JP2009121732A - ワーク加熱冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】均熱環境下の収容室に、平板状のワークを積層させて収容可能で、それにより、保温部の長大化を防止し、装置の大幅な小型化が可能であると共に、収容・搬送中のワークの汚損防止が可能であるワーク加熱冷却装置を提供する。
【解決手段】ワーク加熱冷却装置1は、平板状のワーク2を水平面内で順次、直列状態で搬送する第1の搬送機構6を備え、搬送経路上でワークを加熱手段で加熱する加熱部3と、ワークの第2の搬送機構10を備え、加熱部で加熱されたワークが順次、第2の搬送機構に搬入されて、第2の搬送機構により板面を対向させ且つ所定の間隔を空けて並列して支持され、加熱手段で保温されつつ、第2の搬送機構により順次、搬送される保温部4と、ワークを水平面内で順次、直列状態で搬送する第3の搬送機構7を備え、保温部から搬入されたワークを、搬送経路上で冷却手段で冷却する冷却部5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワーク加熱冷却装置に関し、さらに詳細には、加熱部と保温部と冷却部とを備えて、ワークの加熱、保温、冷却を行なうワーク加熱冷却装置に関する。
例えば、プラズマディスプレイ等に用いられるフラットパネルディスプレイの製造工程において、フラットパネルディスプレイ(ワーク)を所定温度まで加熱し、次いで、所定時間、均熱状態を保持し、その後、段階的に冷却するという工程が実施される。
ここで、フラットパネルディスプレイに例示される平板状のワークの加熱・冷却を行なうワーク加熱冷却装置の従来例として、図14に示す装置100がある(特許文献1参照)。このワーク加熱冷却装置100は、平板状のワーク(ガラスパネル101)を収納する真空チャンバ(不図示)と、この真空チャンバ内において、ワーク101より大面積の加熱面を有する複数のパネルヒータ111、112、113を含む加熱手段とを備え、該パネルヒータの対向する加熱面を平行な状態で面間距離を可変とし、対向する加熱面をワーク101の両面に接触させることによってワーク101の加熱を行う構成であり、これにより、ワーク101に加熱面を接触させる直接的な加熱を行うことによって均熱加熱を行い、各ワーク101の加熱、冷却時間を短縮化するというものである。
特開平11−273558号公報
例えば、近年のプラズマディスプレイの大形化に伴い、フラットパネルディスプレイ(ワーク)が大形化し、ワーク加熱冷却装置を大形化せざるを得ない状況が生じており、特に、そのような大形のワークを所定時間(一例として15分〜30分程度)、均熱状態で保持(保温)するためには、製造ライン上に、非常に長い保温部を設けなければならないという課題が生じていた。
また、その一方で、特に、フラットパネルディスプレイのようなワークは、電子精密装置に組み込まれるため、加熱・冷却工程等における搬送時の汚損防止を図る必要があるが、特に、高温の雰囲気下では搬送機構に塗布される潤滑剤が蒸発し易い等の理由によって、ワークが汚損し易いといった課題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、均熱環境下の保温室に、平板状のワークを積層させて収容することが可能で、それにより、保温部の長大化を防止し、装置の大幅な小型化が可能であると共に、収容・搬送中のワークの汚損を防止することが可能であるワーク加熱冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明に係るワーク加熱冷却装置は、平板状のワークを水平面内で順次、直列状態で搬送する第1の搬送機構を備え、搬送経路上でワークを加熱手段により加熱する加熱部と、ワークの第2の搬送機構を備え、前記加熱部によって加熱されたワークが順次、該第2の搬送機構に搬入され、搬入されたワークが、該第2の搬送機構により板面を対向させて、且つ所定の間隔を空けて並列して支持されると共に、別途加熱手段により保温されつつ、該第2の搬送機構により順次、搬送される保温部と、ワークを水平面内で順次、直列状態で搬送する第3の搬送機構を備え、前記保温部から搬入されたワークを、搬送経路上で冷却手段により冷却する冷却部とを備えることを特徴とする。
また、前記第2の搬送機構は、ワークを水平に保持するトレイが、上下のワーク間に所要の間隔が空くようにして多段に積層された第1の多段トレイ積層部と、前記第1の多段トレイ積層部に隣接して配置される第2の多段トレイ積層部と、前記第1の多段トレイ積層部の最下段のトレイを保持することにより該第1の多段トレイ積層部全体を保持する第1の保持手段と、前記第2の多段トレイ積層部の最下段のトレイを保持することにより該第2の多段トレイ積層部全体を保持する第2の保持手段と、上昇して、前記第2の保持手段によって保持されている前記第2の多段トレイ積層部を押し上げて該保持を解除した後、下降して、該第2の保持手段により該第2の多段トレイ積層部の最下段から2段目以上のトレイを新たに保持させ、最下段のトレイを受け取って待機位置まで下降する第1の昇降手段と、前記第1の昇降手段に受け取られ、前記冷却部へワークが搬送されて空となったトレイを前記第1の多段トレイ積層部の下方に移送する第1の移送手段と、前記空のトレイを受け取ると共に、該空のトレイに前記加熱部から加熱されたワークが搬入された後、該トレイを上昇させ、前記第1の多段トレイ積層部の最下段のトレイに当接させて全部のトレイを少なくとも1つのトレイの高さ分押し上げ、前記第1の保持手段に新たに全部のトレイを保持させ、次いで待機位置に下降する第2の昇降手段と、前記第1の多段トレイ積層部の最上段のトレイを前記第2の多段トレイ積層部の最上段へ移送する第2の移送手段とを備えることを特徴とする。
また、前記第2の搬送機構は、ワークの面方向を鉛直として、前後のワーク間に所要の間隔が空くようにして多層に積層されたワーク積層部と、前記ワーク積層部の各ワークの上辺部と下辺部とを挟持することにより該ワーク積層部全体を保持するワーク保持手段と、面方向を水平として前記加熱部から搬入されて前記保温部の保温室に設けられる第1の支持台に載置されるワークを保持して、面方向が鉛直となるように回転させた後、水平方向に移動させて、前記ワーク積層部の最後部に、新たに積層させる第1の移送回転手段と、前記ワーク保持手段が挟持している位置とは別の位置において前記ワーク積層部の各ワークの上辺部と下辺部とを挟持することにより前記新たに積層されたワークを含むワーク積層部全体を保持して、前記ワーク保持手段による前記ワーク積層部の保持を解除した後、積層されて隣接するワーク同士の中心間間隔と等しい距離だけ水平方向に移送するワーク移送手段と、該移送させたワーク積層部の最前部のワークを保持して、前記ワーク保持手段により該最前部のワークを除く前記ワーク積層部を保持し、前記ワーク移送手段による前記ワーク積層部の保持を解除した後、該最前部のワークを水平方向に移動させて該ワーク積層部から引き離して、面方向が水平となるように回転させた後、前記保温室に設けられる第2の支持台に載置させる第2の移送回転手段とを備えることを特徴とする。
また、前記第1の昇降手段および前記第2の昇降手段は、それぞれ、前記保温部の保温室の下方室外に設けられる昇降機構と、該保温室内に設けられる昇降支持部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる昇降シャフトを介して接続されて構成されることを特徴とする。
また、前記ワーク移送手段は、前記保温室の下方室外に設けられる下部送り機構と、該保温室内に設けられる下方支持部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる下部シャフトを介して接続されると共に、前記保温室の上方室外に設けられる上部送り機構と、該保温室内に設けられる上方支持部とが、該保温室の上面部を貫通して設けられる上部シャフトを介して接続されて構成され、該下方支持部と該上方支持部とで前記ワーク積層部の挟持および解放が可能で、且つ挟持した状態で水平方向に移動可能に構成され、前記ワーク保持手段は、前記保温室の下方室外に設けられる下部昇降機構と、該保温室内に設けられる下方固定部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる下部連結棒を介して接続されると共に、前記保温室の上方室外に設けられる上部昇降機構と、該保温室内に設けられる上方固定部とが、該保温室の上面部を貫通して設けられる上部連結棒を介して接続されて構成され、該下方固定部と該上方固定部とで前記ワーク積層部の挟持および解放が可能に構成されることを特徴とする。
請求項1によれば、平板状のワークを所定温度まで加熱し、次いで、所定時間、均熱状態を保持し、その後、段階的に冷却するワーク加熱冷却装置の小型化が可能となる。
請求項2および請求項3によれば、ワークを、板面を対向させて所定の間隔を空けて並列状態に積層させて保温部内を搬送させながら、該ワークを均熱状態で保温することが可能となる。
請求項4および請求項5によれば、保温室内においてワークを搬送させる動力源を保温室の外部に設けると共に、保温室内部に搬送用チェーンやベルトを設けない構成によって、グリス、オイル、塵埃等の不純物が、保温室内で蒸発、飛散することに起因するワークの汚損防止を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るワーク加熱冷却装置1の一例を示す正面図である。図2は、そのワーク加熱冷却装置1の平面図である。図3は、そのワーク加熱冷却装置1の側面図(第2の搬送機構10部分の断面図)である。図4は、そのワーク加熱冷却装置1の第1の搬送機構6および第3の搬送機構7の構成を示す概略図である。図5は、そのワーク加熱冷却装置1の加熱プレート8および冷却プレート9の構成を示す概略図である。図6は、そのワーク加熱冷却装置1の加熱部3内においてワーク2が搬送される機構を説明するための説明図である(冷却部5内においてワーク2が搬送される機構も同様)。図7は、そのワーク加熱冷却装置1のトレイ11の構成を示す概略図である。図8は、その第2の搬送機構10によりトレイ11が搬送される機構を説明するための説明図である。図9は、その第2の搬送機構10の第2の昇降手段14および第1の保持手段18によるトレイ11の上昇機構を説明するための説明図である(第1の昇降手段15および第2の保持手段19によるトレイ11の下降機構は逆動作となる)。図10は、本発明の第二の実施の形態に係るワーク加熱冷却装置1の一例を示す正面図である。図11は、そのワーク加熱冷却装置1の平面図である。図12は、そのワーク加熱冷却装置1の側面図(第2の搬送機構30部分の断面図)である。図13は、そのワーク加熱冷却装置1の第2の搬送機構30のワーク移送手段35およびワーク保持手段36によるワーク2の移送機構を説明するための説明図である。
本発明に係るワーク加熱冷却装置1は、図1に示すように、加熱部3と保温部4と冷却部5とが連続して設けられる構成を備える。ワーク2は、ワーク搬入口3aから加熱部3内へ搬入され、次いで、加熱部3内から保温部4内へ搬送され、さらに、保温部4内から冷却部5内へ搬送され、その後、ワーク搬出口5aから搬出される。このようにして、平板状のワーク2の加熱、保温、冷却が行なわれる。一例として、ワーク2は、加熱部3で200℃まで加熱され、保温部4において200℃で15分間程度保持され、その後、冷却部5で段階的に40℃まで冷却される。なお、本実施例においては、ワーク2は平板状の形状を備えるものであって、例えば、ガラスを基材として長さ800mm×幅1300mm×厚さ3mm程度に形成されるフラットパネルディスプレイである。ただし、そのような材質、形状、用途に限定されるものではない。
図1および図2において、符号8(8a、8b、8c、8d)はワーク2の加熱を行なう加熱プレートであり、符号9(9a、9b)はワーク2の冷却を行う冷却プレートであり、いずれも、ワーク2より大面積の加熱面を有する複数のパネルヒータを備えて構成される。加熱プレート8および冷却プレート9をワーク2の移動方向に沿って複数段配置すると共に段階的に温度設定することによって、ワーク2を段階的に加熱、冷却を行うことができる。一例として、加熱プレート8aを50℃、8bを100℃、8cを150℃、8dを200℃の温度に設定しておき、ワーク2の段階的な加熱を行う。また、冷却プレート9aを100℃、9bを40℃の温度に設定しておき、ワーク2の段階的な冷却を行う。これにより、急激な温度変化によるワーク2の損傷を防止できる。
ここで、加熱部3内および冷却部5内におけるワーク2の搬送は、それぞれ、第1の搬送機構6および第3の搬送機構7により行われる。
第1の搬送機構6を例にとり、搬送動作の説明をする。図4(a)は第1の搬送機構6の平面図である。また、図5(a)は加熱プレート8の平面図である。第1の搬送機構6は並行する2本のロッド6s、6tが水平に設けられ、ワーク2を4箇所で支持するための支持棒がワーク1枚に対し、4本設けられる(一例として、6aw、6ax、6ay、6az)。2本のロッド6s、6tは相互の位置を変えずに並行状態のまま、昇降機構6mによる上昇、下降およびスライド機構6nによる左右移動が可能な構成を備える(図1参照)。一方、加熱プレート8には、当該支持棒が直交方向に通過可能な切欠部(一例として、8aw、8ax、8ay、8az)が設けられる。
上記構成を備える搬送機構によって、ワーク2は、図6(a)〜(f)に示すような矩形運動によって、搬送される。まず、加熱プレート8a上にワーク2が載置されている状態から説明する(図6(a)参照)。2本のロッド6s、6tが昇降機構6mにより上昇し、4本の支持棒6bw、6bx、6by、6bz(図中では片側の6by、6bzのみ図示)が上昇する。そのまま、支持棒は加熱プレート8aの切欠部8aw、8ax、8ay、8az(図中では片側の8ay、8azのみ図示)を通過して、ワーク2に当接し、さらに上昇を続けてワーク2を加熱プレート8a上方で支持する状態となる(図6(b)参照)。次いで、2本のロッド6s、6tがスライド機構6nにより加熱プレート8a側から加熱プレート8b側へ向かう水平方向に移動する。これによって、4本の支持棒6bw、6bx、6by、6bzに支持されたワーク2が水平に移動する(図6(c)参照)。ワーク2が加熱プレート8b上方に到達したとき、当該水平移動が停止する(図6(d)参照)。次いで、2本のロッド6s、6tが昇降機構6mにより下降し、4本の支持棒6bw、6bx、6by、6bz(図中では片側の6by、6bzのみ図示)が下降する。そのまま、支持棒は加熱プレート8bの切欠部8bw、8bx、8by、8bz(図中では片側の8by、8bzのみ図示)を通過し、そのときワーク2は加熱プレート8b上に載置される(図6(e)参照)。所定位置まで下降した2本のロッド6s、6tは、スライド機構6nにより加熱プレート8b側から加熱プレート8a側へ向かう水平方向に移動する。これによって、次のワーク2の搬送が可能な元の状態(図6(a))に戻る。
以上が、併設される加熱プレート8a、8b、8c、・・・上をワーク2を搬送する機構である。この搬送機構は、下記の箇所におけるワーク2の搬送にも採用されている。その一として、ベルトコンベア51により、搬送されてきたワーク2が加熱部3の搬入口3a手前で一旦停止し、その位置から、最初の加熱プレート8a上に搬送する箇所。その二として、最終の加熱プレート8d(なお、加熱プレートは4枚に限定されない)上に到達したワーク2を、保温部4の第2の搬送機構10の保温室20内の第1の支持台22上に搬送する箇所である(図1参照)。
また、図4(b)は第3の搬送機構7の平面図である。また、図5(b)は冷却プレート9の平面図である。第3の搬送機構7は並行する2本のロッド7s、7tが水平に設けられ、ワーク2を4箇所で支持するための支持棒がワーク1枚に対し、4本設けられる(一例として、7aw、7ax、7ay、7az)。2本のロッド7s、7tは相互の位置を変えずに並行状態のまま、昇降機構7mによる上昇、下降およびスライド機構7nによる左右移動が可能な構成を備える(図1参照)。一方、冷却プレート9には、当該支持棒が直交方向に通過可能な切欠部(一例として、9aw、9ax、9ay、9az)が設けられる。
当該第3の搬送機構7により併設される冷却プレート9a、9b(なお、冷却プレートは2枚に限定されない)上をワーク2を搬送する動作は、図6で示される上記第1の搬送機構6の動作と同様であり、説明を省略する。
なお、冷却プレート9a、9b上をワーク2を搬送する搬送機構は、下記の箇所におけるワーク2の搬送にも採用されている。その一として、後述する第2の搬送機構10内で周回されたワーク2が第2の支持台23上に載置され、その位置から、冷却部5の最初の冷却プレート9a上に搬送する箇所。その二として、最終の冷却プレート9b上に到達したワーク2を、搬出口5aを通過させて、搬出用のベルトコンベア52上に搬送する箇所である(図1参照)。
なお、加熱部3と保温部4との間や、保温部4と冷却部5との間には、シャッターもしくはエアカーテン(不図示)を設けて、それぞれの部ごとに密閉性を高める構成としてもよい。
また、本装置に特徴的な構成として、保温部4は、第2の搬送機構10を備える。図1〜図3に示すように、第2の搬送機構10は、ワーク2の収容を行うことが可能な保温室20と、ワーク2を一定姿勢で載置する複数のトレイ11と、保温室20内でトレイ11を周回移動させるトレイ周回手段(後述)とを備えて構成される。
まず、保温室20は、後述のように積層状態のワーク2を収容可能な略箱型形状に形成され、該室内を所定の温度に加熱する加熱手段50が設けられる。これにより、ワーク2を収容して、均熱状態で所定時間保持(保温)することが可能となる。なお、前述のように、加熱部3と保温部4との間や、保温部4と冷却部5との間に、シャッターもしくはエアカーテン(不図示)を設けて密閉性を高めれば、さらに熱効率を高めることが可能である。
当該均熱保温を所定時間行う工程の例として、ワーク2の表面にコーティングを実施した後工程として、当該コーティングをなじませる場合等が挙げられる。なお、加熱手段50は、一例として、電熱線ヒータとブロワの組合せによる構成等が考えられる。
次に、トレイ11は、面方向が水平となるようにワークの保持が可能であると共に上下に直接積層可能な構造を備える。より詳しくは、図7(a)の平面図、図7(b)の正面図に示すように、枠体11dおよび支持桟11e、11f、11g、11hとを備えて構成される。当該構成により空間部11p、11q、11r、11s、11tが形成されるため、平板状のワーク2の表面および裏面の大部分を露出させた状態で、支持桟11e、11f、11g、11h上にワーク2を載置することが可能となる。併せて、トレイ11にはスペーサ部11aが設けられることにより、トレイ11はワーク2を保持した状態で垂直方向に積層することが可能となる。このとき、ワーク2が押し潰されることがないように、スペーサ部11aの高さを適当に設定する必要がある。また、積層されたトレイ11の横方向への位置ずれを防止するための構成が必要となる。一例として、スペーサ部11a上部に嵌合凸部11bを設け、トレイ11下部に設けられる嵌合凹部11cと嵌合させる構成が考えられる。なお、スペーサ部11aを交換式とすることで、異なる高さのワーク2に対しても、ワーク高さに応じたスペーサ部11aを用意すれば、トレイ11全体を交換せずに積層が可能となるため、ワークの形状変更にも柔軟に対応することが可能となる。
次に、トレイ周回手段は、図1、図3、図8等に示すように、トレイ11が、上下のワーク間に所要の間隔が空くようにして多段に積層された第1の多段トレイ積層部12の最下部に、新たにトレイ11を積層させると共に、第1の多段トレイ積層部12を上昇させる第2の昇降手段14と、第1の多段トレイ積層部12に隣接して配置される第2の多段トレイ積層部13を下降させると共に、その最下部のトレイ11を積層状態から解放させる第1の昇降手段15と、第1の多段トレイ積層部12の最上部のトレイ11を、第2の多段トレイ積層部13の最上部に移送・載置する第2の移送手段16と、第2の多段トレイ積層部13から解放されたトレイ11を、第1の多段トレイ積層部12の下方位置に移送する第1の移送手段17と、トレイ11を積層させる際に第1の多段トレイ積層部12を一時的に支持する第1の保持手段18と、トレイ11を積層状態から解放させる際に第2の多段トレイ積層部13を一時的に支持する第2の保持手段19とを備えて構成される。
なお、図8はワーク加熱冷却装置1(第2の搬送機構10部分)を正面側から見た正面図である。この図のようにトレイ11(第1の多段トレイ積層部12)を上昇させる第2の昇降手段14と、トレイ11(第2の多段トレイ積層部13)を下降させる第1の昇降手段15とが隣接させて設けられる。一方、図3はワーク加熱冷却装置1(第2の搬送機構10部分)を冷却部5側から見た側面図である。すなわち、第1の昇降手段15側の図示であり、第2の昇降手段14側はその背後に位置する。
ここで、図3に示すように、第1の昇降手段15は、保温室20の下方の室外に設けられる昇降機構15aと、該保温室20内に設けられる昇降支持部15bとが、該保温室20の底面部を貫通して設けられる昇降シャフト15cを介して接続されて構成される。なお、貫通孔20aは昇降シャフト15cが挿通可能な丸孔形状に形成される。一例として、昇降機構15aは、モータ25およびボールねじ26を備えて構成される。モータ25が正逆回転することにより、ボールねじ26が正逆回転して昇降シャフト15cが上下動する構造とし、それにより、保温室20内に設けられる昇降支持部15bの上昇・下降が行われる機構である。なお、昇降支持部15bの上部には、トレイ11下部の嵌合凹部11cと嵌合させる嵌合凸部15dが設けられる。
第2の昇降手段14は、第1の昇降手段15と同様に構成される。すなわち、保温室20の下方の室外に設けられる昇降機構14aと、該保温室20内に設けられる昇降支持部14bとが、該保温室20の底面部を貫通して設けられる昇降シャフト14cを介して接続されて構成される。なお、貫通孔20aは昇降シャフト14cが挿通可能な丸孔形状に形成される。一例として、昇降機構14aは、モータ25およびボールねじ26を備えて構成される。モータ25が正逆回転することにより、ボールねじ26が正逆回転して昇降シャフト14cが上下動する構造とし、それにより、保温室20内に設けられる昇降支持部14bの上昇・下降が行われる機構である。なお、昇降支持部14bの上部には、トレイ11下部の嵌合凹部11cと嵌合させる嵌合凸部14dが設けられる。
本実施例では、昇降機構14aおよび15aをモータとボールネジを用いる構成としたが、シリンダとピストンを用いて上昇・下降を行う構成としてもよい。
また、第2の移送手段16は、図3に示すように動力部16aを保温室20の側方の室外に設けて、該保温室20の両側面部をそれぞれ貫通して設けられるスライドシャフト16bと接続される構成を備える。なお、両側面部に設けられる貫通孔20bは、図8(b)に示すスリット形状に形成され、スライドシャフト16bが挿通可能で且つ所定の鉛直方向移動・垂直方向移動が可能なる。
具体的な動作は、第1の多段トレイ積層部12の最上部のトレイ11の枠体11dの下部にスライドシャフト16bの先端部を挿入する。その位置でスライドシャフト16bを動力部16aにより上昇させて、当該最上部のトレイ11を支持しながら、第1の多段トレイ積層部12から解放する。一例として、動力部16aは、前述の昇降機構14a、15aと同様に、モータおよびボールねじを備える構成とすることが考えられる。
次いで、スライドシャフト16bをスライド機構16cにより水平方向(加熱部3側から冷却部5側に向かう方向)にスライドさせる。一例として、スライド機構16cはモータ16dとベルト16eによりスライド動力を発生させる。
次いで、移送されているトレイ11が第2の多段トレイ積層部13の上方位置に到達したところで、スライド動作を停止する。
次いで、スライドシャフト16bを動力部16aにより下降させて、移送されたトレイ11を第2の多段トレイ積層部13の最上部に積層させる。
最後に、スライドシャフト16bをトレイ11の枠体11dの下部から抜き取る。
このようにして、トレイ11を第1の多段トレイ積層部12の最上部から第2の多段トレイ積層部13の最上部へと移送することが可能となる。
一方、第1の移送手段17は、図3に示すように動力部17aを保温室20の側方の室外に設けて、該保温室20の両側面部をそれぞれ貫通して設けられるスライドシャフト17bと接続される構成を備える。なお、両側面部に設けられる貫通孔20cは、図8(b)に示すスリット形状に形成され、スライドシャフト17bが挿通可能で且つ所定の鉛直方向移動・垂直方向移動が可能なる。
具体的な動作は、第2の多段トレイ積層部13の最下部のトレイ11の枠体11dの下部にスライドシャフト17bの先端部を挿入する。その位置でスライドシャフト17bを動力部17aにより下降させて、当該最上部のトレイ11を支持しながら、第2の多段トレイ積層部13から解放する(後述する保持手段の作用も参照)。一例として、動力部17aは、前述の昇降機構14a、15aと同様に、モータおよびボールねじを備える構成とすることが考えられる。
このとき、下降するトレイ11上のワーク2は、ワーク2が第2の支持台23上の支持ピン23a、23b、23c、・・・と当接したところで、トレイ11による支持から、該支持ピンによる支持へと移行し、ワーク2が第2の支持台23上(支持ピン23a、23b、23c、・・・上)に載置される。なお、トレイ11は、支持ピン23a、23b、23c、・・・を空間部11p、11q、11r、11s、11tが通過して、図3に示す所定位置で停止する。
次いで、ワーク2が前述の第3の搬送機構7により第2の支持台23上から冷却プレート9aに向けて搬送された後、トレイ11を支持しているスライドシャフト17bを支持ピン23a、23b、23c、・・・の上端部よりも上の位置まで一旦上昇させ、その高さ位置において当該スライドシャフト17bをスライド機構17cにより水平方向(加熱部3側から冷却部5側に向かう方向)にスライドさせる(図8参照)。一例として、スライド機構はモータおよびボールねじ(不図示)によりスライド動力を発生させる。
次いで、移送されているトレイ11が第1の多段トレイ積層部12の下方位置に到達したところで、スライド動作を停止する。
次いで、スライドシャフト17bを動力部17aにより下降させて、移送されたトレイ11を第1の支持台22上の支持ピン22a、22b、22c、・・・を通過させて所定位置で停止させる。
次いで、ワーク2が前述の第1の搬送機構6により加熱プレート8dから第1の支持台22上(支持ピン22a、22b、22c、・・・上)に搬送された後、スライドシャフト17bを動力部17aにより上昇させて、先にワーク2をトレイ11上に収容して支持し、その後、当該トレイ11を第1の多段トレイ積層部12の最下部に積層させる(後述する保持手段の作用も参照)。
最後に、スライドシャフト17bをトレイ11の枠体11dの下部から抜き取り、また最初の位置へと戻す。
このように、トレイ11が第2の多段トレイ積層部13の最下部から第1の多段トレイ積層部12の最下部へと移送可能となる。
また、第2の搬送機構10は、本発明に特徴的な構成として、第1の保持手段18、第2の保持手段19を備える。第1の保持手段18、第2の保持手段19は回動可能なフック形状に形成され、4個一組でトレイ11の枠体11dの下部に引っ掛けて当該トレイ11およびその上方に積層されるトレイ11を支持する。本実施例では、第1の多段トレイ積層部12に対し4個の第1の保持手段18a、18b、18c、18dが設けられ(図9中で片側の18a、18bのみ図示)、一方、第2の多段トレイ積層部13に対し4個の第2の保持手段19a、19b、19c、19dが設けられる(図3中で片側の19c、19dのみ図示)。
後述のように、第1の保持手段18は、トレイ11を第1の多段トレイ積層部12に積層させる際に、積層状態のトレイ11を一時的に支持する作用を生じ、第2の保持手段19は、トレイ11を第2の多段トレイ積層部13から解放させる際に、積層状態のトレイ11を一時的に支持する作用を生じる。
ここで、トレイ11が保温室20内を周回する動作について詳しく説明する。なお、後述のように、ワーク2は上昇側最下部のトレイ11に搬入され、トレイ11と共に保温室20内を移動し、下降側最下部位置に到達したときに、トレイ11から搬出される。
前述の通り、まず、第1の搬送機構6により、加熱部3から、ワーク2が、空のトレイ11上に搬入される(図1等参照)。本実施例では、図1に示すように、最下部にあるトレイ11に搬入するが、最下部以外のトレイ11に搬入させる機構としてもよい。このとき、最下部のトレイ11よりも一つ上方に位置するトレイ11は第1の保持手段18により支持されており、それによって、さらに上方に積層されているトレイ11全体(第1の多段トレイ積層部12)が支持されている(図9(a)参照)。
続いて、昇降機構14aが駆動して、昇降支持部14bにより最下部のトレイ11が押し上げられて上昇する。最下部のトレイ11が、その一つ上方に位置するトレイ11と密着したところで、トレイ11の枠体11dの下部に引っ掛けてあるフック形状の第1の保持手段18をトレイ11から離れる方向に回動させることによって、トレイ11の支持を解放させる(図9(b)、(c)参照)。
さらに、トレイ1個分の高さ、第2の昇降手段14による上昇が行われたところで、第1の保持手段18をトレイ11に近づける方向に回動させることによって、フック部分をトレイ11の枠体11dの下部に引っ掛けて、当該第1の保持手段18によりトレイ11を支持する状態へと切り替える。これにより、トレイ11を上昇させる動作が完了する。その後、昇降機構14a(昇降支持部14b)は押し上げ開始前の状態に戻る(図9(d)参照)。 なお、第1の多段トレイ積層部12の最上部に到達したトレイ11は、前述の説明の通り、第2の移送手段16によって、第2の多段トレイ積層部13の最上部に移送される。
上記のトレイ11の上昇動作と並行して、もしくは連続して、トレイ11の下降動作が行われる。この下降動作は上昇の場合と逆の動作によって行われるものである。すなわち、第1の昇降手段15の下方位置の昇降機構15aが駆動して昇降支持部15bが上昇して、第2の多段トレイ積層部13の最下部に密着したところで、トレイ11の枠体11dの下部に引っ掛けてあるフック形状の第2の保持手段19をトレイ11から離れる方向に回動させることによって、トレイ11の支持を解放させる。これにより、トレイ11の支持が昇降支持部15bによる支持に切り替わる。
続いて、昇降機構15aが駆動し、昇降支持部15bが下降し、積層されたトレイ11(第2の多段トレイ積層部13)が下降する。トレイ1個分の高さ、下降がおこなわれたところで、第2の保持手段19をトレイ11に近づける方向に回動させることによって、フック部分をトレイ11の枠体11dの下部に引っ掛けて、当該第2の保持手段19によりトレイ11を支持する状態へと切り替える。これにより、最下部のトレイ11以外の支持が、第2の保持手段19により行われ、且つ最下部のトレイ11のみの支持が昇降支持部15bにより行われる状態となる。
昇降支持部15bがさらに下降して、最下部のトレイ11が第1の昇降手段15の所定の位置まで下降する。これにより、トレイ11を下降させる動作が完了し、昇降支持部15bは下降開始前の状態に戻る。
この後は、前述の説明の通り、所定位置まで下降したトレイ11から第2の支持台23上に載置されたワーク2が、第3の搬送機構7によって搬出され、冷却部5の冷却プレート9a上へと搬送される。 なお、第2の多段トレイ積層部13から解放された後、ワーク2が搬出されて空になったトレイ11は、前述の説明の通り、第1の移送手段17によって、第1の多段トレイ積層部12の下方位置に移送される。これにより、空のトレイ11は、再度ワーク2の搬入、保持が可能な状態となる。
上記の構成によれば、本発明に係る第2の搬送機構10は、保温室20内にチェーンやベルトを設けてワークもしくはトレイを搬送するといった機構を採用せずに、モータとボールネジ(もしくはシリンダとピストン)による昇降機構14aおよび15aを動力源とし、且つ、それらの昇降機構14aおよび15aを保温室20の下方の室外に設置する構成により、トレイ11の昇降を実現している。トレイ11の移送についても同様である。その結果、チェーンやベルト等が保温室20内に露出すること等によって、それらに付着しているグリス、オイル、塵埃等の不純物が、保温室20内で蒸発、飛散して、ワーク2を汚損してしまうことを防止することが可能となる。
なお、本実施例では、第1の保持手段18および第2の保持手段19を、それぞれ下部位置に1箇所ずつ設ける構成としたが、ワーク2やトレイ11が重量物である場合、あるいは昇降距離が長い場合等において、上昇経路および下降経路の途中に適宜増設してもよい。それにより、過大な荷重が集中してしまう恐れがあるときに、支持荷重を分散させることが可能となり、且つそれぞれの保持手段をコンパクトな構造とすることができる。
以上の構成を備えることによって、第2の搬送機構10は、トレイ11を保温室20内で周回させることが可能となる。すなわち、保温室20へ先に搬入されたワーク2から順次、周回してくる機構が実現されるため、先に搬入された順序で保温室20からワーク2を搬出することが可能となる。その結果、複雑な移動制御、トレイ毎の時間管理等を行うことなく、各ワークの収容時間を一定に保つことができる。このことにより、例えば、ワークごとにばらつきのない均熱保温処理が可能となり、均一な製品を提供できるという顕著な効果を奏するものである。
さらに、第2の搬送機構10によって、ワーク2を積層状態として、保温室内に収容し、周回させながら、所定時間、均熱状態で保温することが可能となる。ワーク形状が大きくなればなるほど、一般的な従来の装置のように保温室を加熱部と冷却部とを結ぶ単なるトンネル形状に構成してワークの非積層移送をしてしまうと、長大な保温部とならざるを得ず、その結果、工場設備の長大化を招いてしまうという課題が生じてしまうが、本装置によれば、大形の平板状のワークを面方向が水平となるように保持して、鉛直方向に所定の間隔を空けて積層させて収容する構成によって、保温部の長大化を防止し、装置の大幅な小型化が可能となる。
続いて、本発明に係るワーク加熱冷却装置1の第二の実施の形態について説明する。図10の正面図、図11の平面図、図12の側面図に示すように、本実施形態におけるワーク加熱冷却装置1は、保温部4が、面方向が鉛直となるように保持されたワークを、水平方向に間隔を空けて積層させて収容する第2の搬送機構30を備える。なお、図12の側面図は、第2の搬送機構30部分の断面図として表示した。
より詳しくは、図10〜図12に示すように、第2の搬送機構30は、ワーク2の収容を行うことが可能な保温室39と、ワーク2の面方向を鉛直として前後のワーク間に所要の間隔が空くようにして多層に積層されたワーク積層部31と、ワーク積層部31の各ワーク2の上辺部と下辺部とを挟持することによりワーク積層部31全体を保持するワーク保持手段36と、面方向を水平として加熱部3から搬入されて保温部4の保温室39に設けられる第1の支持台37に載置されるワーク2を保持して、面方向が鉛直となるように回転させた後、水平方向に移動させて、ワーク積層部31の最後部に、新たに積層させる第1の移送回転手段32と、ワーク保持手段36が挟持している位置とは別の位置においてワーク積層部31の各ワーク2の上辺部と下辺部とを挟持することにより前記新たに積層されたワークを含むワーク積層部31全体を保持して、ワーク保持手段36によるワーク積層部31の保持を解除した後、ワーク積層部31において積層されたワーク一枚分の距離だけ水平方向に移送するワーク移送手段35と、ワーク移送手段35により移送させたワーク積層部31の最前部のワーク2を保持して、次いでワーク保持手段36により当該最前部のワーク2を除くワーク積層部31を保持し、ワーク移送手段35によるワーク積層部31の保持を解除した後、前記保持された最前部のワーク2を水平方向に移動させて当該ワーク積層部31から引き離して、面方向が水平となるように回転させた後、保温室39に設けられる第2の支持台38に載置させる第2の移送回転手段33とを備えて構成される。
ここで、図12に示すように、ワーク移送手段35は、保温室39の下方の室外に設けられる下部送り機構35aと、該保温室20内に設けられる下方支持部35bとが、該保温室39の底面部の貫通穴39aを貫通して設けられる下部シャフト35cを介して接続されると共に、保温室39の上方の室外に設けられる上部送り機構35dと、該保温室39内に設けられる上方支持部35eとが、該保温室39の上面部の貫通穴39bを貫通して設けられる上部シャフト35fを介して接続されて構成され、該下方支持部35bおよび該上方支持部35eがワーク2を上下から挟持することで支持が可能であり、当該ワーク2を挟持して支持した状態のまま、スライド部35m、35nを備えて水平方向にスライド移動可能である(図13参照)。したがって、貫通穴39a、39bは長孔形状に形成される。
また、ワーク保持手段36は、保温室39の下方の室外に設けられる下部昇降機構36aと、該保温室39内に設けられる下方固定部36bとが、該保温室39の底面部の貫通穴39cを貫通して設けられる下部連結棒36cを介して接続されると共に、保温室39の上方の室外に設けられる上部昇降機構36dと、該保温室39内に設けられる上方固定部36eとが、該保温室39の上面部の貫通穴39dを貫通して設けられる上部連結棒36fを介して接続されて構成され、該下方固定部36bおよび該上方固定部36eがワーク2を上下から挟持することで支持が可能である。なお、水平方向には移動しない。したがって、貫通穴39c、39dは丸孔形状に形成される。
一例として、下部送り機構35a、上部送り機構35d、下部昇降機構36a、上部昇降機構36dは、それぞれ、前述の第2の昇降手段14および第1の昇降手段15等と同様にモータとボールネジを用いる構成としたが、シリンダとピストンを用いて構成してもよい。
ここで、保温部4内をワーク2が搬送される工程について、第1の移送回転手段32、ワーク移送手段35、ワーク保持手段36、第2の移送回転手段33の作用に基づいて詳細に説明をする。
まず、前述の第一の実施形態と同様の作用によって、最終の加熱プレート8d(なお、加熱プレートは4枚に限定されない)上に到達したワーク2が、第1の搬送機構6により保温部4の第2の搬送機構30の保温室39内の第1の支持台37上に搬送される(図6、図10参照)。
次いで、第1の支持台37上に、面方向を水平にして載置されたワーク2を、第1の移送回転手段32の枠体32a、32bをスライドさせて、先端U字状の爪部32c、32dで挟持する。ここで第1の支持台37は下降させて退避させる。その後、回転軸32fを中心に、枠体32a、32bを角度90°回転させて、ワーク2の面方向を鉛直方向にする。なお、回転軸32fは保温室39の両側面の貫通穴39eおよび39fを挿通させて設けられる。
次いで、当該ワーク2を挟持して支持した状態のまま、第1の移送回転手段32を水平方向(加熱部3側から冷却部5側に向かう方向)にスライド移動させて、当該ワーク2を、事前に水平方向に間隔を空けてワーク2が積層されているワーク積層部31の最後部に、新たに積層させる。したがって、貫通穴39e、39fは長孔形状に形成される。
続いて、ワーク移送手段35およびワーク保持手段36によるワーク2の搬送について説明する。ここで、ワーク積層部31は、ワーク保持手段36の下方固定部36bと上方固定部36eとで各ワーク2の上辺部および下辺部が挟持されて一時的に支持されている。より詳しくは、下方固定部36bの先端部に設けられる先端U字状の爪部36g、36h、36iと上方固定部36eの先端部に設けられる先端U字状の爪部36j、36k、36lとによってワーク2の上辺部と下辺部とをそれぞれつまむようにして挟持されている。
その後、ワーク移送手段35の下部送り機構35aを駆動して、下部シャフト35cを上昇させ、下方支持部35bをワーク2の下辺部に当接するまで上昇させる。併せて、上部送り機構35dを駆動して、上部シャフト35fを下降させ、上方支持部35eをワーク2の上辺部に当接するまで下降させる。これにより、下方支持部35bと上方支持部35eとで、新たに積層されたワーク2を含むワーク積層部31が支持される(図13(a)参照)。より詳しくは、下方支持部35bの先端部に設けられる先端U字状の爪部35g、35hと上方支持部35eの先端部に設けられる先端U字状の爪部35i、35jとによってワーク2の上辺部と下辺部とをそれぞれつまむようにして挟持する。なお、下方支持部35bおよび上方支持部35eに設けられる爪部35g、35h、35i、35jと下方固定部36bおよび上方固定部36eに設けられる爪部36g、36h、36i、36j、36k、36lとは、図12に示すようにそれぞれ支持位置をずらして構成される。
ここで、第1の移送回転手段32によるワーク2の挟持を解放させる。
次いで、ワーク保持手段36の下方固定部36bを下降させ、上方固定部36eを上昇させる。これにより、ワーク積層部31は下方支持部35bおよび上方支持部35eのみによる支持状態へと切り替わり、下方固定部36bと上方固定部36eとの支持が解放される(図13(b)参照)。
次いで、ワーク移送手段35の下方支持部35bおよび該上方支持部35eがワーク2を支持して相互に連動して加熱部3側から冷却部5側へと移動する。すなわち、ワーク積層部31を挟持して支持した状態のまま、スライド部35m、35nを備えて水平方向(加熱部3側から冷却部5側に向かう方向)にスライド移動するのである。このときのスライド量は、ワーク積層部31における隣接するワーク2同士の間隔(中心間)と同じ距離に設定する。つまり、ワーク2が1枚ごとのピッチで移送されることとなる(図13(c)参照)。
当該スライド終了後に、下部昇降機構36aを駆動して、下部連結棒36cを上昇させ、下方固定部36bをワーク2の下辺部に当接するまで上昇させると共に、上部昇降機構36dを駆動して、上部連結棒36fを下降させ、上方固定部36eをワーク2の上辺部に当接するまで下降させる。併せて、下方支持部35bを下降させ、上方支持部35eを上昇させる。これにより、ワーク積層部31は、下方固定部36bと上方固定部36eのみによる支持に切り替わり、下方支持部35bおよび上方支持部35eとの支持が解放される(図13(d)参照)。その後、当該下方支持部35bおよび上方支持部35eは相互に連動して冷却部5側から加熱部3側へと移動する。すなわち、ワーク積層部31を支持しない状態で、スライド部35m、35nにより水平方向(冷却部5側から加熱部3側に向かう方向)にスライド移動する。このときのスライド量は、ワーク積層部31における隣接するワーク2同士の間隔(中心間)と同じ距離に設定される。このようにして、下方支持部35bおよび上方支持部35eは、冷却部5側から加熱部3側へと戻されて、次の移送に供される。 上記のように、ワーク移送手段35の下方支持部35bおよび上方支持部35eによるワーク2の支持と、ワーク保持手段36の下方固定部36bおよび該上方固定部36eによるワーク2の支持とを交互に切り替えながら、ワーク移送手段35の下方支持部35bおよび上方支持部35eのスライド移動により、該ワーク2が保温室39内で移送される。
続いて、第2の移送回転手段33によるワーク2の搬送について説明する。図10に示すように、上記移送されたワーク積層部31の最前部のワーク2を、第2の移送回転手段33の枠体33a、33bをスライドさせて、爪部33c、33dで上下から挟持する。この動作は、前記図13(d)で説明した下方支持部35bおよび上方支持部35eによるワーク2の支持が解放される前に行われる。
次いで当該ワーク2を挟持して支持した状態のまま、第2の移送回転手段33を水平方向(加熱部3側から冷却部5側に向かう方向)にスライド移動させて、当該最前部のワーク2のみを、ワーク積層部31における積層状態から解放させる。
その後、回転軸33fを中心に、枠体33a、33bを角度90°回転させて、ワーク2の面方向を水平方向にする。なお、回転の方向はその後の工程に応じて時計回りもしくは反時計回りのいずれかとなる。ここで第2の支持台38を上昇させてワーク2を載置させて支持を行い、その後、第2の移送回転手段33の爪部33c、33dによる支持を解放する。
次いで、第2の支持台38上に、面方向を水平にして載置されたワーク2を、前述の第一の実施形態と同様の作用によって、第2の支持台38上から冷却部5の最初の冷却プレート9a上に第3の搬送機構7により搬送される(図6、図10参照)。
上記の構成によれば、本発明に係る第2の搬送機構30は、保温室39内にチェーンやベルトを設けてワークを搬送するといった機構を採用せずに、モータとボールネジ(もしくはシリンダとピストン)による下部送り機構35a、上部送り機構35d、下部昇降機構36a、上部昇降機構36dを動力源とし、且つ、それらを保温室39の下方の室外に設置する構成により、ワーク2の搬送を実現している。その結果、チェーンやベルト等が保温室39内に露出すること等によって、それらに付着しているグリス、オイル、塵埃等の不純物が、保温室39内で蒸発、飛散して、ワーク2を汚損してしまうことを防止することが可能となる。
さらに、第2の搬送機構30によって、ワーク2を積層状態として、保温室39内に収容し、移送させながら、所定時間、均熱状態で保温することが可能となる。ワーク形状が大きくなればなるほど、一般的な従来の装置のように保温室を加熱部と冷却部とを結ぶ単なるトンネル形状に構成して平板状のワークを面方向を水平に保持して非積層移送をしてしまうと、長大な保温部とならざるを得ず、その結果、工場設備の長大化を招いてしまうという課題が生じてしまうが、本装置によれば、大形の平板状のワークを面方向が鉛直となるように保持して、水平方向に所定の間隔を空けて積層させて収容する構成によって、保温部の長大化を防止し、装置の大幅な小型化が可能となる。
以上の説明のように、本発明に係るワーク加熱冷却装置によれば、保温室内においてワークを搬送させる動力源を保温室の外部に設けると共に、保温室内部に搬送用チェーンやベルトを設けない構成によって、グリス、オイル、塵埃等の不純物が、保温室内で蒸発、飛散することに起因するワークの汚損防止を図ることが可能となる。
さらに、均熱環境下の保温室に、平板状のワークを積層させて収容することが可能となり、その結果、保温部の長大化を防止し、装置の大幅な小型化が可能となる。これは、工場設備全体の省スペース化にも貢献するものである。
なお、本発明は特に平板状のワークを対象として顕著な効果を発揮するものであるが、平板状でないワークに適用することももちろん可能である。
本発明の実施の形態に係るワーク加熱冷却装置の一例を示す正面図である。 図1のワーク加熱冷却装置の平面図である。 図1のワーク加熱冷却装置の側面図(第2の搬送機構部分の断面図)である。 図1のワーク加熱冷却装置の第1の搬送機構および第3の搬送機構の構成を示す概略図である。 図1のワーク加熱冷却装置の加熱プレートおよび冷却プレートの構成を示す概略図である。 図1のワーク加熱冷却装置の加熱部内においてワークが搬送される機構を説明するための説明図である。 図1のワーク加熱冷却装置のトレイの構成を示す概略図である。 図1の第2の搬送機構によりトレイが搬送される機構を説明するための説明図である。 図1の第2の搬送機構の第2の昇降手段および第1の保持手段によるトレイの上昇機構を説明するための説明図である。 本発明の第二の実施の形態に係るワーク加熱冷却装置の一例を示す正面図である。 図10のワーク加熱冷却装置の平面図である。 図10のワーク加熱冷却装置の側面図(第2の搬送機構部分の断面図)である。 図10のワーク加熱冷却装置の第2の搬送機構のワーク移送手段およびワーク保持手段によるワークの移送機構を説明するための説明図である。 従来の実施の形態に係るワーク加熱冷却装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 ワーク加熱冷却装置
2 ワーク
3 加熱部
4 保温部
5 冷却部
6 第1の搬送機構
7 第3の搬送機構
8 加熱プレート
9 冷却プレート
10 第2の搬送機構(第一の実施の形態)
11 トレイ
12 第1の多段トレイ積層部
13 第2の多段トレイ積層部
14 第2の昇降手段
15 第1の昇降手段
16 第2の移送手段
17 第1の移送手段
18 第1の保持手段
19 第2の保持手段
20 保温室
22 第1の支持台
23 第2の支持台
30 第2の搬送機構(第二の実施の形態)
31 ワーク積層部
32 第1の移送回転手段
33 第2の移送回転手段
35 ワーク移送手段
36 ワーク保持手段
37 第1の支持台
38 第2の支持台
39 保温室
50 加熱手段

Claims (5)

  1. 平板状のワークを水平面内で順次、直列状態で搬送する第1の搬送機構を備え、搬送経路上でワークを加熱手段により加熱する加熱部と、
    ワークの第2の搬送機構を備え、前記加熱部によって加熱されたワークが順次、該第2の搬送機構に搬入され、搬入されたワークが、該第2の搬送機構により板面を対向させて、且つ所定の間隔を空けて並列して支持されると共に、別途加熱手段により保温されつつ、該第2の搬送機構により順次、搬送される保温部と、
    ワークを水平面内で順次、直列状態で搬送する第3の搬送機構を備え、前記保温部から搬入されたワークを、搬送経路上で冷却手段により冷却する冷却部とを備えること
    を特徴とするワーク加熱冷却装置。
  2. 前記第2の搬送機構は、ワークを水平に保持するトレイが、上下のワーク間に所要の間隔が空くようにして多段に積層された第1の多段トレイ積層部と、
    前記第1の多段トレイ積層部に隣接して配置される第2の多段トレイ積層部と、
    前記第1の多段トレイ積層部の最下段のトレイを保持することにより該第1の多段トレイ積層部全体を保持する第1の保持手段と、
    前記第2の多段トレイ積層部の最下段のトレイを保持することにより該第2の多段トレイ積層部全体を保持する第2の保持手段と、
    上昇して、前記第2の保持手段によって保持されている前記第2の多段トレイ積層部を押し上げて該保持を解除した後、下降して、該第2の保持手段により該第2の多段トレイ積層部の最下段から2段目以上のトレイを新たに保持させ、最下段のトレイを受け取って待機位置まで下降する第1の昇降手段と、
    前記第1の昇降手段に受け取られ、前記冷却部へワークが搬送されて空となったトレイを前記第1の多段トレイ積層部の下方に移送する第1の移送手段と、
    前記空のトレイを受け取ると共に、該空のトレイに前記加熱部から加熱されたワークが搬入された後、該トレイを上昇させ、前記第1の多段トレイ積層部の最下段のトレイに当接させて全部のトレイを少なくとも1つのトレイの高さ分押し上げ、前記第1の保持手段に新たに全部のトレイを保持させ、次いで待機位置に下降する第2の昇降手段と、
    前記第1の多段トレイ積層部の最上段のトレイを前記第2の多段トレイ積層部の最上段へ移送する第2の移送手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のワーク加熱冷却装置。
  3. 前記第2の搬送機構は、ワークの面方向を鉛直として、前後のワーク間に所要の間隔が空くようにして多層に積層されたワーク積層部と、
    前記ワーク積層部の各ワークの上辺部と下辺部とを挟持することにより該ワーク積層部全体を保持するワーク保持手段と、
    面方向を水平として前記加熱部から搬入されて前記保温部の保温室に設けられる第1の支持台に載置されるワークを保持して、面方向が鉛直となるように回転させた後、水平方向に移動させて、前記ワーク積層部の最後部に、新たに積層させる第1の移送回転手段と、
    前記ワーク保持手段が挟持している位置とは別の位置において前記ワーク積層部の各ワークの上辺部と下辺部とを挟持することにより前記新たに積層されたワークを含むワーク積層部全体を保持して、前記ワーク保持手段による前記ワーク積層部の保持を解除した後、積層されて隣接するワーク同士の中心間間隔と等しい距離だけ水平方向に移送するワーク移送手段と、
    該移送させたワーク積層部の最前部のワークを保持して、前記ワーク保持手段により該最前部のワークを除く前記ワーク積層部を保持し、前記ワーク移送手段による前記ワーク積層部の保持を解除した後、該最前部のワークを水平方向に移動させて該ワーク積層部から引き離して、面方向が水平となるように回転させた後、前記保温室に設けられる第2の支持台に載置させる第2の移送回転手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のワーク加熱冷却装置。
  4. 前記第1の昇降手段および前記第2の昇降手段は、それぞれ、前記保温部の保温室の下方室外に設けられる昇降機構と、該保温室内に設けられる昇降支持部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる昇降シャフトを介して接続されて構成されること
    を特徴とする請求項2記載のワーク加熱冷却装置。
  5. 前記ワーク移送手段は、前記保温室の下方室外に設けられる下部送り機構と、該保温室内に設けられる下方支持部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる下部シャフトを介して接続されると共に、
    前記保温室の上方室外に設けられる上部送り機構と、該保温室内に設けられる上方支持部とが、該保温室の上面部を貫通して設けられる上部シャフトを介して接続されて構成され、
    該下方支持部と該上方支持部とで前記ワーク積層部の挟持および解放が可能で、且つ挟持した状態で水平方向に移動可能に構成され、
    前記ワーク保持手段は、前記保温室の下方室外に設けられる下部昇降機構と、該保温室内に設けられる下方固定部とが、該保温室の底面部を貫通して設けられる下部連結棒を介して接続されると共に、
    前記保温室の上方室外に設けられる上部昇降機構と、該保温室内に設けられる上方固定部とが、該保温室の上面部を貫通して設けられる上部連結棒を介して接続されて構成され、
    該下方固定部と該上方固定部とで前記ワーク積層部の挟持および解放が可能に構成されること
    を特徴とする請求項3記載のワーク加熱冷却装置。
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