JP2009113889A - 振れ角補正装置および振れ角補正方法 - Google Patents

振れ角補正装置および振れ角補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振れ角のオフセット量が外乱などで横行中に変化する場合においても、振れ角フィードバック制御の安定性を維持しつつ、振れ角を校正する。
【解決手段】オフセット検出部4は、吊り荷の振れ周期Tpの期間分だけサンプリング処理部3にてサンプリングされた振れ角検出値θdetを平均化することで、瞬時オフセット値θ0を検出し、平均化処理部5は、オフセット検出部4にて検出された瞬時オフセット値θ0を平均化することで、オフセット補償量θostを算出し、補償処理部7は、平均化処理部5にて算出されたオフセット補償量θostにて振れ角検出値θdetを補償する。
【選択図】 図2

Description

本発明は振れ角補正装置および振れ角補正方法に関し、特に、港湾、製鉄所、各種工場などで使用されるトロリーを横行させて荷役作業を行う懸垂式クレーンにおいて、ロープに懸垂された吊り荷の振れ角を測定する振れ角センサのオフセット除去方法に適用して好適なものである。
一般に、クレーンによる荷役作業では、短時間内に目標位置に正確に到達させるとともに、目標位置に到達した時の吊り荷の振れ角をゼロにすることができれば、理想的なクレーンの運転となる。このようなクレーンの振れ止め制御を実現するために、これまでにも各種の制御方法が開発されているが、近年では、コンピュータ制御による電気式振れ止め制御が注目されている。
この電気式振れ止め制御では、トロリーの加減速終了時に吊り荷の振れがゼロになるような速度パターンを演算指令する速度パターン演算方式や、吊り荷の振れ角を検出して駆動系にフィードバックするフィードバック制御方式などがある。このフィードバック制御方式では、吊り荷の振れ角を検出する振れ角センサが必要であるが、速度パターン演算方式でも、制御性能を保証するために、振れ角センサが取り付けられることがある。
ここで、振れ角センサを用いた場合、何らかの方法で振れ角センサを校正する必要があり、例えば、例えば、特許文献1には、光ファイバージャイロセンサを振れ角センサに用いた時のオフセットを除去する方法が開示されている。
図5は、従来のクレーン制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図5において、クレーン101は、ロープ104の下端に取り付けられた吊り荷103を吊り下げながら、レール102上を走行するようになっている。そして、このクレーン101の走行を制御するために、クレーン位置検出装置111、ロープ長検出装置112、振れ周期演算装置113、クレーン移動目標指令装置114、速度パターン発生装置115、振れ角センサ116、振れ角センサ校正装置117、フィードバック制御指令発生装置118、加算器119、走行モータ制御装置120および速度制御モータ121が設けられている。また、振れ角センサ116としては、2軸計測用光ファイバージャイロセンサが設けられ、吊り荷103の巻き上げ/巻き下げを制御するために、ロープ長目標指令装置122、巻きモータ制御装置123および巻きモータ124が設けられている。
クレーン位置検出装置111は、レール102上を走行するクレーン101の始点からの位置を検出するもので、クレーン101の車輪の回転量等からクレーン101の走行位置を検出することができる。ロープ長検出装置112は、走行時のロープ104の長さを検出するもので、ロープ104の巻きモータ124の回転量等からロープ104の長さを検出することができる。
振れ周期演算装置113は、ロープ長検出装置112からの検出信号に基づいて、吊り荷103の振れ周期を演算するもので、ロープ長検出装置112からの吊りロープ情報に基づいて振れ周期を演算することができる。
速度パターン発生装置115は、振れ周期演算装置113からの演算信号およびクレーン移動目標指令装置114からの信号に基づいて、クレーン101に与える速度パターンを発生することができる。振れ角センサ116は、ロープ104によって吊り下げられた吊り荷103の振れ角および振れ角速度を計測することができる。フィードバック制御指令発生装置118は、振れ角センサ116からの信号に適当な演算を施すことができる。加算器119は、速度パターン発生装置115およびフィードバック制御指令発生装置118からの信号を加え合わせ、振れ止め制御のための速度指令を生成することができる。走行モータ制御装置120は、外部から速度制御モータ121に与えられた運転速度指令を実現するためのマイナー制御ループにより構成されている。巻き制御は、ロープ長目標指令値まで、一定速度で巻き上げ/巻き下げするように制御されている。
ここで、光ファイバージャイロセンサを用いて角度を算出する場合、光ファイバージャイロセンサにて検出された角速度を時間積分する必要がある。このため、光ファイバージャイロセンサにて検出された角速度の時間積分時の回路誤差が蓄積され、光ファイバージャイロセンサを用いて算出された角度にはオフセット量が発生することから、巻き上げ時にオフセット量の校正が行われている。
一方、港湾クレーンなどでは、ターゲットである吊り荷に赤外発光ダイオードによるビーコンを取り付けるとともに、トロリー側にはCCDカメラを取り付け、ビーコンの重心位置を算出することで振れ角を検出することが一般的に行われている。このCCDカメラを用いて振れ角を検出する方法では、振れ角を直接観測することで振れ角を検出するので、角速度の時間積分に起因するオフセット量が発生しないようにすることができる。
特開平9−156878号公報
しかしながら、港湾クレーンでは、クレーンが屋外に設置されるため、風の影響を受ける。すなわち、図6に示すように、トロリー111が停止しているにもかかわらず、風による力fWとロープ114にて懸垂された吊り荷113とが釣り合い、吊り荷113の振れが減衰しても、吊り荷113の振れ角がゼロにならず、振れ角がオフセット補償量θostを持つように振舞うことがある。
そして、このようなオフセット補償量θostがある場合に、振れ角フィードバック制御を実施すると、振れ角がゼロに収束しないため、振れ角フィードバック制御の補償量が全体の制御ループに影響し、トロリー111が目標位置に到達することができなくなる。
ここで、特許文献1に開示されているように、巻き上げ時のみに振れ角を校正する方法では、トロリー111が目標位置に到達できない場合には校正することができないという問題があった。
また、巻き上げ中以外のクレーンの横行直後の残留振れ角をフィードバック制御にて振れ角制御している場合には、特許文献1に開示されているように、残留振れ角の最大値と最小値とから算出したオフセット量を補正量として振れ角を校正すると、風向きや風速などの変化によってオフセット量が横行中に変化した場合には、補正される振れ角が急激に変化し、振れ角フィードバック制御が不安定になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、振れ角のオフセット量が外乱などで横行中に変化する場合においても、振れ角フィードバック制御の安定性を維持しつつ、振れ角を校正することが可能な振れ角補正装置および振れ角補正方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の振れ角補正装置によれば、懸垂式クレーンのトロリーの横行状態を判定する動作判定処理手段と、前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ角検出値から瞬時オフセット値を繰り返し検出するオフセット検出手段と、前記トロリーの横行が停止状態にあるか、または横行指令がないときに検出された瞬時オフセット値を平滑化することで、オフセット補償量を算出する平均化処理手段と、前記オフセット補償量にて前記振れ角検出値を補償する補償処理手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の振れ角補正装置によれば、前記オフセット検出手段は、前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ周期の期間分だけサンプリングされた振れ角検出値を平均化することで、瞬時オフセット値を検出することを特徴とする。
また、請求項3記載の振れ角補正装置によれば、前記吊り荷の振れ周期は、前記吊り荷の振れ角の最大値と最小値との間を推移するのにかかる時間から算出することを特徴とする。
また、請求項4記載の振れ角補正装置によれば、前記平均化処理手段は、前記瞬時オフセット値の移動平均に基づいて前記オフセット補償量を算出することを特徴とする。
また、請求項5記載の振れ角補正方法によれば、懸垂式クレーンのトロリーの横行状態を判定するステップと、前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ周期の期間分だけサンプリングされた振れ角検出値を平均化することで、瞬時オフセット値を検出するステップと、前記トロリーの横行が停止状態にあるか、または横行指令がないときに検出された瞬時オフセット値を平均化することで、オフセット補償量を算出するステップと、前記オフセット補償量にて前記振れ角検出値を補償するステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、トロリーの横行が停止状態にあるときに検出された瞬時オフセット値を平滑化することで、トロリーの加減速による影響を排除しつつ、風などの外乱によって瞬時オフセット値が急激に変化するのを防止することが可能となる。このため、クレーンが屋外に設置されている場合においても、振れ角フィードバック制御の安定性を維持しつつ、振れ角を校正することが可能となり、短時間内にトロリーを目標位置に正確に到達させるとともに、目標位置に到達した時の吊り荷の振れ角を小さくすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る振れ角補正装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る振れ角補正装置が適用されるコンテナクレーンの概略構成を示す側面図である。
図1において、岸壁33には、コンテナクレーン30が設置され、コンテナクレーン30には、岸壁33とコンテナ船31との間に架設されたガータ39が設けられている。そして、ガータ39に沿って移動できるようにトロリー34が支持され、トロリー34には、ロープ35を介して吊り下げられたスプレッダ36が付随して設けられるとともに、吊り荷の振れ角を検出する振れ角センサ2が取り付けられている。なお、スプレッダ36は、コンテナ船31に積み上げられている荷役32を掴持することができる。ここで、コンテナクレーン30の吊り荷は、スプレッダ36にて荷役32が掴持されている場合は、スプレッダ36および荷役32、スプレッダ36にて荷役32が掴持されていない場合は、スプレッダ36のみである。また、振れ角センサ2としては、例えば、スプレッダ36および荷役32の振動の様子を撮像するCCDカメラなどの撮像装置を用いることができる。
また、コンテナクレーン30には、トロリー34を駆動する電気室37が設けられ、電気室37には、クレーンの振れ止め制御を行うクレーン制御装置40が設けられ、クレーン制御装置40には、振れ角センサ2にて検出された吊り荷の振れ角を補正する振れ角補正装置41が設けられている。
そして、岸壁33に停泊しているコンテナ船31から荷役32を陸揚げする場合、岸壁33上で静止していたトロリー34がガータ39に沿って移動し、コンテナ船31上で停止される。そして、ロープ35を繰り出すことでスプレッダ36を下降させ、コンテナ船31上に積まれている荷役32をスプレッダ36にて掴持させる。そして、荷役32がスプレッダ36にて掴持されると、ロープ35を巻き上げることでスプレッダ36を上昇させる。そして、スプレッダ36にて荷役32を掴持させたまま、トロリー34がガータ39に沿って岸壁33上に移動し、岸壁33に待機しているトラック38に荷役32が降ろされる。
ここで、トロリー34の速度や位置は、目標位置に到達した時の吊り荷の振れ角が小さくなるようにクレーン制御装置40にて制御される。その際、クレーン制御装置40は、振れ角センサ2にて検出された吊り荷の振れ角から所望の応答が得られるように、トロリー34の速度や位置を制御することができる。そして、振れ角補正装置41は、振れ角センサ2にて検出された吊り荷の振れ角のオフセット値を検出し、そのオフセット値に基づいて吊り荷の振れ角を補正することができる。なお、クレーン制御装置40としては、図5と同様の構成を用いることができ、図5の振れ角センサ校正装置117の代わりに、図1の振れ角補正装置41を用いることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る振れ角補正装置の概略構成を示すブロック図、図3は、図2の振れ角補正装置のオフセット補償量の算出方法を示すタイミングチャートである。
図2において、図1の振れ角補正装置41には、振れ角センサ2にて検出された吊り荷の振れ角のオフセットを除去するオフセット除去部1が設けられ、オフセット除去部1には、サンプリング処理部3、オフセット検出部4、平均化処理部5、フィルタ処理部6、補償処理部7および動作判定処理部8が設けられている。なお、オフセット除去部1は、振れ角センサ2の校正だけでなく、振れ角センサ2にて検出された信号の直流成分も補正することができる。
ここで、サンプリング処理部3は、振れ角センサ2にて検出された信号のサンプリング処理を行うことができる。オフセット検出部4は、吊り荷の振れ周期Tpの期間分だけサンプリングされた振れ角検出値θdetを平均化することで、瞬時オフセット値θ0を検出することができる。平均化処理部5は、オフセット検出部4にて検出された瞬時オフセット値θ0を平均化することで、オフセット補償量θostを算出することができる。フィルタ処理部6は、平均化処理部5にて算出されたオフセット補償量θostを任意の時定数でフィルタ処理することができる。補償処理部7は、フィルタ処理部6から出力されたオフセット補償量θostにて振れ角検出値θdetを補償することができる。動作判定処理部8は、トロリーの横行状態が停止状態にあるか、または横行指令があるかどうかを判定することができる。
そして、振れ角センサ2にて検出された振れ角検出値θdetはサンプリング処理部3に入力され、サンプリング処理部3にてサンプリング処理された後、オフセット検出部4および補償処理部7に出力される。そして、オフセット検出部4は、図3に示すように、外部から与えられた吊り荷の振れ周期Tpの期間分だけサンプリングされた振れ角検出値θdetを平均化することで、瞬時オフセット値θ0を検出し、平均化処理部5に出力する。なお、瞬時オフセット値θ0は、振れ角検出値θdetから、以下の(1)式にて求めることができる。
θ0=(振れ周期Tpの期間にサンプリングされた振れ角検出値θdetの加算値)/
(振れ周期Tpの期間のサンプリング回数) ・・・(1)
ここで、振れ周期Tpは、吊り荷の振れ角の最大値と最小値との間を推移するのにかかる時間から算出することができる。あるいは、ロープと吊り荷の関係を単振り子とみなし、ロープの長さをLとした場合に、以下の(2)式で計算される近似値T* pを用いるようにしてもよい。
* p=2π√(L/g) ・・・(2)
ただし、gは重力加速度である。
一方、動作判定処理部8には、トロリー34の速度や指令パターンなどの動作状況Pが入力される。そして、動作判定処理部8は、トロリー34の横行状態が停止状態にあるか、または横行指令があるかどうかを判定し、その判定結果を平均化処理部5に出力する。
そして、平均化処理部5は、オフセット検出部4から瞬時オフセット値θ0を受け取ると、図3に示すように、トロリー43の横行が停止状態にあるか、または横行指令がないときに検出された瞬時オフセット値θ0を平均化することでオフセット補償量θostを算出し、フィルタ処理部6に出力する。ここで、平均化処理部5は、トロリー43が横行状態にある場合には、トロリー43が横行状態にない時に算出された前回のオフセット補償量θostを出力することができる。
そして、平均化処理部5にて算出されたオフセット補償量θostはフィルタ処理部6にてフィルタリング処理された後、補償処理部7に出力される。そして、補償処理部7は、フィルタ処理部6から出力されたオフセット補償量θostにて振れ角検出値θdetを補償することで、振れ角補正値θmodを算出し、図5のフィードバック制御指令発生装置118に出力することができる。
ここで、補償処理部7は、以下の(3)式にて振れ角補正値θmodを算出することができる。
θmod=θdet−θost ・・・(3)
これにより、風などの外乱による制御系へのオフセット成分を振れ角から除去することができ、オフセット成分が緩やかに変動する場合においても、速やかに振れ角を校正することが可能となる。
図4(a)はトロリー速度の指令パターン、図4(b)は風による外乱、図4(c)は振れ角検出値、図4(d)は動作判定出力、図4(e)はオフセット補償量、図4(e)は振れ角補正値を示す図である。
図4(a)に示すように、物理法則上クレーンの停止時に吊り荷の振れが残らないようにするために、移動目標位置までのクレーンの指令パターンnrefとして2段階の加減速パターンを用いたものとする。
そして、図4(b)に示すように、図6の風による力fWが吊り荷に加わったものとする。この場合、吊り荷の振れが残らないようにするために、図4(a)の指令パターンnrefを用いた場合においても、吊り荷には残留振れが残り、振れ角検出値θdetにオフセットが発生する。
一方、図4(d)に示すように、図4(a)の指令パターンnrefの速度指令がゼロの時には、図2の動作判定処理部8の出力はハイレベルになり、図4(a)の指令パターンnrefの速度指令がゼロでない時には、図2の動作判定処理部8の出力はロウレベルになる。
そして、図4(e)に示すように、図2の動作判定処理部8の出力がハイレベルの時に検出された瞬時オフセット値θ0が平均化処理部5にて平均化され、オフセット補償量θostが算出される。
そして、図4(f)に示すように、オフセット補償量θostにて振れ角検出値θdetを補償することで、オフセットが除去された振れ角補正値θmodを得ることができる。
なお、サンプリング処理部3、オフセット検出部4、平均化処理部5、フィルタ処理部6、補償処理部7および動作判定処理部8は、プログラマブルコントローラなどのプログラムをコンピュータに実行させることで実現することができ、振れ角制御のアルゴリズムとともにプログラムに組み込むことができる。
また、サンプリング処理部3は、オフセット除去部1内に必ずしも組み入れる必要はなく、例えば、振れ角センサ2に組み入れるようにしてもよく、その場合には、シリアル通信手段を介してサンプリングデータをオフセット除去部1に入力することができる。
また、図3の例では、オフセット補償量θostとして瞬時オフセット値θ0の2回分の平均値を求める方法について説明したが、任意の回数分の移動平均を用いるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る振れ角補正装置が適用されるコンテナクレーンの概略構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る振れ角補正装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の振れ角補正装置のオフセット補償量の算出方法を示すタイミングチャートである。 図4(a)はトロリー速度の指令パターン、図4(b)は風による外乱、図4(c)は振れ角検出値、図4(d)は動作判定出力、図4(e)はオフセット補償量、図4(e)は振れ角補正値を示す図である。 従来のクレーン制御装置の概略構成を示すブロック図である。 従来のクレーン制御装置におけるオフセット補償量の風による外乱の影響を示す図である。
符号の説明
1 オフセット除去部
2 振れ角センサ
3 サンプリング処理部
4 オフセット検出部
5 平均化処理部
6 フィルタ処理部
7 補償処理部
8 動作判定処理部
30 コンテナクレーン
31 コンテナ船
32 荷役
33 岸壁
34 トロリー
35 ロープ
36 スプレッダ
37 電気室
38 トラック
39 ガータ
40 クレーン制御装置
41 振れ角補正装置

Claims (5)

  1. 懸垂式クレーンのトロリーの横行状態を判定する動作判定処理手段と、
    前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ角検出値から瞬時オフセット値を繰り返し検出するオフセット検出手段と、
    前記トロリーの横行が停止状態にあるか、または横行指令がないときに検出された瞬時オフセット値を平滑化することで、オフセット補償量を算出する平均化処理手段と、
    前記オフセット補償量にて前記振れ角検出値を補償する補償処理手段とを備えることを特徴とする振れ角補正装置。
  2. 前記オフセット検出手段は、前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ周期の期間分だけサンプリングされた振れ角検出値を平均化することで、瞬時オフセット値を検出することを特徴とする請求項1記載の振れ角補正装置。
  3. 前記吊り荷の振れ周期は、前記吊り荷の振れ角の最大値と最小値との間を推移するのにかかる時間から算出することを特徴とする請求項2記載の振れ角補正装置。
  4. 前記平均化処理手段は、前記瞬時オフセット値の移動平均に基づいて前記オフセット補償量を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の振れ角補正装置。
  5. 懸垂式クレーンのトロリーの横行状態を判定するステップと、
    前記懸垂式クレーンの吊り荷の振れ周期の期間分だけサンプリングされた振れ角検出値を平均化することで、瞬時オフセット値を検出するステップと、
    前記トロリーの横行が停止状態にあるか、または横行指令がないときに検出された瞬時オフセット値を平均化することで、オフセット補償量を算出するステップと、
    前記オフセット補償量にて前記振れ角検出値を補償するステップとを備えることを特徴とする振れ角補正方法。
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