JP2009122342A - 液晶表示装置、及びその製造方法 - Google Patents

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卓司 今村
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Abstract

【課題】開口率を向上することができるIPSモードの液晶表示装置、及びその製造方法を提供すること
【解決手段】本発明にかかる液晶表示装置は、基板1上に形成された島状の半導体層3と、半導体層3のソース/ドレイン領域上に形成された導電パターン16と、半導体層3及び導電パターン16を覆うゲート絶縁膜4と、ゲート絶縁膜4上に形成され、チャネル領域の対面に配置されたゲート電極5と、ゲート電極5を覆う層間絶縁膜7と、層間絶縁膜7上に形成されたソース配線44と、ソース配線44を覆う保護膜10と、保護膜10上に形成され、保護膜10、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜4を貫通するコンタクトホール8aを介して、ドレイン領域上の導電パターン16に接続する櫛歯形状の画素電極12と、保護膜10上において画素電極12と対向配置される櫛歯形状の共通電極13と、を備えるものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置、及びその製造方法に関し、特に詳しくはIPSモードの液晶表示装置、及びその製造方法に関するものである。
液晶表示装置は、フラットパネルディスプレイの一つとして従来から一般的に知られており、低消費電力や小型軽量といったメリットを活かしてパーソナルコンピュータや携帯情報端末機器のモニタなどに広く用いられている。近年は、TV用途としても液晶表示装置が広く用いられるようになり、従来のブラウン管ディスプレイにかわりその位置を占めようとしている。
このような液晶表示装置には、近年、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を画素スイッチング素子として使用したアクティブマトリクス型が多く採用されている。TFTには半導体膜を用いたMOS構造が多く用いられる。TFTの構造は逆スタガ型やトップゲート型、半導体膜は非結晶シリコン薄膜や多結晶シリコン薄膜が主として知られているが、これらは液晶表示装置の用途や性能により適宜選択される。小型の液晶表示装置には、多結晶シリコン薄膜を用いたTFT(ポリシリコンTFT)を使用することが多い。ポリシリコンTFTは移動度が高く、画素スイッチング素子を小型化することができるため、液晶表示装置の高精細化が可能となる。さらに、画素スイッチング素子を駆動するための周辺回路部にもポリシリコンTFTを適用することが可能となる。
近年のマルチメディア産業の発展に伴って、高画質の画像表示装置への要求が強まっている。インプレーンスイッチング(In-Plane-Switching:IPS)モードの液晶表示装置は、対向する基板間に挟持された液晶に横電界を印加して表示を行う表示方式である。IPSモードの液晶表示装置は、このような高画質化への要求を満足することが可能な表示方式であると考えられており、その表示品位の向上や低コスト化に向けて様々な取り組みがなされている。
IPSモードの液晶表示装置は、絶縁膜を挟んで配置された2層の金属電極間に発生する横電界により、液晶をスイッチングする方式が最も一般的である。このような構造の液晶表示装置は、通常のTN方式と比べて画素開口率を大きくすることが困難であり、そのため光利用効率が低いという欠点がある。これを補うために、バックライト輝度を増大させなければならず、LCDモジュール全体として携帯端末に要求されるような低消費電力化は困難であった。
例えば、特許文献1〜4に、このような問題を解決するための技術が開示されている(従来技術1)。従来技術1について図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、従来技術1に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。図5は液晶表示装置の画素の1つを示しており、図6はTFT及び保持容量の形成領域に沿った断面を示している。なお、説明の便宜上のため、図5及び図6にはアレイ基板側のみの構成が記載されている。
図5及び図6において、ガラス等の透明な絶縁基板からなる基板1上に、下地膜2が形成されている。下地膜2上の所定の位置には、多結晶シリコン薄膜等からなる半導体層3が島状に形成されている。半導体層3は、TFT50の形成領域上と、保持容量23の形成領域上とに連続して一体的にパターニングされた形状を有している。この半導体層3を覆うように、ゲート絶縁膜4が設けられている。
ゲート絶縁膜4の上には、ゲート配線43が形成されている。ゲート配線43は、図5中、縦方向に直線的に延在するように配設されている。そして、ゲート電極5が、TFT50の半導体層3と重複するように、ゲート配線43の一部から延在されている。ゲート電極5は、ゲート絶縁膜4を介して半導体層3のチャネル領域の対面に形成される。また、ゲート絶縁膜4上には、共通配線6がゲート配線43と同じ層によって形成されている。共通配線6は、図5中、縦方向に直線的に延在されており、ゲート配線43と略平行に設けられている。
これらゲート配線43、ゲート電極5、及び共通配線6を覆うように、層間絶縁膜7が設けられている。TFT50を構成する半導体層3のソース/ドレイン領域上には、層間絶縁膜7及びゲート絶縁膜4を貫通するコンタクトホール8が設けられている。また、共通配線6上には、層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール8が設けられている。
層間絶縁膜7上には、その一部がソース電極9aを構成するソース配線44が形成されている。ソース配線44は、図5中、横方向に直線的に延在するように配設されている。ソース電極9aは、コンタクトホール8を介して半導体層3のソース領域と電気的に接続されている。また、層間絶縁膜7上には、ソース配線44と同じ層によって、ドレイン電極9b及びパッド9cが形成されている。ドレイン電極9bは、コンタクトホール8を介して半導体層3のドレイン領域と電気的に接続されている。パッド9cは、コンタクトホール8を介して共通配線6と電気的に接続されている。
ソース電極9a、ドレイン電極9b、及びパッド9cを覆うように、さらに、有機系の樹脂等からなる保護膜10が設けられている。保護膜10の上には、櫛歯形状の画素電極12が透明導電膜によって形成されている。画素電極12は、保護膜10を貫通するスルーホール11を介してドレイン電極9bと接続されている。また、保護膜10上には、櫛歯形状の共通電極13が透明導電膜によって形成されている。共通電極13は、保護膜10を貫通するスルーホール11を介してパッド9cと接続されている。ゲート配線43と、共通配線6と、隣接する2本のソース配線44とに囲まれた領域内において、画素電極12と共通電極13とが対向配置されている。
このように、従来技術1では、TFTや各配線の上に保護膜10を形成し、さらにその上に画素電極12及び共通電極13をインジウム錫酸化物(ITO)等の透明導電膜で形成している。共通電極13を、ソース配線44の上に保護膜10を介して重複して配置させることで、開口率を向上させている。また、従来技術1では、共通配線6を半導体層3にゲート絶縁膜4を介して対向配置させて保持容量23とすることで、開口率をさらに向上させている。
特開2003−207796号公報 特開2003−140188号公報 特開2003−149675号公報 特開2004−12731号公報
図5及び図6に示すように、従来技術1の画素電極12は、ドレイン−画素電極変換部21において半導体層3に電気的に接続され、TFT50からドレイン電位を取り出している。ドレイン−画素電極変換部21では、半導体層3は、コンタクトホール8を介して一旦ドレイン電極9bと接続され、このドレイン電極9bがスルーホール11を介して画素電極12と接続される。従って、従来技術1では、ドレイン−画素電極変換部21に、コンタクトホール8とスルーホール11とを少なくとも1つずつ形成する必要がある。すなわち、ドレイン−画素電極変換部21には、コンタクトホール8及びスルーホール11の形成に要する大きさと、これらの周辺に確保される位置余裕とが必要となり、開口率を低下させる一つの要因となっている。
また、従来技術1の共通電極13は、表示品位向上のため、共通配線−共通電極変換部22において画素ごとに共通配線6と接続されている。共通配線−共通電極変換部22では、共通配線6は、コンタクトホール8を介して一旦パッド9cと接続され、このパッド9cがスルーホール11を介して共通電極13と接続される。従って、従来技術1では、共通配線−共通電極変換部22に、コンタクトホール8とスルーホール11とを少なくとも1つずつ形成する必要があり、開口率をさらに低下させる要因となっている。
図7は、従来技術2に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。従来技術2は、図7に示すように、共通配線−共通電極変換部22を各画素に設けないことによって、従来技術1よりも開口率を向上させることを可能とした構成である。この場合、表示領域の外側に共通配線−共通電極変換部22が配設される。しかしながら、従来技術2の構成では、共通電位は、共通配線6から表示領域外の共通電極13へ一旦供給された後、共通電極13の透明導電膜のみを介して各画素に供給されることとなる。一般的に、透明導電膜は比抵抗が高いため、従来技術2の構成では、共通電位の遅延が生じ、表示品位が低下してしまう。
図8は、従来技術3に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。従来技術3は、図8に示すように、従来技術2に対してさらに追加共通配線18設けることで、表示品位の低下を抑止することを可能とした構成である。追加共通配線18は、比抵抗の低いメタル等の導電膜によって、共通配線6の上層において保護膜10と共通電極13との間に形成される。追加共通配線18は、共通配線6と同様、図8中、縦方向に直線的に延在されている。しかしながら、従来技術3では、追加共通配線18を形成するためのプロセス工程が増えることとなる。そのため、フォトリソグラフィー工程数が増加し、製造コストが増大してしまう。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、開口率を向上することができるIPSモードの液晶表示装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる液晶表示装置は、基板上に形成され、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル領域を有する島状の半導体層と、前記ソース領域及び前記ドレイン領域上に形成された導電パターンと、前記半導体層及び前記導電パターンを覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記チャネル領域の対面に配置されたゲート電極と、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された配線と、前記配線を覆う保護膜と、前記保護膜上に形成され、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を貫通する第1コンタクトホール(本実施の形態にかかるコンタクトホール8a)を介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する櫛歯形状の画素電極と、前記保護膜上において前記画素電極と対向配置される櫛歯形状の共通電極と、を備えるものである。
また、本発明にかかる液晶表示装置の製造方法は、基板上に、島状の半導体層と、前記半導体層のソース領域及びドレイン領域上に導電パターンとを形成する工程と、前記導電パターン及び前記半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記半導体層のチャネル領域の対面にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に配線を形成する工程と、前記配線を覆う保護膜を形成する工程と、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を除去してコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する櫛歯形状の画素電極と、前記画素電極と対向配置される櫛歯形状の共通電極とを形成する工程と、を備えるものである。
本発明によれば、開口率を向上することができるIPSモードの液晶表示装置、及びその製造方法を提供することができる。
始めに、図1を用いて、本実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)アレイ基板の構成を示す正面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置は、TFTアレイ基板に画素電極と対向電極とが形成されたIPSモードの液晶表示装置である。
本実施の形態に係る液晶表示装置は、基板1を有している。基板1は、例えば、TFTアレイ基板等のアレイ基板である。基板1には、表示領域41と表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とが設けられている。この表示領域41には、複数のゲート配線(走査信号線)43と複数のソース配線(表示信号線)44とが形成されている。複数のゲート配線43は平行に設けられている。同様に、複数のソース配線44は平行に設けられている。ゲート配線43とソース配線44とは、互いに交差するように形成されている。ゲート配線43とソース配線44とは直交している。また、表示領域41には、複数の共通配線6が形成されている。複数の共通配線6は平行に設けられている。共通配線6は、隣接するゲート配線43間に配置されている。共通配線6とゲート配線44は互いに略平行となるように配設されている。隣接するゲート配線43とソース配線44とで囲まれた領域が画素47となる。従って、基板1では、画素47がマトリクス状に配列される。
基板1の額縁領域42には、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46とが設けられている。ゲート配線43は、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、走査信号駆動回路45に接続される。ソース配線44も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、表示信号駆動回路46と接続される。走査信号駆動回路45の近傍には、外部配線48が接続されている。また、表示信号駆動回路46の近傍には、外部配線49が接続されている。外部配線48、49は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等の配線基板である。
外部配線48、49を介して走査信号駆動回路45、及び表示信号駆動回路46に外部からの各種信号が供給される。走査信号駆動回路45は外部からの制御信号に基づいて、ゲート信号(走査信号)をゲート配線43に供給する。このゲート信号によって、ゲート配線43が順次選択されていく。表示信号駆動回路46は外部からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号をソース配線44に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素47に供給することができる。
画素47内には、少なくとも1つのTFT50が形成されている。TFT50はソース配線44とゲート配線43の交差点近傍に配置される。例えば、このTFT50が画素電極に表示電圧を供給する。即ち、ゲート配線43からのゲート信号によって、スイッチング素子であるTFT50がオンする。これにより、ソース配線44から、TFT50のドレイン電極に接続された櫛歯形状の画素電極に表示電圧が印加される。さらに、画素電極は、櫛歯形状の共通電極(対向電極)と対向配置されている。画素電極と対向電極との間には、表示電圧に応じた横電界が生じる。なお、基板1の表面には、配向膜(図示せず)が形成されている。画素47の詳細な構成については、後述する。
更に、基板1には、対向基板が対向して配置されている。対向基板は、例えば、カラーフィルタ基板であり、視認側に配置される。対向基板には、カラーフィルタ、ブラックマトリクス(BM)、及び配向膜等が形成されている。基板1と対向基板との間には液晶層が狭持される。即ち、基板1と対向基板との間には液晶が導入されている。更に、基板1と対向基板との外側の面には、偏光板、及び位相差板等が設けられる。また、液晶表示パネルの反視認側には、バックライトユニット等が配設される。
画素電極と対向電極との間の横電界によって、液晶が駆動される。即ち、基板間の液晶の配向方向が変化する。これにより、液晶層を通過する光の偏光状態が変化する。即ち、偏光板を通過して直線偏光となった光は液晶層によって、偏光状態が変化する。具体的には、バックライトユニットからの光は、アレイ基板側の偏光板によって直線偏光になる。この直線偏光が液晶層を通過することによって、偏光状態が変化する。
偏光状態によって、対向基板側の偏光板を通過する光量は変化する。即ち、バックライトユニットから液晶表示パネルを透過する透過光のうち、視認側の偏光板を通過する光の光量が変化する。液晶の配向方向は、印加される表示電圧によって変化する。従って、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。即ち、画素ごとに表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
続いて、本実施の形態に係る液晶表示装置の画素構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。図3は、図2のIII−III断面図である。図2は液晶表示装置の画素47の1つを示しており、図3はTFT及び保持容量の形成される方向に沿った断面を示している。なお、説明の便宜上のため、図2及び図3にはアレイ基板側のみの構成が記載されている。
図2及び図3において、ガラスや石英等の透明な絶縁基板からなる基板1上に、下地膜2が形成されている。下地膜2は、例えばシリコン窒化膜やシリコン酸化膜、あるいはこれらの積層膜により構成され、基板1上に形成される各素子への不純物拡散を防止する。なお、下地膜2は形成されないこともある。
下地膜2上の所定の位置には、島状の半導体層3が形成されている。半導体層3は、例えば膜厚50〜70nmの多結晶シリコン(ポリシリコン)薄膜により形成される。半導体層3は、TFT50の形成領域上と、保持容量23の形成領域上とに一体的にパターニングされた形状を有している。すなわち、半導体層3は、TFT50の形成領域上から保持容量23の形成領域上まで一続きのパターンとして形成される。
TFT50の半導体層3は、ゲート配線43とソース配線44の交差点付近に配設されている。半導体層3は、ソース/ドレイン領域及びチャネル領域を含む。チャネル領域は、ソース/ドレイン領域間に配置されている。ソース/ドレイン領域には、例えば燐(P)、砒素(As)、ホウ素(B)等の不純物が導入されている。なお、トランジスタの信頼性向上のため、TFT50の半導体層3はLDD(Lightly Doped Drain)構造としてもよい。半導体層3は、ドレイン領域から保持容量23の形成領域上へ延在して形成されている。具体的には、図1に示した共通配線6と重複するように、ドレイン領域から半導体層3が延設される。共通配線6と重複する部分の半導体層3は、保持容量23の一方の容量電極となる。なお、半導体層3の側壁面は、なだらかなテーパー形状となっている。
半導体層3のソース/ドレイン領域上には、導電パターン16が設けられている。また、導電パターン16は、ドレイン領域上から保持容量23形成領域の半導体層3上まで延在されている。導電パターン16は、Mo、Cr、W、Ti等の第1メタル膜によって形成されている。導電パターン16を介して、半導体層3と、後述する画素電極12とを電気的に接続することによって、半導体層3が酸化することなく、良好な電気的接続を得ることができる。また、このような低抵抗の導電パターン16が保持容量23の一方の容量電極である半導体層3に積層されることにより、所望の電圧を確実に印加することが可能となり、安定した保持容量を得ることができる。
導電パターン16及び半導体層3を覆うように、ゲート絶縁膜4が設けられている。ゲート絶縁膜4は、例えばシリコン酸化膜により形成されている。TFT50の形成領域では、ゲート絶縁膜4を介してチャネル領域の対面にゲート電極5が設けられている。ゲート絶縁膜4上に形成されたゲート配線43からゲート電極5が延在している。また、ゲート絶縁膜4上には、共通配線6が、ゲート電極5と同じ金属膜(同層)によって形成されている。ゲート電極5、ゲート配線43、及び共通配線6は、例えばMo、Cr、W、Al、Taやこれらを主成分とする合金膜である第2メタル膜によって形成されている。
共通配線6のうち、半導体層3と重複する領域が、保持容量23の他方の保持電極となる。従って、ゲート絶縁膜4を介して対向配置された半導体層3と共通配線6により、保持容量23が構成されている。図2では、保持容量を増加させるため、ゲート配線43と略平行に延在する共通配線6は、ドレイン領域から延在された半導体層3と重複するように画素47内へと分岐する。ここでは、分岐された共通配線6は、各画素47内においてソース配線44と略平行となるように形成されている。
これらゲート配線43、ゲート電極5、及び共通配線6を覆うように、層間絶縁膜7が設けられている。層間絶縁膜7は、シリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等により形成されている。層間絶縁膜7の上には、ソース配線44が設けられている。ソース配線44は、Al、Mo、Cr、W、Taやこれらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜である第3メタル膜によって形成されている。
さらに、保護膜10がソース配線44を覆うように設けられている。保護膜10は、例えばシリコン窒化膜、有機系樹脂膜、あるいはこれらの積層膜である。本実施の形態では、ソース/ドレイン領域上に設けられた導電パターン16上に、保護膜10、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜4を貫通するコンタクトホール8aが設けられている。また、保護膜10及び層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール8bが、共通配線6上に設けられている。さらに、保護膜10を貫通するコンタクトホール8cがソース配線44上に設けられている。
保護膜10の上には、櫛歯形状の画素電極12が画素毎に形成されている。画素電極12は、ソース配線44と略平行に設けられた複数本の電極により構成され、櫛歯形状を有している。画素電極12は、ドレイン−画素電極変換部21aにおいて、半導体層3のドレイン領域に電気的に接続されている。本実施の形態では、画素電極12は、コンタクトホール8aを介して半導体層3のドレイン領域上の導電パターン16と接続され、ドレイン領域と電気的に接続されている。すなわち、画素電極12は、1つのコンタクトホール8aを介して、ドレイン領域と電気的に接続している。このように、本実施の形態のドレイン−画素電極変換部21aには、少なくとも1つのコンタクトホール8aを形成すればよいので、ドレイン−画素電極変換部21aに要する面積を縮小することができる。従って、画素開口率を向上することができる。
また、保護膜10上には、画素電極12と同じ層によって、櫛歯形状の共通電極(対向電極)13が形成されている。共通電極13は、画素電極12の複数本の電極と略平行かつ交互に配置された複数本の電極により構成されており、櫛歯形状を有している。共通電極13は保護膜10上に設けられているため、図2に示すように、その複数本の電極のうちの一部をソース配線44と重複するように配置することで、開口率を向上することができる。
共通電極13は、共通配線−共通電極変換部22aにおいて、共通配線6に電気的に接続されている。このように、複数の画素のそれぞれにおいて、共通電極13と共通配線6とを電気的に接続することにより、共通電位の遅延の発生を抑制できる。本実施の形態では、共通電極13は、コンタクトホール8bを介して共通配線6と接続されている。すなわち、共通電極13は、1つのコンタクトホール8bを介して、共通配線6と電気的に接続している。このように、本実施の形態の共通配線−共通電極変換部22aには、少なくとも1つのコンタクトホール8bを形成すればよいので、共通配線−共通電極変換部22aに要する面積を縮小することができる。従って、画素開口率を向上することができる。
さらに、保護膜10の上には、画素電極12及び共通電極13と同じ層によって、島状の接続パターン17が画素電極12及び共通電極13と離間して形成されている。接続パターン17は、コンタクトホール8aを介して半導体層3のソース領域上の導電パターン16と接続されている。また、接続パターン17は、コンタクトホール8cを介してソース配線44と接続されている。従って、接続パターン17によって、ソース配線44と半導体層3のソース領域とが電気的に接続する。これら画素電極12、共通電極13、及び接続パターン17は、酸化インジウムを主成分とするITOやIZO等の透明導電膜により形成される。
次に、本実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の製造工程の流れを示したフローチャートである。まず初めに、石英基板やガラス基板等の透明な絶縁基板からなる基板1の上に、下地膜2形成する(ST401)。下地膜2として、例えばシリコン窒化膜やシリコン酸化物、あるいはこれらの積層膜を用いることができる。なお、この下地膜2は形成されない場合がある。
次に、下地膜2上に、アモルファスシリコン薄膜を成膜する(ST402)。プラズマCVD法により、膜厚50〜70nmのアモルファスシリコン膜を基板1全面に成膜する。その後、エキシマレーザアニールあるいはYAGレーザアニール等により、アモルファスシリコン薄膜を溶融、冷却、固化して、多結晶シリコン化する(ST403)。これにより、多結晶シリコン薄膜が得られる。
そして、多結晶シリコン薄膜上の所定の位置に、レジストパターンをフォトリソグラフィーにより形成する。このレジストパターンをマスクとしてドライエッチングを行い、多結晶シリコン薄膜を島状にパターニングする(ST404)。これにより、半導体層3が、TFT50の形成領域から保持容量23の形成領域にかけて一体的に形成される。
レジストパターンを除去した後、半導体層3を覆うように第1メタル膜を成膜する(ST405)。第1メタル膜として、Mo、Cr、W、Ti等を基板1全面に成膜する。そして、写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、第1メタル膜をパターニングする(ST406)。これにより、ソース/ドレイン領域となる半導体層3の上に導電パターン16が形成される。また、保持容量23の形成領域の半導体層3上に、導電パターン16がドレイン領域となる半導体層3上から延在して形成される。
半導体層3及び導電パターン16を覆うように、ゲート絶縁膜4を成膜する(ST407)。例えば、プラズマCVD法により、シリコン酸化膜等をゲート絶縁膜4として基板1全面に成膜する。さらに、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により、第2メタル膜をゲート絶縁膜4の上の全面に成膜する(ST408)。第2メタル膜には、Mo、Cr、W、Al、Taや、これらを主成分とする合金膜を用いる。
次に、写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、第2メタル膜をパターニングする(ST409)。これにより、ゲート電極5、ゲート配線43、及び共通配線6が形成される。そして、ゲート電極5をマスクとして、半導体層3に不純物を導入する(ST410)。n型TFTではでは燐(P)や砒素(As)等の不純物元素、p型TFTではホウ素(B)等の不純物元素を導入する。ここでの導入方法は、質量分離を行うイオン注入、質量分離を行わないイオンドーピングのいずれの方法を用いてもよい。これにより、半導体層3にソース/ドレイン領域が自己整合的に形成される。なお、トランジスタの信頼性向上のため、LDD構造としてもよい。
ゲート電極5、ゲート配線43、及び共通配線6を覆うように、層間絶縁膜7を形成する。例えば、プラズマCVD法を用いて、シリコン酸化膜、あるいはシリコン窒化膜等を、基板1全面に成膜する。その後、ST410においてソース/ドレイン領域に導入した不純物元素を活性化させるため、400℃以上の熱処理を施す。
熱処理を加えた後、層間絶縁膜7上に第3メタル膜を成膜する(ST412)。例えば、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により、第3メタル膜を基板1全面に成膜する。第3メタル膜として、Al、Mo、Cr、W、Taやこれらを主成分とする合金膜、あるいはこれらの積層膜を用いることができる。そして、写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、第3メタル膜をパターニングする(ST413)。ここでの第3メタル膜のエッチング方法は、ウェットエッチング、ドライエッチングのいずれの方法を用いてもよい。これにより、ソース配線44が形成される。
ソース配線44を覆うように、保護膜10を形成する(ST414)。保護膜10として、例えばシリコン窒化膜、有機系樹脂膜、あるいはこれらの積層膜を、基板1全面に形成する。これにより、ソース配線44が保護膜10に覆われる。
次に、本実施の形態では、半導体層3のソース/ドレイン領域、共通配線6、及びソース配線44と導通をとるためのコンタクトホール8a、8b、8cを形成する(ST415)。写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、保護膜10、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜4にコンタクトホール8a、8b、8cを開口する。ここでは、ドライエッチングを行う。このとき、保護膜10、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜4をエッチングにより除去して、半導体層3のソース/ドレイン領域上に設けられた導電パターン16表面を一部露出させる。これにより、半導体層3のソース/ドレイン領域と導通をとるためのコンタクトホール8aがそれぞれ形成される。
また、このとき同時に保護膜10及び層間絶縁膜7をエッチングにより除去して、共通配線6表面を一部露出させる。これにより、共通配線6と導通をとるためのコンタクトホール8bが形成される。さらに、このとき同時に保護膜10をエッチングにより除去して、ソース配線44表面を一部露出させる。これにより、ソース配線44と導通をとるためのコンタクトホール8aが形成される。
このように、本実施の形態では、第1メタル膜、第2メタル膜、及び第3メタル膜に到達するコンタクトホール8a、8b、8cを同じ写真製版工程によって形成する。すなわち、半導体層3のソース/ドレイン領域、共通配線6、及びソース配線44と導通をとるためのコンタクトホール8a、8b、8cを1回のフォトリソグラフィーにより形成することができる。一方、従来技術では、これらと導通をとるためにフォトリソグラフィーを2回行って、コンタクトホール8とスルーホール11とを形成している。従って、本実施の形態では導電パターン16を形成するためのプロセス工程が増えることとなるが、全体のフォトリソグラフィー工程数は増加しない。
コンタクトホール8a、8b、8c形成後、保護膜10の上に、透明導電膜を成膜する(ST416)。例えば、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により、酸化インジウムを主成分とするITOやIZO等を基板1全面に成膜する。そして、写真製版、エッチング、レジスト除去の工程を経て、この透明導電膜をパターニングする(ST417)。これにより、コンタクトホール8aを介してドレイン領域上の導電パターン16に接続する櫛歯形状の画素電極12が形成される。同時に、コンタクトホール8bを介して共通配線6と接続する櫛歯形状の共通電極13が形成される。また、コンタクトホール8aを介してソース領域上の導電パターン16に接続するとともに、コンタクトホール8cを介してソース配線44に接続する接続パターン17が形成される。以上の工程を経て、本実施の形態に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板が完成する。
このように、本実施の形態では、櫛歯形状の画素電極12は、コンタクトホール8aを介して半導体層3のドレイン領域上の導電パターン16と接続され、ドレイン領域と電気的に接続されている。すなわち、画素電極12は、保護膜10、層間絶縁膜7、及びゲート絶縁膜4を貫通する1つのコンタクトホール8aを介して、ドレイン領域と電気的に接続している。従って、ドレイン−画素電極変換部21aには、少なくとも1つのコンタクトホール8aを形成すればよいので、ドレイン−画素電極変換部21aに要する面積を縮小することができる。これにより、IPSモードの液晶表示装置において、フォトリソグラフィー工程数を増加させることなく、開口率を向上することができる。よって、高精細で優れた表示品位の液晶表示装置を実現できる。
また、本実施の形態では、画素電極12と対向配置された櫛歯形状の共通電極13は、コンタクトホール8bを介して共通配線6と接続されている。すなわち、共通電極13は、保護膜10及び層間絶縁膜7を貫通する1つのコンタクトホール8bを介して、共通配線6と電気的に接続している。従って、共通配線−共通電極変換部22aには、少なくとも1つのコンタクトホール8bを形成すればよいので、共通配線−共通電極変換部22aに要する面積を縮小することができる。これにより、IPSモードの液晶表示装置において、フォトリソグラフィー工程数を増加させることなく、開口率をさらに向上することができる。よって、高精細で優れた表示品位の液晶表示装置を実現できる。
なお、本実施の形態では、半導体層3と導電パターン16とを2回の写真製版工程によって別々に形成する場合について例示的に説明をしたが、1回の写真製版工程によって形成することも可能である。その場合、ST403で多結晶シリコン化した後、ST404のパターニングを実施せずに、ST405において第1メタル膜を多結晶シリコン薄膜の上に積層して成膜する。そして、ST406において、第1メタル膜及び多結晶シリコン薄膜をパターニングする。具体的には、第1メタル膜の上に、ハーフトーンマスク、グレイトーンマスク等の複数諧調露光を用いて膜厚差を有するレジストパターンを形成する。導電パターン16の設けられる場所には膜厚の厚い厚膜部、そして、半導体層3のうち導電パターン16に覆われない領域となる箇所には膜厚の薄い薄膜部が形成される。このような、膜厚差を有するレジストパターンを介して、第1メタル膜及び多結晶シリコン薄膜をパターニングする。その後、アッシングを行い、レジストパターンの薄膜部を除去すると、厚膜部のレジストは膜厚が薄くなった状態で残存する。そして、この薄膜部が除去されたレジストパターンを介して、第1メタル膜のみをパターニングする。このような方法により、フォトリソグラフィー工程数を低減できる。
また、本実施の形態では、n型TFT、p型TFTのいずれかを形成する場合について説明をしたが、これに限定されるものではない。n型TFTとp型TFTにより構成されるCMOS構造のTFTを形成する場合は、ST410で一方の型の不純物導入をした後に、相補する型のTFT領域のゲート電極形成のための工程を追加する。これにより、n型TFTとp型TFTとを同一基板1上に形成することができる。
以上の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。
本実施の形態に係る液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。 本実施の形態に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。 図2のIII−III断面図である。 本実施の形態に係る液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の製造工程の流れを示したフローチャートである。 従来技術1に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。 図5のVI−VI断面図である。 従来技術2に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。 従来技術3に係る液晶表示装置の画素構成を模式的に示した平面図である。
符号の説明
1 基板、2 下地膜、3 半導体層、4 ゲート絶縁膜、5 ゲート電極、
6 共通配線、7 層間絶縁膜、8、8a、8b、8c コンタクトホール、
9a ソース電極、9b ドレイン電極、9c パッド、
10 保護膜、11 スルーホール、12 画素電極、
13 共通電極(対向電極)、16 導電パターン、17 接続パターン、
18 追加共通配線、21、21a ドレイン−画素電極変換部、
22、22a 共通配線−共通電極変換部、23 保持容量、
41 表示領域、42 額縁領域、43 ゲート配線、44 ソース配線、
45 走査信号駆動回路、46 表示信号駆動回路、
47 画素、48、49 外部配線、50 TFT

Claims (9)

  1. 基板上に形成され、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル領域を有する島状の半導体層と、
    前記ソース領域及び前記ドレイン領域上に形成された導電パターンと、
    前記半導体層及び前記導電パターンを覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記チャネル領域の対面に配置されたゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成された配線と、
    前記配線を覆う保護膜と、
    前記保護膜上に形成され、前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を貫通する第1コンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する櫛歯形状の画素電極と、
    前記保護膜上において前記画素電極と対向配置される櫛歯形状の共通電極と、を備える液晶表示装置。
  2. 前記ゲート電極と同じ層によって形成され、前記保護膜及び前記層間絶縁膜を貫通する第2コンタクトホールを介して、前記共通電極に接続する共通配線をさらに備える請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記画素電極と同じ層によって形成され、前記第1コンタクトホールを介して前記ソース領域上の前記導電パターンに接続し、前記保護膜を貫通する第3コンタクトホールを介して前記配線に接続する接続パターンをさらに備える請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記画素電極、前記共通電極、及び前記接続パターンは、同じ透明導電膜によって形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  5. 基板上に、島状の半導体層と、前記半導体層のソース領域及びドレイン領域上に導電パターンとを形成する工程と、
    前記導電パターン及び前記半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記半導体層のチャネル領域の対面にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に配線を形成する工程と、
    前記配線を覆う保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜、前記層間絶縁膜、及び前記ゲート絶縁膜を除去してコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホールを介して、前記ドレイン領域上の前記導電パターンに接続する櫛歯形状の画素電極と、前記画素電極と対向配置される櫛歯形状の共通電極とを形成する工程と、を備える液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記ゲート電極の形成工程では、前記ゲート絶縁膜の上に共通配線を形成し、
    前記画素電極及び前記共通電極の形成工程では、前記コンタクトホールを介して、前記共通配線と接続するように前記共通電極を形成する請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記画素電極及び前記共通電極の形成工程では、前記コンタクトホールを介して、前記配線と前記ソース領域上の前記導電パターンとに接続する接続パターンをさらに形成する請求項5又は6に記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 前記画素電極、前記共通電極、及び前記接続パターンを、同じ透明導電膜によって形成する請求項5乃至7のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 前記コンタクトホールは、1回のフォトリソグラフィーで形成される請求項5乃至8のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
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