JP2009112081A - 永久磁石形同期電動機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、回転子の突極性を利用して第1の磁極位置θ1を演算するための電流座標変換器14、バンドパスフィルタ24、速度演算器25、電気角演算器26と、第1の磁極位置θ1に直交する位置を第2の磁極位置θ2として演算する加算器30及びサンプル・ホールド回路31aとを備え、第2の磁極位置演算値を用いて永久磁石形同期電動機80を運転する。
【選択図】図1
Description
ところで、PMSMは、回転子の構造によって、表面磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、SPMSMともいう)と埋込磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、IPMSMともいう)との2種類に大別される。これらのうち、IPMSMについては、回転子の突極性(回転子の磁極方向であるd軸と、これに直交するq軸とでインダクタンスが異なる性質)を利用して磁極位置を演算する技術が実用化されている。
具体的には、推定のd軸と平行方向に交番する高周波電圧を印加し、このときに推定のq軸に流れる高周波電流が零になるように磁極位置を演算している。
そこで、非特許文献1では、N極方向とS極方向とで電動機鉄芯の磁気飽和特性によるインダクタンス値が異なることを利用して、N極とS極とを判別している。具体的には、推定のd軸のプラス方向、及び、推定のd軸のマイナス方向にパルス電圧を印加したときの電流応答を比較して磁極位置を補正するものである。
上記により補正した磁極位置を用いることで、磁極位置検出器を持たない電動機を安定して始動することができる。
このように磁極位置を正確に演算できない場合には、電動機のトルクを正確に制御することができず、トルクや速度に振動が発生し、場合によっては制御系が不安定になることがある。
第1の磁極位置演算値の演算誤差が最大180[deg]であるのに対し、本発明における第2の磁極位置演算値の演算誤差は±90[deg]となり、誤差が1/2に低減される。このため、第2の磁極位置演算値を利用して電動機を運転することで、始動時の安定性を従来よりも改善することができる。
本発明によれば、磁極位置合わせを実行した後の電流ベクトルの位置と磁極位置とが等しくなるため、その電流ベクトルの位置を利用して電動機を運転することにより、始動時の安定性を更に向上させることができる。
すなわち本発明は、請求項3記載の制御装置に、第1の回転子速度を演算する手段を加え、磁極位置合わせ手段における電流ベクトルの速度を第1の回転子速度演算値に制御することにより、電動機が回転している状態でも電流ベクトルに回転子を安定に引き込めるようにしたものである。
本発明において、磁極位置合わせを行った後の磁極位置及び回転子速度は、それぞれ電流ベクトルの位置及び速度に等しいことから、これらを利用して電動機を運転することで、電動機が回転している状態から始動する時の安定性を更に向上させることができる。
すなわち、本発明は、回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、前記電動機の端子電圧をベクトルとしてとらえ、端子電圧ベクトルの初期位置を前記第2の磁極位置演算値とすると共に、前記端子電圧ベクトルの振幅を、所定期間、零でない任意の値に制御して磁極位置を前記端子電圧ベクトルの位置に一致させる磁極位置合わせ手段と、を備え、前記磁極位置合わせ手段の動作により前記磁極位置に一致した後の端子電圧ベクトルの位置を用いて電動機を運転するものである。
本発明において、磁極位置合わせを行った後の端子電圧ベクトルの位置は磁極位置と等しくなるため、その端子電圧ベクトルの位置を利用して電動機を運転することができる。
すなわち、本発明は、請求項5記載の制御装置に第1の回転子速度を演算する手段を加え、磁極位置合わせ手段における端子電圧ベクトルの速度を第1の回転子速度演算値に制御することで、電動機が回転している場合にも端子電圧ベクトルに回転子を安定に引き込めるようにしたものである。
本発明において、磁極位置合わせを行った後の磁極位置及び回転子速度は、それぞれ端子電圧ベクトルの位置及び速度に等しいことから、これらを利用して電動機を運転することで、電動機が回転している場合にも安定に始動することができる。
上記第3の磁極位置演算値は原理的に演算誤差を持たないことから、この第3の磁極位置演算値と第2の速度演算値とを用いて電動機を運転することにより、始動時の安定性向上が可能である。
図1は、請求項1に相当する本発明の第1実施形態を示すブロック図である。まず、この実施形態の説明を行う前に、回転子の突極性を利用した磁極位置及び速度の演算原理について説明する。
このため、d,q軸に対応した角速度ω1(=速度演算値)で回転する直交回転座標系のγ,δ軸上で制御演算を行う。このγ,δ軸の定義を図9に示す。図9において、ωrはd,q軸の回転角速度、θerrはd,q軸とγ,δ軸との角度誤差(位置演算誤差)である。
図10によれば、δ軸高周波電圧振幅Iδhが零になる時に、d軸を基準とする位置演算誤差θerrは零または180[deg]に収束する。このため、回転子の突極性を利用し、高周波交番電圧を印加してδ軸高周波電圧振幅Iδhが零になるように求めた磁極位置演算値をそのまま使って電動機を運転すると、位置演算誤差θerrが180[deg]の場合には、始動時にトルクや速度が大きく振動したり制御系が不安定になることがある。
このように第1の磁極位置演算値θ1を補正して得た第2の磁極位置演算値を利用して電動機の運転を開始すれば、始動時に発生するトルクや速度の振動を低減させて安定性を向上させることができる。勿論、第1の磁極位置演算値θ1から90[deg]を減算して得た第2の磁極位置演算値を用いても、同様の安定化効果が得られる。
図1において、電流指令値iγ *,iδ *は何れも零に制御される。電流座標変換器14は、u相電流検出器11u、w相電流検出器11wによりそれぞれ検出した相電流検出値iu,iwを第1の磁極位置演算値θ1に基づいてγ,δ軸電流検出値iγ,iδに座標変換する。ノッチフィルタ23は、γ,δ軸電流検出値iγ,iδから、磁極位置演算のためにγ軸方向に重畳する高周波交番電圧によって流れる高周波電流を除去し、γ,δ軸基本波電流iγf,iδfを検出する。
γ,δ軸電圧指令値vγ *,vδ *は、電圧座標変換器15により、第1の磁極位置演算値θ1に基づき相電圧指令値vu *,vv *,vw *に変換される。
これらの演算により、図10に示したように、δ軸高周波電流振幅Iδhひいては位置演算誤差θerrを零または180[deg]に収束させるPLL回路が構成され、第1の磁極位置演算値θ1を得ることができる。
ここで、前述したように、第1の磁極位置演算値θ1から90[deg]を減算して初期磁極位置演算値θ10を求めても良い。
この実施形態は、第1実施形態に加えて、回転子の突極性を利用して演算した回転子速度を電動機の運転に利用するものであり、図1と同一の構成要素については同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
この初期速度演算値ω10を速度指令値の初期値として運転を開始することにより、電動機80が回転している状態からでも安定して始動することができる。
この実施形態では、第1実施形態により磁極位置を演算した後、電流の振幅を零ではない一定値に制御することで、電流ベクトルに回転子を引き込み、磁極位置を電流ベクトルの位置(方向)に一致させる(以下、磁極位置を電流ベクトルまたは端子電圧ベクトルの位置に一致させる処理を「磁極位置合わせ」と呼ぶ)。その後、電流ベクトルの位置から磁極位置を検出して運転を開始することにより、電動機の始動時における安定性を向上させるようにした。
図3において、41は速度指令値ω*及び始動速度ωstartが入力される変化量制限器であり、40は、変化量制限器41から出力される速度指令値ω**または前記始動速度ωstartを切り換えて速度指令値ω1として電気角演算器26に入力するための切換器である。
そして、電動機80の始動時には、切換器40を図3のように切り換えて速度指令値ω1に始動速度ωstartを設定する。電気角演算器26は、図1のブロック図により演算した第2の磁極位置である初期磁極位置θ10を初期値として、速度指令値ω1を積分することにより電流ベクトルの位置θ1を演算する。
このときに発生するトルクにより、回転子81が電流ベクトルに引き込まれ、最終的には、磁極位置を電流ベクトルの位置に一致させることができる。このことから、磁極位置合わせ完了時の電流ベクトルの位置から磁極位置を検出できることが明らかである。
これらの処理により、電流ベクトルの速度がωstartからω*まで所定の変化率で増加していき、回転子が電流ベクトルに引き込まれて加速され、電動機80の速度を速度指令値ω*に制御することができる。
この実施形態は、第3実施形態において電動機80が回転している状態からでも安定に始動できるようにしたものである。図5は、切換器40を初期速度演算値ω10側に切り換えて磁極位置合わせを行う時の構成を示しており、回路構成上は実質的に図3と同一である。
これにより、電流ベクトルの速度ω1と回転子速度との偏差を零にし、これらの速度偏差が積算されて電流ベクトルと磁極位置との角度差が増加するのを防止することができ、電動機80が回転している場合にも磁極位置合わせを安定して実施することができる。
磁極位置合わせが完了したら、第3実施形態と同様に、切換器40によって速度指令値ω1を変化量制限器41からの速度指令値ω**に制御する。なお、速度指令値ω**の初期値は初期速度演算値ω10とする。これにより、電動機80が回転している状態でも安定した始動が可能になる。
この実施形態は、第3実施形態における電流引き込み制御による磁極位置合わせを簡略化したものである。図6において、図3の第3実施形態と異なる部分は、電気角演算器26に常に始動速度ωstartが入力されている点であり、その他は同一である。なお、電流座標変換器14から出力されるγ,δ軸電流iγ,iδは、第2の磁極位置演算値としての初期磁極位置θ10の演算に用いられる。
これらの制御により、第3実施形態と同様に、電流ベクトルがγ軸方向に発生し、磁極位置合わせを実現することができる。
磁極位置合わせが完了したら、磁極位置合わせ完了時の端子電圧ベクトルの位置から磁極位置を検出し、回転子の位置を特定して電動機80を運転することで、始動時の安定性が向上する。
この実施形態は、図6の第5実施形態において電動機80が回転している場合にも安定して始動できるようにしたものである。図7は磁極位置合わせ時の構成を示しており、以下では図6と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態が第5実施形態と異なる点は、磁極位置合わせ時において、速度指令値ω1を回転子の突極性を利用して演算した第1の回転子速度演算値である初期速度演算値ω10に制御する点である。
磁極位置合わせ完了後の電動機80の運転方式としては、任意の方式を適用可能である。上述したように、電動機80の始動時に初期速度演算値ω10を利用して制御装置各部を初期化することで、始動時の安定性が向上する。
この実施形態は、回転子の突極性を利用して求めた初期磁極位置演算値θ10の誤差を、例えば非特許文献1に記載されている誘起電圧を利用した磁極位置演算及び速度演算によって零に制御するものである。図8のブロック図は、誘起電圧を利用して磁極位置演算及び速度演算を実施する時の構成であり、第1〜第6実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
電流指令演算器112の出力側には切換器102a,102bが設けられており、磁極位置及び速度演算時には、これらの切換器102a,102bを図示のように操作してγ,δ軸電流指令値iγ *,iδ *を零に制御する。
電気角演算器26は、速度演算値ω1を積分して磁極位置演算値θ1を求める。この磁極位置演算値θ1は請求項7における第3の磁極位置演算値に相当するものであり、その初期値は、回転子の突極性を利用して求めた第2の磁極位置演算値としての初期磁極位置演算値θ10とする。
電動機80の運転方式には任意の方式を適用することができ、ここでは、非特許文献1に記載された高速域の位置・速度推定方式を適用したセンサレス制御により運転する場合の処理について、図8を参照しつつ説明する。
γ,δ軸電流調節器20a,20bは、γ,δ軸電流指令値iγ *,iδ *とγ,δ軸電流iγ,iδとの偏差をそれぞれ零にするように動作する。これにより、γ,δ軸電流iγ,iδは各指令値iγ *,iδ *に制御され、真値に等しく演算された磁極位置演算値θ1に基づいて電流を制御することから、トルクを指令値τ*に制御し、また、電動機速度を速度指令値ω*に制御することができる。
60 整流回路
70 電力変換器
80 永久磁石形同期電動機(PMSM)
11u u相電流検出器
11w w相電流検出器
12 入力電圧検出器
13 PWM回路
14 電流座標変換器
15 電圧座標変換器
19a,19b 減算器
20a γ軸電流調節器
20b δ軸電流調節器
21 高周波電圧演算器
22 加算器
23 ノッチフィルタ
24 バンドパスフィルタ
25 速度演算器
26 電気角演算器
30 加算器
31a,31b サンプル・ホールド回路
40 切換器
41 変化量制限器
42 f/V変換器
100 拡張誘起電圧演算器
101 速度演算器
102a,102b 切換器
110 減算器
111 速度調節器
112 電流指令演算器
Claims (7)
- 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、を備え、
前記第2の磁極位置演算値を用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
回転子の突極性を利用して第1の回転子速度を演算する手段と、を備え、
前記第2の磁極位置演算値及び前記第1の回転子速度演算値を用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
電動機の電流をベクトルとしてとらえ、電流ベクトルの初期位置を前記第2の磁極位置演算値とすると共に、前記電流ベクトルの振幅を、所定期間、零でない任意の値に制御して磁極位置を前記電流ベクトルの位置に一致させる磁極位置合わせ手段と、を備え、
前記磁極位置合わせ手段の動作により前記磁極位置に一致した後の前記電流ベクトルの位置を用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
回転子の突極性を利用して第1の回転子速度を演算する手段と、
電動機の電流をベクトルとしてとらえ、電流ベクトルの初期位置を前記第2の磁極位置演算値とすると共に、前記電流ベクトルの振幅を、所定期間、零でない任意の値に制御し、かつ、前記電流ベクトルの速度を前記第1の回転子速度演算値に制御して磁極位置を電流ベクトルの位置に一致させる磁極位置合わせ手段と、を備え、
前記磁極位置合わせ手段の動作により前記磁極位置に一致した後の前記電流ベクトルの位置及び速度を用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
前記電動機の端子電圧をベクトルとしてとらえ、端子電圧ベクトルの初期位置を前記第2の磁極位置演算値とすると共に、前記端子電圧ベクトルの振幅を、所定期間、零でない任意の値に制御して磁極位置を前記端子電圧ベクトルの位置に一致させる磁極位置合わせ手段と、を備え、
前記磁極位置合わせ手段の動作により前記磁極位置に一致した後の端子電圧ベクトルの位置を用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
回転子の突極性を利用して第1の回転子速度を演算する手段と、
前記電動機の端子電圧をベクトルとしてとらえ、端子電圧ベクトルの初期位置を前記第2の磁極位置演算値とすると共に、前記端子電圧ベクトルの振幅を、所定期間、零でない任意の値に制御し、かつ、前記端子電圧ベクトルの速度を前記第1の回転子速度演算値に制御して磁極位置を前記端子電圧ベクトルの位置に一致させる磁極位置合わせ手段と、を備え、
前記磁極位置合わせ手段の動作により前記磁極位置に一致した後の前記端子電圧ベクトルの位置及び速度を用いて前記電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。 - 磁極位置検出器を持たない永久磁石形同期電動機の制御装置において、
回転子の突極性を利用して第1の磁極位置を演算する手段と、
前記第1の磁極位置に直交する位置を第2の磁極位置として演算する手段と、
回転子の突極性を利用して第1の回転子速度を演算する手段と、
前記第2の磁極位置演算値と前記第1の回転子速度演算値とを、それぞれ第3の磁極位置演算値の初期値と第2の回転子速度演算値の初期値とし、少なくとも電動機の電気定数、電流及び端子電圧を用いて第3の磁極位置演算値と第2の回転子速度演算値とを演算する手段と、を備え、
前記第3の磁極位置演算値と第2の回転子速度演算値とを用いて電動機を運転することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
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