JP2009118085A - 共振点追尾型駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ステップS2及びS3において、共振周波数の変動検知動作開始前の駆動周波数(Fd)の位置より一定値の周波数だけ離れた2つの特定位置(周波数がFd+ΔFとFd−ΔFの位置)での負荷電流を計測し、それらをステップS5で比較して共振周波数の変動を検知し、その上で該変動に応じた追尾動作をするようにした。
【選択図】 図2
Description
本願発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、共振周波数を有する負荷の駆動中における共振周波数変動の検知及び変動後の共振周波数への追尾を効率的且つ迅速なものにした共振点追尾型駆動装置の提供を目的としている。
すなわち、当該負荷の駆動周波数を上昇又は降下掃引しながら、各駆動周波数での負荷入出力物理量(負荷が共振状態になったときに極値となる諸々の物理量、例えば負荷電流や負荷に印加される電圧等を意味する)を計測することにより、当該負荷の当初の共振曲線を得た上で、当該共振曲線の極大の位置から当該負荷の当初の共振周波数を得る当初状態計測手段と、
上記当初状態計測手段が得た当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、その時点の駆動周波数よりも予め定められた小さい周波数だけ低い周波数及び高い周波数(以下、この2つの周波数のうち低い周波数側のものを第1探り駆動周波数、高い周波数側のものを第2探り駆動周波数という)での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも予め定められた極めて小さい一定の周波数(以後、微調整用周波数という)だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、を備える構成にした。
すなわち、予め計測して既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、その時点の駆動周波数よりも予め定められた小さい周波数だけ低い周波数及び高い周波数(以下、この2つの周波数のうち低い周波数側のものを第1探り駆動周波数、高い周波数側のものを第2探り駆動周波数という)での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも予め定められた極めて小さい一定の周波数(以後、微調整用周波数という)だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、を備える構成にした。
すなわち、予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、
A、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、
A−1、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
A−2、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
B、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、
B−1、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
B−2、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る駆動周波数変更処理を実行する追尾制御手段と、を備える構成にした。
すなわち、予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、を備える構成にした。
すなわち、予め計測し既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、
A、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、
A−1、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
A−2、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
B、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、
B−1、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
B−2、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る駆動周波数変更処理を実行する追尾制御手段と、を備える構成にした。
当該図1において増幅器2は外部から電力供給を受けて後述のDDS(Direct Digital Synthsizer)1からの交流出力(信号)を電力増幅して送出する回路部である。電流センサ3は上記増幅器2から送出されてきて超音波振動子10に与えられる交流電源の電流値を検出し、当該電流値に対応する検出出力をADコンバータ8に送出する回路部である。ADコンバータ8は上記電流センサ3より送出されてきた上記検出出力(即ちアナログ出力)を入力し、この検出出力をデジタル値に変換して、これをデジタル検出出力としてマイクロコンピュータ9に送出する回路部である。
電源投入と共にステップS1の初期計測の処理が行われる。即ちDDS1への周波数指定デジタル信号を順次切替えて、超音波振動子10の駆動周波数を上昇掃引しながら、各駆動周波数での負荷電流を計測することにより、当該負荷の当初の共振曲線(図3の実線)を得た上で、この当初の共振曲線のピークの位置(同図の点P)から当該負荷の当初の共振周波数(同図のFro)を得る。次いでステップS2では、マイクロコンピュウータ9内の駆動周波数メモリFd(図1に図示せず)に、ステップS1で得た上記当初の共振周波数を駆動周波数としてセットして、DDS1に該駆動周波数の交流出力を送出させ、超音波振動子10を一定時間だけ駆動する。
逆に、第2探り駆動周波数での負荷電流値の方が大きくなっているときは(このとき共振曲線は、図3の実線で示されるものから一点鎖線で示されるもののようなものに変わっている)、ステップS8で上記駆動周波数メモリFdの駆動周波数を上記微調整用周波数Δfだけ高いものに更新する(図3の点Pの周波数から点P2の周波数に近いものにする)。
駆動周波数を更新する上記ステップS7或いはS8の処理を終えた後はステップS2に戻り、以後はステップS2〜S7又はS8の処理が電源切断まで繰返される。
本実施の形態では、上記のように共振周波数の変動検知(ステップS2〜S6)及び変動後の共振周波数への追尾(ステップS7又はS8)を効率的且つ迅速に行える。
また、図2のステップS6以後に図4に示すようにステップS61、S62、S63を加えても良い。即ち、ステップS61では前回のステップS6の判断でも今回同様に第1探り駆動周波数での負荷電流の方が大であると判断したかを判断する。またステップS62では前回のステップS6の判断でも今回同様に第1探り駆動周波数での負荷電流の方が小であると判断したかを判断する。そしてステップS63では、現時点の駆動周波数メモリFdの駆動周波数と前回のステップS61またはS62の判断時における駆動周波数メモリFdの駆動周波数(同図においてfzと記載)との平均の周波数で駆動周波数メモリFdの駆動周波数を更新する。上記各ステップの処理で、共振点の変動を追尾中に駆動周波数の方が共振点を追い越して駆動周波数が共振点の前後を振動する状態を大幅に低減する。
なお、本願発明の範囲は、上記実施の形態に限定されず、種々変形応用が可能である。
2 増幅器
3 電流センサ
10 超音波振動子
Claims (9)
- 共振曲線が極大を持ち且つ少なくても当該極大の位置の周波数即ち共振周波数の比較的近傍では当該共振周波数の位置に引かれた垂線を対称軸として左右対称の形状になっている負荷を、駆動中における当該共振周波数の変動を自動追尾しながら、駆動する共振点追尾型駆動装置であって、
当該負荷の駆動周波数を上昇又は降下掃引しながら、各駆動周波数での負荷入出力物理量(負荷が共振状態になったときに極値となる諸々の物理量、例えば負荷電流や負荷に印加される電圧等を意味する)を計測することにより、当該負荷の当初の共振曲線を得た上で、当該共振曲線の極大の位置から当該負荷の当初の共振周波数を得る当初状態計測手段と、
上記当初状態計測手段が得た当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、その時点の駆動周波数よりも予め定められた小さい周波数だけ低い周波数及び高い周波数(以下、この2つの周波数のうち低い周波数側のものを第1探り駆動周波数、高い周波数側のものを第2探り駆動周波数という)での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも予め定められた極めて小さい一定の周波数(以後、微調整用周波数という)だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、
を備えることを特徴とする共振点追尾型駆動装置。 - 共振曲線が極大を持ち且つ少なくても当該極大の位置の周波数即ち共振周波数の比較的近傍では当該共振周波数の位置に引かれた垂線を対称軸として左右対称の形状になっている負荷を、駆動中における当該共振周波数の変動を自動追尾しながら、駆動する共振点追尾型駆動装置であって、
予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、
を備えることを特徴とする共振点追尾型駆動装置。 - 共振曲線が極大を持ち且つ少なくても当該極大の位置の周波数即ち共振周波数の比較的近傍では当該共振周波数の位置に引かれた垂線を対称軸として左右対称の形状になっている負荷を、駆動中における当該共振周波数の変動を自動追尾しながら、駆動する共振点追尾型駆動装置であって、
予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、
第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る駆動周波数変更処理を実行する追尾制御手段と、
を備えることを特徴とする共振点追尾型駆動装置。 - 共振曲線が極小を持ち且つ少なくても当該極小の位置の周波数即ち共振周波数の比較的近傍では当該共振周波数の位置に引かれた垂線を対称軸として左右対称の形状になっている負荷を、駆動中における当該共振周波数の変動を自動追尾しながら、駆動する共振点追尾型駆動装置であって、
予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、両負荷入出力物理量値に違いが発生し、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなったときは、上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも上記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る追尾制御手段と、
を備えることを特徴とする共振点追尾型駆動装置。 - 共振曲線が極小を持ち且つ少なくても当該極小の位置の周波数即ち共振周波数の比較的近傍では当該共振周波数の位置に引かれた垂線を対称軸として左右対称の形状になっている負荷を、駆動中における当該共振周波数の変動を自動追尾しながら、駆動する共振点追尾型駆動装置であって、
予め計測されて既知になっている当初の共振周波数を駆動周波数として、当該負荷の駆動を開始し、その後は、後述の変動探り計測手段又は追尾制御手段から新たな周波数での駆動の指示が送られてくる度に、それ以後、当該新たな周波数を駆動周波数として上記負荷を駆動していく駆動手段と、
上記負荷の上記駆動手段による駆動開始より予め定められた所定時間の経過毎に、上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送り、その上で第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数で上記負荷が駆動されている各時点での各負荷入出力物理量値を計測して下記追尾制御手段に送出する変動探り計測手段と、
上記変動探り計測手段より送出されてきた前記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各負荷入出力物理量値を比較し、
第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ高い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、
逆に第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなり、且つこの追尾制御手段による前回のこの駆動周波数変更処理においても、第2探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測の開始前の駆動周波数よりも前記微調整用周波数だけ低い周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送り、他方、上記前回のこの駆動周波数変更処理においては、第1探り駆動周波数での負荷入出力物理量値の方が高くなっていたときは、今回の上記変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商(今回の上記変動探り計測手段による計測における第1探り駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測における第2探り駆動周波数とを加算して2で除して得た商或いは今回の上記変動探り計測手段による計測前における駆動周波数と前回の変動探り計測手段による計測前における駆動周波数とを加算して2で除して得た商でも良い。これらは全て等しい。)になる周波数での駆動の指示を上記駆動手段に送る駆動周波数変更処理を実行する追尾制御手段と、
を備えることを特徴とする共振点追尾型駆動装置。 - 負荷の駆動周波数を上昇又は降下掃引しながら、各駆動周波数での前記負荷入出力物理量を計測することにより、当該負荷の当初の共振曲線を得た上で、当該共振曲線の極値の位置から当該負荷の当初の共振周波数を得る当初状態計測手段を備え、上記駆動手段は当該当初状態計測手段が計測した当初の共振周波数を既知の当初の共振周波数の代わりに利用することを特徴とする請求項3、4又は5記載の共振点追尾型駆動装置。
- 上記変動探り計測手段は、第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での各駆動の指示を順次上記駆動手段を送る際に、これら2つの指示の内の一方の指示を送った後で、他方の指示を送る前に、今回の当該変動探り計測手段による処理開始直前の駆動周波数での駆動の指示を駆動手段を送るようにして、これを受けて上記駆動手段は、一方の探り駆動周波数、上記直前の駆動周波数、他方の探り駆動周波数の順序で、順次これら周波数での負荷の駆動を実行するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の共振点追尾型駆動装置。
- 上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での負荷の駆動時間は、他の駆動周波数での負荷の駆動時間に比較して十分に短くなっていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の共振点追尾型駆動装置。
- 上記第1探り駆動周波数及び第2探り駆動周波数での負荷の駆動時は、他の駆動周波数での負荷の駆動時に比較して、負荷に与える電力を小さいものにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の共振点追尾型駆動装置。
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