JP2009126469A - グラブドア付けニーエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12とを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部14を有するグラブドア11と、グラブドアアウタ12に固着されるエアバッグドア15と、リテーナ18と可撓性シート19とを有するエアバッグモジュール16と、を有し、グラブドアインナ13に開口部13aを有するグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、リテーナ18が、金属製部材であり、グラブドアインナ13の開口部13aに左右方向に橋渡しされ、リテーナ18の左右方向両端部がグラブドア11に締結され、可撓性シート19の上下両端部にフック部材21が取付けられ、フック部材21がエアバッグドア15に係合される、グラブドア付けニーエアバッグ装置10。
【選択図】 図1
Description
図11〜図13のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、グラブドア1とエアバッグドア5とエアバッグモジュール6を有する。
グラブドア1は、グラブドアインナ3とグラブドアアウタ2とを有し、内部にエアバッグモジュール収納用空間部4を有する。エアバッグドア5は、グラブドアアウタ2に固着され、エアバッグモジュール収納用空間部4の内部の周囲部分に立ち上がる立ち上がり壁5aを有する。
グラブドアインナ3には開口部3aが設けられており、この開口部3aを通すことにより、エアバッグモジュール収納用空間部4に、グラブドア1、エアバッグドア5とは別工程で製作されたエアバッグモジュール6(のエアバッグとインフレータ部分)が挿入され、組み付けられることが可能である。
エアバッグモジュール6は、エアバッグ7と、インフレータ8と、インフレータ支持部材であるエアバッグケース9とから構成される。エアバッグケース9は、インフレータ8とエアバッグ7をグラブドア背面側から覆うとともにインフレータ8をグラブドアとエアバッグドアに支持する金属製部材から構成される。
エアバッグケース9は、ケース9の上下両端部に取り付けたフック部材9aをエアバッグドア5の立ち上がり壁5aに形成した穴5bに係合させ、かつ、エアバッグケース9の左右両端部に形成した締結ブラケット9bをグラブドアインナ3に締結することにより、グラブドア1およびエアバッグドア5に支持されている。
(i)グラブドアインナ3の開口部3aがエアバッグモジュールを挿入できるように大きく形成されているため、グラブドアインナ3、ひいてはグラブドア1の剛性が低下し、車両前突時における乗員の膝の侵入を十分に受け止めることが困難である。
(ii)膝の侵入を十分に受け止めるに、エアバッグケース9が鉄製とされ、かつ、エアバッグケース9がその全周囲でエアバッグドアの立ち上がり壁またはグラブドアインナ3に支持される構造となっている。その結果、エアバッグケース9が開口部3aの全域を覆う大きさとされており、必然的にエアバッグケース9が重くなる。ひいては、グラブドア1自体が重くなり、グラブドア1の開閉操作も重くなる。
(1) グラブドアインナとグラブドアアウタとを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部を有するグラブドアと、
グラブドアアウタに固着されエアバッグモジュール収納用空間部内に立ち上がり壁を有するエアバッグドアと、
インフレータと、エアバッグと、インレータ支持部材とを有するエアバッグモジュールと、
を有し、
グラブドアインナに開口部が形成されており、該開口部を通してエアバッグモジュールのインフレータおよびエアバッグがエアバッグモジュール収納用空間部に収納されるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
前記インフレータ支持部材が、インレータを取り付けるリテーナと、エアバッグをグラブドア背面側から覆う可撓性シートから構成され、
前記リテーナが前記グラブドアインナの開口部の上下方向幅より狭い幅をもつ金属製部材から構成され、前記リテーナが前記グラブドアインナの開口部に左右方向に橋渡しされて該リテーナの左右方向両端部が前記グラブドアに締結され、
前記可撓性シートの上下両端部にフック部材が取付けられ、該フック部材が前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合される、グラブドア付けニーエアバッグ装置。
(2) 前記リテーナが、左右方向に延びる第1の部分と該第1の部分の左右方向各端部から左右方向外側に二股状に延びる第2の部分とを有し、該第2の部分の左右方向外側端部で前記グラブドアに4点締めされる(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(3) 前記リテーナが、リテーナ全長にわたって左右方向に延びており、該リテーナの左右方向端部で前記グラブドアに2点締めされる(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
また、インフレータ支持部材が可撓性シートとリテーナとから構成され、可撓性シートは、たとえば、布製であり、リテーナは金属製ではあるが幅がグラブドアインナの開口部の上下方向幅より狭いので(したがって、図11〜図13の金属製エアバッグケースより狭い)、可撓性シートとリテーナとを合わせたもの(図11〜図13のエアバッグケースに相当するもの)の重さが、図11〜図13の金属製エアバッグケースより軽くなる。
図中、矢印Rrは車両装着時でのグラブドア後方(車室側)を示し、矢印Frは車両装着時でのグラブドア前方(グラブボックス側、車室と反対側)を示し、Upは車両装着時でのグラブドア上方を示し、Dnは車両装着時でのグラブドア下方を示す。
グラブドア11は、グラブドア11の閉状態で、上方にいくに従って車室側に傾くように、インスツルメントパネル30の外形に合わせて、傾斜している。
グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12は、硬質樹脂製であり、硬質樹脂は、たとえば、ポリプロピレン(PP)である。
一般部15bの、収納用空間部14に対応する部分に、車両前突時に車室側に向かって車室側に開くドア部15dが形成されている。ドア部15dと立ち上がり壁15aとの間には、収納用空間部14の左右方向に延びる辺に平行に、インテグラルヒンジ15cがエアバッグドア15に一体に形成されている。車両前突時に、ドア部15dは、車室側に向かってインテグラルヒンジ15cまわりに車室側に開く。ドア部15dは、インテグラルヒンジ15c部を除き、H字状のスリット15eによって一般部15bから切り離されており、車両前突時に、インテグラルヒンジ15cまわりに回動、変形して車室側に向かって開くことができる。立ち上がり壁15aには、後述するフック部材のフック部が係合するフック係合用孔15fが設けられている。
インフレータ17は、リテーナ18の長手方向中央部に形成されたボルト孔18a部位でリテーナ18にボルト締結される。リテーナ18は、リテーナ18の長手方向両端部に形成されたボルト孔18b部位でグラブドア11(のグラブドアインナ13、ただしグラブドアインナ12またはエアバッグドア15であってもよい)にボルト締結される。ただし、ボルト孔18a、18b部位での締結は、ボルト締結に代えて、かしめなどを用いた締結としてもよい。
エアバッグモジュール16が収納用空間部14に収納された状態において、リテーナ18はグラブドアインナ13の開口部13aに露出していてもよいし(図示例)、あるいは、グラブドアインナ13の開口部13aに樹脂製のカバーを装着してリテーナ18をグラブボックス側から覆ってもよい(図示略)。
図10に示すように、車両前突時には、エアバッグ20が車室側に展開膨張して、乗員の膝Jを拘束する。従来の、グラブドアより下方のインスツルメントパネル部分に組付けられていたニーエアバッグ装置では、展開膨張したニーエアバッグが、まず乗員の脛を拘束しそこから上方へ展開膨張して乗員の膝を拘束していたが、本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置10では、ニーエアバッグ20が乗員の膝Jをまず拘束するので、従来に比べて速やかに膝を拘束できる。
11 グラブドア
12 グラブドアアウタ
12a グラブドアアウタの、エアバッグドアのドア部15dに対向する部分
12b 矩形状のティアライン
12c グラブドアアウタの、部分12a以外の部分
12d 表皮
13 グラブドアインナ
13a 開口部
13b ボルト孔
14 エアバッグモジュール収納用空間部(収納用空間部)
15 エアバッグドア
15a 立ち上がり壁
15b 一般部
15c インテグラルヒンジ
15d ドア部
15e H字状のスリット
15f フック係合用孔
16 エアバッグモジュール
17 インフレータ
18 リテーナ
18a ボルト孔
18b ボルト孔
18c 第1の部分
18d 第2の部分
19 可撓性シート
20 エアバッグ
21 フック部材
21a フック部
30 インスツルメントパネル
31 グラブドア
32 グラブドアの回動中心
Claims (3)
- グラブドアインナとグラブドアアウタとを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部を有するグラブドアと、
グラブドアアウタに固着されエアバッグモジュール収納用空間部内に立ち上がり壁を有するエアバッグドアと、
インフレータと、エアバッグと、インレータ支持部材とを有するエアバッグモジュールと、
を有し、
グラブドアインナに開口部が形成されており、該開口部を通してエアバッグモジュールのインフレータおよびエアバッグがエアバッグモジュール収納用空間部に収納されるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
前記インフレータ支持部材が、インレータを取り付けるリテーナと、エアバッグをグラブドア背面側から覆う可撓性シートから構成され、
前記リテーナが前記グラブドアインナの開口部の上下方向幅より狭い幅をもつ金属製部材から構成され、前記リテーナが前記グラブドアインナの開口部に左右方向に橋渡しされて該リテーナの左右方向両端部が前記グラブドアに締結され、
前記可撓性シートの上下両端部にフック部材が取付けられ、該フック部材が前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合される、グラブドア付けニーエアバッグ装置。 - 前記リテーナが、左右方向に延びる第1の部分と該第1の部分の左右方向各端部から左右方向外側に二股状に延びる第2の部分とを有し、該第2の部分の左右方向外側端部で前記グラブドアに4点締めされる請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
- 前記リテーナが、リテーナ全長にわたって左右方向に延びており、該リテーナの左右方向端部で前記グラブドアに2点締めされる請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
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