JP2009127687A - 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法 - Google Patents

分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009127687A
JP2009127687A JP2007301543A JP2007301543A JP2009127687A JP 2009127687 A JP2009127687 A JP 2009127687A JP 2007301543 A JP2007301543 A JP 2007301543A JP 2007301543 A JP2007301543 A JP 2007301543A JP 2009127687 A JP2009127687 A JP 2009127687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
gate valve
connection adapter
pipe
branch case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007301543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5103149B2 (ja
Inventor
Takeshi Horikawa
堀川  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Original Assignee
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waterworks Technology Development Organization Co Ltd filed Critical Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority to JP2007301543A priority Critical patent/JP5103149B2/ja
Publication of JP2009127687A publication Critical patent/JP2009127687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5103149B2 publication Critical patent/JP5103149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】既設管と分岐管との接続箇所に大負荷が作用しても、その接続箇所からの流体の漏出を防止できるとともに、分岐ケースの品数を抑えることができる分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法を提供すること。
【解決手段】フランジ部を有する分割体1A,1Bからなり既設管Kに水密に装着可能な分岐ケース1と、分岐管に接続可能な仕切弁2とを備えて、前記分岐管を既設管Kに接続可能にする分岐管接続装置において、分岐ケース1と仕切弁2との間に介在し、一端側が仕切弁2の既設管側端部に外挿されるとともに、他端側が分岐ケース1の仕切弁側端部に内挿される筒状の接続アダプタ7を有し、分岐ケース1の分割面では、分割体1A,1Bのフランジ部同士が締結具3により締結されるとともに、前記分割面が略水平方向に位置して、締結具3の締結により分岐ケース1と接続アダプタ7との接続がシール材5を介してなされる。
【選択図】図10

Description

本発明は、既設管に分岐管を接続可能にする分岐管接続装置と、その分岐管接続装置を構成する接続アダプタと、その分岐管接続装置を用いた分岐管接続工法とに関する。
近年、水道管などの既設の流体用配管の途中に分岐管を設ける分岐管接続工事では、管路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、既設管の周壁を穿孔し、分岐管を接続する工法が採用されている。かかる工法では、下記特許文献1に開示されるように、既設管に水密に装着可能な分割体からなる分岐ケースと、片側の端部が分岐ケースに接続され、他側の端部が分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置が用いられる。
図18,19は、従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図である。この装置は、左右2つ割の分岐ケース51と、分岐ケース51にフランジ接続される仕切弁52とを備えている。施工の際には、まず、図18に示すように、分岐ケース51を既設管Kに外嵌して分割面をフランジ接続し、水密な状態で装着する。そして、分岐ケース51のフランジ部51aと仕切弁52のフランジ部52aとをボルト・ナットで締結し、仕切弁52の頂部52cが上向きとなる状態にて分岐ケース51と仕切弁52とを接続する。
次に、仕切弁52のフランジ52b部と穿孔装置53のフランジ部53aとをボルト・ナットで締結し、仕切弁52に穿孔装置53を接続する。図示はしないが、穿孔装置53の内部には、駆動部により回転可能に構成された回転軸と、回転軸の先端に設けられた円筒形のホールソーと、ホールソーの中心位置から前方に突出したドリルとが内蔵されている。ホールソーは、ドリルと共に、穿孔装置53の後方に設けられた送りハンドル54によって進退自在に構成されている。
仕切弁52に穿孔装置53を接続した後、仕切弁52の弁体を上方に退避させて仕切弁52の内部を連通状態に開放する。続いて、ホールソーを回転させながら送りハンドル54を回して既設管K側に繰り出し、既設管Kの周壁を穿孔する。穿孔が完了したら、ホールソーの回転を停止し、送りハンドル54を逆回転させてホールソーを後退させる。切り取られた既設管の周壁の一部は、ドリルにより引っ掛けられて回収される。
ホールソーを十分に後退させた後、上方に退避させていた仕切弁52の弁体を下降して連通状態を閉鎖する。そして、図19に示すように、穿孔装置53を取り外し、代わりに分岐管55を接続する。この例では、仕切弁52のフランジ部52bと接続管56のフランジ部56aとをボルト・ナットで締結し、この接続管56が備える受口に分岐管55の先端を挿入することで、仕切弁52と分岐管55とを接続している。このような分岐管接続工法によれば、断水せずとも分岐管が設けられることから、利用者に対する利便性が高い。
しかし、上記のような従来技術では、フランジ接続された分岐ケースの分割面や各部材のフランジ部といった接続箇所が、分岐管の軸芯方向に対して直角方向に位置してあるため、地盤変動や経年変化などにより分岐管又は既設管に大負荷が作用した場合には、ボルトが伸長するなどして接続箇所が開き易く、配管内部の流体が漏出してしまうという問題がある。通常、配管は土中に埋設されており、流体が漏出したとしても発見が難しく、対策が遅れがちとなるため、流体の流出に伴う損失は少なくない。
この問題に対して、接続箇所の全体をコンクリートで被覆して固める方法が採られることがある。しかし、コンクリートにひび割れが生じたり、流体がコンクリートから漏出したりするなど、対策としては必ずしも十分ではない。そればかりか、接続箇所の点検や保守作業が出来なくなるという問題が生じる。
また、既設管に分岐管を接続するに際しては、既設管に外嵌できるサイズの分岐ケースと、その分岐ケース及び分岐管の各々に接続できるサイズの仕切弁とが使用されるが、既設管と分岐管との管径が異なる場合が多々あり、その組み合わせも様々であるため、種々の組み合わせに応じた多種の分岐ケースを用意しておく必要がある。このことは、分岐ケースの鋳型製作費用や部品点数の増加を引き起こすために不経済であり、上述した接続箇所での流体の漏出に関する問題を解消しながらも、分岐ケースの品数を抑えうる手法が望まれる。
特開2002−154004号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、既設管と分岐管との接続箇所に大負荷が作用しても、その接続箇所からの流体の漏出を防止できるとともに、分岐ケースの品数を抑えることができる分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る分岐管接続装置は、フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁とを備えて、前記分岐管を前記既設管に接続可能にする分岐管接続装置において、前記分岐ケースと前記仕切弁との間に介在し、一端側が前記仕切弁の既設管側端部に外挿されるとともに、他端側が前記分岐ケースの仕切弁側端部に内挿される筒状の接続アダプタを有し、前記分岐ケースの分割面では、前記分割体のフランジ部同士が締結具により締結されるとともに、前記分割面が略水平方向に位置して、前記締結具の締結により前記分岐ケースと前記接続アダプタとの接続がシール材を介してなされるものである。
本発明に係る分岐管接続装置は、フランジ接続された分岐ケースの分割面が略水平方向に位置し、分岐ケースと接続アダプタとの接続が、分岐ケースの分割体のフランジ部同士を締結する締結具を締め付けることでなされるものである。そのため、地盤変動や経年変化などによる大負荷が作用したとしても、接続箇所が開く方向に位置しておらず、締結具に負荷が作用し難いため、配管内部の流体が接続箇所から漏出することを確実且つ効果的に防止できる。そして、本発明は、分岐ケースと仕切弁との間に筒状の接続アダプタを介在させるものであるから、一端側の内径が仕切弁の既設管側端部の外径に対応しつつ、他端側の外径が分岐ケースの仕切弁側端部の内径に対応した接続アダプタを使用することにより、分岐ケースのサイズを変更することなく、既設管と分岐管とを種々の組み合わせで接続することができる。以上より、本発明によれば、既設管と分岐管との接続箇所からの流体の漏出を防止しながらも、分岐ケースの品数を抑えることができる。
上記において、前記分岐ケースの仕切弁側端部に、拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面を有する凹部が形成されるとともに、前記接続アダプタの外周面に第2傾斜面を有する突起が設けられており、前記分岐ケースに前記接続アダプタを接続するに際して、前記突起が前記凹部に嵌め込まれるとともに前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが互いに面接触するように構成されているものが好ましい。かかる構成によれば、分岐ケースと接続アダプタとを強固に接続しつつ、両者の相対回転を防止して施工作業を行い易くできる。
上記において、前記締結具を締め付けるに伴い、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との接触面積が増大し、前記第1傾斜面が前記第2傾斜面を押圧して、前記分岐ケースから前記接続アダプタを遠ざける方向に作用可能になっているとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部近傍の内周面に前記シール材を内嵌させる凹溝が形成されていて、この凹溝を構成する内側突条壁と、前記接続アダプタの既設管側端面に形成されている張出部とが接当して、前記分岐ケースから前記接続アダプタが遠ざかるのを停止可能になっているものが好ましい。かかる構成によれば、第1傾斜面と第2傾斜面とが面接触していることに加えて、楔効果が生じるため、分岐ケースと接続アダプタとの接続強度を効果的に高めることができる。
上記において、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に1個又は複数個の爪が突設されているとともに、前記接続アダプタに、前記爪を受け入れる開口部と、前記開口部を通じて受け入れた前記爪に前記仕切弁の抜出方向から係合可能な係合壁とが設けられていて、前記仕切弁と前記接続アダプタとがバヨネット構造により接続されるものが好ましい。かかる構成によれば、仕切弁と接続アダプタとを簡便且つ強固に接続することができる。
上記において、前記接続アダプタの内周面にロックリングが収納される収納溝が形成されているとともに、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に設けられた突部に、前記ロックリングが前記仕切弁の抜出方向から係合可能に構成されているものが好ましい。かかる構成によれば、仕切弁と接続アダプタとを簡便且つ強固に接続することができる。
また、本発明に係る接続アダプタは、フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁との間に介在して、一端側が前記仕切弁の既設管側端部に外挿されるとともに、他端側が前記分岐ケースの仕切弁側端部に内挿される筒状体をなし、前記分岐ケースの仕切弁側端部に形成された凹部に嵌め込み可能な突起が外周面に設けられていて、前記突起に、前記凹部が有する拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面に面接触可能な第2傾斜面が形成されているものである。
本発明に係る接続アダプタによれば、上述のようにして既設管と分岐管との接続箇所からの流体の漏出を防止しながらも、分岐ケースの品数を抑えることができ、しかも、分岐ケースに対して強固な接続が可能で、分岐ケースに対する相対回転を防止して施工作業を行い易くできる分岐管接続装置を構成することができる。
また、本発明に係る分岐管接続工法は、フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置を用いて、前記分岐管を前記既設管に接続する分岐管接続工法において、前記仕切弁の既設管側端部に筒状をなす接続アダプタの一端側を外挿し、前記接続アダプタの他端側が前記既設管に対向する状態で前記仕切弁を前記既設管の所定箇所に装着するとともに、前記分岐ケースを前記既設管に外嵌して装着し、前記分岐ケースの仕切弁側端部に前記接続アダプタの他端側を内挿する第1の工程と、前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させた状態で、前記分割体のフランジ部同士を締結する締結具を用いて前記分割体同士を締め付け、前記分岐ケースと前記接続アダプタとを強固に接続する第2の工程と、前記仕切弁に穿孔装置を接続して前記既設管の周壁を穿孔し、前記穿孔装置による穿孔完了後、前記穿孔装置を取り外して前記仕切弁に前記分岐管を接続する第3の工程とを備えるものである。
本発明に係る分岐管接続工法によれば、フランジ接続された分岐ケースの分割面が略水平方向に位置し、分岐ケースと接続アダプタとの接続が、分岐ケースの分割体のフランジ部同士を締結する締結具を締め付けることでなされるので、地盤変動や経年変化などによる大負荷が作用したとしても、接続箇所が開く方向に位置しておらず、締結具に負荷が作用し難いため、配管内部の流体が接続箇所から漏出することを確実且つ効果的に防止できる。そして、本発明では、分岐ケースと仕切弁との間に筒状の接続アダプタを介在させるから、既述の如く分岐ケースのサイズを変更することなく、既設管と分岐管とを種々の組み合わせで接続することができる。以上より、本発明によれば、既設管と分岐管との接続箇所からの流体の漏出を防止しながらも、分岐ケースの品数を抑えることができる。
上記において、前記第1の工程が、前記接続アダプタの他端側が下向きとなる状態で前記仕切弁を既設管の上面所定箇所に装着するものであり、前記第1の工程の後、前記分岐ケースと前記仕切弁とを一体的に回転することで前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させて、前記第2の工程に移行することが好ましい。
上記方法によれば、既設管の上面にて仕切弁と接続アダプタと分岐ケースとを接続し、それらを回転することで既設管の穿孔及びこれに続く分岐管の接続作業が可能となる。そのため、ピットを掘削する場合には深さ方向のスペースを確保するだけでよく、分岐管接続装置を取り付けるために必要な接続箇所周辺のスペースが小さくなるので、広い周囲スペースを確保できない場所での分岐管接続作業が可能となる。そのうえ、ピット形成作業などの施工作業に要する時間が短縮され、作業効率が高くなる。
上記において、前記分岐ケースと前記接続アダプタとを接続するに際して、前記分岐ケースの仕切弁側端部に形成された凹部に、前記接続アダプタの外周面に設けられた突起を嵌め込むとともに、前記凹部が有する拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面と、前記突起に形成された第2傾斜面とを互いに面接触させることが好ましい。これにより、分岐ケースと接続アダプタとを強固に接続しつつ、両者の相対回転を防止して施工作業を行い易くできる。
上記において、前記第2の工程では、前記締結具を締め付けてゆき、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との接触面積を増大させ、前記第1傾斜面が前記第2傾斜面を押圧して、前記分岐ケースから前記接続アダプタを遠ざける方向に作用させるとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部近傍の内周面にシール材を内嵌するため形成された凹溝の内側突条壁と、前記接続アダプタの既設管側端面に形成されている張出部とを接当させて、前記分岐ケースから前記接続アダプタが遠ざかるのを停止させるものが好ましい。かかる構成によれば、第1傾斜面と第2傾斜面とが面接触していることに加えて、楔効果が生じるため、分岐ケースと接続アダプタとの接続強度を効果的に高めることができる。
以下、本発明に係る分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法の実施形態について、既設の水道管に分岐管を接続する場合を例に挙げ、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る分岐管接続装置が備える仕切弁と接続アダプタの一例を示す正面図である。図2は、その接続アダプタの斜視図であり、図3は、その接続アダプタの縦断面図である。
この仕切弁2は、図1左側に向けた端部(既設管側端部)が、接続アダプタ7に接続されるとともに、その反対側の端部が拡径した受口部2bとなっていて、両端部間が連通可能な通路を形成している。仕切弁2は、頂部2cに取り付けた治具(図示略)を回転させることにより、この通路に出退して通路を遮断自在にする弁体(図示略)を内蔵している。また、本実施形態では、仕切弁2の既設管側端部の外周面に、4個の爪2aが周方向に間隔を置いて突設されている。なお、本発明では爪2aの個数は特に限られない。
接続アダプタ7は、仕切弁2と後述する分岐ケース1との間に介在して取り付けられ、図1右側となる一端側が仕切弁2の既設管側端部に外挿されるとともに、図1左側となる他端側が分岐ケース1の仕切弁側端部に内挿される。接続アダプタ7の一端側端面には、仕切弁2の既設管側端部の外径を許容しうる径寸法を備えた円形の開口部7aと、開口部7aの外周4箇所にて周方向に間隔を置いて配され、爪2aを受け入れ可能な開口部7bとが形成されている。
また、接続アダプタ7の内周面には、図3に示すように、開口部7bの間に配された係合壁7cと、爪2aを収容するための収容溝7dと、シール材8(図5参照)を内嵌させる内嵌溝7eとが設けられている。また、接続アダプタ7の既設管側端面は、後述する既設管の外周面に沿った凹面状をなしており、その外縁に張出部7fが円周方向に沿って形成されている。更に、接続アダプタ7の外周面には、図3の上下方向に一対の突起7gが設けられている。突起7gは、それぞれ張出部7fに向けて下がる方向に傾斜しており、符号7g1は突起7gの傾斜面(前記第2傾斜面に相当する。)である。
以下、本発明に係る分岐管接続工法によって、既設管に分岐管を接続する方法を説明する。まず、仕切弁2の既設管側端部に、接続アダプタ7の一端側を外挿して接続する。本実施形態では、仕切弁2と接続アダプタ7とがバヨネット構造により接続される例を示しており、図4,5に示すように、仕切弁2の既設管側端部を接続アダプタ7に挿入した状態から、接続アダプタ7を仕切弁2に対して所定角度だけ相対的に回転させることで、爪2aの各々に係合壁7cが仕切弁2の抜出方向(図5では右方向)から係合可能な状態となる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、接続状態にある接続アダプタ7の一対の突起7gが、仕切弁2の弁体の移動方向である上下方向に配置されている。なお、収容溝7dの所定箇所に爪2aを受け止め可能な凸部を設けるなどして、仕切弁2と接続アダプタ7との相対回転を規制する構造を備えてもよいが、本実施形態の構成によれば、管内水圧により軸芯方向の力が作用して爪2aと係合壁7cとが強固に密接するため、不意に回転して外れることはない。
続いて、図6に示すように、接続アダプタ7の他端側が下向きとなる状態で仕切弁2を既設管Kの上面所定箇所に装着する。仕切弁2は、後工程において既設管Kに対する円周方向位置を変えるため、この状態は仮置きとなる。通常、既設管Kは土中に埋設されているため、分岐管を接続する箇所の周辺部は掘削されてピットが形成されている。本実施形態では、接続アダプタ7の既設管側端面が、既設管Kの外周面に沿った凹面状をなすために仮置きが安定し、施工性を向上できる。
次に、図7に示すように、既設管Kの下方から、既設管Kを抱持するようにして分岐ケース1を外嵌して装着するとともに、この分岐ケース1の仕切弁側端部に接続アダプタ7の他端側を内挿する(以上の工程が前記第1の工程に相当する。)。このように、接続アダプタ7は、分岐ケース1にフランジ接続されるものではない。分岐ケース1は、割T字管形状をしており、図7にて左右2つ割の分割体1A,1Bからなる。
図8は、図7の要部拡大図であり、分岐ケース1の仕切弁側端部の片側を示している。分岐ケース1の仕切弁側端部には、拡径状に傾斜して外側に開く傾斜面1b1(前記第1傾斜面に相当する。)を有する凹部1b(図11参照)が設けられている。本実施形態では、凹部1bが図7の左右にて分割体1A,1Bの各々に形成され、この一対の凹部1bに突起7gが嵌まり込んでいる。突起7gの傾斜面7g1と凹部1bの傾斜面1b1とは、互いに面接触して摺動可能に設けられているが、この段階では面接触している必要はない。
このように、突起7gが凹部1bに嵌まり込んでいるため、分岐ケース1と接続アダプタ7との相対回転を防止して、施工作業を行い易くできる。分岐ケース1の分割体1A,1Bのフランジ部同士は、ボルト3aとナット3bからなる締結具3により締結されるが、この段階では、ボルト3aとナット3bを十分に締め付けることなく仮固定しておく。後述するように、この締結具3を更に締め付けると、2つ割端部に内蔵されているシール材4、及び、接続アダプタ7の外周面に外嵌するシール材5により水密に接続され、分岐ケース1と接続アダプタ7とが強固に接続される。
次に、図9に示すように、分岐ケース1と仕切弁2とを一体的に、図7で時計周りとなる方向に約90°回転することにより、分岐ケース1の分割面を略水平方向に位置させる。このとき、分岐ケース1の脚1aと仕切弁2の受口部2bの張出部とを支持するように、盤木6を載置しておくことが好ましい。なお、脚1aと盤木6は、図9以外では記載を省略している。
この回転により、図7では左右になっていた分岐ケース1の割方向が上下となり、分岐ケース1の分割面が略水平方向に位置して、仕切弁2に接続される分岐管の軸芯方向と略平行となる。このため、分岐ケース1と接続アダプタ7とがフランジ接続されないことと相俟って、既設管Kに分岐管を接続した後、それらの接続箇所に大負荷が急激に或いは徐々に作用したとしても、接続箇所が開く方向に位置しておらず、ボルト3aなどの締結具に負荷が作用し難いため、配管内部の流体が接続箇所から漏出することを確実且つ効果的に防止できる。
また、本実施形態では、既設管Kに比べて分岐管の管径が小さく、図9からも分かるように分岐ケース1のサイズが仕切弁2に対応していないが、分岐ケース1と仕切弁2との間に介在させた接続アダプタ7により、両者を接続できている。このような接続アダプタ7を用いることで、分岐ケース1のサイズを変更することなく、既設管Kと分岐管とを種々の組み合わせで接続できるため、分岐ケース1の品数を抑えることができる。
更に、本実施形態では、既設管Kの周辺を掘削してピットを形成する場合に、ピットを幾分か深く形成し、接続アダプタ7に接続した仕切弁2と分岐ケース1とを既設管Kに装着して上記の如く回転することで、分岐管接続作業が可能となる。このため、周辺に既設の建造物が存在するなど、広い周囲スペースを確保できない場所であっても適用であり、しかもピット形成作業に要する時間を短縮して、作業効率を高めることができる。
続いて、締結具3を更に締め付けて、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続強度を高める。このとき、図10,11に示すように、上下2箇所において、分岐ケース1の凹部1bの傾斜面1b1が、接続アダプタ7の突起7gの傾斜面7g1と面接触する。シール材5は、閉鎖円形状をしていて、分岐ケース1の仕切弁側端部近傍の内周面に形成された凹溝内に内嵌されている。締結具3を更に強く締め付けると、図12,13に示すように、上下2箇所において傾斜面1b1と傾斜面7g1との接触面積が増加し、それによって傾斜面1b1が傾斜面7g1を押圧して、分岐ケース1から接続アダプタ7を遠ざける方向に作用する。
そして、図14,15に示すように、締結具3を一層強く締め付け、分岐ケース1と接続アダプタ7とを強固に接続する(前記第2の工程に相当する。)。このとき、傾斜面1b1と傾斜面7g1とが接触面積を最大化するように面接触し、分岐ケース1の傾斜面1b1が接続アダプタ7の傾斜面7g1を押圧して、分岐ケース1から接続アダプタ7を遠ざける方向に作用すると共に、シール材5を内嵌する凹溝の内側突条壁1cと、接続アダプタ7の張出部7fとを接当させて、分岐ケース1から接続アダプタ7が遠ざかるのを停止させ、締結具3による締結を完了する。かかる構成によれば、分岐管を接続した後に大負荷が作用しても、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続が強固であるため、流体が漏出することを効果的に防止できる。
本発明では、分岐ケース1の分割面が略水平方向に位置するので、分割体1A,1Bのフランジ部同士が上下方向に締結され、それ故、上下方向に配置された凹部1bに一対の突起7gを嵌め込むことで、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続強度を好適に確保することができる。
分岐ケース1が有する他の締結箇所がある場合には、それらを締結具であるボルトとナットを用いて締結し、既設管Kに装着した分岐ケース1の水密性を確保する。分岐ケース1と接続アダプタ7とを強固に接続した後は、仕切弁2の受口部2bに穿孔装置を接続し、仕切弁2の弁体を上方に退避させて仕切弁2の内部を連通状態に開放した後、穿孔装置により既設管Kの所定箇所の周壁を穿孔する。そして、穿孔完了後、穿孔装置に内蔵されているホールソーの回転を停止して、穿孔装置を取り外し、代わりに受口部2bに分岐管の先端を挿入して接続を終了して、分岐管を利用できる状態とする(前記第3の工程に相当する。)。
〔別実施の形態〕
(1)前述の実施形態では、分岐ケース1と接続アダプタ7とを強固に接続するに際し、締結具3を締め付けてゆき、分岐ケース1の凹部1bの傾斜面1b1と接続アダプタ7の突起7gの傾斜面7g1との接触面積を増大させ、傾斜面1b1が傾斜面7g1を押圧して、分岐ケース1から接続アダプタ7を遠ざける方向に作用させて接続する例を示したが、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続強度を高めるべく、図16(a)〜(d)に示すようにボルト10を介在させるようにしてもよい。
すなわち、図16(a)〜(c)に示すように、シール材5を嵌入させる凹溝と傾斜面1b1との間の位置に、雌ねじを形成したボルト孔を形成しておき、このボルト孔にボルト10をねじ込むことによって、分岐ケース1と仕切弁2との接続を一層強固にするのである。この場合、締結具3を締め付けるに伴い、図16(a)〜(c)に示すように、傾斜面1b1が傾斜面7g1を押圧して、分岐ケース1の内側突条壁1cと接続アダプタ7の張出部7fとが当接して停止した後、図16(d)に示すように、ボルト10をねじ込んで螺着すればよい。
このボルト10による螺着は、1箇所でもよいし、複数箇所であってもよい。また、ボルト10を、突起7gの傾斜面7g1を直接押圧させることで、分岐ケース1から接続アダプタ7を遠ざける方向に作用させるように接続してもよい。もっとも、このようなボルト10を介在させた場合、傾斜面1b1が傾斜面7g1を押圧して、分岐ケース1から接続アダプタ7を遠ざける方向に作用させて接続する構成を採用する必要は必ずしもなく、締結具3の締め付けとボルト10の螺着とによって、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続を行ってもよい。
(2)前述の実施形態では、管内部の流体として水道水を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の液体、気体などの流体に適用できる。
(3)前述の実施形態では、仕切弁2と接続アダプタ7とをバヨネット構造により接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、仕切弁2の既設管側端部の外周面に形成した雄ねじを、接続アダプタ7の内周面に形成した雌ねじに螺合することで接続しても構わない。また、図17に示した構造も好ましい実施形態である。図17の例では、仕切弁2と接続アダプタ7との接続がシール材23を介してなされており、接続アダプタ7の内周面にロックリング21が収納される収納溝22が形成されるとともに、仕切弁2に抜出力が作用したときには、仕切弁2の既設管側端部の外周面に設けられた突部2dに、ロックリング21が仕切弁2の抜出方向(図17では右方向)から係合可能に構成されている。この場合、仕切弁2に外挿した接続アダプタ7を回転させる必要はない。符号24は、ロックリング21の芯出し用ゴムである。
(4)前述の実施形態では、接続アダプタ7の外周面に一対の突起7gを設けた例を示したが、本発明では突起7gの個数は特に限られず、1個又は3個以上でも構わない。但し、分岐ケース1の分割面が略水平方向に位置し、分割体1A,1Bのフランジ部同士が上下方向に締結されることに鑑みると、分岐ケース1と接続アダプタ7との接続強度を確保する観点から、上下方向に配置された凹部1bに嵌め込み可能な一対の突起7gが設けられていることが好ましい。
(5)前述の実施形態では、仕切弁2が頂部2cを上向きにして分岐管に接続される例を示したが、接続アダプタ7の突起7gの周方向位置を変更することにより、仕切弁2を傾倒した状態、すなわち頂部2cが上向きとならないように仕切弁2を軸芯回りに傾け倒した状態で分岐管に接続することも可能である。これにより、仕切弁2の頂部2cの高さ位置が下がることから、浅層埋設された既設管Kを対象とする場合においても、頂部2cから地面までの土被り量が適切に得られる。
(6)前述の実施形態では、既設管の上面に接続アダプタ7を直に載置した例を示したが、接続アダプタ7の既設管側端面に、接続アダプタ7の構成材料よりも軟質な材料からなるライニング層を形成し、該ライニング層を介して既設管の上面に載置すると更に好ましい。この場合、接続アダプタ7及び仕切弁2を既設管Kの上面に装着する作業を安定させることができる。また、既設管Kの管径の許容差を吸収することで隙間調整が容易となるため、既設管Kに対する装着性が向上する。
(7)前述の実施形態では、既設管Kから分岐管に向かって径落ちする(管径が小さくなる)例を示したが、分岐管から既設管Kに向かって径落ちするものでも構わない。この場合、接続アダプタ7の一端側が大径となり他端側が小径となる異径構造を採用すればよい。
(8)前述の実施形態では、既設管Kに装着した仕切弁2、接続アダプタ7及び分岐ケース1を回転することにより、分岐ケース1の分割面を略水平方向に位置させる例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、分岐ケース1を既設管Kに装着するに際して最初から分割面を略水平方向に位置してもよい。この場合、分割体1Bを既設管Kの下方に装着した後に、接続アダプタ7と接続した仕切弁2を既設管Kに装着し、次いで分割体1Aを既設管Kの上方に装着することで、図9に示した状態となる。
本発明に係る分岐管接続装置が備える仕切弁と接続アダプタの一例を示す正面図 接続アダプタの斜視図 接続アダプタの縦断面図 仕切弁に接続アダプタを取り付ける様子を示す正面図 図4(b)のA−A矢視断面図 既設管に仕切弁を装着した状態を示す部分断面図 既設管に分岐ケースを装着した状態を示す部分断面図 図7の要部拡大図 分岐ケースを回転した状態を示す部分断面図 締結具を締めつけた状態を示す部分断面図 図10のB−B矢視図 図10の状態から締結具を更に締めつけた状態を示す部分断面図 図12のC−C矢視図 締結具による締め付けを完了した状態を示す部分断面図 図14のD−D矢視図 分岐ケースと接続アダプタとの接続構造の変形例を説明する図 仕切弁と接続アダプタとの接続構造の変形例を説明する図 従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図 従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図
符号の説明
1 分岐ケース
1A,1B 分割体
1b 凹部
1b1 第1傾斜面
1c 内側突条壁
2 仕切弁
2a 爪
2d 突部
3 締結具
5 シール材
7 接続アダプタ
7a 開口部
7b 開口部
7c 係合壁
7f 張出部
7g 突起
7g1 第2傾斜面
8 シール材
21 ロックリング
22 収納溝
K 既設管

Claims (10)

  1. フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁とを備えて、前記分岐管を前記既設管に接続可能にする分岐管接続装置において、
    前記分岐ケースと前記仕切弁との間に介在し、一端側が前記仕切弁の既設管側端部に外挿されるとともに、他端側が前記分岐ケースの仕切弁側端部に内挿される筒状の接続アダプタを有し、
    前記分岐ケースの分割面では、前記分割体のフランジ部同士が締結具により締結されるとともに、前記分割面が略水平方向に位置して、前記締結具の締結により前記分岐ケースと前記接続アダプタとの接続がシール材を介してなされることを特徴とする分岐管接続装置。
  2. 前記分岐ケースの仕切弁側端部に、拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面を有する凹部が形成されるとともに、前記接続アダプタの外周面に第2傾斜面を有する突起が設けられており、前記分岐ケースに前記接続アダプタを接続するに際して、前記突起が前記凹部に嵌め込まれるとともに前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが互いに面接触するように構成されている請求項1記載の分岐管接続装置。
  3. 前記締結具を締め付けるに伴い、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との接触面積が増大し、前記第1傾斜面が前記第2傾斜面を押圧して、前記分岐ケースから前記接続アダプタを遠ざける方向に作用可能になっているとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部近傍の内周面に前記シール材を内嵌させる凹溝が形成されていて、この凹溝を構成する内側突条壁と、前記接続アダプタの既設管側端面に形成されている張出部とが接当して、前記分岐ケースから前記接続アダプタが遠ざかるのを停止可能になっている請求項2記載の分岐管接続装置。
  4. 前記仕切弁の既設管側端部の外周面に1個又は複数個の爪が突設されているとともに、前記接続アダプタに、前記爪を受け入れる開口部と、前記開口部を通じて受け入れた前記爪に前記仕切弁の抜出方向から係合可能な係合壁とが設けられていて、前記仕切弁と前記接続アダプタとがバヨネット構造により接続される請求項1〜3のいずれか1項記載の分岐管接続装置。
  5. 前記接続アダプタの内周面にロックリングが収納される収納溝が形成されているとともに、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に設けられた突部に、前記ロックリングが前記仕切弁の抜出方向から係合可能に構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載の分岐管接続装置。
  6. フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁との間に介在して、一端側が前記仕切弁の既設管側端部に外挿されるとともに、他端側が前記分岐ケースの仕切弁側端部に内挿される筒状体をなし、
    前記分岐ケースの仕切弁側端部に形成された凹部に嵌め込み可能な突起が外周面に設けられていて、前記突起に、前記凹部が有する拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面に面接触可能な第2傾斜面が形成されている接続アダプタ。
  7. フランジ部を有する分割体からなり既設管に水密に装着可能な分岐ケースと、弁体を内蔵して分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置を用いて、前記分岐管を前記既設管に接続する分岐管接続工法において、
    前記仕切弁の既設管側端部に筒状をなす接続アダプタの一端側を外挿し、前記接続アダプタの他端側が前記既設管に対向する状態で前記仕切弁を前記既設管の所定箇所に装着するとともに、前記分岐ケースを前記既設管に外嵌して装着し、前記分岐ケースの仕切弁側端部に前記接続アダプタの他端側を内挿する第1の工程と、
    前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させた状態で、前記分割体のフランジ部同士を締結する締結具を用いて前記分割体同士を締め付け、前記分岐ケースと前記接続アダプタとを強固に接続する第2の工程と、
    前記仕切弁に穿孔装置を接続して前記既設管の周壁を穿孔し、前記穿孔装置による穿孔完了後、前記穿孔装置を取り外して前記仕切弁に前記分岐管を接続する第3の工程とを備えることを特徴とする分岐管接続工法。
  8. 前記第1の工程が、前記接続アダプタの他端側が下向きとなる状態で前記仕切弁を既設管の上面所定箇所に装着するものであり、
    前記第1の工程の後、前記分岐ケースと前記仕切弁とを一体的に回転することで前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させて、前記第2の工程に移行する請求項7記載の分岐管接続工法。
  9. 前記分岐ケースと前記接続アダプタとを接続するに際して、前記分岐ケースの仕切弁側端部に形成された凹部に、前記接続アダプタの外周面に設けられた突起を嵌め込むとともに、前記凹部が有する拡径状に傾斜して外側に開く第1傾斜面と、前記突起に形成された第2傾斜面とを互いに面接触させる請求項7又は8記載の分岐管接続工法。
  10. 前記第2の工程では、前記締結具を締め付けてゆき、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との接触面積を増大させ、前記第1傾斜面が前記第2傾斜面を押圧して、前記分岐ケースから前記接続アダプタを遠ざける方向に作用させるとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部近傍の内周面にシール材を内嵌するため形成された凹溝の内側突条壁と、前記接続アダプタの既設管側端面に形成されている張出部とを接当させて、前記分岐ケースから前記接続アダプタが遠ざかるのを停止させる請求項9記載の分岐管接続工法。
JP2007301543A 2007-11-21 2007-11-21 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法 Expired - Fee Related JP5103149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301543A JP5103149B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301543A JP5103149B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009127687A true JP2009127687A (ja) 2009-06-11
JP5103149B2 JP5103149B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40818836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007301543A Expired - Fee Related JP5103149B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5103149B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119559A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 コスモ工機株式会社 流路形成装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2660192A (en) * 1952-11-22 1953-11-24 Edwin J Hunter Saddle valve
FR2162817A5 (ja) * 1972-05-23 1973-07-20 Thermocontrol Anstalt
JPS6337894U (ja) * 1986-08-29 1988-03-11
JPH10132183A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Kubota Corp サドル付分水栓
JPH10185063A (ja) * 1996-11-08 1998-07-14 Kubota Corp サドル付分水栓
JP2002154004A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 流体輸送管穿孔方法及びそれに用いられる仕切弁
JP2003287184A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Kurimoto Ltd 耐震型サドル付き分水栓
JP2005036862A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Suiken:Kk 不断水穿孔工法
WO2007135873A1 (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. 分岐管接続装置と分岐管接続工法
JP2009127686A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管接続工法及び分岐管接続装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2660192A (en) * 1952-11-22 1953-11-24 Edwin J Hunter Saddle valve
FR2162817A5 (ja) * 1972-05-23 1973-07-20 Thermocontrol Anstalt
JPS6337894U (ja) * 1986-08-29 1988-03-11
JPH10132183A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Kubota Corp サドル付分水栓
JPH10185063A (ja) * 1996-11-08 1998-07-14 Kubota Corp サドル付分水栓
JP2002154004A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 流体輸送管穿孔方法及びそれに用いられる仕切弁
JP2003287184A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Kurimoto Ltd 耐震型サドル付き分水栓
JP2005036862A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Suiken:Kk 不断水穿孔工法
WO2007135873A1 (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. 分岐管接続装置と分岐管接続工法
JP2009127686A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管接続工法及び分岐管接続装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119559A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 コスモ工機株式会社 流路形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5103149B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019116617A1 (ja) 流体管路構造の弁撤去方法と流体管路構造及び弁装置
JP4993977B2 (ja) 管接続部材を分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法
JP5026154B2 (ja) グラウトホールの水密試験構造、および水密試験方法
JP5117866B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JP4916769B2 (ja) 分岐管接続装置と分岐管接続工法
JP2009210065A (ja) 制水体設置装置
JP5103148B2 (ja) 分岐管接続工法及び分岐管接続装置
JP5103149B2 (ja) 分岐管接続装置、接続アダプタ及び分岐管接続工法
KR101407491B1 (ko) 매립박스 배관 커넥터 및 이를 이용한 배관 연결방법
JP5346271B2 (ja) 分岐管接続装置
JP6234671B2 (ja) 分岐管部撤去装置及びその方法
JP5160318B2 (ja) 分岐管接続装置及び分岐管接続工法
JP5486915B2 (ja) 管接続装置
JP2013113426A (ja) 作業具導入方法及びその際に用いられる取付具
JPS6231751Y2 (ja)
JP5266174B2 (ja) 水道配管系のt字管交換工法及び新設t字管の接続構造
JP4437221B2 (ja) 分水栓の取り付け方法
JP5337900B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JP4738977B2 (ja) サドル付分水栓
JP6855656B2 (ja) 流体管の管内作業方法
JP5882513B2 (ja) 作業具設置方法
JPH0460295A (ja) 不断水挿入流体制御弁装置
JP6385547B2 (ja) 分岐管部撤去装置及びその方法
JP2011144844A (ja) 活管継手および分岐管継手の取付け方法
JP5409406B2 (ja) 元管からの分岐取出し工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100624

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120919

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5103149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees