JP2009130117A - 太陽電池セルおよび半導体装置連結体ならびにその接続配線 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の反りの発生を抑えて接続配線が基板に確実に接合される太陽電池セルと半導体装置連結体と接続配線等とを提供する。
【解決手段】太陽電池セル基板2の裏面には、n(p)電極4,5を互いに絶縁する絶縁層8が形成されている。n電極4は、n電極本体6と、そのn電極本体6の表面に形成された電極突起部7とを備えて構成される。電極突起部7のサイズは、電極突起部の体積≦n電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ、となるように設定される。
【選択図】図15
【解決手段】太陽電池セル基板2の裏面には、n(p)電極4,5を互いに絶縁する絶縁層8が形成されている。n電極4は、n電極本体6と、そのn電極本体6の表面に形成された電極突起部7とを備えて構成される。電極突起部7のサイズは、電極突起部の体積≦n電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ、となるように設定される。
【選択図】図15
Description
本発明は、太陽電池セルおよび半導体装置連結体ならびにその接続配線に関し、特に、基板の一方の面に電極が形成された太陽電池セルと、所定の素子が形成された半導体装置を連結した半導体連結体と、半導体装置を連結する接続配線とに関するものである。さらには、そのような接続配線を用いた半導体装置の製造方法に関するものである。
従来の半導体装置、たとえば、太陽電池の一形態として、複数の太陽電池セルを所定の金属配線(インターコネクタ)によって互いに電気的に接続させた態様の太陽電池がある。この種の太陽電池では、個々の太陽電池セルの表面(受光面)と裏面とに、表面電極と裏面電極がそれぞれ形成されている。この太陽電池は次のように製造される。まず、図33に示すように、一の太陽電池セル101の表面電極(図示せず)に、インターコネクタ111の一端側が接続される。次に、図34に示すように、そのインターコネクタ111の他端側が、他の太陽電池セル101の裏面電極(図示せず)に接続される。次に、図35に示すように、他の太陽電池セル101の表面電極(図示せず)に他のインターコネクタ111の一端側が接続される。以下、同様にして複数の太陽電池セル101がインターコネクタ111によって順次接続されることで、太陽電池121が製造される。
ところが、このような太陽電池121の受光面においては、表面電極が配置された領域は発電に寄与しない。そのため、より高い変換率を求めて表面電極を裏面側に配置させる構造が提案されている。そのような太陽電池を開示した文献の一つとして特許文献1がある。特許文献1に開示された太陽電池では、太陽電池セルの基本的な構成を変更せずに、太陽電池セルに貫通電極を形成することによって表面電極を裏面側に配置する構造が提案されている。
図36に示すように、太陽電池セル101では、P型半導体層107を貫通する貫通孔103が形成され、その貫通孔103の側壁を含むP型半導体層107の表面にN型半導体層108が形成されている。そのN型半導体層108に接触して貫通孔103を充填するn電極104が、裏面側に露出するように形成されている。また、P型半導体層106の裏面側にはP+型半導体層106が形成され、そのP+型半導体層106の上にp電極105が形成されている。なお、N型半導体層108の受光面側の表面には反射防止膜109が形成されている。
こうして、表面電極を裏面側にn電極104として配置した太陽電池セルでは、そのn電極104を裏面電極(p電極105)と電気的に絶縁する必要がある。図36に示す太陽電池セル101では、たとえば有機絶縁膜などの絶縁層108によって、n電極104とp電極105とが電気的に絶縁されている。
また、特許文献2に開示された太陽電池では、基板の裏面の全面にわたってアルミニウム層からなるp電極が形成され、そのアルミニウム層に設けた開口部の底に配線を接続するための電極として銀電極が形成されている。以上のように、この種の太陽電池では、配線を接続するための電極は、絶縁層やアルミニウム層等の導電層などの所定の材料層に形成された開口部の底に位置している。
太陽電池の製造工程は、太陽電池セルを作製する前半工程と、その太陽電池セルを複数直列に接続してモジュールとして作製する後半工程とに大別される。その後半工程には、一の太陽電池セルのp電極と他の太陽電池セルのn電極とをインターコネクタによって接続する工程が含まれる。一般に、インターコネクタとして、銅に半田メッキを施したものが適用されている。そのインターコネクタと太陽電池セルのp(n)電極とは、p(n)電極にインターコネクタを接触させた状態で半田を溶融させて、半田付けすることによって接合される。このような太陽電池の製造方法は、たとえば、特許文献3に開示されている。
ところが、特許文献3に開示されているような、太陽電池セルおよびインターコネクタの全体を加熱して半田付けを行う場合には、太陽電池セル101の熱膨張係数とインターコネクタ111の熱膨張係数との熱膨張係数差に起因する反りが発生することがある。そのような反りが発生すると、樹脂封止を伴うパッケージ化が困難になったり、太陽電池セル101が割れるなどの問題があった。このような反りが生じるのは、太陽電池セル101とインターコネクタ111の全体が加熱されることが原因とされる。
そこで、このような反りを抑制するために、たとえば特許文献4では、レーザ光線を用いて局所的に加熱することによって、太陽電池セルのp(n)電極とインターコネクタとを半田付けする方法が提案されている。
特開平2−51282号公報
特開平7−135333号公報
特開平6−151932号公報
特開2004−134654号公報
しかしながら、上述した従来の太陽電池では次のような問題点があった。図36に示すように、太陽電池セル101の裏面にp電極105とn電極104とを設けた太陽電池(特許文献1)では、太陽電池セル101の裏面には絶縁層108等を形成することに伴う凹凸が存在する。そのため、インターコネクタ111をp(n)電極104,105に接触させて接合させる際に、インターコネクタ111とp(n)電極104,105との間に隙間が生じ、半田付けによる接合が確実に行われないという問題があった。
また、特許文献2において開示されている太陽電池でも、アルミニウム層を形成することに伴う凹凸が存在するため、同様の問題があった。このように、従来の太陽電池では、所定の材料層を形成することに伴って生じる凹凸によって、インターコネクタとp(n)電極との間に隙間が生じ、両者の接合が確実に行なわれないという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、反りの発生を抑えて接続配線が太陽電池セルに確実に接合される太陽電池セルを提供することであり、他の目的は、所定の素子が形成された半導体装置を連結した半導体装置連結体を提供することである。さらに他の目的は、半導体装置を連結する接続配線を提供することであり、そのような接続配線を用いた半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明に係る太陽電池セルは、所定の接続配線に電気的に接続される太陽電池セルであって、電極本体と材料層と電極接合部とを備えている。電極本体は、素子の端子として、所定の接続配線に電気的に接続される。材料層は所定の厚さを有して、素子を覆うように形成されて電極本体を露出する。電極接合部は、電極本体と接続配線との間に位置し、材料層と電極本体との高さ関係に起因して生じる電極本体と接続配線との間の隙間を狭める態様で電極本体と接続配線との接合を行う。
この構成によれば、電極本体と接続配線と電気的に接続する電極接合部が、材料層と電極本体との高さ関係に起因して生じる電極本体と接続配線との間の隙間を狭める態様で形成されていることで、電極本体と接続配線との電気的な接続を確実に行うことができる。
具体的に、電極本体と接続配線との電気的な接続を確実に行うには、第1主表面と第2主表面とを有し、第1主表面を受光面として、素子が形成された基板を備え、電極本体は基板の第2主表面に形成され、材料層は基板の第2主表面に形成され、材料層には電極本体を露出する開口部が形成され、電極接合部は、材料層の上面の位置を越えるように、電極本体上に形成された電極突起部を含むことが好ましい。
より具体的には、電極突起部は電極本体の表面に形成されていることが好ましい。
また、電極突起部の融点は、接続配線の融点よりも低く設定されていることが好ましい。これにより、接続配線を溶融させることなく電極突起部だけを溶融させて各電極と接続配線とを接合することができる。
また、電極突起部の融点は、接続配線の融点よりも低く設定されていることが好ましい。これにより、接続配線を溶融させることなく電極突起部だけを溶融させて各電極と接続配線とを接合することができる。
そのような電極突起部としては、錫と鉛の合金、錫および鉛からなるいずれかを含む半田により形成されていることが好ましい。
さらに、電極本体と接続配線との電気的な接合を確実に行うためのより具体的な構造としては、電極本体の平面形状は円形とされ、電極突起部の外観は球面状とされ、電極突起部の電極本体と接触する底面の半径をr1、電極突起部の高さをh、電極本体の半径をr2、材料層の厚みをtとすると、次の関係式、1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3≦(r2)2×tを満たす構造とすることが好ましい。
本発明に係る半導体装置連結体は、基板と電極本体と材料層と開口部と接続配線と導電層と他の基板とを備えている。基板は第1主表面と第2主表面とを有し、所定の素子が形成されている。電極本体は、基板の第2主表面に素子の端子として形成されている。材料層は、基板の第2主表面に所定の厚さをもって形成されている。開口部は材料層に形成され、電極本体を露出する。接続配線は開口部を覆うように配設されている。導電層は電極本体と接続配線との間に形成され、電極本体と接続配線とを電気的に接続する。他の基板には所定の素子が形成されて、基板と隣接するように配設されて接続配線に電気的に接続されている。
この構成によれば、基板と他の基板とを導電層を介して接続配線によって電気的に確実に接続することができる。
具体的には、接続配線は所定の融点の芯材を含み、導電層は、芯材の融点より低い融点の材料からなる第1層と、その第1層と電極本体との間に介在する第2層とを含むことが好ましい。
また、接続配線は、芯材における、第1主表面と対向する表面と反対側の表面に形成された光吸収層を含むことが好ましい。
この場合には、接続配線をレーザ光線によって電極本体に接続させる際に、レーザ光線のエネルギーが効率よく吸収される。
そのような光吸収層として、光吸収層は第1層と同じ材料から形成されていることが好ましい。
また、第1層は、錫と鉛の合金、錫および鉛のいずれかの材料を含む半田から形成されていることが好ましい。
本発明に係る接続配線は、所定の厚さの材料層における所定の部分に露出する、素子の端子としての電極本体に電気的に接続される接続配線であって、弾性を有して所定の方向に延在し、電極本体と電気的に接続される接続部位を含み、その接続部位は、接続部位を電極本体に接触させた状態で弾性変形するように形成された配線接合部を備えている。
この構成によれば、電極本体と電気的に接続される接続部位が、接続部位を電極本体に接触させた状態で弾性変形するように形成された配線接合部を備えていることで、配線接合部を電極本体に確実に接触させて接合配線を接合することができる。
具体的には、配線接合部は、接続部位を電極本体に接触させた状態で材料層から離れる態様で弾性変形するように所定の高さに形成された配線突起部を含むことが好ましい。
また、所定の融点を有する材料からなる芯材を含み、配線突起部はその芯材の融点よりも低い融点の材料から形成されていることが好ましい。
これにより、接続配線をレーザ光線によって電極本体に接合させる際に、芯材を溶融させることなく配線突起部だけを溶融させることができる。
さらに、芯材の一方の表面には、芯材による所定の光の光吸収率よりも高い吸収率を有する光吸収層が形成されていることが好ましい。
この場合には、接続配線をレーザ光線によって電極本体に接続させる際に、レーザ光線のエネルギーが効率よく吸収される。
そのような光吸収層として、光吸収層は配線突起部と同じ材料から形成されていることが好ましい。
また、配線突起部は、錫と鉛の合金、錫および鉛のいずれかの材料を含む半田から形成されていることが好ましい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板に形成された所定の厚さの材料層に露出する、素子の端子としての電極本体に、その電極本体に接触させた状態で材料層から離れる態様で弾性変形する高さに形成された配線接合部を設けた接続配線を接続した半導体装置の製造方法であって、接触工程と溶融工程と接続工程とを備えている。接触工程では、配線接合部を電極本体に接触させる。溶融工程では、配線接合部を電極本体に接触させた状態で、接続配線に向けて所定のレーザ光線を照射することにより、配線接合部を溶融する。接続工程では、溶融した配線接合部を凝固させることにより、電極本体と接続配線とを接合する。
この方法によれば、配線接合部を電極本体に接触させた状態で、レーザ光線を照射することにより配線接合部を溶融し、その溶融した配線接合部を凝固させることにより、電極本体と接続配線とを確実に接合させることができる。
具体的には、基板は第1主表面と第2主表面を有し、材料層は第2主表面に形成され、電極本体は材料層に形成された開口部に露出し、配線接合部は、電極本体に接触させた状態で、接続配線が材料層から離れるように弾性変形する高さに形成された配線突起部を含み、接触工程では、その配線突起部を電極本体に接触させ、溶融工程では、配線突起部を溶融し、接続工程では、溶融した配線突起部を凝固させることが好ましい。
本発明に係る他の半導体装置の製造方法は、基板に形成された所定の厚さの材料層に露出する、素子の端子としての電極本体に、接続配線を接続した半導体装置の製造方法であって、接触工程と溶融工程と接続工程とを備えている。接触工程では、接続配線と電極本体との間に、電極本体に接続配線が接触した状態で接続配線が材料層から離れる態様で弾性変形する高さに形成された接合部を配置し、配線接続部を電極本体に接合部を介して接触させる。溶融工程では、配線接続部を電極本体に接合部を介して接触させた状態で、接続配線に向けて所定のレーザ光線を照射することにより、接合部を溶融する。接続工程では、溶融した接合部を凝固させることにより、電極本体と接続配線とを接合する。
この方法によれば、配線接続部を電極本体に接合部を介して接触させた状態で、レーザ光線を照射することにより接合部を溶融し、その溶融した接合部を凝固させることにより、電極本体と接続配線とを確実に接合させることができる。
具体的には、基板は第1主表面と第2主表面を有し、材料層は前記第2主表面に形成され、電極本体は材料層に形成された開口部に露出し、接合部は、電極本体上に形成され、接続配線を接触させた状態で、接続配線が材料層から離れるように弾性変形する高さに形成された電極突起部を含み、接触工程では、電極突起部に接続配線を接触させ、溶融工程では、電極突起部を溶融し、接続工程では、溶融した電極突起部を凝固させることが好ましい。
以下、本発明に係る太陽電池セルをはじめ、半導体装置連結体、半導体装置の製造方法および接続配線について、半導体装置の一例として太陽電池を挙げて具体的に説明する。
実施の形態1
ここでは、太陽電池を構成する太陽電池セルについて説明する。図1は、pn接合が形成された太陽電池セル基板2の裏面にp電極とn電極とを配設した太陽電池セル1における、p電極4またはn電極5とその近傍の構造を示すものである。図1に示すように、太陽電池セル基板2の裏面には、各電極4,5を絶縁する絶縁層8が形成されている。p(n)電極4,5は、貫通孔3を充填して裏面に露出した電極本体6と、その電極本体6の表面に形成された電極突起部7とを備えて構成される。その電極突起部7としては、たとえば、半田あるいはインジュウムなどの低融点の金属材料が適用される。
ここでは、太陽電池を構成する太陽電池セルについて説明する。図1は、pn接合が形成された太陽電池セル基板2の裏面にp電極とn電極とを配設した太陽電池セル1における、p電極4またはn電極5とその近傍の構造を示すものである。図1に示すように、太陽電池セル基板2の裏面には、各電極4,5を絶縁する絶縁層8が形成されている。p(n)電極4,5は、貫通孔3を充填して裏面に露出した電極本体6と、その電極本体6の表面に形成された電極突起部7とを備えて構成される。その電極突起部7としては、たとえば、半田あるいはインジュウムなどの低融点の金属材料が適用される。
電極突起部7のサイズ(寸法)は、インターコネクタを電極突起部7に接合したときに接合部分の厚さが絶縁層8の厚さ以下となるように設定することが望ましい。すなわち、電極突起部の体積7≦(n電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ)となるように設定することが好ましい。これは、太陽電池セル1にクラックが生じるのを抑制するためである。複数の太陽電池セル1をインタコネクタによって互いに接続した太陽電池(ストリング)では、各太陽電池セル1を保護するために、太陽電池セル1は所定の樹脂によって封止される。
このとき、太陽電池セル1とインターコネクタとの接合部に盛り上がった部分が存在すると、その部分に応力が集中して太陽電池セル1にクラックが生じることがある。そこで、電極突起部7のサイズを上述の条件に設定することで、接合部分の盛り上がりがなくなって太陽電池セル1にクラックが生じるのを抑制することができる。
ここで、図2に示すように、n電極本体6の平面形状を円形とし、電極突起部7を球面状として、その電極突起部7のn電極本体6の表面に接触する底面の半径をr1、電極突起部7の高さをhとすると、電極突起部7の体積V1は次式で表される。
V1=π/2×h×(r1)2+π/6×(h)3
また、p(n)電極4,5の半径をr2、絶縁層8の厚さをtとすると、体積V2(電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ)は次式で表される。
また、p(n)電極4,5の半径をr2、絶縁層8の厚さをtとすると、体積V2(電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ)は次式で表される。
V2=π(r2)2×t
そうすると、V1≦V2となる条件は、
1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3 ≦ (r2)2×t
となる。
そうすると、V1≦V2となる条件は、
1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3 ≦ (r2)2×t
となる。
次に、太陽電池セルの裏面におけるp電極とn電極の配置(レイアウト)について説明する。図3は、行方向に同一極の電極が配置され、列方向にp電極4a〜4cとn電極5a〜5cとが交互に配置されたレイアウトを示す。また、図4は、行方向にp電極4a〜4fとn電極5a〜5fとが交互に配置され、列方向には同一極の電極が配置されたレイアウトを示す。
図3および図4のいずれのレイアウトにおいても、列方向に配置されるp電極4またはn電極5は同一直線上に沿って配置されることが望ましい。これは、p(n)電極4,5とインターコネクタとをレーザ光線を照射することによって接合する場合に、p電極4およびn電極5が一直線に沿って形成されていることで、レーザ光線をスキャンさせる際に、簡単に素早くスキャンさせることができるからである。
後述するように、上述した太陽電池セルでは、電極突起部が設けられていることで、インターコネクタとの電気的な接続を確実に行うことができる。
なお、上述した太陽電池セルでは、p電極とn電極として、太陽電池セル1の裏面を覆う絶縁層8に形成された開口部分に露出した電極本体6を例に挙げて説明したが、絶縁層8以外の材料に形成した開口部に露出する態様の電極本体でもよく、たとえば、アルミニウム電極層の開口部に露出する、接続端子としての銀の電極でもよい。
実施の形態2
ここでは、実施の形態1において説明した太陽電池セルを互いに電気的に接続する接続配線としてのインターコネクタについて説明する。まず、従来のインターコネクタでは、図5に示すように、インターコネクタ111の芯材112の一方の表面には光吸収層114が連続的に形成され、他方の表面には低融点金属層113が連続的に形成されている。
ここでは、実施の形態1において説明した太陽電池セルを互いに電気的に接続する接続配線としてのインターコネクタについて説明する。まず、従来のインターコネクタでは、図5に示すように、インターコネクタ111の芯材112の一方の表面には光吸収層114が連続的に形成され、他方の表面には低融点金属層113が連続的に形成されている。
これに対して、本インターコネクタの第1の例を図6に示す。図6に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には光吸収層14が連続的に形成されているが、他方の表面には低融点金属層は形成されていない。インターコネクタ11の芯材12の材質としては、電気伝導度が高く、かつ、熱伝導度の高い材料が好ましく、たとえば銅が好ましい。また、光吸収層14は、たとえば半田材料から形成されている。この場合には、芯材2の片面に光吸収層14を設けるだけなので、図5に示すインターコネクタ111の場合に比べて、より安価にインターコネクタ11を製造することができる。
インターコネクタの第2の例を図7に示す。図7に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には、レーザ光が照射される領域にのみ部分的に光吸収層14が形成されている。また、芯材12の他方の表面には低融点金属層は形成されていない。この場合には、光吸収層14として有機材料を芯材12に印刷するといった、比較的安価な製造方法を採用することができ、さらに、必要な部分にのみ有機材料を供給すればよいので、図6に示すインターコネクタの場合に比べて、材料費の削減が可能になる。
インターコネクタの第3の例を図8に示す。図8に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には、レーザ光が照射される領域にのみ部分的に光吸収層14が形成されている。また、芯材12の他方の表面には連続的に低融点金属層13が形成されている。後述するように、第1の例〜第3の例に係るインターコネクタ11は、p(n)電極として電極突起部が形成された太陽電池セルの接続に使用される。この場合には、低融点金属層13が芯材12を保護する作用を有する。すなわち、低融点金属層13によって芯材12の酸化やキズつき等を防止することができ、図5あるいは図6に示すインターコネクタの場合に比べて、さらに信頼性に優れた接合状態を得ることができる。
次に、インターコネクタの第4の例を図9に示す。図9に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には連続的に光吸収層14が形成され、他方の表面には連続的に低融点金属層13が形成されている。その低融点金属層13の表面には、p(n)電極に対応する位置に配線突起部16が形成されている。配線突起部16の材質としては、p電極本体またはn電極本体の表面に形成される電極突起部と同様に、半田やインジュウムなどの低融点金属が適用される。
インターコネクタの第5の例を図10に示す。図10に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には光吸収層は形成されず、他方の表面には低融点金属層は形成されずに、p(n)電極に対応する位置に配線突起部16が直接形成されている。特に、この場合、インターコネクタ11の芯材12としては、接合時に照射されるレーザ光線の吸収性が良好な材料が好ましい。このインターコネクタ11では、図9に示すインターコネクタの場合と比べて、インターコネクタを構成する材料が少なく、より安価にインターコネクタ11を製造することができる。
インターコネクタの第6の例を図11に示す。図11に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面には連続的に光吸収層14が形成され、他方の表面には低融点金属層は形成されずに、p(n)電極に対応する位置に配線突起部16が直接形成されている。このインターコネクタ11では、図10に示すインターコネクタの場合と比べて、レーザ光線のエネルギーをより有効に利用することができる。
インターコネクタの第7の例を図12に示す。図12に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面にはp(n)電極に対応する位置に光吸収層14が形成され、他方の表面には低融点金属層は形成されずに、p(n)電極に対応する位置に配線突起部16が直接形成されている。このインターコネクタ11では、図11に示すインターコネクタの場合と比べて、材料を節約することができて、より安価にインターコネクタ11を製造することができる。
インターコネクタの第8の例を図13に示す。図13に示すように、インターコネクタ11の芯材12の一方の表面にはp(n)電極に対応する位置に光吸収層14が形成され、他方の表面には連続的に低融点金属層13が形成され、さらにp(n)電極に対応する位置に配線突起部16が形成されている。このインターコネクタ11では、低融点金属層13が芯材12を保護する作用を有する。すなわち、低融点金属層13によって芯材12の酸化やキズつき等を防止することができ、図10〜図12に示すインターコネクタの場合に比べて、さらに信頼性に優れた接合状態を得ることができる。
第4の例〜第8の例に係るインターコネクタ11は、p(n)電極として電極突起部が形成されずにp(n)の電極本体の表面が露出した太陽電池セルの接続に使用され、インターコネクタの配線突起部をそのp(n)電極本体の表面に接触させた状態でインターコネクタ11が太陽電池セル1に接合されることになる。
そのため、配線突起部16のサイズ(寸法)は、その配線突起部16をp(n)電極本体に接合させたときに接合部分の厚さが絶縁層8の厚さ以下となるように設定することが望ましい。すなわち、配線突起部の体積≦(電極本体の面積×絶縁層の厚さ)となるように設定することが好ましい。
ここで、図14に示すように、配線突起部16を球面状として、その配線突起部16のインターコネクタ11の表面に接触する底面の半径をr1、配線突起部16の高さをhとすると、配線突起部16の体積V1は次式で表される。
V1=π/2×h×(r1)2+π/6×(h)3
また、p(n)の電極本体6の平面形状を円形とし、その電極本体6の半径をr2、絶縁層8の厚さをtとすると、体積V2(電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ)は次式で表される。
また、p(n)の電極本体6の平面形状を円形とし、その電極本体6の半径をr2、絶縁層8の厚さをtとすると、体積V2(電極本体6の面積×絶縁層8の厚さ)は次式で表される。
V2=π(r2)2×t
そうすると、V1≦V2となる条件は、
1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3 ≦ (r2)2×t
となる。
そうすると、V1≦V2となる条件は、
1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3 ≦ (r2)2×t
となる。
実施の形態3
ここでは、太陽電池の製造方法として、電極突起部が形成された太陽電池セルとインターコネクタとの接続方法について説明する。なお、インターコネクタとしては、芯材の一方の表面に連続的に光吸収層形成されるとともに、他方の表面に連続的に低融点金属層が形成されたインターコネクタを例に挙げる。
ここでは、太陽電池の製造方法として、電極突起部が形成された太陽電池セルとインターコネクタとの接続方法について説明する。なお、インターコネクタとしては、芯材の一方の表面に連続的に光吸収層形成されるとともに、他方の表面に連続的に低融点金属層が形成されたインターコネクタを例に挙げる。
まず、図15に示すように、太陽電池セル1の電極突起部7に対してインターコネクタ11の位置決めが行われる。次に、図16に示すように、インターコネクタ11の低融点金属層13を電極突起部7に接触させる。次に、押さえ治具31により上方からインターコネクタ11を太陽電池セル2の側に押え付ける。このとき、電極突起部7が絶縁層8の上面より突出するように電極突起部7を形成することで、インターコネクタ11が絶縁層8が位置する側とは反対の側(点線矢印)に絶縁層8から離れるように弾性変形をし、インターコネクタ11が電極突起部7に確実に接触する。
次に、図17に示すように、押さえ治具31によりインターコネクタ11を押え付けた状態で、インターコネクタ11に向けてレーザ光線32を上方から照射する。レーザ光線32の光エネルギーは光吸収層14にて吸収され、熱エネルギーとしてインターコネクタ11の芯材12から電極突起部7へ伝導し、無鉛半田層の電極突起部7が溶融する。電極突起部7が溶融することで、絶縁層8と電極本体6との高さの違いに起因して、絶縁層8から離れるように弾性変形をした接続配線11と電極本体6との間の隙間が狭められることになる。その後、溶融した電極突起部7を凝固させることで、図18に示すように、インターコネクタ11とp(n)電極4,5との接合が完了する。
このとき、レーザ光線32のエネルギーとしては、インターコネクタ11の芯材12を溶融させずに、低融点金属層13あるいは電極突起部7が溶融するようにそのパワーを調整することで、太陽電池セル1へのダメージが抑制されて良好な接合が可能になる。
また、レーザ光線32の出力(パワー)を時間的に変えることによって、レーザ光線32のエネルギーの損失を少なくすることができる。図19および図20は、レーザ光線の出力の制御波形と低融点金属部の温度の時間変化を示すグラフである。図19に示すように、レーザ光線の出力を一定としたパルス照射としてもよい。また、さらに好適には、図20に示すように、レーザ光線の出力を時間的に変化させる方法を採用してもよい。図20に示す方法では、図19に示す方法と比較して、接合対象物の温度を短時間で上昇させることができて、より低エネルギーでの接合が可能になる。
図19に示す方法では、レーザ光線の照射開始からta経過後に低融点金属の融点Taに到達する一方、図20に示す方法では、レーザ光線の照射開始からtc経過後に低融点金属の融点Tcに到達する。Ta=Tcであるが、融点に到達するまでの時間はその間に照射されるレーザ光線のパワーに対応し、ta>tcである。そのため、図20に示す方法は図19に示す方法と比べて、接合対象物を効率的に加熱することができ、接合工程の全体で、レーザ光線のエネルギーの損失を抑えることができる。
なお、レーザ光線をスキャンさせる手法としては、レーザ光線をガルバノスキャナーなどを用いて走査する方法と、レーザ光学ヘッドを走査させる方法の2通りの手法を適用することが可能である。また、レーザとしてはYAGレーザに限られるものではなく、たとえば波長0.8〜1μmの半導体レーザ、波長1〜1.5μmのファイバーレーザ、波長1μm前後のディスクレーザなど、溶接や半田付けに適用される近赤外域(波長0.8〜2.5μm)の波長のレーザ光線を出射するレーザを適用することができる。
さらに、インターコネクタの芯材の材料としては、電気抵抗度が小さく、熱伝導度が高い材料が好ましく、特に、上述した近赤外域の波長のレーザ光線の吸収率が高い材料がより好ましい。また、光吸収層の材料としては、上述した近赤外域の波長、特に、0.8〜1.1μmの波長を有するレーザ光線を吸収する材料が好ましい。
本太陽電池に適用されるインターコネクタの光吸収層の材料の例を表1に示し、芯材の材料の例を表2に示し、低融点金属層および金属突起部の材料の例を表3に示す。特に、低融点金属層および金属突起部の材料としては、共晶半田に代表されるように、表3に記載された金属以外にも、合金化された低融点合金を用いることが可能である。
上述した製造方法では、インターコネクタとして、芯材の一方の表面に連続的に光吸収層形成されるとともに、他方の表面に連続的に低融点金属層が形成されたインターコネクタを例に挙げて説明したが、この他に、すでに説明した図6〜図8に示されるインターコネクタも適用することができる。
実施の形態4
ここでは、太陽電池の製造方法として、配線突起部が形成されたインターコネクタと太陽電池セルとの接続方法について説明する。まず、図21に示すように、太陽電池セル1のp(n)電極4,5に対してインターコネクタ11の配線突起部16の位置決めが行われる。次に、図22に示すように、インターコネクタ11の配線突起部16をp(n)電極4,5の電極本体6に接触させる。次に、押さえ治具31により上方からインターコネクタ11を太陽電池セル1の側に押え付ける。
ここでは、太陽電池の製造方法として、配線突起部が形成されたインターコネクタと太陽電池セルとの接続方法について説明する。まず、図21に示すように、太陽電池セル1のp(n)電極4,5に対してインターコネクタ11の配線突起部16の位置決めが行われる。次に、図22に示すように、インターコネクタ11の配線突起部16をp(n)電極4,5の電極本体6に接触させる。次に、押さえ治具31により上方からインターコネクタ11を太陽電池セル1の側に押え付ける。
このとき、配線突起部16を電極本体6に接触させた状態で低融点金属層13の表面(配線突起部16と低融点金属外の界面)の位置が、絶縁層8の上面よりも多少上に位置するように配線突起部16を形成することで、インターコネクタ11が絶縁層8が位置する側とは反対の側(点線矢印)に絶縁層から離れるように弾性変形をし、インターコネクタ11の配線突起部16が電極本体6に確実に接触する。
次に、図23に示すように、押さえ治具31によりインターコネクタ11を押え付けた状態で、インターコネクタ11に向けてレーザ光線32を上方から照射する。レーザ光線32の光エネルギーは光吸収層14にて吸収され、熱エネルギーとしてインターコネクタ11の芯材12から低融点金属層13を経て配線突起部16へ伝導し、無鉛半田の配線突起部16が溶融する。配線突起部16が溶融することで、絶縁層8と電極本体6との高さの違いに起因して、絶縁層8から離れるように弾性変形をした接続配線11と電極本体6との間の隙間が狭められることになる。その後、溶融した配線突起部16を凝固させることで、図24に示すように、インターコネクタ11とp(n)電極4,5との接合が完了する。
このとき、レーザ光線32のエネルギーとしては、インターコネクタ11の芯材12を溶融させずに、低融点金属層13あるいは配線突起部16が溶融するようにそのパワーを調整することで、太陽電池セル1へのダメージが抑制されて良好な接合が可能になる。
また、実施の形態3において説明したように、レーザ光線32の出力(パワー)を時間的に変えることによって、レーザ光線32のエネルギーの損失を少なくすることができる(図19、図20を参照)。
また、上述した製造方法(図21〜図24)では、前述した製造方法(図16〜図18)の場合と比べて、電極本体のAg成分が電極突起部へ拡散するのが抑えられて、より信頼性に優れた接合状態を得ることができる。このことについて説明する。まず、太陽電池セルで一般に用いられる電極(電極本体)は、銀ペーストを焼成して形成されることが多い。この銀の電極では半田中にSn合金層が形成されるが、熱履歴が重なると、いわゆる「銀食われ」と称される現象が生じる。この銀食われ現象とは、Ag成分がSn中に拡散する現象である。
図1に示される太陽電池セルの電極突起部の形成方法として、たとえば、電気メッキや印刷法によって電極本体上に材料を供給し、この材料の融点以上に温度を上げて、その材料をリフロー(ウエットバック)する方法が採用される。図16〜図18に示すインターコネクタの太陽電池セルへの接続方法では、まず、電極突起部を形成する際のリフロー時に電極本体のAg成分が電極突起部へ拡散することになり、そして、インターコネクタを電極突起部へ接合する際に電極突起部を溶融させることで、電極本体のAg成分が電極突起部へさらに拡散することになる。そのため、銀食われ現象が発生しやすくなる。
一方、図21〜図24に示す接続方法では、電極本体と電極突起部が接触した状態で電極突起部が溶融する回数は、インターコネクタを接合する際の1回だけとなる。これにより、電極本体のAg成分が電極突起部へ拡散する程度が、図16〜図18に示す方法の場合と比べて少なくなる。このため、接続配線に金属突起を設ける方法は、電極上に金属突起を設ける方法に比較して、より信頼性に優れた接合状態を得ることが可能になる。
なお、前述したように、レーザ光線をスキャンさせる手法としては、レーザ光線をガルバノスキャナーなどを用いて走査する方法や、レーザ光学ヘッドを走査させる方法を適用することができる。また、レーザとしては、YAGレーザの他に、近赤外域(波長0.8〜2.5μm)の波長のレーザ光線を出射するレーザを適用することができる。さらに、インターコネクタとしては、前述した各材料から形成されるインターコネクタを適用することができる。
上述した製造方法では、インターコネクタとして、芯材の一方の表面に連続的に光吸収層形成されるとともに、他方の表面に連続的に低融点金属層が形成され、その低融点金属に配線突起部が形成されたインターコネクタを例に挙げて説明したが、この他に、すでに説明した図10〜図13に示されるインターコネクタも適用することができる。
実施の形態5
ここでは、複数の太陽電池セルをインターコネクタによって互いに接続させた太陽電池の一例について説明する。まず、図25は、インターコネクタ11の平面形状を示すものである。図25に示すように、インターコネクタ11には、一方向に直線状に延在する延在部17に加えて、太陽電池セルのp(n)電極との接続部位15が形成されている。接続部位15は、延在部17に対して一方向と直交する方向に突出するように形成されている。この接続部位15を含むインターコネクタ11の構造として、前述した図5〜図8に示されるインターコネクタ11、あるいは、図9〜図13に示されるインターコネクタ11を適用することができる。
ここでは、複数の太陽電池セルをインターコネクタによって互いに接続させた太陽電池の一例について説明する。まず、図25は、インターコネクタ11の平面形状を示すものである。図25に示すように、インターコネクタ11には、一方向に直線状に延在する延在部17に加えて、太陽電池セルのp(n)電極との接続部位15が形成されている。接続部位15は、延在部17に対して一方向と直交する方向に突出するように形成されている。この接続部位15を含むインターコネクタ11の構造として、前述した図5〜図8に示されるインターコネクタ11、あるいは、図9〜図13に示されるインターコネクタ11を適用することができる。
図5〜図8に示されるインターコネクタ11のように、配線突起部が形成されていないインターコネクタ11を適用する場合には、太陽電池セル1として、図1等に示すように、電極突起部7が形成されたp(n)電極4,5を有する太陽電池セル1が適用される(ケースA)。一方、図9等に示されるインターコネクタ11のように、配線突起部16が形成されているインターコネクタ11を適用する場合には、太陽電池セル1として、図19等に示すように、電極突起部が形成されていないp(n)電極4,5を有する太陽電池セル1が適用される(ケースB)。
ケースAの場合には図15〜図17に示す工程を経て、そして、ケースBの場合には図9〜図13に示す工程を経て、それぞれ複数の太陽電池セル1がインターコネクタ11によって互いに接続された太陽電池(ストリング)が形成される。図24は、そのような太陽電池22のうち、n−1番目の太陽電池セル1a、n番目の太陽電池セル1bおよびn+1番目の太陽電池セル1cと、これらを互いに接続するインターコネクタ11a〜11hを含む平面構造を示すものである。
図26に示すように、太陽電池セル1のそれぞれでは、行方向に同一極の電極4a〜4c、5a〜5cが配置され、列方向にp電極4a〜4cとn電極5a〜5cとが交互に配置されている。n番目の太陽電池セル1bの1列目のn電極5a〜5cと、n+1番目の太陽電池セル1cの1列目のp電極4a〜4cとが、第1インターコネクタ11aによって電気的に接続されている。また、n番目の太陽電池セル1bの2列目のn電極5a〜5cと、n+1番目の太陽電池セル1cの2列目のp電極4a〜4cとが、第2インターコネクタ11bによって電気的に接続されている。
以下同様にして、それぞれの太陽電池セル1b,1cの3列目のn電極5a〜5cとp電極4a〜4cとが第3インターコネクタ11cによって電気的に接続され、4列目のn電極5a〜5cとp電極4a〜4cとが第4インターコネクタ11dによって電気的に接続されている。こうして、n番目の太陽電池セル1bのn電極5a〜5cと、n+1番目の太陽電池セル1cのp電極4a〜4cとが、4つのインターコネクタ11a〜11dからなるn番目のインターコネクタ群によって電気的に接続されている。
同様にして、n−1番目の太陽電池セル1aの4列分のn電極5a〜5cとn番目の太陽電池セル1bの4列分のp電極4a〜4cとが、4つのインターコネクタ11e〜11hからなるn−1番目のインターコネクタ群によって列ごとに電気的に接続されている。同様に、他の太陽電池セルのn電極とp電極についても、インターコネクタによって電気的に接続されている。
上述した太陽電池(ストリング)21では、接続部位15が延在部17に対して一方向と直交する方向に突出するように形成されたインターコネクタ11(図25参照)を用いることで、太陽電池セルの熱膨張係数とインターコネクタの熱膨張係数差に起因する不具合を緩和することが可能となる。このことについて説明する。
複数の太陽電池セルをインターコネクタによって接続することによって太陽電池(ストリング)が形成された後、太陽電池ストリングは樹脂によって封止される(パッケージ化)。このパッケージ化の工程では、温度150℃〜200℃程度のもとで、樹脂シート、太陽電池ストリング、保護ガラスが一体的にラミネートされる。その際に、太陽電池セルの熱膨張係数とインターコネクタの熱膨張係数との差に起因して、太陽電池セルの伸び量とインターコネクタの伸び量とに差異が発生し、太陽電池セルとインターコネクタとが接続されたときの電極(本体)間の距離と、パッケージ化に伴う温度150℃〜200℃程度のもとでの電極(本体)間の距離とは異なることになる。そのため、太陽電池セルに反りが発生したり、インターコネクタと電極との接続部に負荷が作用して、半田付けされた部分に剥離が生じたり、太陽電池セルが割れるなどの問題が生じるおそれがある。
また、実際に使用される環境の温度変化によっても、太陽電池セルとインターコネクタとの熱膨張係数の差によって、電極とインターコネクタとの接合部分に熱応力が作用することになり、これが太陽電池の信頼性を低下させる要因の一つとなるおそれがある。
そのような熱応力が作用する前の太陽電池セルとインターコネクタの状態を図27に示し、熱応力が作用した太陽電池セルとインターコネクタの状態を図28に示す。図27および図28に示すように、熱膨張係数の差によって、太陽電池セル1の伸びがインターコネクタ11の伸びよりも大きくなるのに応じて、インターコネクタ11の接続部位15が変形することになる。こうして、接続部位15が変形することによって熱応力が緩和されることになり、太陽電池セル1が反ったり、あるいは、割れてしまうのを抑制したり、半田付けした部分に剥離が生じたりするのを未然に防ぐことができる。
次に、太陽電池におけるインターコネクタとp(n)電極との接続構造について説明する。図29に示すように、太陽電池セル1の電極本体6とインターコネクタ11との間には、溶融して凝固した凝固層22が介在している。この凝固層22は、電極本体6に形成された電極突起部、または、インターコネクタ11に形成された配線突起部がレーザ光線によって溶解された後に凝固した層である。
電極突起部または配線突起部は、押さえ治具31によりインターコネクタ11が太陽電池セル1に押え付けられた状態で溶融される(図17、図23参照)。当初、押さえ付けられることで弾性変形していたインターコネクタ11は、電極突起部または配線突起部等が溶融することで絶縁層8の上面とほぼ平行になる。また、その溶融した電極突起部または配線突起部等は、電極本体6の表面またはインターコネクタ11の表面を濡らし、そして、自重によって、絶縁層8に形成された開口部9内の領域を充填するように拡がる。そのため、凝固層22の厚さは、絶縁層8の厚さとほぼ同じ厚さかそれよりも薄い厚さとなる。
インターコネクタ11の配線突起部を構成する材料とp(n)電極4,5の電極本体6を構成する材料とは基本的に異なる。そのため、図30に示すように、凝固層22と電極本体6との間には、第1金属間化合物層(あるいは第1合金層)23が形成されることになる。さらに、p(n)電極4,5の電極突起部を構成する材料と、インターコネクタ11の低融点金属層13の材料とが異なっている場合には、凝固層22と低融点金属層13との間には、第2金属間化合物層(または第2合金層)24が形成されることになる。
このような第1(第2)金属間化合物層23,24(あるいは第1(第2)合金層)が形成されることで、インターコネクタ11とp(n)電極4,5との接合強度がより高められる。その結果、長期間にわたって太陽電池21の信頼性を確保することができる。
実施の形態6
ここでは、複数の太陽電池セルをインターコネクタによって互いに接続させた太陽電池の他の例について説明する。まず、図31は、インターコネクタ11の平面形状を示すものである。図31に示すように、インターコネクタ11には、一方向に直線状に延在する延在部17に、太陽電池セルのp(n)電極との接続部位15が形成されている。この接続部位15には配線突起部が形成されている。
ここでは、複数の太陽電池セルをインターコネクタによって互いに接続させた太陽電池の他の例について説明する。まず、図31は、インターコネクタ11の平面形状を示すものである。図31に示すように、インターコネクタ11には、一方向に直線状に延在する延在部17に、太陽電池セルのp(n)電極との接続部位15が形成されている。この接続部位15には配線突起部が形成されている。
配線突起部が形成されているインターコネクタ11を適用する場合には、太陽電池セルとして、図21等に示すように、電極突起部が形成されていないp(n)電極4,5を有する太陽電池セル1が適用される。この場合には図21〜図23に示す工程を経て、それぞれ複数の太陽電池セル1がインターコネクタ11によって互いに接続された太陽電池(ストリング)が形成される。図32は、そのような太陽電池21のうち、n−1番目の太陽電池セル1a、n番目の太陽電池セル1bおよびn+1番目の太陽電池セル1cと、これらを互いに接続するインターコネクタ11を含む平面構造を示すものである。
図32に示すように、太陽電池セル1a,1b,1cのそれぞれでは、行方向にp電極4a〜4fとn電極5a〜5fとが交互に配置され、列方向に同一極の電極4a〜4f、5a〜5fが配置されている。n番目の太陽電池セル1bの1列目のp電極4a〜4fと、n−1番目の太陽電池セル1aの1列目のn電極5a〜5fとが、第1インターコネクタ11aによって電気的に接続されている。また、n番目の太陽電池セル1bの2列目のn電極5a〜5fと、n+1番目の太陽電池セル1cの2列目のp電極4a〜4fとが、第2インターコネクタ11bによって電気的に接続されている。
さらに、n番目の太陽電池セル1bの3列目のp電極4a〜4fと、n−1番目の太陽電池セル1aの3列目のn電極5a〜5fとが、第3インターコネクタ11cによって電気的に接続されている。そして、n番目の太陽電池セル1bの4列目のn電極5a〜5fと、n+1番目の太陽電池セル1cの4列目のp電極4a〜4fとが、第4インターコネクタ11dによって電気的に接続されている。
こうして、n番目の太陽電池セル1bのp電極4a〜4fと、n−1番目の太陽電池セル1aのn電極5a〜5fとが、2つのインターコネクタ11a,11cによって電気的に接続され、n番目の太陽電池セル1bのn電極5a〜5fと、n+1番目の太陽電池セル1cのp電極4a〜4fとが、2つのインターコネクタ11b,11dによって電気的に接続される。
この太陽電池21において、インターコネクタ11とp(n)電極4,5とが接続される部分では、前述したように、インターコネクタ11に形成された配線突起部16等がレーザ光線によって溶解された後に凝固した凝固層22が介在している(図29参照)。また、前述したように、その凝固層22の厚さは、絶縁層8の厚さとほぼ同じ厚さかそれよりも薄い厚さとなる。さらに、インターコネクタ11の配線突起部を構成する材料とp(n)電極4,5の電極本体6を構成する材料とは基本的に異なるため、凝固層22と電極本体6との間には、第1金属間化合物層(あるいは第1合金層)23が形成されることになる(図30参照)。
少なくともこのような第1金属間化合物層(あるいは第1合金層)23が形成されることで、インターコネクタ11とp(n)電極4,5との接合強度がより高められる。その結果、長期間にわたって太陽電池21の信頼性を確保することができる。
なお、上述した太陽電池21では、インターコネクタ11として、配線突起部が形成されたインターコネクタ11を例に挙げて説明したが、図5〜図8に示されるインターコネクタ11を用いてもよい。この場合には、太陽電池セル1として、図1等に示される太陽電池セル1を用いることになる。
また、上述した各実施の形態では、半導体装置の一例として太陽電池を例に挙げて、太陽電池セル、太陽電池セル間を接続する接続配線、接続配線によって接続された太陽電池(ストリング)を説明した。半導体装置としては、太陽電池に限られず、所定の基板に素子が形成され、その基板の片面に電極が形成されたものでもよい。この場合にも、そのような素子が形成された基板を接続配線によって互いに接続することができ、より大規模な半導体装置を構成することができる。
さらに、上述した各実施の形態では、材料層としての絶縁層の上面と電極本体の上面との高さの違いによる凹凸が形成された太陽電池セルを例に挙げて説明したが、材料層としてのアルミニウム電極層と、そのアルミニウム電極層の開口部の底に露出した接続端子となる電極とを備えた半導体装置でもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 太陽電池セル、2 太陽電池セル基板、3 貫通孔、4,4a〜4f p電極、5,5a〜5f n電極、6 電極本体、7 電極突起部、8 絶縁層、9 開口部、11,11a〜11d インターコネクタ、12 芯材、13 低融点金属層、14 光吸収層、15 接続部位、16 配線突起部、17 配線本体、21 太陽電池、22 凝固層、23 第1金属間化合物、24 第2金属間化合物、31 押さえ治具、32 レーザ光線。
Claims (21)
- 所定の接続配線に電気的に接続される太陽電池セルであって、
前記所定の接続配線に電気的に接続される素子の端子としての電極本体と、
前記素子を覆うように形成されて前記電極本体を露出する所定の厚さの材料層と、
前記電極本体と前記接続配線との間に位置し、前記材料層と前記電極本体との高さ関係に起因して生じる前記電極本体と前記接続配線との間の隙間を狭める態様で前記電極本体と前記接続配線との接合を行う電極接合部と
を備えた、太陽電池セル。 - 第1主表面と第2主表面とを有し、前記第1主表面を受光面として、前記素子が形成された基板を備え、
前記電極本体は、前記基板の前記第2主表面に形成され、
前記材料層は前記基板の前記第2主表面に形成され、
前記材料層には、前記電極本体を露出する開口部が形成され、
前記電極接合部は、前記材料層の上面の位置を越えるように形成された電極突起部を含む、請求項1記載の太陽電池セル。 - 前記電極突起部は前記電極本体の表面に形成された、請求項2記載の太陽電池セル。
- 前記電極突起部の融点は、前記接続配線の融点よりも低く設定された、請求項2または3に記載の太陽電池セル。
- 前記電極突起部は、錫と鉛の合金、錫および鉛からなるいずれかを含む半田により形成された、請求項2〜4のいずれかに記載の太陽電池セル。
- 前記電極本体の平面形状は円形とされ、
前記電極突起部の外観は球面状とされ、
前記電極突起部の前記電極本体と接触する底面の半径をr1、前記電極突起部の高さをh、前記電極本体の半径をr2、前記材料層の厚みをtとすると、次の関係式、
1/2×h×(r1)2+1/6×(h)3 ≦ (r2)2×t
を満たす、請求項2〜5のいずれかに記載の太陽電池セル。 - 第1主表面と第2主表面とを有し、所定の素子が形成された基板と、
前記基板の前記第2主表面に、前記素子の端子として形成された電極本体と、
前記基板の前記第2主表面に所定の厚さをもって形成された材料層と、
前記材料層に形成され、前記電極本体を露出する開口部と、
前記開口部を覆うように配設された接続配線と、
前記電極本体と前記接続配線との間に形成され、前記電極本体と前記接続配線とを電気的に接続する導電層と、
前記基板と隣接するように配設されて前記接続配線に電気的に接続された、所定の素子が形成された他の基板と
を備えた、半導体装置連結体。 - 前記接続配線は所定の融点の芯材を含み、
前記導電層は、
前記芯材の融点より低い融点の材料からなる第1層と、
前記第1層と前記電極本体との間に介在する第2層と
を含む、請求項7記載の半導体装置連結体。 - 前記接続配線は、前記芯材における、前記第1主表面と対向する表面と反対側の表面に形成された光吸収層を含む、請求項8記載の半導体装置連結体。
- 前記光吸収層は、前記第1層と同じ材料から形成された、請求項9記載の半導体装置連結体。
- 前記第1層は、錫と鉛の合金、錫および鉛のいずれかの材料を含む半田から形成された、請求項8〜10のいずれかに記載の半導体装置連結体。
- 所定の厚さの材料層における所定の部分に露出する、素子の端子としての電極本体に電気的に接続される接続配線であって、
弾性を有して所定の方向に延在し、前記電極本体と電気的に接続される接続部位を含み、
前記接続部位は、前記接続部位を前記電極本体に接触させた状態で弾性変形するように形成された配線接合部を備えた、接続配線。 - 前記配線接合部は、前記接続部位を前記電極本体に接触させた状態で前記材料層から離れる態様で弾性変形するように所定の高さに形成された配線突起部を含む、請求項12記載の接続配線。
- 所定の融点を有する材料からなる芯材を含み、
前記配線突起部は前記芯材の融点よりも低い融点の材料から形成された、請求項13記載の接続配線。 - 前記芯材の一方の表面には、前記芯材による所定の光の光吸収率よりも高い吸収率を有する光吸収層が形成された、請求項14記載の接続配線。
- 前記光吸収層は、前記配線突起部と同じ材料から形成された、請求項15記載の接続配線。
- 前記配線突起部は、錫と鉛の合金、錫および鉛のいずれかの材料を含む半田から形成された、請求項13〜16のいずれかに記載の接続配線。
- 基板に形成された所定の厚さの材料層に露出する、素子の端子としての電極本体に、前記電極本体に接触させた状態で前記材料層から離れる態様で弾性変形する高さに形成された配線接合部を設けた接続配線を接続した半導体装置の製造方法であって、
前記配線接合部を前記電極本体に接触させる接触工程と、
前記配線接合部を前記電極本体に接触させた状態で、前記接続配線に向けて所定のレーザ光線を照射することにより、前記配線接合部を溶融する溶融工程と、
前記溶融した配線接合部を凝固させることにより、前記電極本体と前記接続配線とを接合する接続工程と
を備えた、半導体装置の製造方法。 - 前記基板は第1主表面と第2主表面を有し、
前記材料層は前記第2主表面に形成され、
前記電極本体は、前記材料層に形成された開口部に露出し、
前記配線接合部は、前記電極本体に接触させた状態で、前記接続配線が前記材料層から離れるように弾性変形する高さに形成された配線突起部を含み、
前記接触工程では、前記配線突起部を前記電極本体に接触させ、
前記溶融工程では、前記配線突起部を溶融し、
前記接続工程では、前記溶融した配線突起部を凝固させる、請求項18記載の半導体装置の製造方法。 - 基板に形成された所定の厚さの材料層に露出する、素子の端子としての電極本体に、接続配線を接続した半導体装置の製造方法であって、
前記接続配線と前記電極本体との間に、前記電極本体に前記接続配線が接触した状態で前記接続配線が前記材料層から離れる態様で弾性変形する高さに形成された接合部を配置し、前記配線接続部を前記電極本体に前記接合部を介して接触させる接触工程と、
前記配線接続部を前記電極本体に前記接合部を介して接触させた状態で、前記接続配線に向けて所定のレーザ光線を照射することにより、前記接合部を溶融する溶融工程と、
前記溶融した接合部を凝固させることにより、前記電極本体と前記接続配線とを接合する接続工程と
を備えた、半導体装置の製造方法。 - 前記基板は第1主表面と第2主表面を有し、
前記材料層は前記第2主表面に形成され、
前記電極本体は、前記材料層に形成された開口部に露出し、
前記接合部は、前記電極本体上に形成され、前記接続配線を接触させた状態で、前記接続配線が前記材料層から離れるように弾性変形する高さに形成された電極突起部を含み、
前記接触工程では、前記電極突起部に前記接続配線を接触させ、
前記溶融工程では、前記電極突起部を溶融し、
前記接続工程では、前記溶融した電極突起部を凝固させる、請求項20記載の半導体装置の製造方法。
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