JP2009113985A - 給送装置、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給送中にカセット部が給送装置本体から取り外されることによる前記カセット部および前記給送装置本体の破損を防止することができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(144)は、給送装置本体部側(101)に設けられ、被給送媒体(P)を給送する給送ローラ190と、該給送装置本体部(101)に対して着脱可能であり、被給送媒体(P)を収納するカセット部300と、前記給送装置本体部側(101)に設けられ、前記カセット部300が装着された状態を保持したロック状態と、着脱可能なロック解除状態とを切替え可能なカセットロック機構230と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、給送装置本体部側に設けられ、被給送媒体を給送する給送ローラと、該給送装置本体部に対して着脱可能であり、被給送媒体を収納するカセット部と、を備える給送装置および該給送装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置の一例であるプリンタは、プリンタ本体と、該プリンタ本体に対して着脱可能な用紙カセットとを有していた。そして、プリンタ本体側には、装着された用紙カセット内部に収納された用紙をピックアップする給送部としての給送ローラが設けられていた。また、プリンタ本体側には、用紙を前記給送ローラへ付勢する付勢手段が設けられていた。具体的には、該付勢手段は、前記給送ローラに対して接離移動するように設けられていた。従って、給送ローラは、用紙をピックアップして給送方向下流側へ送ることができた。
特開2006−103859号公報
しかしながら、給送動作中において、前記用紙カセットが何らかの原因で前記プリンタ本体から外れる虞がある。例えば、前記プリンタ本体の振動によって外れる虞がある。また、外力によって前記用紙カセットが前記プリンタ本体から引き抜かれる虞がある。またさらに、ユーザが用紙を前記用紙カセットに補充するために引き抜いてしまう虞がある。係る場合、前記用紙カセットおよび前記プリンタ本体が破損する虞がある。例えば、前記給送ローラに対して接離移動する前記付勢手段が破損する虞がある。
また、給送動作中において、前記用紙カセットが引き抜かれることによって、給送中の用紙に対して給送方向上流側への力が作用する虞がある。即ち、用紙の給送を妨げる力が作用する虞がある。そして、該力によって、用紙と前記給送ローラとの間にスリップが生じて用紙にスリップ痕等の傷が生じる虞がある。またさらに、給送中の用紙が前記用紙カセット内の縁および面に引きずられることによって、用紙に傷が生じる虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、給送中にカセット部が給送装置本体から取り外されることによる前記カセット部および前記給送装置本体の破損を防止すること並びに被給送媒体の傷の発生を防止することができる給送装置および該給送装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、給送装置本体部側に設けられ、被給送媒体を給送する給送ローラと、該給送装置本体部に対して着脱可能であり、被給送媒体を収納するカセット部と、前記給送装置本体部側に設けられ、前記カセット部が装着された状態を保持したロック状態と、着脱可能なロック解除状態とを切替え可能なカセットロック機構と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記カセットロック機構を備えている。従って、被給送媒体の給送中は、前記カセット部を前記給送装置本体部と一体に保持したロック状態することができる。即ち、給送中において、前記カセット部が前記給送装置本体部から取り外される虞がない。その結果、前記給送装置本体部および前記カセット部が破損する虞がない。
また、給送中において前記取り外される虞がないので、被給送媒体と前記給送ローラとの間において、給送中に取り外されることに起因するスリップ痕等の傷が生じる虞がない。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記カセットロック機構は、該給送装置の給送機構から動力を受けて前記切替えを実行することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットロック機構は、該給送装置の給送機構から動力を受けて前記切替えを実行する。従って、新たにモータ等の動力源を設ける必要がない。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記カセット部において被給送媒体が載置される載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段を備え、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記付勢手段の動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記カセット部において被給送媒体が載置される載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段を備え、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記付勢手段の動作から動力を受ける構成である。従って、前記距離が接近した所謂、ホッパアップ状態では前記ロック状態にすることができる。その結果、確実に前記付勢手段の破損を防止することができる。
具体的には、前記付勢手段が前記距離を接近させている状態のとき、前記カセットロック機構が前記カセット部の装着状態を保持した前記ロック状態にすることができる。そして、前記距離が離間している状態のとき、前記カセットロック機構による前記保持が解除した前記ロック解除状態にすることができる。その結果、確実に前記付勢手段の破損を防止することができる。また、前記距離が離間している状態のときにのみ、ユーザは、前記給送装置本体部から前記カセット部を取り外すことができる。
本発明の第4の態様は、第2または第3の態様において、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記給送ローラの動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第2または第3の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記給送ローラの動作から動力を受ける構成である。従って、前記給送ローラが回動して給送動作を実行中において、前記カセット部を保持した前記ロック状態にすることができる。
具体的には、前記給送ローラが回動して被給送媒体を給送しているとき、前記カセットロック機構が、前記カセット部の装着状態を保持した前記ロック状態にすることができる。そして、前記給送ローラが停止しているとき、前記カセットロック機構による前記保持を解除した前記ロック解除状態にすることができる。
その結果、給送中に取り外されることに起因するスリップ痕等の傷が生じることをより確実に防止することができる。
本発明の第5の態様は、第2から第4のいずれか一の態様において、被給送媒体を前記給送ローラの給送方向下流側から上流側へ戻すことが可能な戻しレバーを備え、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記戻しレバーの動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第2から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、被給送媒体を前記給送ローラの給送方向下流側から上流側へ戻すことが可能な戻しレバーを備え、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記戻しレバーの動作から動力を受ける構成である。従って、前記戻しレバーの戻し動作が完了したとき、前記カセットロック機構による前記保持が解除した前記ロック解除状態にすることができる。
具体的には、前記戻しレバーが戻し動作を実行しているとき、前記カセットロック機構が、前記カセット部の装着状態を保持した前記ロック状態にすることができる。そして、前記戻し動作が完了したとき、前記カセットロック機構による前記保持を解除した前記ロック解除状態にすることができる。
その結果、重送された被給送媒体が前記カセット部に戻された後に、ユーザは、前記カセット部を取り外すことができる。即ち、ユーザが前記カセット部を取り外したとき、被給送媒体が前記カセット部から中途半端に突出した状態となる虞がない。さらに、該状態で該被給送媒体が前記カセット部から落下する虞もない。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能であり、前記カセット部と係合していないロック解除位置と、前記カセット部と係合してロックするためのロック位置との間を移動するロックレバーと、該ロックレバーを、前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動させると共に、前記ロックレバーの前記ロック位置において、前記ロックレバーの位置をロックするレバーロック状態と、ロックしないレバーロック解除状態とを切替え、前記ロックレバーを前記ロック位置において前記レバーロック状態とすることで前記カセット部のロック状態を実現し、前記ロック位置において前記レバーロック解除状態とすることで前記カセット部のロック解除状態を実現する作用部と、前記ロックレバーを、前記ロック位置と、前記ロック解除位置との二つの安定位置に付勢する付勢手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットロック機構は、前記ロックレバーと、前記作用部と、前記付勢手段と、を備えている。従って、前記カセット部が装着され一度前記カセット部のロック状態に切り替った後から前記カセット部が取り外されるまでの間において、前記ロックレバーを前記ロック位置で安定させることができる。即ち、前記カセット部が装着された状態での被給送媒体の連続給送中において、前記ロックレバーの位置は変位しない構成である。
その結果、給送毎にロックレバーが変位する構成と比較して、前記ロックレバーが変位しない分だけ動力負荷を低減することができる。特に給送装置に設けられたバッテリーによって駆動する場合、駆動時間を延ばすことができるので有効である。
また、連続給送中において、前記ロックレバーによる騒音を防止することができる。給送毎にロックレバーが変位する構成と比較して、前記ロックレバーが変位しないので、その分だけ給送装置全体としての騒音を低減することができる。特にユーザの近くに設置される傾向にある小型給送装置の場合、ユーザに不快感を与えないので有効である。
またさらに、前記ロックレバーを前記ロック解除位置側へ移動させ、前記カセット部を前記給送装置本体部から取り外した際、前記ロックレバーを前記ロック解除位置に安定させることができる。その結果、前記カセット部を再度前記給送装置本体部に装着する際、前記ロックレバーが装着の妨げとなる虞がない。
尚、前記ロックレバーを二つの安定位置に安定させる付勢手段の構成としては、ロックレバーの自重やバネの付勢力によって安定させる構成がある。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記付勢手段はバネであることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第6の態様と同様の作用効果に加え、前記付勢手段はバネである。従って、容易に前記ロックレバーを前記ロック位置と、前記ロック解除位置とにおいて安定させることができる。また、給送装置自体が移動される際、揺られた場合であっても前記バネの付勢力により前記ロックレバーが移動する虞がない。
本発明の第8の態様は、第6または第7の態様において、前記カセットロック機構は、前記カセット部を取り外す際の前記作用部の前記レバーロック解除状態において、前記ロックレバーを前記ロック位置から前記ロック解除位置側へ移動させるレバー解除位置移動手段を備え、該レバー解除位置移動手段は、前記カセット部側に設けられ、前記ロックレバーが係合する被係合部において、前記カセット部の取り外し方向に対して傾斜して設けられ、前記カセット部が取り外される際、該カセット部の取り出し方向への移動に伴って、前記ロックレバーを前記ロック位置から前記ロック解除位置側へ移動させる解除作用部であることを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、第6または第7の態様と同様の作用効果に加え、前記レバー解除位置移動手段は、前記解除作用部である。従って、前記カセット部を前記給送装置本体部から取り外す際、確実に前記ロックレバーの位置を、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロック解除位置側に移動させることができる。即ち、取り外す際、前記ロックレバーが前記ロック位置のままであるためにスムーズに取り外すことができないといった虞がない。
本発明の第9の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーを有し、該ロックレバーは、自重で前記カセット部との係合が解除する側へ移動することを特徴とする。
本発明の第9の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーを有し、該ロックレバーは、自重で前記カセット部との係合が解除する側へ移動する。従って、前記ロックレバーを回動させる際、該ロックレバーを容易に回動させることができる。
仮に、前記ロックレバーがばね等の付勢手段によって付勢されていた場合、該付勢手段の付勢力に抗して前記ロックレバーを移動しなければならない。
本態様は、係る場合と比較して、容易に前記ロックレバーを移動することができる。即ち、前記カセットロック機構の動力源の負荷を最小限にすることができる。
本発明の第10の態様は、第1から第5および第9のいずれか一の態様において、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーと、該ロックレバーを移動可能なカム部と、を有し、該ロックレバーは、前記カセット部と係合した状態において、前記カム部の回動支点に対して付勢する構成であることを特徴とする。
本発明の第10の態様によれば、第1から第5および第9のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーと、該ロックレバーを移動可能なカム部と、を有し、該ロックレバーは、前記カセット部と係合した状態において、前記カム部の回動支点に対して付勢する構成である。従って、前記ロックレバーが前記カセット部と係合した状態における前記カム部の負荷の増加分を、最小限にすることができる。
仮に、前記ロックレバーが、前記カセット部と係合した状態において、前記カム部の回動支点と異なる方向に付勢する構成であった場合、該付勢する力が前記カム部の回動を妨げる虞が生じる。さらに、前記カム部が前記給送ローラの軸に設けられていた場合、前記ロックレバーから前記カム部を回動させるように力が作用する虞がある。係る場合、送り精度を低下させる虞がある。
本態様は、係る場合と比較して、前記ロックレバーが前記カセット部と係合した状態における前記カム部の負荷の増加分を低減することができる。さらに、前記カム部が前記給送ローラの軸に設けられていた場合であっても、送り精度を低下させる虞がない。
本発明の第11の態様は、第6から第10のいずれか一の態様において、前記ロックレバーは、被給送媒体の幅方向において前記カセット部の端部と係合する構成であることを特徴とする。
本発明の第11の態様によれば、第6から第10のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記ロックレバーは、被給送媒体の幅方向において前記カセット部の端部と係合する構成である。従って、前記ロックレバーを、前記カセット部において前記端部と端部との間の中央部と比較して強度が高い箇所と係合させることができる。即ち、前記カセット部において比較的強度の高い箇所と係合させることができる。その結果、前記カセット部自体の変形や破損を防止することができる。
本発明の第12の態様の記録装置は、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第11のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第12の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第11のいずれかの態様の前記給送装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第11のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部145および給送部144としてのカセット部300が記録装置本体101に装填されている。そして、カセット部300の内部には、カセットホッパ320(図3〜図11参照)が、給送部144の後述する給送ローラ190(図3〜図10参照)に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、カセットホッパ320は、載置される用紙Pの幅方向Xに延設され、カセットホッパ320の上方に設けられた接合部321(図3参照)を支点に揺動するように設けられている。
そして、カセットホッパ320(図3〜図11参照)の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ190(図3〜図10参照)により、左右のエッジガイド(図示せず)に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対(図示せず)へと給送される。搬送ローラ対(図示せず)まで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送ローラ対(図示せず)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向Xである主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排出ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図4に示すのは、図3の要部拡大側断面図である。
図3および図4に示す如く、カセット部300は、カセット筐体部310と、カセットホッパ320と、先端規制部319と、を有している。このうち、カセット筐体部310は、用紙Pを覆うように設けられている。また、カセットホッパ320は、カセット筐体部310と接合部321において接合されている。そして、カセットホッパ320は、接合部321を支点に揺動することができるように構成されている。また、先端規制部319は、カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部内に収納された用紙Pの先端の位置を規制するように設けられている。
カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部300の位置および姿勢は、基体部210に設けられた度当て部212と、カセット案内部213と、カセット規制部214と、によって規制されている。
具体的には、度当て部212は、カセット部300の給送方向Yの位置を規制するように設けられている。
また、カセット案内部213は、カセット部300の幅方向Xの位置および給送ローラ190から離間する方向の位置を規制するように設けられている。またさらに、カセット規制部214は、カセット部300の給送ローラ190へ接近する方向の位置を規制するように設けられている。さらに、カセット案内部213およびカセット規制部214は、協働してカセット部300の姿勢を規制するように構成されている。
給送ローラ190は、弧部192と、弦部191と、給送ローラ軸193と、を有している。そして、給送ローラ190は、給送用モータ104の動力がギア輪列(図示せず)および公知技術であるクラッチ装置(図示せず)によって給送ローラ軸193まで伝達され、給送ローラ軸193を支点に図3および図4において時計方向へ回動するように設けられている。
また、給送用モータ104の動力によって、ホッパカム部219は、カム軸220を支点に図中において反時計方向へ回動するように構成されている。そして、ホッパカム部219の回動に伴って公知技術である一対の戻しレバー228、228およびホッパレバー221が回動するように構成されている。具体的には、ホッパレバー221は、レバー軸222を支点に回動可能に設けられている。そして、ホッパレバー221は、図示しないホッパばねによって、ホッパレバー221の先端に係合されたホッパ225が給送ローラ190に接近する方向へ付勢されている。
そして、ホッパカム部219によって、ホッパ225が給送ローラ190から離間するように、ホッパレバー221が回動する。所謂、ホッパダウンである。ホッパレバー221の先端には、姿勢規制部223が設けられている。そして、ホッパ225は、姿勢安定ばね224によって姿勢規制部側に付勢されている。ここで、ホッパダウン状態では、ホッパ225は、基体部210に設けられたホッパ規制部227と当接し、姿勢規制部223から僅かに離間した状態となる。
従って、ホッパダウン状態のホッパ225の位置および姿勢を精度よく決めることができる。その結果、カセット部300を記録装置本体101に対して着脱する際、カセット部300が、ホッパ225およびホッパ225に設けられた公知技術である高摩擦部材の一例であるコルク材226と当接する虞がない。即ち、前記着脱する際、カセット部300がホッパ225およびコルク材226に引っ掛かる虞がない。
また、ホッパカム部219が回動することによって、ホッパカム部219とホッパレバー221との係合が解除されると、ホッパレバー221はホッパばねの付勢力によって反時計方向へ回動する。従って、ホッパ225は、給送ローラ190へ接近移動する。即ち、ホッパアップである。このとき、ホッパ225は、カセットホッパ320に設けられたホッパ係合部324を介して用紙Pを直に押圧することができるように構成されている。そして、ホッパアップ状態において、給送ローラ190が回動すると、用紙Pに送り力が生じる。従って、用紙Pを給送方向下流側へ送ることができる。
またさらに、カセット部の下方には、給送開口部330が設けられている。給送ローラは、給送開口部330を介して用紙Pと接触することができるように構成されている。そして、送り力が生じた用紙Pは、給送開口部330を介してカセット部の外部へ変位するように構成されている。
また、基体部210には、予備分離部217および本分離部としての分離パッド218が設けられている。予備分離部217は、給送ローラ190に対して接離移動可能に設けられている。また、予備分離部217は、図示しない付勢手段によって給送ローラ側へ付勢されている。
尚、図示しない規制部によって、図3および図4に示す予備分離部217の位置より、予備分離部217の給送ローラ側への移動は規制されている。
用紙Pが給送され、予備分離部217を通過した用紙Pは、分離パッド218へ進入し突き当てられる。ここで、複数の用紙Pが予備分離部217を通過した場合、分離パッド218に突き当てられることによって、最上位の用紙Pのみが余分な用紙Pから分離され給送方向下流側へさらに送られる。所謂、土手分離である。そして、最上位の用紙Pは、基体部210に設けられた用紙案内面部211に案内され記録部143へ送られる。一方、分離パッド218において停止した前記余分な用紙Pは、一対の戻しレバー228、228によってカセット部300へ戻される。
尚、弦部191が予備分離部217、分離パッド218および用紙案内面部211と対向している状態が、給送ローラ190のリセット位置である。また、Z軸方向は用紙の厚み方向である。
図5に示すのは、本発明に係るカセットロック機構を示す全体斜視図である。また、図6に示すのは、図5の要部を示す拡大斜視図である。
ここで、図5および図6は用紙Pの幅方向Xの80桁側から観た図である。そして、内部の理解を容易にするためにカセット部300の80桁側の図示を省略する。
図5および図6に示す如く、給送部144はカセットロック機構230を備えている。カセットロック機構230は、記録装置本体101に取り付けられたカセット部300を保持した状態をロックおよびロック解除の切替え可能に構成されている。
具体的に、カセットロック機構230は、記録装置本体側に設けられたロック部材としてのロックレバー231と、カセット部側に設けられた被係合部332とを有する。そして、ロックレバー231は、被係合部332と係合可能に設けられている。また、ロックレバー231は、ロックレバー支点233を支点に揺動可能に設けられている。またさらに、ロックレバー231は、一端に被係合部332と係合可能な係合部232と、他端にカムフォロア部234とを有する。
また、給送ローラ軸193には、カムフォロア部234と当接可能なカム部235が設けられている。
尚、理解を容易にするため、用紙Pおよび基体部210の図示は省略するものとする(以下、同様)。
続いて、カセットロック機構230の動作について説明する。
図7に示すのは、ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図7に示す如く、ホッパレバー221はレバー軸222を支点に反時計方向へ回動して、ホッパ225が給送ローラ190から離間したホッパダウン状態である。このとき、給送ローラ190はリセット位置の状態である。また、ロックレバー231の係合部232は、カセット部300の被係合部332と係合していない状態である。
ここで、ロックレバー231の一端の係合部232は、他端のカムフォロア部234より重くなるように構成されている。
従って、ロックレバー231には自重によって図中における反時計方向へ回動する力が生じる。そして、カムフォロア部234が、給送ローラ軸193に設けられたカム部235と当接した状態となる。
尚、カム部235は、回動支点236を支点に回動するように設けられている。
図8に示すのは、ホッパアップのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図8に示す如く、図7の状態から給送ローラ軸193が反時計方向へ回動すると、ホッパカム部219とホッパレバー221との係合が解除される。従って、ホッパレバー221は、ホッパばねの付勢力によってレバー軸222を支点に時計方向へ回動する。即ち、ホッパアップする。このとき、ホッパ225は、カセットホッパ320のホッパ係合部324(図5および図6参照)と係合して一体となって、給送ローラ190へ接近移動する。
また、給送ローラ軸193の回動に伴って、給送ローラ190およびカム部235が反時計方向へ回動する。
従って、カム部235は、カムフォロア部234に作用して、ロックレバー231を時計方向へ回動させる。その結果、ロックレバー231の係合部232が、カセット部300の被係合部332と係合した状態となる。即ち、カセット部300の位置をロックした状態となる。
ここで、ロック状態に切り替わるタイミングは、用紙Pの給送開始と同時である。従って、給送開始と同時にカセット部300が取り外される虞がなくなる。その結果、カセット部300および記録装置本体101の破損を防止することができる。また、用紙ジャム、給送中にカセット部300が取り外されることによる用紙ダメージを防止することができる。
尚、ホッパアップが開始する瞬間にロック状態に切り替わることが望ましい。係る場合、ホッパ225、ホッパレバー221およびカセット部300の破損を防止することができる。
図9に示すのは、ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図である。具体的には、ロック解除直前状態を示す図である。
図9に示す如く、図8の状態からさらに給送ローラ軸193が反時計方向へ回動すると、給送ローラ190およびカム部235が反時計方向へ回動する。従って、用紙Pがさらに給送方向下流側へ送られる。また、カム部235は、一定期間だけカムフォロア部234と当接してロックレバー231の姿勢を保持する。従って、一定期間は、ロックレバー231の係合部232は、カセット部300の被係合部332と係合したロック状態となる。その結果、カセット部300は、記録装置本体に対して取り付け方向Yと逆方向へ移動できなくなる。即ち、取り外しが出来ない状態となる。
ここで、ロックレバー231には、自重によってロック解除する方向である反時計方向へ回動する力が作用するように構成されている。該力は、付勢手段を用いた場合の付勢力と比較して極めて小さくすることができる。従って、ロック状態において、カムフォロア部234とカム部235との間の摩擦力を極めて小さくすることができる。その結果、給送ローラ軸193の回動の負荷を最小限度に留めることができる。
また、ロック状態において、ロックレバー231の反時計方向へ回動する力は、カムフォロア部234を介してカム部235の回転中心方向に作用するように構成されている。即ち、前記力が、カム部235に対してカム部235の回動方向に作用しないように構成されている。その結果、給送ローラ軸193の回動の負荷を最小限度に留めることができる。
そして、該一定期間内であって、給送ローラ190がリセット位置に戻る直前に、ホッパカム部219がホッパレバー221を反時計方向へ回動させる。即ち、ホッパダウンを開始する。そして、ホッパ225は、カセット部300のホッパ係合部324を介して外側へ移動する。
その後、前記一定期間が終了する際、給送ローラ軸側のカム部235が、ロックレバー231のカムフォロア部234から離間しようとする。
図10に示すのは、ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図である。具体的には、ロック解除状態を示す図である。
図10に示す如く、図9に示す状態からさらに給送ローラ軸193が反時計方向へ僅かに回動すると、カム部235が、ロックレバー231のカムフォロア部234から離間する。即ち、カム部235によるロックレバー231の姿勢保持状態が解除される。従って、ロックレバー231は、前述した自重によって、反時計方向へ回動する。
その結果、ロックレバー231の係合部232と、カセット部300の被係合部332との係合が解除される。即ち、ロック解除状態となる。
このとき、給送ローラ190はリセット位置に戻る直前であって、用紙Pの給送は終了した状態である。即ち、用紙Pは、給送ローラ190によってではなく、搬送ローラ対(図示せず)によって送られている状態である。
その後、さらに給送ローラ軸193が反時計方向へ回動し、図7に示すリセット位置の状態となる。このとき、カム部235は、再びカムフォロア部234と当接する。
ここで、前述したように、ロックレバー231には、自重によってロック解除する方向である反時計方向へ回動する力が作用するように構成されている。従って、ロック解除する際、給送ローラ軸193の負荷が増加する虞がない。即ち、ロック解除に切り替わる際、新たな力(動力負荷)を必要としない。
尚、本実施形態では、ロックレバー231は、自重によってロック解除する方向へ回動するように設けたが、付勢手段によって回動するように構成してもよい。例えば、付勢手段の一例としてコイルばねによってロック解除する方向へロックレバー231を付勢してもよい。
図11に示すのは、本発明に係るロックレバーの位置を示す正面図である。
図11に示す如く、カセットロック機構230のロックレバー231およびカセット部側の被係合部332は、用紙Pの幅方向Xにおいて、カセット部300の端部331に設けられている。即ち、カセット部300の角の近傍である。ここで、カセット部300が撓みやすい素材で形成されていた場合、一方の端部331と他方の端部331との間の中間部が最も撓みやすい。
そこで、本実施形態のカセットロック機構230は、幅方向Xにおいて、カセット部300の端部331に設けられている。従って、カセット部300の素材の特性の影響を受けにくくすることができる。即ち、カセット部300が可撓性素材で形成されている場合であっても、確実にカセット部300をロックすることができる。
ここで、「可撓性素材」とは、板状にしたときに撓ませることができる材質のものをいう。例えば、PP(ポリプロピレン)等の樹脂であることが望ましい。また、コシの強い紙であってもよいのは勿論である。
尚、本実施形態では、幅方向Xにおいて、カセットロック機構230を80桁側の一箇所設けたが、1桁側および80桁側の両端部に設けてもよいのは勿論である。また、被係合部332をカセット部300の底面に設けたが、これに限られないのは言うまでもない。側面、前面、背面および上面のいずれであってもよい。またさらに、複数の面に設けてもよい。
図12に示すのは、本発明に係るカセットロック機構の動作と他の部材の動作との関係を示す図である。ここで、左列の縦の番号は、工程ステップ(以下、単にステップ)の番号を示す。一方、上段の項目は、部材の名称を示す。その部材の下段には、ステップごとの動作状態を示す。
図12に示す如く、ステップ1では、ASF(オート・シート・フィーダ)のトリガが解除される。具体的には、前述したクラッチ装置(図示せず)の動力伝達が接続状態に切り替わる。そして、給送用モータ104の動力が給送ローラ軸193へ伝達される。
ステップ2では、ホッパ225は待機位置である。具体的には、ホッパダウンしている状態である。また、給送ローラ190は回転を開始する。またさらに、戻しレバー228、228は待機位置である。具体的には、用紙経路を形成する用紙案内面部211から突出した状態である。また、カセットロック機構230はロック解除状態である。またさらに、用紙先端の位置はホッパ上である。
ステップ3では、ホッパ225は待機状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、カセット部内から外へ移動する。また、カセットロック機構230は、ロック状態に切り替わる。またさらに、用紙先端の位置はホッパ上である。
ステップ4では、ホッパ225は待機状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙経路から離れる。具体的には、用紙案内面部211から退避する。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端の位置はホッパ上である。
ステップ5では、ホッパ225は待機状態である。また、給送ローラ190は、弧部192がホッパ225の対面位置に到達する。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端の位置はホッパ上である。
ステップ6では、ホッパ225はホッパアップする。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は給送ローラ190とホッパ225とにニップされた状態となる。
ステップ7では、ホッパ225はホッパアップ状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は給送方向下流側へ移動する。
ステップ8では、ホッパ225はホッパアップ状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は分離部としての分離パッド218に到達する。
ステップ9では、ホッパ225はホッパアップ状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、最上位の用紙先端が次位以降の用紙先端から分離される。
ステップ10では、ホッパ225はホッパアップ状態である。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、最上位の用紙先端が搬送ローラ対(図示せず)に到達する。
ステップ11では、ホッパ225は、ホッパダウンを開始する。また、給送ローラ190は回転状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は搬送ローラ対(図示せず)によって搬送中である。即ち、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ12では、ホッパ225は、ホッパダウン中である。また、給送ローラ190は、弦部191がホッパ225と対向する。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙案内面部211から退避した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ13では、ホッパ225は、ホッパダウン中である。また、給送ローラ190は、弦部191がホッパ225と対向した状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙経路である用紙案内面部211から突出する。即ち、紙戻し動作が開始される。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ14では、ホッパ225は、ホッパダウン終了する。即ち、ホッパダウン状態となる。また、給送ローラ190は、弦部191がホッパ225と対向した状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、用紙戻し動作中である。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ15では、ホッパ225はホッパダウン状態である。また、給送ローラ190は、弦部191がホッパ225と対向した状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、戻し動作終了状態となる。また、カセットロック機構230は、ロック状態である。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ16では、ホッパ225はホッパダウン状態である。また、給送ローラ190は、弦部191がホッパ225と対向した状態である。またさらに、戻しレバー228、228は、戻し動作が終了した状態である。また、カセットロック機構230は、ロック解除状態に切り替わる。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ17では、ホッパ225はホッパダウン状態である。また、給送ローラ190は停止状態となる。このとき、給送ローラ190はリセット位置である。またさらに、戻しレバー228、228は、戻し動作が終了した状態となる。また、カセットロック機構230はロック解除状態である。またさらに、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ18では、ASF機構としての給送部144がリセット状態となる。具体的には、クラッチ装置の動力伝達状態が切断状態となる。このとき、給送ローラ190はリセット位置である。
ステップ19では、用紙Pは搬送ローラ対(図示せず)によって送られている状態である。そして、用紙先端は、搬送ローラ対(図示せず)より送り方向下流側に位置する。
ステップ20では、用紙後端が排出ローラ(図示せず)によって記録装置100より排出される。
以上説明したように、給送部144の給送動作開始から終了までの間は、カセットロック機構230によってカセット部300の位置がロックされた状態となる。
ここで、「給送動作開始」とは、給送ローラ190がリセット位置から回動し始めたときをいう。また、「給送動作終了」とは、回動していた給送ローラ190がリセット位置で停止したときをいう。
従って、給送動作中において、カセット部300が記録装置本体101から取り外される虞がない。その結果、カセット部300および記録装置本体101の破損や変形を防止することができる。例えば、取り外し方向に移動するカセット部300に引っ掛かってホッパ225やホッパレバー221が破損する虞がない。
また、給送動作中において、カセット部300が移動しないので、該移動による用紙Pと給送ローラ190との間に生じるスリップ痕を防止することができる。
尚、上記実施例では、ロックレバー231は給送ローラ軸193から動力を受けてロック状態およびロック解除状態に切り替わるように構成したが、これに限られるものではない。ホッパアップおよびホッパダウンするときに回動するホッパレバー221から動力を受けて切り替わるように構成してもよい。係る場合、取り外し方向に移動するカセット部300に引っ掛かってホッパ225およびホッパレバー221が破損する虞を確実に防止することができる。
また、戻し動作する戻しレバー228、228から動力を受けて切り替わるように構成してもよい。係る場合、戻し動作によって重送された用紙Pがカセット部内に押し戻された後にロック解除状態に切り替わるように構成することができる。その結果、ユーザがカセット部300を取り外した際、用紙Pが中途半端にカセット部300から突出した状態となる虞がない。そして、該状態から用紙Pが雪崩出てくる虞もない。
またさらに、これらを組み合わせて複数の部材から動力を受けて切り替わるように構成してもよい。係る場合、ロックおよびロック解除するタイミングを所望のタイミングにすることができる。そして、ロック状態の期間を長くすることが可能である。
例えば、マージンを考慮して給送動作が開始する直前、即ち、クラッチ装置の動力伝達状態が接続状態に切り替わったときに、ロック状態に切り替わるように構成することができる。また、給送動作が終了した直後、即ち、クラッチ装置の動力伝達状態が切断状態に切り替わったときに、ロック解除状態に切り替わるように構成することができる。
また、上記実施例では、ロックレバー231を一つ設けたが、ホッパレバー221から動力を受ける第2のロックレバー、戻しレバー228、228から動力を受ける第3のロックレバー等、複数設けてもよい。係る場合、前述した場合と同様にロックおよびロック解除するタイミングを所望のタイミングにすることができる。
本実施形態の給送装置としての給送部144は、給送装置本体部側である記録装置本体側に設けられ、被給送媒体の一例である用紙Pを給送する給送ローラ190と、給送装置本体部である記録装置本体101に対して着脱可能であり、用紙Pを収納するカセット部300と、記録装置本体側に設けられ、カセット部300が装着された状態を保持したロック状態と、着脱可能なロック解除状態とを切替え可能なカセットロック機構230と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、カセットロック機構230は、給送部144の給送機構から動力を受けて前記切替えを実行することを特徴とする。
ここで、給送機構とは、給送部144の機構をいう。
またさらに、本実施形態において、カセット部300において用紙Pが載置される載置部145としてのカセットホッパ320と給送ローラ190との間の距離を接近させるためにカセットホッパ320および給送ローラ190の一方を付勢する付勢手段としてのホッパ225およびホッパレバー221を備え、カセットロック機構230は、給送機構としてのホッパ225およびホッパレバー221の動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、カセットロック機構230は、給送機構としての給送ローラ190の動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、重送された用紙Pを給送ローラ190の給送方向下流側から上流側へ戻すことが可能な戻しレバー228、228を備え、カセットロック機構230は、給送機構としての戻しレバー228、228の動作から動力を受ける構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、カセットロック機構230は、カセット部300と係合可能なロックレバー231を有し、ロックレバー231は、自重でカセット部300との係合が解除する側へ移動することを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、カセットロック機構230は、カセット部300と係合可能なロックレバー231と、ロックレバー231を移動可能なカム部235と、を有し、ロックレバー231は、カセット部300と係合した状態において、カム部235の回動支点236に対して付勢する構成であることを特徴とする。
また、本実施形態のロックレバー231は、用紙Pの幅方向Xにおいてカセット部300の端部331と係合する構成であることを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、載置された被記録媒体の一例である用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備えた記録装置100であって、給送部144は、カセットロック機構230を備えていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
[他の実施形態]
続いて、他の実施形態のカセットロック機構について説明する。
図13に示すのは、カセット部を記録装置本体にセットする前における他の実施形態のカセットロック機構を示す側断面図である。また、図14に示すのは、図13のときの様子を示す要部拡大斜視図である。
尚、他の実施形態において、特に説明する部材以外は前述した実施例と同様であるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。また、部材の位置関係を理解しやすくするために用紙の図示は省略する(以下、同じ)。
図13および図14に示す如く、記録装置本体側には、用紙Pの給送中において、カセット部500がセットされた状態を保持するカセットロック機構430が設けられている。カセットロック機構430は、ロックレバー431と、コイルばね450と、カムフォロア部435とを有する。
このうち、ロックレバー431は、レバー支点434を支点に揺動可能に設けられている。そして、ロックレバー431は、一端側にカムフォロア部435を有し、他端側に係合部432を有する。カムフォロア部435は、給送ローラ軸193と同軸上に設けられたカム部440から作用を受けるように構成されている。
即ち、給送ローラ190の動力を利用してロックレバー431が揺動することができるように構成されている。
尚、他の実施形態において、カムフォロア部435は、給送ローラ軸193と同軸上に設けられたカム部440から動力を受ける構成を例に説明するが、これに限られるものではない。ホッパ225の動力、重送された用紙Pを搬送方向上流側へ押し戻す所謂、戻しレバー228(図4参照)の動力を利用してもよいのは勿論である。また、専用のモータを設けて該モータの動力によってロックレバー431を揺動させてもよい。
また、前記他端側の係合部432は、カセット部500に設けられた被係合部502としての傾斜部503と係合可能に設けられている。具体的には、前記他端側の先端側を屈曲させることによって係合部432が形成されている。そして、係合部432は、カセット部500に設けられたレバー挿通穴部501を介して被係合部502としての傾斜部503と係合するように設けられている。また、被係合部502としての傾斜部503は、カセット部500の着脱方向Yに対して傾斜して設けられている。
詳しくは後述するが、カセット部500を取り外す際に傾斜部503のY軸方向変位によって、ロックレバー431を、係合部432と傾斜部503とが係合する係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)から係合部432と傾斜部503とが係合しない係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)へ揺動させることができるように傾斜して設けられている。
またさらに、コイルばね450は、ロックレバー431に対して所謂、二安定ばねとしての役割をもっている。具体的には、コイルばね450の一端は、ロックレバー431の前記他端側に形成されたばね係合部433と係合されている。一方、コイルばね450の他端は、記録装置本体101(図3参照)の基体部210(図4参照)と係合されている。
ここで、ロックレバー431は、係合部432が傾斜部503と係合する係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)と、係合部432と傾斜部503とが係合しない係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)との間において揺動可能に設けられている。
そして、ロックレバー431の揺動可能範囲の中間の位置である所定位置(図17および図18に示すロックレバーの位置)を基準に、ロックレバー431の位置が該基準より前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)側であるとき、コイルばね450は、ロックレバー431を、該係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)側へ付勢するように構成されている。
一方、ロックレバー431の位置が該基準より前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)側であるとき、コイルばね450は、ロックレバー431を、該係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)側へ付勢するように構成されている。即ち、前記所定位置(図17および図18に示すロックレバーの位置)が二安定ばね作用における分岐点となる。
続いて、カセットロック機構430の動作について説明する。
カセット部500を記録装置本体101(図3参照)にセットする前の状態では、給送ローラ190は、リセット位置である。
ここで、「リセット位置」とは、給送ローラ190の弦部191がホッパ225と対向する給送ローラ190の位置をいう。
また、ロックレバー431は、図13および図14に示す係合解除状態の位置である。
尚、係合解除状態の位置は、ロック解除状態の位置でもある。
このとき、ロックレバー431は図13における反時計方向へ付勢され、カムフォロア部435はカム部440と当接した状態である。即ち、ロックレバー431の位置は、カム部440とカムフォロア部435との当接によって決定されている。
カセット部500を記録装置本体101(図3参照)にセットする際、カセット規制部214(図3参照)およびカセット案内部213(図3参照)に案内されながらカセット部500を取り付け方向Yへ移動させる。このとき、カセット部500のレバー挿通穴部501は、ロックレバー431の係合部432に対して接近する。
図15に示すのは、カセット部のセット完了時における他の実施形態のカセットロック機構を示す側断面図である。また、図16に示すのは、図15のときの様子を示す要部拡大斜視図である。
図15および図16に示す如く、図13および図14に示す状態からさらにカセット部500を取り付け方向Yへ移動させると、ロックレバー431の係合部432は、カセット部500のレバー挿通穴部501に挿通される。このとき、コイルばね450の一部も挿通される。そして、カセット部500の先端が、記録装置本体101の度当て部212(図4参照)に度当たり、カセット部500は停止する。即ち、カセット部500のセットが完了する。
図17に示すのは、他の実施形態のカセットロック機構のロック開始動作を示す側断面図である。また、図18に示すのは、図17のときの様子を示す要部拡大斜視図である。
図17および図18に示す如く、カセット部500がセットされた後、先ず、カセット部500のセット状態をロックする。具体的には、給送ローラ190を図17における反時計方向へ回動させる。このとき、カム部440も一体に反時計方向へ回動する。
そして、カム部440は、カムフォロア部435に作用を及ぼし、ロックレバー431を図17における時計方向へ揺動させる。このとき、ロックレバー431は、コイルばね450によって安定された状態である。従って、カム部440は、コイルばね450の付勢力に抗してロックレバー431を時計方向へ揺動させる。具体的には、前述した基準である所定位置(図17および図18に示すロックレバーの位置)までは、コイルばね450の付勢力に抗して揺動させる。
コイルばね450の長さは、前記係合解除位置から時計方向へ変位することに従って徐々に伸び、ロックレバー431の位置が前記基準の所定位置になったとき、最長となる。このとき、ばね係合部433におけるコイルばね450の付勢方向は、ばね係合部433からレバー支点434へ向かっている。即ち、この一瞬のみコイルばね450の付勢力はロックレバー431の揺動方向へ作用しない。
尚、図17および図18に示すロックレバー431の位置が、前述した二安定ばねの作用における基準である所定位置である。
図19に示すのは、他の実施形態のカセットロック機構のロック完了時の状態を示す側断面図である。また、図20に示すのは、図19のときの様子を示す要部拡大斜視図である。
図19および図20に示す如く、図17および図18に示す状態よりさらにカム部440が回動すると、ロックレバー431はさらに図19における時計方向へ揺動する。そして、ロックレバー431の位置は、前記基準の所定位置(図17および図18に示すロックレバーの位置)を通過する。
従って、コイルばね450の二安定ばねの作用により、ロックレバー431は、図19における時計方向へ付勢される。その結果、ロックレバー431は図19における時計方向へ揺動し、カムフォロア部435はカム部440から離間し、係合部432は被係合部502である傾斜部503と係合する。そして、ロックレバー431は停止する。
このとき、カム部440の位置は、カムフォロア部435から極僅かに離れた位置に位置するように構成されている。従って、ロックレバー431が図19における反時計方向へ所定以上揺動することを規制することができる。その結果、セットされたカセット部500が取り付け方向Yと逆方向である取り外し方向へ移動することを防止することができる。即ち、係合部432が被係合部502と係合した状態のロックレバー431の位置を保持することによって、カセット部500がセットされた状態をロックすることができる(以下、ロック状態という)。
尚、ロック状態において、カム部440とカムフォロア部435との間の距離は極僅かであることが望ましい。該距離が大きくなる程、ロックレバー431の図19における反時計方向へ揺動可能な所謂、あそびが大きくなるからである。ここで、あそびがあってもコイルばね450の二安定ばねの作用により、ロックレバー431がカタカタと動く虞はない。
図21に示すのは、ホッパアップ時における他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図21に示す如く、図19および図20に示す状態よりさらに給送ローラ190が図21における反時計方向へ回動すると、ホッパ225が時計方向へ揺動し、カセットホッパ320と係合する。そして、ホッパ225は、カセットホッパ320を給送ローラ190に対して接近移動させる。所謂、ホッパアップである。このとき、カセットホッパ320に載置された用紙Pのうち、給送ローラ190に対して最上位の用紙Pは、給送ローラ190と接触する。
尚、部材の位置関係を理解しやすくするために用紙の図示は省略する。
そして、最上位の用紙Pは、給送ローラ190によってピックアップされて給送方向下流側へ給送される。
このとき、ロックレバー431は、前記係合状態である。また、カム部440は、カムフォロア部435と極僅かに離間した状態であって、ロックレバー431が反時計方向へ所定以上揺動することを規制している状態である。即ち、カセット部500は、カセットロック機構430によってロックされた状態である。
図22に示すのは、JOB中の先行用紙給送後かつ次位用紙給送前のホッパダウン状態におけるカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図22に示す如く、JOB中において先行する用紙Pを給送した後、ホッパ225は、図中における反時計方向へ揺動し、カセットホッパ320は給送ローラ190から離間移動する。所謂、ホッパダウンである。
ここで、「JOB」とは、一つのまとまった記録実行命令をいう。複数枚の用紙Pを記録する命令あれば複数枚の用紙Pを連続して給送し記録を実行する。例えば、10枚の用紙Pを記録する命令があれば、10枚の用紙Pを連続して給送し記録を実行する。
ホッパダウンしたとき、給送ローラ190はリセット位置となる。そして、先行する用紙Pを給送した後、連続して用紙Pを給送するために直ちにホッパアップを実行する。この間のホッパダウンした状態において、カム部440は、カムフォロア部435から大きく離間するが、コイルばね450の二安定ばねの作用によって、ロックレバー431は前記係合状態のままである。
即ち、ロックレバー431は前記係合状態であるが、カム部440は、ロックレバー431が反時計方向へ所定以上揺動することを規制していない状態である(以下、ロック解除可能状態という)。
尚、「ロック解除可能状態」としたのは、完全な「ロック状態」か否かはカム部がカムフォロア部に接近しロックレバーの揺動を前記規制した状態か否かで決まり、完全な「ロック解除状態」か否かは係合部が被係合部と係合した前記係合状態か否かで決まり、前記規制した状態ではなく、かつ、前記係合状態である場合は中途半端な状態だからである。
そして、連続して用紙Pを給送するために直ちにホッパアップを実行し、前述した給送中のロック状態(図21に示す状態)となる。即ち、JOB中では、ロックレバー431は常に前記係合状態である。噛み砕いて説明すると、カセット部500をセットしたときから、JOB終了までの間にロックレバー431の位置を前記係合状態に揺動させるためにカムフォロア部435へ力を作用させた回数は一回のみである。従って、前述した実施例における自重によってロックレバー231(図5〜図11参照)が揺動する構成と比較して、一つのJOB当りの動力負荷を低減させることができる。
尚、コイルばね450の付勢力はロックレバー431の位置を安定させるためだけに必要最小な力であるとする。
また、前述した実施例における自重によってロックレバー231(図5〜図11参照)が揺動する構成では、JOB中においてロックレバー231(図5〜図11参照)は給送毎に揺動する。そして、JOB中にロックレバー231(図5〜図11参照)が揺動した際にカム部235とカムフォロア部234とが衝突してカタカタ音等が生じる虞がある。一方、他の実施形態のJOB中では、前述したようにロックレバー431は常に前記係合状態である。即ち、JOB中において、ロックレバー431が騒音(カタカタ音等)を発生する虞がない。
その結果、他の実施形態のJOB中においてロックレバー431が常に前記係合状態である構成は、前述した実施例のロックレバー231(図5〜図11参照)が給送毎に揺動する構成と比較して、ロックレバーのカタカタ音等の分だけ記録装置100が全体として生ずる騒音を低減することができる。
尚、前述したように先行する用紙Pを給送した後、連続して用紙Pを給送するために直ちにホッパアップを実行するように構成されている。言い換えると、JOB中では、前述した給送中のロック状態(図21に示す状態)から給送後のロック解除可能状態(図22に示す状態)になり、直ちに給送中のロック状態(図21に示す状態)となる。即ち、JOB中において、ロック解除可能状態になるのは一瞬である。従って、JOB中において、カセット部500が取り外される虞は殆どない。
図23に示すのは、JOB終了後のカセット部の取り外し開始状態におけるカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図23に示す如く、JOBが終了すると、給送ローラ190はリセット位置となる。また、ホッパ225は、図中における反時計方向へ揺動し、カセットホッパ320は、給送ローラ190から離間移動する。即ち、ホッパダウン状態となる。次のJOBが無い限りこの状態である。即ち、カム部440がカムフォロア部435から大きく離間したロック解除可能状態である。このとき、ユーザは、カセット部500を取り外すことができる。
詳しく説明すると、ユーザは、カセット部500を取り外し方向(矢印Yと逆向き)へ徐々に移動させる。これに伴い、傾斜部503は、取り外し方向(矢印Yと逆向き)へ変位し、係合部432に対して、ロックレバー431が前記係合解除状態の位置側へ揺動させるように作用する。即ち、コイルばね450の付勢力に抗して、ロックレバー431を前記係合状態の位置(図21)から前述した二安定ばねの作用における基準である所定位置(図17および図18)へ揺動させる。
尚、コイルばね450の付勢力の大きさは、前述したようにロックレバー431の位置を安定させるためだけに必要最小である。従って、ユーザは、スムーズにカセット部500を取り外し方向(矢印Yと逆向き)へ移動させることができる。
図24に示すのは、カセット部の取り外し中の状態におけるカセットロック機構の動作を示す側断面図である。
図24に示す如く、図23に示す状態からさらにカセット部500を取り外し方向(矢印Yと逆向き)へ移動させると、傾斜部503も移動する。このとき、傾斜部503は、係合部432に対して、ロックレバー431を前述した二安定ばねの作用における基準である所定位置(図17および図18)より前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)側へ揺動させるように作用する。即ち、ロックレバー431は、図23に示す位置からさらに図24における反時計方向へ揺動する。そして、ロックレバー431の位置は、前記基準の所定位置(図17および図18に示すロックレバーの位置)を通過する。
従って、コイルばね450の二安定ばねの作用により、ロックレバー431は、図24における反時計方向へ付勢される。その結果、ロックレバー431は図24における反時計方向へ揺動し、係合部432は、傾斜部503から離間し、カムフォロア部435はカム部440と当接する。そして、ロックレバー431は停止する。即ち、ロックレバー431はセット前の状態(図13参照)と同じ前記係合解除状態の位置となる。
その後、カセット部500をさらに取り外し方向(矢印Yと逆向き)へ移動させると、ロックレバー431の係合部432を、カセット部500のレバー挿通穴部501からスムーズに抜くことができる。
また、再度、カセット部500をセットする際、ロックレバー431は、コイルばね450の二安定ばねの作用により前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)に安定された状態である。従って、ロックレバー431が、カセット部500のセットの妨げとなる虞がない。
尚、他の実施形態では、コイルばね450を二安定ばねとして作用するように設けたが、前記係合状態の位置のみに安定させるように設けてもよい。係る場合もJOB中において同様の作用効果を得ることができる。係る場合、カセット部500をセットする際にロックレバー431を前記係合状態の位置から前記係合解除状態の位置へ揺動させる作用部を、カセット部側に設ければよい。該作用部は、カセット部500の取り付け方向Yに対して傾斜した傾斜部によって構成することができる。
また、他の実施形態では、JOB中におけるロックレバー431の位置を安定させるために、コイルばね450を用いたがこれに限られるものではない。板ばねを用いても可能である。また、ロックレバー431のレバー支点434より上方に重心を設けることによって、自重により二安定ばねと同様に二安定の作用効果を得ることができる。
他の実施形態において、カセットロック機構430は、カセット部500と係合可能であり、カセット部500と係合していないロック解除位置である前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)と、カセット部500と係合してロックするためのロック位置である前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)との間を移動するロックレバー431と、ロックレバー431を、前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)から前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)へ移動させると共に、ロックレバー431の前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)において、ロックレバー431の位置をロックするレバーロック状態(図19〜図21に示す状態)と、ロックしないレバーロック解除状態(図22〜図24に示す状態)とを切替え、ロックレバー431を前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)において前記レバーロック状態(図19〜図21に示す状態)とすることでカセット部500のロック状態を実現し、前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)において前記レバーロック解除状態(図22〜図24に示す状態)とすることでカセット部500のロック解除状態を実現する作用部としてのカム部440と、ロックレバー431を、前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)と、前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)との二つの安定位置に付勢する付勢手段の一例であるコイルばね450と、を備えていることを特徴とする。
また、他の実施形態において、カセットロック機構430は、カセット部500を取り外す際のカム部440の前記レバーロック解除状態(図22〜図24に示す状態)において、ロックレバー431を前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)から前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)側へ移動させるレバー解除位置移動手段(503)を備え、レバー解除位置移動手段(503)は、カセット部側に設けられ、ロックレバー431が係合する被係合部502において、カセット部500の取り外し方向(矢印Yと逆方向)に対して傾斜して設けられ、カセット部500が取り外される際、カセット部500の取り出し方向(矢印Yと逆方向)への移動に伴って、ロックレバー431を前記係合状態の位置(図19〜図22に示すロックレバーの位置)から前記係合解除状態の位置(図13〜図16に示すロックレバーの位置)側へ移動させる解除作用部としての傾斜部503であることを特徴とする。
尚、解除作用部としての傾斜部503をカセット部の被係合部側に設けたが、ロックレバーの係合部側に設けてもよいのは勿論である。少なくとも一方が取り外し方向に対して傾斜して設けることにより、取り外す際にロックレバーを係合解除状態の位置へ移動させる作用を発生させるように構成することができる。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図。 ホッパダウンのときの給送部の要部を示す拡大側断面図。 本発明に係るカセットロック機構を示す全体斜視図。 図5の要部を示す拡大斜視図。 ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図。 ホッパアップのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図(ロック状態)。 ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図(ロック解除直前)。 ホッパダウンのときのカセットロック機構の動作を示す側断面図(ロック解除状態)。 本発明に係るロックレバーの位置を示す正面図。 本発明に係るカセットロック機構の動作と他の部材の動作との関係を示す図。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(セット前)。 図13のときの様子を示す要部拡大斜視図。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(セット完了直後)。 図15のときの様子を示す要部拡大斜視図。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(ロック開始)。 図17のときの様子を示す要部拡大斜視図。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(ロック完了)。 図19のときの様子を示す要部拡大斜視図。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(ホッパアップ時はロック状態)。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(JOB中の先行用紙給送後かつ次位用紙給送前のホッパダウン状態)。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(JOB終了後のカセット部の取り外し開始状態)。 他の実施形態のカセットロック機構の動作を示す側断面図(カセット部の取り外し中の状態)。
符号の説明
100 記録装置、101 記録装置本体、102 キャリッジモータ、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、145 載置部、
190 給送ローラ、191 弦部、192 弧部、193 給送ローラ軸、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、210 基体部、
211 用紙案内面部、212 度当て部、213 カセット案内部、
214 カセット規制部、217 予備分離部、218 分離パッド、
219 ホッパカム部、220 カム軸、221 ホッパレバー、222 レバー軸、
223 姿勢規制部、224 姿勢安定ばね、225 ホッパ、226 コルク材、
227 ホッパ規制部、228 戻しレバー、230 カセットロック機構、
231 ロックレバー、232 係合部、233 ロックレバー支点、
234 カムフォロア部、235 カム部、236 (カム部の)回動支点、
300 カセット部、310 カセット筐体部、320 カセットホッパ、
321 接合部、324 ホッパ係合部、330 給送開口部、331 端部、
332 被係合部、430(他の実施形態)カセットロック機構、
431 ロックレバー、432 係合部、433 ばね係合部、434 レバー支点、
435 カムフォロア部、440 カム部、450 コイルばね、500 カセット部、
501 レバー挿通穴部、502 被係合部、503 傾斜部、P 用紙、
X 用紙の幅方向、Y 給送方向(カセット部の取り付け方向)、Z 用紙の厚み方向

Claims (12)

  1. 給送装置本体部側に設けられ、被給送媒体を給送する給送ローラと、
    該給送装置本体部に対して着脱可能であり、被給送媒体を収納するカセット部と、
    前記給送装置本体部側に設けられ、前記カセット部が装着された状態を保持したロック状態と、着脱可能なロック解除状態とを切替え可能なカセットロック機構と、を備える給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、該給送装置の給送機構から動力を受けて前記切替えを実行する給送装置。
  3. 請求項2に記載の給送装置において、前記カセット部において被給送媒体が載置される載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段を備え、
    前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記付勢手段の動作から動力を受ける構成である給送装置。
  4. 請求項2または3に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記給送ローラの動作から動力を受ける構成である給送装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の給送装置において、被給送媒体を前記給送ローラの給送方向下流側から上流側へ戻すことが可能な戻しレバーを備え、
    前記カセットロック機構は、前記給送機構としての前記戻しレバーの動作から動力を受ける構成である給送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、
    前記カセット部と係合可能であり、前記カセット部と係合していないロック解除位置と、前記カセット部と係合してロックするためのロック位置との間を移動するロックレバーと、
    該ロックレバーを、前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動させると共に、前記ロックレバーの前記ロック位置において、前記ロックレバーの位置をロックするレバーロック状態と、ロックしないレバーロック解除状態とを切替え、
    前記ロックレバーを前記ロック位置において前記レバーロック状態とすることで前記カセット部のロック状態を実現し、
    前記ロック位置において前記レバーロック解除状態とすることで前記カセット部のロック解除状態を実現する作用部と、
    前記ロックレバーを、前記ロック位置と、前記ロック解除位置との二つの安定位置に付勢する付勢手段と、を備える給送装置。
  7. 請求項6に記載の給送装置において、前記付勢手段はバネである給送装置。
  8. 請求項6または7に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、前記カセット部を取り外す際の前記作用部の前記レバーロック解除状態において、前記ロックレバーを前記ロック位置から前記ロック解除位置側へ移動させるレバー解除位置移動手段を備え、
    該レバー解除位置移動手段は、
    前記カセット部側に設けられ、前記ロックレバーが係合する被係合部において、前記カセット部の取り外し方向に対して傾斜して設けられ、
    前記カセット部が取り外される際、該カセット部の取り出し方向への移動に伴って、前記ロックレバーを前記ロック位置から前記ロック解除位置側へ移動させる解除作用部である給送装置。
  9. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーを有し、
    該ロックレバーは、自重で前記カセット部との係合が解除する側へ移動する給送装置。
  10. 請求項1乃至5および9のいずれか1項に記載の給送装置において、前記カセットロック機構は、前記カセット部と係合可能なロックレバーと、
    該ロックレバーを移動可能なカム部と、を有し、
    該ロックレバーは、前記カセット部と係合した状態において、前記カム部の回動支点に対して付勢する構成である給送装置。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の給送装置において、前記ロックレバーは、被給送媒体の幅方向において前記カセット部の端部と係合する構成である給送装置。
  12. 載置された被記録媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された前記給送装置を備えた記録装置。
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