JP2009123036A - 店舗情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】来店中の顧客に対して直接かつリアルタイムに商品の販売情報を提供できると共に、売り場における商品の販売情報を顧客の顧客端末にリアルタイムで配信することにより、店舗外の顧客の来店を促進し、商品の販売を促進すること。
【解決手段】店舗内の商品の売り場に設置される売り場端末と、売り場端末と通信可能に接続されると共に、顧客の顧客端末と電子メールの送受信が可能な情報配信サーバと、顧客端末の電子メールアドレスを記憶する記憶手段とを備える。売り場端末は、商品の販売情報が入力されたことに応答して、情報配信サーバに対してその商品の販売情報を送信すると共に、表示手段における商品の販売情報の表示を入力された商品の販売情報に更新する。情報配信サーバは、売り場端末から商品の販売情報を入力した場合に、記憶手段から顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、百貨店などの店舗において商品の売り場の情報を顧客に提供する店舗情報提供システムに関する。
従来、商品の販売店などの店舗では顧客に対して割引クーポンを発行することにより、販売促進が行われている。割引クーポンを顧客に提供する手法のひとつとして、例えばインターネットを介して顧客が商品のホームページにアクセスした際、そのホームページからクーポン情報をダウンロードできるようにして顧客に提供する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、このようなクーポン情報の提供では、顧客が意図的に商品のホームページにアクセスする操作が必要不可欠であり、店舗側から顧客に対してリアルタイムで値引き販売等の情報を提供するものではない。
一般にスーパーマーケットやコンビニエンスストア、百貨店など、食品を多く取り扱う店舗では、その日期限の商品を残さずに完売することを目指しており、消費期限の短い商品は店内の売り場で値引き販売するなどして販売促進を行っている。例えばその日の目玉商品として旬の鮮魚を大量に入荷したにもかかわらず、雨天の影響などで客足が鈍い場合には、店内の売り場にて予定価格よりも更に値引きして販売することもある。また他店が新聞の折り込みチラシなどに掲載した商品価格に対抗するため、店舗の売り場ではその日のうちに通常価格よりも値引きして販売が行われることもある。
ところで、店内の売り場で値引き販売を行う場合には、店員が顧客に対して口頭で値引き販売することを宣伝することがある。しかしこの場合、店員は顧客に対して常に値引き販売を宣伝し続けなければならず、効率的ではない。また個々の商品に対して値引きシールを貼ることもあるが、値引きシールの準備を始めてから張り終えるまでには一定の時間を要するので、値引き販売が顧客に対して即座に周知されないという問題がある。また商品に値引きシールを貼る場合、顧客は商品棚に陳列された商品を覗き込まない限り、値引き販売が実施されているという事実を把握することができないという問題もある。
また上述したような店内の売り場で行われる値引き販売は、顧客が来店して初めて商品が値引き販売されている事実を知るものであり、その日に来店しない顧客にとっては値引き販売の事実を知ることはできないという事情がある。そのため、客足の鈍い日などには値引き販売を行っても結局商品が売れ残ってしまうという問題がある。
また特に魚売り場の場合には、その日の漁獲量に応じた品揃えが行われることがあり、顧客は売り場に行かない限り、所望する魚を購入できるかを把握することができないという事情もある。そのため、この場合にも客足の鈍い日などには豊富に品揃えしたにもかかわらず、結局商品が売れ残ってしまうことになる。
特開2002−269420号公報
そこで本発明は、上記問題を解決することを課題としてなされたものであり、店舗内の売り場において来店中の顧客に対して直接かつリアルタイムに商品の値引き販売などの情報を提供することができると共に、売り場における商品の値引き販売や品揃えなどの情報を顧客の保有する顧客端末にリアルタイムで配信することにより、店舗外の顧客の来店を促進し、商品の販売を促進することができる店舗情報提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る店舗情報提供システムが第一の解決手段として採用したところは、店舗内の商品の売り場に設置され、当該売り場での商品の販売情報を入力する入力手段と、該入力手段から入力された情報に基づいて来店中の顧客に対して商品の販売情報を表示する表示手段を備えた売り場端末と、前記売り場端末とネットワークを介して通信可能に接続されると共に、店舗の顧客が保有する顧客端末と電子メールの送受信が可能な情報配信サーバと、前記顧客端末の電子メールアドレスを記憶する記憶手段と、を備え、前記売り場端末は、前記入力手段を介して商品の販売情報が入力されたことに応答して、前記情報配信サーバに対して前記入力手段から入力された商品の販売情報を送信すると共に、前記表示手段における商品の販売情報の表示を前記入力手段から入力された商品の販売情報に更新するように構成され、前記情報配信サーバは、前記売り場端末から商品の販売情報を入力した場合に、前記記憶手段から前記顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信することを特徴とする点にある。
かかる第一の構成によれば、店舗内の売り場において売り場端末から商品の販売情報を入力することにより、当該売り場端末の表示手段に表示される商品の販売情報が更新され、来店中の顧客に対して直接かつリアルタイムに商品の値引き販売などの情報を提供することができると共に、情報配信サーバが記憶手段から顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信することにより、売り場における商品の値引き販売や品揃えなどの情報を店舗外にいる顧客に対してもリアルタイムに提供することができる。
また本発明に係る店舗情報提供システムが第二の解決手段として採用したところは、店舗内の商品の複数の売り場に設置されており、各売り場での商品の販売情報を入力する入力手段と、該入力手段から入力された情報に基づいて来店中の顧客に対して商品の販売情報を表示する表示手段を備えた複数の売り場端末と、前記複数の売り場端末のそれぞれとネットワークを介して通信可能に接続されると共に、店舗の顧客が保有する顧客端末と電子メールの送受信が可能な情報配信サーバと、前記顧客端末の電子メールアドレスと顧客が希望する売り場情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、を備え、前記複数の売り場端末のそれぞれは、前記入力手段を介して商品の販売情報が入力されたことに応答して、前記情報配信サーバに対して前記入力手段から入力された商品の販売情報を送信すると共に、前記表示手段における商品の販売情報の表示を前記入力手段から入力された商品の販売情報に更新するように構成され、前記情報配信サーバは、前記売り場端末から商品の販売情報を入力した場合に、該商品の販売情報の送信元の売り場を特定し、前記記憶手段から該送信元の売り場に関する情報を希望する顧客の前記顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信することを特徴とする点にある。
かかる第二の構成によれば、第一の構成と同様の作用を示すと共に、特に売り場が複数ある場合、顧客が希望する売り場に関する情報を選択してリアルタイムに提供することができる。
上記店舗情報提供システムにおいてより好ましい構成は、売り場端末にはパスワードが設定されており、入力手段に対する商品の販売情報の入力は、設定されたパスワードに一致するパスワードの入力が行われた後に可能となる構成である。かかる構成の場合には、商品の売り場に設置される売り場端末が顧客によって操作されることを防止できるようになる。
また上記店舗情報提供システムにおいて売り場端末は、表示手段が液晶表示パネルから成り、入力手段が前記液晶表示パネルの前面に配置されたタッチパネルセンサから成る構成であることがより好ましい。かかる構成の場合には、売り場に設置される売り場端末のスペースを最小限に抑えることができると共に、タッチパネルセンサからの入力操作が可能であるのでキーボードをなくすことができ、操作性が向上する。
上記店舗情報提供システムにおいては、店舗内に設置され、前記ネットワークを介して前記情報配信サーバと通信可能に接続された店舗端末を更に備え、前記情報配信サーバが、前記店舗端末からアンケート情報を入力した場合には、前記記憶手段に記憶された前記顧客端末の電子メールアドレスに対して電子メールを送信すると共に、前記顧客端末からアンケートに対する回答情報を受信した場合にはクーポン情報を生成して該回答情報の送信元である電子メールアドレスに送信する構成とすることが更に好ましい。かかる構成の場合、店舗情報提供システムは店舗内の情報を顧客に対してリアルタイムに提供できるだけでなく、顧客のニーズなどの情報を効果的に入手できるようになる。
本発明に係る店舗情報提供システムによれば、店舗内の売り場に設置される売り場端末から商品の販売情報が入力されたことに応答して、売り場端末の表示手段に表示される商品の販売情報が入力された情報に更新されるので、店舗内の売り場において来店中の顧客に対して直接かつリアルタイムに商品の値引き販売などの情報を提供することができる。またこれと共に、記憶手段に記憶された顧客端末の電子メールアドレス宛に情報配信サーバから商品の販売情報を含む電子メールが送信されるので、顧客は来店していなくとも商品の販売情報をリアルタイムで入手できるようになり、顧客の来店を促し、商品の販売を促進することができるようになる。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1は、本発明に係る店舗情報提供システム1の一構成例を示す図である。この店舗情報提供システム1は、スーパーマーケットなどの店舗内に設けられる店舗システム2と、店舗内或いは遠隔地の本部システム3とを備えており、店舗システム2と本部システム3とは専用通信網やインターネットなどのネットワーク4を介して互いにデータ通信可能なように接続されている。
店舗システム2は、店長室などに設けられ、店長など限られた者によってのみ操作可能な管理用コンピュータである店舗端末10と、店舗内の売り場毎に個別に設置される売り場端末11,12,13,14と、店舗の入り口付近などに設置される店舗案内用のインフォメーション端末15と、ネットワーク4に対して接続するためのルータなどで構成される接続装置16とを備え、これらが店舗内に敷設した無線LAN又は有線LANなどの店舗内ネットワーク17に接続されており、相互にデータ通信可能なように構成されている。
各売り場に設置される売り場端末11〜14は、例えばタブレット型PCなどの一般的なコンピュータによって構成され、液晶表示パネルから成る表示手段18と、液晶表示パネルの前面に配置されたタッチパネルセンサから成る入力手段19とを備えており、例えば商品を陳列した商品棚の中央など、顧客の注意を引きやすく、かつ顧客が表示手段18に表示される情報を視認しやすい場所に設置される。ここで表示手段18を液晶表示パネルとし、入力手段19をタッチパネルセンサとする第一の理由は、売り場端末11〜14を設置するのに必要なスペースを最小限に抑えるためであり、商品の陳列スペースが著しく減少することを防止するためである。また第二の理由は、キーボードをなくし、片手でも入力操作が行えるようにして操作性を向上させるためである。但し、売り場端末11〜14は必ずしもこのような態様に限定するものではない。
この売り場端末11〜14は内部に記憶手段20を有しており、この記憶手段20にはそれぞれ固有のパスワードPW1〜PW4が格納されている。これらのパスワードPW1〜PW4は売り場端末11〜14が各売り場の責任者と店長のみによって操作可能とし、他の店員や顧客などが売り場端末を操作することができないようにするためのものである。例えば、魚売り場に設置した売り場端末11の場合、魚売り場の責任者と店長のみがパスワードPW1を把握しており、そのパスワードPW1を始めに入力することによって売り場端末11において情報の入力操作が可能になる。このような各売り場に設置された売り場端末11〜14は、各売り場において商品の品揃えや販売価格など、商品の販売に関する情報を顧客に対して直接的に表示する。したがって、各売り場端末11〜14はそのハードウェア構成自体はそれぞれ同じであるが、設置される売り場毎に表示手段18に表示する内容が異なり、各売り場において所謂POP広告の機能を果たす。また開店後に商品を入荷した場合や、値引き販売を行う場合には、売り場の責任者や店長など権限のある者がその売り場に設置された売り場端末の入力手段19を介して情報を更新する操作を行うことにより、表示手段18に表示される商品の販売情報がリアルタイムに更新されるようになっている。
店舗端末10はノート型PCやデスクトップ型PCなどの一般的なコンピュータによって構成され、内部に記憶手段21を備えており、その記憶手段21に固有のパスワードPW5が格納されている。売り場端末11〜14はそれぞれの売り場に応じた情報を表示できるに留まるが、この店舗端末10は、店舗内の全ての売り場の情報を取得して表示することができ、店舗内全体の商品の販売情報を閲覧することができる。また商品の販売情報の入力に関しても、各売り場端末11〜14はそれぞれの売り場に応じた情報の入力ができるに留まるが、この店舗端末10は、店舗内の全ての売り場に関する商品の販売情報を入力することができる。すなわち、例えば「只今より店内全品10%引き!」というような店舗内全体に対する商品の販売に関する情報の入力は店舗端末10を操作することによって可能になる。パスワードPW5はこのような操作が権限のない者によってなされることを防止するためのものであり、パスワードPW5を始めに入力することによって店舗端末10において情報の入力操作が可能になる。
インフォメーション端末15は、売り場端末と同様に例えばタブレット型PCなどの一般的なコンピュータによって構成され、液晶表示パネルから成る表示手段18と、液晶表示パネルの前面に配置されたタッチパネルセンサから成る入力手段19とを備えており、店舗の入り口付近など来店した顧客の目に付きやすい場所に設けられる。インフォメーション端末15が他の端末と異なる点は、インフォメーション端末15にはパスワードが設定されていない点であり、顧客は自由にインフォメーション端末15を操作することが可能である。インフォメーション端末15では、店舗内の各売り場での品揃えや販売価格、或いは値引き販売などの商品の販売情報や店舗の案内画面、及びその他の情報を閲覧することができる。但し、このインフォメーション端末15では、売り場端末11〜14や店舗端末10で設定した商品の販売情報を変更する操作などはできないようになっている。
一方、本部システム3は、デスクトップ型PCなどの一般的なコンピュータによって構成される情報配信サーバ30と、店舗データベース25を記憶した記憶手段32とを備えており、情報配信サーバ30は記憶手段32にアクセスして店舗データベース25に格納された各種情報の読み出しや書き込み、更新等などを行う。また情報配信サーバ30はネットワーク4を介して上述した店舗システム2を構成するコンピュータや端末と個別にデータの送受信が可能であると共に、インターネットや携帯電話通信網などのネットワーク5を介して店舗の顧客が保有する顧客端末6とデータの送受信が可能なように構成されている。尚、図例では顧客端末6は携帯電話端末である場合を例示しているが、これに限定するものではなく、PCなどのコンピュータであっても構わない。
図2は店舗データベース25に格納される情報の一例を示す図である。店舗データベース25には、店舗ID26と、イベント情報27と、顧客情報28と、その他の情報29とが互いに関連づけられた状態で格納されている。店舗ID26は、例えば複数の店舗がデータベースに登録されている場合にひとつの店舗を特定するための情報であり、店舗毎に付与された固有の識別情報である。イベント情報27は各店舗で行われるイベントに関する情報であり、店舗端末10や売り場端末11〜14から入力される各種情報、例えば商品の値引き販売に関する情報など商品の販売に関する情報(商品の販売情報)である。顧客情報28は各店舗の顧客が保有する顧客端末6の電子メールアドレスを含む情報である。その他の情報29には、例えば新聞の折り込みチラシに掲載された商品の価格に関する情報や後述するアンケート情報などが格納される。
図3は店舗データベース25に格納されるイベント情報27及び顧客情報28の一例を示す図であり、(a)はイベント情報27を、(b)は顧客情報28を示している。まず図3(a)に示すようにイベント情報27には、登録されたイベント毎に固有のイベントIDが付与されており、このイベントIDに対応付けられてイベントに関する情報が登録される。図例の場合、店舗内の「魚売り場」において「本日、只今より魚売り場全品表示価格より10%引き」で値引き販売することを示す商品の販売情報が登録されている。また、イベントの開始時間及び終了時間なども登録される。このようなイベント情報27は、店舗端末10や各売り場端末11〜14から店長や売り場責任者などが商品の販売情報を入力したことに応答して登録される。
また図3(b)に示すように顧客情報28には、登録された顧客毎に固有の顧客IDが付与されており、この顧客IDに対応づけられて顧客に関する情報が登録されている。この顧客情報28には少なくとも顧客端末6の電子メールアドレスが含まれており、顧客が電子メールアドレスを登録すると、初期情報28aとして電子メールアドレスと登録年月日が登録される。また同時に希望する売り場情報28bも登録される。希望する売り場情報28bは顧客が情報の配信を希望する売り場の指定情報であり、複数の売り場の中から少なくとも1つの売り場を選択して登録することも可能であるが、新規登録時にはデフォルト値として全ての売り場を指定する「店舗全体」が登録される。また顧客情報28には顧客の性別や生年月日、住所などの付加情報28cも登録されるが、これら付加情報28cは顧客が後述するアンケートに回答した場合に登録される情報である。
本実施形態では、店舗に関する情報は全て本部システム3に設けた店舗データベース25で一元管理されており、例えば売り場端末11〜14から値引き販売などの商品の販売情報が入力された場合には、各売り場端末11〜14が情報配信サーバ30に対して入力された商品の販売情報を送信し、情報配信サーバ30が店舗データベース25のイベント情報27を更新する。また各売り場端末11〜14が当該売り場に関する商品の販売情報を表示する際にも、各売り場端末11〜14は情報配信サーバ30を介して店舗データベース25にアクセスし、イベント情報27の中から当該売り場に関する商品の販売情報を取得して表示手段18に表示する。
また店舗端末10についても同様であり、店舗端末10から値引き販売などの商品の販売情報が入力された場合には、店舗端末10が情報配信サーバ30に対して入力された商品の販売情報を送信し、情報配信サーバ30が店舗データベース25のイベント情報27を更新する。店舗端末10において店舗全体の各該売り場に関する商品の販売情報を表示する際にも、店舗端末10は情報配信サーバ30を介して店舗データベース25にアクセスし、イベント情報27の中から各売り場に関する商品の販売情報を取得して表示する。
インフォメーション端末15は定期的に情報配信サーバ30を介して店舗データベース25にアクセスし、イベント情報27の中から各売り場に関する商品の販売情報を取得し、表示手段18に対して常に最新の情報を表示する。通常、インフォメーション端末15は表示手段18の画面を定期的に切り替えることにより、各売り場に関する商品の販売情報を順次に表示して店舗全体に関する情報を顧客に示している。そして顧客がインフォメーション端末15を操作した場合には表示手段18に売り場の選択画面を表示して顧客に売り場を選択させる。そして顧客が例えば「魚売り場」を選択した場合には、これに応答してインフォメーション端末15が店舗データベース25にアクセスし、イベント情報27の中から「魚売り場」に関する商品の販売情報を取得し、表示手段18に対して表示する。これにより、インフォメーション端末15は、顧客が所望する情報を提供できるようになる。
このように店舗に関する情報を全て店舗データベース25で一元管理することにより、例えばひとつの売り場端末から商品の販売情報が入力された場合には、店舗端末10やインフォメーション端末15で表示される情報にもリアルタイムで反映されるため、各売り場での商品の販売情報を共有することができる。また各端末が重複した情報を記憶しておく必要がないため、情報管理が容易であり、メンテナンスなども効率的に行えるという利点がある。
以上のように構成された店舗情報提供システム1において、店舗内の各売り場に設置される売り場端末11〜14は、来店中の顧客に対して商品の販売情報を表示しているときに、入力手段19を介して新規な商品の販売情報が入力されると、それに応答して、情報配信サーバ30に対してその新規に入力された商品の販売情報を送信すると共に、表示手段18に表示される商品の販売情報を新規な情報に更新する。そして情報配信サーバ30は、売り場端末11〜14から新規な商品の販売情報を入力した場合に、該商品の販売情報の送信元の売り場端末を特定し、店舗データベース25の顧客情報28を参照することにより当該売り場に関する情報を希望する顧客の予め登録された顧客端末6の電子メールアドレスを取得する。そしてその電子メールアドレスに対して新規に入力された商品の販売情報を含む電子メールを送信するように構成される。以下、このような動作を店舗情報提供システム1において具体的に行うための手順について説明する。
まず、顧客が保有する顧客端末6の電子メールアドレスを店舗データベース25に登録する手順について説明する。顧客端末6の電子メールアドレスの登録は、顧客自身が顧客端末6を操作して情報配信サーバ30に対して空メールなどの電子メールを送信することにより行われ、情報配信サーバ30が空メールなどの電子メールを受信すると、送信元の電子メールアドレスを特定して顧客情報28に登録される。この登録のプロセスは、例えば図4に示すプロセスで行われる。例えば、店舗側が配布する新聞の折り込みチラシやレシートなどに空メールの宛先となる電子メールアドレスの情報を含む二次元バーコードを印刷しておき、顧客は自身の顧客端末6を操作してこの二次元バーコードを読み取り(プロセスP1)、送信ボタンを押してメール送信を行うことにより登録申込を行う(プロセスP2)。尚、店内の目立つ場所にもこのような二次元バーコードを貼付しておくことで、来店した顧客がその場で自身の電子メールアドレスの登録申込を行うことができる。また、顧客自身が情報配信サーバ30宛の電子メールアドレスを操作入力して送信しても良い。
情報配信サーバ30は顧客端末6から電子メールを受信すると(プロセスP3)、顧客登録処理を行う(プロセスP4)。この処理では、空メールの送信元の電子メールアドレスを抽出し、新規な顧客IDを付して店舗データベース25の顧客情報28に登録する。これにより顧客情報28には、顧客端末6の電子メールアドレスを含む初期情報28aが登録されると共に、希望する売り場情報28bとして「店舗全体」が登録される。顧客情報28の登録処理が完了すると、情報配信サーバ30は顧客端末6に対して登録確認を通知するための電子メールを送信する(プロセスP5)。このとき送信する電子メールの本文には、希望する売り場情報28bとして「店舗全体」が登録されているため、店舗内の全ての売り場に関する商品の販売情報を配信すること、売り場を選択して登録内容を変更したい場合には所定のURLにアクセスして登録内容を変更する必要があることなどが記載される。この電子メールを受信した顧客端末6を保有する顧客は自身が店舗の顧客としてデータベース25に登録されたことを確認する(プロセスP6)。
この受信メールにより、顧客は今後店舗内の全ての売り場に関する商品の販売情報を入手できることを認識する。仮に顧客が希望する商品の販売情報が魚売り場に関する情報だけである場合には、その後、プロセスP7以降の処理が行われる。すなわち、顧客は顧客端末6を操作して受信メールに記載されたURLにアクセスし、登録内容の変更操作を行う(プロセスP7)。情報配信サーバ30は、顧客端末6から登録内容の変更操作を受け付けると、登録内容変更処理を実行する(プロセスP8)。この処理では、店舗データベース25に既に登録されている顧客IDを呼び出し、顧客端末6から受信した変更内容に基づいて登録内容の変更を行う。このような変更処理により、例えば希望する売り場情報28bを「店舗全体」から「魚売り場」のみに変更することができる。顧客情報28の変更処理が完了すると、情報配信サーバ30は顧客端末6に対して変更内容を通知するための電子メールを送信する(プロセスP9)。この電子メールを受信した顧客端末6を保有する顧客は、データベース25に登録されている情報が変更されたことを確認する(プロセスP10)。尚、顧客が店舗全体の売り場について商品の販売情報の提供を受けたい場合にはプロセスP7〜P10は特に行われない。以上のようなプロセスP1〜P10を、情報配信サーバ30が空メールを受信する度に行うことにより、店舗データベース25には多数の顧客情報28bが蓄積されていく。
次に、各売り場において売り場端末11〜14から商品の販売情報を入力する場合の手順について説明する。図5は売り場端末11〜14から商品の販売情報が入力されてから顧客端末6に対して商品の販売情報が配信されるまでのプロセスを示す図である。尚、以下においては魚売り場に設置した売り場端末11から商品の販売情報を入力する場合を例示するが、他の売り場端末12〜14の場合も同様である。
まず売り場端末11は、店舗データベース25に格納されている魚売り場に対応した商品の販売情報を取得して表示手段18に表示することにより、来店中の顧客に対して広告画面を表示する(プロセスP20)。そして新たに商品を入荷した場合や、客足が鈍く商品の売れ行きが好ましくない場合などには、魚売り場の責任者が売り場端末11の入力手段19を操作し、商品の品揃えや商品の値引き販売など、商品の販売情報を入力する(プロセスP21)。売り場端末11に対して魚売り場に関する商品の販売情報が入力されると、売り場端末11は入力された商品の販売情報を情報配信サーバ30に送信する。情報配信サーバ30は、売り場端末から商品の販売情報を受信すると、データベース更新処理を行う(プロセスP22)。この処理は、売り場端末から入力する商品の販売情報を店舗データベース25のイベント情報27に登録する処理である。
情報配信サーバ30において店舗データベース25の更新処理が行われることに伴い、売り場端末11ではプロセスP20に戻り、表示手段18に表示する広告画面の表示処理が行われる。このとき、店舗データベース25はプロセスP21で入力された最新の情報に更新されているので、表示手段18に表示される広告画面は、プロセスP21で入力された最新の商品の販売情報に更新して表示されることになる。
また情報配信サーバ30は、店舗データベース25の更新を行うと、それに引き続いて情報配信処理を行う(プロセスP23)。この処理では、売り場端末11から入力した情報から売り場を特定すると共に、店舗データベース25から顧客情報28を読み出し、特定した売り場の情報を希望する顧客を特定する。そしてその特定した顧客の電子メールアドレスを全て抽出し、売り場端末11から受信した商品の販売情報を含む電子メールを自動生成して抽出した全ての電子メールアドレス宛に送信する。そして顧客端末6がこの電子メールを受信することにより、その顧客端末6を保有する顧客が商品の販売情報を確認できるようになる(プロセスP24)。これにより、魚売り場に関する情報を希望する顧客全員に対して商品の販売情報がリアルタイムに配信されることになる。
図6は上記の場合において売り場端末11で実行される処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートにおいてはステップS1〜S4が上記プロセスP20に相当し、ステップS5〜S9が上記プロセスP21に相当する。
まず、売り場端末11は、魚売り場に対応した商品の販売情報を表示手段18に表示するために、情報配信サーバ30を介して店舗データベース25のイベント情報27にアクセスし(ステップS1)、イベント情報27に書き込まれた売り場情報(図3(a)参照)に基づいて魚売り場に関する商品の販売情報を取得する(ステップS2)。そして取得した商品の販売情報を表示手段18に表示させることにより、魚売り場に対応した広告画面を表示する(ステップS3)。イベント情報25に魚売り場に関する商品の販売情報が登録されていない場合には店舗全体に関する情報を読み出して表示してもよい。そしてステップS4に進み、入力手段19に対して入力操作が行われた否かを判定する。ここで入力操作が行われていない場合には、ステップS1に戻り、上述の処理を繰り返す。この繰り返しにより、表示手段18に表示される広告画面が定期的に更新されることになり、例えば店舗端末10から店長が新規に魚売り場に関する商品の値引き情報を入力した場合であってもその情報を取得して表示画面に反映させることができる。
ステップS4で入力操作が行われたと判断した場合には、ステップS5に進み、表示手段18の画面を切り替えてパスワード入力画面を表示する。そしてパスワードが入力されたか否かを判断し(ステップS6)、パスワードが入力された場合にはそのパスワードが記憶手段20に記憶したパスワードPW1に一致する正確なパスワードか否かを判断する(ステップS7)。パスワードの入力がなかった場合(ステップS6でNOの場合)や、入力されたパスワードが正確でなかった場合(ステップS7でNOの場合)には、ステップS1に戻り、表示手段18に対する広告表示を繰り返す。これに対し、正確なパスワードが入力された場合(ステップS7でYESの場合)には、売り場責任者などの権限のある者による操作であると判断し、表示手段18に入力用の画面を表示して商品の販売情報の入力操作を受け付ける(ステップS8)。商品の販売情報の入力操作が終了すると、売り場端末11は、情報配信サーバ30に対して、売り場情報と、入力された商品の販売情報とを送信する(ステップS9)。このとき送信する売り場情報には「魚売り場」であることを示す情報が含まれる。そしてこれらの情報を受信した情報配信サーバ30では、店舗データベース25の更新処理が行われ、イベント情報27に新規な商品の販売情報が登録される。
その後、売り場端末11の処理はステップS1に戻り、表示手段18に表示する商品の販売情報を新規な情報に更新するために、あらためて情報配信サーバ30を介して店舗データベース25のイベント情報27にアクセスし、魚売り場に関する新規な商品の販売情報を取得する。そして取得した商品の販売情報を表示手段18に表示させることにより、魚売り場に対応した最新の情報を広告画面として表示することにより、画面の更新を行う(ステップS3)。そして上述の処理が繰り返される。
このようにして売り場端末11は、入力手段19を介して新規な商品の販売情報が入力された場合、それに応答して、情報配信サーバ30に対してその新規に入力された商品の販売情報を送信すると共に、表示手段18に表示される商品の販売情報を新規な情報に更新するのである。尚、他の売り場端末12〜14についても同様であると共に、店舗端末10についても同様である。
次に、図7は情報配信サーバ30で実行される処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートにおいてはステップS20〜S22が図5のプロセスP22に相当し、ステップS23〜S25が同図のプロセスP23に相当する。
情報配信サーバ30は売り場端末11から新規な商品の販売情報を入力すると(ステップS20)、これに含まれる売り場情報に基づいて送信元の売り場を特定する(ステップS21)。そして店舗データベース25に新規なイベント情報27を登録する(ステップS22)。このとき、図3(a)に示すようにイベント登録日時、売り場情報、イベント開始時間、イベント終了時間などの情報が登録される。上述したように売り場端末11は、入力手段19を介して新規な商品の販売情報が入力されると、それに応答して、情報配信サーバ30に対してその新規に入力された商品の販売情報を送信すると共に、表示手段18に表示される商品の販売情報を新規な情報に更新するが、この更新時にはステップS22で登録された内容が読み出されて表示手段18における広告画面の更新が行われる。
続いて情報配信サーバ30は、店舗データベース25から顧客情報28を読み出し(ステップS23)、顧客情報28に登録された希望する売り場情報28bを参照することにより、ステップS21で特定した売り場の情報を希望する顧客を特定する。すなわち、この処理により、ステップS20で入力した商品の販売情報を配信する顧客の特定を行う(ステップS24)。そして特定した全ての顧客の初期情報28aから電子メールアドレスを抽出し、その電子メールアドレスに対して商品の販売情報を含む電子メールを一括して送信する(ステップS25)。
尚、例えば店舗端末10から店舗全体に関する商品の販売情報が入力された場合には、情報配信サーバ30は顧客情報28に登録された全ての電子メールアドレスに対して商品の販売情報を送信する。
このように情報配信サーバ30は、売り場端末11から新規な商品の販売情報を入力した場合に、該商品の販売情報の送信元の売り場端末を特定して店舗データベース25を更新すると共に、店舗データベース25の顧客情報28を参照することにより当該売り場に関する情報を希望する顧客の予め登録された顧客端末6の電子メールアドレスを取得して新規な商品の販売情報を電子メールで送信するように構成される。
以上のように本実施形態の店舗情報提供システム1によると、売り場端末11〜14から商品の販売情報を入力すると、売り場端末11〜14の表示手段18においてリアルタイムに入力された商品の販売情報が表示されるため、来店中の顧客に対して即座に値引き販売などの情報が提供されると共に、値引きシールなどと異なり、商品棚などに設置される売り場端末11〜14の表示手段18にその情報が表示されるので、顧客は個々の商品を覗き込まなくても値引き販売などの情報を把握することができる。また、この店舗情報提供システム1は、店舗内での表示を更新することに加え、予め店舗データベース25に登録された顧客に対して電子メールによって商品の販売情報を配信するので、店舗に来店していない顧客であっても店舗内の品揃えや値引き販売などの情報を入手することができ、店舗への来店を促進することができる。したがって、この店舗情報提供システム1は、商品の販売情報を店舗内外の顧客に対してリアルタイムに提供することにより、店舗における商品の販売促進効果を向上させることができるシステムである。
更にこの店舗情報提供システム1は、店舗端末10から店舗データベース25に登録された顧客に対してアンケートを実施することができるように構成されており、アンケートの回答率を高めるためにアンケートに回答した顧客に対しては、その電子メールアドレスにクーポン情報を送信するようになっている。図8は、店舗情報提供システム1においてアンケートを実施する際のプロセスを示す図である。まず、店長が店舗端末10を操作することにより、アンケートを作成し(プロセスP30)、アンケート情報を入力する(プロセスP31)。ここで入力されたアンケート情報は情報配信サーバ30に送信され、情報配信サーバ30において情報配信処理が行われる(プロセスP32)。この処理では、情報配信サーバ30は、店舗端末10から入力したアンケート情報を店舗データベース25に格納保存し、更に店舗データベース25に登録された全ての電子メールアドレスを読み出してアンケートを実施する旨の電子メールを全ての顧客端末6に対して送信する。この電子メールには、例えば「下記URLにアクセスして、アンケートにご回答下さい。ご回答戴いた方には、もれなく当店のクーポン券を進呈いたします。」などの文章が記される。
店舗端末6がこの電子メールを受信することにより(プロセスP33)、顧客はアンケートが実施されることを認識する。そしてクーポン券を希望する場合には、顧客は自ら顧客端末6を操作して情報配信サーバ30にアクセスする処理を行う(プロセスP34)。情報配信サーバ30は端末装置6からアクセス処理があると、店舗データベース25に格納したアンケート情報を読み出してアンケート閲覧ページを作成し、これを顧客端末6に送信する(プロセスP35)。これにより、顧客端末6の画面には、アンケートの項目や質問、回答欄などが表示され、顧客は顧客端末6を操作することによりアンケートに対する回答を入力する(プロセスP36)。アンケートに対する回答入力が終了すると、顧客端末6からアンケート回答情報が情報配信サーバ30に送信される。
アンケート回答情報を受信すると、情報配信サーバ30はアンケート集計処理を行う(プロセスP37)。この処理は、例えば店舗データベース25に格納したアンケート情報に対してアンケートの項目毎に回答結果を累積させていく処理である。そしてアンケート集計処理が終了すると、次に店舗データベース25の登録更新が行われる(プロセスP38)。この処理は、アンケートに含まれる顧客に関する情報、すなわち顧客の性別、生年月日(又は年齢)、居住地などの情報を、その顧客の顧客情報28に追加登録して更新する処理である。そして情報配信サーバ30はクーポン情報を生成するクーポン発行処理を行い、そのクーポン情報をアンケートの回答情報を送信した顧客端末6に対して電子メールで送信する(プロセスP39)。顧客端末6がこの電子メールを受信することにより、顧客端末6の画面にクーポン情報に基づくクーポン画像が表示され、顧客はクーポンを利用できるようになる。そして顧客が店舗に来店した際、店員にクーポン画像を掲示することにより値引き販売等のサービスを享受することができる(プロセスP41)。
この際、クーポンの重複利用を防止するため、店員に対してクーポン画像が掲示されたときに、店員又は顧客自らがクーポン画像に含まれるチェックボタンを操作することにより、クーポンの確認ができるようになっている。すなわち、顧客端末6に表示されたクーポン画像のチェックボタンを操作することにより、クーポンの確認操作を行う(プロセスP42)。顧客端末6はこの確認操作に伴い、情報配信サーバ30に対してクーポンの確認を求める信号を送信する。この信号には、固有のクーポン番号の他、顧客端末6を特定するための情報が含まれる。そして情報配信サーバ30は顧客端末6から確認のための信号を受信すると、店舗で利用されようとしているクーポンが利用可能であるかどうかを確認し、その結果を顧客端末6に送信する(プロセスP43)。このクーポン確認処理では、例えば固有のクーポン番号についてそれ以前に確認処理が行われていないかどうかの判定が行われる。そして当該クーポン番号についてそれ以前に確認処理が行われておらず、クーポンが未使用の場合には、提示されたクーポンが利用可能であることを示す確認結果を送信する。これに対し、当該クーポン番号について以前に確認処理が行われていた場合にはクーポンが既に使用済みであり、今回は利用できないことを示す確認結果を送信する。この確認結果に基づき、顧客端末6の画面には、クーポンの利用の可否が表示される(プロセスP44)。尚、クーポンの利用回数については1回に限らず、複数回に設定してもよい。またクーポンの利用期間を定めてその期間中は利用回数を制限しない態様も可能である。この場合、クーポン確認処理において当該クーポン番号の利用期間が経過しているか否かの判断が行われることになる。このようなクーポンの確認により、ひとつのクーポンが繰り返し利用されることを制限できるので、顧客はクーポンを求めてアンケートに回答するようになり、アンケートの回答率を向上させることができる。
このように情報配信サーバ30は、店舗端末10からアンケート情報を入力した場合、店舗データベース25に記憶された顧客端末6の電子メールアドレスに対して電子メールを送信することにより顧客に対してアンケートに回答することを促し、顧客端末6からアンケートに対する回答情報を受信した場合にはクーポン情報を生成して該回答情報の送信元である電子メールアドレスに送信するため、顧客はアンケートに回答すればクーポンを入手できる。そのため、アンケートに対する回答率を向上させることができる。そして店舗側からすれば、このようなアンケートを行うことにより、例えば店舗の品揃えや価格設定などについて顧客のニーズを把握することができる。また顧客の年齢層や性別、居住地域なども把握することができるので、顧客に応じた品揃えが可能になると共に、新聞の折り込みチラシなどを頒布する地域を効果的に定めることが可能になる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではない。例えば上記実施形態において店舗データベース25を記憶する記憶手段32が本部システム3に設置される場合を例示しているが、これに限定するものではなく、例えばこの記憶手段32を店舗システム2に設けてもよい。
また上記実施形態においては、売り場端末11〜14や店舗端末10から商品の販売情報が入力されたことに伴い、情報配信サーバ30が即時にその情報を各顧客端末6に配信する場合を例示したが、この配信処理を行う時刻を設定することも可能である。例えば、午後3時から1時間、魚売り場でタイムサービスを実施することを午後1時に決定した場合、その情報を午後1時に配信すると、タイムサービスが開始される午後3時までは客足が鈍る可能性がある。そこで、売り場端末11においてタイムサービスに関する商品の販売情報を午後1時に入力する場合であっても、その情報を配信する配信時刻を例えば午後2時45分など任意に設定できるようにしておき、この配信時刻を店舗データベース25のイベント情報27に登録しておく。そして情報配信サーバ30はその配信時刻になるまで待機し、配信時刻になった時点でその情報を顧客端末6に送信するように構成しても良い。尚、この場合においても、配信時刻のデフォルト値は「即時配信」であることが好ましい。
また上述した店舗情報提供システム1は、店舗のPOSシステムや商品の購入額に応じて顧客にポイントを贈与するポイントシステムなどと連携させることができる。例えば、ポイントシステムとの連携の場合、店舗情報提供システム1とポイントシステムとがネットワークを介して互いにデータ交換可能な構成としておき、上述のアンケートに顧客が回答した場合には、情報配信サーバ30が発行するクーポン情報としてポイント数を発行する。そして情報配信サーバ30はそのポイント数を電子メールで顧客端末6に送信して顧客に伝えると共に、ポイントシステムが保持する当該顧客の累積ポイント数に対して、発行したポイント数を加算するように指令を送ることにより、ポイントシステムが累積ポイント数を更新する。このような連携により、利便性の高いシステムが構築される。
店舗情報提供システムの一構成例を示す図である。 店舗データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 店舗データベースに記憶されるイベント情報と顧客情報の一例を示す図である。 顧客端末の電子メールアドレスを登録するプロセスを示す図である。 売り場端末から商品の販売情報が入力されてから顧客端末に対して商品の販売情報が配信されるまでのプロセスを示す図である。 図5のプロセスにおいて売り場端末で実行される処理手順を示すフローチャートである。 図5のプロセスにおいて情報配信サーバで実行される処理手順を示すフローチャートである。 店舗情報提供システムにおいてアンケートを実施する際のプロセスを示す図である。
符号の説明
1 店舗情報提供システム
2 店舗システム
3 本部システム
4,5 ネットワーク
6 顧客端末
10 店舗端末
11〜14 売り場端末
25 店舗データベース
30 情報配信サーバ
32 記憶手段

Claims (5)

  1. 店舗内の商品の売り場に設置され、当該売り場での商品の販売情報を入力する入力手段と、該入力手段から入力された情報に基づいて来店中の顧客に対して商品の販売情報を表示する表示手段を備えた売り場端末と、
    前記売り場端末とネットワークを介して通信可能に接続されると共に、店舗の顧客が保有する顧客端末と電子メールの送受信が可能な情報配信サーバと、
    前記顧客端末の電子メールアドレスを記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記売り場端末は、前記入力手段を介して商品の販売情報が入力されたことに応答して、前記情報配信サーバに対して前記入力手段から入力された商品の販売情報を送信すると共に、前記表示手段における商品の販売情報の表示を前記入力手段から入力された商品の販売情報に更新するように構成され、
    前記情報配信サーバは、前記売り場端末から商品の販売情報を入力した場合に、前記記憶手段から前記顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信することを特徴とする店舗情報提供システム。
  2. 店舗内の商品の複数の売り場に設置されており、各売り場での商品の販売情報を入力する入力手段と、該入力手段から入力された情報に基づいて来店中の顧客に対して商品の販売情報を表示する表示手段を備えた複数の売り場端末と、
    前記複数の売り場端末のそれぞれとネットワークを介して通信可能に接続されると共に、店舗の顧客が保有する顧客端末と電子メールの送受信が可能な情報配信サーバと、
    前記顧客端末の電子メールアドレスと顧客が希望する売り場情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記複数の売り場端末のそれぞれは、前記入力手段を介して商品の販売情報が入力されたことに応答して、前記情報配信サーバに対して前記入力手段から入力された商品の販売情報を送信すると共に、前記表示手段における商品の販売情報の表示を前記入力手段から入力された商品の販売情報に更新するように構成され、
    前記情報配信サーバは、前記売り場端末から商品の販売情報を入力した場合に、該商品の販売情報の送信元の売り場を特定し、前記記憶手段から該送信元の売り場に関する情報を希望する顧客の前記顧客端末の電子メールアドレスを取得して商品の販売情報を含む電子メールを送信することを特徴とする店舗情報提供システム。
  3. 前記売り場端末にはパスワードが設定されており、前記入力手段に対する商品の販売情報の入力は、設定されたパスワードに一致するパスワードの入力が行われた後に可能となることを特徴とする請求項1又は2記載の店舗情報提供システム。
  4. 前記売り場端末は、前記表示手段が液晶表示パネルから成り、前記入力手段が前記液晶表示パネルの前面に配置されたタッチパネルセンサから成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の店舗情報提供システム。
  5. 店舗内に設置され、前記ネットワークを介して前記情報配信サーバと通信可能に接続された店舗端末を更に備えており、
    前記情報配信サーバは、前記店舗端末からアンケート情報を入力した場合には、前記記憶手段に記憶された前記顧客端末の電子メールアドレスに対して電子メールを送信すると共に、前記顧客端末からアンケートに対する回答情報を受信した場合にはクーポン情報を生成して該回答情報の送信元である電子メールアドレスに送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の店舗情報提供システム。
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