JP2009128892A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Abstract

【課題】動作モード切り換え時の無駄時間の発生や、無効フレームの発生や、読出し周期の乱れなどを防止することができる撮像素子の提供。
【解決手段】光学系による光束を受光して受光信号を出力する第1画素310を二次元状に配列するとともに、光学系による光束を受光して受光信号を出力する、第1画素310と異なる第2画素313,314を第1画素310の配列中に配置した撮像素子であって、受光信号を読み出すための固定周期の読み出し信号を出力するとともに、受光信号を読み出す画素の種類に応じた所定の画素間隔に対応する周期の読み出し信号に基づいて受光信号を選択して出力する出力回路520,521,522を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、撮像画素と焦点検出画素を有する撮像素子および該撮像素子を備えた撮像装置に関する。
二次元状に配列された撮像画素の一部を焦点検出画素に置き換えた撮像素子を用いて撮像と焦点検出を行う撮像装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−156823号公報
上述した従来の撮像装置では、EVF(Electronic View Finder;電子ビューファインダー)表示(スルー画によるライブビュー表示)を行うために撮像素子上のラインを間引いて信号を読み出しているが、ライブビュー表示と焦点検出動作とを並行して行う場合には、焦点検出画素の信号を読み出す測距読出しモードを焦点検出用に設け、ライブビュー用の読出しモードと測距読出しモードとを時間分割して独立に行う必要があった。
しかし、ライブビュー表示のための読出しモードで周期的に動作させるとともに、ライブビュー表示の読み出し動作の何回かに1回だけ測距のための読出しモードに切換えて動作させた場合、撮像素子の走査回路の動作モード(間引きモードや加算モード)の設定を切り換えるための無駄時間が発生したり、動作モード切換の間に無効フレームが発生したりする。そのため、ライブビュー表示用の画像情報の読出し周期が狂ってしまい、ライブビュー表示画像に乱れが生じる。
請求項1の発明は、光学系による光束を受光して受光信号を出力する第1画素を二次元状に配列するとともに、光学系による光束を受光して受光信号を出力する、第1画素と異なる第2画素を第1画素の配列中に配置した撮像素子であって、受光信号を読み出すための固定周期の読み出し信号を出力するとともに、受光信号を読み出す画素の種類に応じた所定の画素間隔に対応する周期の読み出し信号に基づいて受光信号を選択して出力する出力回路を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像素子において、第1画素は、光学系の瞳のほぼ全域を通過する光束を受光し、第2画素は、光学系の瞳の異なる部分領域を通過する光束を受光するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の撮像素子において、第2画素は、マイクロレンズと、該マイクロレンズを介した光束を受光する第1光電変換部とから構成される第1焦点検出画素と、マイクロレンズと、該マイクロレンズを介した光束を受光する第2光電変換部とから構成される第2焦点検出画素とを交互に配列して構成され、第1焦点検出画素と第2焦点検出画素とによって光学系の瞳の異なる部分領域を通過する光束を受光することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像素子において、第1画素および第2画素の出力を読み出して保持するラインメモリを有し、出力回路は、ラインメモリに対して互いに異なる周期の第1読み出し信号と第2読み出し信号をそれぞれ出力する第1出力回路と第2出力回路を有し、受光信号を読み出す画素の種類に応じて第1出力回路と第2出力回路を選択する選択手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像素子において、第1画素および第2画素の出力を読み出して保持するラインメモリを有し、出力回路は、ラインメモリに対して信号線を介して読み出し信号を出力するとともに、受光信号を読み出す画素の種類に応じて信号線を選択することにより、読み出し信号を互いに異なる周期の第1読み出し信号と第2読み出し信号として選択的に出力する選択手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5に記載の撮像素子において、選択手段は、受光信号を読み出す画素に第2画素が含まれる場合に読み出し信号の周期を変更することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載の撮像素子において、出力回路は、ラインメモリに第1読み出し信号が出力された場合は、ラインメモリに保持された出力を所定間隔で順次選択し、ラインメモリに第2読み出し信号が出力された場合は、ラインメモリに保持された出力を連続して順次選択することを特徴とする。
請求項8の発明による撮像装置は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像素子と、出力回路から出力される受光信号を周期的に読み出す読み出し手段と、第1読み出し信号に応じて読み出された受光信号に基づく画像を表示する表示手段と、第2読み出し信号に応じて読み出された受光信号に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の撮像装置において、第2画素の近傍の第1画素で得られる前記受光信号に基づいて、第2画素の位置における画像信号を保管して求めるようにしたものである。
請求項10の発明は、請求項8または9に記載の撮像装置において、焦点検出手段により検出された焦点調節状態に基づいて光学系の焦点調節を行う焦点調節手段を備えたものである。
本発明によれば、従来のような動作モード切り換え時の無駄時間の発生や、無効フレームの発生や、読出し周期の乱れなどを防止することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下では、撮像素子および撮像装置として、レンズ交換式デジタルスチルカメラを例に説明する。
−第1の実施の形態−
図1はカメラの横断面図であり、カメラの概略構成を示したものである。デジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レンズ202がマウント部204を介してカメラボディ203に装着される。カメラボディ203にはマウント部204を介して種々の撮影光学系を有する交換レンズ202が装着可能である。
交換レンズ202はレンズ209、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210、絞り211、レンズ駆動制御装置206などを備えている。レンズ駆動制御装置206は不図示のマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、フォーカシング用レンズ210の焦点調節と絞り211の開口径調節のための駆動制御や、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210および絞り211の状態検出などを行う他、後述するボディ駆動制御装置214との通信によりレンズ情報の送信とカメラ情報の受信を行う。絞り211は、光量およびボケ量調整のために光軸中心に開口径が可変な開口を形成する。
カメラボディ203は撮像素子212、ボディ駆動制御装置214、液晶表示素子駆動回路215、液晶表示素子216、接眼レンズ217、メモリカード219などを備えている。撮像素子212には、撮像画素が二次元状に配置されるとともに、焦点検出位置に対応した部分に焦点検出画素が組み込まれている。
ボディ駆動制御装置214はマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、撮像素子212の駆動制御と画像信号および焦点検出信号の読み出しと、焦点検出信号に基づく焦点検出演算と交換レンズ202の焦点調節を繰り返し行うとともに、画像信号の処理と記録、カメラの動作制御などを行う。また、ボディ駆動制御装置214は電気接点213を介してレンズ駆動制御装置206と通信を行い、レンズ情報の受信とカメラ情報(デフォーカス量や絞り値など)の送信を行う。
液晶表示素子216は電気的なビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)として機能する。液晶表示素子駆動回路215は撮像素子212によるスルー画像を液晶表示素子216に表示し、撮影者は接眼レンズ217を介してスルー画像を観察することができる。メモリカード219は、撮像素子212により撮像された画像を記憶する画像ストレージである。
交換レンズ202を通過した光束により、撮像素子212の受光面上に被写体像が形成される。この被写体像は撮像素子212により光電変換され、画像信号と焦点検出信号がボディ駆動制御装置214へ送られる。
ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212の焦点検出画素からの焦点検出信号に基づいてデフォーカス量を算出し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送る。また、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212からの画像信号を処理してメモリカード219に格納するとともに、撮像素子212からのスルー画像信号を液晶表示素子駆動回路215へ送り、スルー画像を液晶表示素子216に表示させる。さらに、ボディ駆動制御装置214は、レンズ駆動制御装置206へ絞り制御情報を送って絞り211の開口制御を行う。
レンズ駆動制御装置206は、レンズ情報をフォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態、絞り開放F値などに応じて変更する。具体的には、ズーミング用レンズ208とフォーカシング用レンズ210の位置と絞り211の絞り値を検出し、これらのレンズ位置と絞り値に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからレンズ位置と絞り値に応じたレンズ情報を選択したりする。
レンズ駆動制御装置206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、レンズ駆動量に応じてフォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動する。また、レンズ駆動制御装置206は受信した絞り値に応じて絞り211を駆動する。
図2は撮影画面上の焦点検出位置を示す図であり、後述する焦点検出画素列により焦点検出を行うときに画面上で像をサンプリングする領域(焦点検出エリア、焦点検出位置)の一例を示す。この一実施の形態では、矩形の撮影画面100内の中央に焦点検出エリア101が配置される。長方形で示した焦点検出エリア101の長手方向に、複数の焦点検出画素が直線的に配列される。
図3は撮像素子212の詳細な構成を示す正面図であり、撮像素子212上の焦点検出エリア101の近傍を拡大して示したものである。撮像素子212は、撮像画素310と焦点検出画素313、314から構成される。撮像画素310は水平および垂直方向に2次元状に正方格子配列されており、一方、焦点検出画素313、314は水平方向に配列されている。
撮像画素310は、図4に示すように、マイクロレンズ10と光電変換部11を備えている。また、焦点検出画素313は、図5(a)に示すように、マイクロレンズ10と光電変換部13を備えている。光電変換部13の形状は、マイクロレンズ10の垂直2等分線に接する左半円である。さらに、焦点検出画素314は、図5(b)に示すように、マイクロレンズ10と光電変換部14を備えている。光電変換部14の形状は、マイクロレンズ10の垂直2等分線に接する右半円である。
光電変換部13,14は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。焦点検出画素313と焦点検出画素314は、水平方向(光電変換部13と14の並び方向)に交互に配置される。これらの撮像画素310と焦点検出画素313、314の分光感度特性は、図6に示すような特性となっている。
図7は撮像画素310の断面図である。撮像画素310には、撮像用の光電変換部11の前方にマイクロレンズ10が配置されており、マイクロレンズ10により光電変換部11が前方に投影される。光電変換部11は半導体回路基板29上に形成される。
図8(a)は、焦点検出画素313の断面図である。焦点検出画素313には、光電変換部13の前方にマイクロレンズ10が配置されており、マイクロレンズ10により光電変換部13が前方に投影される。光電変換部13は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の光軸の片側に配置される。
図8(b)は、焦点検出画素314の断面図である。焦点検出画素314では、光電変換部14の前方にマイクロレンズ10が配置されており、マイクロレンズ10により光電変換部14が前方に投影される。光電変換部14は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部14はマイクロレンズ10の光軸の片側で、かつ光電変換部13の反対側に配置される。
図9は、マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す。図9において、90は、交換レンズ202(図1参照)の予定結像面に配置されたマイクロレンズから前方dの距離に設定された射出瞳である。この距離dは、マイクロレンズの曲率、屈折率、マイクロレンズと光電変換部との間の距離などに応じて決まる距離であって、この明細書では測距瞳距離と呼ぶ。91は交換レンズの光軸、10a〜10dはマイクロレンズ、13a、13b、14a、14bは光電変換部、313a、313b、314a、314bは焦点検出画素、73,74、83,84は焦点検出光束である。
また、93は、マイクロレンズ10a、10cにより投影された光電変換部13a、13bの領域であり、この明細書では測距瞳と呼ぶ。図9では、説明を解りやすくするために楕円形の領域で示しているが、実際には光電変換部の形状が拡大投影された形状になる。同様に、94は、マイクロレンズ10b、10dにより投影された光電変換部14a、14bの領域であり、この明細書では測距瞳と呼ぶ。
図9では、隣接する4つの焦点検出画素313a、313b、314a、314bを模式的に例示しているが、その他の焦点検出画素においても光電変換部はそれぞれ対応した測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。焦点検出画素の配列方向は一対の測距瞳の並び方向、すなわち一対の光電変換部の並び方向と一致させる。
マイクロレンズ10a〜10dは、交換レンズ202(図1参照)の予定結像面近傍に配置されている。マイクロレンズ10a〜10dは、それらの背後に配置された光電変換部13a、13b、14a、14bの形状をマイクロレンズ10a〜10cから測距瞳距離dだけ離間した射出瞳90上に投影する。その投影形状は、測距瞳93,94を形成する。すなわち、投影距離dにある射出瞳90上で各焦点検出画素の光電変換部の投影形状(測距瞳93,94)が一致するように、各焦点検出画素における光電変換部の投影方向が決定されている。
測距瞳93を通過してマイクロレンズ10aに向う光束73は、マイクロレンズ10a上に像を形成する。光電変換部13aは、形成された像の光強度に対応した信号を出力する。同様に、測距瞳93を通過してマイクロレンズ10cに向う光束83は、マイクロレンズ10c上に像を形成し、光電変換部13bは形成された像の光強度に対応した信号を出力する。
また、測距瞳94を通過してマイクロレンズ10bに向う光束74は、マイクロレンズ10b上に像を形成する。光電変換部14aは、形成された像の光強度に対応した信号を出力する。同様に、測距瞳94を通過してマイクロレンズ10dに向う光束84は、マイクロレンズ10d上に像を形成し、光電変換部14bは形成された像の光強度に対応した信号を出力する。
上述した2種類の焦点検出画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳93および測距瞳94に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳93および測距瞳94をそれぞれ通過した焦点検出用光束が画素列上に形成する一対の像に対して、像の強度分布に関する情報を得ることができる。この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。さらに、像ズレ量に一対の測距瞳の重心間隔に応じた変換演算を行うことによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。
図10は撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、撮像素子212を(水平方向8画素)×(垂直方向4画素)のレイアウトに簡略化して示したものである。撮像素子212は、CMOSイメージセンサーとして構成される。図10において、垂直方向の上から2行目は焦点検出画素が配置されている行であり、中央の4つの焦点検出画素313、314が複数の焦点検出画素を代表しており、左右の2つずつの撮像画素310が焦点検出画素の左右に配置された複数の撮像画素を代表している。垂直方向の1行目、3行目、4行目は撮像画素310のみが配置された行であり、焦点検出画素が配置された行の上下に配置される複数の撮像画素のみからなる行を代表している。
ラインメモリ320は1行分の画素の画素信号をサンプルホールドして一時的に保持するバッファであり、垂直信号線501に出力されている同一行の画素信号を垂直走査回路502が発する制御信号ΦH1に基づいてサンプルホールドする。なお、ラインメモリ320に保持される画素信号は制御信号ΦS1〜ΦS4の立ち上がりに同期してリセットされる。
撮像画素310および焦点検出画素313,314からの画素信号の出力は、垂直走査回路502が発する制御信号(ΦS1〜ΦS4)により行ごとに独立に制御される。制御信号(ΦS1〜ΦS4)により選択された行の画素の画素信号は垂直信号線501へ出力され、垂直走査回路502が発する制御信号ΦH1に基づいてラインメモリ320にサンプルホールドされる。ラインメモリ320に保持された画素信号は、水平走査の制御信号(ΦV1〜ΦV8)にしたがって順に出力回路330へ転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部へ出力される。撮像画素310および焦点検出画素313,314は、画素信号がサンプルホールドされた後、制御信号(ΦR1〜ΦR4)によりリセットされ、次回の画素信号のための電荷蓄積を開始する。
撮像素子212の動作には2つの動作モードがあり、1つは、画像情報を撮像により記録するための通常の画素信号出力動作(全画素読み出しモード)を行うものであり、もう1つは、電子ビューファインダーとして機能する液晶表示素子216に画像情報を表示するために、画素信号を垂直方向に間引きするとともに、水平方向間引き加算して出力する動作(間引き読み出しモード)を行うものである。全画素読み出しモードにおいては、1フレーム分の画像情報が一度に読み出される。一方、間引き読み出しモードにおいては、1フレーム分の画像情報が第1フィールドおよび第2フィールドの2つの間引き画像情報に時分割されて読み出される。
図10では、白抜きで示された全画素が、全画素読み出しモードにおいて1フレーム分の画像情報として一度に読み出される画素である。図11では、白抜きで示された1行目および3行目の画素が、間引き読み出しモードの第1フィールドの画像情報として読み出される画素である。図12では、白抜きで示された2行目の4つの焦点検出画素313,314が、間引き読み出しモードの第2フィールドにおいて連続的に読み出される。
動作モードの切換は撮像素子の外部からの制御信号(Mode)により行われ、制御回路520は制御信号(Mode)の指示に応じて、2つの動作モードを制御するための内部制御信号ΦX、ΦYを発生する。垂直走査回路502からは、走査信号ΦA1〜ΦA4が発生される。走査信号ΦA3,ΦA4の信号線は、制御信号ΦS3,ΦS4の信号線にそれぞれ接続されている。
一方、走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線の間にはスイッチSWaが、走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線の間にはスイッチSWbがそれぞれ設けられ、2つのスイッチSWa、SWbは制御回路520が発する制御信号ΦXにより切り換えられる。制御信号ΦXがLowの場合には、走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線とが接続されるとともに、走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。一方、制御信号ΦXがHighの場合には、走査信号ΦA1の信号線と信号線511とが接続されるとともに、信号線511と制御信号ΦS2の信号線とが接続され、その結果、走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続されることになる。
リセット回路504からは、走査信号ΦB1〜ΦB4が発生される。走査信号ΦB1,ΦB3,ΦB4の信号線は、制御信号ΦR1,ΦR3,ΦR4の信号線にそれぞれ接続されている。一方、走査信号ΦB2の信号線と制御信号ΦR2の信号線との間にはスイッチSWcが設けられ、スイッチSWcは制御回路520が発する制御信号ΦYにより切り換えられる。制御信号ΦYがLowの場合には、走査信号ΦB2の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続される。制御信号ΦYがHighの場合には、制御信号ΦR2の信号線は走査信号ΦB1の信号線に接続される。
水平走査に関しては、第1水平走査回路521と第2水平走査回路522とが設けられている。第1水平走査回路521が発する走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と第2水平走査回路522が発する走査信号ΦD1〜ΦD8の信号線は、スイッチSW1〜SW8により選択的に制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線に接続される。スイッチSW1〜SW8は、制御回路520が発する制御信号ΦXにより切り換えられる。制御信号ΦXがLowの場合には走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続され、制御信号ΦXがHighの場合には走査信号ΦD1〜ΦD8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続される。
撮像素子212が全画素読み出しモードに設定された場合には、垂直方向に連続的に行走査が行われ、水平方向にも連続的に列走査が行われる。一方、撮像素子212が間引き読み出しモードに設定された場合、第1フィールドに関しては、垂直方向の行走査では焦点検出画素313,314を含む行が間引かれるような行間引きが行われ、水平方向の列走査では加算間引きが行われる。また、第2フィールドに関しては、垂直方向の行走査では焦点検出画素313,314を含む行が選択される行間引きが行われる。水平方向の列走査においては、焦点検出画素313,314を含む列に対しては連続読み出しが行なわれ、焦点検出画素313,314を含まない列に対しては水平方向に加算間引きが行われる。
上述したような間引き読み出しモードにおいて、垂直走査回路502、リセット回路504、第1水平走査回路521および第2水平走査回路522は、第1フィールド、第2フィールドに関わらず同一の動作を行う。すなわち、第1フィールドにおいても、第2フィールドにおいても、垂直走査回路502は同一パターンの走査信号ΦA1〜ΦA4を発生し、リセット回路504は同一パターンの走査信号ΦB1〜ΦB4を発生し、第1水平走査回路521は同一パターンの走査信号ΦC1〜ΦC8を発生し、第2水平走査回路522は同一パターンの走査信号ΦD1〜ΦD8を発生する。
そして、第1フィールドおよび第2フィールドにおける画素の制御信号(ΦS1〜ΦS4、ΦR1〜ΦR4、ΦV1〜ΦV8)に関する走査パターンの切換は、制御回路520が発生する制御信号ΦX、ΦYによるスイッチSWa、SWb、SWc、SW1〜SW8の切り換えだけで行われる。なお、制御回路520は間引き読み出しモード時に出力される画素信号が第1フィールドのものか第2フィールドのものかを識別するための識別信号を外部に出力する。
図13は、図10〜12に示す撮像素子212の撮像画素310と焦点検出画素313,314の詳細な回路図である。これらの画素の光電変換部はフォトダイオードPDで構成される。フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、浮遊拡散層(フローティングディフュージョン)FDに蓄積される。フローティングディフュージョンFDは増幅MOSトランジスタAMPのゲートに接続されており、このトランジスタAMPはフローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷の量に応じた信号を発生する。
フローティングディフュージョンFDはリセットMOSトランジスタ510を介して電源Vddに接続されており、制御信号ΦRn(ΦR1〜ΦR4)によりリセットMOSトランジスタ510がONすると、フローティングディフュージョンFDおよびフォトダイオードPDに溜まった電荷がクリアされリセット状態となる。トランジスタAMPの出力は行選択MOSトランジスタ512を介して垂直出力線501へ接続されており、制御信号ΦSn(ΦS1〜ΦS4)により行選択MOSトランジスタ512がONすると、トランジスタAMPの出力が垂直信号線501へ出力される。
次に、図14、15のタイミングチャートを用いて、全画素読み出しモードおよび間引き読み出しモードにおける第1フィールド、第2フィールドの読み出し動作について説明する。
図14は、図10に示す全画素読み出しモードの動作を示すタイミングチャートである。全画素読み出しモードにおいては、制御回路520は、外部から入力されるMode信号の指示に応じて制御信号ΦX、ΦYをLowとする。図10に示すように、制御信号ΦXがLowとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線とが接続されるとともに、スイッチSWbにより走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。また、スイッチSW1〜SW8により、走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続される。一方、制御信号ΦYがLowとされると、走査信号ΦB2の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続される。
図14に示すように、1行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS1(=ΦA1)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。制御信号ΦS1と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された1行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された1行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521から順次発せられる走査信号ΦC1〜ΦC8(=制御信号ΦV1〜ΦV8)にしたがって出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
1行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504から発せられる制御信号ΦR1により1行目の撮像画素310がリセットされ、制御信号ΦR1の立ち下がりで1行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。1行目の撮像画素310の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS2(=ΦA2)により選択され、選択された撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号は垂直信号線501へ出力される。以下同様にして、2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号の保持および各画素のリセット、画素信号の出力および次の電荷蓄積の開始が行われる。
続いて3行目、4行目の撮像画素310の画素信号の保持および撮像画素310のリセット、撮像画素310の画素信号の出力および次の電荷蓄積の開始が順に行われる。このようにして全ての画素の画素信号の出力が終了すると、再び1行目に戻って上記動作が周期的に繰り返される。なお、制御信号ΦR1〜ΦR4のパルス幅を変更することにより、撮像画素および焦点検出画素の電荷蓄積時間(露光時間)を調整することが可能である。図14では、1行目から4行目の電荷蓄積および画素信号出力を周期的に繰り返すタイミングチャートとなっているが、単発的に1周期のみ行うようすることも可能である。そのような単発的な通常動作モード(全画素読み出しモード)は、撮影時に行われる。
図15は、図11,12に示す間引き読み出しモードの動作を示すタイミングチャートである。間引き読み出しモードにおいては、図15に示すように、第1フィールドの読み出しと第2フィールドの読み出しとが交互に繰り返し行われる。第1フィールドの場合、読み出される1行目、3行目の画素は撮像画素310のみから成り、撮像画素の画素信号が加算間引きにより読み出される。第2フィールドの場合、1行目の代わりに焦点検出画素313,314を含む2行目を読み出すとともに、第1フィールドの場合と同様に撮像画素310のみの行である3行目を読み出す。その場合、焦点検出画素310を含む2行目においては、焦点検出画素313,314の画素信号が加算なしで連続的に読み出され、3行目においては第1フィールドの読み出しと同様に撮像画素310の画素信号が加算間引き読み出される。
まず、第1フィールドにおいては、制御回路520は制御信号ΦXをLowとし、制御信号ΦYをHighとする。図11に示すように、制御信号ΦXがLowとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線とが接続されるとともに、スイッチSWbにより走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。すなわち、ΦA1=S1、ΦA2=ΦS2の状態とされる。また、スイッチSW1〜SW8により、走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続され、ΦC1=ΦV1,ΦC2=ΦV2,ΦC3=ΦV3,ΦC4=ΦV4,ΦC5=ΦV5,ΦC6=ΦV6,ΦC7=ΦV7,ΦC8=ΦV8の状態とされる。一方、制御信号ΦYがHighとされると、走査信号ΦB1の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続され、ΦB1=R2の状態とされる。
1行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS1(=ΦA1)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS1と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された1行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された1行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜ΦV8(=ΦC1〜ΦC8)にしたがって出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
図15に示すように、制御信号ΦV1〜ΦV8の走査パターンとしては、まず、制御信号ΦV1とΦV3のパルスが発生されて、1列目の撮像画素310の画素信号と3列目の撮像画素310の画素信号が加算されて出力される。次に、制御信号ΦV2とΦV4のパルスが発生されて、2列目の撮像画素310の画素信号と4列目の撮像画素310の画素信号が加算されて出力される。さらに、制御信号ΦV5とΦV7のパルスが発生されて、5列目の撮像画素310の画素信号と7列目の撮像画素310の画素信号が加算されて出力される。最後に、制御信号ΦV6とΦV8のパルスが発生されて、6列目の撮像画素310の画素信号と8列目の撮像画素310の画素信号が加算されて出力される。このように、1行目の画素信号の出力数は4つとなり連続的に読み出す場合(出力数8)に比較して間引きされている。
1行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR1、ΦR2(=ΦB1)により1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314がリセットされ、制御信号ΦR1、ΦR2の立ち下がりで1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素31と焦点検出画素313,314の次の電荷蓄積が開始される。
1行目の撮像画素310の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、3行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS3(=ΦA3)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦH1により垂直信号線501に出力された3行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された3行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜V8(ΦC1〜ΦC8)にしたがって1行目と同様に加算間引きされて出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
3行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR3(=ΦB3)により3行目の撮像画素310がリセットされ、制御信号ΦR3の立ち下がりで3行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。以上で、第1フィールドの画素信号読出し動作が終了する。
引き続いて、第2フィールドの画素信号の読出しに移行する。第1フィールドの3行目の撮像画素310の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、制御回路520は制御信号ΦXをHighとし、制御信号ΦYをHighとする。図12に示すように、制御信号ΦXがHighとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と信号線511とが接続されるとともに、スイッチSWbにより信号線511と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。すなわち、ΦA1=ΦS2の状態とされる。また、スイッチSW1〜SW8により、走査信号ΦD1〜ΦD8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続され、ΦD1=ΦV1,ΦD2=ΦV2,ΦD3=ΦV3,ΦD4=ΦV4,ΦD5=ΦV5,ΦD6=ΦV6,ΦD7=ΦV7,ΦD8=ΦV8の状態とされる。制御信号ΦYがHighとされると、走査信号ΦB1の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続され、ΦB1=R2の状態とされる。
第2フィールドにおいては、1行目の代わりに2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314が垂直走査回路502から発せられる制御信号ΦS2(=ΦA1)により選択される。選択された撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号は、垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS2と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。
ラインメモリ320に保持された2行目の画素信号は、第2水平走査回路522が発する制御信号ΦV1〜ΦV8(ΦD1〜ΦD8)にしたがって出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。制御信号ΦV1〜ΦV8の走査パターンは、全画素読み出しモード時の走査パターンと同様に制御信号パルスが順次1つずつ連続的に発生するが、制御信号ΦV3〜ΦV6のみが発生する。これにより4つの焦点検出画素313,314の画素信号が加算されずに連続的に出力される。第2フィールドの2行目の出力数4と第1フィールドの1行目の出力数4は数を揃えているので、出力動作タイミングが狂うこともなく、同一のシーケンスで画素信号を読み出すことができる。
2行目の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR1、ΦR2(=ΦB1)により1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314がリセットされ、制御信号ΦR1、ΦR2の立ち下がりで1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314の次の電荷蓄積が開始される。
2行目の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、制御回路520は制御信号ΦXをLowとし、制御信号ΦYをHighとする。図12に示すように、制御信号ΦXがLowとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線とが接続されるとともに、スイッチSWbにより走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。すなわち、ΦA1=S1、ΦA2=ΦS2の状態とされる。また、スイッチSW1〜SW8により、走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続され、ΦC1=ΦV1,ΦC2=ΦV2,ΦC3=ΦV3,ΦC4=ΦV4,ΦC5=ΦV5,ΦC6=ΦV6,ΦC7=ΦV7,ΦC8=ΦV8の状態とされる。一方、制御信号ΦYがHighとされると、走査信号ΦB1の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続され、ΦB1=R2の状態とされる。
このように、制御回路520は制御信号ΦX=Low、制御信号ΦY=Highとされたならば、引き続いて3行目の画素信号の出力が行われる。3行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS3(=ΦA3)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された3行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された3行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜V8(ΦC1〜ΦC8)にしたがって第1フィールドの1行目および3行目と同様に加算間引きされて出力回路330に転送された後、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
3行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR3(=ΦB3)により3行目の撮像画素310がリセットされ、制御信号ΦR3の立ち下がりで3行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。以上で第2フィールドの画素信号読出し動作が終了し、再び第1フィールドの画素信号読出し動作に戻って上記動作が周期的に繰り返される。
図16〜図19は、図1に示したデジタルスチルカメラの動作を示すフローチャートである。ボディ駆動制御装置214は、カメラの電源が投入されると図16のステップ100から電源ON時の動作を開始し、ステップ110で図17に示す間引き読み出しモードサブルーチンへジャンプする。
図17は、撮像素子212の間引き読み出しモードサブルーチンの動作を示すフローチャートである。ボディ駆動制御装置214は、ステップ200から撮像素子212の読み出し動作を開始する。ステップ210で撮像素子212を間引き読み出しモードに設定し、このモードでの繰り返し撮像動作を開始させる。続くステップ220では、図18に示す画素データ読み出し割り込みの発生を待機する。
図18は、画素データ読み出し割り込み処理を示すフローチャートである。図17のステップ220で画素データ読み出し割り込みが発生すると、ボディ駆動制御装置214は、画素データ読み出し割り込み処理を開始する。撮像素子212は、画素信号を出力する際、フィールドの画像情報の最初の画素信号を出力する直前に、ボディ駆動制御装置214に対し画素データ読み出し割り込みを発生する。撮像素子212が周期動作を行っている場合には、この割り込みが周期的に発生し、ボディ駆動制御装置214はステップ300から処理を開始する。ステップS300の割り込み処理動作は、撮像素子212が間引き読み出しモードで周期動作する時のみに起動する。
ステップ310では、撮像素子212から間引き読み出しモードで画素データを読み込む。
すなわち、第1フィールドに関する割り込み処理が行われている場合には第1フィールドの画素データが読み込まれ、第2フィールドに関する割り込み処理が行われている場合には第2フィールドの画素信号が読み込まれる。続くステップ320では、ステップ310で読み込んだ画素信号が奇数および偶数のいずれのフィールドであるかに応じて補間処理を行い、補間処理後の画像をEVFとして機能する液晶表示素子216に表示する。
図20は、第1フィールドと第2フィールドにおける画素信号の読出し動作を模式的に表した図であり、(a)は第1フィールドの場合を、(b)が第2フィールドの場合を示す。図の縦方向および横方向が画素配列の垂直方向および水平方向に対応しており、横方向の実線91は垂直間引きで読み出される行を示し、破線92は垂直間引きで読み出されない行を示している。各行における画素信号読み出しの走査方向は左から右であり、縦方向の行の走査方向は上から下である。また、図20(a)の中央部の太い実線93は、焦点検出画素313,314が配置されている部分を示している。
図20(a)に示す第1フィールドの場合、上述したステップ320の処理では、間引き読み出した行の画素信号に基づく画像を液晶表示素子216に表示する。図20(b)に示す第2フィールドの場合、上述したステップ320の処理では、焦点検出画素313,314が配列された行911の一行上の行910の代わりに、焦点検出画素313,314が配列された行911が読み出され、焦点検出画素313,314が配列された行を挟んで読み出された行912および行913の同じ列の画素信号を加算平均して、行910の画素信号に相当する画素信号を補間する。そして、第2フィールドで読み出された行の画素信号と補間画素信号とに基づいて、画像を液晶表示素子216に表示する。なお、第1フィールド、第2フィールドの識別は撮像素子に内蔵された制御回路が発する識別信号に応じて行われる。
ステップS322では、処理を行っているフィールドが第1フィールドか第2フィールドかを判定する。そして、焦点検出画素313,314を含まない第1フィールドと判定した場合にはステップS370へ進み、第2フィールドと判定した場合には、ステップS330へと進む。ステップS330では、焦点検出エリア101(図2参照)の一対の焦点検出画素のデータ列(図12に示す例では、白抜き丸で示す焦点検出画素313,314の画素信号の列)に基づいて、後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理)を行い、焦点検出エリア101における像ズレ量を演算し、さらに像ズレ量をデフォーカス量に変換する。
ステップS340では、合焦近傍か否か、すなわち、算出されたデフォーカス量の絶対値が所定値以内であるか否かを判定する。ステップS340において合焦近傍でないと判定された場合には、ステップS350へ進む。ステップS350では、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送信して、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210の合焦位置への駆動を更新し、ステップS370へ進む。なお、焦点検出不能な場合もこのステップに分岐し、レンズ駆動制御装置206にスキャン駆動命令を送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を無限から至近までの間でスキャン駆動させ、ステップS370へ進む。
一方、ステップS340において合焦近傍であると判定された場合はステップS360へ進み、レリーズ操作によるシャッターレリーズがなされたか否かを判定する。シャッターレリーズがなされていないと判定された場合にはステップS370へ進み、シャッターレリーズがなされたと判定された場合には、図19に示すレリーズシーケンス動作を実行する。ステップS370では、画素データ読み出し割り込み処理から図17に示す間引き読み出しモードサブルーチンのステップS220へリターンし、次の周期の画素データ読み出し割り込みの発生を待機する。なお、画素データ読み出し割り込み処理のステップS300〜S360の処理時間は、画素データ読み出し割り込みの発生周期よりも短くなっている。
図19はレリーズシーケンス動作を示すフローチャートである。ステップS460において、撮像素子212を全画素読み出しモードに設定し、全画素読み出しモードで単発的に撮像動作させる。ステップS470では、画素データ読み出し割り込みが発生するのを待機する。画素データ読み出し割り込みが発生したならば、続くステップS480で撮像素子212から出力される画素信号を読み込む。ステップS490では、焦点検出画素313,314の位置の画素信号を焦点検出画素313,314の周囲にある撮像画素310の画素信号で補間して作成する。ステップS500では、撮像画素310の画素信号と上記補間信号を画像データとしてメモリカード219へ格納する。ステップS510では、図17に示す間引き読み出しモードサブルーチンへジャンプし、ふたたび撮像素子212を間引き読み出しモードに設定し、間引き読み出しモードで繰り返し撮像動作を開始させる。
次に、図18のステップS330における像ズレ検出演算処理(相関演算処理)の詳細について説明する。焦点検出画素313,314が検出する一対の像は、測距瞳がレンズの絞り開口によりけられて光量バランスが崩れている可能性があるので、光量バランスに対して像ズレ検出精度を維持できるタイプの相関演算を施す。焦点検出画素列から読み出された一対のデータ列(A11〜A1M、A21〜A2M:Mはデータ数)に対し、次式(1)に示す相関演算を行い、相関量C(k)を演算する。
C(k)=Σ|A1n・A2n+1+k−A2n+k・A1n+1| …(1)
式(1)において、Σ演算はnについて累積され、nのとる範囲は像ずらし量kに応じてA1n、A1n+1、A2n+k、A2n+1+kのデータが存在する範囲に限定される。像ずらし量kは整数であり、データ列のデータ間隔を単位とした相対的シフト量である。
式(1)の演算結果は、図21(a)に示すように、一対のデータの相関が高いシフト量(図21(a)ではk=kj=2)において相関量C(k)が極小になる。この相関量C(k)の値は、相関が高いほど小さくなる。次に、次式(2)〜(5)に示す3点内挿の手法を用い、相関量を連続的とみなした場合の極小値C(x)を与えるシフト量xを求める。
x=kj+D/SLOP …(2)
C(x)= C(kj)−|D| …(3)
D={C(kj-1)−C(kj+1)}/2 …(4)
SLOP=MAX{C(kj+1)−C(kj),C(kj-1)−C(kj)} …(5)
式(2)で算出されたずらし量xの信頼性があるかどうかは、以下のようにして判定される。図21(b)に示すように、一対のデータの相関度が低い場合には、内挿された相関量の極小値C(x)の値が大きくなる。したがって、C(x)が所定のしきい値以上の場合は算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。あるいは、C(x)をデータのコントラストで規格化するために、コントラストに比例した値となるSLOPでC(x)を除した値を用い、その値が所定値以上の場合には、算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。
あるいは、コントラストに比例した値となるSLOPが所定値以下の場合は、被写体が低コントラストであり、算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。図21(c)に示すように、一対のデータの相関度が低く、シフト範囲kmin〜kmaxの間で相関量C(k)の落ち込みがない場合は、極小値C(x)を求めることができない。このような場合には、焦点検出不能と判定する。
なお、相関演算式としては式(1)に示した演算式に限定されず、光量バランスが崩れていても像ズレ検出精度の維持が可能な相関演算式であればどのような演算式を用いてもよい。
算出されたずらし量xの信頼性があると判定された場合は、次式(6)により像ズレ量shftに換算する。式(6)において、PYは検出ピッチである。そして、式(7)に示すように、式(6)で算出された像ズレ量に所定の変換係数kを乗じてデフォーカス量defへ変換する。
shft=PY・x …(6)
def=k・shft …(7)
上述したように、第1の実施の形態では、間引き読み出しモード時には、第1フィールドの画像情報読み出しと第2フィールドの画像情報+焦点検出画素信号の読み出しとを、垂直走査回路502、第1水平走査回路521、第2水平走査回路522、リセット回路504の発する各種制御信号の走査パターンを切り換えることなく周期的に行っている。例えば、第1水平走査回路521および第2水平走査回路522は、これらをまとめて一定のパターンを出力する水平走査回路と見なすことができ、スイッチSW1〜SW8の切り換えにより第1フィールド用の信号と第2フィールド用の信号を生成するようにしている。したがって、垂直走査回路502、第1水平走査回路521、第2水平走査回路522、リセット回路504の走査パターンを変更して、加算間引きによる画像情報読み出しと連続的な焦点検出画素信号の読み出しを行う場合と比較したとき、走査パターンの変更のための設定時間が不要となる。その結果、第1フィールドと第2フィールドとの切換時に無効フレームの発生がなく、均一な周期で画像情報の表示や焦点検出を行うことができる。
なお、図15においては、第1フィールドと第2フィールドとを繰り返す読み出しシーケンスとなっているが、複数回の第1フィールドの読み出しにつき第2フィールドの読み出しを1回行うという読み出しシーケンスでも良い。このような場合に、第2フィールドで読み出した画像情報も表示に使用すれば、第1フィールドと第2フィールドの切換のための無駄時間が発生しないので、完全に同一周期で画像表示が更新され、表示周期の乱れがなく、動きのある被写体を撮像して表示する場合にも動きが滑らかに視認される。
−第2の実施の形態−
図22〜24は、第2の実施の形態における撮像素子212の回路構成を示す概念図である。なお、図10〜12に示す回路構成と同一の構成要素には同一の符号を付した。撮像素子212はCMOSイメージセンサーとして構成され、図10〜12の場合と同様に、撮像素子212を(水平方向8画素)×(垂直方向4画素)のレイアウトに簡略化して示したものである。
第2の実施の形態では、水平方向の走査に関して第1水平走査回路521のみを設けている。そして、第1水平走査回路521が発する走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線とグランド線512とは、スイッチSW1〜SW8により選択的に制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線に接続される。スイッチSW1〜SW8は制御回路520が発する制御信号ΦXにより切り換えられ、制御信号ΦXがLowの場合は走査信号と制御信号がΦV1=ΦC1、ΦV2=ΦC2、ΦV3=ΦC3、ΦV4=ΦC4、ΦV5=ΦC5、ΦV6=ΦC6、ΦV7=ΦC7、ΦV8=ΦC8となるように接続される。一方、制御信号ΦXがHighの場合にはグランド線512と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが、がΦV1=GND(Low)、ΦV2=GND、ΦV3=ΦC1、ΦV4=ΦC2、ΦV5=ΦC7、ΦV6=ΦC8、ΦV7=GND、ΦV8=GNDとなるように接続される。
第2の実施の形態の場合も、撮像素子212の動作には、全画素読み出しモードと間引き読み出しモードとの2つの動作モードがある。全画素読み出しモードにおいては1フレーム分の画像情報が一度に読み出されるとともに、間引き読み出しモードにおいては1フレームが第1フィールドおよび第2フィールドの2つの間引き画像情報に時分割されて読み出される。図22は全画素読み出しモードに設定された場合を示し、図23,24は間引き読み出しモードに設定された場合を示す。
撮像素子212が全画素読み出しモードに設定された場合には、垂直方向に連続的に行走査が行われ、水平方向にも連続的に列走査が行われる。一方、間引き読み出しモードに設定された場合、第1フィールドに関しては、垂直方向の行走査では焦点検出画素313,314を含む行が間引かれるような行間引きが行われ、水平方向の列走査では加算間引きが行われる。また、第2フィールドに関しては、垂直方向の行走査では焦点検出画素313,314を含む行が選択される行間引きが行われる。水平方向の列走査においては、焦点検出画素313,314を含む行に対しては連続読み出しが行なわれ、焦点検出画素313,314を含まない行に対しては水平方向に加算間引きが行われる。
撮像素子212が間引き読み出しモードに設定された場合には、第1フィールドおよび第2フィールドのいずれにおいても、垂直走査回路502、リセット回路504および第1水平走査回路521は同一の動作を行い、同一の走査パターンの走査信号ΦA1〜ΦA4、ΦB1〜ΦB4、ΦC1〜ΦC8をそれぞれ発生する。そして、第1フィールドおよび第2フィールドにおける画素の制御信号(ΦS1〜ΦS4、ΦR1〜ΦR4、ΦV1〜ΦV8)の走査パターンの切換は、制御回路520が発生する制御信号ΦX、ΦYによるスイッチSWa、SWb、SWc、SW1〜SW8の切換だけで行われる。なお、制御回路520は、間引き読み出しモード時に出力される画素信号が第1フィールドのものか第2フィールドのものかを識別するための識別信号を外部に出力する。
図25は、間引き読み出しモードにおける撮像素子212の動作を示すタイミングチャートである。なお、全画素読み出しモードにおいては、制御回路520は、外部から入力されるMode信号の指示に応じて制御信号ΦX、ΦYをLowとされ、全画素読み出しモードの動作タイミングチャートは図14と同様になる。よって、全画素読み出しモードの説明は省略し、以下では、図25のタイミングチャートについて説明する。間引き読み出しモードにおいては、図25に示すように、第1フィールドの読み出しと第2フィールドの読み出しとが交互に繰り返し行われる。
まず、第1フィールドにおいては、図23に示すように制御回路520は制御信号ΦXをLowとし、制御信号ΦYをHighとする。制御信号ΦXがLowとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と制御信号ΦS1の信号線とが接続されるとともに、スイッチSWbにより走査信号ΦA2の信号線と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。すなわち、ΦA1=S1、ΦA2=ΦS2の状態とされる。また、スイッチSW1〜SW8により、走査信号ΦC1〜ΦC8の信号線と制御信号ΦV1〜ΦV8の信号線とが接続され、ΦC1=ΦV1,ΦC2=ΦV2,ΦC3=ΦV3,ΦC4=ΦV4,ΦC5=ΦV5,ΦC6=ΦV6,ΦC7=ΦV7,ΦC8=ΦV8の状態とされる。制御信号ΦYがHighとされると、走査信号ΦB1の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続され、ΦB1=R2の状態とされる。
図23に示すように、1行目の撮像画素310は垂直走査回路が発する制御信号ΦS1(=ΦA1)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。制御信号ΦS1と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された1行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された1行目の撮像画素の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜ΦV8(ΦC1〜ΦC8)にしたがって出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
図25に示すように、制御信号ΦV1〜ΦV8の走査パターンは図15の場合と同様であり、順に、1列目の撮像画素310の画素信号と3列目の撮像画素310の画素信号との加算、2列目の撮像画素310の画素信号と4列目の撮像画素310の画素信号との加算、5列目の撮像画素310の画素信号と7列目の撮像画素310の画素信号との加算、6列目の撮像画素の画素信号と8列目の撮像画素の画素信号との加算が行われる。1行目の画素信号の出力数は4つとなり連続的に読み出す場合(出力数8)に比較して間引きされている。
1行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR1、ΦR2(=ΦB1)により1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314がリセットされ、制御信号ΦR1、ΦR2の立ち下がりで1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素31と焦点検出画素313,314の次の電荷蓄積が開始される。
1行目の撮像画素310の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、3行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS3(=ΦA3)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦH1により垂直信号線501に出力された3行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された3行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜V8(ΦC1〜ΦC8)にしたがって1行目と同様に加算間引きされて出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
3行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR3(=ΦB3)により3行目の撮像画素310がリセットされ、制御信号ΦR3の立ち下がりで3行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。以上で第1フィールドの画素信号読出し動作が終了する。
引き続いて第2フィールドの画素信号の読出しに移行する。第1フィールドの3行目の撮像画素の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、制御回路520はまず制御信号ΦXをHighとし、ΦYをHighとする。
図24に示すように、制御信号ΦXがHighとされると、スイッチSWaにより走査信号ΦA1の信号線と信号線511とが接続されるとともに、スイッチSWbにより信号線511と制御信号ΦS2の信号線とが接続される。すなわち、ΦA1=ΦS2の状態とされる。また、スイッチSW1〜SW8が図23の状態から図24の状態に切り替わり、ΦV1=GND、ΦV2=GND、ΦV3=ΦC1、ΦV4=ΦC2、ΦV5=ΦC7、ΦV6=ΦC8、ΦV7=GND、ΦV8=GNDの状態となる。制御信号ΦYがHighとされると、走査信号ΦB1の信号線と制御信号ΦR2の信号線とが接続され、ΦB1=R2の状態とされる。
第2フィールドにおいては、1行目の代わりに2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314が垂直走査回路502から発せられる制御信号ΦS2(=ΦA1)により選択される。選択された撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号は、垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS2と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された2行目の撮像画素310および焦点検出画素313,314の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。
ラインメモリ320に保持された2行目の画素信号は、制御信号ΦV1〜ΦV8にしたがって出力回路330に転送され、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。このときの制御信号ΦV1〜ΦV8の走査パターンは、全画素読み出しモード時の走査パターンと同様に制御信号パルスが順次1つずつ連続的に発生するが、制御信号ΦV3〜ΦV6のみが発生する。これにより4つの焦点検出画素の画素信号が加算されずに連続的に出力される。第2フィールドの2行目の出力数4と第1フィールドの1行目の出力数4は数を揃っているので、出力動作タイミングが狂うこともなく、同一のシーケンスで画素信号を読み出すことができる。
2行目の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR1、ΦR2(=ΦB1)により1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314がリセットされ、制御信号ΦR1、ΦR2の立ち下がりで1行目の撮像画素310および2行目の撮像画素310と焦点検出画素313,314の次の電荷蓄積が開始される。
2行目の画素信号の出力回路330からの出力が終了した時点で、制御回路520は図23に示すように制御信号ΦXをLowとし、制御信号ΦYをHighとする。これは第1フィールドの場合と同じ状態であり、ΦA1=S1、ΦA2=ΦS2、ΦC1=ΦV1,ΦC2=ΦV2,ΦC3=ΦV3,ΦC4=ΦV4,ΦC5=ΦV5,ΦC6=ΦV6,ΦC7=ΦV7,ΦC8=ΦV8、ΦB1=R2の状態とされる。
このような状態とされたならば、引き続いて3行目の画素信号の出力が行われる。 3行目の撮像画素310は垂直走査回路502が発する制御信号ΦS3(=ΦA3)により選択され、選択された撮像画素310の画素信号は垂直信号線501に出力される。そして、制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦH1により、垂直信号線501に出力された3行目の画素信号はラインメモリ320に一時的に保持される。ラインメモリ320に保持された3行目の撮像画素310の画素信号は、第1水平走査回路521が発する制御信号ΦV1〜V8(ΦC1〜ΦC8)にしたがって第1フィールドの1行目および3行目と同様に加算間引きされて出力回路330に転送された後、出力回路330で予め設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
3行目の撮像画素310の画素信号のラインメモリ320への転送が終了した時点で、リセット回路504より発せられる制御信号ΦR3(=ΦB3)により3行目の撮像画素310がリセットされ、制御信号ΦR3の立ち下がりで3行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。以上で第2フィールドの画素信号読出し動作が終了し、再び第1フィールドの画素信号読出し動作に戻って上記動作が周期的に繰り返される。なお、デジタルスチルカメラの動作のフローについては、上述した第1の実施の形態と同様なので説明は省略する。
上述した第2の実施の形態においても、間引き読み出しモード時に、第1フィールドの画像情報読み出しと第2フィールドの画像情報+焦点検出画素信号の読み出しを、垂直走査回路502、第1水平走査回路521、リセット回路504の発する各種制御信号の走査パターンを切り換えることなく周期的に行っている。よって、垂直走査回路502、第1水平走査回路521、リセット回路504の走査パターンを変更して加算間引きによる画像情報読み出しと連続的な焦点検出画素信号の読み出しを行う場合とを比較したとき、走査パターンの変更のための設定時間が不要となる。その結果、第1フィールドと第2フィールドの切換時に無効フレームも発生することなく、均一な周期で画像情報の表示や焦点検出を行うことができる。
なお、図25においては、第1フィールドと第2フィールドとを繰り返す読み出しシーケンスとなっているが、複数回の第1フィールドの読み出しにつき第2フィールドの読み出しを1回行うという読み出しシーケンスでも良い。このような場合に、第2フィールドで読み出した画像情報も表示に使用すれば、第1フィールドと第2フィールドの切換のための無駄時間が発生しないので、完全に同一周期で画像表示が更新され、表示周期の乱れがなく、動きのある被写体を撮像して表示する場合にも動きが滑らかに視認される。
このように、第1および第2の実施の形態では、撮像素子212の第1水平走査回路521の設定を変更することなく、撮像素子212から撮像画素の画素データを垂直方向に間引き走査するとともに水平方向に加算間引き読み出しているので、各フィールドの画像情報に応じてライブビュー表示を行うことができるとともに、第2フィールドで得られる焦点検出画素の画素データに基づいて迅速な焦点検出を行うことができる。
さらに、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態における第2水平走査回路522を省略できるので、撮像素子212の構成を簡素化できる。なお、垂直方向および水平方向の間引きは2:1に限定されることなく、3:1やそのほかの間引き間隔で行ってもよい。また、図19のレリーズシーケンスにおいては、レリーズ後に即撮像動作に移行しているが、撮像前に一旦全画素読出し(あるいは部分読出し)を行って連続した焦点検出画素の画素データを読出し、該画素データに基づいて焦点検出および焦点調節を行って厳密な焦点調節を達成した後に撮像動作を行うようにしてもよい。
また、図20(b)に示した間引き読み出しモードの第2フィールドにおける画素データの読出し動作においては、焦点検出画素を含む行とその行に隣接する撮像画素の行を入れ替えて行選択しているが、図26に示すように垂直方向の行間引きの位置を全体的に1画素ずらすようにしてもよい。
―第3の実施の形態―
第3の実施の形態では、撮像素子212にカラータイプの撮像素子を用いている。図27は、カラー撮像素子212の詳細構成を示す正面図であり、図2に示す焦点検出エリア101の近傍を拡大したものである。図3に示す撮像素子212と比較すると、撮像画素310に色フィルタが設けられている点が異なっている。焦点検出画素313,314に関しては、図3に示した撮像素子212と同様の構造である。
各撮像画素310には、図28のR,G,Bで示す分光特性を有する色フィルタのいずれかが設けられている。図27では、赤色のフィルタが設けられた撮像画素310Rには「R」の文字を表記し、緑色のフィルタが設けられた撮像画素310Gには「G」の文字を表記し、青色のフィルタが設けられた撮像画素310Bには「B」の文字を表記した。3種類の撮像画素310R,310G,310Bはベイヤー配列されている。以下ではこれら撮像画素310R,310G,310Bのことを、それぞれ赤画素310R、緑画素310G、青画素310Bと称する。一方、焦点検出画素313、314は、青画素310Bと緑画素310Gが配置されるべき行に水平方向に交互に配列されている。
図27のように赤画素310R、緑画素310G、青画素310Bが配列されている場合には、水平方向および垂直方向のいずれの方向に画素信号を間引きして読み出す場合においても、間引いて読み出した画素信号がベイヤー配列の順番になっていることが望ましい。例えば、行を間引いて読み出す場合には、ベイヤー配列では緑画素310Gおよび青画素310Bを含む行と赤画素310Rおよび緑画素310Gを含む行とが交互に並んでいるので、「1行目、4行目、7行目、…」や、「1行目、6行目、11行目、…」のように偶数行置きに読み出せば良い。また、列を間引いて読み出す場合も同様であり、「1列目、4列目、7列目、…」や、「1列目、6列目、11列目、…」のように偶数列置きに読み出せば良い。さらに、行と列の両方を間引く場合も同様である。
図27に示す撮像素子では、赤画素310R、緑画素310G、青画素310Bをベイヤー配列させたが、色フィルタの構成や配列はこれに限定されることはなく、補色フィルタ(緑:G、イエロー:Ye、マゼンタ:Mg,シアン:Cy)の配列を採用してもよい。また、図30では、焦点検出画素313,314には色フィルタを備えていなかったが、撮像画素310と同色の色フィルタの内の一つ(例えば、緑フィルタ)を備えるようにした場合でも、同様に適用することができる。
なお、上述した実施の形態では、図2に示すように画面中央に1つの焦点検出エリア101を配置したが、撮像素子212における焦点検出エリアの配置は図2に限定されることはなく、図29のように画面中央以外に焦点検出エリア102〜105を配置しても良い。また、上述した実施の形態では、水平方向に焦点検出画素が並んでいる場合について説明したが、垂直方向に焦点検出画素が並んでいる場合にも同様に適用することができる。
さらにまた、上述した実施の形態では、ライブビュー表示の際に垂直および水平間引き読出しを行っているが、動画モードでの撮影時の垂直および水平間引き読出しに適用することにより、動画撮影と焦点検出とを同時に並行して行うようにしてもよい。
焦点検出画素313,314の光電変換部の形状については、図5に示した半円形に限らず、他の形状であっても良い。例えば、楕円や矩形や多角形にすることも可能である。また、図3に示す撮像素子212においては、撮像画素310、焦点検出画素311,314は稠密正方格子配列に配置されているが、稠密六方格子配列であってもよい。
また、本発明が適用される撮像装置としては、交換レンズとカメラボディから構成されるデジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラに限定されず、レンズ一体型のデジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラやビデオカメラにも適用できるし、携帯電話等に内蔵される小型カメラモジュールや監視カメラや車載カメラやロボット用の視覚認識装置等にも適用できる。さらには、カメラ以外の焦点検出装置や測距装置やステレオ測距装置にも適用できる。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
本発明の一実施の形態を説明する図であり、カメラの構成を示す横断面図である。 撮影画面上の焦点検出位置を示す図である。 撮像素子の詳細な構成を示す正面図である。 撮像画素の詳細を示す正面図である。 焦点検出画素の詳細を示す正面図である。 撮像画素と焦点検出画素の分光感度特性を示す図である。 撮像画素の断面図である。 焦点検出画素の断面図である。 マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す図である。 撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、全画素読み出し(通常動作モード)の場合を示す。 撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、奇数フィールド読み出しの場合を示す。 撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、偶数フィールド読み出しの場合を示す。 撮像素子の撮像画素と焦点検出画素の詳細な回路図である。 撮像素子212の動作タイミングチャートであり、通常動作モードの場合を示す。 撮像素子212の動作タイミングチャートであり、間引き読み出しモードの場合を示す。 デジタルスチルカメラの動作を示すフローチャートである。 間引き読み出しサブルーチンを示すフローチャートである。 画素データ読み出し割り込みルーチンを示すフローチャートである。 レリーズシーケンス動作を示すフローチャートである。 第1フィールドと第2フィールドにおける画素信号の読出し動作を模式的に表した図であり、(a)は第1フィールドの場合を、(b)が第2フィールドの場合を示す。 像ズレ検出演算処理(相関演算処理)の結果を判定する方法を説明する図である。 第2実施形態における撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、全画素読み出しの場合を示す。 第2実施形態における撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、間引き読み出しモードの第1フィールドの場合を示す。 第2実施形態における撮像素子212の回路構成を示す概念図であり、間引き読み出しモードの第2フィールドの場合を示す。 第2実施形態における撮像素子212の動作タイミングチャートであり、間引き読み出しモードの場合を示す。 間引き読み出しモードの第2フィールドにおける読出し動作の他の例を示す図である。 カラー撮像素子212の詳細構成を示す正面図である。 R,G,Bフィルタの分光特性を示す図である。 撮像素子212における複数の焦点検出エリア101〜105の配置を示す図である。
符号の説明
10:マイクロレンズ、13,14:光電変換部、101〜105:焦点検出エリア、202:交換レンズ、206:レンズ駆動制御装置、212:撮像素子、215:液晶表示素子駆動回路、216:液晶表示素子、219:ボディ駆動制御装置、310:撮像画素、313,314:焦点検出画素、330:出力回路、502:垂直走査回路、503:水平走査回路、520:制御回路、521:第1水平走査回路、522:第2水平走査回路、SWa、SWb、SWc、SW1〜SW8:スイッチ

Claims (10)

  1. 光学系による光束を受光して受光信号を出力する第1画素を二次元状に配列するとともに、前記光学系による光束を受光して受光信号を出力する、前記第1画素と異なる第2画素を前記第1画素の配列中に配置した撮像素子であって、
    前記受光信号を読み出すための固定周期の読み出し信号を出力するとともに、前記受光信号を読み出す画素の種類に応じた所定の画素間隔に対応する周期の前記読み出し信号に基づいて前記受光信号を選択して出力する出力回路を備えたことを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記第1画素は、前記光学系の瞳のほぼ全域を通過する光束を受光し、
    前記第2画素は、前記光学系の瞳の異なる部分領域を通過する光束を受光することを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項2に記載の撮像素子において、
    前記第2画素は、マイクロレンズと、該マイクロレンズを介した光束を受光する第1光電変換部とから構成される第1焦点検出画素と、マイクロレンズと、該マイクロレンズを介した光束を受光する第2光電変換部とから構成される第2焦点検出画素とを交互に配列して構成され、
    前記第1焦点検出画素と前記第2焦点検出画素とによって前記光学系の瞳の異なる部分領域を通過する光束を受光することを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1画素および第2画素の出力を読み出して保持するラインメモリを有し、
    前記出力回路は、前記ラインメモリに対して互いに異なる周期の第1読み出し信号と第2読み出し信号をそれぞれ出力する第1出力回路と第2出力回路を有し、
    前記受光信号を読み出す画素の種類に応じて前記第1出力回路と第2出力回路を選択する選択手段を備えることを特徴とする撮像素子。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1画素および第2画素の出力を読み出して保持するラインメモリを有し、
    前記出力回路は、前記ラインメモリに対して信号線を介して前記読み出し信号を出力するとともに、前記受光信号を読み出す画素の種類に応じて前記信号線を選択することにより、前記読み出し信号を互いに異なる周期の第1読み出し信号と第2読み出し信号として選択的に出力する選択手段を備えることを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項4または5に記載の撮像素子において、
    前記選択手段は、前記受光信号を読み出す画素に前記第2画素が含まれる場合に前記読み出し信号の周期を変更することを特徴とする撮像素子。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記出力回路は、前記ラインメモリに前記第1読み出し信号が出力された場合は、前記ラインメモリに保持された出力を所定間隔で順次選択し、前記ラインメモリに前記第2読み出し信号が出力された場合は、前記ラインメモリに保持された出力を連続して順次選択することを特徴とする撮像素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像素子と、
    前記出力回路から出力される前記受光信号を周期的に読み出す読み出し手段と、
    前記第1読み出し信号に応じて読み出された前記受光信号に基づく画像を表示する表示手段と、
    前記第2読み出し信号に応じて読み出された前記受光信号に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置において、
    前記表示手段は、前記第2画素の近傍の前記第1画素で得られる前記受光信号に基づいて、前記第2画素の位置における画像信号を保管して求めることを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項8または9に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段により検出された焦点調節状態に基づいて前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段を備えることを特徴とする撮像装置。
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