JP2009124111A - Iii族窒化物系化合物半導体の製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物系化合物半導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インゴットから得たGaN基板表面の研磨傷を消失させる。
【解決手段】研磨された、GaN基板表面の処理方法であって、トリメチルガリウムと、アンモニアと、水素とを含む雰囲気下で加熱することを特徴とする。トリメチルガリウムの供給量は150μmol/min以上、アンモニアとトリメチルガリウムの供給量の比(V/III比)は、1200以上4000以下が好ましく加熱の際の温度は1000℃以上1250℃以下が好ましい。また、表面処理温度は、後に形成されるGaNの成長時の温度以上に設定され、トリメチルガリウム供給量は、その成長時の供給量よりも低い。表面の高低差のRMSは1.3nm以下、ステップ状態の良好な基板面が得られた。
【選択図】図3

Description

本発明はIII族窒化物系化合物半導体基板上のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法に関する。特にエピタキシャル成長に先立って、III族窒化物系化合物半導体基板に表面処理を施すものに関する。当該基板は、III族窒化物系化合物半導体素子の形成基板、或いはより厚膜の、更にはインゴットとしてのIII族窒化物系化合物半導体を形成するための基礎基板となるものである。
尚、本願においてIII族窒化物系化合物半導体とは、AlxGayIn1-x-yN(x、y、x+yはいずれも0以上1以下)で示される半導体、及び、n型化/p型化等のために任意の元素を添加したものを含む。更には、III族元素及びV族元素の組成の一部を、B、Tl;P、As、Sb、Biで置換したものをも含むものとする。
近年、例えばIII族窒化物系化合物半導体発光素子の形成基板として、III族窒化物系化合物半導体基板が入手可能となっている。即ち、種々の方法によりGaNのインゴットを得て、所望の厚さに切り分けて販売されている。この際、切断面が基板の主面となるため、機械研磨、或いはいわゆる化学的機械研磨が施される。
ところで、GaN基板その他のIII族窒化物系化合物半導体基板は、表面を精度良く平滑にするための簡易な方法が無い。これはIII族窒化物系化合物半導体が一般的なウエットエッチングに対して耐性が非常に強く、アルカリ水溶液等の強力なエッチング液を用いた場合には却ってピットが深くなってしまうとの特性による。
そこで、加熱処理、或いは加熱処理と他の処理とを組み合わせることが試行されている。このような技術として、例えば特許文献1乃至3が挙げられる。
特開2003−327497号公報 特開2005−136311号公報 特開2004−273484号公報
特許文献1及び2においては、アンモニアと水素との雰囲気下でGaN基板表面を1000度以上の温度で、10分間以上加熱処理することを工程に含んでいる。また、特許文献3の方法は、基板の温度を、GaNの気相成長の前に、その成長温度よりも低い温度にして、且つ、3B族元素の原料ガスの供給を、停止させるか、エピタキシャル成長工程における供給量よりも低下させて、GaN基板の表面をクリーニングする方法である。
基板本願発明者らが、特許文献1、2に開示の処理を行った後、GaN基板表面を原子間力顕微鏡(AFM)や金属顕微鏡で観察したところ、Gaの液滴の固化物が見出された。これは、GaN基板表面を加熱中にGaNが分解して窒素分子が離脱した後、残されたGaが凝集したことを示している。このようなGa液滴の固化物を表面に有するGaN基板をエピタキシャル成長基板として用いると、ウエハ全体で結晶性の良いエピタキシャル成長膜が得られない。即ち、特許文献1及び2に記載されたGaN基板の表面処理方法では、その後に形成されるエピタキシャル成長膜が結晶性の良いものとならず、更にその上に半導体素子層を形成しても良好な特性が得られない。また、特許文献3の方法では、クリーニング工程からエピタキシャル成長工程に移行する時に、温度を上昇させるために、GaN基板の分解やGa粒が発生するという問題がある。
そこで本発明の目的は、基板上に形成されるエピタキシャル成長膜が結晶性の良いものとなるように、基板面上に、研磨傷が除去され、Ga液滴の固化物を表面に残さない表面処理を実現することである。さらに、他の目的は、それらの効果に加えて、ステップ状態が良好な平滑な平面が得られる基板の表面処理を実現することである。
請求項1に係る発明は、研磨された、III族窒化物系化合物半導体から成る半導体基板表面を、III族元素の有機化合物と、アンモニアと、水素とを含む雰囲気下で加熱して半導体基板表面の凹凸を平坦化する表面処理工程と、表面処理工程の後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させることを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体の製造方法である。
ここで研磨されたIII族窒化物系化合物半導体基板とは、砥石、微粉体等を用いる機械研磨と、微粉体を分散させた液状物を用いた化学機械研磨を含むものとする。研磨傷の残ったIII族窒化物系化合物半導体基板は、段差を有し、おおよその高低差は、二乗平均平方根(RMS)で10nm以下のものを言うものとする。
請求項2に係る発明は、表面処理工程における条件は、III族窒化物の形成と分解の平衡状態近傍であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、表面処理工程における温度及び前記III族元素の有機化合物の供給量は、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定し、III族窒化物系化合物半導体を成長させない条件であるあることを特徴とする。本発明は、表面処理を、成長と分解が均衡した平衡状態において、行うことである。また、平衡状態よりはやや分解傾向になる状態で、表面処理することが望ましい。III族窒化物系化合物半導体を成長させない条件を所定時間維持することで、Ga液滴を発生させることなく、研磨傷を消滅させることができる。これにより、基板表面の凹凸の高低差のRMSを小さくすることができる。
また、請求項4に係る発明は、加熱の際の温度は1000℃以上1250℃以下であることを特徴とする。当該加熱の際の温度は、1100℃以上1200℃以下が更に好ましい。
さらに、加熱の際の温度は、1100℃以上で、その表面処理工程に、続いて、実施されるIII族窒化物系化合物半導体の最適成長温度以上の温度が望ましい。高温で処理する程、マストランスポートが大きくなり、研磨傷を消滅させる効果が高くなる。
また、請求項5に係る発明は、III族窒化物系化合物半導体基板はGaN基板であり、表面処理工程の後の窒化ガリウムの成長温度を、表面処理工程における温度よりも0℃以上400℃以下の範囲で低下させることを特徴とする。このような条件の場合に、表面処理工程において、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定することができる。
請求項6に係る発明は、請求項5の発明において、III族元素の有機化合物はトリメチルガリウムであり、表面処理工程の後の窒化ガリウムを成長させる時のトリメチルガリウムの供給量は、表面処理工程におけるトリメチルガリウムの供給量よりも増加させることを特徴とする。このような条件の場合に、表面処理工程において、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定することができる。
請求項7に係る発明は、トリメチルガリウムの供給量が15μmol/min以上2mmol/min以下であることを特徴とする。尚、当該供給量は、150μmol/min以上200μmol/min以下であることが更に好ましい。
請求項8に係る発明は、III族窒化物系化合物半導体基板はGaN基板であり、III族元素の有機化合物はトリメチルガリウムであり、トリメチルガリウムの供給量は、実質的に窒化ガリウムが成長しない範囲に設定されいることを特徴とする。
さらには、トリメチルガリウムの供給量は、窒化ガリウムの成長と分解とが均衡した平衡状態の近傍であって、窒化ガリウムの分解が生じる量であることが望ましい。
請求項9に係る発明は、アンモニアとトリメチルガリウムの供給量の比は、トリメチルガリウムとして供給されるガリウム原子数に対するアンモニアとして供給される窒素原子数の比(いわゆるV/III比)が、1200以上4000以下であることを特徴とする。尚当該供給量の比(V/III比)は、1800以上3600以下がより好ましく、2000以上3000以下が更に好ましい。このような条件の時に、ステップ状態の良好な基板表面を得ることができる。
また、請求項10に係る発明は、表面処理工程の温度は、その後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる温度以上であることを特徴とする。すなわち、結晶品質の良好なIII族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させることができる温度以上で、半導体表面を処理することで、より効果的に、研磨傷を消滅させ、凹凸の段差、Ga液滴の形成が防止され、その後に、エピタキシャル成長されるIII族窒化物系化合物半導体の結晶性を向上させることができる。なお、表面処理工程の温度は、その後のIII族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる温度よりも0℃以上400℃以下の範囲で高くすることが望ましい。このような条件の場合に、表面処理工程において、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定することができる。
また、請求項11に係る発明は、請求項10の発明において、表面処理工程のIII族元素の有機化合物の供給量は、その後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる時のIII族元素の有機化合物の供給量よりも小さいことを特徴とする。このような条件の場合に、表面処理工程において、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定することができる。
また、請求項12に係る発明は、表面処理工程の温度は、半導体基板表面の研磨傷の面積密度を最小とし、III族元素の有機化合物の供給量は、半導体基板表面のGa液滴の面積密度を最小とする値に制御されていることを特徴とする。ここで、研磨傷の面積密度は、単位面積当たりの傷の個数と、1個の傷当たりの占める面積との積を意味する。1個の傷の面積は、傷の凹部の底面及び側面の表面積の和を意味する。また、Ga液滴の面積密度は、単位面積当たりのGa液滴の個数と、1個当たりの液滴の占める面積との積を意味する。表面処理工程の温度が増加するに連れて、加工傷の面積密度が減少する傾向を示すが、Ga液滴の面積密度が増加する傾向を示す。また、III族元素の有機化合物の供給量を増加するに連れて、Ga液滴の面積密度が減少する傾向を示す。したがって、表面処理の温度と、III族元素の有機化合物の供給量を最適に制御することで、加工傷の面積密度と、Ga液滴の面積密度を最小値とすることができる。
また、請求項13に係る発明は、表面処理工程の温度、III族元素の有機化合物の供給量、及び、アンモニアの供給量は、半導体基板表面の研磨傷の面積密度、及び、半導体基板表面のGa液滴の面積密度を最小とし、ステップ状態を最良とする値に制御されていることを特徴とする。ステップ状態とは、結晶構造の原子オーダでの結晶成長の起点となるステップの整然度を意味する。基板のステップ状態が良い場合に、基板上に成長する結晶の品質を向上させることができる。アンモニアの供給量を増加するに連れて、表面の凹凸の高低差の2乗平均を低下させて、ステップ状態を良好にすることができる。しかし、アンニモアがある値を越えて増加すると、表面に凸部が現れ、表面の凹凸の高低差の2乗平均が増加し、ステップ状態が悪化する。したがって、表面処理の温度と、III族元素の有機化合物の供給量に加えて、アンモニアの供給量を最適に制御することで、より効果的に、研磨傷の面積密度と、Ga液滴の面積密度を最小値とし、且つ、ステップ状態を最良とすることができる。
請求項14に係る発明は、表面処理工程の温度、III族元素の有機化合物の供給量、及び、アンモニアの供給量は、半導体表面の凹凸の高低差の2乗平均は、2.2nm以下となる条件に制御されていることを特徴とする。さらに、望ましくは、半導体表面の凹凸の高低差の2乗平均は、1.3nm以下である。表面処理工程の温度、III族元素の有機化合物の供給量、及び、アンモニアの供給量を、最適に制御することで、半導体表面の凹凸の高低差の2乗平均を、2.2nm以下、望ましくは、1.3nm以下に制御することができる。
III族窒化物系化合物半導体基板表面の、研磨による凹凸のうち、凸部を積極的に分解し、分解により生成するIII族原子が凹部に供給されて窒化物となることが好ましい。しかし、アンモニアのみの存在下で加熱した場合、分解により生成したIII族原子が液滴として凝集し、再窒化による凹部の埋め込みに寄与しないことが分かった。III族原子が液滴として凝集したまま冷却すると、当該部分が金属粒として半導体基板表面に残るので、エピタキシャル成長基板として用いた場合に、金属粒が残ったままエピタキシャル成長が生じ、得られるIII族窒化物系化合物半導体膜の結晶性に悪影響を及ぼす。
本発明者らは、以下に示す通り、加熱の際にアンモニアと共にIII族元素の有機化合物を供給することで、III族原子の液滴が解消されることを見出した。この際、キャリアガスとしての水素は、III族窒化物系化合物半導体基板表面の凸部の分解に寄与するものと考えられる。
本願発明の作用としては次の2つの可能性がある。
第1の可能性は、加熱の際にアンモニアと共にIII族元素の有機化合物を供給することで、気相中のIII族原子又はIII族元素化合物の分圧が上昇し、基板表面のIII族窒化物系化合物半導体の分解が抑制されるとのものである。これによれば、III族窒化物系化合物半導体は窒素とIII族原子とに分解することなく、マストランスポートにより凸部から凹部に移動して凹凸が平坦化される。
本願発明の作用の第2の可能性は次のようなものである。
高温時下で例えば基板表面の凸部等の、III族窒化物系化合物半導体の急速な分解と窒素分子として窒素原子が脱離することによるIII族原子の液滴が生じた場合、当該液滴表面のIII族原子とアンモニアの反応のみでは、III族原子の液滴が十分に消費されない。即ち、III族原子−窒素原子−III族原子等の結合が生じたとしても、分解して窒素原子が(窒素分子として)脱離する速度が勝ってしまうと考えられる。
ここでIII族元素の有機化合物を混在させることで、複数個のIII族原子を有する窒化物前駆体がIII族原子の液滴からのIII族原子の消費を助けることになる。即ち、高温下で、III族原子の液滴表面を複数個のIII族原子を有する窒化物前駆体が攻めると、液滴からIII族原子を更に取込んでより「分子量の高い」窒化物前駆体となって、最終的にGaN結晶が生成すると考えられる。この際、複数個のIII族原子を有する窒化物前駆体は多数のIII族原子−窒素原子結合を有し、また、3つの窒素原子に囲まれたIII族原子も多数有するので、それらの結合の一部が分解しても、「分子量の低い」窒化物前駆体となるのみであって、窒素原子が全ては窒素分子として脱離しないものと考えられる。
加熱の際の温度は1000℃以上1250℃以下が好ましい。1000℃未満では凸部の分解速度が遅くなり過ぎて本願発明の効果が得られず、1250℃を越えると凸部の分解速度が速くなり過ぎてやはり本願発明の効果が得られない。当該加熱の際の温度は、1100℃以上1200℃以下が更に好ましい。
表面処理温度は、特に、後の工程でエピタキシャル成長させるIII 族窒化物系化合物半導体の成長温度以上とすることが望ましい。すなわち、III 族窒化物系化合物半導体の最適成長温度以上とすることで、引き続き行われるエピタキシャル成長工程まで、基板表面の平坦性を維持することが容易となる。
現在汎用品として入手可能なIII族窒化物系化合物半導体基板はGaN基板であり、入手容易なトリメチルガリウムを用いて容易に本願発明を実施可能である。トリメチルガリウムの供給量が15μmol/min未満であると、分解により生じたGa液滴を再窒化することが困難となる。供給量の上限は、GaN基板の凸部等が十分に分解すべき点と、不必要な厚いエピ膜が生じない点とから、2mmol/min以下とすることが好ましい。当該供給量は、150μmol/min以上200μmol/min以下であることが更に好ましい。原子間力顕微鏡(AFM)の観察により、いわゆるV/III比は1200未満ではGaN表面のステップが粗くなり、4000以上では10μm四方以上の大きな領域の凹凸が形成されやすい。原子間力顕微鏡(AFM)の観察によれば、V/III比は、1800以上3600以下がより好ましく、2000以上3000以下が更に好ましい。
また、トリメチルガリウムの供給量が少なすぎるとGa液滴を生じ易くなり、トリメチルガリウムの供給量が多すぎると、III 族窒化物半導体が基板上に、成長することになるので、研磨傷が消滅する前に、研磨傷を残したまま窒化物膜が形成される。このことから、トリメチルガリウムの供給量は、設定された表面処理温度において、III 族窒化物半導体の成長と分解とが均衡する平衡状態の近傍であって、且つ、III 族窒化物半導体が分解する供給量であることが望ましい。
キャリアガスは水素が好ましい。この際、アルゴンその他の希ガスを混入しても良い。窒素のみをキャリアガスとすることは好ましくないが、50%以下で混入しても本願発明の効果は減ぜられないと予想される。
以下の実施例では、研磨したGaN基板表面をトリメチルガリウムとアンモニアの存在下で加熱して表面処理するものを示すが、本願発明は、任意組成のIII族窒化物系化合物半導体基板表面を、所望のIII族元素の有機化合物とアンモニアの存在下で加熱して表面処理するものを包含する。
本実施例では、GaN基板のいわゆるGa面側を用いた。当該Ga面の表面をAFM画像解析したところ、50μm□において凹凸の高低差の2乗平均(RMS)は3.0nmであった。また、金属顕微鏡により表面の凹凸を観察したところ、多数の方向の揃っていない直線状の凹部が多数見られた。即ち、当該GaN基板表面には多数の研磨傷が残っていた。これを図1に示す。図1の3枚の写真は、左から、50μm四方のAFM画像、2μm四方のAFM画像、金属顕微鏡写真である。2μm四方の領域におけるRMSは、0.58nmであったが、ステップ状態は観測されず、結晶成長の基板としては、適切な状態とは言えない。
まず、トリメチルガリウム(以下、TMGと略す)を流さずに、水素及びアンモニアの雰囲気下での加熱処理を行った。水素の供給量を29SLM、アンモニアの供給量を7SLMとして、下記温度で各々7分間保持した後に室温まで冷却した。AFM画像解析による50μm□及び2μm□における凹凸の高低差のRMSと、Ga液滴の有無は、各々次のようであった。
実験1:温度1160℃では、50μm□でのRMSは45.21nm、2μm□でのRMSは0.21nm、凹凸のほとんどがGa液滴によるもの。
実験2:温度1100℃では、50μm□でのRMSは9.25nm、2μm□でのRMSは0.17nm、凹凸のほとんどがGa液滴によるもの。実験2のGa液滴は実験1のGa液滴よりも小さく、数も少なかった。
実験3:温度1050℃では、50μm□でのRMSは7.43nm、2μm□でのRMSは0.17nm、凹凸のほとんどがGa液滴によるもの。実験3のGa液滴は実験2のGa液滴よりも小さかったが、数は多かった。
実験4:温度1000℃では、50μm□でのRMSは2.45nm、2μm□でのRMSは0.13nm、微小なGa液滴が見出された。
実験2、3の場合には、2μm□でのRMSは0.17nmであり、原子スケールのステップが観測された。特に、実験3では、ステップ状態は良好である。しかし、実験1、4の場合には、原子スケールのステップは観測されないか、ステップ状態は悪いものであった。
実験4の温度1000℃の場合、金属顕微鏡により表面を観察すると研磨傷が無くなっていなかった。一方、実験1の温度1160℃では金属顕微鏡により表面を観察すると、Ga液滴の固化物は多数生じているが、研磨傷は無くなっていた。これを図2に示す。図2の12枚の写真は、上段4枚が50μm四方のAFM画像、中段4枚が2μm四方のAFM画像、下段4枚が金属顕微鏡写真であり、左から右へ実験1から実験4となっている。
この実験から、表面処理工程の温度を増加するに連れて、加工傷が減少する傾向を示すが、Ga液滴の面積密度が増加する傾向を示すことが理解される。このため、加工傷が消滅する温度範囲において、温度が低い程望ましいことになる。しかし、この温度条件において、TMGを流さない状態では、加工傷を消滅させて、且つ、Ga液滴を発生させないようにすることはできなかった。
次に、加熱温度を1160℃とし、水素の供給量を29SLM、アンモニアの供給量を7SLMとして、下記のTMG供給量で未処理のGaN基板の処理を7分間行った。
実験1:TMGの供給量が0では、50μm□でのRMSは45.21nm、2μm□でのRMSは0.21nm、凹凸のほとんどがGa液滴によるもの(上述)。
実験5:TMGの供給量が120μmol/minでは、50μm□でのRMSは6.00nm、2μm□でのRMSは0.22nm、Ga液滴が見出された。
実験6:TMGの供給量が173μmol/minでは、50μm□でのRMSは2.24nm、2μm□でのRMSは0.23nm、Ga液滴は見出されなかった。
以上から、Ga液滴が残らないためには実験5のTMG供給量120μmol/minでは不足であり、実験6のTMG供給量173μmol/min以上となると、Ga液滴が観測されないことが分かった。以上の温度変化及びTMG供給量の変化実験1〜6から明らかなように、表面処理温度を適正に設定して、TMGを適正量で供給することにより研磨傷を有効に除去でき、且つ、Ga液滴の発生を抑制することができることが分かる。これは、成長と分解が均衡した平衡状態に対して、やや分解傾向のある状態で、熱処理することにより、Ga液滴の発生を防止した状態で、GaNが成長することなく、マストランスポートにより、研磨傷の凹部が埋められたためである。
ところが、実験6のTMG供給量173μmol/minの場合、AFM画像解析によると、GaN基板の処理後表面のGaNのステップ状態が、TMG供給量120μmol/minの場合のGa液滴が生じなかった部分でのステップ状態よりも悪化した。これを図3に示す。図3の6の写真は、上段3枚が50μm四方のAFM画像、下段3枚が2μm四方のAFM画像であり、左から右へ実験1、実験5及び実験6となっている。
以上の実験から、III族元素の有機化合物の供給量を増加するに連れて、Ga液滴の面積密度が減少する傾向を示すが、ステップ状態が悪化する傾向を示すことが理解される。
次に、加熱温度を1160℃とし、TMG供給量を173μmol/minとして、下記のアンモニアの供給量で未処理のGaN基板の処理を7分間行った。尚、水素の供給量はアンモニアとの和が36SLMとなるようにした。
実験6:アンモニアの供給量が7SLM、すなわち、0.13mol/minでは、50μm□でのRMSは2.24nm、2μm□でのRMSは0.23nmでステップ状態は悪かった(上述)。
実験7:アンモニアの供給量が10.5SLM、すなわち、0.47mol/minでは、50μm□でのRMSは1.31nm、2μm□でのRMSは0.24nmで、ステップ状態は良好であった。
実験8:アンモニアの供給量が14SLM、すなわち、0.63mol/minでは、50μm□でのRMSは3.47nm、2μm□でのRMSは0.21nmで、表面に10μm□程度の領域の凹凸が形成された。
以上から、アンモニアの供給量が7SLM(V/III比1806)ではステップ状態が悪く、アンモニアの供給量が14SLM(V/III比3613)では表面に凹凸が形成されることが分かった。一方、アンモニアの供給量が10.5SLM(V/III比2710)ではステップ状態も良く、表面に凹凸が形成されることもなかった。これを図4に示す。図4の6の写真は、上段3枚が50μm四方のAFM画像、下段3枚が2μm四方のAFM画像であり、左から右へ実験6、実験7及び実験8となっている。
この実験から、アンモニアの供給量を増加するに連れて、凹凸のRMSが減少して、ステップ状態が良くなる傾向を示すが、ある値を越えて増加すると、凹凸のRMSが増加して、ステップ状態が悪化する傾向を示すことが理解される。したがって、表面処理の温度と、III族元素の有機化合物の供給量に加えて、アンモニアの供給量を最適に制御することで、より効果的に、研磨傷をなくし、Ga液滴の表面密度を最小値とし、ステップ状態を最良とすることができることが理解される。
次に、表面処理済みの2つのGaN基板上に、各々次のようにLEDを形成してフォトルミネッセンス及びエレクトロルミネッセンスを測定した。図5に示す構造のLED110を製造した。上記実験7により得られた処理済みGaN基板100上に、GaNからなるn型コンタクト層101を、成長温度1160℃、TMG供給量を346μmol/min、アンモニア供給量を7.0SLM、すなわち、0.31mol/min、V/III 比を903,水素の供給量を25.5SLM、水素とモンモニアの供給量の和を36SLMの成長条件で成長させた。続いて、TMIを供給して、InGaNからなるn型クラッド層102を、850℃で成長させた。次に、InGaN/GaNのMQW構造から成る発光層103、p型AlGaNから成るp型クラッド層104、p型GaNから成るp型コンタクト層105を順に成長させた。次に、p型コンタクト層105からn型コンタクト層101までを一部エンチングして除去した。p型コンタクト層105の上面に透光性又は反射性のp電極106と、露出したn型コンタクト層101の上面にn電極107を蒸着して、LED110を形成した。
比較例として、実験1で得られた、Ga液滴が表面に多数存在していたGaN基板10に、全く同様にLED11を形成した。
これら2つのLED110及び11のフォトルミネッセンス(PL)強度を比較したところ、本願発明の実施例に係る処理済みGaN基板100上に形成したLED110のPL強度は、比較例に係るGa液滴の残るGaN基板10上に形成したLED11のPL強度の1.5倍であった。
また、これら2つのLEDのエレクトロルミネッセンス(EL)強度を比較したところ、本願発明の実施例に係る処理済みGaN基板100上に形成したLED110のEL強度は、比較例に係るGa液滴の残るGaN基板10上に形成したLED11のEL強度の1.1倍であった。
これらの結果は、本願発明の表面処理工程により、処理済みGaN基板100表面が平坦となったことから、実験1で得られた、Ga液滴が表面に多数存在していたGaN基板10上に形成したLED11を構成する各層の結晶性よりも、処理済みGaN基板100上に形成したLED110を構成する各層の結晶性が向上したことによるものである。
この実施例において、GaNからなるn型コンタクト層の成長温度は、基板の処理温度である1160℃に対して、0℃以上400℃以下の範囲で、高くしても良い。原料ガスの供給量の増加は、温度を下げる前であっても、温度を下げてから行っても良い。
また、GaN基板上の結晶成長は、次のように行っても良い。図6に示す構造のLEDで、実験7の条件で、n型GaN基板120の表面を所定時間加熱処理する。次に、原料ガスをTMGからTMIに切り換え、他のガスの供給量は維持した後、基板温度を1160℃から850℃に低下させる。これにより、n型GaN基板120上に、InGaNから成るn型クラッド層122を成長させる。次に、InGaN/GaNのMQW構造から成る発光層123、AlGaNから成るp型クラッド層124、GaNから成るp型コンタクト層125を順に成長させた。次に、p型コンタクト層125上に透光性又は反射性のp電極126を、n型GaN基板127の裏面に反射性又は透光性のn電極127を形成して、LED200を形成した。InGaNから成るn型クラッド層122の成長温度は、n型GaN基板120の表面処理温度の1160℃に比べて、300℃以下の低温であるために、成長開始までに基板表面の平滑性やステップ状態が損なわれることはない。また、本発明の表面処理により、極めて高品質のGaNの表面が得られているため、GaNから成るn型コンタクト層を形成せずに、GaN基板上に、直接、n型のInGaNから成るn型クラッド層を成長させても、発光層以降の結晶品質に悪影響を及ぼすことはない。このようにして得られたLED200のEL強度は、LED110のEL強度に対して同等以上であることが確認されている。
本願発明は、以上述べたように、基板の表面処理を、成長と分解とが均衡した平衡状態となるような基板温度、III 族元素を含む有機金属ガスの供給量の条件下で、行うことを特徴とする。この表面処理の間に、基板表面傷を消滅させるものである。したがって、表面処理条件に対して、その後に行われるIII 族窒化物半導体の成長の条件は、温度、III 族元素を含む有機金属ガスの供給量は、気相成長の駆動力が正となる条件にすれば良い。この条件を満たす一つの方法が、基板温度を低下させること、又は、III 族元素を含む有機金属ガスの供給量を増加させることである。また、研磨傷を消滅させるには、高温度で処理することが望ましく、その後に行われるIII 族窒化物半導体の成長には、温度を維持するか、温度を低下させることで、表面処理した基板の表面状態を高品質に維持することが特徴である。また、V/III 比を適正に設定して表面処理を行うことで、基板表面のステップ状態を良好にすることができる。
本発明の表面処理工程により、極めて平坦な表面を有するIII族窒化物系化合物半導体基板を得て、その上に結晶性の良いIII族窒化物系化合物半導体を結晶成長させることができる。表面処理工程を経たIII族窒化物系化合物半導体基板は、発光素子、FETその他の半導体素子を形成するためのエピタキシャル成長基板として、極めて有用である。
本発明の実施例により表面処理する前のGaN基板の3枚の写真図。 本発明の実施例で示した、実験1乃至4の表面処理後のGaN基板の各々3枚ずつの写真図。 本発明の実施例で示した、実験1、5及び6の表面処理後のGaN基板の各々2枚ずつの写真図。 本発明の実施例で示した、実験6乃至8の表面処理後のGaN基板の各々2枚ずつの写真図。 本発明の実施例にかかるLEDの構造を示した断面図。 本発明の他の実施例にかかるLEDの構造を示した断面図。
符号の説明
10:実験1により処理したGaN基板
11:Ga液滴が表面に多数存在していたGaN基板10上に形成したLED
100:実験7により処理したGaN基板
110:処理済みGaN基板100上に形成したLED

Claims (14)

  1. 研磨された、III族窒化物系化合物半導体から成る半導体基板表面を、III族元素の有機化合物と、アンモニアと、水素とを含む雰囲気下で加熱して前記半導体基板表面の凹凸を平坦化する表面処理工程と、
    当該表面処理工程の後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させることを特徴とするIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  2. 前記表面処理工程における条件は、III族窒化物の形成と分解の平衡状態近傍であることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  3. 前記表面処理工程における温度及び前記III族元素の有機化合物の供給量は、III族窒化物の成長と分解の平衡状態近傍に設定し、III族窒化物系化合物半導体を成長させない条件であるあることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  4. 前記加熱の際の温度は1000℃以上1250℃以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
    載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  5. 前記III族窒化物系化合物半導体基板はGaN基板であり、前記表面処理工程の後の窒化ガリウムの成長温度を、前記表面処理工程における温度よりも0℃以上400℃以下の範囲で低下させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  6. 前記III族元素の有機化合物はトリメチルガリウムであり、前記表面処理工程の後の窒化ガリウムを成長させる時のトリメチルガリウムの供給量は、表面処理工程におけるトリメチルガリウムの供給量よりも増加させることを特徴とする請求項5に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  7. 前記トリメチルガリウムの供給量が15μmol/min以上2mmol/min以下であることを特徴とする請求項6に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  8. 前記III族窒化物系化合物半導体基板はGaN基板であり、前記III族元素の有機化合物はトリメチルガリウムであり、前記トリメチルガリウムの供給量は、実質的に窒化ガリウムが成長しない範囲に設定されいることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  9. アンモニアとトリメチルガリウムの供給量の比は、トリメチルガリウムとして供給されるガリウム原子数に対するアンモニアとして供給される窒素原子数の比が、1200以上4000以下であることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  10. 前記表面処理工程の温度は、その後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる温度以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  11. 前記表面処理工程の前記III族元素の有機化合物の供給量は、その後に、III族窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる時の前記III族元素の有機化合物の供給量よりも小さいことを特徴とする請求項10に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  12. 前記表面処理工程の温度は、前記半導体基板表面の研磨傷の面積密度を最小とし、前記III族元素の有機化合物の供給量は、前記半導体基板表面のGa液滴の面積密度を最小とする値に制御されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  13. 前記表面処理工程の温度、前記III族元素の有機化合物の供給量、及び、前記アンモニアの供給量は、前記半導体基板表面の研磨傷の面積密度、及び、前記半導体基板表面のGa液滴の面積密度を最小とし、ステップ状態を最良とする値に制御されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
  14. 前記表面処理工程の温度、前記III族元素の有機化合物の供給量、及び、前記アンモニアの供給量は、前記半導体表面の凹凸の高低差の2乗平均は、2.2nm以下となる条件に制御されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れか1項に記載のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法。
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