JP6116186B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
近年、薄型、軽量、低消費電力の特徴を活かして、液晶表示装置に代表される平面表示装置の需要が急速に伸びている。中でも、オン画素とオフ画素とを電気的に分離し、かつオン画素への映像信号を保持する機能を有する画素スイッチを各画素に設けたアクティブマトリクス型表示装置は、携帯情報機器を始め、種々のディスプレイに利用されている。
このような平面型のアクティブマトリクス型表示装置として、自己発光素子を用いた有機EL表示装置が注目され、盛んに研究開発が行われている。有機EL表示装置は、バックライトを必要とせず、高速な応答性から動画再生に適し、さらに低温で輝度低下しないために寒冷地での使用にも適しているという特徴を有している。
一般に、有機EL表示装置は、複数行、複数列に並んで設けられた複数の画素を備えている。各画素は、自己発光素子である有機EL素子、及び有機EL素子に駆動電流を供給する画素回路により構成され、有機EL素子の発光輝度を制御することにより表示動作を行う。
画素回路の駆動方式としては、電圧信号により行なう方式が知られている。また、電圧電源をスイッチングし、ロー、ハイを切り換えるとともに、映像信号配線から映像信号及び初期化信号の両方を出力することにより、画素の構成素子数と配線数とを削減し、画素のレイアウト面積を小さくすることにより高精細化を図った表示装置が提案されている。
米国特許第6,229,506号明細書 特開2007−310311号公報 特開2011−145622号公報
ところで、近年、画素の高精細化が一層求められている。画素のサイズが縮小すると、各画素の複数の素子を所定の領域内に配置することが困難になってきている。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、高精細な表示装置を提供することにある。
一実施形態に係る表示装置は、
行方向及び列方向に沿ってマトリクス状に設けられた複数の画素を備え、
前記複数の画素の各々は、
高電位電源及び低電位電源間に接続された表示素子と、
前記高電位電源と前記表示素子との間に設けられ、前記高電位電源から前記表示素子への電流を制御する駆動トランジスタと、を有し、
前記表示素子は、
前記駆動トランジスタを介して前記高電位電源から電流が供給される画素電極と、
前記画素電極上に形成された有機物層と、
前記有機物層上に形成された対向電極と、を有し、
前記駆動トランジスタは、
導体層と
ゲート電極と、
前記半導体層及び前記ゲート電極の上方に設けられた第1絶縁膜と、を有し、
前記駆動トランジスタと前記表示素子とは互いに重なり、
前記駆動トランジスタと前記表示素子との間の層に、
記第1絶縁膜上に設けられ、前記高電位電源又は前記低電位電源と接続された第1導電層と
記第1絶縁膜及び第1導電層上に設けられた第2絶縁膜と、を有し、
前記画素電極は、前記第2絶縁膜上に設けられ、前記半導体層と接続され、
前記第1導電層及び前記画素電極は、互いに対向し、補助容量を形成する。
図1は、第1の実施形態に係る表示装置を概略的に示す平面図である。 図2は、図1の表示装置の画素の等価回路図である。 図3は、図1の表示装置に採用可能な構造の一例を概略的に示す部分断面図である。 図4は、上記第1の実施形態に係る表示装置を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、接続電極、導電層及び画素電極を示す図である。 図5は、上記第1の実施形態に係る表示装置を示す平面図であり、図3及び図4に示した導電層の全体的な概略構造を示す図である。 図6は、上記接続電極及び導電層を拡大して示す平面図である。 図7は、上記第1の実施形態に係る画素の配置構成の一例を示す概略図である。 図8は、上記第1の実施形態に係る画素の配置構成を採り、オフセットキャンセル動作を1回とする場合の、走査線駆動回路の制御信号を示すタイミングチャートである。 図9は、上記第1の実施形態に係る画素の配置構成を採り、オフセットキャンセル動作を2回とする場合の、走査線駆動回路の制御信号を示すタイミングチャートである。 図10は、上記第1の実施形態に係る表示装置の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、接続電極、導電層及び画素電極を示す図である。 図11は、上記第1の実施形態に係る表示装置の他の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、導電層及び画素電極を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る表示装置の画素の等価回路図である。 図13は、上記第2の実施形態に係る表示装置を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、接続電極、導電層及び画素電極を示す図である。 図14は、上記第2の実施形態に係る表示装置の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、接続電極、導電層及び画素電極を示す図である。 図15は、上記第2の実施形態に係る表示装置の他の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタ、電源線、導電層及び画素電極を示す図である。
以下、図面を参照しながら第1の実施形態に係る表示装置及び表示装置の駆動方法について詳細に説明する。この実施形態において、表示装置は、アクティブマトリクス型の表示装置であり、より詳しくはアクティブマトリクス型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置である。
図1は、本実施形態に係る表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1の表示装置の画素の等価回路図である。図3は、図1の表示装置に採用可能な構造の一例を概略的に示す部分断面図である。なお、図3では、表示装置を、その表示面、すなわち前面又は光出射面が上方を向き、背面が下方を向くように描いている。この表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した上面発光型の有機EL表示装置である。
図1に示すように、本実施形態に係る表示装置は、例えば、2型以上のアクティブマトリクス型の表示装置として構成され、表示パネルDPと、表示パネルDPの動作を制御するコントローラ12とを含んでいる。この実施の形態において、表示パネルDPは、有機ELパネルである。
表示パネルDPは、ガラス板等の光透過性を有する絶縁基板SUB、絶縁基板SUBの表示領域R1上にマトリクス状に配列されたm×n個の画素PX、複数本(m/2本)の第1走査線Sga(1〜m/2)と、複数本(m本)の第2走査線Sgb(1〜m)と、複数本(m/2本)の第3走査線Sgc(1〜m/2)と、複数本(m/2本)のリセット配線Sgr(1〜m/2)と、複数本(n本)の映像信号線VL(1〜n)とを備えている。
画素PXは、列方向Yにm個、行方向Xにn個並べられている。第1走査線Sga、第2走査線Sgb及びリセット配線Sgrは、行方向Xに延出して設けられている。リセット配線Sgrは互いに電気的に接続された複数の電極で形成されている。映像信号線VLは、列方向Yに延出して設けられている。
図1及び図2に示すように、表示パネルDPは、高電位Pvddに固定される高電位電源線SLaと、低電位Pvssに固定される低電位電源電極SLbと、を有している。高電位電源線SLaは高電位電源に接続され、低電位電源電極SLbは低電位電源(基準電位電源)に接続されている。
表示パネルDPは、第1走査線Sga、第2走査線Sgb及び第3走査線Sgcを画素PXの行毎に順に駆動する走査線駆動回路YDR1、YDR2、映像信号線VLを駆動する信号線駆動回路XDRを備えている。走査線駆動回路YDR1、YDR2及び信号線駆動回路XDRは、絶縁基板SUBの表示領域R1外側の非表示領域R2上に一体的に形成され、コントローラ12とともに駆動部10を構成している。
各画素PXは、表示素子と、表示素子に駆動電流を供給する画素回路と、を含んでいる。表示素子は、例えば自己発光素子であり、本実施形態では、光活性層として少なくとも有機発光層を備えた有機ELダイオードOLED(以下、単にダイオードOLEDという)を用いている。
図2に示すように、各画素PXの画素回路は、電圧信号からなる映像信号に応じてダイオードOLEDの発光を制御する電圧信号方式の画素回路であり、画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、保持容量Cs、及び補助容量Cadを有している。保持容量Cs及び補助容量Cadは、キャパシタである。補助容量Cadは発光電流量を調整する為に設けられる素子である。容量部Celは、ダイオードOLED自体の容量(ダイオードOLEDの寄生容量)である。ダイオードOLEDは、キャパシタとしても機能している。
各画素PXは、出力スイッチBCTを備えている。列方向Yに隣合う複数の画素PXは、出力スイッチBCTを共用している。この実施形態において、行方向X及び列方向Yに隣合う4つの画素PXは、1つの出力スイッチBCTを共用している。また、走査線駆動回路YDR2(若しくは走査線駆動回路YDR1)には、複数のリセットスイッチRSTが設けられている。リセットスイッチRST及びリセット配線Sgrは一対一で接続されている。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、出力スイッチBCT及びリセットスイッチRSTは、ここでは同一導電型、例えばNチャネル型のTFT(薄膜トランジスタ)により構成されている。
本実施形態に係る表示装置において、各駆動トランジスタ及び各スイッチをそれぞれ構成したTFTは全て同一工程、同一層構造で形成され、半導体層にポリシリコンを用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタである。
画素スイッチSST、駆動トランジスタDRT、出力スイッチBCT、及びリセットスイッチRSTの各々は、第1端子、第2端子、及び制御端子を有している。本実施形態では、第1端子をソース電極、第2端子をドレイン電極、制御端子をゲート電極としている。
画素PXの画素回路において、駆動トランジスタDRT及び出力スイッチBCTは、高電位電源線SLaと低電位電源電極SLbとの間でダイオードOLEDと直列に接続されている。高電位電源線SLa(高電位Pvdd)は例えば10Vの電位に設定され、低電位電源電極SLb(低電位Pvss)は、例えば1.5Vの電位に設定されている。
出力スイッチBCTにおいて、ドレイン電極は高電位電源線SLaに接続され、ソース電極は駆動トランジスタDRTのドレイン電極に接続され、ゲート電極は第1走査線Sgaに接続されている。これにより、出力スイッチBCTは、第1走査線Sgaからの制御信号BG(1〜m/2)によりオン(導通状態)、オフ(非導通状態)制御される。出力スイッチBCTは、制御信号BGに応答して、ダイオードOLEDの発光時間を制御する。
駆動トランジスタDRTにおいて、ドレイン電極は出力スイッチBCTのソース電極及びリセット配線Sgrに接続され、ソース電極はダイオードOLEDの一方の電極(ここでは陽極)に接続されている。ダイオードOLEDの他方の電極(ここでは陰極)は、低電位電源電極SLbに接続されている。駆動トランジスタDRTは、映像信号Vsigに応じた電流量の駆動電流をダイオードOLEDに出力する。
画素スイッチSSTにおいて、ソース電極は映像信号線VL(1〜n)に接続され、ドレイン電極は駆動トランジスタDRTのゲート電極に接続され、ゲート電極は信号書き込み制御用ゲート配線として機能する第2走査線Sgb(1〜m)に接続されている。画素スイッチSSTは、第2走査線Sgbから供給される制御信号SG(1〜m)によりオン、オフ制御される。そして、画素スイッチSSTは、制御信号SG(1〜m)に応答して、画素回路と映像信号線VL(1〜n)との接続、非接続を制御し、対応する映像信号線VL(1〜n)から映像信号Vsigを画素回路に取り込む。
リセットスイッチRSTは、2行毎に、走査線駆動回路YDR2に設けられている。リセットスイッチRSTは、駆動トランジスタDRTのドレイン電極とリセット電源との間に接続されている。リセットスイッチRSTにおいて、ソース電極はリセット電源に接続されたリセット電源線SLcに接続され、ドレイン電極はリセット配線Sgrに接続され、ゲート電極はリセット制御用ゲート配線として機能する第3走査線Sgcに接続されている。上記のように、リセット電源線SLcは、リセット電源に接続され、定電位であるリセット電位Vrstに固定される。
リセットスイッチRSTは、第3走査線Sgcを通して与えられる制御信号RG(1〜m/2)に応じて、リセット電源線SLc及びリセット配線Sgr間を導通状態(オン)又は非導通状態(オフ)に切替える。リセットスイッチRSTがオン状態に切替えられることにより、駆動トランジスタDRTのソース電極の電位が初期化される。
一方、図1に示すコントローラ12は表示パネルDPの外部に配置されたプリント回路基板(図示せず)上に形成され、走査線駆動回路YDR1、YDR2及び信号線駆動回路XDRを制御する。コントローラ12は外部から供給されるデジタル映像信号および同期信号を受け取り、垂直走査タイミングを制御する垂直走査制御信号、および水平走査タイミングを制御する水平走査制御信号を同期信号に基づいて発生する。
そして、コントローラ12は、これら垂直走査制御信号および水平走査制御信号をそれぞれ走査線駆動回路YDR1、YDR2及び信号線駆動回路XDRに供給するとともに、水平および垂直走査タイミングに同期してデジタル映像信号及び初期化信号を信号線駆動回路XDRに供給する。
信号線駆動回路XDRは、水平走査制御信号の制御により各水平走査期間において順次得られる映像信号をアナログ形式に変換し階調に応じた映像信号Vsigを複数の映像信号線VL(1〜n)に並列的に供給する。また、信号線駆動回路XDRは、初期化信号Viniを映像信号線VLに供給する。
走査線駆動回路YDR1、YDR2は、図示しないシフトレジスタ、出力バッファ等を含み、外部から供給される水平走査スタートパルスを順次次段に転送し、出力バッファを介して各行の画素PXに3種類の制御信号、すなわち、制御信号BG(1〜m/2)、SG(1〜m)、RG(1〜m/2)を供給する(図2)。なお、画素PXには、制御信号RGが直接供給されないが、制御信号RGに応じた所定のタイミングで、リセット電位Vrstに固定されたリセット電源線SLcから所定の電圧が供給される。
これにより、第1走査線Sga、第2走査線Sgb及び第3走査線Sgcは、それぞれ制御信号BG、SG、RGにより駆動される。
次に図3を参照して、駆動トランジスタDRT及びダイオードOLEDの構成を詳細に説明する。
駆動トランジスタDRTを形成したNチャネル型のTFTは、半導体層SCを備えている。半導体層SCは、絶縁基板SUB上に形成されたアンダーコート層UC上に形成されている。半導体層SCは、例えば、p型領域とn型領域とを含んだポリシリコン層である。
半導体層SCは、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GI上には、駆動トランジスタDRTのゲート電極Gが形成されている。ゲート電極Gは半導体層SCと対向している。ゲート絶縁膜GI及びゲート電極G上には層間絶縁膜IIが形成されている。
層間絶縁膜II上には、ソース電極SE及びドレイン電極DEがさらに形成されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜II及びゲート絶縁膜GIに形成されたコンタクトホールを通って半導体層SCのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ接続されている。
層間絶縁膜II、ソース電極SE及びドレイン電極DE上には、絶縁性を有する平坦化膜PLが形成されている。ゲート絶縁膜GI、層間絶縁膜II及び平坦化膜PLは、第1絶縁膜として機能している。
平坦化膜PL上には、接続電極AE及び第1導電層としての導電層OEが形成されている。この実施形態において、導電層OE及び接続電極AEは、金属(例えば、Al:アルミニウム)で形成されている。接続電極AEは、平坦化膜PLに設けたコンタクトホールを通って、駆動トランジスタDRTのソース電極SEに接続されている。平坦化膜PL、導電層OE及び接続電極AE上にはパッシベーション膜PSが形成されている。パッシベーション膜PSは、第2絶縁膜として機能している。
ダイオードOLEDは、画素電極PEと、有機物層ORGと、対向電極CEとを含んでいる。この実施形態において、画素電極PEは陽極であり、対向電極CEは陰極である。
パッシベーション膜PS上には、画素電極PEが形成されている。画素電極PEは、パッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを通って接続電極AEに接続されている。画素電極PEは、第2導電層として機能している。画素電極PEは、光反射性を有する背面電極である。画素電極PEは、透明な電極層(例えば、ITO:インジウム錫酸化物)と光反射性を有する電極層(例えば、Al)とが積層されて形成されている。
画素電極PEを形成する際、パッシベーション膜PS上に透明な導電材料(例えば、ITO)を堆積し、次いで光反射性を有する導電材料(例えば、Al)を堆積し、その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングを施すことにより画素電極PEを形成する。
パッシベーション膜PS上には、さらに、隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIは、画素電極PEに対応した位置に貫通孔を有している。
画素電極PE上には、活性層として、発光層を含んだ有機物層ORGが形成されている。発光層は、例えば、発光色が赤色、緑色、青色、又は無彩色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。この有機物層ORGは、発光層に加え、正孔注入層、正孔輸送層、正孔ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
隔壁絶縁層PI及び有機物層ORGは、対向電極CEで被覆されている。この例では、対向電極CEは、画素PX間で互いに接続された電極、すなわち共通電極である。また、この例では、対向電極CEは、陰極であり且つ光透過性の前面電極である。対向電極CEは、例えば、平坦化膜PL、パッシベーション膜PSと隔壁絶縁層PIとに設けられたコンタクトホールを通って、ソース電極SE及びドレイン電極DEと同一の層に形成された電極配線(図示せず)に電気的に接続されている。
このような構造のダイオードOLEDでは、画素電極PEから注入されたホールと、対向電極CEから注入された電子とが有機物層ORGの内部で再結合したときに、有機物層ORGを構成する有機分子を励起して励起子を発生させる。この励起子が放射失活する過程で発光し、この光が有機物層ORGから透明な対向電極CEを介して外部へ放出される。
次に図3乃至図6を参照して、導電層OE及び補助容量Cadの構成を詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る表示装置を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSH、接続電極AE、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。図5は、本実施形態に係る表示装置を示す平面図であり、図3及び図4に示した導電層OEの全体的な概略構造を示す図である。図6は、上記接続電極AE及び導電層OEを拡大して示す平面図である。
図3乃至図6に示すように、導電層OEは、表示領域R1全体に対向して設けられている。導電層OEは、各画素PXに1つの開口を有し、接続電極AEの周縁に間隔を置いて形成されている。
導電層OEは、表示領域R1の外側で、平坦化膜PLに形成されたコンタクトホールCHを通って電源線PSHに接続されている。電源線PSHは、定電位の電源に接続されている。この実施形態において、電源線PSHは、高電位電源に接続され、高電位Pvddに固定されている。
導電層OE及び画素電極PEは、互いに対向し、補助容量Cad(容量部)を形成している。半導体層を利用すること無しに補助容量Cadの形成が可能になる。半導体層を利用する素子に対向した領域に補助容量Cadを形成することができ、すなわち、補助容量Cadを効率よく配置することができるため、スペースの利用効率の向上を図ることができる。
また、この実施形態において、表示装置は上面発光型の表示装置であるため、導電層OEを金属(例えば。Al)で形成することができる。なお、表示装置が下面発光型の表示装置であったり、液晶表示装置のように光透過型の表示装置であったりする場合、導電層OEを金属で形成することはできないものである。
次に、複数の画素PXの配置構成について説明する。図7は本実施形態に係る画素PXの配置構成を示す概略図である。
図7に示すように、画素PXはいわゆる縦ストライプ画素である。行方向Xには、赤色の画像を表示するように構成された画素PX、緑色の画像を表示するように構成された画素PX、青色の画像を表示するように構成された画素PX、及び無彩色の画像を表示するように構成された画素PXが交互に並べられている。列方向Yには、同一色の画像を表示するように構成された画素PXが並べられている。
赤色(R)の画素PX、緑色(G)の画素PX、青色(B)の画素PX及び無彩色(W)の画素PXは、絵素Pを形成している。本実施例1では、絵素Pは4つ(4色)の画素PXを有しているが、これに限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、無彩色の画素PXを設けない場合、絵素Pは、赤色、緑色及び青色の3つ(3色)の画素PXを有していてもよい。
出力スイッチBCTは、隣合う4個(列方向Yに隣合う2個及び行方向Xに隣合う2個)の画素PXで共用されている。上記のことから、第1走査線Sga及び第3走査線Sgcの本数はm/2本となっている。
なお、画素PXの配置構成は、本実施形態(図7)に限らず、種々変形可能である。例えば、画素PXはいわゆるRGBW正方画素であってもよい。この場合、例えば、偶数行に、赤色、緑色、青色及び無彩色の画素PXの何れか2個が配置され、奇数行に、残りの2個が配置される。
ここで、本実施形態において、画素PX、絵素Pの用語で説明したが、画素を副画素と言い換えることが可能である。この場合、絵素が画素である。
次に、上記のように構成された表示装置(有機EL表示装置)の動作について説明する。図8及び図9は、それぞれ動作表示時の走査線駆動回路YDR1、YDR2の制御信号を示すタイミングチャートである。
図8は縦ストライプ画素でオフセットキャンセル期間が1回の場合、図9は縦ストライプ画素でオフセットキャンセル期間が複数回(ここでは代表例として2回)の場合を表している。このため、本実施形態において、図8の制御信号又は図9の制御信号を用いて表示装置を駆動することができる。
走査線駆動回路YDR1、YDR2は、例えば、スタート信号(STV1〜STV3)とクロック(CKV1〜CKV3)とから各水平走査期間に対応した1水平走査期間の幅(Tw−Starta)のパルスを生成し、そのパルスを制御信号BG(1〜m/2)、SG(1〜m)、RG(1〜m/2)として出力する。ここでは、1水平走査期間を1Hとしている。
画素回路の動作は、ソース初期化期間Pisに行われるソース初期化動作と、ゲート初期化期間Pigに行われるゲート初期化動作と、オフセットキャンセル期間Poに行われる、オフセットキャンセル(OC)動作と、映像信号書き込み期間Pwに行われる映像信号書き込み動作と、表示期間Pd(発光期間)に行われる表示動作(発光動作)と、に分けられる。
図8、図9、図1及び図2に示すように、まず、駆動部10はソース初期化動作を行う。ソース初期化動作では、走査線駆動回路YDR1、YDR2から、制御信号SGが画素スイッチSSTをオフ状態とするレベル(オフ電位:ここではローレベル)、制御信号BGが出力スイッチBCTをオフ状態とするレベル(オフ電位:ここではローレベル)、制御信号RGがリセットスイッチRSTをオン状態とするレベル(オン電位:ここではハイレベル)に設定される。
出力スイッチBCT、画素スイッチSSTがそれぞれオフ(非導通状態)、リセットスイッチRSTがオン(導通状態)となり、ソース初期化動作が開始される。リセットスイッチRSTがオンすることで、駆動トランジスタDRTのソース電極及びドレイン電極がリセット電源の電位(リセット電位Vrst)と同電位にリセットされ、ソース初期化動作は完了する。ここで、リセット電源(リセット電位Vrst)は、例えば−2Vに設定されている。
次に、駆動部10はゲート初期化動作を行う。ゲート初期化動作では、走査線駆動回路YDR1、YDR2から、制御信号SGが画素スイッチSSTをオン状態とするレベル(オン電位:ここではハイレベル)、制御信号BGが出力スイッチBCTをオフ状態とするレベル、制御信号RGがリセットスイッチRSTをオン状態とするレベルに設定される。出力スイッチBCTがオフ、画素スイッチSST及びリセットスイッチRSTがオンとなり、ゲート初期化動作が開始される。
ゲート初期化期間Pigにおいて、映像信号線VLから出力された初期化信号Vini(初期化電圧)は、画素スイッチSSTを通して駆動トランジスタDRTのゲート電極に印加される。これにより、駆動トランジスタDRTのゲート電極の電位は、初期化信号Viniに対応する電位にリセットされ、前フレームの情報が初期化される。初期化信号Viniの電圧レベルは、例えば、2Vに設定されている。
続いて、駆動部10はオフセットキャンセル動作を行なう。制御信号SGがオン電位、制御信号BGがオン電位(ハイレベル)、制御信号RGがオフ電位(ローレベル)となる。これによりリセットスイッチRSTがオフ、画素スイッチSST及び出力スイッチBCTがオンとなり、閾値のオフセットキャンセル動作が開始される。
オフセットキャンセル期間Poにおいて、駆動トランジスタDRTのゲート電極には映像信号線VL及び画素スイッチSSTを通して初期化信号Viniが与えられ、駆動トランジスタDRTのゲート電極の電位は固定される。
また、出力スイッチBCTはオン状態にあり、高電位電源線SLaから駆動トランジスタDRTに電流が流れ込む。駆動トランジスタDRTのソース電極の電位は、ソース初期化期間Pisに書き込まれた電位(リセット電位Vrst)を初期値とし、駆動トランジスタDRTのドレイン電極−ソース電極間を通って流れ込む電流分を徐々に減少させながら、駆動トランジスタDRTのTFT特性ばらつきを吸収・補償しつつ、高電位側にシフトしていく。本実施形態では、オフセットキャンセル期間Poは例えば1μsec程度の時間に設定されている。
オフセットキャンセル期間Po終了時点で、駆動トランジスタDRTのソース電極の電位は、Vini−Vthとなる。なお、Viniは初期化信号Viniの電圧値であり、Vthは駆動トランジスタDRTの閾値電圧である。これにより、駆動トランジスタDRTのゲート電極−ソース電極間の電圧は、キャンセル点(Vgs=Vth)に到達し、このキャンセル点に相当する電位差が保持容量Csに蓄えられる(保持される)。なお、図9に示す例のように、オフセットキャンセル期間Poは必要に応じて複数回設ける事が可能である。
続いて、映像信号書き込み期間Pwでは、制御信号SGが画素スイッチSSTをオン状態とするレベル、制御信号BGが出力スイッチBCTをオン状態とするレベル、制御信号RGがリセットスイッチRSTをオフ状態とするレベルに設定される。すると、画素スイッチSST及び出力スイッチBCTがオン、リセットスイッチRSTがオフとなり、映像信号書き込み動作が開始される。
映像信号書き込み期間Pwにおいて、映像信号線VLから画素スイッチSSTを通って駆動トランジスタDRTのゲート電極に映像信号Vsigが書き込まれる。また、高電位電源線SLaから出力スイッチBCT及び駆動トランジスタDRTを通り、ダイオードOLEDの容量部(寄生容量)Celを経由して低電位電源電極SLbに電流が流れる。画素スイッチSSTがオンした直後は、駆動トランジスタDRTのゲート電極の電位は、Vsig(R、G、B)、駆動トランジスタDRTのソース電極の電位は、Vini−Vth+Cs(Vsig−Vini)/(Cs+Cel+Cad)となる。
なお、Vsigは映像信号Vsigの電圧値であり、Csは保持容量Csの容量であり、Celは容量部Celの容量であり、Cadは補助容量Cadの容量である。
その後、ダイオードOLEDの容量部Celを経由して低電位電源電極SLbに電流が流れ、映像信号書き込み期間Pw終了時には、駆動トランジスタDRTのゲート電極の電位は、Vsig(R,G,B)、駆動トランジスタDRTのソース電極の電位は、Vini−Vth+ΔV1+Cs(Vsig−Vini)/(Cs+Cel+Cad)となる。
なお、駆動トランジスタDRTに流れる電流Idrtと容量Cs+Cel+Cadの関係は次の式で表され、ΔV1は、次の式から決定される映像信号Vsigの電圧値、映像書き込み期間Pw、トランジスタの移動度に対応したソース電極の電位の変位である。
Figure 0006116186
ここで、
Idrt=β×(Vgs−Vth)
={(Vsig−Vini)×(Cel+Cad)/(Cs+Cel+Cad)}
である。
βは次の式で定義される。
β=μ×Cox×W/2L
なお、Wは駆動トランジスタDRTのチャネル幅、Lは駆動トランジスタDRTのチャネル長、μはキャリア移動度、Coxは単位面積当たりのゲート静電容量である。
これにより、駆動トランジスタDRTの移動度のばらつきが補正される。
最後に、表示期間Pdでは、制御信号SGが画素スイッチSSTをオフ状態とするレベル、制御信号BGが出力スイッチBCTをオン状態とするレベル、制御信号RGがリセットスイッチRSTをオフ状態とするレベルに設定される。出力スイッチBCTがオン、画素スイッチSST及びリセットスイッチRSTがオフとなり、表示動作が開始される。
駆動トランジスタDRTは、保持容量Csに書込まれたゲート制御電圧に対応した電流量の駆動電流Ieを出力する。この駆動電流IeがダイオードOLEDに供給される。これにより、ダイオードOLEDが駆動電流Ieに応じた輝度で発光し、表示動作を行う。ダイオードOLEDは、1フレーム期間後に、再び制御信号BGがオフ電位となるまで発光状態を維持する。
上述したソース初期化動作、ゲート初期化動作、オフセットキャンセル動作、映像信号書き込み動作、及び表示動作を順次、各画素PXで繰り返し行うことにより、所望の画像を表示する。
上記のように構成された第1の実施形態に係る表示装置及び表示装置の駆動方法によれば、表示装置は、複数の半導体層(SC)と、第1絶縁膜(ゲート絶縁膜GI、層間絶縁膜II及び平坦化膜PL)と、導電層OE(第1導電層)と、第2絶縁膜(パッシベーション膜PS)と、ダイオードOLEDと、を備えている。
ゲート絶縁膜GI、層間絶縁膜II及び平坦化膜PLは、複数の半導体層の上方に設けられている。導電層OEは、平坦化膜PL上に設けられ、金属で形成されている。パッシベーション膜PSは、平坦化膜PL及び導電層OE上に設けられている。ダイオードOLEDは、パッシベーション膜PS上に設けられた画素電極PE(第2導電層)を有している。
導電層OE及び画素電極PEは、互いに対向し、補助容量Cad(容量部)を形成することができる。半導体層を利用すること無しに補助容量Cadの形成が可能になるため、半導体層を利用する素子に対向した領域に補助容量Cadを形成することができる。半導体層を利用して補助容量Cadを形成する場合に比べ、補助容量Cadを効率よく配置することができるため、スペースの利用効率の向上を図ることができる。そして、画素PXの高精細化に寄与することができる。
表示期間Pdにおいて、駆動トランジスタDRTの飽和領域の出力電流IelをダイオードOLEDに与え、発光させる。ここで、駆動トランジスタDRTの利得係数をβとすると、出力電流Ielは次の式で表される。
Iel=β×{(Vsig−Vini−ΔV1)×(Cel+Cad)/(Cs+Cel+Cad)}
βは次の式で定義される。
β=μ×Cox×W/2L
なお、Wは駆動トランジスタDRTのチャネル幅、Lは駆動トランジスタDRTのチャネル長、μはキャリア移動度、Coxは単位面積当たりのゲート静電容量である。
このため、出力電流Ielは、駆動トランジスタDRTの閾値電圧Vthに依存しない値となり、出力電流Ielへの駆動トランジスタDRTの閾値電圧のばらつきによる影響を排除することができる。
また、上記ΔV1は、駆動トランジスタDRTの移動度μが大きい程、絶対値が大きい値となるため、移動度μの影響も補償することができる。従って、これらのばらつきに起因する表示不良、スジムラ、ざらつき感の発生を抑制し、高品位の画像表示を行うことができる。
上記のことから、高精細な表示装置及び表示装置の駆動方法を得ることができる。
ここで、上記第1の実施形態に係る表示装置の変形例について説明する。図10は、第1の実施形態に係る表示装置の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSH、接続電極AE、接続電極RE、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。図11は、第1の実施形態に係る表示装置の他の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSH、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。
図10に示すように、導電層OEは金属(例えば、Al)で形成されている。接続電極AE及び接続電極REは、透明な導電材料(例えば、ITO)で形成されている。接続電極REは、平坦化膜PLに形成されたコンタクトホールCHを通って電源線PSHに接続されている。ITOなどで接続電極AE及び接続電極REを形成した後、Alなどで導電層OEを形成している。
また、図示しないが、透明な導電材料で接続電極AE及び接続電極RE等を形成する際、表示領域R1の外側で、電源線PSHや映像信号線VLなどの配線上に、同一の材料で電極層を形成してもよい。電極層は、防湿性を有し、大気に露出されている。すなわち、大気に露出される配線を、上記電極層で覆うことができるため、配線(製品)の劣化を低減することができる。
図11に示すように、画素電極PEは、平坦化膜PL及びパッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを通って、駆動トランジスタDRTのソース電極SEに、直接、接続されていてもよい。
次に、第2の実施形態に係る表示装置及び表示装置の駆動方法について説明する。この実施形態において、上述した第1の実施形態と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12は、本実施形態に係る表示装置の画素の等価回路図である。
図13は、本実施形態に係る表示装置を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSL、接続電極AE、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。
図12及び図13に示すように、導電層OEは、表示領域R1の外側で、平坦化膜PLに形成されたコンタクトホールCHを通って電源線PSLに接続されている。電源線PSLは、定電位の電源に接続されている。この実施形態において、電源線PSLは、低電位電源に接続され、低電位Pvssに固定されている。
導電層OE及び画素電極PEは、互いに対向し、補助容量Cad(容量部)を形成している。半導体層を利用すること無しに補助容量Cadの形成が可能になる。補助容量Cadを効率よく配置することができるため、スペースの利用効率の向上を図ることができる。
上記のように構成された第2の実施形態に係る表示装置及び表示装置の駆動方法によれば、表示装置は、複数の半導体層(SC)と、第1絶縁膜(ゲート絶縁膜GI、層間絶縁膜II及び平坦化膜PL)と、導電層OE(第1導電層)と、第2絶縁膜(パッシベーション膜PS)と、ダイオードOLEDと、を備えている。導電層OEは、電源線PSL(低電位電源)に接続されている。
導電層OE及び画素電極PEは、互いに対向し、補助容量Cad(容量部)を形成することができる。半導体層を利用すること無しに補助容量Cadの形成が可能になるため、半導体層を利用する素子に対向した領域に補助容量Cadを形成することができる。スペースの利用効率の向上を図ることができるため、画素PXの高精細化に寄与することができる。
その他、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記のことから、高精細な表示装置及び表示装置の駆動方法を得ることができる。
ここで、上記第2の実施形態に係る表示装置の変形例について説明する。図14は、第2の実施形態に係る表示装置の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSL、接続電極AE、接続電極RE、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。図15は、第2の実施形態に係る表示装置の他の変形例を示す部分断面図であり、駆動トランジスタDRT、電源線PSL、導電層OE及び画素電極PEを示す図である。
図14に示すように、導電層OEは金属(例えば、Al)で形成されている。接続電極AE及び接続電極REは、透明な導電材料(例えば、ITO)で形成されている。接続電極REは、平坦化膜PLに形成されたコンタクトホールCHを通って電源線PSLに接続されている。ITOなどで接続電極AE及び接続電極REを形成した後、Alなどで導電層OEを形成している。
また、図示しないが、透明な導電材料で接続電極AE及び接続電極RE等を形成する際、表示領域R1の外側で、電源線PSLや映像信号線VLなどの配線上に、同一の材料で電極層を形成してもよい。電極層は、防湿性を有し、大気に露出されている。すなわち、大気に露出される配線を、上記電極層で覆うことができるため、配線(製品)の劣化を低減することができる。
図15に示すように、画素電極PEは、平坦化膜PL及びパッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを通って、駆動トランジスタDRTのソース電極SEに、直接、接続されていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、TFTの半導体層は、ポリシリコンに限らず、アモルファスシリコンで構成することも可能である。各スイッチを構成するTFTや駆動トランジスタDRTは、Nチャネル型のTFTに限らず、Pチャネル型のTFTで形成されていてもよい。同様に、リセットスイッチRSTは、Pチャネル型又はNチャネル型のTFTで形成されていればよい。駆動トランジスタDRT及びスイッチの形状、寸法は、前述した実施形態に限定されることなく、必要に応じて変更可能である。
また、出力スイッチBCTは、4つの画素PXに1つ設けて共有される構成としたが、これに限らず、必要に応じて、出力スイッチBCTの数を増減可能である。例えば、出力スイッチBCTは、画素PXに1つずつ設けられていてもよい。また、2行1列に設けられた2個の画素PXが1個の出力スイッチBCTを共用したり、2行4列に設けられた8個の画素PXが1個の出力スイッチBCTを共用したりしていてもよい。
さらにまた、1行の全ての画素PXが1個の出力スイッチBCTを共用してもよい。この場合、出力スイッチBCT及び第1走査線Sgaは、走査線駆動回路YDR2(YDR1)に設けられていてもよい。すなわち、出力スイッチBCTにおいて、ソース電極は高電位電源に接続され、ドレイン電極はリセット配線Sgrに接続され、ゲート電極は第1走査線Sgaに接続される。
さらに、画素PXを構成する自己発光素子は、ダイオード(有機ELダイオード)OLEDに限定されず自己発光可能な様々な表示素子を適用して形成することが可能である。
補助容量Cadは、駆動トランジスタDRTのソース電極及び定電位の配線間に接続されていればよい。定電位の配線としては、高電位電源線SLaや、低電位電源線SLbや、リセット配線Sgrを挙げることができる。
本発明の実施形態は、表示装置及び表示装置の駆動方法に限らず、各種の表示装置及び表示装置の駆動方法に適用することが可能である
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]複数の半導体層と、
前記複数の半導体層の上方に設けられた第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜上に設けられ、金属で形成された第1導電層と、
前記第1絶縁膜及び第1導電層上に設けられた第2絶縁膜と、
前記第2絶縁膜上に設けられた第2導電層を有する表示素子と、を備え、
前記第1導電層及び第2導電層は、互いに対向し、容量部を形成する表示装置。
[2]前記第2導電層は、透明な電極層と光反射性を有する電極層とが積層されて形成されている[1]に記載の表示装置。
[3]行方向及び列方向に沿ってマトリクス状に設けられた複数の画素をさらに備え、
前記複数の画素の各々は、
高電位電源及び低電位電源間に接続された前記表示素子と、
前記表示素子に接続されたソース電極と、リセット配線に接続されたドレイン電極と、ゲート電極とを有した駆動トランジスタと、
前記高電位電源及び駆動トランジスタのドレイン電極間に接続され、前記高電位電源及び駆動トランジスタのドレイン電極間を導通状態又は非導通状態に切替える出力スイッチと、
映像信号線及び前記駆動トランジスタのゲート電極間に接続され、前記映像信号線を通して与えられる信号を前記駆動トランジスタのゲート電極側に取り込むかどうかを切替える画素スイッチと、
前記駆動トランジスタのソース電極及びゲート電極間に接続された保持容量と、を備え、
前記駆動トランジスタ、出力スイッチ、画素スイッチ及び保持容量は、前記複数の半導体層を利用して形成される[1]に記載の表示装置。
[4]前記出力スイッチに接続された第1走査線と、
前記画素スイッチに接続された第2走査線と、
前記第1走査線及び第2走査線に接続された走査線駆動回路と、
前記映像信号線に接続された信号線駆動回路と、をさらに備える[3]に記載の表示装置。
[5]前記出力スイッチは、前記複数の画素で共用されている[3]に記載の表示装置。
[6]行方向及び列方向に沿ってマトリクス状に設けられた複数の画素をさらに備え、
前記複数の画素の各々は、
高電位電源及び低電位電源間に接続された前記表示素子と、
前記表示素子に接続されたソース電極と、リセット配線に接続されたドレイン電極と、ゲート電極とを有した駆動トランジスタと、
映像信号線及び前記駆動トランジスタのゲート電極間に接続され、前記映像信号線を通して与えられる信号を前記駆動トランジスタのゲート電極側に取り込むかどうかを切替える画素スイッチと、
前記駆動トランジスタのソース電極及びゲート電極間に接続された保持容量と、を備え、
前記駆動トランジスタ、画素スイッチ及び保持容量は、前記半導体層を利用して形成される[1]に記載の表示装置。
[7]前記高電位電源及びリセット配線間に接続され、前記高電位電源及びリセット配線間を導通状態又は非導通状態に切替える出力スイッチと、前記出力スイッチに接続された第1走査線と、を有した走査線駆動回路と、
前記走査線駆動回路及び画素スイッチに接続された第2走査線と、
前記映像信号線に接続された信号線駆動回路と、をさらに備える[6]に記載の表示装置。
[8]前記複数の画素の各々は、前記容量部である補助容量をさらに備え、
前記第1導電層は定電位の電源に接続され、
前記第2導電層は前記駆動トランジスタのソース電極に接続されている[3]又は[6]に記載の表示装置。
[9]前記定電位の電源は前記高電位電源又は低電位電源であり、
前記第1導電層は、表示領域の外側で、前記定電位の電源に接続された電源線に接続されている[8]に記載の表示装置。
[10]前記表示領域の外側で前記電源線上に形成された防湿性を有する電極層をさらに備え、
前記電極層は、大気に露出されている[9]に記載の表示装置。
DP…表示パネル、10…駆動部、12…コントローラ、YDR1,YDR2…走査線駆動回路、XDR…信号線駆動回路、Sga…第1走査線、Sgb…第2走査線、Sgc…第3走査線、Sgr…リセット配線、VL…映像信号線、P…絵素、PX…画素、OLED…ダイオード、SST…画素スイッチ、DRT…駆動トランジスタ、BCT…出力スイッチ、RST…リセットスイッチ、Cs…保持容量、Cad…補助容量、SC…半導体層、GI…ゲート絶縁膜、II…層間絶縁膜、PL…平坦化膜、AE,RE…接続電極、OE…導電層、PS…パッシベーション膜、PE…画素電極、PSH,PSL…電源線、CH…コンタクトホール、Y…列方向、X…行方向。

Claims (11)

  1. 行方向及び列方向に沿ってマトリクス状に設けられた複数の画素を備え、
    前記複数の画素の各々は、
    高電位電源及び低電位電源間に接続された表示素子と、
    前記高電位電源と前記表示素子との間に設けられ、前記高電位電源から前記表示素子への電流を制御する駆動トランジスタと、を有し、
    前記表示素子は、
    前記駆動トランジスタを介して前記高電位電源から電流が供給される画素電極と、
    前記画素電極上に形成された有機物層と、
    前記有機物層上に形成された対向電極と、を有し、
    前記駆動トランジスタは、
    導体層と
    ゲート電極と、
    前記半導体層及び前記ゲート電極の上方に設けられた第1絶縁膜と、を有し、
    前記駆動トランジスタと前記表示素子とは互いに重なり、
    前記駆動トランジスタと前記表示素子との間の層に、
    記第1絶縁膜上に設けられ、前記高電位電源又は前記低電位電源と接続された第1導電層と
    記第1絶縁膜及び第1導電層上に設けられた第2絶縁膜と、を有し、
    前記画素電極は、前記第2絶縁膜上に設けられ、前記半導体層と接続され、
    前記第1導電層及び前記画素電極は、互いに対向し、補助容量を形成する表示装置。
  2. 前記画素電極は、透明な電極層と光反射性を有する電極層とが積層されて形成されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の画素の各々は、
    前記高電位電源及び前記駆動トランジスタのドレイン電極間に接続され、前記高電位電源及び前記駆動トランジスタのドレイン電極間を導通状態又は非導通状態に切替える出力スイッチと、
    映像信号線及び前記駆動トランジスタのゲート電極間に接続され、前記映像信号線を通して与えられる信号を前記駆動トランジスタのゲート電極側に取り込むかどうかを切替える画素スイッチと、
    前記駆動トランジスタのソース電極及びゲート電極間に接続された保持容量と、をさらに備え、
    前記補助容量と前記保持容量とは、前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1導電層との間で直列に接続される請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記出力スイッチに接続された第1走査線と、
    前記画素スイッチに接続された第2走査線と、
    前記第1走査線又は第2走査線に信号を出力するように設けられた走査線駆動回路と、
    前記映像信号線に接続された信号線駆動回路と、をさらに備える請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記出力スイッチは、前記複数の画素で共用されている請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記複数の画素の各々は、
    映像信号線及び前記駆動トランジスタのゲート電極間に接続され、前記映像信号線を通して与えられる信号を前記駆動トランジスタのゲート電極側に取り込むかどうかを切替える画素スイッチと、
    前記駆動トランジスタのソース電極及びゲート電極間に接続された保持容量と、をさらに備え、
    前記補助容量と前記保持容量とは、前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1導電層との間で直列に接続される請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記高電位電源及びリセット配線間に接続され、前記高電位電源及び前記リセット配線間を導通状態又は非導通状態に切替える出力スイッチと、前記出力スイッチに接続された第1走査線と、を有した走査線駆動回路と、
    前記走査線駆動回路及び画素スイッチに接続された第2走査線と、
    前記映像信号線に接続された信号線駆動回路と、をさらに備える請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記第1導電層は、前記複数の画素が配置された表示領域の外側で、前記高電位電源又は前記低電位電源と接続されている請求項1、3及び6の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記第1導電層は、前記低電位電源に接続されている請求項8に記載の表示装置。
  10. 電極層をさらに備え、
    前記第1導電層は、前記高電位電源又は前記低電位電源と接続された電源線に接続され、
    前記電極層は、前記複数の画素が配置された表示領域の外側で前記電源線上に形成された防湿性を有し、大気に露出されている請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記第1導電層は、前記複数の画素のうち隣接する2画素の間で連続に形成されている請求項1、3及び6の何れか1項に記載の表示装置。
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