JP2009115500A - 船舶バラスト水のサンプリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな貯留タンクを設ける必要がなく、容易に且つ連続してバラスト水を採取し、バラスト水中に含まれる水生生物を生きたままサンプリングすることのできる船舶バラスト水のサンプリングシステム及びサンプリング方法を提供する。
【解決手段】バラスト水の注水ライン及び/又はバラスト水の排水ラインからバラスト水の一部を連続して採取するサンプリングノズルと、サンプリングノズルから採取されたバラスト水に含まれる水生生物を濃縮するサンプリング装置143とを備え、サンプリング装置143は、内部に貯留水が一定水量となるように調整可能に貯留される貯水容器300と、貯水容器300内を外側と内側の2つの空間に区画する濾布303と貯水容器300内の貯留水が排水口313から排水された際に濾布303の内側に残留する水生生物を含む水を一旦貯留させる貯留部304と、貯留部304に貯留された水生生物を含む水を収容する収容容器307とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、船舶バラスト水のサンプリングシステムに関し、詳しくは、船内に取り込んだバラスト水が基準を満足したものであるかどうかを検査するために、バラスト水を連続してサンプリングする船舶バラスト水のサンプリングシステムに関する。
原油やコンテナ等を輸送する貨物用船舶には、航行時の船体の安定性を保つためにバラストタンクが設けられている。通常、原油等が積載されていないときには、バラストタンク内をバラスト水で満たし、原油やコンテナ等を積み込む際にバラスト水を排出することにより、船体の浮力を調整し、船体を安定化させている。
このようにバラスト水は、船舶の安全な航行のために必要な水であり、通常、荷役を行う港湾の海水が利用される。その量は、世界的にみると年間30〜40億トンと推計されている。
ところで、バラスト水中には、それを取水した港湾に生息する水生生物(微生物や細菌類を含む)が混入しており、船舶の移動に伴い、これら水生生物が同時に異国に運ばれることになる。
従って、もともとその海域には生息していなかった生物種が、既存生物種に取って代わるといった生態系の破壊が深刻化している。
このような背景のもと、国際海事機関(IMO)の外交会議において、船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための条約が採択され、バラスト水管理の実施義務が2009年以降の建造船から適用される予定となっている。
このため、船舶からは上記条約を満たすクリーンなバラスト水を排水することが求められている。
従来、プランクトン等の微生物を含む水を物理的に処理する手法としては、バラスト水に対してオゾンガスを注入することにより、バラスト水中の微生物を殺菌あるいは除菌する技術が特許文献1に開示されている。
また、水生生物が含まれた水を高圧のポンプによりスリット板に通過させ、水生生物を機械的に破壊して殺滅する技術が特許文献2に開示されている。
特開2004−160437号公報 特開2003−200156号公報 特開平9−192680号公報 特開2003−326275号公報
船舶から排水されるバラスト水が上記の基準を満足するものであるかどうかは、バラスト水の一部をサンプル水として取り出し、検査しなくてはならない。この場合、バラスト水中に含まれる水生生物の生息数を割り出すために、サンプル水は一度に最大で3m採取する必要があり、このためには3mの容量を有する大きな貯留タンクを船舶内に設置しなくてはならないことになる。
しかしながら、船舶内に3mの容量を有する大きな貯留タンクを設置するスペースを新たに確保することは、特に既造の船舶にとっては極めて困難である。
しかも、大きく且つ複数室に分割されているバラストタンク内からバラスト水を直接採取することは、極めて手間のかかる作業でもある。
また、水生生物の生息数の検査は、サンプル水を顕微鏡観察し、そのサンプル水中に棲息している水生生物を確認しながら行うという大変面倒な作業が要求される。このため、バラスト水の検査のようにサンプル水量が膨大になってくると、まず、大量のバラスト水から水生生物を濃縮する作業から始めなくてはならず、作業時間も長時間に及んでしまう。その間、船舶はバラスト水の排水を行うことができず、積荷作業も出航もできない状況が続くため、船舶会社にとっては大きな損失である。従って、バラスト水の検査は短時間で済ませることが最重要課題となってくる。
しかしながら、顕微鏡検査には、水生生物をバラスト水から生きたまま濃縮しなくてはならず、この濃縮作業に極めて時間と手間がかかり、バラスト水の検査を短時間で済ませることは極めて困難となっていた。
そこで、本発明は、大きな貯留タンクを設ける必要がなく、容易に且つ連続してバラスト水を採取し、バラスト水中に含まれる水生生物を生きたままサンプリングすることのできる船舶バラスト水のサンプリングシステム及び船舶バラスト水のサンプリング方法を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
船舶バラスト水に含まれる水生生物を検査するために前記バラスト水をサンプリングする船舶バラスト水のサンプリングシステムであって、
バラストタンクにバラスト水を注水する注水ライン及び/又はバラストタンク内のバラスト水を船舶外に排水する排水ラインに設けられ、前記注水ライン及び/又は前記排水ラインからバラスト水の一部を連続して採取するサンプリングノズルと、
前記サンプリングノズルから採取されたバラスト水に含まれる水生生物を濃縮するサンプリング装置とを備え、
前記サンプリング装置は、内部に貯留水が一定水量となるように調整可能に貯留される貯水容器と、
上端開口及び下端開口を有し、前記貯水容器内の貯留水中に前記上端開口が露出するように浸漬され、前記貯水容器内を外側と内側の2つの空間に区画する濾布と、
前記サンプリングノズルから採取されたバラスト水を前記濾布の前記上端開口の内側に供給する供給口と、
前記貯水容器内における前記濾布の外側から、前記貯水容器内の貯留水を排水する排水口と、
前記貯水容器内における前記濾布の下端開口に連設され、前記貯水容器内の貯留水が前記排水口から排水された際に前記濾布の内側に残留する水生生物を含む水を一旦貯留させる貯留部と、
前記貯留部に貯留された水生生物を含む水を収容する収容容器とを有していることを特徴とする船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項2)
前記貯水容器から排水された貯留水を一時的に貯留するドレンタンクと、
前記ドレンタンク内の貯留水を前記注水ライン又は前記排水ラインに連続して排水するドレンポンプとを更に備えることを特徴とする請求項1記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項3)
前記供給口は、前記濾布の内側にバラスト水を供給する際及び/又は前記貯水容器内の貯留水を排水する際に前記濾布の内周に沿うように回転可能に設けられたノズルの先端に開口していることを特徴とする請求項1又は2記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項4)
前記サンプリング装置は、前記貯水容器内における前記濾布の外側に、前記濾布の外側から内側に向かう水流を発生させ、前記濾布の内側に付着する水生生物を剥離させる水流発生手段を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項5)
前記サンプリング装置に供給されるバラスト水の流路を開閉するサンプリング弁と、
前記サンプリング装置に供給されるバラスト水の供給量を計測する流量計と、
前記流量計の計測結果に基づいて、前記サンプリング弁を開閉制御する第1の制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項6)
前記排水口を開閉する排水弁を更に備え、
前記第1の制御手段は、前記流量計の計測結果に基づいて、前記サンプリング弁を閉制御した後、前記排水弁を開制御して、前記貯水容器内の貯留水を前記排水口から排水する制御を行うことを特徴とする請求項5記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項7)
前記バラストタンクは複数設けられ、
前記各バラストタンクの前記注水ライン及び/又は前記排水ラインをそれぞれ開閉する開閉弁と、
情報を可視化する可視化手段と、
前記複数のバラストタンクに対して1タンクずつバラスト水を注水又は排水するように前記開閉弁を開閉制御すると共に、注水又は排水を行っているバラストタンクの情報を取得し、前記サンプリングノズルによってバラスト水を採取する際に、前記注水又は排水を行っているバラストタンクと前記サンプリングノズルにより採取されたバラスト水とを1対1に対応づけ、その結果を前記可視化手段に出力する第2の制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
(請求項8)
前記可視化手段は、情報を画面表示するモニタ及び/又は情報を印刷するプリンタであることを特徴とする請求項7記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
本発明によれば、大きな貯留タンクを設ける必要がなく、容易に且つ連続してバラスト水を採取し、バラスト水中に含まれる水生生物を生きたままサンプリングすることのできる船舶バラスト水のサンプリングシステム及び船舶バラスト水のサンプリング方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、既設のバラスト水系配管に船舶バラスト水の処理装置及び本発明に係る船舶バラスト水のサンプリングシステムを設けたバラスト水系配管の概略を平面視で示す構成図である。ここでは船舶としてコンテナを積載するコンテナ船を例示している。図中、1は船体、2は船体1の船首付近に配設された複数のバラストタンクである。
各バラストタンク2には、船底部付近に設けられたシーチェスト3から、バラストポンプ4の運転によってバラスト水が取り込まれる。本発明において処理対象となるバラスト水は、例えば海水、淡水等が用いられ、かかるバラスト水には、動物プランクトン、植物プランクトン等の水生生物、微生物や細菌類等(以下、これらを単に水生生物という。)が含まれている。バラストポンプ4は、シーチェスト3から船体1内にバラスト水を取り込む取水管5に設けられており、その取水管5の一次側(バラストポンプ4の入口側)の部分5’にはストレーナー6が介設されている。
このストレーナー6は、バラストポンプ4に流入するバラスト水中の比較的大きな夾雑物を取り除くためのものであり、例えば5〜10mmφ、好ましくは8mmφの穴が、5〜15mmピッチ、好ましくは11mmピッチで開いているものを使用することができる。
7は船体1を横断するように配設された配管であり、両端が船体1の両側部にそれぞれ設けられた排水口8、8’に接続されている。取水管5のバラストポンプ4の二次側(出口側)の部分5’’は、この配管7の中途部に接続されている。
9は上記配管7と各バラストタンク2との間に設けられ、バラスト水を各バラストタンク2に注水すると共にバラスト水を各バラストタンク2から排水する主配管であり、その一端は上記配管7の中途部に接続されている。その他端には、各バラストタンク2の注水及び排水を行うべく各バラストタンク2内に配設された注排水ノズル10がそれぞれ接続されている。
11は各バラストタンク2内のバラスト水を、バラストポンプ4の運転によって船体1外部に排水するために使用するバイパス管であり、取水管5のストレーナー6の二次側(出口側)の部分5’で、且つバラストポンプ4の一次側(入口側)と主配管9との間を接続するように配設されている。
なお、符号12a〜12gの構成部品は開閉弁である。
かかるバラスト水系配管によって各バラストタンク2にバラスト水を注水する場合、開閉弁12a、12b、12e、12gをそれぞれ開状態、開閉弁12c、12d、12fをそれぞれ閉状態とした後、バラストポンプ4を運転させ、シーチェスト3から取水管5を介してバラスト水を取水する。シーチェスト3から取水管5に流入したバラスト水は、ストレーナー6によって大きなゴミが取り除かれた後、船体1を横断するように設けられた配管7を通って主配管9に移送される。主配管9に移送されたバラスト水は、各バラストタンク2内に設けられた注排水ノズル10から各バラストタンク2内に注水されることになる。
従って、この場合、取水管5、配管7及び主配管9が、バラスト水系配管においてバラスト水をバラストタンク2に注水するための注水ラインを構成する。
また、各バラストタンク2内のバラスト水を排水する場合、開閉弁12b、12c、12d、12gを開状態、開閉弁12a、12eを閉状態とした後、バラストポンプ4を運転させると、各バラストタンク2内のバラスト水は、注排水ノズル10から主配管9、バイパス管11、取水管5及びバラストポンプ4を通って配管7に流入し、船体1の両側部の排水口8、8’から外部に排水されることになる。
従って、この場合、主配管9、バイパス管11、取水管5、及び配管7が、バラスト水系配管においてバラストタンク2内のバラスト水を船舶外へ排水するための排水ラインを構成する。
かかる既設のバラスト水系配管には、バラスト水の処理装置13が設けられている。
処理装置13は、以上説明した既設のバラスト水系配管における配管7のうち、取水管5との接続部位と主配管9との接続部位との間の配管部分7’において、その中途部から分岐してバラスト水を取り込み、該バラスト水中の水生生物や細菌類を除去、殺菌あるいは殺滅した後に再び配管部分7’に戻すように設けられている。
かかる処理装置13には、例えば、バラスト水中の比較的大きな水生生物を除去するためのフィルタや、バラスト水中にオゾン発生器により生成されたオゾンを所定濃度で注入することにより、水生生物や細菌類をオゾンの強酸化作用によって殺菌あるいは殺滅する装置や、バラスト水をスリット状の開口を有するスリット板に通過させることにより、通過時に発生する剪断力によって水生生物を破壊する装置、オゾン注入後の未溶解オゾンを除去及び分解する装置等を設けることができる。
図中の符号13a、13b、13cは、配管7と処理装置13との間でバラスト水の取水及び排水を行うための開閉弁である。
かかる処理装置13によるバラスト水の処理はバラスト水を船舶内に取り込む際に行われる。従って、バラスト水の処理を行う場合、開閉弁12a、12b、12e、12g、13b、13cをそれぞれ開状態、開閉弁12c、12d、12f、13aをそれぞれ閉状態とした後、バラストポンプ4を運転させ、シーチェスト3から取水管5を介してバラスト水を取水する。シーチェスト3から取水管5に流入したバラスト水は、ストレーナー6によって大きなゴミが取り除かれた後、配管7を通って処理装置13に流入し、ここでバラスト水中の水生生物や細菌類の除去、殺菌あるいは殺滅がなされる。
本実施形態において、本発明に係る船舶バラスト水のサンプリングシステム14は、かかる処理装置13によって処理された後のバラスト水がIMO基準を満足するものであるかどうかを検査するように設けられている。このサンプリングシステム14は、配管7における主配管9が接続されている部位と排水口8’との間の配管部分7’’から、船体1外部に排水されるバラスト水を採取可能に設けられている。サンプリングシステム14の詳細については後述する。
バラスト水を船体1外に排水する際、バラスト水中の有害な臭素酸化物を含むオキシダントを除去するため、図1に示すように、オキシダントを活性炭により除去する除去装置15を設けておくことが好ましい。除去装置15により、処理済みバラスト水中に含まれる有害なオキシダント等の酸化性物質(例えば臭素酸化物)を除去できる。
図1では、除去装置15は、配管7における配管部分7’’の主配管9との接続部位とサンプリングシステム14との間に介設されている。除去装置15には、例えば活性炭槽が設けられており、配管7を通って排水されるバラスト水を取り込み、活性炭槽を通過させた後、再び配管7に返送するように設けられている。
除去装置15は、サンプリングシステム14の手前側に設けられているが、サンプリングシステム14と排水口8’との間に設けるようにしてもよい。
図2は、サンプリングシステム14の概要を示す構成図である。ここでは4つのバラストタンク2A、2B、2C、2Dのみを示している。その他、図1と同一符号は同一構成を示している。
かかるサンプリングシステム14には、配管7のうちの配管部分7’’内を流れるバラスト水の一部が採取される。
図3は図2中のA部拡大図であり、同図に示されるように、配管部分7’’内には、サンプリングノズル141がバラスト水の流れ方向に対向するように設けられており、該配管部分7’’内のバラスト水の一部(以下、サンプル水という場合がある。)を等流速サンプリングし、採水管142を通ってサンプリング装置143に送るようになっている。等流速サンプリングとは、配管部分7’’内を流れるバラスト水の流速とサンプリングノズル141で採取されるサンプル水の流速とが等流速となるようにサンプリングすることである。このサンプル水の採取には、バラストポンプ4の駆動による圧力が利用される。
サンプリングノズル141は、配管7のうちの配管部分7’’中を流れるバラスト水の一部を連続して採取するためのものであり、一例を挙げれば、配管7の管径を300Aとした場合、サンプリングノズル141の管径を例えば25mmとすることができる。
採水管142には、サンプル水の流量(積算流量)を計測する流量計144と、採水管142の流路を開閉するサンプリング弁145が設けられている。流量計144の計測結果は、制御部100に送られるようになっている。
制御部100では、この流量計144の計測結果から、所定量のバラスト水、例えば3mのバラスト水がサンプリング装置143に送られたかどうかを確認し、サンプリング弁145の開閉を制御するようになっている(第1の制御手段)。
また、更に制御部100は、各バラストタンク2A〜2Dの注排水を1タンクずつ行うように開閉弁12gをそれぞれ個別に開閉制御(第2の制御手段)すると共に、配管7に設けられた開閉弁14aの開度を制御する。
次に、サンプリング装置143の詳細を図4に示す。
図4において、300は貯水容器、301は貯水容器300の上部に設けられた蓋体である。貯水容器300は、例えば円筒形状に形成されており、その内部には採取対象となる水生生物を採取するための濾布303が設置されている。
濾布303は、上端開口303aと下端開口303bとを有し、好ましくは上端開口303aから下端開口303bに行くに従って先窄まり状となる略逆円錐形状に形成され、上端開口303aの周縁が、貯水容器300の上部内周面に着脱可能に取り付けられることにより、貯水容器300の内部に吊下げ状に設置されている。これにより、貯水容器300の内部は、濾布303の外側の空間300Aと濾布303の内側の空間300Bとに区画されている。
濾布303には市販品を用いることができる。例えばナイロン等の樹脂製の縦糸及び横糸を交叉させてネット状に織成され、加熱することにより縦糸と横糸との交叉部を溶着させて固定することにより目ズレを防止してあるものが好ましい。濾布303の目合いは、採取する水生生物の大きさに応じて決定されるが、例えば50μmを超える大きさの水生生物を採取する場合には、50μmとなるように形成される。この目合いは、図5に示すように、濾布303の縦糸303Aと横糸303Bとの間に形成される格子の対角線の距離Aによって規定される。
濾布303の下端開口303bには貯留部304が連設されている。貯留部304は、貯水容器300内において最終的に濾布303の内側に残留する水生生物を含む水(濃縮水)を一旦貯留させ、濃縮された水生生物を収集する容器であり、合成樹脂等によって、貯水容器300よりも十分に小さい例えば漏斗状に形成されている。貯留部304の底部には、開閉弁306によって開閉される採水管305が接続されており、開閉弁306を開放することによって、貯留部304内に貯留された水生生物を含む水(濃縮水)を、貯水容器1の外部の収容容器307に収容することができるようになっている。収容容器307は、採水管305に着脱可能に設けられている。
一端にサンプリングノズル141が設けられた採水管142の他端は、貯水容器300の側部上方から該貯水容器300の内部に至り、濾布303の上端開口303aの内側にかけて配設されている。この採水管142の他端に設けられたノズル308は、濾布303の上端開口303aよりも下方の濾布303の内側に配置されており、その端部に開口する供給口308aが濾布303の内周面に向くように屈曲している。ノズル308は図示しない駆動手段によって水平方向に360度回転可能に設け、供給口308aが濾布303の内周に沿って回転可能であることが好ましい。
濾布303の上端開口303aよりも下方で、ノズル308よりも上方に液面検出手段である液面センサー309が設けられており、濾布303の内側の水位を検出するようになっている。この液面センサー309の検出信号は、図2に示される制御部100に出力されるようになっている。
採水管142の途中には、貯水容器300の外側において切替弁310が介設され、該切替弁310から分岐管311が分岐されている。分岐管311は、貯水容器300の側部上方から内部に配設され、その先端311aは濾布303の外側に位置し、該濾布303の外側において貯水容器300内に採水管142から送られるサンプル水を供給するようになっている。
貯水容器300内において、同じく濾布303の外側にオーバーフロー管312が設けられ、貯水容器300の底部300aを貫通し、排水管146と接続されている。オーバーフロー管312は、貯水容器300内が一定以上の水量となった場合に余剰水をオーバーフローさせて貯水容器300外に排出し、貯水容器1内が常に一定水量となるように調整するものであり、その上端開口312aの位置によって貯水容器300内の貯留水の水位を決定する。この上端開口312aは、濾布303の上端開口303aよりも下方であって、液面センサー309よりも下方で、濾布303の下端開口303bよりも上方に位置するように設けられている。
貯水容器300内における空間300Aの底部300aには排水口313が形成されており、排水弁314を開放することによって内部の貯留水を排水管146に排水するようになっている。この排水弁314は、図2に示す制御部100によって開閉制御される。
貯水容器300の内部における濾布303の外側には、水流発生器315が配設されている。水流発生器315は、貯水容器300内に水が貯留されている状態で、濾布303の外周面に向けて水を噴射することにより、濾布303の外側から内側に向かう水流を発生させて濾布303の内側に付着する水生生物を剥離させ、貯留部304内への貯留、収集を円滑に行うための補助をなすものであり、本発明において好ましく設けられる。
水流発生器315からの水の噴射は、図示しないポンプ等の駆動手段によって、貯水容器300内に貯留されている濾布303の外側の貯留水を用いて行うことができる。
水流発生器315は、濾布303の外周に亘ってリング状に設けられていることが好ましいが、濾布303の外周に亘って適宜数の水流発生器が所定間隔をおいて分割配置されていてもよい。
また、水流発生器315は、貯水容器300内部を上下に移動可能に設けられることも好ましい。
次に、かかるサンプリング装置143の作用について、図6〜図9を用いて説明する。
まず、図6に示すように、切替弁310の操作により、採水管142から分岐管311によって貯水容器300内における濾布303の外側の空間300Aに水を供給して貯水容器300内に貯留水W1を貯留しておく。この貯留水W1は、貯水容器300内の水生生物の棲息環境を維持する観点からバラスト水を用いることが好ましい。
貯水容器300内における濾布303の外側に供給された貯留水W1は、濾布303を通して該濾布303の内側の空間300Bにも浸入する。貯留水W1がオーバーフロー管312の上端開口312aを越える場合は、オーバーフロー管312から排水されることにより一定水量となるように貯水容器300内に貯留される。
このとき、濾布303の上端開口303aは、この貯留水面よりも上方に位置し、貯留水W1から露出している。また、濾布303の外側の空間300Aの貯留水W1に水生生物が含まれていても、濾布303の内側には濾布303の目合いを超える大きさの水生生物、すなわち濾布303によって採取対象となる大きさの水生生物は侵入しない。
貯水容器300内に所定量の貯留水W1が貯留されたら、図7に示すように、切替弁310の操作により、サンプリングノズル141から採水管142によって送られるサンプル水W2を、ノズル308から濾布303の内側の空間300Bに供給する。このとき、ノズル308を水平方向に回転させながら行うことが好ましい。ノズル308の回転は、例えば1回/秒とすることができる。
ノズル308から濾布303の内側にサンプル水W2が供給されることにより、貯水容器300内の貯水量は増加するが、増加分はオーバーフロー管312からオーバーフローして貯水容器300の外部に排水され、貯水容器300内は常に一定水量に保たれる。このため、貯水容器300の容積にかかわらず、所望の大量のサンプル水W2を供給し続けることができる。
このようにノズル308から濾布303の内側にサンプル水W2を供給し続けると、増加分はオーバーフロー管312からオーバーフローすることにより、濾布303の内側から外側に向けて余剰水が移動し、濾布303内には該濾布303を通過し得ない採取対象となる大きさの水生生物の量が増加していくことになる。
このとき、貯水容器300内には、最初に貯留水W1が貯留されているため、濾布303の内側に供給されるサンプル水W2中に含まれる水生生物がいきなり濾過されて濾布303に圧接されることがなく、水生生物の生物個体に濾布303による傷つき等のダメージを与えることを防ぐので、水生生物が死滅することはない。
また、ノズル308を回転させながらサンプル水W2を供給することにより、濾布303の内側に旋回流を作り出すことができる。このため、仮に濾布303の内周面に水生生物が付着していても、旋回流によって剥がしながらサンプル水W2を供給することができるので、濾布303の目詰まりを防止することができ、効率良く水生生物の濃縮を行うことができる。
万一、濾布303やオーバーフロー管312の目詰まり等の何らかの要因によって、濾布303の内側の水位が上昇した場合は、液面センサー309によって検出される。この検出をトリガーとして、図2に示される制御部100がサンプル水W2の供給を自動停止させることができる。これにより、濾布303の内側に供給されるサンプル水W2が濾布303の上端開口303aから溢れ出ることが防止される。
ノズル308から濾布303の内側に供給されるサンプル水W2の流量は、図2に示される採水管142に設けられた流量計144によって計測され、その計測結果に基づいて制御部100によってサンプリング弁145の開閉が制御される。このため、例えば3mの水量当たりに含まれる水生生物を計測する場合、この流量計144によって3mを計測することで、サンプル水W2を貯留しておくための大容量のタンク等を必要とせず、容易に所望の水量を供給することができる。しかも、貯水容器300はオーバーフロー管312によって内部が常に一定水量となるように調整されるので、貯水容器300の容積にかかわらず、所望の水量を供給し続けることにより、正確に所望の単位水量当たりの水生生物のサンプリングを行うことができる。
次に、ノズル308から濾布303の内側に所望水量のサンプル水W2が供給されたら、制御部100の制御によりサンプリング弁145を閉じてサンプル水W2の供給を停止した後、図8に示すように、制御部100により排水弁314を開放して排水口313から貯水容器300内の空間300Aの貯留水W1を排水する。
排水時、濾布303の外側の貯留水W1のみならず、濾布303の内側のサンプル水W2も、濾布303の内側から外側に向けて移動して排水口312から排水される。従って、濾布303内には該濾布303を通過し得ない水生生物が残留する。
このとき、回転しているノズル308から、水生生物が混入していない洗浄用水等を濾布303の内周面に向けて供給することにより、濾布303の内側に付着している水生生物を洗い落としてやることが好ましい。
更に、このノズル308からの散水に加えて又は代えて、水流発生器315から濾布303の外周面に向けて水流を発生させることにより、濾布303の内側に付着する水生生物を剥離させながら排水することも好ましい。
また、図示しないが、濾布303に微振動を加える微振動手段を制御部100によって制御可能に設けておき、排水時に濾布303を微振動させて水生生物の剥離を促進させるようにすることも好ましい。この微振動手段による濾布303の微振動は、濾布303の内側へのサンプル水W2の供給時に行うようにしてもよい。
貯水容器300内の貯留水W1を排水口313から排水し終えると、又は貯留水W1の水位が貯留部304よりも下位となる程度まで排水すると、図9に示すように、濾布303内に残留する水生生物を含む濃縮水W3のみが貯留部304内に貯留される。この濃縮水W3は、濾布303によって濾し取られるような圧力を実質的にかけずに水生生物を濃縮しているため、水生生物が傷つくことなく生きたまま濃縮されている。
貯留部304内の濃縮水W3は、制御部100によって開閉弁306を開放することにより、採水管305から収容容器307内に収容される。濃縮水W3の収容容器307への収容は、制御部100が貯水容器300内に設けられた図示しない水位検出手段(水位検出センサー)による検出信号を受けて行うことができる。この他、排水弁314から排水される排水量を計測したり、排水弁314の開放からの経過時間をトリガーとして行うようにしてもよい。
濃縮水W3に含まれる水生生物は、生物個体にダメージを与えることなく生きたまま採取されて濃縮されている。しかも、濃縮作業は所望量のバラスト水(サンプル水)を供給するだけでよいため、簡単且つ短時間で作業することができる。
また、貯水容器300は、内部が一定水量となるように貯水量が調整されるので、供給されるサンプル水W2の水量にかかわらずコンパクトに形成することができ、省スペースで済む利点がある。
なお、貯水容器300内の貯水量を一定水量に調整するための手段として、オーバーフロー管312に代えて、図示しないが、貯水容器300の側壁にオーバーフロー用の排水口を開設し、該排水口から外部に直接オーバーフローさせる構造でもよい。
また、図10に示すように、貯水容器300内の所定位置に上下に2つの水位検出センサー316A、316Bを配置し、上位の水位検出センサー316Aが水位を検出したら、水量制御部317によって排水弁314を開放して貯留水を排水させ、下位の水位検出センサー316Bが水位を検出しなくなったら、水量制御部317によって排水弁314を閉鎖するように制御して、貯水容器300内の貯留水が一定水量となるように調整する構成でもよい。この水量制御部317の機能は、図2に示される制御部100が有していてもよい。
なお、濾布303の下端開口303bに貯留部304を連設する構成に代えて、濾布303の下端開口303bに採水管305を直接連設する構成でもよい。この場合、濾布303の下端開口303bと開閉弁306との間の採水管305内が濃縮水W3を貯留させるための貯留部として機能する。
更に、貯水容器300内における濾布303の外側に貯留水W1を供給するための構成は、採水管142から分岐された分岐管311に代えて、採水管142とは別系統の配管によってバラスト水又はその他の水を供給する構成でもよい。
図2に示すように、かかるサンプリング装置143からの排水(オーバーフロー水を含む。)を排水する排水管146にはドレンタンク147が接続されており、排水は、このドレンタンク147に一時的に貯留される。ドレンタンク147には、図示しない水位検出計が設けられており、内部が所定水位になった場合に、制御部100によって駆動制御されるドレンポンプ148によって連続して配管7のうちの配管部分7’’に戻される。
ドレンタンク147は、サンプリング装置143から排水された水をドレンポンプ148によって配管部分7’’に送り出すために一時的に貯留するためのいわゆるバッファタンクであるため、大容量とする必要がなく、小容量のタンクによって構成することができる。ドレンタンク147には、エアー抜き口147aが設けられている。
次に、サンプリングシステム14によるサンプリング動作の制御の一例について説明する。
各バラストタンク2A〜2D内に貯留されたバラスト水を排水する際、制御部100は、開閉弁14aの開度を適切に制御すると共に、最初に、例えばバラストタンク2Aの開閉弁12gのみを開操作してバラストタンク2Aからのバラスト水の排水を開始する。この排水時のバラスト水は、既に処理装置13によって処理された後のバラスト水であり、排水口8’に向けて配管7の配管部分7’’を通る過程で、サンプリングノズル141によって採取され、採水管142に流れ込む。このサンプル水の採取には、バラストポンプ4の駆動による圧力が利用される。
サンプリングノズル141から所定量のサンプル水が連続して採取されると、上述の通りサンプリング装置143によって水生生物が濃縮して収集され、収容容器307に収容される。
ここで、サンプリングシステム14は、サンプリング装置143の近傍に可視化手段であるモニタ201とプリンタ202を有しており、それぞれ制御部100と電気的につながっている。モニタ201は例えば液晶モニタからなり、制御部100から現在バラスト水の排水を行っているバラストタンク2Aの情報を画面表示することにより可視化する。また、プリンタ202は、制御部100から送られるバラスト水の排水を行っているバラストタンク2Aの情報をプリントし、ラベルシート202a等に印刷して出力することにより可視化する。
サンプル水の採取量は、制御部100が流量計144によって監視している。この間、連続して採取されるサンプル水は、サンプリング装置143の貯水容器300から次々にオーバーフローしてドレンタンク147に貯留された後、連続して配管7の配管部分7’’に戻される。
所定量のサンプル水がサンプリングノズル141からサンプリング装置143に採取されたら、サンプリング弁145を閉操作する一方、開閉弁14aの開度を元に戻して、バラスト水のサンプリング装置143への採取を終了する。
バラストタンク2Aから排水されるバラスト水から所定量のサンプル水が採取されたら、作業者はモニタ201を確認することにより、あるいは、プリンタ202から出力されたバラストタンク2Aを特定するための情報が印刷されたラベルシート202aを、サンプリング装置143から取り外された収容容器307に貼着しておくことにより、バラストタンク2Aとサンプル水との1対1の対応づけを行うことができる。
このようなバラストタンク2Aとサンプル水との1対1の対応づけには、モニタ201又はプリンタ202のいずれか一方のみであってもよく、また、これら以外にも、収容容器307に直接情報を印刷可能なプリンタを使用するようにしてもよい。
以後、他のバラストタンク2B〜2Dにおいても、上記同様にして、順次、排水されるバラスト水からサンプル水を採取する。
なお、ここで、収容容器307内のサンプル水を検査した結果、バラスト水がIMO基準を満足するものでなかった場合は、排水口8’の手前の配管部分7’’に、図示しないオゾン注入部を設けておき、バラスト水中にオゾンを注入して残存する水生生物を除去、殺菌あるいは殺滅した上で船体1外に排水するようにしたり、また、排水すべきバラスト水を再び処理装置13に送って、処理装置13において再処理したりすることも好ましい。
このように、本発明に係る船舶バラスト水のサンプリングシステムによれば、サンプリングノズル141によって配管7内を流れるバラスト水中からサンプル水を連続して採取するようにしているので、各バラストタンク2から直接採取する手間が掛からず、容易にバラスト水のサンプリングを行うことができる。
なお、本実施形態では、サンプリングシステム14によってバラスト水の排水時にサンプル水の採取を行うようにしたが、サンプリングシステム14は、バラスト水の注水時にサンプル水の採取を行うようにしてもよい。従って、この場合は、サンプリングシステム14を、処理装置13によって処理された後であって、各バラストタンク2に注水される前のバラスト水からサンプル水の採取を行うように、例えば配管7の配管部分7’において、処理装置13と主配管9との接続部位の間に設けるようにすればよい。
また、より安全のため、バラスト水の注水時及び排水時の両方でサンプル水の採取を行うようにしてもよい。この場合は、1つのサンプリングシステム14によって、バラスト水の注水ラインと排水ラインの両方からサンプル水を採取可能となるように採水管を配設するようにしてもよいし、バラスト水の注水ラインと排水ラインの両方にそれぞれ個別にサンプリングシステム14を配設することにより、バラスト水の注水時と排水時に別々のサンプリングシステム14を稼動させるようにしてもよい。
本発明に係る船舶バラスト水のサンプリングシステムを設けた船舶の主要部の概略を平面視で示す構成図 本発明に係る船舶バラスト水のサンプリングシステムの詳細を示す構成図 図2中のA部拡大図 サンプリング装置の一例を示す概略図 濾布の目合いを説明する図 サンプリング装置の動作を説明する図 サンプリング装置の動作を説明する図 サンプリング装置の動作を説明する図 サンプリング装置の動作を説明する図 貯水容器内の貯水量を常に一定水量に調整するための手段の他の態様を示す概略図
符号の説明
1:船体
2、2A〜2D:バラストタンク
3:シーチェスト
4:バラストポンプ
5:取水管
6:ストレーナー
7:配管
8、8’:排水口
9:主配管
10:注排水ノズル
11:バイパス管
12a〜12g:開閉弁
13:処理装置
13a、13b、13c:開閉弁
14:サンプリングシステム
141:サンプリングノズル
142:採水管
143:サンプリング装置
144:流量計
145:開閉弁
146:返送管
147:ドレンタンク
148:ドレンポンプ
15:除去装置
100:制御部
201:表示装置
202:プリンタ
202a:ラベルシート
300:貯水容器
301:蓋体
303:濾布
303A:縦糸
303B:横糸
303a:上端開口
303b:下端開口
304:貯留部
305:採水管
306:開閉弁
307:収容容器
308:供給管
308a:ノズル
308b:供給口
309:液面センサー
310:切替弁
311:分岐管
311a:供給口
312:オーバーフロー管
312a:上端開口
313:排水口
314:開閉弁
315:水流発生器
316A、316B:水位検出計
317:水量制御部

Claims (8)

  1. 船舶バラスト水に含まれる水生生物を検査するために前記バラスト水をサンプリングする船舶バラスト水のサンプリングシステムであって、
    バラストタンクにバラスト水を注水する注水ライン及び/又はバラストタンク内のバラスト水を船舶外に排水する排水ラインに設けられ、前記注水ライン及び/又は前記排水ラインからバラスト水の一部を連続して採取するサンプリングノズルと、
    前記サンプリングノズルから採取されたバラスト水に含まれる水生生物を濃縮するサンプリング装置とを備え、
    前記サンプリング装置は、内部に貯留水が一定水量となるように調整可能に貯留される貯水容器と、
    上端開口及び下端開口を有し、前記貯水容器内の貯留水中に前記上端開口が露出するように浸漬され、前記貯水容器内を外側と内側の2つの空間に区画する濾布と、
    前記サンプリングノズルから採取されたバラスト水を前記濾布の前記上端開口の内側に供給する供給口と、
    前記貯水容器内における前記濾布の外側から、前記貯水容器内の貯留水を排水する排水口と、
    前記貯水容器内における前記濾布の下端開口に連設され、前記貯水容器内の貯留水が前記排水口から排水された際に前記濾布の内側に残留する水生生物を含む水を一旦貯留させる貯留部と、
    前記貯留部に貯留された水生生物を含む水を収容する収容容器とを有していることを特徴とする船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  2. 前記貯水容器から排水された貯留水を一時的に貯留するドレンタンクと、
    前記ドレンタンク内の貯留水を前記注水ライン又は前記排水ラインに連続して排水するドレンポンプとを更に備えることを特徴とする請求項1記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  3. 前記供給口は、前記濾布の内側にバラスト水を供給する際及び/又は前記貯水容器内の貯留水を排水する際に前記濾布の内周に沿うように回転可能に設けられたノズルの先端に開口していることを特徴とする請求項1又は2記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  4. 前記サンプリング装置は、前記貯水容器内における前記濾布の外側に、前記濾布の外側から内側に向かう水流を発生させ、前記濾布の内側に付着する水生生物を剥離させる水流発生手段を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  5. 前記サンプリング装置に供給されるバラスト水の流路を開閉するサンプリング弁と、
    前記サンプリング装置に供給されるバラスト水の供給量を計測する流量計と、
    前記流量計の計測結果に基づいて、前記サンプリング弁を開閉制御する第1の制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  6. 前記排水口を開閉する排水弁を更に備え、
    前記第1の制御手段は、前記流量計の計測結果に基づいて、前記サンプリング弁を閉制御した後、前記排水弁を開制御して、前記貯水容器内の貯留水を前記排水口から排水する制御を行うことを特徴とする請求項5記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  7. 前記バラストタンクは複数設けられ、
    前記各バラストタンクの前記注水ライン及び/又は前記排水ラインをそれぞれ開閉する開閉弁と、
    情報を可視化する可視化手段と、
    前記複数のバラストタンクに対して1タンクずつバラスト水を注水又は排水するように前記開閉弁を開閉制御すると共に、注水又は排水を行っているバラストタンクの情報を取得し、前記サンプリングノズルによってバラスト水を採取する際に、前記注水又は排水を行っているバラストタンクと前記サンプリングノズルにより採取されたバラスト水とを1対1に対応づけ、その結果を前記可視化手段に出力する第2の制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
  8. 前記可視化手段は、情報を画面表示するモニタ及び/又は情報を印刷するプリンタであることを特徴とする請求項7記載の船舶バラスト水のサンプリングシステム。
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