JP2009117855A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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博 森岡
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Abstract

【課題】活性領域の端部周辺における素子分離領域の形状不良の発生を確実に抑制しうる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン基板10上に、シリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅を有するシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成する工程と、ハードマスク20をマスクとしてシリコン基板10をエッチングすることにより、シリコン基板10に、活性領域24を画定するトレンチ26を形成する工程と、トレンチ26が形成されたシリコン基板10上に、シリコン酸化膜28を形成する工程とを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、素子分離領域を形成する工程を有する半導体装置の製造方法に関する。
シリコン基板に、活性領域を画定する素子分離領域を形成する方法としては、STI(Shallow Trench Isolation)法が知られている。
従来のSTI法による素子分離領域の形成方法について図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は従来のSTI法による素子分離領域の形成方法を示す工程断面図である。
まず、シリコン基板100上に例えば熱酸化法によりパッド酸化膜としてシリコン酸化膜102を形成した後、シリコン酸化膜102上に、例えばCVD法によりシリコン窒化膜104を堆積する。
次いで、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、シリコン窒化膜104及びシリコン酸化膜102をパターニングする(図9(a))。
次いで、シリコン窒化膜104をマスクとして、例えばRIE法により、シリコン基板100をエッチングする。これにより、シリコン基板100に、素子分離用のトレンチ106を形成する(図9(b))。
次いで、トレンチ106が形成されたシリコン基板100の全面に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜108を堆積する。次いで、例えばCMP法により、シリコン窒化膜104をストッパとしてシリコン窒化膜104の表面が露出するまでシリコン酸化膜108を研磨し、シリコン窒化膜104上のシリコン酸化膜108を除去する(図9(c))。
次いで、例えば熱リン酸を用いたウェットエッチングにより、シリコン窒化膜104を除去する(図10(a))。
こうして、トレンチ106にシリコン酸化膜108が埋め込まれてなる素子分離領域110が形成される。素子分離領域110により、活性領域112が画定される。
この後、シリコン基板100内にウェル、チャネルを形成するためのイオン注入が行われる。そして、イオン注入の後処理等としてウェットエッチングが行われる。このウェットエッチングにより、活性領域112のシリコン基板100上のシリコン酸化膜、及びシリコン酸化膜108の上層部分が除去され、基板表面が平坦化される(図10(b))。
次いで、素子分離領域110が形成されたシリコン基板100上に、例えば熱酸化法により、シリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜114を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜114上に例えばCVD法によりポリシリコン膜を堆積した後、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、このポリシリコン膜をパターニングする。これにより、活性領域112と素子分離領域110とにわたって延在し、ポリシリコン膜よりなるゲート電極116を形成する(図10(c))。
しかしながら、上記図9及び図10に示す従来のSTI法では、以下に述べる不都合が存在していた。
上述のように、イオン注入の後処理等として行われるウェットエッチングにより、シリコン酸化膜108の上層部分が除去され、基板表面の平坦化が行われる。ウェットエッチングにおいて、シリコン酸化膜108の上層部分は、等方的にエッチングされる。このため、図10(b)に示すように、活性領域112の端部周辺の素子分離領域110におけるシリコン酸化膜108に凹部118が形成される。
この結果、その後のゲート電極116を形成する工程では、図10(c)に示すように、ゲート電極116が凹部118に埋め込まれる。ゲート電極116の凹部112に埋め込まれた部分は、電界集中によるリーク電流の原因となる。また、ゲート電極116の凹部118に埋め込まれた部分はパターニングが不完全となり易く、ゲート電極116間のショートの原因ともなる。
このような活性領域の端部周辺における素子分離領域の形状不良の発生を抑制する技術としては、例えば特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術では、図9及び図10に示すSTI法において、トレンチ106を形成する工程の後、シリコン酸化膜108を形成する工程の前に、シリコン窒化膜104を等方的にエッチングしてシリコン窒化膜104を縮小する。シリコン窒化膜104を縮小することにより、シリコン窒化膜104の周縁部をシリコン酸化膜102の周縁部から後退させる。これにより、特許文献1に開示された技術では、シリコン酸化膜108が活性領域112の周縁部上に迫り出すように形成される。この結果、活性領域112の端部周辺の素子分離領域110におけるシリコン酸化膜108が過剰なエッチングから保護される。
特開平11−145275号公報
特許文献1に開示された技術では、素子分離用のトレンチをシリコン基板に形成した後に、ドライエッチング又はウェットエッチングによりシリコン窒化膜を縮小する工程が行われる。このため、シリコン窒化膜を縮小するためのドライエッチング又はウェットエッチングは、トレンチの側壁が露出している状態で行われる。トレンチの側壁が露出した状態でエッチングを行うために、特許文献1に開示された技術には、以下に述べる難点があると考えられる。
まず、ドライエッチングによりシリコン窒化膜を縮小する場合、エッチングガスとしては、一般的にフルオロカーボン系ガスを含むものが用いられる。このようなエッチングガスにより生じるフッ素ラジカルは、シリコン窒化膜をエッチングするのみならず、トレンチの側壁に露出するシリコン基板にまでダメージを与え、結晶欠陥を引き起こす原因となると考えられる。
他方、ウェットエッチングによりシリコン窒化膜を縮小する場合、エッチング液としては、一般的に熱リン酸が用いられる。しかしながら、シリコン窒化膜中のシリコンの含有率は変動し易いため、エッチング処理の間にシリコン窒化膜のエッチングレートは大きく変動することとなる。したがって、ウェットエッチングを用いたのでは、シリコン窒化膜を縮小する量を制御することは困難であり、活性領域の端部周辺における素子分離領域に形状不良が発生するのを十分に抑制することは困難であると考えられる。加えて、熱リン
酸によるエッチングは、シリコン窒化膜とシリコン層との選択比が小さい。したがって、この場合においても、トレンチの側壁がエッチングされ、側壁表面が粗くなったり、結晶欠陥が発生したりする等の不都合が生じる虞があると考えられる。
本発明の目的は、活性領域の端部周辺における素子分離領域の形状不良の発生を確実に抑制しうる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板上に、前記半導体基板とはエッチング特性の異なる第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の幅よりも狭い幅を有し、前記第1の絶縁膜とはエッチング特性の異なる第2の絶縁膜とを有するマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記半導体基板に、活性領域を画定する素子分離溝を形成する工程と、前記素子分離溝が形成された前記半導体基板上に、第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上の前記第3の絶縁膜を除去することにより、前記素子分離溝に埋め込まれ、前記活性領域の周縁部上に張り出した張り出し部を有する素子分離膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、半導体基板上に、半導体基板とはエッチング特性の異なる第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の幅よりも狭い幅を有し、第1の絶縁膜とはエッチング特性の異なる第2の絶縁膜とを有するマスク膜を形成し、マスク膜をマスクとして半導体基板をエッチングすることにより、半導体基板に、活性領域を画定する素子分離溝を形成し、素子分離溝が形成された半導体基板上に、第3の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜上の第3の絶縁膜を除去することにより、素子分離溝に埋め込まれ、活性領域の周縁部上に張り出した張り出し部を有する素子分離膜を形成するので、素子分離膜の張り出し部により活性領域の端部周辺の素子分離領域を保護し、活性領域の端部周辺における素子分離領域の形状不良の発生を確実に抑制することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法について図1乃至図4を用いて説明する。図1乃至図4は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、シリコン基板10の表面に、例えば熱酸化法により、パッド酸化膜として、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜12を形成する。
次いで、シリコン酸化膜12上に、例えば減圧CVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン窒化膜14を堆積する。
次いで、シリコン窒化膜14上に、反射防止膜(BARC)16を形成する(図1(a))。
次いで、フォトリソグラフィーにより、反射防止膜16上に、素子分離領域の形成予定領域を露出するフォトレジスト膜18を形成する(図1(b))。フォトレジスト膜18は、活性領域の形成予定領域の幅よりも狭い幅で、活性領域の形成予定領域を覆うように形成する。
次いで、フォトレジスト膜18をマスクとして、ドライエッチングにより、反射防止膜16、シリコン窒化膜14、及びシリコン酸化膜12を順次エッチングする。これにより
、シリコン酸化膜12とシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成する。ハードマスク20は、後述するように、トレンチエッチングのマスクとして用いられる。この際、エッチング条件として、シリコン窒化膜14の側壁部分に反応生成物22が堆積する条件を用いる。これにより、ハードマスク20において、シリコン酸化膜12は、活性領域の幅を決定する幅にパターニングされる。他方、シリコン窒化膜14は、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされる(図1(c))。
以下に、本実施形態による半導体装置の製造方法の主たる特徴の一つであるハードマスク20を形成するエッチングプロセスのエッチング条件について詳述する。
ハードマスク20を形成するエッチングは、シリコン窒化膜14のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が高くなる条件で行う。また、エッチングガスとして、フルオロカーボン系ガスを含むエッチングガスを用いる。フルオロカーボン系ガスとしては、通常の半導体プロセスに使用されているCH、C、より具体的には、CF、CHF、CH、CHF、C、C、C、C等を適用することができる。
ハードマスク20を形成するエッチングプロセスは、シリコン酸化膜12に達するまで反射防止膜16及びシリコン窒化膜14をエッチングするメインエッチングと、その後にシリコン酸化膜12をエッチングするオーバーエッチングとに分けられる。
まず、メインエッチングとして、フォトレジスト膜18をマスクとして、反射防止膜16及びシリコン窒化膜14を順次ドライエッチングする。
メインエッチングの条件としては、例えば、ICP(誘導結合プラズマ)エッチング装置を用い、チャンバ内圧力を90mTorr、ICPコイルのパワーを800W、RFバイアスのピーク電圧を400V、エッチングガスをCHF/O/Ar、CHF/O/Ar流量を30/2/200sccmとする。
メインエッチングにおいて、シリコン窒化膜14がエッチングされシリコン酸化膜12が露出すると、シリコン窒化膜14の側壁部分に反応生成物22が急激に堆積する。反応生成物22は、フルオロカーボン系ガスが反応することにより生ずるフルオロカーボン系ポリマーよりなるものである。
ここで、シリコン窒化膜14のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が低いと、反応生成物22の堆積量を制御することが困難となる。したがって、上述のように、シリコン窒化膜14のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が高くなる条件で、メインエッチングにおいて、シリコン窒化膜14をエッチングする。
例えば、エッチング装置のチャンバ内圧力が40mTorrの場合、シリコン窒化膜14のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が低下する場合がある。したがって、メインエッチングにおけるチャンバ内圧力は、例えば40mTorr以上であることが望ましい。なお、チャンバ内圧力が例えば200mTorr以上となると、エッチングにより形成されるパターンの疎密差が大きくなり、微細パターンを形成するには不適な場合がある。したがって、メインエッチングにおけるチャンバ内圧力は、例えば200mTorr以下であることが望ましい。
また、メインエッチングにおいて、フルオロカーボン系ガスを含むエッチングガスには、酸素ガスを添加する。酸素ガスを添加することで、エッチングの際に酸素ラジカルが発生する。酸素ラジカルは、フルオロカーボン系ポリマーをエッチングする性質を有してい
る。したがって、メインエッチングにおいて、エッチングガスに添加する酸素ガスの流量、フルオロカーボン系ガスと酸素ガスとの流量比を制御することにより、反応生成物22の堆積量を制御することができる。
なお、エッチングガスは、フルオロカーボン系ガス、酸素ガスのほか、アルゴンガス、ヘリウムガス、キセノンガス等の不活性ガスを適宜含むものとする。
シリコン窒化膜14がエッチングされるとともにその側壁部分に反応生成物22が堆積した後、引き続き、オーバーエッチングとして、フォトレジスト膜18及びシリコン窒化膜14をマスクとしてシリコン酸化膜12をドライエッチングする。このオーバーエッチングは、シリコン窒化膜14をエッチングするメインエッチングと同一のエッチング装置の同一チャンバ内で、メインエッチングと一括して行う。これにより、ハードマスク20を形成するのに要する時間を短縮するとともに、製造プロセスの低コスト化を図ることができる。
オーバーエッチングの条件としては、例えば、ICPエッチング装置を用い、チャンバ内圧力を4mTorr、ICPコイルのパワーを800W、RFバイアスのピーク電圧を410V、エッチングガスをCF/CH/He、CF/CH/He流量を10/40/200sccmとする。
オーバーエッチングにおいては、シリコン窒化膜14の側壁部分に反応生成物22が堆積している。この反応生成物22がマスクとなり、反応生成物22下のシリコン酸化膜12はエッチングされてない。すなわち、オーバーエッチングにおいては、シリコン窒化膜14によりシリコン窒化膜14下のシリコン酸化膜12がエッチングからマスクされるとともに、反応生成物22下のシリコン酸化膜12もまたエッチングからマスクされる。この結果、シリコン酸化膜12は、シリコン窒化膜14の幅よりも広い幅にパターニングされる。
このように、本実施形態による半導体装置の製造方法は、トレンチエッチングのマスクとして、活性領域の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成することに主たる特徴の一つがある。
このようなハードマスク20において、同じ側におけるシリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1は、反応生成物22の堆積量を制御することにより、所定の値に設定することができる。間隔d1の設定については後述する。
こうして、シリコン基板10上に、活性領域の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20が形成され、素子分離領域の形成予定領域におけるシリコン基板10の表面が露出する。シリコン窒化膜14の側壁部分には、反応生成物22が堆積している。
次いで、例えばHF(フッ酸)及びSPM(硫酸過水)を用いたウェット洗浄により、シリコン窒化膜14上に残存しているフォトレジスト膜18、反射防止膜16、及びシリコン窒化膜14の側壁部分に堆積している反応生成物を除去する(図2(a))。なお、フォトレジスト膜18、反射防止膜16、及び反応生成物22は、例えばHF及びAPM(アンモニア過水)を用いたウェット洗浄により除去してもよい。また、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、フォトレジスト膜18、反射防止膜16、及び反応生成物22を除去してもよい。
ハードマスク20をマスクとするトレンチエッチングに先立ち、シリコン窒化膜14の側壁部分に堆積している反応生成物22を除去するのは次のような理由による。すなわち、フルオロカーボン系ポリマーよりなる反応生成物22は、高い吸湿性を有している。このため、反応生成物22を除去せずにハードマスク20をマスクとしてトレンチエッチングを行うと、水分等の影響によりトレンチの加工形状が著しく不安定になり、トレンチエッチングの再現性が低下してしまうためである。
次いで、シリコン酸化膜12とシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20をマスクとして、シリコン基板10をドライエッチングする。これにより、シリコン基板10に、活性領域24を画定する素子分離用のトレンチ26を形成する(図2(b))。このとき、活性領域24の幅は、ハードマスク20のシリコン酸化膜12の幅により決定される。
なお、ハードマスク20の形成後に露出したシリコン基板10の表面には、自然酸化膜が形成されることがある。この場合には、シリコン基板10にトレンチ26を形成するためのメインエッチングに先立ち、自然酸化膜を除去するためのエッチングを行う。自然酸化膜を除去するためのエッチングの条件としては、例えば、ICPエッチング装置を用い、チャンバ内圧力を5mTorr、ICPコイルのパワーを200W、RFバイアスのピーク電圧を400V、エッチングガスをCF、CF流量を100sccmとする。
シリコン基板10にトレンチ26を形成するためのメインエッチングは、シリコン窒化膜14及びシリコン酸化膜12に対するシリコン基板10のエッチング選択比が高くなるエッチング条件で行う。例えば、エッチングガスとして、臭化水素(HBr)ガス、塩素(Cl)ガス、塩化水素(HCl)ガス、及びヨウ化水素(HI)ガスのうちの少なくとも1種以上のガスと、酸素ガスとを含む混合ガスを用いる。エッチングガスに酸素ガスが添加されていることで、シリコン窒化膜14及びシリコン酸化膜12に対するシリコン基板10のエッチング選択比を高くすることができる。これにより、メインエッチングにおいて、シリコン酸化膜12の周縁部がエッチングされて後退するのを抑制し、ハードマスク20におけるシリコン酸化膜12の幅とシリコン窒化膜14の幅との差が変動するのを抑制することができる。
例えば、反応生成物22が堆積していた部分のシリコン酸化膜12の膜厚が10nmの場合、深さ300nmのトレンチ26を形成するためには、シリコン基板10のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が30以上になるようにエッチング条件を設定する。なお、トレンチ26を形成するためのメインエッチングの前に自然酸化膜を除去するためのエッチングを行う場合には、自然酸化膜を除去するエッチングにより除去されるシリコン酸化膜12の量を考慮した実効的なエッチング選択比が30以上になるようにエッチング条件を設定する。
具体的なメインエッチングの条件としては、例えば、ICPエッチング装置を用い、チャンバ内圧力を40mTorr、ICPコイルのパワーを1000W、RFバイアスのピーク電圧を400V、エッチングガスをHBr/O、HBr/O流量を450/13sccmとする。この場合、シリコン基板10のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比として、シリコン酸化膜12の肩部で30以上、平坦な領域で50以上の選択比が得られることが実験的に確認されている。
なお、ハードマスク20のシリコン酸化膜12の膜厚は、例えば5nm以上に設定することが望ましい。これは、シリコン酸化膜12の膜厚が例えば5nmよりも小さいと、シリコン酸化膜12がトレンチエッチングのマスクとして十分に機能することができないた
めである。さらに、シリコン酸化膜12の膜厚は、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1以下に設定することが望ましい。この点については後述する。
次いで、トレンチ26が形成されたシリコン基板10を熱酸化し、トレンチ26の内壁及び底面に、例えば膜厚20nmのシリコン酸化膜(図示せず)を形成する。
次いで、トレンチ26が形成されたシリコン基板10の全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚500nmのシリコン酸化膜28を堆積する。これにより、トレンチ26内は、シリコン酸化膜28により埋め込まれる(図2(c))。
次いで、例えばCMP法により、シリコン窒化膜14をストッパとしてシリコン窒化膜14の表面が露出するまでシリコン酸化膜28を研磨し、シリコン窒化膜14上のシリコン酸化膜28を除去する(図3(a))。
本実施形態による半導体装置の製造方法では、トレンチエッチングに用いたハードマスク20において、シリコン窒化膜14の幅が、シリコン酸化膜12の幅よりも狭くなっている。このため、シリコン酸化膜28は、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有している。
次いで、シリコン酸化膜28をエッチングすることにより、シリコン酸化膜28の上層部分を一部除去する(図3(b))。これにより、シリコン酸化膜28の表面を、シリコン窒化膜14の表面と活性領域24のシリコン基板10の表面との間の高さまで低くする。
なお、この後、シリコン窒化膜14を除去する工程後、後述のゲート絶縁膜32を形成する工程前に、イオン注入の後処理等として一連のウェットエッチングが行われる。この一連のウェットエッチングにより、トレンチ26が形成された領域におけるシリコン酸化膜28は、厚さd2の分だけ上層部分が更に除去される。また、活性領域24のシリコン基板10の周縁部上では、一連のウェットエッチングにより、厚さd2のシリコン酸化膜(シリコン酸化膜12の残存部分及びシリコン酸化膜28の張り出し部28a)が除去され、シリコン基板10の表面が露出する。
このように厚さd2の分だけシリコン酸化膜が除去されることにより、活性領域10のシリコン基板10の表面とシリコン酸化膜28の表面との間に段差がほぼなくなるように、基板表面が平坦化される。そこで、この厚さd2を予め見積もっておき、図3(b)に示すシリコン酸化膜28のエッチングでは、図示するように、厚さd2の分のシリコン酸化膜が残るように、シリコン酸化膜28の上層部分を一部除去する。すなわち、図3(b)に示すシリコン酸化膜28のエッチングでは、活性領域10のシリコン基板10の表面からシリコン酸化膜28の表面までの高さが、一連のウェットエッチングにより除去されるシリコン酸化膜の厚さに相当するまで、シリコン酸化膜28の上層部分を一部除去する。
次いで、例えば熱リン酸を用いたウェットエッチングにより、シリコン窒化膜14を除去する(図3(c))。
シリコン窒化膜14を除去した後、フッ酸等を用いたウェットエッチングによりシリコン酸化膜12の露出した部分を除去し、活性領域24のシリコン基板10の表面を露出する。このウェットエッチングの際、シリコン酸化膜28はエッチングされて膜減りする。
次いで、シリコン基板10上に犠牲酸化膜(図示せず)を形成した後、シリコン基板10内にウェル、チャネルを形成するためのイオン注入を適宜行う。
次いで、フッ酸等を用いたウェットエッチングにより犠牲酸化膜を除去し、活性領域24のシリコン基板10の表面を露出する。このウェットエッチングの際、シリコン酸化膜28はエッチングされて膜減りする。
上述したシリコン窒化膜14を除去する工程後、ゲート絶縁膜32を形成する工程前の一連のウェットエッチングにより、活性領域24のシリコン基板10上のシリコン酸化膜、及びシリコン酸化膜28の上層部分が除去される。これにより、シリコン酸化膜28の表面の高さが、活性領域のシリコン基板10表面の高さとほぼ等しくなるように、基板表面が平坦化される(図4(a))。こうして、STI法により、シリコン基板10に、シリコン酸化膜28よりなる素子分離膜が埋め込まれてなる素子分離領域30が形成される。
一連のウェットエッチングにおいて、シリコン酸化膜28の上層部分は、等方的にエッチングされる。本実施形態による半導体装置の製造方法において、シリコン酸化膜28は、ハードマスク20におけるシリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有している。このシリコン酸化膜28の張り出し部28aにより、シリコン酸化膜28の等方的なエッチングが、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるまで進行するのを抑制することができる。こうして、活性領域24の端部周辺の素子分離領域30を保護しつつ、素子分離領域30が形成されたシリコン基板10の表面を平坦化することができる。
ここで、シリコン酸化膜28の張り出し部28aは、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出している。したがって、ハードマスク20を形成する際には、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1を、一連のウェットエッチングにより除去されるシリコン酸化膜28の厚さd2と同等に設定する。例えば厚さd2が15〜20nmの場合、間隔d1も15〜20nmに設定する。間隔d1は、ハードマスク20を形成するためのエッチングにおいてシリコン窒化膜14の側壁部分に堆積する反応生成物22の堆積量を制御することにより、厚さd2と同等に設定することができる。こうして、シリコン酸化膜28の張り出し部28aが活性領域24の周縁部上に張り出す長さを制御することにより、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるのを確実に抑制することができる。したがって、トレンチ26の側壁部分が露出するのを確実に抑制することができる。
なお、シリコン酸化膜12の膜厚が、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1よりも大きいと、シリコン酸化膜28の張り出し部28aにより活性領域24の端部周辺の素子分離領域30を十分に保護することが困難となる。したがって、シリコン酸化膜12の膜厚は、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1以下に設定することが望ましい。
また、特許文献1に記載された技術とは異なり、本実施形態による半導体装置の製造方法では、トレンチ26を形成する工程よりも前に、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14を形成している。したがって、本実施形態による半導体装置の製造方法によれば、特許文献1に記載された技術のようにプラズマ処理やウェットエッチングによりトレンチ26の側壁及び底面がダメージを受けることもない。
次いで、素子分離領域30が形成されたシリコン基板10上に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚5nmのシリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜32を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜32上に、例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのポリシリコン膜を堆積する。
次いで、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、このポリシリコン膜をパターニングする。これにより、活性領域24と素子分離領域30とにわたって延在し、ポリシリコン膜よりなるゲート電極34を形成する(図4(b))。
本実施形態による半導体装置の製造方法では、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるのが抑制されている。したがって、活性領域24の端部におけるゲートリーク電流の発生を抑制するとともに、ゲート電極34間のショートを抑制することができる。
この後、ソース/ドレイン領域、層間絶縁膜、プラグ、配線層等を適宜形成し、半導体装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、トレンチ26を形成するためのエッチングのマスクとして、活性領域24の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成するので、トレンチ26に埋め込まれるシリコン酸化膜28は、活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有するように形成される。したがって、シリコン酸化膜28の張り出し部28aにより活性領域24の端部周辺の素子分離領域30を保護し、活性領域24の端部周辺における素子分離領域30の形状不良の発生を確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、トレンチ26を形成する工程よりも前に、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14を形成するので、トレンチ26の側壁及び底面がダメージを受けることもない。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法について図5乃至図8を用いて説明する。図5乃至図8は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。なお、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し或いは簡略にする。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、トレンチエッチングの前にエッチングによりシリコン窒化膜14を縮小して、活性領域の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成する点に主たる特徴の一つがある。
まず、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、シリコン基板10上に、例シリコン酸化膜12、シリコン窒化膜14、及び反射防止膜16を順次形成する(図5(a))。
次いで、フォトリソグラフィーにより、シリコン窒化膜14上に、素子分離領域の形成予定領域を露出し、活性領域の形成予定領域を覆うフォトレジスト膜18を形成する(図5(b))。
次いで、フォトレジスト膜18をマスクとして、ドライエッチングにより、反射防止膜16、シリコン窒化膜14、及びシリコン酸化膜12を順次エッチングする。本実施形態による半導体装置の製造方法では、第1実施形態による半導体装置の製造方法のように反応生成物22が堆積するエッチング条件を用いずに、シリコン窒化膜14とシリコン酸化膜12とを互いにほぼ同じ幅にパターニングする(図5(c))。
こうして、シリコン基板10上に、互いにほぼ同じ幅にパターニングされたシリコン酸化膜12とシリコン窒化膜14との積層構造が形成され、素子分離領域の形成予定領域におけるシリコン基板10の表面が露出する。
次いで、例えばウェット処理により、シリコン窒化膜14上に残存しているフォトレジスト膜18及び反射防止膜16を除去する。
次いで、例えば熱リン酸を用いたウェットエッチングによりシリコン窒化膜14をエッチングし、シリコン窒化膜14を縮小する(図6(a))。これにより、シリコン窒化膜14の幅を、シリコン酸化膜12の幅よりも狭くする。なお、ウェットエッチングに代えて、シリコン窒化膜14のシリコン酸化膜12に対するエッチング選択比が非常に高い条件でシリコン窒化膜14を等方的にドライエッチングすることにより、シリコン窒化膜14を縮小してもよい。このドライエッチングには、ケミカルドライエッチング等を用いることができる。
こうして、シリコン基板10上に、活性領域の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20が形成される。
ハードマスク20において、同じ側におけるシリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1は、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に設定する。
また、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、ハードマスク20におけるシリコン酸化膜12の膜厚は、例えば5nm以上に設定することが望ましい。さらに、シリコン酸化膜12の膜厚は、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1以下に設定することが望ましい。
次いで、シリコン酸化膜12とシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20をマスクとして、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、シリコン基板10をドライエッチングする。これにより、シリコン基板10に、活性領域24を画定する素子分離用のトレンチ26を形成する(図6(b))。このとき、活性領域24の幅は、ハードマスク20のシリコン酸化膜12の幅により決定される。
次いで、トレンチ26が形成されたシリコン基板10を熱酸化し、トレンチ26の内壁及び底面に、例えば膜厚20nmのシリコン酸化膜(図示せず)を形成する。
次いで、トレンチ26が形成されたシリコン基板10の全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚500nmのシリコン酸化膜28を堆積する。これにより、トレンチ26内は、シリコン酸化膜28により埋め込まれる(図6(c))。
次いで、例えばCMP法により、シリコン窒化膜14をストッパとしてシリコン窒化膜14の表面が露出するまでシリコン酸化膜28を研磨し、シリコン窒化膜14上のシリコ
ン酸化膜28を除去する(図7(a))。
本実施形態による半導体装置の製造方法では、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、トレンチエッチングに用いたハードマスク20において、シリコン窒化膜14の幅が、シリコン酸化膜12の幅よりも狭くなっている。このため、シリコン酸化膜28は、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有している。
次いで、シリコン酸化膜28をエッチングすることにより、シリコン酸化膜28の上層部分を一部除去する(図7(b))。これにより、シリコン酸化膜28の表面を、シリコン窒化膜14の表面と活性領域24のシリコン基板10の表面との間の高さまで低くする。第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、厚さd2の分のシリコン酸化膜が残存するように、シリコン酸化膜28の上層部分を一部除去する。
次いで、例えば熱リン酸を用いたウェットエッチングにより、シリコン窒化膜14を除去する(図7(c))。
シリコン窒化膜14を除去した後、フッ酸等を用いたウェットエッチングによりシリコン酸化膜12の露出した部分を除去し、活性領域24のシリコン基板10の表面を露出する。このウェットエッチングの際、シリコン酸化膜28はエッチングされて膜減りする。
次いで、シリコン基板10上に犠牲酸化膜(図示せず)を形成した後、シリコン基板10内にウェル、チャネルを形成するためのイオン注入を適宜行う。
次いで、フッ酸等を用いたウェットエッチングにより犠牲酸化膜を除去し、活性領域24のシリコン基板10の表面を露出する。このウェットエッチングの際、シリコン酸化膜28はエッチングされて膜減りする。
上述したシリコン窒化膜14を除去する工程後、ゲート絶縁膜32を形成する工程前の一連のウェットエッチングにより、活性領域24のシリコン基板10上のシリコン酸化膜、及びシリコン酸化膜28の上層部分が除去される。これにより、シリコン酸化膜28の表面の高さが、活性領域のシリコン基板10表面の高さとほぼ等しくなるように、基板表面が平坦化される(図8(a))。こうして、STI法により、シリコン基板10に、シリコン酸化膜28よりなる素子分離膜が埋め込まれてなる素子分離領域30が形成される。
一連のウェットエッチングにおいて、シリコン酸化膜28の上層部分は、等方的にエッチングされる。本実施形態による半導体装置の製造方法においても、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、シリコン酸化膜28は、ハードマスク20におけるシリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有している。このシリコン酸化膜28の張り出し部28aにより、シリコン酸化膜28の等方的なエッチングが、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるまで進行するのを抑制することができる。こうして、活性領域24の端部周辺の素子分離領域30を保護しつつ、素子分離領域30が形成されたシリコン基板10の表面を平坦化することができる。
ここで、シリコン酸化膜28の張り出し部28aは、シリコン酸化膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1に相当する長さの分だけ活性領域24の周縁部上に張り出している。したがって、ハードマスク20を形成する際には、シリコン酸化
膜12の側端部とシリコン窒化膜14の側端部との間の間隔d1を、一連のウェットエッチングにより除去されるシリコン酸化膜28の厚さd2と同等に設定する。例えば厚さd2が15〜20nmの場合、間隔d1も15〜20nmに設定する。間隔d1は、シリコン窒化膜14を縮小するエッチングにおいてエッチング時間等のエッチング条件を適宜設定することにより、厚さd2と同等に設定することができる。こうして、シリコン酸化膜28の張り出し部28aが活性領域24の周縁部上に張り出す長さを制御することにより、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるのを確実に抑制することができる。したがって、トレンチ26の側壁部分が露出するのを確実に抑制することができる。
また、特許文献1に記載された技術とは異なり、本実施形態による半導体装置の製造方法では、トレンチ26を形成する工程よりも前に、シリコン窒化膜14を縮小するためのエッチングを行っている。したがって、本実施形態による半導体装置の製造方法によれば、特許文献1に記載された技術のようにプラズマ処理やウェットエッチングによりトレンチ26の側壁及び底面がダメージを受けることもない。
次いで、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、素子分離領域30が形成されたシリコン基板10上に、ゲート絶縁膜32を介してゲート電極34を形成する(図8(b))。
本実施形態による半導体装置の製造方法においても、活性領域24の端部周辺のシリコン酸化膜28に凹部が形成されるのが抑制されている。したがって、活性領域24の端部におけるゲートリーク電流の発生を抑制するとともに、ゲート電極34間のショートを抑制することができる。
この後、ソース/ドレイン領域、層間絶縁膜、プラグ、配線層等を適宜形成し、半導体装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、トレンチ26を形成するためのエッチングのマスクとして、活性領域24の幅を決定する幅にパターニングされたシリコン酸化膜12と、シリコン酸化膜12の幅よりも狭い幅にパターニングされたシリコン窒化膜14とを有するハードマスク20を形成するので、トレンチ26に埋め込まれるシリコン酸化膜28は、活性領域24の周縁部上に張り出した張り出し部28aを有するように形成される。したがって、シリコン酸化膜28の張り出し部28aにより活性領域24の端部周辺の素子分離領域30を保護し、活性領域24の端部周辺における素子分離領域30の形状不良の発生を確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、トレンチ26を形成する工程よりも前に、シリコン窒化膜14を縮小するためのエッチングを行うので、トレンチ26の側壁及び底面がダメージを受けることもない。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、パッド酸化膜としてシリコン酸化膜12を形成する場合を例に説明したが、パッド酸化膜はシリコン酸化膜に限定されるものではない。シリコン酸化膜12に代えて、例えば、シリコン基板10とはエッチング特性が異なりシリコン基板10に対するエッチング選択比を高くすることができるシリコン窒化酸化膜等の他のシリコン酸化膜系絶縁膜を形成してもよい。
また、上記実施形態では、ハードマスク20を構成するとともにCMP法によるシリコン酸化膜28の研磨のストッパとして用いられる絶縁膜としてシリコン窒化膜14を形成する場合を例に説明したが、この絶縁膜はシリコン窒化膜に限定されるものではない。シリコン窒化膜14に代えて、パッド酸化膜とはエッチング特性が異なりパッド酸化膜に対するエッチング選択比を高くすることができる絶縁膜であって、CMP法による研磨のストッパとして用いることができるものを形成することができる。具体的には、シリコン窒化膜14に代えて、例えば、シリコンリッチなシリコン窒化膜(SiRN膜)、シリコン窒化酸化膜(SiON膜)、SiC膜等を形成してもよい。
また、上記実施形態では、トレンチ26内にシリコン酸化膜28を埋め込む場合を例に説明したが、トレンチ26内に埋め込む絶縁膜はシリコン酸化膜に限定されるものではない。シリコン酸化膜28に代えて、例えば、シリコン窒化酸化膜等の他のシリコン酸化膜系絶縁膜をトレンチ26内に埋め込んでもよい。
また、上記第1実施形態では、ハードマスク20を形成する際に、シリコン窒化膜14をエッチングする工程と、シリコン酸化膜12をエッチングする工程とを同一エッチング装置の同一チャンバ内で一括して行う場合を例に説明したが、これらエッチング工程は、必ずしも同一エッチング装置の同一チャンバ内で一括して行う必要はない。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1)
半導体基板上に、前記半導体基板とはエッチング特性の異なる第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の幅よりも狭い幅を有し、前記第1の絶縁膜とはエッチング特性の異なる第2の絶縁膜とを有するマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記半導体基板に、活性領域を画定する素子分離溝を形成する工程と、
前記素子分離溝が形成された前記半導体基板上に、第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上の前記第3の絶縁膜を除去することにより、前記素子分離溝に埋め込まれ、前記活性領域の周縁部上に張り出した張り出し部を有する素子分離膜を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記素子分離膜を形成する工程の後、前記第2の絶縁膜を除去する工程と、前記活性領域上にゲート絶縁膜を形成する工程とを更に有し、
前記第2の絶縁膜を除去する工程から前記ゲート絶縁膜を形成する工程の間に行われるウェットエッチングにより前記素子分離膜が除去されて前記素子分離溝の側壁部分が露出しないように、前記素子分離膜の前記張り出し部が前記活性領域の前記周縁部上に張り出す長さを制御する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記3)
付記2記載の半導体装置の製造方法において、
前記素子分離膜を形成する工程の後、前記第2の絶縁膜を除去する工程の前に、前記素子分離膜の上層部分を一部除去する工程を更に有し、
前記素子分離膜の上層部分を一部除去する工程では、前記ウェットエッチングにより前記素子分離膜の前記上層部分が除去されて前記半導体基板の表面が平坦化されるように、前記素子分離膜の前記上層部分を一部除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4)
付記2又は3記載の半導体装置の製造方法において、
前記マスク膜における前記第1の絶縁膜の前記一側の側端部と前記第2の絶縁膜の前記一側の側端部との間の間隔は、前記ウェットエッチングにより除去される前記素子分離膜の前記上層部分の厚さと同等である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記マスク膜を形成する工程は、
前記半導体基板上に、前記第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜を形成する工程と、
第1のドライエッチングにより、反応生成物が側壁部分に堆積する条件で前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、
前記側壁部分に前記反応生成物が堆積した前記第2の絶縁膜をマスクとして、第2のドライエッチングにより前記第1の絶縁膜をパターニングする工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6)
付記5記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のドライエッチングにより前記第2の絶縁膜をパターニングする工程では、フルオロカーボン系ガスを含むエッチングガスを用いる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7)
付記6記載の半導体装置の製造方法において、
前記エッチングガスは、酸素ガスを更に含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8)
付記5乃至7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記マスク膜を形成する工程の後、前記素子分離溝を形成する工程の前に、前記第2の絶縁膜の前記側壁部分に堆積した前記反応生成物を除去する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9)
付記8記載の半導体装置の製造方法において、
前記反応生成物を除去する工程では、フッ酸及び硫酸過水、又はフッ酸及びアンモニア過水を用いて前記反応生成物を除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
付記8記載の半導体装置の製造方法において、
前記反応生成物を除去する工程では、酸素プラズマ処理により前記反応生成物を除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記11)
付記5乃至10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記マスク膜を形成する工程では、前記第1のドライエッチングにより前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、前記第2のドライエッチングにより前記第1の絶縁膜をパターニングする工程とを同一のチャンバ内で行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12)
付記5乃至11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のドライエッチングを行うチャンバ内の圧力は、40〜200mTorrである
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記13)
付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記マスク膜を形成する工程は、
前記半導体基板上に、前記第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、
前記第2の絶縁膜を縮小し、前記第1の絶縁膜の幅よりも前記第2の絶縁膜の幅を狭くする工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記14)
付記13記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2の絶縁膜を縮小する工程では、熱リン酸を用いたウェットエッチングにより前記第2の絶縁膜を縮小する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15)
付記13記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2の絶縁膜を縮小する工程では、ドライエッチングにより前記第2の絶縁膜を縮小する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記16)
付記1乃至15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜の膜厚は、5nm以上であり、かつ、前記マスク膜における前記第1の絶縁膜の一側の側端部と前記第2の絶縁膜の前記一側の側端部と間の間隔以下である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記17)
付記1乃至16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記素子分離溝を形成する工程では、臭化水素ガス、塩素ガス、塩化水素ガス、及びヨウ化水素ガスからなる群から選ばれた少なくとも1種以上のガスと、酸素ガスとを含む混合ガスを用いたドライエッチングにより、前記半導体基板をエッチングする
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記18)
付記1乃至17のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜系絶縁膜であり、
前記第2の絶縁膜は、シリコン窒化膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 従来のSTI法による素子分離領域の形成方法を示す工程断面図(その1)である。 従来のSTI法による素子分離領域の形成方法を示す工程断面図(その2)である。
符号の説明
10…シリコン基板
12…パッド酸化膜
14…シリコン窒化膜
16…反射防止膜
18…フォトレジスト膜
20…ハードマスク
22…反応生成物
24…活性領域
26…トレンチ
28…シリコン酸化膜
28a…張り出し部
30…素子分離領域
32…ゲート絶縁膜
34…ゲート電極
100…シリコン基板
102…シリコン酸化膜
104…シリコン窒化膜
106…トレンチ
108…シリコン酸化膜
110…素子分離領域
112…活性領域
114…ゲート絶縁膜
116…ゲート電極
118…凹部

Claims (10)

  1. 半導体基板上に、前記半導体基板とはエッチング特性の異なる第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の幅よりも狭い幅を有し、前記第1の絶縁膜とはエッチング特性の異なる第2の絶縁膜とを有するマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記半導体基板に、活性領域を画定する素子分離溝を形成する工程と、
    前記素子分離溝が形成された前記半導体基板上に、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上の前記第3の絶縁膜を除去することにより、前記素子分離溝に埋め込まれ、前記活性領域の周縁部上に張り出した張り出し部を有する素子分離膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記素子分離膜を形成する工程の後、前記第2の絶縁膜を除去する工程と、前記活性領域上にゲート絶縁膜を形成する工程とを更に有し、
    前記第2の絶縁膜を除去する工程から前記ゲート絶縁膜を形成する工程の間に行われるウェットエッチングにより前記素子分離膜が除去されて前記素子分離溝の側壁部分が露出しないように、前記素子分離膜の前記張り出し部が前記活性領域の前記周縁部上に張り出す長さを制御する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記素子分離膜を形成する工程の後、前記第2の絶縁膜を除去する工程の前に、前記素子分離膜の上層部分を一部除去する工程を更に有し、
    前記素子分離膜の上層部分を一部除去する工程では、前記ウェットエッチングにより前記素子分離膜の前記上層部分が除去されて前記半導体基板の表面が平坦化されるように、前記素子分離膜の前記上層部分を一部除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2又は3記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスク膜における前記第1の絶縁膜の前記一側の側端部と前記第2の絶縁膜の前記一側の側端部との間の間隔は、前記ウェットエッチングにより除去される前記素子分離膜の前記上層部分の厚さと同等である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスク膜を形成する工程は、
    前記半導体基板上に、前記第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜を形成する工程と、
    第1のドライエッチングにより、反応生成物が側壁部分に堆積する条件で前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、
    前記側壁部分に前記反応生成物が堆積した前記第2の絶縁膜をマスクとして、第2のドライエッチングにより前記第1の絶縁膜をパターニングする工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1のドライエッチングにより前記第2の絶縁膜をパターニングする工程では、フルオロカーボン系ガスを含むエッチングガスを用いる
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5又は6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスク膜を形成する工程の後、前記素子分離溝を形成する工程の前に、前記第2の絶縁膜の前記側壁部分に堆積した前記反応生成物を除去する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスク膜を形成する工程では、前記第1のドライエッチングにより前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、前記第2のドライエッチングにより前記第1の絶縁膜をパターニングする工程とを同一のチャンバ内で行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスク膜を形成する工程は、
    前記半導体基板上に、前記第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、前記第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、
    前記第2の絶縁膜を縮小し、前記第1の絶縁膜の幅よりも前記第2の絶縁膜の幅を狭くする工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜の膜厚は、5nm以上であり、かつ、前記マスク膜における前記第1の絶縁膜の一側の側端部と前記第2の絶縁膜の前記一側の側端部と間の間隔以下である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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