定された吸
着治具120によって、バネ・シート・フレームユニッ
ト119の外周部が囲まれる。その受け治具は、バネ・
シート・フレームユニット119のタンクシート106
における外面の平面部106Aに面接触して、その平面
部106Aを図6(a),(b)のように保持する。他
のバネ・シートユニット114は、そのタンクシート1
06の外面の平面部106Aが押さえ治具121によっ
て吸着保持され、この押さえ治具121が下降すること
によって、バネ・シートユニット114側のバネ107
の先端部107A,107Bと、バネ・シート・フレー
ムユニット119側のバネ107の先端部107A,1
07Bとがほぼ同時に嵌合する。すなわち、バネ107
の一方の先端部107Aは凸状、他方の先端部107B
は凹状となっており、それぞれが自己アライメントによ
り嵌まり込むようになっており、それらのバネ107
は、一対のバネ部材構成体として結合することにより1
つのバネ部材を構成する。
【0034】さらに、押さえ治具121を下降させて、
図6(a)のように、それら一対のバネ107を圧縮さ
せる。その際、押さえ治具121は、バネ・シートユニ
ット114における図5中上側の平面部106A、つま
り凸部に形成されたタンクシート106の上側のフラッ
ト領域を幅広く押さえ込む。これにより、タンクシート
106の平面部106Aの位置が規制され、下側のユニ
ット119や治具120に対して、バネ・シートユニッ
ト114が平行に保たれたまま接近する。したがって、
図6(b)のように、バネ・シートユニット114のタ
ンクシート106の周縁部分は、吸着治具120の面に
接して、バキューム孔120Aに吸引保持される共に、
フレーム115の溶着面(同図中上側の接合面)にも均
一に対面することになる。そして、この状態において、
ヒートヘッド122により、バネ・シート・フレームユ
ニット119のフレーム115の図中上側の周縁部と、
バネ・シートユニット114のタンクシート106と、
の環状の接合面同士を熱溶着する。
【0035】このように、上側のユニット114のタン
クシート106の平面部106Aと、下側のユニット1
19のタンクシート106の平面部106Aとの平行度
を維持しつつ、一対を成すバネ107を圧縮させること
により、それら一対のタンクシート106の平面部10
6Aの平行度が高いインクタンク127を安定的に大量
生産することができる。また、一対をなすバネ107
は、図6(a),(b)中において左右均一に圧縮変形
されるため、バネ・シートユニット114を傾けるよう
な力を生じることがなく、一対のタンクシート106の
平面部106Aの平行度が高いインクタンク127をよ
り安定的に生産することができる。さらに、インクタン
ク127内の容積変化に伴なって、一対をなすバネ10
7が図6(a),(b)中において左右均一に圧縮変形
されるため、一対のタンクシート106の平面部106
Aは高い平行度を保ったまま対向間隔が変化することに
なり、この結果、インクを安定的に供給することができ
る。また、可撓性のタンクシート106の平面部106
Aを斜めに傾けるような無理な力が作用しないため、イ
ンクタンク127のシール性、耐圧性、耐久性が向上す
ることになる。
【0036】その後、フレーム115の外側にはみ出た
タンクシート106の部分を切り取ることによって、図
1のインクタンク127が完成する。インクタンク12
7の内部は、インク供給孔128と空気導入孔129に
よってのみ外部に連通する密閉構造となっている。
【0037】以上の製造工程の、特に図4(a)、図5、
図6にて説明したように、インクタンクシート106に
は予め、所定のインク容量を確保するための凸形状が形
成されているため、小容量のインクタンクにおいても容
量が安定化され、シート部材に所定の剛性を持たせるこ
とができる。これにより、使用時におけるシートの耐久
性を飛躍的に向上させることができる。すなわち、しわ
部は変形時にシート欠陥を発生させインク漏れや外部へ
の蒸発、混入を起こす場合がある。また、バネユニット
112の圧力板109が接着されており、これにより、
インクタンクシート106をフレーム115に溶着した
後、バネ力により形状が保持される。
【0038】(実施例1)以下、図面を参照して本発明
の第1の実施形態を詳細に説明する。
【0039】まず、図7〜図13を参照して、本発明に
係る液体収納容器の実施例である、インクジェットプリ
ンタなどの記録装置で用いられるインク収納容器、及び
該インク収納容器とこれに貯留された液体を吐出する記
録ヘッドとを一体化したインクジェットカートリッジに
ついて説明する。また、図14〜図17を用いて、比較
例を説明し、本発明の特徴を明確にする。
【0040】図7は、本発明に係る液体収納容器の1例
を示すものであって、フレーム18に対して可動部材
(シート部材)11を両側に有するインク収納容器10
の外形図を示している。図8は、図1に示すインク収納
容器の断面図を表したものであり、 (a)は、図7にお
けるA−A概略断面図を、 (b) は、(a)におけるB
−B概略断面図、 (c)は、(a)におけるC−C概略
断面図を示している。
【0041】図7、8に示される液体収納容器としての
インク収納容器10は、上記図1〜6を用いて説明され
た、基本形としての液体収納容器の製造方法を応用して
製造された液体収納容器である。インク収納容器10
は、フレーム18、可動部材としてのシート部材11、
面部材14及びバネ部材20とを備えている。
【0042】フレーム18は、断面四角形状をし、幅方
向両側面が開口し、底面にはインクを外部に供給するた
めのインク供給口15が設けられている。
【0043】シート部材11は、インクを収納する空間
を形成するものであり、フレーム18の幅方向両側開口
部それぞれに取り付けられ、変形可能な可撓性のタンク
シートで幅方向外側に向けて中央部分が凸形状に形成さ
れ、図7、8に示されるように、側面形状が略台形にな
っている。ている。シート部材11の凸形状をなす中央
部分は、後述する面部材14と一体化される。それによ
り、該面部材14によって形状が規制され、その周辺部
分が変形可能である。
【0044】面部材14は、図に示されるように、本実
施例では、等脚台形状に形成されており、熱接着などに
より、シート部材11の中央部分にフレーム18の底面
と垂直をなすように固定される。該面部材14は、フレ
ーム18を挟んで凸形状に形成されているシート部材1
1それぞれに固定されている。この時、等脚台形状の面
部材14の中心線は、インク収納容器10の長さ方向に
伸びる中心線O−Oと平行であり、かつ、該中心線O−
Oと面部材14の中心線とを含む平面は、フレーム18
の底面に平行である。なお、面部材14内面は、インク
使用に伴いインク収納容器10内に負圧が発生すると、
該負圧が前記面部材14内面全体に作用する圧力作用面
として機能する。
【0045】バネ部材20は、インク収納空間を負圧状
態にする負圧発生手段であり、本実施例では、円弧状を
した板バネとして形成され、中心線O−O(及び面部材
14の中心線)を含むフレーム18の底面に平行な平面
に沿って配置されるとともに、該バネ部材20の中央部
20aは、インク収納容器10の幅方向に伸びる中心線
O’−O’上で面部材11の当接領域14aに当接し
て、溶接などにより固定される。該バネ部材20は、対
向する面部材14にそれぞれ固定され、対をなしてお
り、この一対の板バネ20は、容器の長さ方向に伸びる
中心線O−O上で一対の板バネ20それぞれの末端であ
る先端部20bが係合している。バネ部材20が面部材
11に当接する当接領域14aにおいて、バネ部材20
のバネ力(負圧発生力)が面部材14に作用する。この
時、バネ部材20の中央部20aが面部材11に当接す
る当接領域14aは、該面部材14の中心線と幅方向に
伸びる中心線O’−O’と交差する交点を含む領域であ
る。
【0046】なお、インク収納容器10外周に形成され
ている外装13は、可動部材11を外力から保護するシ
ェルとしての役割を果たしている。また、インク収納容
器10底面において、フレーム18及び外装13を貫通
して、インク収納容器10内部に収納されているインク
(液体)を外部に供給するインク供給口15及び通気口
16が形成されている。
【0047】インク供給口15は、図8に示されるよう
に、先端部28a内壁が先細状に形成された中空円筒状
の筒部材28、該筒部材28の一端である先端部(下端
部)28aを閉じるスリット入りゴム部材26、筒部材
28の先端部28aの先細状内壁と協働してインク供給
路を閉じるボール25及び該ボール25を筒部材28の
先端部28aの先細状内壁に向けて常時押圧するバネ部
材としてのコイルバネ24で形成される。なお、筒部材
28の先端部28aの先細状内壁は、その最先端ではボ
ール25の径より小さく形成されているが、筒部材28
上方の内壁の径は、ボール25の径より大きく形成され
ている。筒部材28は、他端である後端部(上端部)2
8bが閉塞されるとともに、該後端部28b近傍にイン
ク通路用開口28cが水平方向に形成されている。本実
施例におけるインク供給口15は、上記の通りの構成を
有するので常時閉じられた状態にあるが、例えば、後述
するインクジェット記録ヘッド30のジョイント31と
結合されると、該記録ヘッド30にインクを供給するこ
とが可能となる(図9参照)。
【0048】図9には、本発明に係る液体収納容器であ
るインク収納容器10が、該インク収納容器10から供
給されるインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッド
30と一体化されたインクジェットカートリッジ40の
模式図が示されている。
【0049】インクジェット記録ヘッド30は、本実施
例では、インク収納容器10の外装13と同じ幅(図9
で紙面と垂直方向の長さ)を有し、該外装13の下方部
分が嵌合される嵌合凹部38及び迷路状通路17を形成
するカバー19(図21参照)を受け入れる受入凹部3
8aが形成されているとともに、インク収納容器10の
インク供給口15と結合されるジョイント31、インク
吐出機構やインク吐出ノズル等を有するチップ32を備
える。嵌合凹部38及び受入凹部38aは、幅方向に開
放している。なお、39は、ジョイント31とチップ3
2とを結ぶインク供給通路であり、33は、該インク供
給通路39途中に設けられているフィルターである。
【0050】ジョイント31は、上記したように、イン
ク収納容器10のインク供給口15と結合される部材で
あって、結合時インク供給口15の筒部材28を案内す
るガイド部材34、先端部近傍に開口35aが開けら
れ、内部にインク通路が形成されている供給針35、該
供給針35の開口35aを塞ぐシールゴム36及び該シ
ールゴム36を通常時開口35位置に維持するバネ部材
としてのコイルバネ37を備えている。
【0051】インク供給口15とジョイント31との結
合は、図9に示されるように、インク供給口15の筒部
材28がジョイント31のガイド部材34に案内されて
シールゴム36をコイルバネ37に抗して押し下げる。
同時に、ジョイント31の供給針35がインク供給口1
5のゴム部材26に形成されているスリット通過し、筒
部材28先端部28aを塞いでいるボール25をコイル
バネ24に抗して押し上げる。筒部材28上方の内壁
は、ボール25の径より大径に形成されているので、ボ
ール25が筒部材28上方に押し上げられることによ
り、筒部材28内壁とボール25との間に間隙が生じ、
該間隙をインクが通過できるようになる。すなわち、イ
ンク収納容器10内のインクは、チップ32に供給さ
れ、インク吐出機構を介してインク吐出ノズルから吐出
されることが可能となる。
【0052】以上のようにして、インク収納容器10が
インクジェット記録ヘッド30に嵌合するとともに、そ
のインク供給口15とジョイント31が結合されること
により、両者が一体化されインクジェットカートリッジ
40が形成される。
【0053】本実施例におけるインク収納容器10のシ
ート部材11は、上記したように変形可能なシート部材
によって形成されており、その中央部分は面部材14に
よって形状が規制されており、その周縁部分が変形可能
となっている。そして、このシート部材11は、その中
央部分が凸状とされていて、側面形状が台形となってい
る。また、このシート部材11は収納空間内におけるイ
ンク量の変化や圧力変動に応じて変形する。
【0054】ところで、シート部材11を形成するシー
トのガスバリア性が極めて高いものが要求される場合、
シートの厚さを大きくとることでシートの剛性が高いも
のになったり、また、面部材(圧力板)14の周縁領域
のシート部材11が容器のサイズの制約から十分な大き
さが取れない場合等で、以下の問題が生じる恐れがあっ
た。
【0055】図14には、面部材14が、該面部材14
のバネ部材20との当接領域14aに対して点対称の形
状(長方形)をなしており、かつ、凸状状に形成されて
いるシート部材11の中央部分に固定されている、本発
明の比較例としてのインク収納容器10(図15〜17
参照)における負圧特性が示されている。このとき用い
られたインク収納容器10は、小容量(3〜5cc)の
液体収納容器である。
【0056】この比較例における負圧特性では、初期
(0〜0.5cc程度)段階において、液体(インク)
が導出されはじめた直後から −40〜−50mmAq
の負圧が得られ、その後、図17(b)に示されるよう
に、シート部材11が理想的に変形することにより、負
圧発生源であるバネ力により安定した負圧曲線が4cc
まで得られると考えられた。しかしながら、実際には、
図14に示されるように、2cc前後において大きな負
圧の変化が見られている。
【0057】これは、負圧安定性を高めるために、バネ
力を支配的にし、面部材14の面積を広く取ったこと
(言い換えれば、変形可能なシート部材11の示す面積
を小さくしたこと)により生じていると考えられる。こ
れにより、液体導出に伴って変形するシート部材11の
動きが制限されると共に、変形時のシート部材11の剛
性が高められてしまうため、ある一定圧力にならなけれ
ば負圧が解除されないという現象が起こり、インク収納
容器10内の負圧が不安定となっている。
【0058】図14では、実線(A)で示されるような
−200mmAqを超えて大きく負圧が変化し不安定な
負圧である場合や、点線(B)に示すようにシート部材
11の剛性とバネ力により負圧が一気に高まるために、
初期から負圧が立ってしまう場合も見られる。
【0059】実際の印字においては(A)のような場合
には、負圧が安定しないため印字不良が生じる可能性が
高く、(B)のような場合には、全体の液体を使わない
うちに負圧が高まるため、印字途中でインク切れが生じ
る可能性がある。
【0060】図16は、上記比較例における液体導出に
よるインク収納容器10のシート変形の様子を図示した
ものである。なお、図中、A方向、B方向は、図15に
示されるインク収納容器10を矢印A方向、B方向から
見ていることを示し、番号〜は、図14の〜に
対応している。
【0061】液体が導出される初期の段階において、面
部材14により規制されていないシート部材11の一方
が変形することにより、初期負圧が発生し、すぐに負圧
発生源であるバネ力に依存した負圧特性となっている
(、)。
【0062】しかし、液体導出の進行に伴い一方のシー
ト部材11の変形が進むと、容器10内の圧力(すなわ
ち、バネによる発生される負圧)に、動きを規制された
シートの剛性分の圧力が加わり、シート変形をするに際
し一定の圧力以上にならなければシート部材11の変形
移動が生じなくなる。ある一定以上の圧力となった時、
シートが変形を再開し、圧力が解除される。そのため、
2cc付近で大きく負圧曲線が変動する現象が見られて
いる()。
【0063】その後、液体導出に伴って他方のシート部
材11が変形し、バネ力に支配された負圧曲線を描き、
4cc付近で、上記一方のシート部材11の変形時と同
様に変形移動が生じなくなり、バネ力にシート剛性の加
わった所定の圧力以上となった時に、シートが変形し、
その後、容器内の液体が使い切られる付近で、負圧が一
気に高まっている(、)。
【0064】このような負圧の不安定性の原因は、前述
の通り、面部材14の面積を広く取ることにより、シー
ト部材11の動きが制限され、バネ力に加え、変形時の
シート部材11の剛性が高められてしまうため、それを
解除するためにバネ力による負圧以上の圧力が必要とさ
れることによるものである。
【0065】したがって、面部材14の面積を広く取り
ながら、加えてシート部材11がスムーズに変形し、シ
ート剛性が高まらない構成を考える必要があった。
【0066】そこで、面部材14の形状を、面部材14
のバネ部材20との当接領域14aに対して非対称形と
し、該面部材14にかかる圧力およびシート変形方向に
順序を付けることにより、安定したシート変形と安定し
た負圧曲線が得られると考えた。
【0067】図10は、面部材11の形状を、面部材1
4のバネ部材20との当接領域14aに対して非対称と
なる一例として、図7、8に示されるように、該面部材
14を台形形状とした実施例において得られた負圧曲線
を示す。
【0068】図10において、初期(0.4cc付近)
時、初期負圧がすぐに得られ、バネによる安定した負圧
曲線に移る(、)。また、図6において生じてい
た、2cc付近での負圧の変動は見られず、非常に安定
した負圧曲線を描いている()。その後も、バネによ
る安定した負圧曲線を描き()、液体の使いきり付近
で、負圧が一気に高まるという、理想的な負圧曲線が得
られている()。
【0069】図11は、図10の負圧曲線〜におけ
る、液体導出によるインク収納容器10のシート部材1
1の変形の様子を図示したものである。また、図中、A
方向、B方向は、図12に示されるインク収納容器10
を矢印A方向、B方向から見ていることを示している。
図から理解されるように、フレーム18を挟んで相対向
し、バネ部材20との当接領域14aに対して非対称形
である2つの面部材14は、同じ台形状に形成されてい
るが、面部材14を囲むシート部材11の変形量の関係
から、一方の面積の広い側と他方の面積の狭い側とが相
対向するように配置されている。
【0070】なお、面部材14の非対称形状として、本
実施例では、等脚台形状を採用しているが、これに限ら
れるものではない。また、相対向して配置される2つの
面部材14の対向位置関係は、これに限られるものでは
なく、一方の面積の広い側と他方の面積の広い側とが相
対向していてもよい。さらに、本実施例においては、台
形形状がインク収納容器10の横方向に延在するように
形成された面部材14がシート部材11に固定されてい
るが、該台形形状がインク収納容器10の縦方向に延在
するように形成された面部材14をシート部材11に固
定してもよい。さらに、シート部材11の変形の順序付
けを促すべく、シート自体の剛性をアンバランスにして
もよい。すなわち、本実施例であれば、例えば、そのシ
ート厚を幾分変化させる等、面部材14の面積の広い側
のシート部材11の剛性を相対的に小さくし、面積の狭
い側のシート部材11の剛性を相対的に高くしてもよ
い。
【0071】上記図10に示されるような安定した負圧
変化が得られる理由は、液体導出に伴い、非対称形であ
る面部材14が、後述するように、該面部材14の面積
の広い側で大きな圧力を受け(図12参照)、したがっ
て、面部材14の面積の広い側が容器内側に向かって最
初に変化し、同時にシート部材11に固定されている面
部材14の変化が、シート部材11に伝わり、該シート
部材11がゆっくりと変形するからである(図13参
照)。
【0072】すなわち、図12に示されるように、バネ
部材20の力が作用する面部材14の当接領域14aか
ら等距離にある、該面部材14の面積の広い側の断面A
−A部分(面積ΔS)と、狭い側の断面B−B部分
(面積ΔS)とにおいて作用する負圧による吸引力を
それぞれΔF、ΔFとすると、該ΔF、ΔF
は、それぞれ、ΔF=p×ΔS、ΔF=p×Δ
(pは、インク収納容器10内に作用している負
圧)として求められる。ここで、ΔS>ΔSである
ことは明白であるから、したがって、ΔF>ΔF
なり、上記の通り、インク収納容器10からの液体導出
に伴い、非対称形である面部材14は、該面部材14の
面積の広い側で大きな圧力を受けることがわかる。すな
わち、圧力作用面としての面部材14内面には、当接領
域14aに対して圧力作用面の広い側が狭い側より大き
な圧力(負圧)が作用することになる。このことは、言
い換えれば、圧力作用面に対して作用する力が不均一又
は非対称或いはアンバランスになることを意味してい
る。
【0073】上述の通り、シート部材11に固定されて
いる面部材14の変化が、シート部材11に伝えられ、
該シート部材11がゆっくりと安定して変形していくこ
とにより、シート部材11の剛性の影響を受けることも
無く、負圧曲線も安定して変化している(図10参
照)。
【0074】反対に、図15に示す比較例のような対称
形の面部材を有する液体収納容器では、変形可能なシー
ト部の断面は、何れの部分も同じであるため、均一な圧
力がシート全体にかかった場合には、容易に変形する部
分が無いために、全体のシート剛性が一気に高まってし
まう。そのため、シートの変位が起こりづらく、ある一
定の圧力になった時に一気に負圧が解除され、負圧特性
が不安定になると考えられる。
【0075】(他の実施例)図18〜20を用いて本発
明に係る他の実施例について説明する。面部材にかかる
圧力およびシート変形方向に順序を付ける、言い換えれ
ば、圧力作用面としての面部材に作用する力を不均一又
は非対称或いはアンバランスになるようにすることによ
り、安定したシート変形及び安定した負圧曲線が得られ
ることから、本実施例においては、図18〜20に示さ
れるように、面部材それ自体が点対称形である長方形状
の面部材14を、該面部材14のバネ部材20との当接
領域14aに対して非対称になるように偏倚して配置さ
せることが考えられる。
【0076】すなわち、フレーム18を挟んで相対向す
る2つの面部材14A、14Bのうち、一方のシート部
材11Aは、当接領域14Aの上方に偏倚して配置さ
れ、他方のシート部材11Bは、当接領域14aの下方
に偏倚して配置されている。この時、バネ部材20A、
20Bは、インク収納容器10の長さ方向に伸びる中心
線O−Oを含むフレーム18の底面に平行な平面に沿っ
て配置されるとともに、バネ部材20A、20Bの各中
央部20aは、インク収納容器10の幅方向に伸びる中
心線O’−O’上で面部材14A、14Bの各当接領域
14aにそれぞれ当接して、溶接などにより固定され
る。
【0077】このようにシート部材11に面部材14を
偏倚して配置することにより、例えば、面部材14Aに
おいて、当接領域14aより上方の面積が当接領域14
aより下方の面積より大きいため、面部材14Aの当接
領域14aより上方部分が大きな圧力を受け、したがっ
て、面部材14Aの上方部分が容器内側に引き込まれる
ように最初に変化し、同時にシート部材11Aに固定さ
れている面部材14Aの変化が、シート部材11Aに伝
わり、該シート部材11Aがゆっくりと変形する。シー
ト部材11Bも同様に変形する。このように、シート部
材11に固定されている面部材14の変化が、シート部
材11に伝えられ、該シート部材11がゆっくりと安定
して変形していくことにより、本実施例においても、上
記実施例1と同様に、シート部材11の剛性の影響を受
けることも無く、負圧曲線も安定して変化することにな
る。
【0078】なお、本実施例においては、面部材14
は、さらに、上記実施例1のように面部材の当接領域に
対して非対称形状であってもよい。また、相対向して配
置される2つの面部材14A、14Bの対向位置関係
は、これに限られるものではなく、2つの面部材14
A、14Bが、両方とも、両方のシート部材11A、1
1Bに対して上方にまたは下方同じ位置に偏倚して配置
されていてもよい。さらに、本実施例では、面部材14
をその使用形態において上下に偏倚させているが、左右
に偏倚してもよい。この場合、バネ部材20を上下方向
に延在するように面部材14に溶接すればよい。
【0079】図21を用いて、本発明に係る大気導入口
を有する実施例について説明する。本実施例において
は、図21に示すように、液体収納容器内の負圧が所定
値以上になると大気を導入する大気導入口を有する場合
においても適用される。
【0080】空気を導入するための通気口16は、外装
13底部に形成された気体通路としての、例えば、波線
状や渦巻状の、迷路状通路17の一端部に接続されてい
る。該迷路状通路17は、略全体が非通気性のカバー1
9で覆われて気体通路を構成しているが、該迷路状通路
17の他端部17aのみは、液体は通過し得ないが気体
は通過し得る気体透過膜としてのフィルム19aで閉じ
られている。
【0081】このような構成により、外部へのインク供
給が進み、インク収納容器10内の負圧が所定値以下に
増大した時、通気口16のメニスカスが破れ、迷路状通
路17の他端部17aに設けられているフィルム19
a、迷路状通路17及び空気導入口16を介してインク
収納容器10内に空気が導入され、インク収納容器10
内の負圧を一定に維持することを可能とする。万一、環
境変化などによりインク収納容器10内の圧力が高ま
り、通気口16のメニスカスが破れることがあっても、
迷路状通路17へのインクの導入及び液体不透過性であ
るフィルム19aの作用により、インク収納容器10内
のインクが外部に漏出することはない。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から、変形可能な凸型に成形
されたシート部材と該部材を固定するためのフレームと
シート部材の頂部に固定された面部材と負圧発生手段に
より構成されるインク収納容器において、その面部材に
おいて該面部材の重心に対して非対称形状を取る、又は
シート部材に対して面部材を非対称に配置するなど、面
部材にかかる圧力およびシート変形方向に順序を付ける
ことにより、シート部材の変位を規制し、より負圧安定
性の高い小容量インク収納容器を提供することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造される、基本形としての液体収納容器の1
例であるインクタンクの斜視図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は、図1のインクタン
クにおけるタンクシートの成型工程の説明図である。
【図3】(a)は、図1のインクタンクにおけるバネユ
ニットの製造工程の説明図、(b)は、図1のインクタ
ンクにおけるバネ・シートユニットの製造工程の説明図
である。
【図4】(a)、(b)は、図1のインクタンクにおけ
るバネ・シート・フレームユニットの製造工程の説明図
である。
【図5】図1のインクタンクにおけるバネ・シートユニ
ットとバネ・シート・フレームユニットの結合工程の説
明図である。
【図6】(a)、(b)は、図5の結合工程における要
部の断面図である。
【図7】本発明に係る液体収納容器の1例を示すもので
あって、フレームに対してシート部材を両側に有するイ
ンク収納容器の外形図を示している。
【図8】図1に示すインク収納容器の概略断面図であ
り、 (a)は、図7におけるA−A概略断面図、 (b)
は、(a)におけるB−B概略断面図、 (c)は、
(a)におけるC−C概略断面図を示している。
【図9】本発明に係るインク収納容器が、該インク収納
容器から供給されるインクを吐出可能なインクジェット
記録ヘッドと一体化されたインクジェットカートリッジ
の模式図である。
【図10】本発明に係る実施例における負圧特性の一例
を示す図である。
【図11】液体導出による液体収納容器のシート部材の
変形の様子を説明するための図である。
【図12】本発明に係る実施例における面部材の変形に
ついての理論説明図であり、(a)は、図7に示される
インク収納容器10を矢印Cから見た概略側面図、
(b)は、(a)のA−A概略断面図、(c)は、
(a)のB−B概略断面図である。
【図13】本発明に係る実施例における面部材の変形に
伴うシート部材の変形を示す模式図であり、図12
(a)のO−O概略断面図で表わされている。
【図14】本発明に係る比較例としての液体収納容器に
おける負圧特性を示す図である。
【図15】本発明に係る比較例としての液体収納容器の
斜視図である。
【図16】本発明に係る比較例における液体導出による
液体収納容器のシート部材の変形の様子を説明するため
の図である。
【図17】本発明に係る比較例における面部材の変形に
ついての理論説明図であり、(a)は、図15に示され
るインク収納容器10を矢印Cから見た概略図、(b)
は、(a)のA−A、A1−A1、A2−A2及びA3
−A3一部概略断面図である。
【図18】本発明に係る他の実施例を示し、その概略断
面図である。
【図19】図18に示す他の実施例の外形斜視図であ
る。
【図20】図18のA−A概略断面図である。
【図21】本発明に係る大気導入口を有する実施例の断
面図であり、(a)は、液体収納容器の概略縦断面図、
(b) は、(a)におけるB−B概略断面図、 (c)は、
(a)におけるC−C概略断面図を示している。
【符号の説明】
10、127 液体収納容器(インク収納容器又は
インクタンク) 11、11A、11B、106 シート部材(可動部材
又はタンクシート) 13 外装 14、14A、14B、109 面部材(圧力板) 14a (バネ部材が当接する面部材の)当
接領域 15、128 インク供給口(インク供給孔) 16、129 大気導入口 17 迷路状通路 17a (迷路状通路の)他端部 18、115 フレーム 19 カバー 19a 気体透過膜(フィルム) 20、20A、20B、107 バネ部材(板バネ) 20a (バネ部材の)中央部 20b、107a、107b (バネ部材の)先端部 24 コイルバネ 25 ボール 26 スリット入りゴム部材 28 筒部材 28a (筒部材の)先細状先端部(下端
部) 28b (筒部材の)後端部(上端部) 28c (筒部材の)開口 30 インクジェット記録ヘッド 31 ジョイント 32 チップ 33 フィルター 34 ガイド部材 35 供給針 35a (供給針の)開口 36 シールゴム 37 コイルバネ 38 嵌合凹部 38a 受入凹部 39 インク供給通路 40 インクジェットカートリッジ 101 シート材料 102 成形金型 103 (成形金型の)凸形状部 104 (成形金型の)バキューム孔 106A (タンクシートの)平面部 110 熱接着材 111 溶接電極 112 バネユニット 113、118、122 ヒートヘッド 114 バネ・シートユニット 116 フレーム受け治具 117 シート吸着治具 117A (シート吸着治具の)バキューム孔 119 バネ・シート・フレームユニット 120 吸着治具 120A (吸着治具の)バキューム孔 121 押さえ治具
フロントページの続き (72)発明者 桑原 伸行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大橋 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 良二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA26 EC19 EC32 KC01 KC14 KC16 KC21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸形状に形成されている、変形可能なシ
    ート部材と、 前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給するため
    の供給口が形成されているフレームと、 前記シート部材における凸形状の一部に固定される面部
    材と、 前記面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部
    を負圧にする負圧発生手段と、 を備える前記供給口を除いて実質密閉構造である液体収
    納容器において、 前記面部材の前記負圧発生手段が当接する当接領域に対
    して、前記面部材が非対称であることを特徴とする液体
    収納容器。
  2. 【請求項2】 前記面部材は、該面部材の前記負圧発生
    手段が当接する当接領域に対して非対称形状に形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 【請求項3】 前記面部材は、台形形状であることを特
    徴とする請求項2に記載の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 前記面部材は、前記面部材の前記負圧発
    生手段が当接する当接領域に対して非対称となるように
    前記シート部材に配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の液体収納容器。
  5. 【請求項5】 前記面部材は、長方形であることを特徴
    とする請求項4に記載の液体収納容器。
  6. 【請求項6】 前記シート部材は、前記フレームを挟ん
    で相対向するように該フレームに固定されていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液体収納
    容器。
  7. 【請求項7】 前記負圧発生手段は、バネ部材であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液体
    収納容器。
  8. 【請求項8】 前記バネ部材は前記面部材に固定されて
    いることを特徴とする請求項7に記載の液体収納容器。
  9. 【請求項9】 前記通気口は、前記フレームに形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の液体収納容器。
  10. 【請求項10】 インクを吐出するインクジェット記録
    ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドの供給するイン
    クを貯蔵するための液体収納容器とが一体化されたイン
    クジェットカートリッジにおいて、 前記液体収納容器は、 凸形状に形成されている、変形可能なシート部材と、 前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給するため
    の供給口が形成されているフレームと、 前記容器内に設けられ、前記シート部材における凸形状
    の一部に固定される面部材と、 前記面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部
    を負圧にするバネ部材と、 を備え、 前記面部材の前記負圧発生手段が当接する当接領域に対
    して、前記面部材が非対称であることを特徴とするイン
    クジェットカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記面部材は、該面部材の前記負圧発
    生手段が当接する当接領域に対して非対称形状に形成さ
    れることを特徴とする請求項10に記載のインクジェッ
    トカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記面部材は、台形形状であることを
    特徴とする請求項11に記載のインクジェットカートリ
    ッジ。
  13. 【請求項13】 前記面部材は、前記面部材の前記負圧
    発生手段が当接する領域に対して非対称となるように前
    記シート部材に配置されていることを特徴とする請求項
    10に記載のインクジェットカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記面部材は、長方形であることを特
    徴とする請求項13に記載のインクジェットカートリッ
    ジ。
  15. 【請求項15】 前記シート部材は、前記フレームを挟
    んで相対向するように該フレームに固定されていること
    を特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載のイ
    ンクジェットカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記バネ部材は前記面部材に固定され
    ていることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか
    に記載のインクジェットカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記通気口は、前記フレームに形成さ
    れていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれ
    かに記載のインクジェットカートリッジ。
  18. 【請求項18】 凸形状に形成されている、変形可能な
    シート部材と、 前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給するため
    の供給口が形成されているフレームと、 前記シート部材における凸形状の一部に固定される面部
    材と、 前記面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部
    を負圧にする負圧発生手段と、 を備える前記供給口を除いて実質密閉構造である液体収
    納容器において、 前記面部材の圧力作用面に作用する力が不均一になるよ
    うにしたことを特徴とする液体収納容器。
  19. 【請求項19】 凸形状に形成されている、変形可能な
    シート部材と、 前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給するため
    の供給口が形成されているフレームと、 前記シート部材における凸形状の一部に固定される面部
    材と、 前記面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部
    を負圧にする負圧発生手段と、 を備える前記供給口を除いて実質密閉構造である液体収
    納容器において、 前記面部材の圧力作用面に作用する力が非対称になるよ
    うにしたことを特徴とする液体収納容器。
  20. 【請求項20】 凸形状に形成されている、変形可能な
    シート部材と、 前記シート部材が固定され、外部へ液体を供給するため
    の供給口が形成されているフレームと、 前記シート部材における凸形状の一部に固定される面部
    材と、 前記面部材に当接し、該面部材と協働して前記容器内部
    を負圧にする負圧発生手段と、 を備える前記供給口を除いて実質密閉構造である液体収
    納容器において、 前記面部材の圧力作用面に作用する力がアンバランスに
    なるようにしたことを特徴とする液体収納容器。
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