JP2009115840A - アクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】階調再現性に優れ、輝度ムラを抑制できるアクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】アクティブマトリクス型表示装置は、複数の映像信号線と、複数の駆動トランジスタ及び複数の表示素子を有した複数の画素と、駆動部とを備えている。駆動部は、第1キャンセル期間T2に、駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を閾値電圧に設定し、書込み期間T3に、表示素子に表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧を画素に記憶させ、駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、第2キャンセル期間T4に、駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、表示期間T5に、駆動トランジスタから駆動信号を表示素子に出力させる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、アクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法に関する。
近年、アクティブマトリクス型表示装置として、アクティブマトリクス型有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が開発されている。アクティブマトリクス型有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置では、各画素で表示させる画像の階調を、映像信号の大きさで制御している。映像信号として電圧信号を利用するアクティブマトリクス型有機EL表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された表示装置の画素は、pチャネル電界効果トランジスタである駆動トランジスタと、有機EL素子と、第1及び第2キャパシタと、第1乃至第3スイッチングトランジスタとを含んでいる。駆動トランジスタと第1スイッチングトランジスタと有機EL素子とは、高電位電源線と低電位電源線との間で、この順に直列に接続されている。第1キャパシタは、高電位電源線と駆動トランジスタのゲートとの間に接続されている。第2スイッチングトランジスタは、駆動トランジスタのドレインとゲートとの間に接続されている。第2キャパシタの一方の電極は、駆動トランジスタのゲートに接続されている。第3スイッチングトランジスタは、映像信号線と第2キャパシタの他方の電極との間に接続されている。
この表示装置では、画素間で駆動トランジスタの閾値電圧がばらついていたとしても、それに起因して、有機EL素子に流す駆動電流の大きさがばらつくことはない。しかしながら、この表示装置では、画素間で駆動トランジスタの移動度がばらついている場合、それに起因して、駆動電流の大きさがばらつく。そのため、この表示装置では、階調再現性が画素毎にばらつく可能性がある。
ここで、駆動トランジスタの移動度のばらつきを抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。これにより、移動度のばらつきに起因する輝度ムラを抑制することができる。
米国特許第6229506号明細書 特開2007−10993号公報
しかしながら、上記移動度のばらつきを抑制する技術を用いた場合、駆動トランジスタの閾値電圧にばらつきが生じ、これに起因して有機EL素子に流す駆動電流の大きさにばらつきが生じてしまう。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、階調再現性に優れ、輝度ムラを抑制できるアクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係るアクティブマトリクス型表示装置は、
複数の映像信号線と、
複数の駆動トランジスタ及び前記複数の駆動トランジスタのドレインに接続された複数の表示素子を有し、前記各映像信号線に接続された複数の画素と、
前記複数の画素及び複数の映像信号線に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、
第1キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記駆動トランジスタの閾値電圧に設定し、
前記第1キャンセル期間に続く書込み期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインの接続を断たせ、前記表示素子に表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧を前記画素に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
前記書込み期間中又は書込み期間経過後であるとともに前記第1キャンセル期間より短い第2キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
前記書込み期間及び第2キャンセル期間経過後の表示期間に、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させる。
また、本発明の他の態様に係るアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法は、
複数の映像信号線と、複数の駆動トランジスタ及び前記複数の駆動トランジスタのドレインに接続された複数の表示素子を有し、前記各映像信号線に接続された複数の画素と前記複数の画素及び複数の映像信号線に接続された駆動部と、を備えたアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法において、
第1キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記駆動トランジスタの閾値電圧に設定し、
前記第1キャンセル期間に続く書込み期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインの接続を断たせ、前記表示素子に表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧を前記画素に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
前記書込み期間中又は書込み期間経過後であるとともに前記第1キャンセル期間より短い第2キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
前記書込み期間及び第2キャンセル期間経過後の表示期間に、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させる。
この発明によれば、階調再現性に優れ、輝度ムラを抑制できるアクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明に係るアクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法を有機EL表示装置および有機EL表示装置の駆動方法に適用した実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一態様に係る表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1の表示装置に採用可能な構造の一例を概略的に示す部分断面図である。図3は、図1の表示装置が含む画素の等価回路図である。なお、図2では、表示装置を、その表示面,すなわち前面又は光出射面,が下方を向き、背面が上方を向くように描いている。
この表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した下面発光型の有機EL表示装置である。この有機EL表示装置は、図1に示すように、表示パネルDPと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは駆動部10を形成している。
表示パネルDPは、図1及び図2に示すように、例えば、ガラス基板などの絶縁基板SUBを含んでいる。基板SUB上には、図2に示すように、アンダーコート層UCが形成されている。アンダーコート層UCは、例えば、基板SUB上にSiN層とSiO層とをこの順に積層してなる。
アンダーコート層UC上では、チャネル層SCが配列している。各チャネル層SCは、例えば、p型領域とn型領域とを含んだポリシリコン層である。アンダーコート層UC上では、図示しない下部電極がさらに配列している。これら下部電極は、例えば、n型ポリシリコン層である。
チャネル層SC及び下部電極は、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GIは、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)などを用いて形成することができる。
ゲート絶縁膜GI上には、図1及び図3に示す走査信号線SL1乃至SL6が形成されている。走査信号線SL1乃至SL6は、図1に示すように、各々が後述する画素PXの行方向(X方向)に延びており、画素PXの列方向(Y方向)に配列している。走査信号線SL1乃至SL6は、例えばMoWなどからなる。
ゲート絶縁膜GI上では、図示しない上部電極がさらに配列している。これら上部電極は、例えばMoWなどからなる。上部電極は、走査信号線SL1乃至SL4と同一の工程で形成することができる。
走査信号線SL1、SL2、SL4、SL5及びSL6のそれぞれはチャネル層SCと交差しており、これら交差部は薄膜トランジスタを構成している。また、上部電極はチャネル層SCと交差しており、これら交差部も薄膜トランジスタを構成している。
具体的には、走査信号線SL1とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1乃至図3に示す出力スイッチSWaである。走査信号線SL2とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1及び図3に示す書込みスイッチSWdである。走査信号線SL4とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1及び図3に示す第2リセットスイッチSWbである。
走査信号線SL5とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1及び図3に示すキャンセルスイッチSWcである。走査信号線SL6とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1及び図3に示す第1リセットスイッチSWeである。上部電極とチャネル層SCとの交差部が形成している薄膜トランジスタは、図1及び図3に示す駆動トランジスタDRである。
なお、この例では、駆動トランジスタDR及びスイッチSWa乃至SWeは、トップゲート型のpチャネル薄膜トランジスタである。また、図2において参照符号Gで示す部分は、走査信号線SL1に接続された、出力スイッチSWaのゲートである。
上部電極は、下部電極と向き合っている。上部電極と下部電極とそれらの間に介在している絶縁膜GIとは、図1及び図3に示す第1容量部Ck及び第2容量部Csを構成している。ここでは、第1容量部Ck及び第2容量部Csはキャパシタである。
ゲート絶縁膜GI、走査信号線SL1乃至SL6、及び上部電極は、図2に示す層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜IIは、例えばプラズマCVD法などにより成膜されたSiOなどからなる。
層間絶縁膜II上には、図1及び図3に示す映像信号線VLと基準信号線BLと電源線PSLとが形成されている。層間絶縁膜II上には、図2に示すソース電極SE及びドレイン電極DEがさらに形成されている。
映像信号線VLは、図1に示すように、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。映像信号線VLは、書込みスイッチSWdのソースに接続されている。基準信号線BLは、この例では、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。基準信号線BLは、第2リセットスイッチSWbのソースに接続されている。電源線PSLは、この例では、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。電源線PSLは、駆動トランジスタDRのソースと第2容量部Csとに接続されている。
ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜II及びゲート絶縁膜GIに設けられたコンタクトホールを介してチャネル層SCのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ接続されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、画素PXが含む素子間の接続に利用されている。
映像信号線VLと基準信号線BLと電源線PSLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、例えば、Mo/Al/Moの三層構造を有している。これらは、同一工程で形成可能である。
映像信号線VLと基準信号線BLと電源線PSLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、図2に示すパッシベーション膜PSで被覆されている。パッシベーション膜PSは、例えばSiNなどからなる。
パッシベーション膜PS上では、画素電極PEが配列している。各画素電極PEは、パッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを介して、図2の出力スイッチSWaのドレイン電極DEに接続されている。
画素電極PEは、この例では光透過性の前面電極である。また、画素電極PEは、この例では陽極である。画素電極PEの材料としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明な導電材料を使用することができる。
パッシベーション膜PS上には、さらに、隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIは、画素電極PEに対応した位置に貫通孔を有している。隔壁絶縁層PIは、例えば、有機絶縁層である。隔壁絶縁層PIは、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成されている。
画素電極PE上には、活性層として、発光層を含んだ有機物層ORGが形成されている。発光層は、例えば、発光色が赤色、緑色、又は青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。この有機物層ORGは、発光層に加え、正孔注入層、正孔輸送層、正孔ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
隔壁絶縁層PI及び有機物層ORGは、対向電極CEで被覆されている。この例では、対向電極CEは、画素PX間で互いに接続された電極,すなわち共通電極,である。また、この例では、対向電極CEは、陰極であり且つ光反射性の背面電極である。対向電極CEは、例えば、パッシベーション膜PSと隔壁絶縁層PIとに設けられたコンタクトホールを介して、映像信号線VLと同一の層上に形成された電極配線(図示せず)に電気的に接続されている。各々の有機EL素子OLEDは、画素電極PEと、有機物層ORGと、対向電極CEとを含んでいる。
各画素PXは、図1に示すように、駆動トランジスタDRと、スイッチSWa乃至SWeと、表示素子としての有機EL素子OLEDと、第1容量部Ckと、第2容量部Csとを含んでいる。上記の通り、この例では、駆動トランジスタDR及びスイッチSWa乃至SWeはpチャネル薄膜トランジスタである。
駆動トランジスタDRと出力スイッチSWaと有機EL素子OLEDとは、第1電源端子ND1と第2電源端子ND2との間で、この順に直列に接続されている。この例では、電源端子ND1は高電位電源端子であり、電源端子ND2は低電位電源端子である。
具体的には、駆動トランジスタDRのソースは電源端子ND1に接続されており、有機EL素子OLEDの対向電極CEは電源端子ND2に接続されている。出力スイッチSWaは、駆動トランジスタDRのドレインと有機EL素子OLEDの画素電極PEとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL1に接続されている。出力スイッチSWaは、走査信号線SL1から供給される制御信号BGに応答してオン(導通状態)、オフ(非導通状態)される。
キャンセルスイッチSWcは、駆動トランジスタDRのゲートとドレインとの間に接続されている。キャンセルスイッチSWcのゲートは、走査信号線SL5に接続されている。キャンセルスイッチSWcは、走査信号線SL5から供給される制御信号CGに応答してオン、オフされる。
書込みスイッチSWdは、映像信号線VLと第1容量部Ckとの間に接続されている。書込みスイッチSWdのゲートは、走査信号線SL2に接続されている。書込みスイッチSWdは、走査信号線SL2から供給される制御信号SGに応答してオン、オフされる。書込みスイッチSWdは、映像信号線VLを介して伝送される映像信号電圧Vsig1を出力させるかどうか切換えるものである。
第1リセットスイッチSWeは、走査信号線SL3と駆動トランジスタDRのゲートとの間に接続されている。第1リセットスイッチSWeのゲートは、走査信号線SL6に接続されている。第1リセットスイッチSWeは、走査信号線SL6から供給される制御信号RG1に応答してオン、オフされる。第1リセットスイッチSWeは、走査信号線SL3を介して伝送されるリセット電圧RSを出力させるかどうか切換えるものである。
第2リセットスイッチSWbは、基準信号線BLと第1容量部Ckとの間に接続されている。第2リセットスイッチSWbのゲートは、走査信号線SL4に接続されている。第2リセットスイッチSWbは、走査信号線SL4から供給される制御信号RG2に応答してオン、オフされる。第2リセットスイッチSWbは、基準信号線BLを介して伝送される基準電圧Vsig0を出力させるかどうか切換えるものである。
第1容量部Ckは、駆動トランジスタDRのゲート並びに第2リセットスイッチSWb及び書込みスイッチSWd間に接続されている。より詳しくは、第1容量部Ckの上部電極が駆動トランジスタDRのゲートに接続されている。第1容量部Ckの下部電極が第2リセットスイッチSWb及び書込みスイッチSWdに接続されている。第1容量部Ckは、基準電圧Vsig0及び映像信号電圧Vsig1を保持(記憶)するものである。
第2容量部Csは、駆動トランジスタDRのゲート及びソース間に接続されている。より詳しくは、第2容量部Csの上部電極が駆動トランジスタDRのゲートに接続されている。第2容量部Csの下部電極が駆動トランジスタDRのソースに接続されている。第2容量部Csは、駆動トランジスタDRのゲート及びソース間の電位差を保持するものである。
映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、この例では、表示パネルDPにCOG(chip on glass)実装している。映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、COG実装する代わりに、TCP(tape carrier package)実装してもよい。
映像信号線ドライバXDRには、映像信号線VLが接続されている。この例では、映像信号線ドライバXDRには、基準信号線BLと電源線PSLとがさらに接続されている。映像信号線ドライバXDRは、映像信号線VLに映像信号として映像信号電圧Vsig1を出力する。加えて、映像信号線ドライバXDRは、基準信号線BLにリセット信号として基準電圧Vsig0(定電圧)を出力すると共に、電源線PSLに電源電圧を供給する。
走査信号線ドライバYDRには、走査信号線SL1乃至SL6が接続されている。この例では、走査信号線ドライバYDRには、制御信号線である走査信号線SL3がさらに接続されている。走査信号線ドライバYDRは、走査信号線SL1、SL2、SL4、SL5及びSL6にそれぞれ走査信号として電圧信号を出力する。加えて、走査信号線ドライバYDRは、走査信号線SL3に走査信号又は制御信号としてリセット電圧RSを出力する。
次に、有機EL素子OLEDに発光(画像を表示)させる場合の画素PXの動作について説明する。
上記のように構成された有機EL表示装置において、画素PXの動作は、リセット動作、第1キャンセル動作、書込み動作、第2キャンセル動作及び表示動作としての発光動作に分けられる。これら一連の動作は、例えば、1垂直走査期間に行われる。
ここで、図4は、制御信号BG、RG1、RG2、CG、SGのオン、オフタイミングと、基準電圧Vsig0と、映像信号電圧Vsig1と、リセット電圧RSと、駆動トランジスタDRのゲート電位を示すタイミングチャートである。
まず、リセット動作について説明する。
リセット動作は、リセット期間T1行われる。リセット期間T1の長さは、例えば、1水平走査期間である。
図5には、リセット期間T1における画素PXを示している。
図1、図3、図4及び図5に示すように、リセット動作では、走査信号線ドライバYDRから、書込みスイッチSWd及びキャンセルスイッチSWcをオフ状態とするレベル(オフ電位)、ここでは、ハイレベルの制御信号SG、SCが出力されている状態で、出力スイッチSWaをオフ状態とするオフ電位の制御信号BGが出力される。
同時に、走査信号線ドライバYDRから、第1リセットスイッチSWe及び第2リセットスイッチSWbをオン状態とするレベル(オン電位)、ここではローレベルの制御信号RG1、RG2が出力される。
このため、出力スイッチSWaがオフ、第1リセットスイッチSWe及び第2リセットスイッチSWbがオンに切換えられる。これにより、駆動トランジスタDRのゲート電位がオン電位に設定されるとともに第1容量部Ckの第2リセットスイッチSWb側の電極(下部電極)が、映像信号線ドライバXDRから、基準信号線BL及び第2リセットスイッチSWbを介して供給される基準電圧Vsig0により基準電位(Vsig0)に設定される。
次に、第1キャンセル動作について説明する。
第1キャンセル動作は、リセット期間T1に続く第1キャンセル期間T2に行われる。第1キャンセル期間T2の長さは、例えば、2水平走査期間(1H×2)である。
図6には、第1キャンセル期間T2における画素PXを示している。
図1、図3、図4及び図6に示すように、第1キャンセル動作では、走査信号線ドライバYDRから、出力スイッチSWa及び書込みスイッチSWdにオフ電位の制御信号BG、SGの出力が維持され、第2リセットスイッチSWbにオン電位の制御信号RG2の出力が維持され、第1リセットスイッチSWeにオフ電位の制御信号RG1が出力され、キャンセルスイッチSWcにオン電位の制御信号CGが出力される。
このため、第1リセットスイッチSWeがオフ、キャンセルスイッチSWcがオンに切換えられる。これにより、駆動トランジスタDRのゲート及びドレインの電位は同電位になり、その状態を保ったまま駆動トランジスタDRにキャンセル電流が流れ、駆動トランジスタDRのゲート及びソースの間の電圧は閾値電圧に徐々に近づいて行くことになる。
この実施の形態のように、第1キャンセル期間T2を十分にとれば駆動トランジスタDRのゲート及びソースの間の電圧は閾値電圧に到達し、第1容量部Ckには閾値電圧に相当する電位差が保持(記憶)される。
次に、書込み動作について説明する。
書込み動作は、第1キャンセル期間T2に続く書込み期間T3に行われる。ここでは、書込み期間T3の長さは、1水平走査期間(1H)より短い。
図7には、書込み期間T3における画素PXを示している。
図1、図3、図4及び図7に示すように、第1書込み動作では、走査信号線ドライバYDRから、出力スイッチSWa及び第1リセットスイッチSWeにオフ電位の制御信号BG、RG1の出力が維持され、第2リセットスイッチSWb及びキャンセルスイッチSWcにオフ電位の制御信号RG2、CGが出力され、書込みスイッチSWdにオン電位の制御信号SGが出力される。
このため、第2リセットスイッチSWb及びキャンセルスイッチSWcがオフ、書込みスイッチSWdがオンに切換えられる。これにより、第1容量部Ckの書込みスイッチSWd側の電極(下部電極)の電位は、映像信号線ドライバXDRから、映像信号線VL及び書込みスイッチSWdを介して供給される映像信号電圧Vsig1により、基準電位(Vsig0)から映像信号電位(Vsig1)に変位される。
すなわち、有機EL素子OLEDに表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧Vsig1を書込みスイッチSWdを介して第1容量部Ckに印加し第1容量部Ckに記憶させる。
そして、第1容量部Ckの下部電極の電位変化にともない、駆動トランジスタDRのゲート電位は、閾値電圧を基点として(Vsig1−Vsig0)×Ck/(Ck+Cs)だけ変位する。なお、第1容量部Ckの容量をCk、第2容量部Csの容量をCsとした。
次に、第2キャンセル動作について説明する。
第2キャンセル動作は、書込み期間T3中であるとともに第1キャンセル期間T2より短い第2キャンセル期間T4に行われる。
図8には、第2キャンセル期間T4における画素PXを示している。
図1、図3、図4及び図8に示すように、第2キャンセル動作では、走査信号線ドライバYDRから、出力スイッチSWa、第1リセットスイッチSWe及び第2リセットスイッチSWbにオフ電位の制御信号BG、RG1、RG2の出力が維持され、書込みスイッチSWdにオン電位の制御信号SGの出力が維持され、キャンセルスイッチSWcにオン電位の制御信号CGが出力される。
このため、キャンセルスイッチSWcがオンに切換えられる。これにより、駆動トランジスタDRのゲート及びドレインを同電位にさせ、駆動トランジスタDRのゲート及びソース間の電圧を変化させる。より詳しく説明すると、駆動トランジスタDRのゲート及びソースの間の電圧は上記閾値電圧に徐々に近づいて行くが、閾値電圧に到達する前に制御信号CGをオフ電位に設定し、キャンセルスイッチSWcを非導通状態としている。すなわち、短い時間で第2キャンセル期間T4を終了させている。
ここで、有機EL表示装置の有する複数の駆動トランジスタDRは、製造上、特性にばらつきが生じて形成されるが、第2キャンセル期間T4の初期キャンセル電流は移動度の高い駆動トランジスタDRで多く、移動度の低い駆動トランジスタDRで少ない。
したがって、この実施の形態のように短時間の第2キャンセル動作では、移動度の高い駆動トランジスタDRの方が移動度の低い駆動トランジスタDRよりゲート電位が上記閾値電圧に近い状態になり、移動度のばらつきの補償がゲート電位の自動調整の形で行われた状態になる。
すなわち、上記した書込み動作及び第2キャンセル動作により、画像の階調を得るための電位だけ駆動トランジスタDRのゲート電位を変位させることができ、さらに、移動度のばらつきを補償することができる。言い換えると、駆動トランジスタDRのゲート電位は、所望のタイミングで所望の発光電流を流すことができる状態に設定される。
次に、発光動作について説明する。
発光動作は、書込み期間T3及び第2キャンセル期間T4経過後の表示期間としての発光期間T5に行われる。発光期間T5の長さは、例えば、リセット期間T1の開始から1垂直走査期間が終了するまでの間である。
図9には、発光期間T5における画素PXを示している。
図1、図3、図4及び図9に示すように、発光動作では、走査信号線ドライバYDRから、第1リセットスイッチSWe、第2リセットスイッチSWb及びキャンセルスイッチSWcにオフ電位の制御信号RG1、RG2、CGの出力が維持され、書込みスイッチSWdにオフ電位の制御信号SGが出力され、出力スイッチSWaにオン電位の制御信号BGが出力される。
このため、書込みスイッチSWdがオフ、出力スイッチSWaがオンに切換えられる。これにより、駆動トランジスタDRから駆動信号を有機EL素子OLEDに出力させる。言い換えると、有機EL素子OLEDに、画像の階調に応じた駆動電流が与えられる。
以上のように構成された有機EL表示装置および有機EL表示装置の駆動方法によれば、上述したようにキャンセルスイッチSWcを導通状態にする期間を2回(第1キャンセル期間T2、第2キャンセル期間T4)設けている。
1回目の期間(第1キャンセル期間T2)を長く取り、駆動トランジスタDRに対する十分な閾値キャンセル動作を行った後、容量結合で再度駆動トランジスタDRを導通状態にし、2回目の導通期間(第2キャンセル期間T4)を閾値キャンセルには不十分な期間まで短くしている。これにより、駆動トランジスタDRの移動度ばらつきをゲート電位分布で吸収することができる。
映像信号電位(Vsig1)を複数レベル設定し、書込み期間T3に駆動トランジスタDRのゲート電位をオン側にシフトする際、有機EL素子OLEDに表示させる画像の階調に応じてシフト量を変えている。このシフトは、容量結合で行っている。
これにより、移動度ばらつき分がキャンセルされ、階調に応じた発光電流が流れるように駆動トランジスタDRンゲート電位が設定されるため、閾値電圧ばらつきの影響、移動度ばらつきの影響ともに抑制することが可能となる。
上記したことから、階調再現性に優れ、輝度ムラを抑制できる有機EL表示装置および有機EL表示装置の駆動方法を得ることができる。
ここで、本願発明者は、発光電流に対する電流ばらつき(輝度ばらつき)を調査した。調査する際、駆動トランジスタDR、第1容量部Ck及び第2容量部Csの特性、第1キャンセル期間T2及び第2キャンセル期間T4の長さ等を具体的に設定して行った。
具体的な設定として、例えば、駆動トランジスタDRの平均移動度100cm/Vsec、平均閾値電圧を−2.6V、W/L=24/24、第1容量部Ckの容量を2.0pF、第2容量部Csの容量を1.0pF、第1キャンセル期間T2を180μs、第2キャンセル期間T4を1μsとした。また、第1キャンセル期間T2における閾値キャンセル初期電流を1000nA、映像信号電位(Vsig1)の振幅を6Vppとした。
この場合、駆動トランジスタDRの移動度がレンジで10%、閾値電圧がレンジで0.1Vばらついた場合の発光電流と電流ばらつきとの関係を図10に示す。同図から解るように、第2キャンセル動作を設けることで、少なくとも1nAから1μAの発光電流範囲で輝度ばらつきが視認されないようにすることができる。
図11は、上記第2キャンセル動作を設けていない場合の発光電流に対する電流ばらつきを示したものである。低電流(低輝度)側では電流ばらつき(輝度ばらつき)が抑制されているものの、高電流(高輝度)側では電流ばらつき(輝度ばらつき)が生じ、表示不良となる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、図12に示すように、第2キャンセル期間T4は、書込み期間T3経過後であっても良い。この場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態と同様の閾値キャンセル機能を持つ電圧信号方式画素PXに本発明の駆動方法を適用しても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることが期待できる。
駆動トランジスタDR、及びスイッチSWa乃至SWeは、pチャネル型のトランジスタに限らず、nチャネル型のトランジスタにより構成してもよい。
この発明は、有機EL表示装置および有機EL表示装置の駆動方法に限定されるものではなく、アクティブマトリクス型表示装置及びアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であれば適用可能である。
本発明の実施の形態に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図。 上記有機EL表示装置の出力スイッチ及び有機EL素子を示す断面図。 上記有機EL表示装置における画素の等価回路を示す平面図。 上記有機EL表示装置の駆動方法における制御信号のオン、オフ(high、low)タイミングを示すタイミングチャートであり、基準電圧、映像信号電圧、駆動トランジスタのゲート電位及びリセット電圧を併せて示す図。 上記有機EL表示装置のリセット動作における画素の等価回路を示す図。 上記有機EL表示装置の第1キャンセル動作における画素の等価回路を示す図。 上記有機EL表示装置の書込み動作における画素の等価回路を示す図。 上記有機EL表示装置の第2キャンセル動作における画素の等価回路を示す図。 上記有機EL表示装置の発光動作における画素の等価回路を示す図。 上記有機EL表示装置における発光電流に対する電流ばらつきの変化をグラフで示す図。 比較例の有機EL表示装置における発光電流に対する電流ばらつきの変化をグラフで示す図。 本発明の実施の形態に係る有機EL表示装置の駆動方法の変形例における制御信号のオン、オフ(high、low)タイミングを示すタイミングチャートであり、基準電圧、映像信号電圧、駆動トランジスタのゲート電位及びリセット電圧を併せて示す図。
符号の説明
DP…表示パネル、10…駆動部、XDR…映像信号線ドライバ、YDR…走査信号線ドライバ、PX…画素、BL…基準信号線、VL…映像信号線、PSL…電源線、SL1〜SL6…走査信号線、DR…駆動トランジスタ、OLED…EL素子、SWa…出力スイッチ、SWb…第2リセットスイッチ、SWc…キャンセルスイッチ、SWd…書込みスイッチ、SWe…第1リセットスイッチ、Ck…第1容量部、Cs…第2容量部、BG,RG1,RG2,CG,SG…制御信号、Vsig0…基準電圧、Vsig1…映像信号電圧、RS…リセット電圧、T1…リセット期間、T2…第1キャンセル期間、T3…書込み期間、T4…第2キャンセル期間、T5…発光期間。

Claims (10)

  1. 複数の映像信号線と、
    複数の駆動トランジスタ及び前記複数の駆動トランジスタのドレインに接続された複数の表示素子を有し、前記各映像信号線に接続された複数の画素と、
    前記複数の画素及び複数の映像信号線に接続された駆動部と、を備え、
    前記駆動部は、
    第1キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記駆動トランジスタの閾値電圧に設定し、
    前記第1キャンセル期間に続く書込み期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインの接続を断たせ、前記表示素子に表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧を前記画素に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
    前記書込み期間中又は書込み期間経過後であるとともに前記第1キャンセル期間より短い第2キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
    前記書込み期間及び第2キャンセル期間経過後の表示期間に、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させるアクティブマトリクス型表示装置。
  2. 前記第2キャンセル期間は、前記第1キャンセル期間より一桁以上短時間である請求項1に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  3. 前記第1キャンセル期間は40μs以上であり、前記第2キャンセル期間は4μs以下である請求項2に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  4. 前記駆動部は、
    前記表示期間後であるとともに前記第1キャンセル期間前であるリセット期間に、前記駆動トランジスタを導通状態とさせ、かつ、基準電圧を前記画素に記憶させ、
    前記第1キャンセル期間に、前記画素に記憶された基準電圧を前記駆動トランジスタのゲート及びドレインに与える請求項1に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  5. 前記各画素は、前記駆動トランジスタのドレイン及び表示素子間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタのゲート及びドレイン間に接続されたキャンセルスイッチと、前記映像信号線に接続され、前記映像信号電圧を出力させるかどうか切換える書込みスイッチと、前記駆動トランジスタのゲートに接続され、リセット電圧を出力させるかどうか切換える第1リセットスイッチと、前記基準電圧を出力させるかどうか切換える第2リセットスイッチと、前記駆動トランジスタのゲート並びに前記第2リセットスイッチ及び書込みスイッチ間に接続された第1容量部と、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間に接続された第2容量部と、をさらに有し、
    前記駆動部は、
    前記リセット期間に、前記第1リセットスイッチ及び第2リセットスイッチを導通状態にさせ、前記出力スチッチ、キャンセルスイッチ及び書込みスイッチを非導通状態にさせ、前記リセット電圧を前記第1リセットスイッチを介して前記駆動トランジスタのゲートに印加し前記駆動トランジスタを導通状態にさせ、かつ、前記基準電圧を前記第2リセットスイッチを介して前記第1容量部に印加し前記第1容量部に記憶させ、
    前記第1キャンセル期間に、前記第1リセットスイッチを非導通状態に切換え、前記キャンセルスイッチを導通状態に切換え、前記第1容量部に前記基準電圧の印加を維持させ、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを同電位にさせ、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記閾値電圧に設定し、前記閾値電圧を前記第1容量部に記憶させ、
    前記書込み期間に、前記キャンセルスイッチ及び第2リセットスイッチを非導通状態に切換え、前記書込みスイッチを導通状態に切換え、前記映像信号電圧を前記書込みスイッチを介して前記第1容量部に印加し前記第1容量部に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
    前記第2キャンセル期間に、前記キャンセルスイッチを導通状態に切換え、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを同電位にさせ、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
    前記表示期間に、前記書込みスイッチを非導通状態に切換え、前記出力スイッチを導通状態に切換え、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させる請求項4に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  6. 複数の映像信号線と、複数の駆動トランジスタ及び前記複数の駆動トランジスタのドレインに接続された複数の表示素子を有し、前記各映像信号線に接続された複数の画素と前記複数の画素及び複数の映像信号線に接続された駆動部と、を備えたアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法において、
    第1キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記駆動トランジスタの閾値電圧に設定し、
    前記第1キャンセル期間に続く書込み期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインの接続を断たせ、前記表示素子に表示させる画像の階調に対応させた映像信号電圧を前記画素に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
    前記書込み期間中又は書込み期間経過後であるとともに前記第1キャンセル期間より短い第2キャンセル期間に、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを接続させ前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
    前記書込み期間及び第2キャンセル期間経過後の表示期間に、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させるアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  7. 前記第2キャンセル期間は、前記第1キャンセル期間より一桁以上短時間である請求項6に記載のアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  8. 前記第1キャンセル期間は40μs以上であり、前記第2キャンセル期間は4μs以下である請求項7に記載のアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  9. 前記表示期間後であるとともに前記第1キャンセル期間前であるリセット期間に、前記駆動トランジスタを導通状態とさせ、かつ、基準電圧を前記画素に記憶させ、
    前記第1キャンセル期間に、前記画素に記憶された基準電圧を前記駆動トランジスタのゲート及びドレインに与える請求項6に記載のアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
  10. 前記各画素は、前記駆動トランジスタのドレイン及び表示素子間に接続された出力スイッチと、前記駆動トランジスタのゲート及びドレイン間に接続されたキャンセルスイッチと、前記映像信号線に接続され、前記映像信号電圧を出力させるかどうか切換える書込みスイッチと、前記駆動トランジスタのゲートに接続され、リセット電圧を出力させるかどうか切換える第1リセットスイッチと、前記基準電圧を出力させるかどうか切換える第2リセットスイッチと、前記駆動トランジスタのゲート並びに前記第2リセットスイッチ及び書込みスイッチ間に接続された第1容量部と、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間に接続された第2容量部と、をさらに有したアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法において、
    前記リセット期間に、前記第1リセットスイッチ及び第2リセットスイッチを導通状態にさせ、前記出力スチッチ、キャンセルスイッチ及び書込みスイッチを非導通状態にさせ、前記リセット電圧を前記第1リセットスイッチを介して前記駆動トランジスタのゲートに印加し前記駆動トランジスタを導通状態にさせ、かつ、前記基準電圧を前記第2リセットスイッチを介して前記第1容量部に印加し前記第1容量部に記憶させ、
    前記第1キャンセル期間に、前記第1リセットスイッチを非導通状態に切換え、前記キャンセルスイッチを導通状態に切換え、前記第1容量部に前記基準電圧の印加を維持させ、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを同電位にさせ、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を前記閾値電圧に設定し、前記閾値電圧を前記第1容量部に記憶させ、
    前記書込み期間に、前記キャンセルスイッチ及び第2リセットスイッチを非導通状態に切換え、前記書込みスイッチを導通状態に切換え、前記映像信号電圧を前記書込みスイッチを介して前記第1容量部に印加し前記第1容量部に記憶させ、前記駆動トランジスタのゲート電位を変位させ、
    前記第2キャンセル期間に、前記キャンセルスイッチを導通状態に切換え、前記駆動トランジスタのゲート及びドレインを同電位にさせ、前記駆動トランジスタのゲート及びソース間の電圧を変化させ、
    前記表示期間に、前記書込みスイッチを非導通状態に切換え、前記出力スイッチを導通状態に切換え、前記駆動トランジスタから駆動信号を前記表示素子に出力させる請求項9に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
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