JP2009115254A - 流体遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断手段の遮断状態が不完全である場合において、異物を除去したり、ロックを解除できる可能性を高くできる。
【解決手段】遮断弁43の遮断中に流量信号45が規定量Q0以上の場合遮断中流量あり判定部51が再遮断を命令し、復帰不完全時再遮断制御部53が一旦復帰し、弁体85を弁座83から離脱させ、弁体85と蓋94が当接した後余剰の復帰方向回転制御によるステッピングモータ61の脱調で弁体85を振動させた後、再度遮断を実行するため、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、一旦弁体85が開弁する時流入する流体によりシール部に噛み込んだ異物を除去できたり、ステッピングモータ61の脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があり、遮断弁43がガス流路42を遮断できる確率を高くできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流路の開閉を行う流体制御装置、特に、ガスの事故を未然に防ぐためガスメータなどに内蔵されるガス遮断装置の遮断機構として使用される流体遮断装置に関するものである。
ガス事故を未然に防ぐため、従来より種種の安全装置が利用されており、中でもガスメータに内蔵され流量センサによりガスの流量を検出しマイクロコンピュータによりガスの使用状態を異常使用と判断した場合や、地震センサ、ガス圧力センサ、ガス警報器、一酸化炭素センサなどのセンサの状況を監視し危険状態と判断した場合は、ガスメータに内蔵された遮断弁によりガスを遮断する電池電源によるマイクロコンピュータ搭載ガス遮断装置内蔵ガスメータ(以下マイコンメータと省略する)は、安全性、ガス配管の容易性、経済的価格等の優位性のため普及が促進され、ほぼ全世帯普及が実施されるに至っており、ガス事故の飛躍的低減に貢献している。
このマイコンメータにおいては、簡単な電気スイッチ操作や電話回線などによる遠隔操作でガスの遮断、復帰が可能なよう、マイコンメータに搭載した電池による電気エネルギーでガス遮断もガス復帰も可能で開弁状態と閉弁状態の保持はエネルギーを必要としない遮断弁が要求されており、近年比較的強い閉止力、復帰力を実現でき、非通電時は状態保持可能なPM型ステッピングモータを駆動源とし、この回転運動を直線運動に変換して弁体を駆動し流路の開閉を行う遮断弁(以下モータ式遮断弁と省略する)が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、前記公報に記載された従来の流体遮断装置の遮断弁の断面図およびブロック図を示すものである。図6に示すように、ガス通路を開閉するための弁体1と、この弁体1を駆動するためのステッピングモータ2と、このステッピングモータ2の駆動を制御するモータ制御手段3とより成り、ステッピングモータ2の出力軸4にはリードスクリュー5が形成され、弁体1にはリードスクリュー5とかみ合う従動カム6が形成され動力伝達機構を形成している。弁体1は、ガス通路7に設けられた弁座8に当接可能な主に合成ゴム製の弁ゴム9と、弁ゴム9を取り付けられた主に合成樹脂製の付勢板10とで構成されている。弁体1とステッピングモータ2の取り付け板11との間にはスプリング12が弁体1を弁座8の方向に付勢するよう圧縮されて取り付けられている。モータ駆動手段3はパルス信号を送出するマイクロコンピュータなどにより成る制御部13とドライバICなどより成る駆動回路14とで構成されている。
以上のように構成された流体遮断装置について、以下その動作について説明する。開弁状態においては、弁体1は弁座8より離れ、付勢板10が取り付け板11に当接し、ステッピングモータ2の自己保持力によってスプリング12の付勢力に抗して開弁状態が保持されている。遮断動作時は、制御部13がガス通路7を遮断する方向の駆動信号を駆動回路14を介してステッピングモータ2に出力する。その結果、ステッピングモータ2の出力軸4が回転し、リードスクリュー5、従動カム6を介して付勢板10が弁座8に向かって直線移動し、弁ゴム9が弁座8に当接してガス流路7が遮断される。この時、ステッピングモータ2の脱調を考慮して、制御部13は弁ゴム9が弁座8に当接するパルス数より1mm程度余分なパルス数の駆動信号を出力する。この結果、弁ゴム9は弁座8に完全に押し付けられその押し付け力によって圧縮変形し、ステピングモータ2は、余った駆動信号分の脱調動作を行う。閉弁状態においては、ステッピングモータ2の自己保持力と、スプリング12の付勢力によって、弁体1は弁座8に押し付けられ、開弁状態が保持されて
いる。復帰動作時は、遮断動作時の逆動作であり、説明を省略する。
また、マイコンメータは、停電などの影響を受けないよう電池電源で駆動されており、遮断弁は開弁、閉弁状態の保持に電力を必要としない自己保持型になっていて、マイコンメータシステムの異常時に必ず安全側、すなわちガス遮断側に状態移動するフェールセーフ構造ではないため、フェールセーフ構成でないことを補い、マイコンメータの安全性を高めるため様々なシステムバックアップ手段が考案、搭載されている(例えば、特許文献2参照)。
図7は従来の流体遮断装置のブロック図である。図7において、ガスメータ21に内蔵されガス流路22を遮断可能な自己保持型の遮断弁23と、ガスの流量を検知する流量センサ等による流量検出部24と、この流量検出部24の流量信号25が所定の流量以上の場合遮断弁23を駆動する遮断駆動部26に遮断信号27を出力する流量判定部28と、遮断信号27が出力されたことを記憶する遮断記憶部29と、この遮断記憶部29の状態が遮断中でありかつ流量検出部24が流量信号25を出力した流量ありの状態の場合遮断駆動部26に遮断信号30を出力するアンドゲート等による遮断中流量あり判定部31と、これらの制御部24〜31および遮断弁23に電力を供給する電池等による電源部35より構成されている。流量判定部28、遮断記憶部29、遮断中流量あり判定部31はマイクロコンピュータ34に記録されたソフトウェア手段などで実現されている。
流量信号25が異常に大きな流量であったり、流量信号25の継続が図示していないタイマー手段によって異常に長時間である場合など、ガス消費パターンが異常であると流量判定部28が判定した場合、遮断駆動部26に遮断信号27が出力され遮断弁23でガス流路22を遮断駆動すると同時に、遮断記憶部29に遮断駆動したことを記憶する。この後、流量検出部24が流量を検出した場合流量信号25が遮断中流量あり判定部31に出力され、遮断記憶部29の記憶が遮断中である場合、遮断中流量あり判定部31は遮断駆動部26に遮断信号30を出力し、遮断駆動部26は遮断弁23を再度遮断駆動する。
特開平9−210237号公報 特開2005−140262号公報
この種の流体遮断装置において、遮断中にガス流量があるということは、弁体と弁座間のシール部に配管ダストなどの異物が介在し、弁体が弁座の近傍まで到達しているにもかかわらず、ガスを遮断することができない、もしくは可動部にダストなどの異物が噛み込んでロックしてるというケースが考えられる。
しかしながら、図7に示した従来の流体遮断装置は、遮断中に流量がある場合でも通常と同じ遮断動作を繰り返すため、前述のシール部や可動部に異物などがある場合、最初の遮断と同じ結果となる可能性が高く、遮断中に流量がある場合でもガス流路を遮断できない可能性があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、遮断弁がガス流路を遮断できる確率を高くし、マイコンメータの安全性をより高くできる流体遮断装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の流体遮断装置は、ステッピングモータと、遮断時に流路に設けられた弁座に当接可能で、復帰時にステッピングモータの固定部に当
接可能な弁体と、ステッピングモータの回転運動を直線運動に変換して弁体を駆動し流路の開閉を行う直線運動変換手段とを有する遮断手段と、流路復帰動作時は弁体の可動ストロークを超える復帰方向回転の駆動を行いステッピングモータの固定部と弁体が当接した後の余剰の駆動時にステッピングモータを脱調させる制御を行う復帰制御手段と、流路遮断動作後の遮断手段の遮断状態が完全であるか不完全であるかを検出する遮断状態検出手段と、流路遮断状態が不完全であることを検出した場合に復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御手段とを有するものである。
また、流路遮断状態が不完全であることを検出し復帰動作を実行した後、遮断回転方向の駆動と復帰回転方向の駆動を1〜数回繰り返す揺動制御手段を有し、この揺動制御の後再度遮断動作を実行することもできるものである。
遮断状態検出手段としては、流量を検出する流量検出手段と、遮断手段を遮断駆動したことを記録する記憶手段とを用い、記憶手段が遮断中であり、流量検出手段の検出流量が規定量以上の場合遮断状態が不完全であると判定し遮断状態検出手段の出力とするものである。
別の遮断状態検出手段としては、遮断手段の開閉状態を検出する開閉検出手段を用いることもできるものである。
さらには、遮断不完全時再遮断制御手段で遮断弁を遮断駆動した後、遮断状態検出手段の状態が、流路遮断状態が不完全であることを検出した場合、発呼する通信手段もしくは表示する表示手段を有するものである。
これにより、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合は、復帰方向回転駆動によって一旦弁体が開弁する時流入する流体によりシール部に噛み込んだ異物を除去できたり、ステッピングモータの固定部と弁体が当接した後のステッピングモータの脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があり、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、復帰方向に回転方向を変えることによってロックが解除されたり、ステッピングモータの固定部と弁体が当接した後のステッピングモータの脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があるため、遮断手段がガスなどの流体通路を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
そして、万一、遮断不完全時再遮断制御手段で遮断弁を遮断駆動した後も遮断状態が不完全な場合は、外部に対して通信手段による発呼、もしくは表示手段による表示を行うため、異常状態の早期検出が可能である。
本発明の流体遮断装置は、遮断手段の遮断状態が不完全である場合において、復帰方向回転やステッピングモータの脱調による振動によって異物を除去したり、ロックを解除できる可能性があるため、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、遮断弁がガス流路を遮断できる確率を高くでき、マイコンメータの安全性をより高くできる。
第1の発明の流体遮断装置は、ステッピングモータと、遮断時に流路に設けられた弁座に当接可能で、復帰時にステッピングモータの固定部に当接可能な弁体と、ステッピングモータの回転運動を直線運動に変換して弁体を駆動し流路の開閉を行う直線運動変換手段とを有する遮断手段と、流路復帰動作時は弁体の可動ストロークを超える復帰方向回転の駆動を行いステッピングモータの固定部と弁体が当接した後の余剰の駆動時にステッピン
グモータを脱調させる制御を行う復帰制御手段と、流路遮断動作後の遮断手段の遮断状態が完全であるか不完全であるかを検出する遮断状態検出手段と、流路遮断状態が不完全であることを検出した場合に復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御手段とを有するものである。
そして、遮断手段の遮断状態が不完全である場合において、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合は、復帰方向回転駆動によって一旦弁体が開弁する時流入する流体によりシール部に噛み込んだ異物を除去できたり、ステッピングモータの固定部と弁体が当接した後のステッピングモータの脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があり、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、復帰方向に回転方向を変えることによってロックが解除されたり、ステッピングモータの固定部と弁体が当接した後のステッピングモータの脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があるため、遮断手段がガスなどの流体通路を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
第2の発明の流体遮断装置は、第1の発明に加え、流路遮断状態が不完全であることを検出し復帰動作を実行した後、遮断回転方向の駆動と復帰回転方向の駆動を1〜数回繰り返す揺動制御手段を有し、この揺動制御の後再度遮断動作を実行するものである。
そして、遮断回転方向の駆動と復帰回転方向の駆動を1〜数回繰り返す揺動制御を行うことによって、シール部の異物を除去したり、可動部のロックを解除できる可能性がより高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
第3の発明の流体遮断装置は、流量を検出する流量検出手段と、遮断手段を遮断駆動したことを記録する記憶手段とを有し、記憶手段が遮断中であり、流量検出手段の検出流量が規定量以上の場合遮断状態が不完全であると判定し遮断状態検出手段の出力とするものである。
そして、記憶手段が遮断中であり、流量検出手段が規定量以上の流量を検出した場合、復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御を行うため、遮断が不完全であることを直接流量で確認でき、遮断状態検出手段の結果に応じて遮断が完全になるまで直接流量で確認しながら遮断不完全時再遮断制御を実行でき、遮断手段がガスなどの流体通路を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
第4の発明の流体遮断装置は、第1の発明に加え、遮断手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、遮断手段を遮断駆動したことを記録する記憶手段とを有し、記憶手段が遮断中であり、開閉検出手段の出力が閉でない場合遮断状態が不完全であると判定し遮断状態検出手段の出力とするものである。
そして、記憶手段が遮断中であり、開閉検出手段の出力が閉でない場合、復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御を行うため、流量が流れていない場合においても遮断弁の開閉状態を確認でき、遮断手段がガスなどの流体流路を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
また、流量検出手段が必須でないため、ガスメータなどの流量計とは別の、ガス漏れ警報やCO警報機などと連動する警報遮断システムなどへの採用が可能である。
第5の発明の流体遮断装置は、第1の発明に加え、遮断不完全時再遮断制御手段で遮断弁を遮断駆動した後、遮断状態検出手段の状態が、流路遮断状態が不完全であることを検出した場合、発呼する通信手段もしくは表示する表示手段を有するものである。
そして、万一、復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御を行っても遮断状態が不完全な場合は、外部に対して通信手段による発呼、もしくは表示手段による表示を行うため、異常状態の早期検出が可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の流体遮断装置のブロック図である。
図1において、ガスメータ41に内蔵されガス流路42を遮断可能なPM型ステッピングモータによって駆動される遮断弁43と、ガスの流量を検知する磁気センサ、圧力センサ、超音波センサ、熱線流量センサ、流体素子センサ、質量流量センサ、または、フロートセンサ等による流量検出部44と、この流量検出部44の流量信号45が異常流量などの場合遮断弁43を遮断駆動する遮断弁駆動部46に通常遮断信号47を出力する流量判定部48と、通常遮断信号47が出力されたことを記憶する遮断記憶部49と、この遮断記憶部49の状態が遮断中でありかつ流量検出部44の流量信号45が規定量Q0以上で流量判定部48が流量ありと判定した場合、遮断異常判定部60に遮断中流量あり遮断信号50を出力するアンドゲート等による遮断中流量あり判定部51と、遮断異常判定部60から出力された再遮断命令69を受けて遮断弁駆動部46に一旦復帰命令Aを出力した後再度遮断命令Dを出力する遮断不完全時再遮断制御部53と、これらの各部に電力を供給する電池等による電源部55を有して構成されている。
遮断異常判定部60は、遮断中流量あり遮断信号50を受けて、直前の遮断において遮断不完全時再遮断制御部53による再遮断が行われたかどうか、すなわち、遮断不完全時再遮断制御が行われたかどうかで分岐し、遮断不完全時再遮断制御が行われていない場合は遮断不完全時再遮断制御部53に再遮断命令69を出力し、遮断不完全時再遮断制御が行われていた場合は、この流体遮断装置のシステム内では遮断完了が困難となる異常が発生したと判断し、通信手段58や表示手段59に遮断異常信号52を出力し、通信手段58は無線や電話回線などに遮断異常である旨発呼し、表示手段59はLEDなどに表示を行う。
遮断不完全時再遮断制御部53は再遮断命令69を受けて遮断弁駆動部46に、まず復帰命令Aを出力し、その後順次遮断命令Bと復帰命令Cを出力する揺動制御部67による制御を出力した後、最後に遮断命令Dを出力する。
遮断弁駆動部46は通常復帰信号68もしくは復帰命令Aを受けた場合、遮断弁43の弁体の可動ストロークを6mmとすると、それを超える約8mm相等の復帰方向回転の駆動を行いステッピングモータの固定部と弁体が当接した後の余剰の約2mmの復帰方向回転の駆動時にステッピングモータを脱調させる制御を行い、この脱調時に弁体を振動させる。
遮断中流量ありと判断する規定量Q0は、その規定量が漏れた場合下流の室内が爆発限界に至らないガス量や、一般の人がガス臭を感じないガス量や、流量検出部44の最低計量単位などから選択することができ、通常1〜50L/h程度に設定されている。
流量判定部48、遮断記憶部49、遮断中流量あり判定部51、遮断弁駆動部46、遮断異常判定部60、遮断不完全時再遮断制御部53、揺動制御部67はマイクロコンピュータ54に記録されたソフトウェア手段や論理ICなどで実現されている。
図2は本発明の実施の形態1の流体遮断装置の遮断弁駆動部、遮断弁のブロック図、および復帰パルスのタイムチャート図である。
遮断弁駆動部および遮断弁のブロック図、図2(a)において、遮断弁43は第1相、第2相の2相バイポーラ励磁方式のステッピングモータ61で駆動されていて、遮断弁駆動部46は遮断制御部63と、復帰制御部64と、遮断パルス65、復帰パルス66を2相バイポーラ駆動波形に変換すると同時に電力増幅する励磁回路62とで構成されている。
復帰パルスのタイムチャート図、図2(b)においては、上段から、ステッピングモータ61の第1相に印加されるパルス電圧V(1相a−b)、第2相に印加されるパルス電圧V(2相a−b)、遮断弁43の弁体位置を表している。
弁体の可動ストロークを超えステッピングモータの固定部と弁体が当接した後のステッピングモータの脱調状態は、開弁位置の線より上に表示した。
図2(b)において、復帰パルス66は、第2相の電圧V(2相a−b)が立ち下がった後第1相の電圧V(1相a−b)が立ち下がる第2相の変化が先行する位相差を持つパルスを、復帰起動工程では約200PPS(パルス/秒)で、弁体が弁座から離反する次の復帰開弁工程では約100PPSで、次の復帰移動工程では約200PPSで出力し、遮断弁43が弁体の可動ストロークを6mmとし、2mm/48パルスである場合、それを超えるストローク約8mm相等である合計192パルスで構成されている。
図3は本発明の実施の形態1の流体遮断装置の遮断弁43の断面図であり、家庭用ガスメータの主流のサイズである6立方m/hの最大流量に適合した弁座口径約φ28mm、弁体の可動ストローク約6mm程度の遮断弁の例である。
図3において、第1相、第2相に接続された電磁コイル71、72と、磁力を伝達するヨーク73、74、75、76とでステータ77が構成され、永久磁石78と、流路42に突出したリード部80を有するリードシャフト81とで構成されたロータ82がステータ77と同軸に配され、流路42に形成された弁座83と当接することによってガス等の流体を遮断可能な直径31mm程度のシール部を持った合成ゴムやプラスチックエラストマー等の可撓体製の弁シート87と、弁シート87のステータ77側に係合して配され、リードナット部84がリード部80に螺合し、かつ、ステータ77が固定され自身は流路42に固定されたフランジ89に形成された爪状の回動規制手段86によって規制されているため、ロータ82の回転に伴い弁座83と弁シート87とを近接、離反させる直線運動が可能な自己潤滑性樹脂であるポリオキシメチレンなどのすべり性の高い合成樹脂製の弁シート保持部材88とで構成された弁体85と、弁体85を弁座83の方向に付勢するようフランジ89と弁シート保持部材88との間に圧縮されて配されたスプリング90とを有して遮断弁43が構成されている。
ロータ82の両側に、自己潤滑性樹脂であるポリオキシメチレンなどのすべり性の高い合成樹脂製のすべり軸受け91と、スラスト・ラジアル共用のころがり軸受け92が配され、ステータ77とロータ82との間に非磁性金属製の気密隔壁93が配され、気密隔壁93のフランジ89側開放端にころがり軸受け92を保持する金属製の蓋94が固定され、気密隔壁93とフランジ89の間に合成ゴム製Oリングであるシール部材95が配されている。
弁シート87と弁シート保持部材88との間には、弁シート87の首振り性を向上させ
るため、弁体85の移動方向に0.3mm程度の隙間79が形成されている。
ステータ77とロータ82は2相励磁のPM(永久磁石)型のステッピングモータ61を構成しており、電磁コイル71、72すなわち第1相、第2相に1/2×πの位相差を有する矩形波の回転磁界を発生する電流を印加することによってロータ82が回転し、電流を印加しない場合は永久磁石78による静止トルクによってロータ82は回転を阻止されている。
図3においては、第1相の変化が先行する位相差を持つパルスを印加され、弁体85側から見てCW(時計回り)方向にロータ82が回転した場合は弁体85が弁座83に近づく遮断動作を行い、第2相の変化が先行する位相差を持つパルスを印加され、CCW(反時計回り)に回転した場合は弁体85が弁座83から遠ざかる復帰動作を行う。
以上のように構成された流体遮断装置の動作について説明する。
流量検出部44の流量信号45を流量判定部48が判定し、ガスの使用状態に異常がない場合、通常遮断信号47は出力されず、遮断弁43はガス流路42を開放した復帰状態を保つ。
流量検出部44の流量信号45を流量判定部48が判定し、瞬時流量が配管破壊や元栓開放などが想定されるほど異常に多い場合や、ガス給湯器やガスストーブなどに割り当てられた個別流量区分の使用時間がその機器の正常使用パターンを外れて異常に長い場合などガスの使用状態に異常がある場合や、地震センサ、圧力センサ、ガス漏れセンサ等のその他センサ56や、遮断スイッチや通信回線等による外部遮断命令57を受けた場合、通常遮断信号47が遮断弁駆動部46に出力され、遮断弁駆動部46は遮断弁43を遮断制御部63の制御による遮断パルス65によって遮断すると同時に、遮断記憶部49に遮断信号を出力したこと、すなわち遮断中であることを記憶させる。
遮断パルス65を受けて、遮断弁43は、まず遮断起動工程、遮断移動工程、遮断しめきり工程を経て、ロータ82が静止状態からCW方向に回転し、弁体85は開弁位置移動し弁座83に当接し、弁シート87が撓んで隙間79が圧縮され、更に弁シート87が移動方向に圧縮変形される閉弁下死点まで移動し、ロータ82は脱調を発生させながら余分の駆動パルスを消費した後遮断休止工程に入る。
この後、図2の例では、弁シート87が弁座83との当接状態を保つ範囲内のCCW方向の逆回転制御による応力緩和が行われ、機械的応力が緩和された後遮断制御を終了する。
遮断動作後、電磁コイル71、72への通電は停止され、遮断弁43は永久磁石78による静止トルクによって無通電でも遮断状態を保持する。
ガスの使用状態の異常が解消されたり、図示していない外部手段から通常復帰信号68が復帰制御部64に入力された場合、復帰制御部64は励磁回路62を介して遮断弁43(ステッピングモータ61)に復帰パルス66を出力し、ロータ82がCCW方向に回転し、弁体85は弁座83から離反し、弁シート保持部材88が蓋94に当接する位置までフランジ89側に移動し、さらに2mm相等の余剰の復帰方向回転の駆動が継続されるが、弁シート保持部材88が蓋94に当接しているためロータ82は回転することができず、その位置で振動する脱調状態となり、この結果、弁体85も開弁位置で振動し、この後復帰パルス66が終了すると開弁位置で弁体85が静止保持され、ガス流路42が開放復帰される。
通常復帰信号68による復帰駆動が実行されると、遮断記憶部49の遮断中記録、および、遮断異常判定部60の記憶をリセットし、ガスを流すことができる通常状態に復帰する。
遮断動作を行った後、弁体85と弁座83間に配管ダストなどの異物が介在していて、弁体85と弁座83間が微量に開放され、結果としてガス流路42のシールが不十分となっていたり、リードナット部84やころがり軸受け92などの可動部に配管ダストや磨耗紛などの異物が噛み込んで遮断動作がロックしたため弁体85が弁座83まで到達できず、結果としてガス流路42のシールが不十分となっている場合がある。
この場合、遮断記憶部49は遮断中であることを記憶しており、流量検出部44が流量を検出し流量判定部48が流量信号45が規定量Q0以上で流量ありと判定した場合、遮断中でありかつ流量があるため遮断中流量あり判定部51は遮断異常判定部60に遮断中流量あり遮断信号50を出力し、遮断異常判定部60は遮断不完全時再遮断制御部53に再遮断命令69を出力し、遮断不完全時再遮断制御部53は遮断弁駆動部46に、まず復帰命令Aを出力し、その後順次遮断命令Bと復帰命令Cを出力する揺動制御部67による制御を出力した後、最後に遮断命令Dを出力し、遮断弁43は復帰命令Aによる脱調によって弁体85が開弁位置で振動し、この後、遮断命令B、復帰命令Cを発する揺動制御部67による揺動制御を行った後、再度遮断命令Dによって弁体85が弁座83に当接する遮断状態になる。
この過程で、シール部に異物が介在しシール不完全となっていた場合は、復帰命令Aによる復帰方向回転駆動によって一旦弁体85が弁座83から離脱する時流入する流体によりシール部に噛み込んだ異物を除去できたり、蓋94と弁体85が当接した後のステッピングモータ61の脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があり、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、復帰命令Aにより復帰方向に回転方向を変えることによってロックが解除されたり、前述の脱調による振動によって異物が振り落とされる可能性があるため、遮断弁43がガス流路42を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
また、遮断命令Bと復帰命令Cによる揺動制御を行うことによって、シール部の異物を除去したり、可動部のロックを解除できる可能性がより高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
なお、揺動制御部67は遮断命令Bと復帰命令Cを複数回繰り返すことによって異物除去の効果を向上させることができるが、電源部55の電池容量とのかねあいで回数を最適化することが望ましく、もし電池容量を小さくしたい場合揺動制御を行わないことも可能である。
また、揺動制御部67による遮断命令Bと復帰命令Cは、復帰命令Aや遮断命令Dのように弁体85の可動ストロークを超える制御である必要はなく、例えば可動ストローク6mmの一部1mm相等の制御であっても回転方向を変えることによって若干の異物除去の効果があるので、電源部55の電池容量とのかねあいで可動ストロークの一部の制御を選択することも可能である。
この遮断不完全時再遮断制御を実行した後、さらに流量検出部44が流量を検出し流量判定部48が流量信号45が規定量Q0以上で流量ありと判定した場合、遮断中流量あり判定部51は遮断中流量あり遮断信号50を出力するが、遮断異常判定部60は直前の遮断において遮断不完全時再遮断制御が行われていたことを記憶しているため、この流体遮
断装置のシステム内では遮断完了が困難となる異常が発生したと判断し、無線や電話回線などに接続された通信手段58やLEDなど表示手段59に遮断異常信号52を出力するため、異常状態の早期検出が可能である。
なお、遮断異常判定部60から遮断異常信号52が出力されるまでの遮断不完全時再遮断制御回数を複数とし、数回の遮断不完全時再遮断制御のリトライを経た後通信手段58や表示手段59に遮断異常信号52を出力するようにしてもよい。
このように、本発明の実施の形態1の流体遮断装置は、遮断弁43の遮断中に流量信号45が規定量Q0以上の場合遮断中流量あり判定部51が再遮断を命令し、復帰不完全時再遮断制御部53が一旦復帰し、弁体85を弁座83から離脱させ、弁体85と蓋94が当接した後余剰の復帰方向回転制御によるステッピングモータ61の脱調で弁体85を振動させた後、再度遮断を実行するため、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、遮断弁43がガス流路42を遮断できる確率を高くできる。
そして、万一、復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御を行っても遮断状態が不完全な場合は、無線や電話回線などシステムの外部に対して通信手段58による発呼、もしくは表示手段59による表示を行うため、異常状態の早期検出が可能である。
さらに、遮断が不完全であることを直接流量信号45で確認でき、遮断中流量あり判定部51の結果に応じて遮断が完全になるまで直接流量信号45で確認しながら遮断不完全時再遮断制御を実行でき、遮断弁43がガス通路42を遮断できる確率が高くなり、より確実に流体を遮断することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2の流体遮断装置のブロック図であり、実施の形態1と同じものは同じ符号を付した。
図4において、ガスメータ101に内蔵されガス流路42を遮断可能な遮断弁43と、遮断弁43の開閉状態を検出するリミットスイッチ、磁気スイッチ、インダクタンス検出手段、サーチコイル、フォトセンサ、または、感圧素子などからなる開閉検出部102と、ガスの流量を検知する流量検出部44と、この流量検出部44の流量信号45が異常流量などの場合遮断弁43を駆動する遮断弁駆動部46に通常遮断信号47を出力する流量判定部103と、通常遮断信号47が出力されたことを記憶する遮断記憶部49と、この遮断記憶部49の状態が遮断中でありかつ開閉検出部102の信号が閉でない場合、遮断異常判定部60に遮断中閉止不完全遮断信号104を出力するアンドゲート等による遮断中閉止不完全判定部105と、遮断異常判定部60から出力された再遮断命令69を受けて遮断弁駆動部46に一旦復帰命令Aを出力した後再度遮断命令Dを出力する遮断不完全時再遮断制御部53と、これらの各部に電力を供給する電池等による電源部55を有して構成されている。
遮断記憶部49、遮断中閉止不完全判定部105、遮断弁駆動部46、遮断異常判定部60、遮断不完全時再遮断制御部53、揺動制御部67はマイクロコンピュータ106に記録されたソフトウェア手段や論理ICなどで実現されている。
図5は本発明の実施の形態2の流体遮断装置の遮断弁および開閉検出部の断面図である。
図5において、遮断弁43は図3と同様であり説明を省略する。
開閉検出部102は、遮断弁43と同軸に配され一端は遮断弁43が閉弁時に当接し他端に永久磁石112が固定されたロッド113と、ロッド113を摺動可能に保持するハウジング111と、ロッド113を遮断弁43方向に付勢する遮断弁43の閉弁力より弱い0.2N程度の付勢力のスプリング114と、ガスメータ内のガス隔壁115を隔てて配され永久磁石112が接近した時ONとなり離反した時OFFとなる磁気リードスイッチ116とで構成されている。
開閉検出部102の動作は、遮断弁43の弁体85の位置が開弁状態の場合は、ロッド113は弁体85に当接せずスプリング114に付勢されて図中右側にあるため、永久磁石112は磁気リードスイッチ116から離反し磁気リードスイッチはOFFの状態であり、遮断弁43の弁体85の位置が閉弁状態の場合は、ロッド113は弁体85に当接し遮断弁43の閉弁力に押されて図中左側に移動し、永久磁石112は磁気リードスイッチ116に接近し磁気リードスイッチがONの状態となることによって、遮断弁43の開閉状態を電機信号として検出することが可能である。
そして、遮断記憶部49の状態が遮断中であり、かつ開閉検出部102の信号が閉でない場合、すなわち磁気リードスイッチ116がOFFの遮断中閉止不完全の場合は、図1〜3に示した実施の形態1と同様に、復帰不完全時再遮断制御部53による、一旦復帰し、弁体85を弁座83から離脱させ、弁体85と蓋94が当接した後余剰の復帰方向回転制御によるステッピングモータ61の脱調で弁体85を振動させた後、再度遮断を実行する復帰不完全時再遮断制御で遮断弁43を遮断駆動する。
このように、本発明の実施の形態2の流体遮断装置は、記憶手段49が遮断中であり、開閉検出部102の出力が閉でない場合遮断状態が不完全であると判定し遮断中閉止不完全判定部105が再遮断を命令し、復帰不完全時再遮断制御部53が一旦復帰し、弁体85を弁座83から離脱させ、弁体85と蓋94が当接した後余剰の復帰方向回転制御によるステッピングモータ61の脱調で弁体85を振動させた後、再度遮断を実行するため、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、遮断弁43がガス流路42を遮断できる確率を高くできる。
また、遮断状態検出手段が流量判定部103とは別の開閉検出部102と遮断中閉止不完全判定部105であるため、遮断弁43、開閉検出部102、遮断記憶部49、遮断中閉止不完全判定部105、遮断弁駆動部46は、ガスメータ101に内蔵されてなくても、流量判定部103、その他センサ56、もしくは、外部遮断命令57からの通常遮断信号47を受信した後は単独で動作可能とすることができ、別設の遮断装置、ガス漏れ警報やCO警報機などと連動する警報遮断システムなどへの展開が可能である。
なお、上記実施の形態1、2において、この流体遮断装置はガスメータ41、101に内蔵され、電池電源部55によって駆動されるよう説明したが、孤立型流体遮断装置でもよく燃焼機器等に内蔵されてもよく、商用電源、自己発電電源などで駆動されてもよく、コンデンサ等のアックアップ電源で駆動されてもよい。
以上のように、本発明にかかる流体遮断装置は、遮断手段の遮断状態が不完全である場合において、復帰方向回転やステッピングモータの脱調による振動によって異物を除去したり、ロックを解除できる可能性があるため、シール部に異物が介在しシール不完全となる場合や、可動部に異物が噛み込んでロックしている場合でも、遮断弁がガス流路を遮断できる確率を高くできるので、ガスメータ内蔵遮断装置(マイコンメータ)、燃焼機器の
開閉弁、別設の遮断装置、ガス漏れ警報やCO警報機などと連動する警報遮断システムなどガス流体の遮断装置の他、あらゆる流体の遮断装置への適用が可能である。
本発明の実施の形態1の流体遮断装置のブロック図 本発明の実施の形態1の流体遮断装置の遮断弁駆動部、遮断弁のブロック図、および復帰パルスのタイムチャート 本発明の実施の形態1の流体遮断装置の遮断弁の断面図 本発明の実施の形態2の流体遮断装置のブロック図 本発明の実施の形態2の流体遮断装置の遮断弁および開閉検出部の断面図 従来の流体遮断装置の遮断弁の断面図およびブロック図 従来の流体遮断装置のブロック図
符号の説明
42 ガス流路(流路)
43 遮断弁(遮断手段)
44 流量検出部(流量検出手段)
49 遮断記憶部(記憶手段)
51 遮断中流量あり判定部(遮断状態検出手段)
53 遮断不完全時再遮断制御部(遮断不完全時再遮断制御手段)
58 通信手段
59 表示手段
60 遮断異常判定部
61 ステッピングモータ
63 遮断制御部
64 復帰制御部
67 揺動制御部
80 リード部(直線運動変換手段)
83 弁座
84 リードナット部(直線運動変換手段)
85 弁体
86 回動規制手段(直線運動変換手段)
94 蓋(ステッピングモータの固定部)
102 開閉検出部(開閉検出手段)
105 遮断中閉止不完全判定部(遮断状態検出手段)

Claims (5)

  1. ステッピングモータと、遮断時に流路に設けられた弁座に当接可能で、復帰時に前記ステッピングモータの固定部に当接可能な弁体と、前記ステッピングモータの回転運動を直線運動に変換して前記弁体を駆動し前記流路の開閉を行う直線運動変換手段とを有する遮断手段と、流路復帰動作時は前記弁体の可動ストロークを超える復帰方向回転の駆動を行い前記ステッピングモータの固定部と前記弁体が当接した後の余剰の駆動時に前記ステッピングモータを脱調させる制御を行う復帰制御手段と、流路遮断動作後の前記遮断手段の遮断状態が完全であるか不完全であるかを検出する遮断状態検出手段と、流路遮断状態が不完全であることを検出した場合に前記復帰動作を実行した後再度遮断動作を実行する遮断不完全時再遮断制御手段とを有する流体遮断装置。
  2. 流路遮断状態が不完全であることを検出し復帰動作を実行した後、遮断回転方向の駆動と復帰回転方向の駆動を1〜数回繰り返す揺動制御手段を有し、前記揺動制御の後再度遮断動作を実行する請求項1記載の流体遮断装置。
  3. 流量を検出する流量検出手段と、遮断手段を遮断駆動したことを記録する記憶手段とを有し、前記記憶手段が遮断中であり、前記流量検出手段の検出流量が規定量以上の場合遮断状態が不完全であると判定し遮断状態検出手段の出力とする請求項1記載の流体遮断装置。
  4. 遮断手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記遮断手段を遮断駆動したことを記録する記憶手段とを有し、前記記憶手段が遮断中であり、前記開閉検出手段の出力が閉でない場合遮断状態が不完全であると判定し遮断状態検出手段の出力とする請求項1記載の流体遮断装置。
  5. 遮断不完全時再遮断制御手段で遮断弁を遮断駆動した後、遮断状態検出手段の状態が、遮断状態が不完全であることを検出した場合、発呼する通信手段もしくは表示する表示手段を有する請求項1記載の流体遮断装置。
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