JP2009125259A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者にとって不要な遊技球の貸出しを未然に防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技に供する遊技球を貯留する受け皿に遊技球が残存していることを検知する残存検知センサを設ける。操作部からの操作入力に基づく遊技球の貸出要求に応じて所定数の遊技球の貸出し処理を行う制御部は、残存検知センサから残存検知出力が送出されている場合において、貸出要求があった場合には、当該貸出要求を無視する。
【選択図】図5
【解決手段】遊技に供する遊技球を貯留する受け皿に遊技球が残存していることを検知する残存検知センサを設ける。操作部からの操作入力に基づく遊技球の貸出要求に応じて所定数の遊技球の貸出し処理を行う制御部は、残存検知センサから残存検知出力が送出されている場合において、貸出要求があった場合には、当該貸出要求を無視する。
【選択図】図5
Description
本発明はパチンコ機等の遊技機に関し、特に遊技球の貸出し機能を有する遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、プリペイドカードと呼ばれる記録媒体を介して遊技球の貸し出しを行う遊技球貸出システムを備えているものが多い。かかる遊技球貸出システムでは、遊技者が事前に購入したプリペイドカードをパチンコ機に併設されたカード処理装置に挿入してパチンコ機に設けられた玉貸しボタンを押下する等の遊技球の貸出し操作を行うと、プリペイドカードの残度数の範囲内で所定の基本貸出度数分の遊技球がパチンコ機から払い出される。カード処理装置はプリペイドカードに記録された当初の残度数情報から基本貸出度数分減算した新たな度数情報をプリペイドカードに記録する。例えば、プリペイドカードの当初の残度数が10度数であり、基本貸出度数が5度数である場合において、遊技者が1回の貸出し操作を行うと、5度数分の遊技球が遊技球払出装置から払い出されるとともに、プリペイドカードの残度数が5度数減算される。引き続き遊技者により貸出し操作が行われると、更に5度数分の遊技球が遊技球払出装置から払い出されるとともにプリペイドカードの残度数が0度数となる。
パチンコ機による遊技球の貸出し処理に関する先行技術として特許文献1には遊技球の貸出しを受けるための累積投入金額に応じて貸出し操作を変化させ、累積投入金額が一定額を超えた場合には遊技球の貸出しを禁止する遊技機が開示されている。特許文献2には、遊技の進行に応じてプリペイドカードをカードユニットから排出することにより意図しない遊技球の貸出しを未然に防止する遊技機が開示されている。
特開2004−344451号公報
特開2004−49630号公報
上記した如き従来のパチンコ機による遊技球の貸出し処理においては、プリペイドカードに残度数が存在している限り、遊技者はパチンコ機に設けられた玉貸しボタンを押下する等の貸出し操作を行うことで何度でも遊技球の貸出しを受けることができる。従って、遊技者は遊技球の貸出しを受けようとする際には都度金銭を投入する必要はなく、玉貸しボタンを押下するのみで所定数の遊技球の貸出しを受けることが可能となっている。これにより、遊技者は遊技球の補充を円滑に行うことができ、遊技に集中することができるのである。一方で、受け皿に遊技球が十分貯留されている状態、すなわち遊技球の貸出しを受けた直後や大当たり等によって遊技機から多数の遊技球が賞球として払い出された場合には、受け皿に貯留された持ち玉の中から遊技を行えばよいので、遊技球の貸出しを受ける必要はない。しかしながら、このような場合であっても遊技者が誤って玉貸しボタンを押下してしまうと不要な遊技球が払い出され、プリペイドカードの残度数も減算されてしまうといった遊技者にとって不都合な処理が行われることとなっていた。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、遊技者にとって不要な遊技球の貸出しを未然に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、玉貸し機能を備えた遊技機であって、遊技球を貯留する受け皿に遊技球が残存していることを検知して残存検知出力を発する残存検知センサと、遊技球の貸出し要求を生成する操作部と、前記貸出し要求に応じて玉貸し処理をなす制御部と、を含み前記制御部は、前記残存検知出力が存在する限り、前記貸出し要求を無視することを特徴としている。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施例であるパチンコ機10の概略の正面図である。パチンコ機10は、本体基部となる本体枠11と、本体枠11の内部に配置された遊技盤12と、遊技盤12の前方に設けられていて本体枠11に対して開閉自在な前面枠13と、を有する。遊技盤12は、その盤面上にガイドレール14で囲まれた遊技領域12aを備えており、かかる遊技領域12aに向けて遊技球が打ち出される。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施例であるパチンコ機10の概略の正面図である。パチンコ機10は、本体基部となる本体枠11と、本体枠11の内部に配置された遊技盤12と、遊技盤12の前方に設けられていて本体枠11に対して開閉自在な前面枠13と、を有する。遊技盤12は、その盤面上にガイドレール14で囲まれた遊技領域12aを備えており、かかる遊技領域12aに向けて遊技球が打ち出される。
前面枠13の下方には、下扉枠15が設けられている。下扉枠15には、遊技者が保有する遊技球を収容する受け皿16が設けられ且つ遊技球の発射の制御及び発射強度を制御するための操作ハンドル17が設けられている。操作ハンドル17は、パチンコ機10の右側部に配置されておりかつ遊技者が握りやすいように下扉枠15の表面高さから突出している。操作ハンドル17には、人体が触れることに応答して接触信号を生成する接触検知センサ(図示せず)が設けられている。当該接触検知センサから出力される接触信号は、パチンコ機10の背面側に設けられた制御装置(図示せず)に入力される。
また、操作ハンドル17には、所定の角度範囲内で回動自在な打出調整部18が設けられている。打出調整部18は、パチンコ機10の背面側に設けられた遊技球の発射装置(図示せず)を駆動せしめる操作スイッチになっており、打出調整部18を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって該発射装置が作動するようになっている。打出調整部18は、バネ等の弾性体により反時計回り方向への付勢力が付与されており、待機状態においては基準位置に位置している。基準位置とは打ち出し調整部18の回動量がゼロである位置のことであり、かかる基準位置に打出調整部18が位置している場合には、遊技球は打ち出されないようになっている。
遊技盤12には、遊技球の流下方向を変化せしめる多数の遊技釘19が植設され、更には、風車20等の障害物が設けられている。また、遊技盤12の最下部には入賞しなかった遊技球を回収するアウト口(図示せず)が設けられている。
遊技盤12の略中央には、凹状空間21が形成されており、この凹状空間21内には入賞球抽選装置が設けられている。入賞球抽選装置は、その内部への遊技球の侵入許否を振り分ける可動羽根22と、遊技球を大当たり入賞口又ははずれ口のいずれかに振り分ける回転クルーン等の振り分け機構23により構成される。
遊技盤12の下方には、始動入賞口24が設けられており、その内部には、通過センサ(図示せず)が設けられている。遊技球が始動入賞口24に入賞すると、通過センサによって入賞したことが検知され、所定数の賞球がパチンコ機10から払い出されるとともに可動羽根22が所定回数の開閉動作を行う。遊技球は、可動羽根22の開放期間にのみ入賞球抽選装置内部へ侵入することが可能となる。可動羽根22の開放期間中に入賞球抽選装置内に侵入した遊技球は、回転クルーン等の遊技球の振り分け機構によって大当たり入賞口又ははずれ口のいずれかに振り分けられる。遊技球が大当たり入賞口に入賞すると、可動羽根22が所定期間若しくは所定回数に亘って断続的に開閉を繰り返す等の所定の大当たり遊技状態に移行する。遊技者は大当たり遊技状態となっている期間内において多数の賞球を獲得する機会が与えられる。また、パチンコ機10には遊技の進行に応じて効果音や音楽を出力するスピーカ25や多数の電飾装置(図示せず)が設けられており、音や光によって遊技の演出効果を高めている。
図2(a)は遊技機10の下方部分を構成する下扉枠15のより詳細な構造を示す斜視図、図2(b)は受け皿16を上方から眺めた斜視図である。下扉枠15には上記したように遊技に供される遊技球を貯留しておくため受け皿16および操作ハンドル17が一体的に形成されている。受け皿16の遊技盤側の内壁部には、払出口30が設けられており、この払出口30は遊技球案内通路30aを介して遊技機10の内部に設けられた遊技球払出装置(図示せず)に連通している。遊技球払い出し装置は、遊技者によってプリペイドカードが投入され遊技球の貸出操作があった場合や所定数の遊技球を賞球として払い出す場合、貯留タンク(図示せず)に貯留された遊技球の中から所定数の遊技球を抽出して払出口30より排出する。排出された遊技球は受け皿16にそのまま貯留されることになる。
受け皿16の底面には傾斜および仕切り部材31および仕切り板34等が設けられており、払出口30より排出された遊技球は、球通路32まで導かれ、遊技球の発射装置(図示せず)に1球ずつ供給されるようになっている。また、受け皿16の中央部近傍には、開閉自在に設けられた玉抜き口33が設けられている。玉抜き口33は、操作入力に応じて開閉するようになっている。玉抜き口33は通常は閉鎖状態となっており遊技球は受け皿16から排出されることなく貯留される。一方、操作入力に応じて玉抜き口33が開放状態となると、受け皿16に貯留された遊技球は玉抜き口33より落下し、図示しない球通路を経由してパチンコ機10の底面に形成された排出口(図示せず)から排出される。
図3(a)および(b)は、玉抜き口33の開閉制御を行う開閉機構40の構成を示す図である。開閉機構40は、ステッピングモータ41と、ステッピングモータ41の駆動軸に連結されその回転駆動力によって左右に揺動するアーム部42と、一端部がアーム部42に接続されてアーム部42の揺動動作と連動してレール部43上を図中左右方向に往復移動するシャッタ板44とにより構成される。開閉機構40は、受け皿16の底面の裏面側に設けられており、図3(a)および(b)においては破線で示している。かかる開閉機構40においてシャッタ板44が玉抜き口33をよぎるように往復移動することで玉抜き口33が開閉する。図3(a)は、シャッタ板44が玉抜き口33を塞いでいる状態すなわち、閉鎖状態を示しており、図3(b)はシャッタ板44が図3(a)に示す状態から図中左方向に移動することにより玉抜き口33が開放されている状態すなわち、開放状態を示している。
図2(a)に示すように受け皿16の前方枠部には、例えば押しボタンスイッチ等からなる操作部35が設けられている。遊技者が遊技球の貸出しを受けたい場合に後述するカード処理装置60にプリペイドカードを挿入した後、この操作部35を押下すると貸出し要求が送出され、所定数の遊技球が遊技球払出装置(図示せず)から払い出されるようになっている。また、操作部35は、後述する遊技球残存検知センサ50の検知出力信号により受け皿16に遊技球が残存していることが検知されている場合には、その機能を変化させ、玉抜き口33を開閉するための操作部として機能する。つまり、受け皿16に遊技球の残存が検知されている場合には、操作部35を押下しても遊技球の払い出しは行われず、この場合玉抜き口33のシャッタ板44が作動して受け皿17に貯留された遊技球の排出処理がなされる。尚、操作部35は押しボタン式のスイッチに限らず、レバー式スイッチやタッチセンサ等、トリガー信号を生成するための操作入力手段が構成されていればよい。操作部35の近傍には、第1表示部36が設けられており、現在の操作部35の機能を表示する。例えば操作部35が遊技球の貸出し要求を送出するための操作部として機能している場合には、第1表示部36の表示面には「玉貸し」と表示され、一方、操作部35が受け皿16に貯留された遊技球の排出要求を送出するための操作部として機能している場合には「玉抜き」と表示される。これにより、操作部35の現在の機能が遊技者に対して報知されるようになっている。
遊技球残存検知センサ50(以下残存検知センサと称する)は、例えばマイクロスイッチ等の接触センサあるいは静電容量型や光電型の近接センサであり、遊技球が検出面に接触若しくは近接すると検知出力信号を発生させるようになっている。残存検知センサ50は、受け皿16の内壁の適当な位置に設けられ、受け皿16に貯留された遊技球が一定量に達し、遊技球が残存検知センサ50の検出面に接触あるいは近接すると検知出力を発生させ、これにより受け皿16内に遊技球が残存していることが検知される。尚、どの程度の遊技球が受け皿16に貯留されているときに遊技球が残存しているものとするかは、受け皿16内における残存検知センサ50の取り付け位置によって決定される。つまり、残存検知センサ50を受け皿16の上流側(払出口30側)に配置すればより多くの遊技球が受け皿16に貯留されない限り遊技球の残存が検知されない。一方、残存検知センサ50を受け皿16の下流側(球通路32側)に配置すれば、少量の遊技球が受け皿16に貯留されている状態でも遊技球の残存が検知されることになる。本実施例においては残存検知センサ50は、玉抜き口33の上流側に設けられている。残存検知センサ50をこの位置に設けるのは、遊技球の貸し出しを受ける必要がない程度に遊技球が貯留されている状態のときに遊技球の貸し出し要求を無効とするためである。すなわち、一回の球貸し操作によって供給される遊技球の数では残存検知センサ50により検知されることはなく、また、多くの遊技者によって一般的になされるように遊技球が受け皿16に多少残っている状態で早めに球貸しを実行した場合においても遊技球が残存検知センサ50により検知されることはなく、この程度の遊技球が受け皿16に貯留されている状態においては遊技球の貸し出し要求が無効とされることはない。一方、遊技球が球抜き口33の上流付近に達する程度に貯留されている状態は、大当たり等のなんらかの賞球を受けている可能性が高く、このような場合において貸し出し要求を無効としても遊技を進行する上で問題はなく、誤操作を防止するという観点から好ましいと考えられるからである。
図4はパチンコ機10に隣接して設けられるカード処理装置60の概略の構成を示す図である。カード処理装置60には遊技者が事前に購入したプリペイドカードを挿入するためのカード挿入口61が設けられている。カード挿入口61にプリペイドカードが挿入されると、カード処理装置60によって当該プリペイドカードに記録されている度数情報が読み取られ、当該読み取られた度数情報はパチンコ機10に送信され第2表示部38に残度数が表示される。カード処理装置60は、プリペイドカードを介した遊技球の払出処理がなされると、プリペイドカードに記録された当初の残度数から基本貸出度数分減算した新たな度数情報をプリペイドカードに記録する。プリペイドカードはパチンコ機10に設けられた返却ボタン37を押下することによりカード処理装置60より排出されるようになっている。
図5は、パチンコ機10による遊技球の貸出し処理および玉抜き処理に関連する部分の構成を示すブロック図である。制御部100は、パチンコ機10による遊技球の貸出し処理および玉抜き処理の主たる制御をなす主制御装置でありCPU等によって構成される。制御部100には、残存検知センサ50、操作部35およびカード処理装置60から各種入力信号が入力される。制御部100は、これらの入力信号に基づいて遊技球払出装置110、玉抜き口33の開閉制御をなす開閉機構40、第1表示部36、第2表示部38および警報部120の動作制御を行う。以下、図5を参照しつつパチンコ機10による遊技球の貸出し処理および玉抜き処理を行う際の動作について説明する。
遊技者が購入したプリペイドカードがパチンコ機10に隣接して設けられたカード処理装置60に挿入されると、カード処理装置60により当該プリペイドカードに記録された残度数情報が読み取られる。読み取られた残度数情報は制御部100に送信される。制御部100は第2表示部38の表示駆動回路(図示せず)に当該残度数情報を供給して表示部38の表示面に残度数を表示させる。これにより、遊技者はプリペイドカードの残度数を認識できるようになっている。
制御部100には、残存検知センサ50の検知出力信号が供給され、受け皿16に一定量の遊技球が残存しているか否かが常時モニタされている。制御部100は、残存検知センサ50から検知出力信号が送出されていない場合、すなわち受け皿16に一定量の遊技球が貯留されていない場合には、第1表示部36の表示を「玉貸し」とすべき制御信号を第1表示部36の表示回路(図示せず)に供給する。これにより表示部36の表示面には「玉貸し」と表示され、現在操作部35は遊技球の貸出し要求を送出するための操作部として機能していることが報知される。
制御部100は、カード処理装置60に投入されたプリペイドカードの残度数がゼロではなく、且つ残存検知センサ50から検知出力信号が送出されていない状態において、操作部35の操作入力があった場合には遊技球払出装置110に所定数の遊技球を払い出すべき制御信号を供給する。遊技球払出装置110はかかる制御信号に基づいて、遊技球の貯留タンクから所定数の遊技球を抽出し、受け皿16の内壁部設けられた払出口30より遊技球を払い出す。つまり、受け皿16内に貯留された遊技球が残存検知センサ50によって検知されない程度に少ない場合において、遊技球の貸出し要求があった場合には、当該貸出し要求は有効であり、パチンコ機10からは所定数の遊技球が払い出される。尚、制御装置100は、プリペイドカードの残度数がゼロである場合には、残存検知センサ50の検知出力にかかわらず遊技球払出装置110に制御信号を供給しない。つまり、この場合遊技球の払い出しは行われない。
一方、制御部100は、残存検知センサ50から検知出力信号が送出されている場合、すなわち受け皿16に一定量以上の遊技球が残存している場合には、遊技球の貸出しを行わない。この場合、制御部100は、操作部35の機能を遊技球の貸出し要求を送出するための操作部から受け皿16に貯留された遊技球の排出要求を送出するための操作部に切り替える。この際、制御部100は第1表示部36の表示を「玉抜き」とすべき制御信号を第1表示部36の表示回路(図示せず)に供給する。これにより表示部36の表示面には「玉抜き」と表示され、現在操作部35は玉抜き操作部として機能していることが報知される。
制御部100は、残存検知センサ50から検知出力信号が送出されている状態において、操作部35の操作入力があった場合には、警報部120および玉抜き口33の開閉制御をなす開閉機構40に制御信号を供給する。警報部120は、かかる制御信号に基づいて所定の警報音をスピーカ23から出力し、遊技球の貸出し要求は現在無効状態にあることを遊技者に報知する。開閉機構40は、制御部100より供給された制御信号に基づいて図3に示すステッピングモータ41を駆動してシャッタ板44を移動せしめ、玉抜き口33を開放状態とする。玉抜き口33が開放状態となると受け皿16に貯留された遊技球は玉抜き口33より落下して図示しない球通路を介して玉抜き口33と連通するパチンコ機10の底面に形成された排出口(図示せず)より排出される。尚、受け皿16に貯留された遊技球が排出された後、再度、操作部35の操作を行うことにより、玉抜き口33は再び閉鎖状態となる。
図6は、上記した制御部100の動作をフローチャートで表したものである。制御部100は、まず操作部35の操作があったか否かを判断し(ステップS1)、操作入力があったと判断した場合には、残存検知センサ50の検知出力に基づいて受け皿16に遊技球が一定量以上貯留されているか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2において遊技球の貯留数が一定量より少ないと判断した場合には、カード処理装置60から供給されるプリペイドカードの残度数情報に基づいて当該プリペイドカードの残度数の有無を判断する(ステップS3)。制御部100はステップS3において当該プリペイドカードに残度数があると判断した場合には、遊技球払出装置(図示せず)に制御信号を供給する。これにより、遊技球払出装置より所定数の遊技球が払い出され(ステップS4)、本ルーチンが終了する。一方、ステップS3において当該プリペイドカードに残度数がないと判断した場合には、当該プリペイドカードは無効であると判断し、遊技球の払出処理は行わず(ステップS5)、本ルーチンが終了する。一方、制御部100はステップS2において受け皿16に遊技球が一定量以上貯留されていると判断した場合には、警報部120に制御信号を供給し、スピーカ23より所定の警報音を出力させる(ステップS6)。続いて、制御部100は、玉抜き口33を開閉せしめる開閉機構40に制御信号を供給し、玉抜き口33を開放状態とする(ステップS7)。これにより受け皿16に貯留された遊技球が排出され、本ルーチンが終了する。
以上の説明から明らかなように本発明の遊技機によれば、受け皿に一定量以上の遊技球が貯留されている場合には、操作部の操作に基づく遊技球の貸出し要求は無効とされるので、誤操作等の意図しない貸出し要求に対する不要な遊技球の払い出しを未然に防止することが可能となる。また、遊技球の貸出し要求の無効期間においては操作部を玉貸要求以外の他の機能に切り替えることにより、部品点数の削減および低コスト化を図ることができる。操作部の現時点の機能は表示部に表示されるので遊技者は操作部の現時点での機能を把握することができる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例について以下に説明する。図7は、本発明の第2実施例の構成を示すパチンコ機10の受け皿17を上方より眺めた斜視図である。第2実施例においては、第1実施例の構成に加え、受け皿16の内壁に設けられた払出口30の内部すなわち、遊技球案内通路30aの側壁部に遊技球充満検知センサ51(以下充満検知センサと称する)が設けられている。充満検知センサ51は、前述の残存検知センサ50と同種のセンサであり、遊技球がその検出面に接触若しくは近接すると検知出力信号を発生させるものである。充満検知センサ51を遊技球案内通路30aに配設することにより、受け皿16に遊技球が満杯状態で貯留されたことが検知される。つまり、受け皿16に貯留された遊技球が満杯状態となり、受け皿16に貯留しきれない遊技球が遊技球案内通路30a内部にまで侵入すると充満検知センサ51によって検知される。
本発明の第2実施例について以下に説明する。図7は、本発明の第2実施例の構成を示すパチンコ機10の受け皿17を上方より眺めた斜視図である。第2実施例においては、第1実施例の構成に加え、受け皿16の内壁に設けられた払出口30の内部すなわち、遊技球案内通路30aの側壁部に遊技球充満検知センサ51(以下充満検知センサと称する)が設けられている。充満検知センサ51は、前述の残存検知センサ50と同種のセンサであり、遊技球がその検出面に接触若しくは近接すると検知出力信号を発生させるものである。充満検知センサ51を遊技球案内通路30aに配設することにより、受け皿16に遊技球が満杯状態で貯留されたことが検知される。つまり、受け皿16に貯留された遊技球が満杯状態となり、受け皿16に貯留しきれない遊技球が遊技球案内通路30a内部にまで侵入すると充満検知センサ51によって検知される。
図8は、本実施例に係るパチンコ機による遊技球の貸出しおよび玉抜き処理に関連する部分の構成を示すブロック図である。以下、図8を参照しつつ本実施例のパチンコ機の動作について説明する。尚、以下の説明においては第1実施例と重複する部分についてはその説明を省略する。
本実施例においては、制御部100には残存検知センサ50からの検知出力信号に加え、充満検知センサ51からの検知出力信号も入力される。センサ選択部70は、残存検知センサ50又は充満検知センサ51のいずれか一方を選択するための操作入力部である。制御部100はセンサ選択部70により選択された一方のセンサからの検知出力信号のみを有効とし、他方の検知出力信号を無効とする。例えばセンサ選択部70により、残存検知センサ50が選択された場合には、充満検知センサ51の検知出力信号は無効とされ、制御部100は第1実施例の場合と同様の処理を行うことになる。すなわち、この場合、残存検知センサ50から検知出力信号が出力されている期間においては遊技球の貸出しは行われない。一方、センサ選択部70により充満検知センサ51が選択された場合、充満検知センサ51の検知出力信号のみが有効となる。この場合、受け皿16が満杯となり、充満検知センサ51から検知出力信号が送信されない限り遊技球の貸出しは許容される。すなわち、充満検知センサ51から検知出力信号が送信されない状態で操作部35の操作がなされた場合には、制御部100は、遊技球払出装置110に制御信号を供給し遊技球の貸出し処理を行う。一方、受け皿16が満杯となり充満検知センサ51が検知出力信号を送出している状態で操作部35の操作がなされた場合には、制御部100は遊技球の貸出し処理は行わず、開閉機構40に制御信号を供給し、受け皿16に貯留された遊技球の排出処理を行う。このように、本実施例では、遊技球検知センサを遊技球供給経路上の異なる位置に配置して、いずれの検知センサからの検知出力を有効とするかを選択可能とすることにより遊技球の貸出し要求を無効とする遊技球の貯留量を選択できる構成としているのである。かかる構成とすることにより、遊技場の管理者等は遊技球の貸出し要求を無効とする条件を適宜変更することが可能となる。尚、遊技者がセンサ選択部70を自由に操作できるとすると装置管理上好ましくないため、センサ選択部70は遊技者が通常操作することのできない遊技盤の背面側等に配置することが好ましい。
10 パチンコ機
15 下扉枠
16 受け皿
30 遊技球排出口
33 玉抜き口
35 操作部
36 第1表示部
40 開閉機構
50 残存検知センサ
51 充満検知センサ
60 カード処理装置
100 制御部
110 遊技球払出装置
120 警報部
15 下扉枠
16 受け皿
30 遊技球排出口
33 玉抜き口
35 操作部
36 第1表示部
40 開閉機構
50 残存検知センサ
51 充満検知センサ
60 カード処理装置
100 制御部
110 遊技球払出装置
120 警報部
Claims (5)
- 玉貸し機能を備えた遊技機であって、
遊技球を貯留する受け皿に遊技球が残存していることを検知して残存検知出力を発する残存検知センサと、
遊技球の貸出し要求を生成する操作部と、
前記貸出し要求に応じて玉貸し処理をなす制御部と、を含み
前記制御部は、前記残存検知出力が存在する限り、前記貸出し要求を無視することを特徴とする遊技機。 - 前記残存検知出力が存在する状態において、前記貸出し要求があった場合に警報を発する警報手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記残存検知出力が存在する状態において、前記貸出し要求があった場合に前記受け皿からの遊技球の排出をなす排出手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
- 前記残存検知出力の存否に応じて、前記操作部の機能に関する表示を変更しつつこれを表示する表示部を更に有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記受け皿に遊技球が充満している状態を検知して充満検知出力を発する充満検知センサと、
前記残存検知出力又は前記充満検知出力のいずれか一方を選択する選択手段と、を更に有し、
前記制御部は、当該選択された1の検知出力に基づいて前記貸出し要求を無視することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007302664A JP2009125259A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007302664A JP2009125259A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 遊技機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009125259A true JP2009125259A (ja) | 2009-06-11 |
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ID=40816769
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009125259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013118930A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技用装置 |
-
2007
- 2007-11-22 JP JP2007302664A patent/JP2009125259A/ja active Pending
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JP2013118930A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技用装置 |
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