JP2009122196A - アクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動トランジスタの駆動電流値のバラツキを低減し、表示品位の向上を図ることが可能なアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】表示装置は、複数の画素部の列毎に接続された映像信号線Xと、映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備している。各画素回路18は、映像信号線から画素スイッチSSTを通して駆動トランジスタDRTの制御端子に階調映像電圧信号を書込む信号書込み期間と、書込み期間の後、第1スイッチTCTにより駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルするキャンセル期間と、キャンセル期間の後、書込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を駆動トランジスタから表示素子に出力する発光期間と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクティブマトリクス型表示装置に関し、特に電圧信号にて信号書込みを行なうアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法に関する。
近年、薄型、軽量、低消費電力の特徴を活かして、液晶表示装置に代表される平面表示装置の需要が急速に伸びている。中でも、オン画素とオフ画素とを電気的に分離し、かつオン画素への映像信号を保持する機能を有する画素スイッチを各画素に設けたアクティブマトリクス型表示装置は、隣接画素間でのクロストークのない良好な表示品位が得られることから、携帯情報機器を始め、種々のディスプレイに利用されるようになってきた。
このような平面型のアクティブマトリクス型表示装置として、自己発光素子を用いた有機エレクトロルミネセンス(EL)表示装置が注目され、盛んに研究開発が行われている。この有機EL表示装置は、薄型軽量化の妨げとなるバックライトを必要とせず、高速な応答性から動画再生に適し、さらに低温で輝度低下しないために寒冷地でも使用できるという特徴を備えている。
一般に、有機EL表示装置は、複数行、複数列に並んで設けられ表示画面を構成した複数の表示画素、表示画素の各行に沿って延びた複数の走査線、表示画素の各列に沿って延びた複数の映像信号線、各走査線を駆動する走査線駆動回路、各映像信号線を駆動する信号線駆動回路等を備えている。各表示画素は自己発光素子である有機EL素子、およびこの有機EL素子に駆動電流を供給する画素回路により構成され、有機EL素子の発光輝度を制御することにより表示動作を行う。
電圧を映像信号とする電圧信号方式の有機EL表示装置では、各画素回路は、有機EL素子と電源線との間に直列に接続され、有機EL素子に流れる電流のオン、オフ制御を行う出力スイッチと、出力スイッチと電源線との間に設けられ有機EL素子に流す電流量を映像信号に基づいて制御する駆動トランジスタと、駆動トランジスタのゲート電位を保持する保持容量と、映像信号線から映像電圧信号を画素回路に取込む画素スイッチと、駆動トランジスタのゲートと画素スイッチとの間に設けられた閾値キャンセル容量と、を備えている。そして、映像信号線から画素回路に書き込まれた電圧信号に応じて、駆動トランジスタのゲート電位を保持容量に保持し、このゲート電位に応じた駆動電流を駆動トランジスタから有機EL素子に供給する。
駆動トランジスタの閾値電圧は、個々のトランジスタでばらつくため、同一の映像電圧信号を全ての画素回路に供給した場合でも有機EL素子に流れる駆動電流は画素ごとに異なり、輝度ムラが生じることになる。そこで、画素回路は、画素スイッチと駆動トランジスタのゲートとの間に設けられた閾値キャンセル容量と、駆動トランジスタのゲートとドレインとを短絡させる接続スイッチとを備えている(例えば、特許文献1)。
このような有機EL表示装置では、映像電圧信号の書込みに先立ち閾値キャンセル動作を行う。このキャンセル動作では、画素スイッチをオンさせ出力スイッチをオフさせると同時に映像信号線を基準電位に設定し、かつ接続スイッチをオンさせる。接続スイッチがオンであり駆動トランジスタのゲートとドレインが短絡状態になっているため、駆動トランジスタのゲート電位は閾値電圧に到達する。同時に、この電位は閾値キャンセル容量の駆動トランジスタ側の電極電位でもある。閾値キャンセル容量の他方の電極は画素スイッチを介して供給された基準電位に設定される。これにより、閾値キャンセル動作が完了する。
その後、接続スイッチをオフにし映像信号線に所定の映像信号電位の書込みを行う。この時、基準電位から映像信号電位への電位変化分に応じて駆動トランジスタのゲート電位も閾値電圧を起点として変化する。つまり、閾値電圧を基準とした映像電圧信号を個々の駆動トランジスタに供給することができる。これにより、駆動トランジスタの閾値電圧ばらつきが発光電流ばらつきにつながることを低減することができる。
米国特許第6,229,506 B1号明細書
上記のような電圧信号により映像信号供給を行う場合、駆動トランジスタの閾値電圧のバラツキを吸収することができるが、駆動トランジスタの移動度のバラツキを吸収することが困難となる。そのため、表示画素間で、駆動トランジスタの移動度のバラツキに起因して、駆動電流の大きさにばらつきが生じる。特に、閾値のキャンセル点から離れた電流値では、電流ばらつきが増大してしまう。その結果、高階調表示時に再現性が画素ごとにばらつき、表示品位が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、駆動トランジスタの駆動電流値のバラツキを低減し、表示品位の向上を図ることが可能なアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法を提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明の態様に係るアクティブマトリクス型表示装置は、表示素子と、前記表示素子に駆動電流を供給する画素回路とを含み、基板上にマトリクス状に配設された複数の画素部と、前記画素部の列毎に接続された映像信号線と、前記映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備し、
前記各画素回路は、第1端子が電圧電源に接続され第2端子が前記表示素子に接続される駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの第1端子と制御端子との間に接続された保持容量と、トランジスタにより形成され、前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子との間の接続、非接続を制御する第1スイッチと、前記駆動トランジスタのドレインと前記表示素子との間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタの制御端子と前記映像信号線との間に接続された画素スイッチと、を備え、
前記映像信号線から前記画素スイッチを通して前記駆動トランジスタの制御端子に階調映像電圧信号を書込む信号書込み期間と、前記書込み期間の後、前記第1スイッチにより前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し前記駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルするキャンセル期間と、前記キャンセル期間の後、前記書き込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を前記駆動トランジスタから前記表示素子に出力する発光期間と、を有している。
この発明の他の態様に係るアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法は、表示素子と、前記表示素子に駆動電流を供給する画素回路とを含み、基板上にマトリクス状に配設された複数の画素部と、前記画素部の列毎に接続された映像信号線と、前記映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備し、前記各画素回路は、第1端子が電圧電源に接続され第2端子が前記表示素子に接続される駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの第1端子と制御端子との間に接続された保持容量と、トランジスタにより形成され、前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子との間の接続、非接続を制御する第1スイッチと、前記駆動トランジスタのドレインと前記表示素子との間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタの制御端子と前記映像信号線との間に接続された画素スイッチと、を備えたアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、
前記映像信号線から前記画素スイッチを通して前記駆動トランジスタの制御端子に階調映像電圧信号を書込み、前記映像電圧信号の書込み後、前記第1スイッチにより前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し前記駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルし、前記オフセットのキャンセル後、前記書き込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を前記駆動トランジスタから前記表示素子に出力し前記表示素子を発光させる駆動方法である。
本発明によれば、駆動トランジスタの駆動電流のバラツキを低減し、表示品位の向上を図ることが可能なアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法を実現することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の第1の実施形態として、有機EL表示装置を例にとり詳細に説明する。
図1は、有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。図1に示すように、有機EL表示装置は、例えば、10型以上の大型アクティブマトリクス型表示装置として構成され、有機ELパネル10およびこの有機ELパネル10の動作を制御するコントローラ12を備えている。
有機ELパネル10は、ガラス板等の光透過性を有する絶縁基板8、この絶縁基板上にマトリクス状に配列され表示領域11を構成したm×n個の表示画素PX、表示画素の行毎に接続されているとともにそれぞれ独立してm本ずつ設けられた第1走査線Sga(1〜m)、第2走査線Sgb(1〜m)、第3走査線Sgc(1〜m)、表示画素PXの列毎に接続されたn本の映像信号線X(1〜n)を備えている。また、有機ELパネル10は、第1、第2、第3走査線Sga(1〜m)、Sgb(1〜m)Sgc(1〜m)を表示画素PXの行毎に順次駆動する走査線駆動回路14、および複数の映像信号線X(1〜n)を駆動する信号線駆動回路15を備えている。走査線駆動回路14および信号線駆動回路15は、表示領域11の外側で絶縁基板8上に一体的に形成され、コントローラ12とともに制御部を構成している。
画素部として機能する各表示画素PXは、対向電極間に光活性層を備えた表示素子と、この表示素子に駆動電流を供給する画素回路18と、を含んでいる。表示素子は、例えば自己発光素子であり、本実施形態では、光活性層として少なくとも有機発光層を備えた有機EL素子16を用いている。
図2に表示画素PXの等価回路を示す。画素回路18は、画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、キャパシタとしての保持容量C1、出力スイッチBCTを備えている。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、出力スイッチBCTは、ここでは同一導電型、例えばPチャネル型の薄膜トランジスタにより構成されている。本実施形態において、各駆動トランジスタおよび各スイッチをそれぞれ構成した薄膜トランジスタは全て同一工程、同一層構造で形成され、半導体層にポリシリコンを用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタである。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、出力スイッチBCTの各々は、第1端子、第2端子、および制御端子を有し、本実施形態では、これら第1端子、第2端子、および制御端子をそれぞれソース、ドレイン、ゲートとしている。
画素回路18において、駆動トランジスタDRTおよび出力スイッチBCTは、高電位の電圧電源線Vddと低電位の基準電圧電源線Vssとの間で有機EL素子16と直列に接続され、映像信号に応じた電流量の駆動電流を有機EL素子に出力する。電圧電源線Vddおよび基準電圧電源線Vssは、例えば、−3Vおよび+5Vの電位にそれぞれ設定される。電圧電源線Vddおよび基準電圧電源線Vssは、信号線駆動回路15に接続され、信号線駆動回路から電源電圧を供給される。
駆動トランジスタDRTは、そのソースが電圧電源線Vddに接続されている。出力スイッチBCTは、そのソースが駆動トランジスタDRTの第2端子、ここではドレインに接続され、ドレインが有機EL素子16の陽極に接続され、更に、ゲートが第3走査線Sgc(1〜m)に接続されている。有機EL素子16は、一方の電極、ここでは陰極が基準電圧電源線Vssに接続されている。
駆動トランジスタDRTは、映像信号に応じた電流量の駆動電流を有機EL素子16に出力する。出力スイッチBCTは、第3走査線Sgc(1〜m)からの制御信号Bg(1〜m)によりオン、オフ制御され、駆動トランジスタDRTと有機EL素子16との接続、非接続を制御する。
保持容量C1は、駆動トランジスタDRTのソース、ゲート間に接続され、映像信号により決定される駆動トランジスタのゲート制御電位を保持する。画素スイッチSSTは、対応する映像信号線X(1〜n)と駆動トランジスタDRTのゲートとの間に接続され、そのゲートは第1走査線Sga(1〜m)に接続されている。すなわち、画素スイッチSSTは、そのソースが映像信号線X(1〜n)に接続され、ドレインが駆動トランジスタDRTのゲートに直接的に、つまり、保持容量等を介することなく、直接、駆動トランジスタDRTのゲートに接続されている。画素スイッチSSTは、第1走査線Sga(1〜mから供給される制御信号に応答して対応の映像信号線Xnから階調映像電圧信号を画素回路に取り込む。
第1スイッチTCTは、駆動トランジスタDRTのドレイン、ゲート間に接続され、そのゲートは、第2走査線Sgb(1〜m)に接続されている。第1スイッチは、駆動トランジスタDRTのゲートに接続されたドレインと駆動トランジスタDRTのドレインに接続されたソースと、を有している。第1スイッチTCTは、第2走査線Sgb(1〜m)からの制御信号Sb(1〜m)に応じてオン(導通状態)、オフ(非導通状態)され、駆動トランジスタDRTのゲート、ドレイン間の接続、非接続を制御するとともに、保持容量C1からの電流リークを規制する。
次に図3を参照して、駆動トランジスタDRTおよび有機EL素子16の構成を詳細に説明する。図3は、有機EL素子16を含む表示画素Pxの断面を示している。
駆動トランジスタDRTを構成するPチャネル型の薄膜トランジスタは、絶縁基板8上に形成されたポリシリコンからなる半導体層50を備え、この半導体層はソース領域50a、ドレイン領域50b、およびソース、ドレイン領域間に位置したチャネル領域50cを有している。半導体層50に重ねてゲート絶縁膜52が形成され、このゲート絶縁膜上にゲート電極Gが設けられチャネル領域50cと対向している。ゲート電極Gに重ねて層間絶縁膜54が形成され、この層間絶縁膜上にソース電極(ソース)Sおよびドレイン電極(ドレイン)Dが設けられている。ソース電極Sおよびドレイン電極Dは、それぞれ層間絶縁膜54およびゲート絶縁膜52に貫通形成されたコンタクトを介して半導体層50のソース領域50aおよびドレイン領域50bにそれぞれ接続されている。駆動トランジスタDRTのドレイン電極Dは、層間絶縁膜54上に形成された配線を介して出力スイッチBCTに接続されている。
なお、画素スイッチSST、第1スイッチTCT、出力スイッチBCTを構成する各薄膜トランジスタも上記と同一の構造に形成されている。
層間絶縁膜54上には映像信号線X(1〜n)を含む複数の配線が設けられている。また、層間絶縁膜54上にはソース電極S、ドレイン電極D、配線を覆って保護膜56が形成されている。保護膜56上には、親水膜58、隔壁膜60が順に積層されている。
有機EL素子16は、ルミネセンス性有機化合物を含む有機発光層64を陽極62および陰極66間に挟持した構造を有している。陽極62は、ITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の透明電極材料から形成され、保護膜56上に設けられている。親水膜58および隔壁膜60の内、陽極62と対向した部分はエッチングにより除去されている。そして、陽極62上に陽極バッファ層63および有機発光層64が形成され、更に、有機発光層64および隔壁膜60に重ねて銀・アルミ合金から成る陰極66が積層されている。
このような構造の有機EL素子16では、陽極62から注入されたホールと、陰極66から注入された電子とが有機発光層64の内部で再結合したときに、有機発光層を構成する有機分子を励起して励起子を発生させる。この励起子が放射失活する過程で発光し、この光が有機発光層64から透明な陽極62および絶縁基板8を介して外部へ放出される。
ここで、陰極66に光透過性をもたせ、絶縁基板8と反対側の面から光を外部に取り出してもよい。また、陽極62を陰極66に対して絶縁基板8側に配置した逆積層型を採用してもよい。いずれの場合も光出射面側を透明導電材料で形成する必要があり、例えば陰極66を光出射面側に配置する場合には、アルカリ土類金属、希土類金属を光透過性を有する程度に薄く形成することで達成できる。
一方、図1に示すコントローラ12は有機ELパネル10の外部に配置されたプリント回路基板上に形成され、走査線駆動回路14および信号線駆動回路15を制御する。コントローラ12は外部から供給されるデジタル映像信号および同期信号を受け取り、垂直走査タイミングを制御する垂直走査制御信号、および水平走査タイミングを制御する水平走査制御信号を同期信号に基づいて発生する。そして、コントローラ12は、これら垂直走査制御信号および水平走査制御信号をそれぞれ走査線駆動回路14および信号線駆動回路15に供給すると共に、水平および垂直走査タイミングに同期してデジタル映像信号を信号線駆動回路15に供給する。
走査線駆動回路14は、シフトレジスタ、出力バッファ等を含み、外部から供給される水平走査スタートパルスを順次次段に転送し、図1および第2に示すように、出力バッファを介して各行の表示画素PXに3種類の制御信号、すなわち、制御信号Sa(1〜m)、Sb(1〜m)、Bg(1〜m)を供給する。これにより、各第1、第2、第3走査線Sga(1〜m)、Sgb(1〜m)、Sgc(1〜m)は、互いに異なる1水平走査期間において、それぞれ制御信号Sa(1〜m)、制御信号Sb(1〜m)、制御信号Bg(1〜m)により駆動される。
信号線駆動回路15は水平走査制御信号の制御により各水平走査期間において順次得られる映像信号をアナログ形式に変換して電圧信号とし、複数の映像信号線X(1〜n)に並列的に供給する。図2に示すように、信号線駆動回路15は、各映像信号線X(1〜n)に接続された電圧供給部34を備えている。電圧源として機能する電圧供給部34は、映像信号に応じた複数階調の階調電圧信号Vsigを映像信号線X(1〜n)に出力する。
上記のように構成された有機EL表示装置の駆動では、駆動トランジスタDRTのゲートに映像電圧信号を書込む(1)信号書込み動作、駆動トランジスタの閾値電圧(Vth)オフセットをキャンセルする(2)キャンセル動作、(3)発光動作を行う。
図4は、制御信号Sa(1〜m)、Sb(1〜m)、Bg(1〜m)のオン、オフ(high、low)に伴う各素子のオン・オフタイミングを示すタイミングチャートである。走査線駆動回路14は、例えば、スタート信号(STV1、STV2)とクロック(CKV1、CKV2)とから各水平走査期間に対応した1水平走査期間の幅(Tw−Starta)のパルスを生成し、そのパルスを制御信号Sa、Sb、制御信号BGとして出力する。
図5は、例えば、1行目の表示画素PXにおける画素回路18の動作を模式的に示している。図4および図5に示すように、初めに、駆動トランジスタDRTの映像電圧信号の書込み動作を行う。書込み期間では、1行目の表示画素PXに対し、走査線駆動回路14から、第1スイッチおよび出力スイッチBCTをオフ状態とするレベル(オフ電位)、ここではハイレベルの制御信号Sb1、Bg1が出力される。これにより、第1スイッチTCTおよび出力スイッチBCTがそれぞれオフ(非導通状態)となる。これと同時に又は続いて、走査線駆動回路14から画素スイッチSSTをオン状態とするレベル(オン電位)、ここではローレベルの制御信号Sa1が出力され、画素スイッチSSTがオン(導通状態)に切換えられる。また、信号線駆動回路15の電圧供給部34から映像電圧信号Vsigが対応する映像信号線X1に印加される。これにより、書込み動作が開始される。
書込み期間において、信号線駆動回路15から供給された映像電圧信号は、画素スイッチSSTを通して駆動トランジスタDRTのゲートに直接印加される。これにより、映像電圧信号に対応するゲート制御電位が保持容量C1に書込まれる。
なお、上述した書込む映像電圧信号は、後述するキャンセル動作によるシフト量を予め見越した階調電圧に調整される。例えば、有機ELパネルの白表示状態を見ながら、高階調の映像電圧信号の値を調整し、また、黒表示状態を見ながら、低階調の映像電圧信号の値を調整し、これらの映像電圧信号値を基準として、各階調の電圧信号値を設定しておく。
次に、図4および図6に示すように、走査線駆動回路14から画素スイッチSSTをオフ状態とするハイレベルの制御信号Sa1および第1スイッチTCTをオン状態とするローレベルの制御信号Sb1が出力され、画素スイッチSSTがオフ、第1スイッチTCTがオン(導通状態)に切換えられる。出力スイッチBCTはオフ状態に維持される。これにより、キャンセル動作が開始される。
キャンセル期間において、駆動トランジスタDRTのゲート電位は、書込み期間に書込まれた映像信号電圧を初期値とし、電圧電源線Vddから駆動トランジスタDRTのソースードレイン間に流れる電流を減少させながら、また、駆動トランジスタの特性ばらつきを吸収、補償しながら、高電位側にシフトしキャンセル点に到達する。
次に、図4および図7に示すように、制御信号Sb1がオフ電位(ハイレベル)となり、第1スイッチTSTがオフとなる。これにより、キャンセル動作が終了する。これと同時に又はこれに続いて、制御信号Bg1がオン電位となり、出力スイッチBCTがオンとなる。他のスイッチはオフに維持される。これにより、発光動作が開始される。この時、駆動トランジスタDRTのゲート電位は、キャンセル期間に最終的に到達したキャンセル点の電位を保持し続ける。
発光期間において、駆動トランジスタDRTは、キャンセル点に到達したゲート電位により、対応した電流量の駆動電流Ieを出力する。この駆動電流Ieが出力スイッチBCTを通して有機EL素子16に供給される。これにより、有機EL素子16が駆動電流Ieに応じた輝度で発光する。有機EL素子16は、1フレーム期間後に、再び制御信号Bg1がオフ電位となるまで発光状態を維持する。
上述した信号書込み動作、キャンセル動作、および発光動作を順次、各表示画素で繰り返し行うことにより、所望の画像を表示する。
上記のように構成された有機EL表示装置とその駆動方法によれば、外部から入力された映像情報を表す映像信号に対応した電圧書込みにおいて、映像信号の書込んだ後、キャンセル動作を行うことにより、トランジスタの特性ばらつきを補償することができる。これにより、いずれの階調表示においても、駆動トランジスタの出力電流値のばらつきを大幅に低減することができる。従って、表示不良、スジムラ、ざらつき感の視認を解消し、高品位の画像表示を実現することができ、表示品位の向上したアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法が得られる。
なお、上述した第1の実施形態において、画素回路18の第1スイッチTCT、出力スイッチBCT、画素スイッチSSTは、Pチャネル型のTFTに限らず、Nチャネル型のTFTにより構成してもよい。
また、第1の実施形態では、第1スイッチTCTを映像信号の書込み期間においてオフ状態とし、キャンセル期間においてオン状態とする構成としたが、図8、図9、図10に示すように、書込み期間およびキャンセル期間の両方において、第1スイッチTCTをオン状態に維持する構成としてもよい。このような構成においても、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、この発明の第2の実施形態に係る有機EL表示装置について説明する。
図11は、第2の実施形態に係る有機EL表示装置における表示画素PXの等価回路を示している。画素回路18は、画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、キャパシタとしての保持容量C1、保持容量C2(第2保持容量)、出力スイッチBCTを備えている。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、出力スイッチBCTは、ここでは同一導電型、例えばPチャネル型の薄膜トランジスタにより構成されている。本実施形態において、各駆動トランジスタおよび各スイッチをそれぞれ構成した薄膜トランジスタは全て同一工程、同一層構造で形成され、半導体層にポリシリコンを用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタである。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、第1スイッチTCT、出力スイッチBCTの各々は、第1端子、第2端子、および制御端子を有し、本実施形態では、これら第1端子、第2端子、および制御端子をそれぞれソース、ドレイン、ゲートとしている。
画素回路18において、駆動トランジスタDRTおよび出力スイッチBCTは、高電位の電圧電源線Vddと低電位の基準電圧電源線Vssとの間で有機EL素子16と直列に接続され、映像信号に応じた電流量の駆動電流を有機EL素子に出力する。電圧電源線Vddおよび基準電圧電源線Vssは、例えば、−3Vおよび+5Vの電位にそれぞれ設定される。電圧電源線Vddおよび基準電圧電源線Vssは、信号線駆動回路15に接続され、信号線駆動回路から電源電圧を供給される。
駆動トランジスタDRTは、そのソースが電圧電源線Vddに接続されている。出力スイッチBCTは、そのソースが駆動トランジスタDRTの第2端子、ここではドレインに接続され、ドレインが有機EL素子16の陽極に接続され、更に、ゲートが第3走査線Sgc(1〜m)に接続されている。有機EL素子16は、他方の電極、ここでは陰極が基準電圧電源線Vssに接続されている。
駆動トランジスタDRTは、映像信号に応じた電流量の駆動電流を有機EL素子16に出力する。出力スイッチBCTは、第3走査線Sgc(1〜m)からの制御信号Bg(1〜m)によりオン、オフ制御され、駆動トランジスタDRTと有機EL素子16との接続、非接続を制御する。
保持容量C1は、駆動トランジスタDRTのソース、ゲート間に接続され、映像信号により決定される駆動トランジスタのゲート制御電位を保持する。画素スイッチSSTは、対応する映像信号線X(1〜n)と駆動トランジスタDRTのゲートとの間に接続され、そのゲートは第1走査線Sga(1〜m)に接続されている。すなわち、画素スイッチSSTは、そのソースが映像信号線X(1〜n)に接続され、ドレインが駆動トランジスタDRTのゲートに直接的に、つまり、保持容量等を介することなく、直接、駆動トランジスタDRTのゲートに接続されている。画素スイッチSSTは、第1走査線Sga(1〜mから供給される制御信号に応答して対応の映像信号線Xnから階調映像電圧信号を画素回路に取り込む。
第1スイッチTCTは、駆動トランジスタDRTのドレイン、ゲート間に接続され、そのゲートは、第2走査線Sgb(1〜m)に接続されている。第1スイッチは、駆動トランジスタDRTのゲートに接続されたドレインと駆動トランジスタDRTのドレインに接続されたソースと、を有している。第1スイッチTCTは、第2走査線Sgb(1〜m)からの制御信号Sb(1〜m)に応じてオン(導通状態)、オフ(非導通状態)され、駆動トランジスタDRTのゲート、ドレイン間の接続、非接続を制御するとともに、保持容量C1からの電流リークを規制する。
保持容量C2は、駆動トランジスタDRTのゲートと高電位基準電圧電源Vrefに接続される。すなわち、保持容量C2は、一方の電極が第1スイッチTCTのソースに接続され、他方の電極が高電位基準電圧電源Vrefに接続されている。
第2の実施形態において、有機EL表示装置の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、その詳細な説明は省略する。
上記のように構成された有機EL表示装置の駆動では、駆動トランジスタDRTのゲートに映像電圧信号を書込む(1)信号書込み動作、駆動トランジスタの閾値電圧(Vth)オフセットをキャンセルする(2)キャンセル動作、(3)発光動作を行う。
図12は、制御信号Sa(1〜m)、Sb(1〜m)、Bg(1〜m)のオン、オフ(high、low)に伴う各素子のオン・オフタイミングを示すタイミングチャートである。走査線駆動回路は、例えば、スタート信号(STV1、STV2)とクロック(CKV1、CKV2)とから各水平走査期間に対応した1水平走査期間の幅(Tw−Starta)のパルスを生成し、そのパルスを制御信号Sa、Sb、制御信号BGとして出力する。
図13は、例えば、1行目の表示画素PXにおける画素回路18の動作を模式的に示している。図12および図13に示すように、初めに、駆動トランジスタDRTの映像電圧信号の書込み動作を行う。書込み期間では、1行目の表示画素PXに対し、走査線駆動回路14から、第1スイッチTCTおよび出力スイッチBCTをオフ状態とするレベル(オフ電位)、ここではハイレベルの制御信号Sb1、Bg1が出力される。これにより、第1スイッチTCTおよび出力スイッチBCTがそれぞれオフ(非導通状態)となる。これと同時に又は続いて、走査線駆動回路から画素スイッチSSTをオン状態とするレベル(オン電位)、ここではローレベルの制御信号Sa1が出力され、画素スイッチSSTがオン(導通状態)に切換えられる。また、信号線駆動回路の電圧供給部34から映像電圧信号Vsigが対応する映像信号線X1に印加される。これにより、書込み動作が開始される。
書込み期間において、信号線駆動回路から供給された映像電圧信号は、画素スイッチSSTを通して駆動トランジスタDRTのゲートに直接印加される。これにより、映像電圧信号に対応するゲート制御電位が保持容量C1に書込まれる。上述した書込む映像電圧信号は、後述するキャンセル動作によるシフト量を予め見越した階調電圧に調整される。
次に、図12および図14に示すように、走査線駆動回路から画素スイッチSSTをオフ状態とするハイレベルの制御信号Sa1および第1スイッチTCTをオン状態とするローレベルの制御信号Sb1が出力され、画素スイッチSSTがオフ、第1スイッチTCTがオン(導通状態)に切換えられる。出力スイッチBCTはオフ状態に維持される。これにより、キャンセル動作が開始される。
キャンセル期間において、駆動トランジスタDRTのゲート電位は、書込み期間に書込まれた映像信号電圧を初期値とし、電圧電源線Vddから駆動トランジスタDRTのソースードレイン間に流れる電流を減少させながら、また、駆動トランジスタの特性ばらつきを吸収、補償しながら、高電位側にシフトしキャンセル点に到達する。この際、駆動トランジスタDRTのソース−ドレイン間を流れる電流は、第1スイッチTCTを通して、保持容量C2にも流入する。そして、保持容量C2は高電位基準電圧電源Vrefに接続されているため、保持容量C2には積極的に電流が流れ込む。従って、駆動トランジスタDRTのゲート電位は、トランジスタの特性に応じたキャンセル点に到達する。
次に、図12および図15に示すように、制御信号Sb1がオフ電位(ハイレベル)となり、第1スイッチTSTがオフとなる。これにより、キャンセル動作が終了する。これと同時に又はこれに続いて、制御信号Bg1がオン電位となり、出力スイッチBCTがオンとなる。他のスイッチはオフに維持される。これにより、発光動作が開始される。この際、駆動トランジスタDRTのゲート電位は、キャンセル期間に最終的に到達したキャンセル点の電位を保持し続ける。
発光期間において、駆動トランジスタDRTは、キャンセル点に到達したゲート電位により、対応した電流量の駆動電流Ieを出力する。この駆動電流Ieが出力スイッチBCTを通して有機EL素子16に供給される。これにより、有機EL素子16が駆動電流Ieに応じた輝度で発光する。有機EL素子16は、1フレーム期間後に、再び制御信号Bg1がオフ電位となるまで発光状態を維持する。
上述した信号書込み動作、キャンセル動作、および発光動作を順次、各表示画素で繰り返し行うことにより、所望の画像を表示する。
上記のように構成された有機EL表示装置とその駆動方法によれば、外部から入力された映像情報を表す映像信号に対応した電圧書込みにおいて、映像信号の書込んだ後、キャンセル動作を行うことにより、トランジスタの特性ばらつきを補償することができる。これにより、いずれの階調表示においても、駆動トランジスタの出力電流値のばらつきを大幅に低減することができる。従って、表示不良、スジムラ、ざらつき感の視認を解消し、高品位の画像表示を実現することができ、表示品位の向上したアクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法が得られる。
また、基準電圧電源に接続された保持容量を設けることにより、キャンセル動作時において、電圧電源線Vddから駆動トランジスタDRTのソースードレイン間を通して保持容量C2へも電流を流すことができ、キャンセル時間の短縮を図ることが可能となる。これにより、全階調表示領域において、スジムラの発生をより確実に解消することができる。
上述した第2の実施形態では、第1スイッチTCTを映像信号の書込み期間においてオフ状態とし、キャンセル期間においてオン状態とする構成としたが、図16に示すように、書込み期間およびキャンセル期間の両方において、第1スイッチTCTをオン状態に維持する構成としてもよい。このような構成においても、前述した第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
前述した実施形態において、薄膜トランジスタの半導体層は、ポリシリコンに限らず、アモルファスシリコンで構成することも可能である。また、トランジスタおよびスイッチの寸法は、前述した実施形態に限定されることなく、必要に応じて変更可能である。表示画素を構成する自己発光素子は、有機EL素子に限定されず自己発光可能な様々な表示素子を適用可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。 図2は、前記有機EL表示装置における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図3は、前記有機EL表示装置の駆動トランジスタおよび有機EL素子を示す断面図である。 図4は、前記有機EL表示装置における制御信号のオン、オフ(H、L)タイミングを示す図である。 図5は、前記有機EL表示装置の信号書込み動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図6は、前記有機EL表示装置のキャンセル動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図7は、前記有機EL表示装置の発光動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図8は、この発明の変形例に係る有機EL表示装置における制御信号のオン、オフ(H、L)タイミングを示す図である。 図9は、前記変形例に係る有機EL表示装置の信号書込み動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図10は、前記変形例に係る有機EL表示装置のキャンセル動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図11は、この発明の第2の実施形態に係る有機EL表示装置における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図12は、第2の実施形態に係る有機EL表示装置における制御信号のオン、オフタイミングおよび信号供給のタイミングを示す図である。 図13は、前記第2の実施形態に係る有機EL表示装置の信号書込み動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図14は、前記第2の実施形態に係る有機EL表示装置のキャンセル動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図15は、前記第2の実施形態に係る有機EL表示装置の発光動作時における表示画素の等価回路を示す平面図である。 図16は、この発明の変形例に係る有機EL表示装置における制御信号のオン、オフ(H、L)タイミングを示す図である。
符号の説明
8…絶縁基板、10…有機ELパネル、11…表示領域、12…コントローラ、
14…走査線駆動回路、15…信号線駆動回路、16…有機EL素子、
18…画素回路、34…電圧供給部、SST…画素スイッチ、
DRT…駆動トランジスタ、TCT…第1スイッチ、BCT…出力スイッチ、
C1、C2…保持容量、X…映像信号線

Claims (7)

  1. 表示素子と、前記表示素子に駆動電流を供給する画素回路とを含み、基板上にマトリクス状に配設された複数の画素部と、
    前記画素部の列毎に接続された映像信号線と、
    前記映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備し、
    前記各画素回路は、第1端子が電圧電源に接続され第2端子が前記表示素子に接続される駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの第1端子と制御端子との間に接続された保持容量と、トランジスタにより形成され、前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子との間の接続、非接続を制御する第1スイッチと、前記駆動トランジスタのドレインと前記表示素子との間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタの制御端子と前記映像信号線との間に接続された画素スイッチと、を備え、
    前記映像信号線から前記画素スイッチを通して前記駆動トランジスタの制御端子に階調映像電圧信号を書込む書込み期間と、前記書込み期間の後、前記第1スイッチにより前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し前記駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルするキャンセル期間と、前記キャンセル期間の後、前記書き込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を前記駆動トランジスタから前記表示素子に出力する発光期間と、を有しているアクティブマトリクス型表示装置。
  2. 前記第1スイッチは、前記駆動トランジスタの制御端子に接続された第1端子と前記駆動トランジスタの第2端子に接続された第2端子と、を有し、
    前記各画素回路は、一方の電極が前記第1スイッチの第1端子に接続され、他方の電極が基準電圧電源に接続された第2保持容量を備えている請求項1に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  3. 前記表示素子は、対向する電極間に有機発光層を備えた自己発光素子である請求項1又は2に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  4. 表示素子と、前記表示素子に駆動電流を供給する画素回路とを含み、基板上にマトリクス状に配設された複数の画素部と、前記画素部の列毎に接続された映像信号線と、前記映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備し、
    前記各画素回路は、第1端子が電圧電源に接続され第2端子が前記表示素子に接続される駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの第1端子と制御端子との間に接続された保持容量と、トランジスタにより形成され、前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子との間の接続、非接続を制御する第1スイッチと、前記駆動トランジスタのドレインと前記表示素子との間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタの制御端子と前記映像信号線との間に接続された画素スイッチと、を備えたアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、
    前記映像信号線から前記画素スイッチを通して前記駆動トランジスタの制御端子に階調映像電圧信号を書込み、
    前記映像電圧信号の書込み後、前記第1スイッチにより前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し前記駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルし、
    前記オフセットのキャンセル後、前記書き込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を前記駆動トランジスタから前記表示素子に出力し前記表示素子を発光させるアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  5. 表示素子と、前記表示素子に駆動電流を供給する画素回路とを含み、基板上にマトリクス状に配設された複数の画素部と、前記画素部の列毎に接続された映像信号線と、前記映像信号線に複数階調の映像電圧信号を出力する信号線駆動回路と、を具備し、
    前記各画素回路は、第1端子が電圧電源に接続され第2端子が前記表示素子に接続される駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの第1端子と制御端子との間に接続された第1保持容量と、トランジスタにより形成され、前記駆動トランジスタの制御端子に接続された第1端子と前記駆動トランジスタの第2端子に接続された第2端子と、を有し、前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子との間の接続、非接続を制御する第1スイッチと、前記駆動トランジスタのドレインと前記表示素子との間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタの制御端子と前記映像信号線との間に接続された画素スイッチと、一方の電極が前記第1スイッチの第1端子に接続され、他方の電極が基準電位電源に接続された第2保持容量と、を備えたアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、
    前記映像信号線から前記画素スイッチを通して前記駆動トランジスタの制御端子に階調映像電圧信号を書込み、
    前記映像電圧信号の書込み後、前記第1スイッチにより前記駆動トランジスタの制御端子と第2端子とを接続し前記駆動トランジスタの閾値のオフセットをキャンセルし、
    前記オフセットのキャンセル後、前記書き込まれた階調映像電圧信号に対応する駆動電流を前記駆動トランジスタから前記表示素子に出力し前記表示素子を発光させるアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  6. 前記映像電圧信号の書込み期間において、前記画素スイッチをオン、前記第1スイッチをオフ、前記出力スイッチをオフとし、前記キャンセル期間において、前記画素スイッチをオフ、前記第1スイッチをオン、前記出力スイッチをオフとし、前記発光期間において、前記画素スイッチをオフ、前記第1スイッチをオフ、前記出力スイッチをオンとする請求項4又は5に記載のアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  7. 前記映像電圧信号の書込み期間において、前記画素スイッチをオン、前記第1スイッチをオン、前記出力スイッチをオフとし、前記キャンセル期間において、前記画素スイッチをオフ、前記第1スイッチをオン、前記出力スイッチをオフとし、前記発光期間において、前記画素スイッチをオフ、前記第1スイッチをオフ、前記出力スイッチをオンとする請求項4又は5に記載のアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
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