JP2009115701A - 電位計プローブ、感光体感度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光透過型の電位計プローブ3は、感光体の露光光Lが照射された領域の電位を測定する電位検出手段である電位検出電極34を有し、露光光源から感光体に向けて照射された露光光Lが透過する導電性を備えた透明ガラスである導電性ガラスを入射面ガラス31、出射面ガラス32、及び電位検出電極34に有し、これらの導電性ガラスは、その表面をメッシュ状にコーティングする透明導電性膜を有し、この透明導電性膜によって導電性を発揮する。
【選択図】 図4
Description
このような表面電位計であれば、表面移動する感光体1の露光に対する表面電位の変化の特性だけでなく、一様帯電させた感光体1を停止させた状態で、一定強度の露光光Lを連続して照射して表面電位の減衰特性を測定することもできる。
しかし、図8に示すように、電位計プローブ3の筺体35の開口部βの端部に電位検出電極34を配置しているため、感光体1の表面上の露光がなされた領域の中央部の電位を中心として電位を測定することができない。また、電位計プローブ3の筺体35と対向し、露光光Lが照射されない影部βは露光による除電が行われないため、感光体1表面上に電荷Eが残った状態である。そして、電位検出電極34はこの影部γに近い位置である開口部βの端部で電位を検出するため、影部γの電位の影響を受け、露光された領域の電位を正しく測定することが困難となる不具合が生じる。
なお、ガラスをコーティングする透明導電性膜は、酸化スズからなるものに限るものではない。例えば、酸化イリジウム(In2O3)が主成分で、これに、スズ(Sn)を数[wt%]添加したものからなる透明導電性膜(ITO膜)であっても良い。また、これ以外のものでも使用可能である。以下、透明導電性膜でコーティングされたガラスを導電性ガラスと呼ぶ。
導電性膜でコーティングした導電性ガラスは、通常のガラスよりも光の透過率が低いため、一枚の導電性ガラスを透過した光と三枚の導電性ガラスを透過した光とでは光の強さが異なり、電位計プローブ3を透過して照射される光の強さ(照度)が均一な分布にならないという問題がある。
また、本発明者らが、透明導電性膜として一般的に使用されているITO膜でコーティングした導電性ガラスを用いて分光透過率を測定したところ、図6中のグラフ(1)(詳細は後述する)のように、分光透過率が500[nm]以下の短波長域で急激に低下することがわかった。短波長域での透過率が低下すると、感光体1の分光感度測定を行うときに短波長域の光量が不足し、短波長域での感度を適切に測定することができなくなるなど、感光体感度測定への影響は大きくなる。
このように、導電性ガラスに露光光Lを透過させる電位計プローブ3では、導電性ガラスが通常のガラスよりも透過率が低いことに起因して、感光体1に照射される光の照度の不均一や、照度の不足が発生する。
なお、少なくとも光が導電性ガラスを透過することによる照度の低下の不具合は、導電性ガラスに光を透過させる電位計プローブであれば生じ得る問題である。
また、請求項2の発明は、請求項1の電位計プローブにおいて、導電性部材からなり、光が透過する筒状の空間を形成する筺体と、該筒状の空間の光が入射する側の開口部を塞ぐように配置された導電性を備えた入射面ガラスと、該筒状の空間の光が出射する側の開口部を塞ぐよう配置され、その一部が孔部となっている導電性を備えた出射面ガラスと、該入射面ガラスと該出射面ガラスとの間に、且つ、その一部が該孔部と対向するように配置された上記電位検出手段である電位検出電極とを有し、該入射面ガラス及び該出射面ガラスは該電位検出電極で検出された電位と同電位となるように制御がなされるもので、該入射面ガラス、該出射面ガラス、及び該電位検出電極は、その表面をメッシュ状にコーティングする上記透明導電性膜を有する上記透明ガラスからなることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の電位計プローブにおいて、波長域が400[nm]から500[nm]の光に対する上記透明導電性膜の透過率が50[%]以上であり、その表面をメッシュ状にコーティングする該透明導電性膜を有する上記透明ガラスは、ガラスのみの部分の面積Saと該透明導電性膜がコーティングする部分の面積Sbとの面積比Sb/Saが、1/9≦Sb/Sa≦2/8の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、測定対象の感光体を保持して回転させる感光体保持部と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電された該感光体表面に露光光を照射し露光する露光手段と、該露光手段が照射する光を透過するように配置され、露光された該感光体の電位を検出する電位検出部を備えた電位計プローブとを有する感光体感度測定装置において、該電位計プローブとして請求項1、2または3の電位計プローブを備えることを特徴とするものである。
図1は、本実施形態の特性評価装置100の概略説明図である。図2は、測定対象であるドラム状の感光体1を保持して回転させる感光体保持部200の説明図である。
また、露光ユニット30は、感光体1表面の周方向に移動可能な構造となっており、帯電から露光までの時間変化や、帯電から表面電位計測までの時間を変化させる事が可能である。
ワイヤ印加電圧調整用電源7から高電圧が出力され、スコロトロン帯電器6によって感光体1が帯電される。その後、感光体1中の通過電流は、信号処理回路5に送られる。その後、A/D変換器23によってデジタル信号に変換されコントローラ17に送られてデジタル信号が演算処理される。
また、コントローラ17はスコロトロン帯電器6のワイヤに電圧を供給するためのワイヤ印加電圧調整用電源7の出力電圧制御や、スコロトロン帯電器6のグリッドに電圧を供給するためのグリッド用電源11の出力電圧制御が可能である。
露光光源10には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターを用いることもでき、照度を下げるために、ニュートラルデンシティフィルターを用いることもできる。
特性評価装置100で評価する感光体1は、導電性支持体の上に電荷発生層、電荷輸送層が形成されたもの、更に電荷輸送層の上に保護層が形成されたもの等が使用される。導電性支持体および電荷発生層、電荷輸送層としては、公知のものを使用することができる。
光減衰特性を調べるための感度は、電位が予め意図した第1の所定の電位レベルから、第2の所定の電位レベルに減衰するまでに要した時間(s)と、露光光量(単色光:μW/cm2、白色光:lx)を乗じて算出した露光量(単色光:μJ/cm2、白色光:lx・s)で評価する。
本実施形態の電位計プローブ3は本発明の特徴部以外の主要な構成は図8を用いて説明したNESA振動容量型電位計の電位計プローブ3と同様である。
図3は、電位計プローブ3を露光光源10側から見た電位計プローブ3の上面図であり、図4は、図3に示す電位計プローブ3を図3中の右側から見た電位計プローブ3の側方断面図である。図3では電位計プローブ3に対して紙面奥側に感光体1の表面があり、図4では、電位計プローブ3に対して図中下方に感光体1の表面がある状態となる。
電位検出電極34は、入射面ガラス31と出射面ガラス32との間に、且つ、その一部が孔部33と対向するように配置されている。この、電位検出電極34の孔部33と対向する部分が、出射面ガラス32を挟まずに感光体1の表面と対向する部分となる。また、入射面ガラス31、出射面ガラス32及び電位検出電極34は、詳細は後述するが、表面に透明導電性膜が成膜されて導電性を備えた透明ガラスからなる。
入射面ガラス31、出射面ガラス32及び電位検出電極34は透明ガラスであるので、開口部αから電位計プローブ3に入射した露光光Lは開口部βと対向する感光体1の表面に照射される。
フィードバック制御装置としては、図1中の表面電位計4、信号処理回路9、A/D変換器23及びコントローラ17が、フィードバック制御装置としての機能を兼ね備える構成でも良いが、フィードバック制御装置を別に設け、調節した入射面ガラス31及び出射面ガラス32の電位と電位検出電極34で検出した電位とが一致したときの電位を感光体1の表面電位として、その情報をコントローラ17に送信する構成であっても良い。
光が透過する部分に透明導電成膜をコーティングした導電性ガラスを配置するタイプの電位計プローブでは、透明導電成膜として、ネサ(NESA)やITOが使われるのが一般的である。ネサ膜はSnO2(酸化スズ)膜で、ITO膜はIn2O3(酸化インジウム)が主成分で、これに、Snを数[wt%]添加したものである(インジウム−スズ酸化物)。
ここで、仮に電位計プローブ3の各導電性ガラスとして、従来のように全面にITO膜をコーティングした導電性ガラスを用いて、波長が405[nm]の光が入射する場合、開口部αに入射する前の光の強度を1とすると、開口部βから出射される光の強度は計算上では次のようになる。
すなわち、光の強度1の光が一枚の導電性ガラスを透過したときの光の強度は0.65、二枚の導電性ガラスを透過したときの光の強度は0.42、三枚の導電性ガラスを透過したときの光の強度は0.27となる。
このように、電位計プローブ3から出射するときの露光光Lの強さは開口部βの仮想平面上の位置により、最大で約60[%](算出方法:(0.65−0.27)/0.65×100)の照度差が生じて、感光体1上の光の照射面で大きな照度ムラが生じる。
また、三枚の導電性ガラスを通過したときの光の強度は、0.27であるので、光の強度が、最大で70[%]以上低下することがわかる。
また、光量も、透過率65[%]では位置により最大70[%]程度の落ち込みだったものが、透過率90[%]では、最大30[%]程度の落ち込みに変わるため、光量不足への改善になることが分かる。
透明導電性膜をメッシュ状にコーティングしても透明導電成膜の持つ分光透過率の特性は変わらない。しかし、導電性ガラスの光が透過する領域内でガラス上に透明導電成膜がメッシュ状にコーティングされていれば、透過する光は透明導電性膜を成膜した部分とガラスのみのガラス部分を透過した光の混合となる。このため、導電性ガラスの光が透過する領域全体で平均すると、透過率は上がることになる。
この透明導電性膜の成膜部分とガラス部分の面積比率を変えると、特にガラス部分の面積比率が大きくなるように変えると平均としての透過率は大きくなる。透明導電性膜メッシュ状に成膜したことによるこの効果は、透明導電成膜の分光透過率が低い、短波長域で顕著となる。
図5は、本実施形態で用いる導電性を備えた透明ガラスである導電性ガラス40の一例の拡大説明図である。図5に示す導電性ガラス40は、図中の40bがガラスの表面に透明導電性膜が形成された成膜部分であり、図中40aは表面が透明導電性膜で覆われていないガラス部分である。図5に示すように、本実施形態の導電性ガラス40は、メッシュ状にコーティングされた透明導電性膜の成膜部分40bを備えている。なお、メッシュパターンとしては、メッシュのサイズ、形状ともに図5に示すものに限るものではない。
ITO膜の作成手順としては、成膜方法としてRF−IP法を用いて、最初にガラス表面の全面に成膜する。このときの平均膜厚は、35.83[nm]であり、表面抵抗は、71.16[Ω/□]であった。ガラス表面に全面成膜した後、図5に示すメッシュパターンと同じメッシュパターンのマスクを使って、ブランク部分(図中40aの部分)のITO膜を除去して、成膜部分40bがメッシュのパターンとなる透明導電性膜とした。
なお、先に説明した、図6中のグラフ(4)で示す石英ガラスの分光透過率、及び、グラフ(1)で示すITO全面コーティング時の分光透過率も分光高度計UV−3100(島津製作所(株)製)で測定したものである。
図6に示すように、波長405[nm]の光に対する透過率は、グラフ(1)で示す全面成膜後では64.7[%]、グラフ(2)で示すメッシュ形成後では88.9[%]となっている。
ここで、本実施形態のメッシュ形成後の導電性ガラス40を用いたときに、波長が405[nm]の光が入射する場合、開口部αに入射する前の光の強度を1とすると、開口部βから出射される光の強度は計算上では次のようになる。
すなわち、光の強度1の光が一枚の導電性ガラス40を透過したときの光の強度は0.889、二枚の導電性ガラス40を透過したときの光の強度は0.79、三枚の導電性ガラス40を透過したときの光の強度は0.709となる。
また、電位計プローブ3から出射するときの露光光Lの強さは開口部βの仮想平面上の位置による照度差は、最大で約20[%](算出方法:(0.889−0.709)/0.889×100)である。
上述した、ITO膜を全面にコーティングした導電性ガラスを用いた電位計プローブ3では、露光光Lの照度が最大で70[%]低下し、照度差は最大で約60[%]生じていた。
これと比較すると、本実施形態の電位計プローブ3であれば、露光光Lの照度の落ち込み、及び、照度差ともに改善していることが分かる。
上述した分光高度計での透過率を測定する領域のサイズは、2.0[mm]×13[mm]の領域だったため、この領域におけるガラス部分40aの面積と成膜部分40bの面積との比率は次のように算出することができる。
図5より、
一マスのガラス部分40aの面積A=(1−0.1)(1−0.1)
A=0.81[mm2]
ここで、2.0[mm]×13[mm]の領域中には、26個のマスがあるので、ガラス部分40aの面積の総和は、
26A=21.06[mm2]
となる。
・成膜部分40bの面積:
成膜部分40bの面積は2.0[mm]×13[mm]の領域の、ガラス部分40a以外の面積なので、
2.0[mm]×13[mm]−26A[mm2]となり、
4.94[mm2]
となる。
・各部分の全体に対する比率:
ガラス部分40aの全体に対する面積の比率は、
21.06[mm2]/26[mm2]×100
=81[%]
となる。
また、成膜部分40bの全体に対する面積の比率は、
4.94[mm2]/26[mm2]×100
=19[%]
となる。
なお、図6中のグラフ(3)の各波長域におけるデータは以下の計算式によって算出することができる。
メッシュ形成後の透過率=[ITO膜全面成膜後の透過率データ]×(成膜部分40bの面積の比率)+[石英ガラスの透過率]×(ガラス部分40aの面積の比率)
なお、上記の計算式では、
(成膜部分40bの面積の比率)+(ガラス部分40aの面積の比率)=1
で求めている。
図6のグラフ(2)とグラフ(3)とを用いて述べたように、成膜部分40bがメッシュ状にコーティングされた石英ガラスの分光透過率は、計算結果と実測データとが良く一致していた。このため、グラフ(3)を算出した計算と同様の計算を行い、成膜部分40bとガラス部分40aとの面積の比率を変えて分光透過率を計算した。なお、比率の変更は、メッシュのピッチは1[mm]で固定して、ITO膜の線幅を変更することで成膜部分40bとガラス部分40aとの面積の比率の変更を行った。
分光透過率の計算結果を図7に示す。
なお、図7では、「成膜部分40bの面積:ガラス部分40aの面積」の比率が、グラフ(5)では「1:9」、グラフ(6)では「2:8」、グラフ(7)では「3:7」、グラフ(8)では「4:6」、グラフ(9)では「5:5」、グラフ(10)では「6:4」のときの分光透過率の計算結果である。
また、計算結果に基づいた、波長405[nm]の光に対する平均透過率と、そのときの照度分布、及び、光量分布を評価したものを表1に示す。
一方、線幅を細くし、ガラス部分の面積比率を高めると、平均の透過率はあがるが、光の入射面ガラス31、出射面ガラス32、および電位検出電極34の平均の導電率が低下し、電位計測に影響がでるため上限は存在する。成膜部分40bとガラス部分40aとの面積比は整数値で、「成膜部分40bの面積:ガラス部分40aの面積」=「1:9」となる割合をガラス部分40aの面積の上限とした。
ある程度の導電率が必要なことは、入射面ガラス31及び出射面ガラス32が電位検出電極34をシールドする効果と、感光体1に対向する面が、透明導電成膜をコーティングした出射面ガラス32にあけられた孔を通して検知した電位を導電性面である入射面ガラス31及び出射面ガラス32にフィードバックし、感光体1表面の電位とガラス面が等電位になって、電位検知電極が感光体表面の電位を検知しなくなることで感光体表面の電位を知る、自己校正型電位計の動作原理から要求されることによる。
2 露光ガイドボックス
3 電位計プローブ
4 表面電位計
5 信号処理回路
6 スコロトロン帯電器
7 ワイヤ印加電圧調整用電源
8 除電用光源
9 信号処理回路
10 露光光源
11 グリッド用電源
12 グリッド用電源スイッチ
15 ワイヤ印加電圧調整用電源スイッチ
16 モーター
17 コントローラ
18 主軸
19 ベルト
20 チャック治具
21 右面板
22 左面板
23 A/D変換器
24 デジタルリレー出力
30 露光ユニット
31 入射面ガラス
32 出射面ガラス
33 孔部
34 電位検出電極
35 筺体
36 筺体支持部
39 筺体内空間
40 導電性ガラス
40a ガラス部分
40b 成膜部分
100 特性評価装置
200 感光体保持部
Claims (4)
- 露光手段から被帯電体に向けて照射された露光光が透過する導電性を備えた透明ガラスと、
該被帯電体の露光光が照射された領域の電位を測定する電位検出手段とを有する光透過型の電位計プローブにおいて、
該透明ガラスは表面をメッシュ状にコーティングする透明導電性膜を有し、該透明導電性膜によって上記導電性を発揮することを特徴とする電位計プローブ。 - 請求項1の電位計プローブにおいて、
導電性部材からなり、光が透過する筒状の空間を形成する筺体と、
該筒状の空間の光が入射する側の開口部を塞ぐように配置された導電性を備えた入射面ガラスと、
該筒状の空間の光が出射する側の開口部を塞ぐよう配置され、その一部が孔部となっている導電性を備えた出射面ガラスと、
該入射面ガラスと該出射面ガラスとの間に、且つ、その一部が該孔部と対向するように配置された上記電位検出手段である電位検出電極とを有し、
該入射面ガラス及び該出射面ガラスは該電位検出電極で検出された電位と同電位となるように制御がなされるもので、
該入射面ガラス、該出射面ガラス、及び該電位検出電極は、その表面をメッシュ状にコーティングする上記透明導電性膜を有する上記透明ガラスからなることを特徴とする電位計プローブ。 - 請求項1または2の電位計プローブにおいて、
波長域が400[nm]から500[nm]の光に対する上記透明導電性膜の透過率が50[%]以上であり、
その表面をメッシュ状にコーティングする該透明導電性膜を有する上記透明ガラスは、ガラスのみの部分の面積Saと該透明導電性膜がコーティングする部分の面積Sbとの面積比Sb/Saが、
1/9≦Sb/Sa≦2/8
の関係を満たすことを特徴とする電位計プローブ。 - 測定対象の感光体を保持して回転させる感光体保持部と、
該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
該帯電手段によって帯電された該感光体表面に露光光を照射し露光する露光手段と、
該露光手段が照射する光を透過するように配置され、露光された該感光体の電位を検出する電位検出部を備えた電位計プローブとを有する感光体感度測定装置において、
該電位計プローブとして請求項1、2または3の電位計プローブを備えることを特徴とする感光体感度測定装置。
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2007
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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