JP2009118751A - 電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具 - Google Patents

電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具 Download PDF

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Abstract

【課題】風に煽られても電柱支線用蔓巻防止具が支線に沿って必要なくずり落ちないようにして本来の蔓巻防止機能を常に発揮できるようにした電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具を提供する。
【解決手段】所定形状からなり支線挿通孔22を貫設し、支線挿通孔22に挿通した支線Dに沿って一方向のみに摺動可能なように該支線Dに挟着固定し得る挟着機構27を内装し、外周面b1には摩擦軽減手段32を設けて第一支線止め具B1を成形し、第一電柱支線用蔓巻防止具A1に支線挿通孔14を貫設し、内部に前記支線挿通孔14と連通して支線止め具B1が収納される収納空洞部16を成形し、支線Dに挟着固定された支線止め具B1を収納空洞部16内に摩擦軽減手段32を介しその内周面16aに接触するようにして収納し、支線Dに装着された第一電柱支線用蔓巻防止具A1のみが該支線Dを中心軸線として回転し得るようにした。
【選択図】図10

Description

本発明は、蔓性植物が生茂る場所において電柱を支える支線に装着され、該蔓性植物が該支線に沿って巻き上がるのを防ぐために用いる電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具に関するものである。
従来、一般の地面に建柱される電柱は、地上から電柱の上端部近くまで支線を斜めに張設して支持補強されている。ところで、例えば山間部や森林地帯であってしかも蔦や葛といった蔓性植物が群生している地域に電柱を建柱した場合、前記蔦や葛の蔓草が前記支線を巻き上がって電柱上部に達してしまい、これが地絡事故を発生させる一要因になっている。そこで、その地絡事故の発生を防止すべく、支線の一定の高さ位置に蔓草が巻き上がるのを防止することができる大きさであって所定の直径を有する円筒状の電柱支線用蔓巻防止具を装着している。
前記電柱支線用蔓巻防止具は、その中心軸線が含まれる面によって二等分割された一対の半裁筒体からなる。両半裁筒体は、中心軸線と平行な一側端縁がヒンジ部によって連接され他側端縁が自在に開閉するようになっている。また、一方の半裁筒体内に、支線に沿ってその一方向のみに摺動可能なように該支線に挟着固定し得る挟着機構が一体に組み込まれている。そして、両半裁筒体の間に支線を介在させると共に前記挟着機構を支線に挟着固定することにより、電柱支線用蔓巻防止具を支線の所定高さ位置に装着するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−95号公報(第4−6頁、図1、図4、図10)
ところで、前記特許文献1の電柱支線用蔓巻防止具は、その自重により常に支線に沿って下方へ滑り落ちようとする力が働いている。また、蔓草が巻き上がるのを防止するために電柱支線用蔓巻防止具は比較的大きく成形されることから、逆に風の影響を受け易い。風に煽られると電柱支線用蔓巻防止具に振動や揺れが生じ、これにより支線を中心軸線とした回転力も加わる。一方、電柱支線用蔓巻防止具は、挟着機構により支線に挟着固定されているものの、該挟着機構は電柱支線用蔓巻防止具に一体に固着されていることから、前記振動、揺れ、回転力の影響を直接受ける。すなわち、電柱支線用蔓巻防止具が支線の回りに回転しようとすると、その回転力によって支線と挟着機構との間に滑りが発生し最終的に電柱支線用蔓巻防止具が回転してしまう。これにより、電柱支線用蔓巻防止具が支線に沿って徐々に下方へずり落ちて地面近くにまで達してしまい、本来の蔓巻防止機能が発揮できなくなるという課題があった。
前記電柱支線用蔓巻防止具が支線に沿って下方へずり落ちるのは、一般に支線が数本の鋼線を螺旋状により合わせて成形されているからであって、挟着機構がその外周面、すなわち螺旋状の外周面に沿って滑って回転すると、そのまま下方へ摺動してしまうからである。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、風に煽られても支線に装着された電柱支線用蔓巻防止具がその支線に沿って必要もなくずり落ちないようにして、本来の蔓巻防止機能を常に発揮できるようにした電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の電柱支線用蔓巻防止具は、中心軸線を含む面で二分割されると共にそれら断面が半裁面壁により覆われる一対の半裁筒体からなり、前記両半裁筒体の前記中心軸線と直交する方向における一側端縁をヒンジ部により連結し、前記両半裁筒体を閉じた状態で前記両半裁面壁間に前記中心軸線に沿って支線を挿通する支線挿通孔が設けられると共に該支線挿通孔と連通しかつ前記支線に装着した支線止め具を収納する収納空洞部が設けられ、前記収納空洞部は支線を中心として両半裁筒体のみが回転し得るようにその大きさ、形状が設定されることを特徴とする。
この際、前記収納空洞部の内周面に支線止め具の外周面との間の摩擦を軽減する摩擦軽減手段を設けることが好ましい。例えば、摩擦軽減手段として、内周面から突設される複数の半球状の突部が採られる。
また、本発明の支線止め具は、中心軸線を含む面で二分割されると共にそれら断面が半裁面壁により覆われる一対の半裁筒体からなり、前記両半裁筒体の前記中心軸線と直交する方向における一側端縁をヒンジ部により連結し、前記両半裁筒体を閉じた状態で前記両半裁面壁間に前記中心軸線に沿って支線を挿通する支線挿通孔が設けられ、前記半裁面壁に凹部を形成すると共に該凹部内に前記支線に沿って一方向のみに摺動可能なように該支線に挟着固定し得る挟着装置を配設し、支線に装着すると共に電柱支線用蔓巻防止具の収納空洞部に収納した状態では、前記支線を中心軸線として電柱支線用蔓巻防止具のみが回動するようにその大きさ、形状が設定されることを特徴とする。
この際、外周面に前記収納空洞部の内周面との間の摩擦を軽減する摩擦軽減手段を設けることが好ましい。例えば、摩擦軽減手段として、外周面から突設される複数の半球状の突部が採られる。
支線止め具の形状は、例えば球形状、略おむすび形状、先端が半球状をなすドーム形状がある。また、摩擦軽減手段には、半球状の突部の他に摩擦が軽減できる形状であれば他の形状であっても良い。前記支線止め具は、支線に装着すると共に電柱支線用蔓巻防止具の収納空洞部内に収納して使用されるが、電柱支線用蔓巻防止具の外側であってその下流側の面を受け止めるようにして使用することもできる。特に、収納空洞部のない電柱支線用蔓巻防止具について使用する場合にその実益がある。
本発明にあっては、電柱支線用蔓巻防止具と支線止め具とをそれぞれ分離して別個に設け、電柱支線用蔓巻防止具内に収納空洞部を成形すると共に該収納空洞部内に支線止め具を収納してなり、支線止め具は該収納空洞部の内周面に摩擦軽減手段を介して接触するようになっている。よって、支線止め具と収納空洞部の内周面との間の摩擦が軽減され、風に煽られた場合に電柱支線用蔓巻防止具のみが支線を中心軸線として回転することとなり、支線止め具は風の影響をほとんど受けない。すなわち、電柱支線用蔓巻防止具は、装着された位置で回転するのみであって支線に沿ってずり落ちることはない。これにより、本来の蔓巻防止機能を常に発揮できるという効果を奏する。
収納空洞部の内周面または支線止め具の外周面のいずれかに、半球状に複数個突設する突部といった摩擦軽減手段を採れば、それら内周面と該内周面に摺接する外周面との摩擦が小さくなり、電柱支線用蔓巻防止具のずり落ち防止効果が更に高められる。
以下、本発明に係る電柱支線用蔓巻防止具及び支線止め具の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明にあっては、第一乃至第二実施の形態に係る電柱支線用蔓巻防止具と第一乃至第三支線止め具が使用される。そこで、まず、第一電柱支線用蔓巻防止具及び第一支線止め具を使った第一実施の形態について説明する。図1乃至図12は第一実施の形態を示すものである。図1は第一電柱支線用蔓巻防止具及び第一支線止め具の斜視図、図2は第一電柱支線用蔓巻防止具の開いた状態を示す斜視図、図3は図1のW−W線拡大断面図、図4は第一支線止め具の開いた状態を示す斜視図、図5は図1のX−X線拡大断面図、図6は図5のY−Y線断面図である。この第一電柱支線用蔓巻防止具A1は、後記するように第一支線止め具B1と共に支線Dに装着され、該支線Dに蔓性植物が巻き上がるのを防ぐ。
第一電柱支線用蔓巻防止具A1は、円柱状の防止具本体1からなる。該防止具本体1は、遮光性を有する合成樹脂、例えば黒色のポリエチレン樹脂により成形され、筒状例えば所定の直径を有する円筒体をなすと共にその中心軸線を含む両端面は塞がれている。更に、詳しく説明すると防止具本体1は、図2に示すようにその中心軸線に沿って二等分割された一対の半裁筒体3a,3bからなる。各半裁筒体3a,3bは互いの半裁面が塞がれ、中心軸線を挟んだ平行な一側端縁4a,4aがヒンジ部5によって連接されると共に、これと対向位置する中心軸線と平行な他側端縁4b,4b側が自在に開閉するようになっている。そして、一方の半裁筒体3aの他側端縁4bの長手方向に沿った両側に雄型係合部材6a,6aが一体に設けられ、他方の半裁筒体3bの他側端縁4bの長手方向に沿った両側に、前記両雄型係合部材6a,6aと対向位置してこれら雄型係合部材6a,6aが係脱自在に係合し得る雌型係合部材6b,6bが一体に設けられている。
前記各雄型係合部材6aは、弾性を有しかつ一定の間隔離れた平行な二股状の係止片7,7を有し、各係止片7の先端外側に外側を向く係止爪8が突設されている。また、各雌型係合部材6bは、前記二股状の係止片7,7と対向する面に該二股状の係止片7,7がその弾性に抗して嵌入し得る程度の大きさの挿入口9を有した方形枠状に成形され、両側面には両係止片7,7が挿入されたとき外側の各係止爪8,8が係合し得る係合孔10,10が開設されている。更に、係合した状態で、各係合孔10の外側から各係止爪8をその弾性に抗して互いに内側に押し込むことにより両係止爪8,8の係合が外れ、両係止片7,7が挿入口9から抜け出るようになっている。
各半裁筒体3a,3bの互いに重なり合う各半裁面壁11a,11bに、防止具本体1の中心軸線に沿って横断面半円弧状の凹条部12,12が凹設される。そして、図3に示すように前記半裁筒体3a,3bを閉じたとき、両凹条部12,12が合致し防止具本体1の中心軸線に沿って該中心軸方向の両側端壁13,13で開口し支線Dを挿通する支線挿通孔14が成形される。該支線挿通孔14の内径は、支線Dの外径よりも少し大きい寸法に設定されている。よって、前記中心軸線と支線Dの中心軸線とはほぼ一致することになる。また、前記両半裁面壁11a,11bのほぼ中央位置に、対向位置して同じ大きさの半球状の凹窪部15a,15bが凹設される。そして、前記各半裁筒体3a,3bを閉じたとき、各凹窪部15a,15bが合致して内部が防止具本体1の中心軸線を中心とした中空球体となる収納空洞部16が成形される。該収納空洞部16は、前記支線挿通孔14と互いに連通している。収納空洞部16内には、防止具本体1を支線Dに装着するとき次に詳しく説明する第一支線止め具B1が収納される。
第一支線止め具B1も遮光性を有する合成樹脂、例えば黒色のポリエチレン樹脂により成形され、前記収納空洞部16が中空球体の場合、該中空球体の直径よりもやや小さい直径の中空球体に成形される。また、第一支線止め具B1は、図4に示すように二等分割された一対の半裁体である半裁球体17a,17bからなる。各半裁球体17a,17bはその半裁面が半裁面壁18a,18bにより覆われ、中心軸線を挟んでその一側端縁19a,19aがヒンジ部20を介して連接されると共に、該ヒンジ部20を中心として他側端縁19b,19b側が自在に開閉するようになっている。そして、前記半裁面壁18a,18bには、それら半裁面壁18a,18b面においてその中心軸線、すなわち直径に沿って断面半円弧状の凹条部21,21が凹設される。これら凹条部21,21と直交する線上に、前記ヒンジ部20が位置する。図5に示すように前記半裁球体17a,17bを閉じたとき前記各凹条部21が合致し、前記直径に沿って両端面で開口し支線Dを挿通するための支線挿通孔22が成形される。該支線挿通孔22の内径も、支線Dの外径よりも少し大きい寸法に設定される。よって、支線挿通孔22の中心軸線と支線Dの中心軸線とは、ほぼ一致することになる。
各半裁球体17a,17bの対向する半裁面壁18a,18bには、それらほぼ中央に互いに対応位置して大きさの異なる方形状の凹窪部23a,23bが成形される。これら凹窪部23a,23bは半裁球体17a,17bを閉じたとき、合致すると共にその中央で支線挿通孔22と連通することになる。この内、一方の半裁球体17aの小さい凹窪部23a内には、一側面24aが前記凹条部21の底部よりやや下方に位置するプレート24が配置される。該プレート24は、その各四隅部にクランク状の取付片25が一体に突設され、半裁面壁18aに各取付片25を介してネジ26止めすることにより固定される。前記プレート24の一側面24aに、支線Dを挟着する挟着機構27が設けられる。該挟着機構27は、前記凹条部21を挟んだ一側に位置してその凹条部21と平行に突設されるストッパー片28と、他側に位置し支軸29aに軸着されてプレート24の一側面24aに沿って自在に回動するカム片29とからなる。そして、ストッパー片28とカム片29との間に支線挿通孔22に挿通した支線Dが介在して挟着され、該挟着機構27が第一支線止め具B1と共に支線Dに沿ってその一方向のみに摺動し得るようになる。
前記カム片29を更に詳しく説明すると、該カム片29は、例えば、ねじりバネ(図示せず。)により、支軸29aを中心として常に一定の方向(図6で時計回り方向)に回動するように付勢されている。また、前記ストッパー片28と対向する対向面29bは、該対向面29bと支軸29aとの距離が漸次変化するように成形されている。図6でカム片29がその付勢により実線位置へ回動するとき、対向面29bとストッパー片28との一番近い間隔は漸次狭くなる。すなわち、ストッパー片28とカム片29の対向面29bとの距離が漸次狭まることにより、その間に位置する支線Dがきつく挟着され、第一支線止め具B1が支線Dに挟着固定されることになる。前記カム片29の一側面には、その付勢に抗してカム片29を回動させるための摘み30が突設されている。
前記対向する半裁面壁18a,18bの他側端縁19b側に、それぞれ対向する面を異極とする磁石31a,31bが埋め込まれ、その対向面が共に外部に露出している。そこで、両半裁球体17a,17bを閉じると、前記磁石31a,31bが互いに吸着して第一支線止め具B1がその球体形状を保持する。
第一実施の形態にあっては、前記第一支線止め具B1が前記収納空洞部16内に収納された状態で、第一支線止め具B1の外周面b1と収納空洞部16の内周面16aとの摩擦を軽減する必要がある。このため、収納空洞部16の内径を例えば110mmに設定するのに対し、第一支線止め具B1の外径を例えば100mmに設定する。そして、第一支線止め具B1の外周面b1に、図5に示すように摩擦軽減手段として外側へ突出する半球状の突部32を複数設けて接触面積を少なくしている。これにより、摩擦が軽減されることになる。この場合、第一支線止め具B1の外周面b1に摩擦軽減手段として突部32を設けるようにしたが、逆に、収納空洞部16の内周面16aに、半球状の突部32を複数設けるようにしても良い。また、該収納空洞部16の内径に対し第一支線止め具B1の外径が小さく、突部32無しでも径の異なる球体同士が接触するとき互いの接触面積が小さくなり摩擦が軽減されることから、径の異なる球体同士を接触させることも摩擦軽減手段になる。
第一実施の形態に係る第一電柱支線用蔓巻防止具A1及び第一支線止め具B1は上記構成からなり、次にその使用方法を図7乃至図12に基づき説明する。Dは電柱(図示せず。)に斜めに架設された支線であり、該支線Dは数本の鋼線を螺旋状に撚り合わせて成形されている。そこで、まず、図7に示すように第一支線止め具B1の半裁球体17a,17bを開き、摘み30を摘んでカム片29をその付勢に抗して図7矢視方向へ回動させる。この際、カム片29における対向面29bが、支線Dの上流側を向くように第一支線止め具B1を配する。これにより、ストッパー片28とカム片29の対向面29bとの間隔が、支線Dを介在できるように広がる。そして、カム片29が軸着された側の半裁球体17aの半裁面壁18aに支線Dを宛がい、該支線Dを凹条部21内及びストッパー片28とカム片29との間に配置する。この状態で、カム片29を放すと、図8矢視方向に示すようにカム片29がその付勢によりストッパー片28側へ回動し、支線Dをストッパー片28側へ押して挟着する。そして、両半裁球体17a,17bを閉じる。これにより、両磁石31a,31bが吸着して第一支線止め具B1の球体形状を保持する。
このように、ストッパー片28とカム片29とにより支線Dを挟着した状態では、図9に示すように第一支線止め具B1が地上から所定高さ位置にしっかりと挟着固定される。そこで、仮に、外力が働いて第一支線止め具B1が支線Dに沿って回転せずにそのまま下方へずり落ちようとしても、カム片29の対向面29bの形状がその付勢方向へ回動するのに伴いストッパー片28との距離が狭まるように成形されているので、第一支線止め具B1が図6矢視方向のように支線Dに沿って下方(左側)へ摺動しようとし、更に、カム片29が支線Dの外周面に押し付けられ該支線Dを強く挟着することになる。これにより、第一支線止め具B1のずり落ちが防止される。
次に、図10に示すように第一電柱支線用蔓巻防止具A1を開き、支線Dに一方の半裁筒体3bの半裁面壁11bを下側から当て、凹窪部15b内に前記第一支線止め具B1を収納すると共に凹条部12に支線Dを沿わせて配置する。この状態で、図11に示すように他方の半裁筒体3aを被せ、各係止片7を挿入口9に挿入して両雌型係合部材6b,6bに両雄型係合部材6a,6aを係合させる。これにより、支線Dが支線挿通孔14に挿通され、該支線Dに第一電柱支線用蔓巻防止具A1が装着される。この状態では、図12に示すように収納空洞部16内に第一支線止め具B1が収納され、しかも、第一支線止め具B1の外周面b1に突出する多数の突部32の一部が前記収納空洞部16の内周面16aに接触することになる。第一支線止め具B1と収納空洞部16の内周面16aとの接触面積は少なく、その間の摩擦が極めて小さくなっている。よって、仮に、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が支線Dを中心軸線として回転しても、第一支線止め具B1は支線Dにしっかりと固定され、該支線Dを中心軸線としてほとんど回転するようなことはない。すなわち、第一支線止め具B1は第一電柱支線用蔓巻防止具A1の回転動作によってほとんど影響を受けないことである。
このようにして、長期に亘り第一電柱支線用蔓巻防止具A1及び第一支線止め具B1が使用されることになる。その間、例えば、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が風に煽られたり振動が与えられたりして該第一電柱支線用蔓巻防止具A1が支線Dを中心軸線として回転することがある。しかし、第一支線止め具B1の外周面b1と収納空洞部16の内周面16aとの接触面積は少なく、その間の摩擦は軽減されているので、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が風に煽られて回転したとしても、第一支線止め具B1はその影響を受けることがなく支線Dを中心として回転することはない。よって、第一電柱支線用蔓巻防止具A1は、装着された位置で回転するのみであって該支線Dに沿ってずり落ちることがない。これにより、本来の蔓巻防止機能が常に発揮でき、電柱上部の地絡事故の発生を未然に抑えることができる。
また、第一電線支柱用蔓巻防止具A1は、第一支線止め具B1の一対の半裁球体17a,17bが磁石31a,31bにより開閉自在に設けられ、防止具本体1の半裁筒体3a,3bは一対の雌・雄型係合部材6a,6bにより開閉自在に設けられているので、別途に連結固定するための工具を必要とすることがなく簡単にその操作が行なえる。
図13乃至図16は、第一電柱支線用蔓巻防止具及び第二支線止め具を使った第二実施の形態を示すものである。なお、第二実施の形態では、第一支線止め具B1と比較して第二支線止め具B2はその外周面の形状及び突部の有無が相違するのみであって、他の部位は同一構造となるので、第一実施の形態と同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。図13は第二支線止め具の開いた状態を示す斜視図、図14は第二支線止め具が支線に装着された状態を示す斜視図、図15は第一電柱支線用蔓巻防止具が支線に装着された状態を示す斜視図、図16は第一電柱支線用蔓巻防止具の支線に沿って切断した中央拡大断面図である。
第二支線止め具B2も、遮光性を有する合成樹脂、例えば黒色のポリエチレン樹脂により成形される。そして、該第二支線止め具B2は、前記収納空洞部16内に収容できる大きさであってやや小さく、外形形状が前記支線Dに装着したときその上流側に進むに従い漸次窄まる略おむすび形状に成形され、その上端面は弧面40に成形される。この場合、その第二支線止め具B2の外周面b2である外形形状が摩擦軽減手段となる。該第二支線止め具B2は、二等分割された一対の半裁体としての半裁殻体41a,41bからなり、中心軸線を挟んだ一側端縁42a,42aがヒンジ部43を介して連接されると共に、該ヒンジ部43を中心として他側端縁42b,42bが自在に開閉する。各開閉側の他側端縁42b,42bには、一方に係合凹部44が設けられ、他方には弾性を有すると共に先端に係止爪45aを有し、前記係合凹部44に係脱自在に係合する係合凸部45が突設されている。そして、一方の半裁殻体41aに、挟着機構27が設けられる。この際、カム片29における対向面29bが、前記弧面40と同じ側を向いている。
第二実施の形態に係る第一電柱支線用蔓巻防止具A1及び第二支線止め具B2は上記構成からなり、まず、図13に示すように第二支線止め具B2の半裁殻体41a,41bを開き、前記と同様にして凹条部21に支線Dを挿通すると共にカム片29とストッパー片28との間で支線Dを挟着する。この際、上端面である弧面40が支線Dの上流側に位置するようにする。この状態で、両半裁殻体41a,41bを閉じ、係合凹部44に係合凸部45を係合させる。これにより、図14に示すように第二支線止め具B2が地上から所定高さ位置の支線Dにずり落ちることなくしっかりと固定される。
次に、第一電柱支線用蔓巻防止具A1を開き、一方の半裁筒体3bの半裁面壁11bを支線Dに下側から当て、凹窪部15b内に前記第二支線止め具B2を収納すると共に凹条部12に支線Dを沿わせて配置する。そして、他方の半裁筒体3aを被せ、各係止片7を挿入口9に挿入して両雌型係合部材6b,6bに両雄型係合部材6a,6aを係合させる。これにより、図15に示すように支線Dが支線挿通孔14に挿通された状態で、該支線Dに第二電柱支線用蔓巻防止具A2が装着される。この状態では、図16に示すように収納空洞部16内に第二支線止め具B2が収納され、しかも、収納空洞部16の内周面16aが球面をしているのに対し、第二支線止め具B2の外周面b2が、支線Dの上流側を漸次窄ませた略おむすび形状をしている。よって、第二支線止め具B2の外周面b2の内、ほぼ上端面の弧面40のみが収納空洞部16の内周面16aに接触することになり、この場合も第二支線止め具B2と収納空洞部16の内周面16aとの接触面積が少なく、その間の摩擦が極めて小さい。よって、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が支線Dを中心軸線として回転しても、第二支線止め具B2は支線Dにしっかりと挟着固定され、該支線Dを中心として回転することはない。すなわち、第二支線止め具B2は、第一電柱支線用蔓巻防止具A1の回転動作によってほとんど影響を受けることがない。
このようにして、長期に亘り第一電柱支線用蔓巻防止具A1及び第二支線止め具B2が使用されることになる。この場合も、例えば、風に煽られたり振動が与えられたりして、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が支線Dを中心軸線として回転することがある。しかし、第二支線止め具B2と収納空洞部16の内周面16aとの間の接触面積が少なく摩擦が軽減されているので、第一電柱支線用蔓巻防止具A1が風に煽られて回転したとしても、第二支線止め具B2はその影響を受けず回転することはない。よって、第一電柱支線用蔓巻防止具A1は、装着された位置で回転するのみであって支線Dに沿ってずり落ちることはない。これにより、本来の蔓巻防止機能が常に発揮でき、電柱上部の地絡事故の発生を未然に抑えることができる。
図17乃至図23は、第二電柱支線用蔓巻防止具A2及び第三支線止め具B3を使った第三実施の形態を示す。なお、第三実施の形態では、第三支線止め具B3が第一支線止め具B1と比較してその外周面の形状及び突部の配置が相違するのみであって他の部位は同一構造となる。また、第二電柱支線用蔓巻防止具A2は、第一電柱支線用蔓巻防止具A1と比較し収納空洞部60の形状が相違するのみで他の部位は同一構造となる。よって、第三実施の形態では、第一実施の形態に係る第一電柱支線用蔓巻防止具A1及び第一支線止め具B1と同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。
図17は第三支線止め具の開いた状態を示す斜視図、図18は第二電柱支線用蔓巻防止具の開いた状態を示す斜視図である。第三支線止め具B3も、遮光性を有する合成樹脂、例えば黒色のポリエチレン樹脂により成形される。そして、該第三支線止め具B3は、後で説明する第二電柱支線用蔓巻防止具A2の収納空洞部60内に収容できる大きさであってそれよりもやや小さく、外形形状が前記支線Dに装着したときその上流側が半球面となるドーム状に成形される。該第三支線止め具B3は、その中心軸線を含む面で二等分割される一対の半裁体としての半裁殻体53a,53bからなり、中心軸線を挟んだ一側端縁54a,54aがヒンジ部55を介して連接されると共に、該ヒンジ部55を中心として他側端縁54b,54bが自在に開閉するようになっている。
前記一方の半裁殻体53aと他方の半裁殻体53bとの対向する面には、下端縁を除いた外周縁部に沿って一方に突リブ56が設けられ、他方には両半裁体53a,53bが合体したとき該突リブ56が嵌り込む凹溝部57が設けられている。また、中心軸線に沿って支線挿通孔14が貫設され、上端部の半球面状の外周面b3であって支線挿通孔14を中心とする位置に、等間隔に摩擦軽減手段として複数の突部58が突設されている。そして、これら突部58が摩擦軽減手段となる。また、一方の半裁体53a内に挟着機構27が設けられる。この際、カム片29における対向面29bが、前記半球面状の外周面b3と同じ側を向いている。
一方、第二電柱支線用蔓巻防止具A2は、円筒状の防止具本体51からなる。該防止具本体51は、第一実施の形態に係る防止具本体1と同様に遮光性を有する合成樹脂、例えば黒色のポリエチレン樹脂により成形される。各半裁筒体3a,3bの互いに重なり合う各半裁面壁11a,11bに凹設され前記第三支線止め具B3を収納するための凹窪部59a,59bはそれぞれ直方体形状に成形される。また、両半裁体3a,3bを閉じたとき、両凹窪み部59a,59bが合致してほぼ立方体形状となる収納空洞部60が成形される。
第三実施の形態に係る第二電柱支線用蔓巻防止具A2及び第三支線止め具B3は、上記構成からなる。そこで、第三支線止め具B3の半裁殻体53a,53bを開き、前記と同様にして凹条部21に支線Dを挿通すると共に挟着機構27におけるカム片29とストッパー片28との間で支線Dを挟着する。この状態で、両半裁殻体53a,53bを閉じ、凹溝部57に突リブ56を係合させる。これにより、図19に示すように支線Dの地上から所定高さ位置に、半球面状の外周面b3が上流側を向くようにして第三支線止め具B3がずり落ちることなくしっかりと挟着固定される。
次に、第二電柱支線用蔓巻防止具A2を開き、一方の半裁筒体3bの半裁面壁11bを支線Dに下側から当て凹窪部59b内に前記第三支線止め具B3を収納すると共に凹条部12に支線Dを沿わせて配置する。そして、他方の半裁筒体3aを被せ、各係止片7を各挿入口9に挿入して両雌型係合部材6b,6bに両雄型係合部材6a,6aを係合させる。これにより、図20に示すように支線挿通孔14に支線Dを挿通して第二電柱支線用蔓巻防止具A2が装着される。この状態では、図21に示すように収納空洞部60内に第三支線止め具B3が収納され、しかも、第三支線止め具B3の上端面である半球面状の外周面b3に設けられた複数の突部58が収納空洞部60の内周面60a(上流側面)に接触しているだけである。よって、第三支線止め具B3と収納空洞部60の内周面60aとの接触面積が少なく、その間の摩擦が極めて小さくなっている。これにより、第二電柱支線用蔓巻防止具A2が支線Dを中心軸線として回転しても、第三支線止め具B3は支線Dにしっかりと挟着固定され、該支線Dを中心として回転することはない。すなわち、第三支線止め具B3は、第二電柱支線用蔓巻防止具A2の回転動作によってほとんど影響を受けることがない。
このようにして、長期に亘り第二電柱支線用蔓巻防止具A2及び第三支線止め具B3が使用されることになる。この場合も、例えば、風に煽られたり振動が与えられたりして第二電柱支線用蔓巻防止具A2が支線Dを中心軸線として回転することがある。しかし、第三支線止め具B3と収納空洞部60の内周面60aとの間の接触面積が少なく摩擦が軽減されているので、第二電柱支線用蔓巻防止具A2が風に煽られて回転したとしても、第三支線止め具B3はその影響を受けず回転することはない。よって、第二電柱支線用蔓巻防止具A2は装着された位置で回転するのみであって、支線Dに沿ってずり落ちることはない。これにより、本来の蔓巻防止機能が常に発揮でき、電柱上部の地絡事故の発生を未然に抑えることができる。
図22、図23は第三実施の形態における第三支線止め具B3の他の使用例を示すものである。この場合は、前記のように第三支線止め具B3を第二電柱支線用蔓巻防止具A2の収納空洞部60内に収納せずに、防止具本体51の外側であってその下流側に配置すると共に支線Dに装着し、第二電柱支線用蔓巻防止具A2を下流側から受け止めるようにしたものである。このようにしても、第三支線止め具B3を使用することができる。第二電柱支線用蔓巻防止具A2は、支線挿通孔14に支線Dを挿通して支線Dに装着されるが、このままでは、第二電柱支線用蔓巻防止具A2は該支線Dに沿ってずり落ちてしまう。第三支線止め具B3は、下流側の底面c3が凹弧面状に窪んでおり、しかも、支線Dに沿って上方へ摺動し易い構成となっている。そこで、図22、図23に示すように、所定の長さを有する押し上げ棒Eの前端を前記第三支線止め具B3の底面c3に押し当て、そのまま第三支線止め具B3を支線Dに沿って上方へ押し上げれば、同時に第二電柱支線用蔓巻防止具A2も押し上げられ所定の高さ位置に配置できる。
このことから発展して、第三支線止め具B3のみを、収納空洞部60が成形されてない従来の防止具本体と併せて適用可能となる。なお、前記第一・第二支線止め具B1,B2も前記第三支線止め具B3のように、防止具本体1,51の外側であってその下流側に配置し、該防止具本体1,51を下側から受け止めるようにして支線Dに装着することにより単独で使用することもできる。
前記した摩擦軽減手段は、第一・第三実施の形態のように突部32,58を設けるようにするほか、第二実施の形態のように第二支線止め具B2の外形形状をおむすび形状としても良く、または、第一支線止め具B1のように球形状に成形しても良い。更には、第三実施の形態のように第三支線止め具B3の外形形状をドーム形状としても良い。いずれも、第一乃至第三支線止め具B1,B2,B3の外周面と収納空洞部16,60の内周面との接触面積が小さく、摩擦ができる限り軽減される構成であれば、他の構成であっても本発明の目的は達成される。また、第一・第三実施の形態のように第一・第三支線止め具B1,B3の外周面b1,b3に多くの突部32,58を設けるのも摩擦軽減手段の一つであって、他に、例えばそれら突部32,58の替わりに回転自在なコロを設けるようにしても良い。更に、前記突部32,58がない場合は、例えば、第一・第三支線止め具B1,B3の外周面b1,b3と収納空洞部16,60の内周面16a,60aとに摩擦を軽減するため金属蒸着による皮膜層を成形するようにしても良い。
第一電柱支線用蔓巻防止具及び第一支線止め具の斜視図。 第一電柱支線用蔓巻防止具の開いた状態を示す斜視図。 図1のW−W線拡大断面図。 第一支線止め具の開いた状態を示す斜視図。 図1のX−X線拡大断面図。 図5のY−Y線断面図。 第一支線止め具を支線に装着する状態を示す斜視図。 第一支線止め具を支線に装着する状態を示す斜視図。 第一支線止め具が支線に装着された状態の斜視図。 第一電柱支線用蔓巻防止具を支線に装着する状態を示す斜視図。 第一電柱支線用蔓巻防止具が支線に装着された状態を示す斜視図。 図11のZ−Z線拡大断面図。 第二支線止め具の開いた状態を示す斜視図。 第二支線止め具が支線に装着された状態を示す斜視図。 第一電柱支線用蔓巻防止具が支線に装着された状態を示す斜視図。 第一電柱支線用蔓巻防止具の支線に沿って切断した中央拡大断面図。 第三支線止め具の開いた状態を示す斜視図。 第二電柱支線用蔓巻防止具の開いた状態を示す斜視図。 第三支線止め具が支線に装着された状態を示す斜視図。 第二電柱支線用蔓巻防止具が支線に装着された状態を示す斜視図。 第二電柱支線用蔓巻防止具の支線に沿って切断した中央拡大断面図。 第三支線止め具の他の使用方法を示す斜視図。 第二電柱支線用蔓巻防止具の支線に沿って切断した中央拡大断面図。
符号の説明
1 防止具本体
14 支線挿通孔
16 収納空洞部
16a 内周面
22 支線挿通孔
27 挟着機構
32 突部
51 防止具本体
60 収納空洞部
A1 第一電柱支線用蔓巻防止具
A2 第二電柱支線用蔓巻防止具
B1 第一支線止め具
B2 第二支線止め具
B3 第三支線止め具
b1 外周面
b2 外周面
b3 外周面
D 支線

Claims (4)

  1. 中心軸線を含む面で二分割されると共にそれら断面が半裁面壁により覆われる一対の半裁筒体からなり、前記両半裁筒体の前記中心軸線と直交する方向における一側端縁をヒンジ部により連結し、前記両半裁筒体を閉じた状態で前記両半裁面壁間に前記中心軸線に沿って支線を挿通する支線挿通孔が設けられると共に該支線挿通孔と連通しかつ前記支線に装着した支線止め具を収納する収納空洞部が設けられ、前記収納空洞部は支線を中心として両半裁筒体のみが回転し得るようにその大きさ、形状が設定されることを特徴とする電柱支線用蔓巻防止具。
  2. 前記収納空洞部の内周面に支線止め具の外周面との間の摩擦を軽減する摩擦軽減手段を設けた請求項1記載の電柱支線用蔓巻防止具。
  3. 中心軸線を含む面で二分割されると共にそれら断面が半裁面壁により覆われる一対の半裁筒体からなり、前記両半裁筒体の前記中心軸線と直交する方向における一側端縁をヒンジ部により連結し、前記両半裁筒体を閉じた状態で前記両半裁面壁間に前記中心軸線に沿って支線を挿通する支線挿通孔が設けられ、前記半裁面壁に凹部を形成すると共に該凹部内に前記支線に沿って一方向のみに摺動可能なように該支線に挟着固定し得る挟着装置を配設し、支線に装着すると共に電柱支線用蔓巻防止具の収納空洞部に収納した状態では、前記支線を中心軸線として電柱支線用蔓巻防止具のみが回動するようにその大きさ、形状が設定されることを特徴とする支線止め具。
  4. 外周面に前記収納空洞部の内周面との間の摩擦を軽減する摩擦軽減手段を設けた請求項3記載の支線止め具。
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