JP2009110084A - 紙幣処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納カセットの空状態での取扱性および保管効率を一層向上できる紙幣収納カセットを用いた紙幣処理機の提供。
【解決手段】布製でいずれの方向にも変形容易な袋体42と、袋体42の開口部に取り付けられる枠体43と、枠体43の内側の導入口52を開閉するシャッタ53とを有し、シャッタ53が開放された状態で枠体43の導入口52を介して袋体42内に紙幣を収納可能な紙幣収納カセット3と、ベルト体74を巻き取って袋体42を収縮させる巻取手段87と、巻取手段87によるベルト体74の巻き取りを制御する巻取制御手段と有する処理機本体2とを備え、紙幣収納カセット3内の紙幣の収納量を割り出す収納量割出手段を有しており、巻取制御手段は、収納量割出手段の割出結果に基づいて、紙幣の収納量が多いほど巻取手段87によるベルト体74の巻取時間を短く制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、布を使用した取り扱い容易な紙幣収納カセットを用いた紙幣処理機に関する。
紙幣処理機において、紙幣を収納する紙幣収納カセットを処理機本体に対し着脱可能に構成し、この紙幣収納カセットを金庫として用いて紙幣の運搬を行うことが行われているが、紙幣収納カセットを蛇腹構造にして伸縮可能に構成し、紙幣の収納量に応じて収納容量を変化させることで、空状態での取扱性および保管効率を向上する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−149088号公報
しかしながら、上記の紙幣収納カセットは、蛇腹構造を採用していることから、伸縮方向の変形は容易であるものの、他の方向への変形は容易ではなく、また、最も縮長させた状態でも十分に小型化できるとは言えなかった。
したがって、本発明は、空状態での取扱性および保管効率を一層向上できる紙幣収納カセットを用いた紙幣処理機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、布製でいずれの方向にも変形容易な袋体と、該袋体の開口部に取り付けられる枠体と、該枠体の内側の導入口を開閉するシャッタと、巻き取られることで前記袋体を収縮させるベルト体と、該ベルト体の繰り出しを規制する規制手段とを有する紙幣収納カセットと、該紙幣収納カセットを着脱可能に支持する支持部と、前記紙幣収納カセットの前記袋体内に前記シャッタが開放された状態の前記導入口を介して紙幣を収納する紙幣収納手段と、前記ベルト体を巻き取って前記袋体を収縮させる巻取手段と、該巻取手段による前記ベルト体の巻き取りを制御する巻取制御手段と有する処理機本体と、を備えた紙幣処理機であって、前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出す収納量割出手段を有しており、前記巻取制御手段は、前記収納量割出手段の割出結果に基づいて、紙幣の収納量が多いほど前記巻取手段による前記ベルト体の巻取時間を短く制御することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記収納量割出手段は、前記紙幣収納カセットに収納する前の紙幣を計数し、その後、前記紙幣収納手段が前記紙幣収納カセット内に紙幣を収納すると、前記計数値に基づいて前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出すことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記処理機本体は、前記紙幣収納カセット内に収納された紙幣を前記袋体を介して下側から支持する昇降可能な可動ステージを有しており、前記収納量割出手段は、前記可動ステージの高さ位置を検出し該高さ位置に基づいて前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出すことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記巻取制御手段は、前記巻取時間を、予め設定された基本時間から前記収納量に応じて割り出される減算時間を減算した時間とすることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記巻取制御手段は、前記減算時間を前記収納量に応じて算出することを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記巻取制御手段は、前記減算時間を、前記収納量に対する前記減算時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すことを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明において、前記制御テーブルは、複数枚相当の所定幅を有する前記収納量の区分毎に前記減算時間が割り当てられていることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記巻取制御手段は、前記巻取時間を、前記収納量に対する前記巻取時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すことを特徴としている。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明において、前記制御テーブルは、複数枚相当の所定幅を有する前記収納量の区分毎に前記巻取時間が割り当てられていることを特徴としている。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に係る発明において、前記巻取手段は、トルクリミッタを介して駆動源側の入力部と前記紙幣収納カセット側の出力部とに分けられており、前記出力部の回転をモニタする出力側モニタ手段と、前記駆動源に対する駆動信号出力時に前記出力側モニタ手段の出力結果から前記出力部の回転が所定時間継続して得られなくなることにより前記ベルト体の締め付けを確認する締付動作確認手段とを有することを特徴としている。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に係る発明において、前記巻取手段は、トルクリミッタを介して駆動源側の入力部と前記紙幣収納カセット側の出力部とに分けられており、前記入力部の回転をモニタする入力側モニタ手段と、前記出力部の回転をモニタする出力側モニタ手段と、前記入力側モニタ手段の出力結果と前記出力側モニタ手段の出力結果とに所定以上の差異が生じることにより前記ベルト体の締め付けを確認する締付動作確認手段とを有することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、紙幣収納カセットが、空の状態において袋体が布製でいずれの方向にも変形容易であるため、変形自由度が高くて取扱性に優れることになり、また、一層小さく折り畳むことができることになって保管効率も優れることになる。また、処理機本体は、支持部に支持した状態の紙幣収納カセットに対して、そのベルト体を巻取手段で巻き取ることで、袋体を収縮させることになり、紙幣収納カセットは、規制手段がベルト体の繰り出しを規制して袋体の収縮状態を維持する。よって、紙幣収納カセットは、運搬時等において、袋体に収納した紙幣の量に合うように袋体を収縮させることによって無駄な空間をなくすことができ、紙幣が袋体内で乱雑になることを防止できるとともに、全体を極力小型化することができる。また、処理機本体は、その巻取制御手段が、紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出す収納量割出手段の割出結果に基づいて、紙幣の収納量が多いほど巻取手段によるベルト体の巻取時間を短く制御するため、紙幣の収納量が少なくてベルト体を多く巻き取らなければならない場合には巻取時間を長く、紙幣の収納量が多くてベルト体を多く巻き取る必要がない場合には巻取時間を短くすることができ、無駄な巻取時間が発生しない。よって、巻取時間を最小限に短縮できるとともに、省電力化が図れる。
請求項2に係る発明によれば、収納量割出手段が、紙幣収納カセットに収納する前に処理機本体で行われる紙幣の計数処理の計数値に基づいて、その後に収納される紙幣の紙幣収納カセット内の収納量を割り出すため、収納量を検出するためだけの検出手段が不要となり、低コスト化が図れる。
請求項3に係る発明によれば、収納量割出手段が、紙幣収納カセット内に収納された紙幣を袋体を介して下側から支持する可動ステージの高さ位置に基づいて紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出すため、収納された紙幣の実際の厚さを収納量として検出できる。よって、紙幣の状態(新券、流通券)等の影響を受けずに済む。
請求項4に係る発明によれば、巻取制御手段が、巻取時間を、予め設定された基本時間から収納量に応じて割り出される減算時間を減算した時間とするため、巻取時間を容易に設定することができる。
請求項5に係る発明によれば、巻取制御手段が、減算時間を収納量に応じて算出するため、より詳細な減算時間を求めることができる。
請求項6に係る発明によれば、巻取制御手段が、減算時間を、収納量に対する減算時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すため、減算時間を容易に割り出すことができる。
請求項7に係る発明によれば、制御テーブルが、複数枚相当の所定幅を有する収納量の区分毎に減算時間が割り当てられているため、減算時間の設定が細かすぎることがなく、制御が容易となる。
請求項8に係る発明によれば、巻取制御手段が、巻取時間を、収納量に対する巻取時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すため、巻取時間を容易に割り出すことができる。
請求項9に係る発明によれば、制御テーブルが、複数枚相当の所定幅を有する収納量の区分毎に巻取時間が割り当てられているため、巻取時間の設定が細かすぎることがなく、制御が容易となる。
請求項10に係る発明によれば、締付動作確認手段が、駆動源に対する駆動信号出力時に、出力側モニタ手段の出力結果からトルクリミッタよりも紙幣収納カセット側の出力部の回転が所定時間継続して得られなくなることによりベルト体の締め付けを確認するため、正確にベルト体の締め付けを確認できる。したがって、設定した巻取時間の経過よりもベルト体が締付状態になる方が早かった場合にベルト体が締付状態となったところで巻き取りを停止させることができる。
請求項11に係る発明は、締付動作確認手段が、入力側モニタ手段の出力結果から得られるトルクリミッタよりも駆動源側の入力部の回転と、出力側モニタ手段の出力結果から得られるトルクリミッタよりも紙幣収納カセット側の出力部の回転とに所定以上の差異が生じることによりベルト体の締め付けを確認するため、正確にベルト体の締め付けを確認できる。したがって、設定した巻取時間の経過よりもベルト体が締付状態になる方が早かった場合にベルト体が締付状態となったところで巻き取りを停止させることができる。
本発明の一実施形態の紙幣処理機を図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態の紙幣処理機1を示すもので、この紙幣処理機1は、バラの紙幣Sを計数して入金および収納する入金収納処理と、バラの紙幣Sを計数して返却する計数処理とを行うことが可能とされるものである。
紙幣処理機1は、図1に概略的に示すように、処理機本体2と、処理機本体2に対し着脱可能に装填される紙幣収納カセット3とを有している。
処理機本体2は、機体の前面2A側の上部にバラ紙幣Sが投入される装填部12が設けられ、この装填部12の下側に機体内からリジェクト紙幣が繰り出されるリジェクト部13が設けられている。
装填部12は、水平に対し若干後ろ下がりに傾斜してその底をなす台部15を有しており、この台部15上に紙幣Sが上下方向に集積された状態で装填される。なお、台部15を水平に配置しても良い。
また、装填部12には、台部15の機体奥側上方に機体左右方向に沿って配設された回動軸16と、この回動軸16に回動可能に支持されて台部15の上側で上下に揺動可能とされ、台部15上に装填された紙幣Sを台部15との間で挟持するビルプレス17とが設けられている。
処理機本体2は、装填部12の機体奥側に、このように台部15上に装填されたバラ紙幣Sを、下側のものから一枚ずつ分離して機体内に繰り出す分離繰出部20を有している。この分離繰出部20は、装填部12の台部15に、台部15から上部を一部突出させた状態で機体左右方向に沿う軸回りに回転可能に設けられた蹴出ローラ21と、台部15よりも機体奥側に蹴出ローラ21と平行な軸回りに回転可能に設けられた繰出ローラ22と、この繰出ローラ22の上側に繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた分離ローラ23とを有している。分離ローラ23は、図示せぬワンウエイクラッチによって繰出ローラ22側が紙幣Sを機体奥方に移動させる方向の回転、すなわち図1における反時計回り方向の回転が規制され、逆方向の回転のみ許容される。
このような分離繰出部20は、台部15上に装填されたバラ紙幣Sの最下のものを蹴出ローラ21で繰出ローラ22と分離ローラ23との間に蹴り出し、この蹴り出し時に最下の紙幣Sに引きずられて繰出ローラ22と分離ローラ23との間に移動した紙幣Sを分離ローラ23で止めて蹴り出された最下の紙幣Sのみを繰出ローラ22で機体内方に繰り出す。
処理機本体2は、分離繰出部20の機体奥側に接続され、分離繰出部20から繰り出された紙幣Sを搬送する搬送部25を有している。この搬送部25は、紙幣Sを案内する複数のガイド板と搬送ローラと振分部材等で構成されるもので、分離繰出部20から略水平に沿って機体奥側に延出した後に下側に折り返し略水平に沿って機体手前側に延出してリジェクト部13に接続される搬送路26と、この搬送路26の途中から分岐して前下がりに延出する搬送路27とを有しており、搬送路26には、搬送中の紙幣Sの金種、真偽、正損および搬送異常の識別と計数とを行う識別部28が設けられている。
処理機本体2は、搬送部25の搬送路27の端末位置に、識別部28により真紙幣かつ正紙幣で正常搬送と識別された紙幣Sを金種混合で一時貯留させる一時貯留部30が接続されている。この一時貯留部30は、機体前面側から開閉可能な返却扉31と、返却扉31とで平面視枠状をなす壁部32と、機体前後方向に水平にスライドすることで返却扉31および壁部32で囲まれた一時貯留空間33の下部を開閉する一時貯留部シャッタ34と、紙幣Sを下方に押し込む昇降可能な押込部35とを有している。そして、処理機本体2には、各部を制御する制御部(巻取制御手段,収納量割出手段,締付動作確認手段)36と、操作者による操作入力が行われる操作部37と、操作者への表示を行う表示部38とが設けられている。また、返却扉31には、制御部36でロックおよびロック解除が制御される返却扉ロック部39が設けられている。
なお、装填部12には、紙幣Sが分離繰出部20の分離繰出方向に短手方向を沿わせる姿勢で装填されることになり、搬送部25は紙幣Sをその短手方向を搬送方向に沿わせた姿勢で搬送し、その短手方向を放出方向に沿わせた姿勢で一時貯留部30およびリジェクト部13のいずれかに放出させる。勿論、紙幣Sを長手方向を搬送方向に沿わせた姿勢で搬送するようにしても良い。
そして、紙幣収納カセット3は、処理機本体2の前面2Aに設けられた開閉可能な扉体40を開いた状態で処理機本体2に対し機体前後方向に出し入れされることになり、処理機本体2に装填された状態で一時貯留部30の鉛直下方に配置される。以下、紙幣収納カセット3を処理機本体2に装填された状態をもって説明する。
図2に示すように、紙幣収納カセット3は、滑りの良い布製であって長さ方向一側に開口部41を有する略有底角筒状に縫製された袋体42を有している。この袋体42は全体的に布製とされることで、三次元のいずれの方向にも変形容易となっているものの、外力を受けない状態では縫製によって有底角筒状をほぼ維持可能になっている。
紙幣収納カセット3は、袋体42の開口部41側の周縁部に取り付けられる金属製または合成樹脂製の枠体43を有している。この枠体43は、平面視が長方形枠状をなすとともに袋体42の開口部41側の周縁部の全周に取り付けられる下部構成体44と、この下部構成体44に開閉可能にヒンジ結合された平面視が長方形枠状の上部構成体46とを有している。上部構成体46は下部構成体44に対して閉状態(当接状態:図2に示す状態)でロック可能とされている。下部構成体44には、周方向に等間隔で係止突起部47が形成されており、袋体42の開口部41側の周縁部が係止突起部47に係止される。そして、下部構成体44の内側に嵌合固定される角リング状の保持部材48によって、係止突起部47に係止された袋体42の上方移動を規制し、係止突起部47からの外れを規制する。
紙幣収納カセット3は、その枠体43が、処理機本体2に機体前後方向に沿う水平状態で固定されたガイドレール(支持部)50で案内されて処理機本体2内に配置されることになり、ガイドレール50の上面に載置されて水平状態に支持されることになる。つまり、ガイドレール50は、紙幣収納カセット3を着脱可能に支持する。
上部構成体46には、枠体43の上部内側に形成された導入口52を開閉するスライド式のカセットシャッタ(シャッタ)53が設けられている。このカセットシャッタ53は、上部構成体46に形成されたガイド溝54に沿って導入口52を機体前後方向の一方から他方まで水平状態でスライドする平板状のスライド体55と、このスライド体55に回動軸56を介して回動自在にヒンジ結合される揺動体57とを有している。
上部構成体46には、閉状態のカセットシャッタ53の下側に、一対のフラッパ60がそれぞれ回動軸61を中心に回動可能に設けられている。これらフラッパ60は、それぞれが支持される回動軸61から互いに近接する方向に延出し、平面視で導入口52内に両側から突出する閉状態と、回動軸61を中心に下方に回動して平面視で導入口52内から退避する開状態との間で回動可能とされ、閉状態となるように図示せぬネジリバネで付勢されている。
一時貯留部30の鉛直下方位置つまり紙幣収納カセット3が装填される装填空間には、上下方向に沿うガイド62に沿って昇降可能な可動ステージ63が設けられている。この可動ステージ63は、機体左右方向に沿って延在するように配置された回転自在の支持ローラ64を有している。可動ステージ63は、図示略のスプリングで常時上方向に付勢されており、上限位置においては図示略のストッパに当接する。
以上の紙幣処理機1においては、処理機本体2の前面の扉体40を開いた状態で、カセットシャッタ53が閉状態とされた空の紙幣収納カセット3を処理機本体2内の所定の装填位置に装填する。つまり、紙幣収納カセット3の枠体43をガイドレール50上を摺動させて奥側の所定位置まで移動させる。すると、カセットシャッタ53のロックが解除されるとともに枠体43が処理機本体2にロックされる。
ロックが解除されたカセットシャッタ53を処理機本体2の前面2A側に引き出すと、引き出されたカセットシャッタ53は、スライド体55が導入口52から退避する位置に位置すると揺動体57が全体として枠体43よりも外側に位置し、回動軸56を介して回動可能となって下方に延出する姿勢に折り畳まれる。
上記した装填時に、変形容易な袋体42は、上部の待機位置に位置する可動ステージ63の支持ローラ64の上側に一部載置されることになり、これにより、袋体42は中間部が窄められた状態となる。このとき、袋体42の窄められた窄部67よりも上側が紙幣Sを収納する収納空間68となり、袋体42の窄められた窄部67が収納空間68の底部となる。なお、紙幣Sの回収のために紙幣収納カセット3が処理機本体2から取り出されると、その時点で、制御部36は、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの、枚数を含む在り高データ(収納量)を0とするため、次に空の紙幣収納カセット3が処理機本体2に装填された時点では、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの、枚数を含む在り高データは0となっている。
そして、例えば、紙幣Sの入金収納処理を行う場合には、操作者が装填部12のビルプレス17を持ち上げてこれと台部15との間に紙幣Sを、その短手方向を機体前後方向に沿わせた状態で装填する。このとき、金種混合の装填および単一金種の装填のいずれも可能である。そして、操作者が操作部37に入金開始の操作を入力すると、制御部36が分離繰出部20と搬送部25とを駆動する。すると、装填部12に装填された紙幣Sが最下のものから一枚ずつ機内に繰り出され、搬送部25で搬送される。その途中で識別部28により受け入れ可能と識別された紙幣Sが搬送路27から一時貯留部30内に放出され、それ以外の紙幣Sがリジェクト部13に放出される。なお、リジェクト部13に放出された紙幣Sはそのまま機外へ取り出し可能となる。
上記のようにして、装填部12に装填された紙幣Sが、リジェクト部13および一時貯留部30のいずれかに放出されることですべてなくなると、制御部36は、分離繰出部20および搬送部25を停止させて、識別部28の識別および計数結果に基づいて一時貯留部30に一時貯留された紙幣Sの、金額および枚数を表示部38に表示させる。この表示を見て操作者がキャンセル操作を操作部37に入力すると、制御部36は返却扉ロック部39で返却扉31のロックを解除して開放可能とし、操作者が返却扉31を開いて直接一時貯留部30の紙幣Sを取り出すことになる。
他方、表示を見て操作者が承認操作を操作部37に入力すると、制御部36は、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの、枚数を含む在り高データに今回の処理において識別部28が識別および計数した、枚数を含む結果を加算して新たな在り高データとして記憶する。また、制御部36は一時貯留部シャッタ34を開作動させることになり、一時貯留空間33から、紙幣Sが下方に落下して、カセットシャッタ53が開放された紙幣収納カセット3の導入口52を通って閉状態の一対のフラッパ60上に載置される。続いて、制御部36は、押込部35を下降させて、一対のフラッパ60上の紙幣Sを、これらフラッパ60を下方に回動させながら押し込む。すると、紙幣Sは、一対のフラッパ60を通過して、可動ステージ63で窄められた窄部67で底部が形成される袋体42の収納空間68の底部または既に収納された紙幣S上に収納される。一対のフラッパ60は紙幣Sが離れることで図示略のネジリバネの付勢力で水平状態に戻る。このとき、袋体42の可動ステージ63で窄められた窄部67より下側に紙幣Sが進入することはない。なお、一時貯留部シャッタ34、一対のフラッパ60および押込部35が、紙幣収納カセット3の袋体42内にカセットシャッタ53が開放された状態の導入口52を介して紙幣Sを収納する紙幣収納機構(紙幣収納手段)69を構成している。
また、このとき、押込部35の下降による紙幣Sを介しての押圧で、可動ステージ63とその支持ローラ64で窄められて形成される収納空間68の底部とが、押し込む紙幣量に応じて下降することになる。
その後、押込部35が閉状態の一対のフラッパ60間を通過しながら上昇し、この押込部35の上昇によって図示略のスプリングの付勢力で、可動ステージ63とその支持ローラ64で窄められて形成される収納空間68の底部とが上昇することになり、収納空間68内の紙幣Sは支持ローラ64上にある袋体42の一部と一対のフラッパ60とで挟持されることになる。
なお、以上の紙幣処理機1で紙幣Sの計数処理を行う場合は、上記と同様にして、装填部12に装填された紙幣Sがすべてリジェクト部13および一時貯留部30に搬送されたら、一時貯留部30から紙幣収納カセット3に紙幣Sを収納せずに、返却扉31を開いて一時貯留部30の紙幣Sを操作者に返却することになる。
上記のようにして紙幣Sを収納した紙幣収納カセット3を処理機本体2から取り出す場合には、まず、操作者は、扉体40を開き、揺動体57を水平に持ち上げて枠体43に押し込むことでカセットシャッタ53を閉じる。すると、カセットシャッタ53が閉状態でロックされるとともに、枠体43の処理機本体2に対するロックが解除されることになり、紙幣収納カセット3が処理機本体2から取り出し可能となる。このようにして処理機本体2から取り出された紙幣収納カセット3から紙幣を取り出す際には、操作者が上部構成体46の下部構成体44に対するロックを解除して上部構成体46をカセットシャッタ53と一体に揺動させて開き、袋体42内から紙幣を取り出すことになる。
図3に示すように、紙幣収納カセット3の枠体43の上部構成体46には、上部構成体46を下部構成体44に対して閉状態でロックするロック機構70が設けられており、このロック機構70によるロックおよびロック解除は別体のキー71により切り替えられる。また、上部構成体46には、紙幣収納カセット3を持ち運ぶ際に把持されるハンドル72が揺動可能に設けられている。
紙幣収納カセット3の袋体42の外側には、巻き取られることで袋体42を収縮させる一本の布製のベルト体74が、枠体43側の一側位置から底部を通り枠体43側の他側位置に戻るように掛けられている。また、袋体42の外側には、このベルト体74を挿通させる空間を袋体42の外面とで形成してベルト体74を保持する布製の保持片75が、ベルト体74の延在方向に所定の間隔で配置されて複数縫い付けられている。
枠体43の下部構成体44には、短手方向の両側に、図4に示すように、長手方向に沿う姿勢で一対の巻取軸体77が配設されている。これら巻取軸体77は、それぞれが下部構成体44に複数の支持部材78を介して回転可能に支持されている。また、これら巻取軸体77には、軸線方向の中間部に、ベルト体74の端部が固定されてベルト体74を巻き取るプーリ部79が設けられており、軸方向の端部に傘歯車80が固定されている。一方の巻取軸体77のプーリ部79にベルト体74の一端部が固定され、他方の巻取軸体77のプーリ部79に同じベルト体74の他端部が固定されている。
下部構成体44には、長手方向の一側に、短手方向に沿う姿勢で連結軸体82が配設されている。この連結軸体82は、下部構成体44に支持部材83を介して回転可能に支持されている。この連結軸体82には、一対の巻取軸体77の傘歯車80に噛み合う一対の傘歯車84が逆向きに固定されており、その結果、連結軸体82が回転すると一対の巻取軸体77が互いに逆方向に回転する。
連結軸体82の端部には、連結部材85が固定されており、この連結部材85は、枠体43がこの連結部材85側を奥側にして処理機本体2内の所定の装填位置まで装填されると、処理機本体2に設けられた図3に示す駆動機構(巻取手段)87の駆動モータ(駆動源)88の駆動軸89に一体回転可能に連結される。その結果、処理機本体2の駆動機構87は、紙幣収納カセット3が装填されることによって図4に示す巻取軸体77を駆動可能となる。駆動モータ88の駆動軸89には、中間部に巻取軸体77への駆動トルクを制限する図3に示すトルクリミッタ90が設けられており、先端部には、図4に示すように連結軸体82の連結部材85に連結される連結部材91が固定されている。
ここで、駆動軸89は、図3に示すように、駆動モータ88と一体に回転する入力軸89aと、入力軸89aにトルクリミッタ90を介して連結される出力軸89bとに分けられており、駆動機構87は、トルクリミッタ90よりも駆動モータ88側が入力部87aとされ、トルクリミッタ90よりも紙幣収納カセット3側が出力部87bとされている。そして、出力部87b側の出力軸89bに、図4に示すように、出力部87bの回転をモニタする出力モニタ(出力側モニタ手段)92が設けられている。この出力モニタ92は、円周方向に等間隔で図示略のスリットが形成され、出力軸89bと一体に回転するスリット板92Aと、このスリット板92Aのスリットを検出することで出力軸89bの回転数を検出する光学式のセンサ92Bとで構成されている。
以上により、処理機本体2側の駆動モータ88を含む駆動機構87が、紙幣収納カセット3に対し、連結軸体82を介して一対の巻取軸体77を回転させることになり、この回転でベルト体74を両側から巻き取って袋体42を収縮させることになる。なお、駆動モータ88は一定の回転数で回転するように駆動される。
下部構成体44には、連結軸体82の一対の傘歯車84の間位置に、図5にも示すように、係合状態において連結軸体82の一方向(ベルト体74を巻き取る方向)の回転のみを許容し逆方向(ベルト体74を繰り出す方向)の回転を規制するラチェット機構(規制手段)94が設けられている。このラチェット機構94は、連結軸体82に一方の傘歯車84に近接して固定された爪車95と、支持部材83に支持軸96を介して揺動可能に支持されて、爪車95に対し一端側の爪部97を係脱させる逆転防止爪98と、逆転防止爪98を爪部97が爪車95に係合する方向に付勢する図示略の爪バネとを有している。
ラチェット機構94は、逆転防止爪98がその爪部97において爪車95に係合する係合状態では、連結軸体82の巻取軸体77側が上側に移動する方向(図5の矢印R1方向)の回転が許容され、逆方向の回転が規制される。その結果、このラチェット機構94によって、一対の巻取軸体77は、互いに近接する側が上側に移動するように回転する、ベルト体74を巻き取る巻取方向(図5の矢印R2方向)の回転が許容され、逆方向の回転が規制される。なお、逆転防止爪98は、その爪部97とは反対の他端側の解除入力部100が上から押圧されると、支持軸96を中心に揺動して爪部97を爪車95から離間させる。この状態では、連結軸体82はいずれの方向にも回転可能となる。
図6に示すように、上部構成体46には、上部構成体46の下部構成体44に対する開閉に連動してラチェット機構94の係合を解除するとともに外部からの駆動力を受けてラチェット機構94を係合状態に戻す、係合切替機構102が設けられている。
この係合切替機構102は、上部構成体46の上面に対して直交する姿勢で上部構成体46に設けられた支持ピン103と、この支持ピン103に回動可能に支持された切替レバー104と、この切替レバー104を支持ピン103を中心として一方向に回動付勢する図示略の切替バネとを有している。
切替レバー104は、一端に下方に突出する押圧部106が設けられており、他端に下方に突出する係合入力部107が設けられている。切替レバー104は、図7(a)に示すように、押圧部106をラチェット機構94の逆転防止爪98の解除入力部100に対してずらすように回動した回避位置においては、逆転防止爪98の解除入力部100を上側から押圧不可であり、図7(b)に示すように、押圧部106をラチェット機構94の逆転防止爪98の解除入力部100に対し重なるように回動した押圧位置においては、逆転防止爪98の解除入力部100を上側から押圧可能となっている。なお、図示略の切替バネは、切替レバー104を押圧位置に維持するように回動付勢する。また、上部構成体46が下部構成体44に対して閉状態にあるとき、図6(a)に示すように、逆転防止爪98の解除入力部100と切替レバー104の押圧部106とが上下方向に重なり合う。
以上により、図6(b)に示すように、上部構成体46が下部構成体44に対して開状態になると、切替レバー104は、切替バネの付勢力で図7(b)に示す押圧位置に位置し、この状態で上部構成体46が閉じられると、図8(a)に示すように、押圧部106が、逆転防止爪98の解除入力部100を押圧し、その結果、逆転防止爪98が爪バネの付勢力に抗して揺動してその爪部97が爪車95から離間する(つまりラチェット機構94の係合が解除される)。これにより、一対の巻取軸体77が巻き取ったベルト体74を繰り出す方向の回転が可能となる。
図9に示すように、駆動機構87の駆動軸89には、トルクリミッタ90よりも連結部材91側に、ワンウエイクラッチ109を介してレバー体110が支持されている。このレバー体110は、ラチェット機構94が図8(a)に示す係合解除状態にあるとき、巻取軸体77を上記した巻取方向とは逆方向に回転させる方向(一方向)の駆動軸89の回転時に、図8(a)から図8(b)に示すように、駆動軸89と一体的に回転して係合切替機構102の切替レバー104を駆動する。つまり、図8(a)に示すように、切替レバー104によって逆転防止爪98が揺動し、ラチェット機構94が係合解除状態にある状態から、レバー体110が回転して切替レバー104の係合入力部107を側方に押すと、切替レバー104が切替バネの付勢力に抗して揺動して図8(b)に示す回避位置に位置し、その結果、切替レバー104の押圧部106による逆転防止爪98の解除入力部100への押圧が解除され、逆転防止爪98が爪バネの付勢力で揺動して爪部97を爪車95に係合させる係合状態となる(つまりラチェット機構94が係合状態に戻る)。
また、この状態から、巻取軸体77を上記した巻取方向に回転させる駆動軸89の回転の初期に、レバー体110は、その自重で切替レバー104から離間する方向に回転し、図8(a)に示すようにストッパ111に当接して停止する。その後は、駆動軸89の回転に拘わらず、ワンウエイクラッチ109が空転することで、レバー体110はストッパ111に当接した位置に停止する。
紙幣収納カセット3を処理機本体2から取り出すための所定の操作を操作者が操作部37に入力すると、制御部36は、駆動機構87の駆動モータ88をベルト体74を巻き取る巻取方向に回転させて巻取軸体77によりベルト体74を巻き取らせる。すると、ベルト体74は、袋体42の可動ステージ63よりも下側にあって余っている部分を収縮させることになる。この駆動モータ88の駆動による駆動軸89の回転初期に、駆動機構87のレバー体110はその自重で切替レバー104から離間する方向に回転し、ストッパ111に当接して停止する。
本実施形態においては、制御部36が駆動機構87によるベルト体74の上記した巻き取りを以下のように制御する。つまり、制御部36は、入金収納処理時に、上記したように識別部28が、紙幣収納カセット3に収納する前の紙幣Sを識別および計数し、その後、紙幣収納機構69が紙幣収納カセット3内に紙幣Sを収納すると、その枚数を含む検出結果を、それまでの在り高データに加算することによって、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの、枚数つまり紙幣Sの収納量を含む在り高データを把握している。そして、制御部36は、この紙幣Sの在り高データから割り出される収納枚数データ(収納量)に基づいて、駆動機構87の駆動モータ88への駆動信号の出力時間、つまりベルト体74の巻取時間を制御する。具体的に、制御部36は、紙幣Sの収納量が多いほど駆動機構87によるベルト体74の巻取時間が短くなるように巻取時間を設定する。
このとき、制御部36は、巻取時間tを以下のように設定する。
紙幣収納カセット3が一切の紙幣Sを収納していない空の状態にあるときに完全に繰り出された状態にあるベルト体74を完全に巻取軸体77に巻き取るために必要な基本時間Tを予め求めておく。この基本時間Tは、ベルト体74の全巻取長さおよび駆動モータ88の回転速度等から求めたり、実験的に求めたりすることができる。
そして、この予め設定された基本時間Tから、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの収納枚数データに応じて割り出される減算時間tgを減算して、求められた時間を巻取時間tとする。
つまり、巻取時間用の算出式はt=T−tgとなる。
この減算時間tgは、例えば、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの収納枚数データを予め設定された減算時間用の算出式に代入することで算出する。つまり、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの収納枚数データの100枚に対して紙幣Sの厚さが1cmであることから、収納枚数データNを100で除したN/100が両側の巻取軸体77によって巻き取るベルト体74の巻取長さとなる。この巻取長さを巻き取るのに必要な駆動モータ88の駆動時間が減算時間tgとなる。このとき、ベルト体74の巻取回数の増大に応じて巻き取りの直径が増大するため、駆動モータ88が同じ回転数(回転速度)で回転した場合の単位回転当たりの巻取長さも巻取回数の増大に応じて長くなる。このため、減算時間用の算出式にはその補正を行う項も含まれることになる。
なお、上記した減算時間tgを、上記した減算時間用の算出式に基づいて各収納枚数データ毎に予め算出しておき、これに基づいて収納枚数データNに対する減算時間tgの関係を示す予め設定された例えば図10に示す制御テーブルを作成しておいて、制御部36が、この制御テーブルに基づいて収納枚数データNに対する減算時間tgを割り出すようにしても良い。この制御テーブルは、収納枚数データNが増大するほど、減算時間tg/収納枚数データNの傾斜が大きくなっているが、これは、ベルト体74の巻取回数の増大に応じて単位回転当たりの巻取長さが増大することによる。
あるいは、図11に示すように、複数枚相当の所定幅(例えば100枚)を有する収納枚数データNの区分毎に減算時間tgが割り当てられている制御テーブルを用いても良い。つまり、この例の制御テーブルでは、N=0〜100のときtg=t1、N=101〜200のときtg=t2、N=201〜300のときtg=t3、N=301〜400のときtg=t4、N=401〜500のときtg=t5、N=501〜600のときtg=t6、N=601〜700のときtg=t7、N=701〜800のときtg=t8、N=801〜900のときtg=t9、N=901〜1000のときtg=t10となっている。このとき、例えば、t1は減算時間用の算出式のN=50としたときの値、t2は同算出式のN=150としたときの値、t3は同算出式のN=250としたときの値、t4は同算出式のN=350としたときの値、t5は同算出式のN=450としたときの値、t6は同算出式のN=550としたときの値、t7は同算出式のN=650としたときの値、t8は同算出式のN=750としたときの値、t9は同算出式のN=850としたときの値、t10は同算出式のN=950としたときの値とする。t1<t2<t3<t4<t5<t6<t7<t8<t9<t10である。
あるいは、減算時間の制御テーブルを用いるのではなく、図12に示すように、上記した巻取時間用の算出式t=T−tgに基づいて、収納枚数データNに対する巻取時間tの関係を示す予め設定された制御テーブルを作成し、この制御テーブルから巻取時間tを割り出しても良い。この制御テーブルは、収納枚数データNが増大するほど、巻取時間t/収納枚数データNの傾斜が大きくなっているが、これも、ベルト体74の巻取回数の増大に応じて単位回転当たりの巻取長さが増大することによる。
あるいは、図13に示すように、複数枚相当の所定幅(例えば100枚)を有する収納枚数データNの区分毎に巻取時間tが割り当てられている制御テーブルを用いても良い。つまり、この例の制御テーブルでは、N=0〜100のときt=t11、N=101〜200のときt=t12、N=201〜300のときt=t13、N=301〜400のときt=t14、N=401〜500のときt=t15、N=501〜600のときt=t16、N=601〜700のときt=t17、N=701〜800のときt=t18、N=801〜900のときt=t19、N=901〜1000のときt=t20となっている。このとき、例えば、t11は巻取時間用の算出式のN=50としたときの値、t12は同算出式のN=150としたときの値、t13は同算出式のN=250としたときの値、t14は同算出式のN=350としたときの値、t15は同算出式のN=450としたときの値、t16は同算出式のN=550としたときの値、t17は同算出式のN=650としたときの値、t18は同算出式のN=750としたときの値、t19は同算出式のN=850としたときの値、t20は同算出式のN=950としたときの値とする。t11>t12>t13>t14>t15>t16>t17>t18>t19>t20である。
紙幣収納カセット3を処理機本体2から取り出すための所定の操作が操作部37に入力されると、制御部36は、以上のようにして求めた巻取時間tだけ、駆動機構87の駆動モータ88に駆動信号を出力し、駆動モータ88をベルト体74を巻き取る巻取方向に回転させて巻取軸体77によりベルト体74を巻き取らせ、巻取時間tが経過した時点で駆動信号の出力を停止して駆動モータ88を停止させる。
なお、この駆動モータ88への駆動信号の出力中に、制御部36は、出力モニタ92の出力を監視しており、この出力結果から駆動機構87の出力部87bの回転が所定時間継続して得られなくなることを検出すると、ベルト体74の締め付けを確認して、巻取時間tが経過する前であっても、駆動信号の出力を停止して駆動モータ88を停止させる。これは、紙幣収納カセット3内の紙幣Sの状態によっては、巻取時間tが経過する前にベルト体74が締め付け状態になってしまってベルト体74の張力が上がり、トルクリミッタ90が滑る状態になることがあるため、このような状態で無駄に駆動モータ88を駆動してしまうのを防止する。
そして、駆動モータ88の停止後に、操作者が扉体40を開き、紙幣収納カセット3のカセットシャッタ53を閉じる。これによって、紙幣収納カセット3の処理機本体2に対するロックが解除されることになり、操作者が紙幣収納カセット3を処理機本体2から取り出して運搬する。このとき、上記のように紙幣収納カセット3は袋体42が余分な収納空間68がなくなるように収縮されており、収縮状態がラチェット機構94により維持されるため、内部の紙幣Sが乱雑になることなく運搬される。
このようにして運搬された紙幣収納カセット3に対して、操作者は、キー71によってロック機構70による枠体43のロックを解除して、上部構成体46を下部構成体44に対して開いて袋体42内の紙幣Sを取り出す。このとき、上部構成体46の開作動で係合切替機構102の切替レバー104が押圧位置に位置する。よって、操作者が紙幣Sを取り出した後、上部構成体46を閉じると、押圧部106が、逆転防止爪98の解除入力部100を押圧し、ラチェット機構94の係合を解除する。これにより、一対の巻取軸体77が巻き取ったベルト体74を繰り出す方向の回転が可能となるため、操作者は袋体42の収縮を解除するように引き延ばす。これによりベルト体74も一対の巻取軸体77を回転させながら引き出される。
そして、空の袋体42を枠体43に巻き付ける等して紙幣収納カセット3を畳み、この状態で処理機本体2まで運搬する。そして、処理機本体2の扉体40を開き、袋体42を広げて紙幣収納カセット3を処理機本体2の装填位置に装填すると、駆動機構87の連結部材91が紙幣収納カセット3の連結部材85に一体回転可能に連結されることになる。この状態で、カセットシャッタ53を開き、扉体40を閉じると、制御部36は、駆動モータ88を、上記した巻取方向とは逆方向に所定時間回転させる。すると、駆動軸89と一体的にレバー体110が回転して切替レバー104の係合入力部107を側方に押すことになり、切替レバー104が切替バネの付勢力に抗して揺動して回避位置に位置し、その結果、切替レバー104の押圧部106による逆転防止爪98の解除入力部100への押圧が解除され、係合解除状態となっていた逆転防止爪98が爪バネの付勢力で揺動して爪部97を爪車95に係合させる係合状態となる。このようにラチェット機構94が係合状態に戻ると、その後はラチェット機構94により連結軸体82の回転が規制されるため、駆動モータ88が停止するまで、トルクリミッタ90が滑ることになる。
以上に述べた本実施形態の紙幣処理機1によれば、紙幣収納カセット3が、空の状態においては、袋体42が布製でいずれの方向にも変形容易であるため、変形自由度が高くて取扱性に優れることになり、また、一層小さく折り畳むことができることになって保管効率も優れることになる。
また、処理機本体2は、ガイドレール50に支持した状態の紙幣収納カセット3に対して、駆動機構87が巻取軸体77を回転させると、紙幣収納カセット3は、ベルト体74を巻き取って袋体42を収縮させることになり、しかもラチェット機構94が巻取軸体77のベルト体74を巻き取る方向とは逆方向の回転、つまりベルト体74の繰り出しを規制して袋体42の収縮状態を維持する。よって、紙幣収納カセット3は、運搬時等において、袋体42に収納した紙幣Sの量に合うように袋体42を収縮させることによって無駄な空間をなくすことができ、紙幣Sが袋体42内で乱雑になることを防止できるとともに、全体を極力小型化することができる。
また、処理機本体2は、その制御部36が、紙幣収納カセット3内の紙幣の収納枚数データに基づいて、紙幣の収納枚数データが多いほど駆動機構87によるベルト体74の巻取時間を短く制御するため、紙幣Sの収納枚数データが少なくてベルト体74を多く巻き取らなければならない場合には巻取時間を長く、紙幣Sの収納枚数データが多くてベルト体74を多く巻き取る必要がない場合には巻取時間を短くすることができ、無駄な巻取時間が発生しない。よって、巻取時間を短縮できるとともに、省電力化が図れる。
また、制御部36が、紙幣収納カセット3に収納する前に処理機本体2で行われる紙幣Sの計数処理の計数値に基づいて、その後に収納される紙幣Sの紙幣収納カセット3内の収納枚数データを割り出すため、収納枚数データを検出するためだけの検出手段が不要となり、低コスト化が図れる。
また、制御部36が、駆動モータ88に対する駆動信号出力時に、出力モニタ92の出力結果からトルクリミッタ90よりも紙幣収納カセット3側の出力部89bの回転が所定時間継続して得られなくなることによりベルト体74の締め付けを確認するため、正確にベルト体74の締め付けを確認できる。したがって、設定した巻取時間tの経過よりもベルト体74が締付状態になる方が早かった場合にベルト体74が締付状態となったところで巻き取りを停止させることができる。
なお、制御部36が、巻取時間tを、予め設定された基本時間Tから収納枚数データNに応じて割り出される減算時間tgを減算した時間とすれば、巻取時間tを容易に設定することができる。
また、制御部36が、減算時間tgを収納枚数データNに応じて算出式により算出すれば、より詳細な減算時間を求めることができる。
また、制御部36が、減算時間tgを、収納枚数データNに対する減算時間tgの関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すようにすれば、減算時間tgを容易に割り出すことができる。
このとき、制御テーブルとして、複数枚相当の所定幅を有する収納枚数データNの区分毎に減算時間tgが割り当てられているものを用いれば、減算時間tgの設定が細かすぎることがなく、制御が容易となる。
また、制御部36が、巻取時間tを、収納枚数データNに対する巻取時間tの関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すようにすれば、巻取時間tを容易に割り出すことができる。
このとき、制御テーブルとして、複数枚相当の所定幅を有する収納枚数データNの区分毎に巻取時間tが割り当てられているものを用いれば、巻取時間tの設定が細かすぎることがなく、制御が容易となる。
なお、上記実施形態においては、制御部36が、紙幣収納カセット3に収納する前に処理機本体2で行われる紙幣Sの計数処理の計数値に基づいて、その後に収納される紙幣Sの紙幣収納カセット3内の収納枚数データを割り出すようにしたが、処理機本体2が、紙幣収納カセット3内に収納された紙幣Sを袋体42を介して下側から支持することで紙幣Sの収納量に応じた高さ位置に位置することになる昇降可能な可動ステージ63を有しているため、この可動ステージ63の高さ位置を検出する位置センサを設け、この可動ステージ63の高さ位置に基づいて紙幣収納カセット3内の紙幣Sの収納量を割り出すようにしても良い。このように構成すれば、収納された紙幣Sの実際の厚さを収納量として検出できるため、紙幣の状態(新券、流通券)等の影響を受けずに済む。
また、上記実施形態においては、制御部36が、駆動モータ88への駆動信号出力時に、出力モニタ92の出力結果からトルクリミッタ90よりも紙幣収納カセット3側の出力部89bの回転が所定時間継続して得られなくなることによりベルト体74の締め付けを確認するようにしたが、駆動機構87の入力部87a側の回転をモニタする、上記出力モニタ92と同様の入力モニタ(入力側モニタ手段)を設け、制御部36が、入力モニタの出力結果と出力モニタ92の出力結果とに所定以上の差異が生じることによりベルト体74の締め付けを確認するようにしても良い。
本発明の一実施形態の紙幣処理機を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の要部を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットおよび処理機本体の駆動機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットの要部を示す平面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットの要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットを示す側面図であって、(a)は上部構成体の閉状態を、(b)は上部構成体の開状態を示すものである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットの逆転防止爪および切替部材等を示す平面図であって、(a)は切替部材の回避位置を、(b)は切替部材の押圧位置を示すものである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機における紙幣収納カセットの係合切替機構と処理機本体の駆動機構とを示す斜視図であって、(a)はレバー体の作動前を、(b)はレバー体の作動後を示すものである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の処理機本体の駆動機構を示す側面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の収納枚数に対する減算時間の関係を示す制御テーブルである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の収納枚数に対する減算時間の関係を示す別の制御テーブルである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の収納枚数に対する巻取時間の関係を示す制御テーブルである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の収納枚数に対する巻取時間の関係を示す別の制御テーブルである。
符号の説明
1 紙幣処理機
2 処理機本体
3 紙幣収納カセット
36 制御部(巻取制御手段,収納量割出手段,締付動作確認手段)
41 開口部
42 袋体
43 枠体
52 導入口
53 カセットシャッタ(シャッタ)
69 紙幣収納機構(紙幣収納手段)
74 ベルト体
87 駆動機構(巻取手段)
87a入力部
87b 出力部
88 駆動モータ(駆動源)
90 トルクリミッタ
92 出力モニタ(出力側モニタ手段)
94 ラチェット機構(規制手段)
S 紙幣

Claims (11)

  1. 布製でいずれの方向にも変形容易な袋体と、該袋体の開口部に取り付けられる枠体と、該枠体の内側の導入口を開閉するシャッタと、巻き取られることで前記袋体を収縮させるベルト体と、該ベルト体の繰り出しを規制する規制手段とを有する紙幣収納カセットと、
    該紙幣収納カセットを着脱可能に支持する支持部と、前記紙幣収納カセットの前記袋体内に前記シャッタが開放された状態の前記導入口を介して紙幣を収納する紙幣収納手段と、前記ベルト体を巻き取って前記袋体を収縮させる巻取手段と、該巻取手段による前記ベルト体の巻き取りを制御する巻取制御手段と有する処理機本体と、
    を備えた紙幣処理機であって、
    前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出す収納量割出手段を有しており、
    前記巻取制御手段は、前記収納量割出手段の割出結果に基づいて、紙幣の収納量が多いほど前記巻取手段による前記ベルト体の巻取時間を短く制御することを特徴とする紙幣処理機。
  2. 前記収納量割出手段は、前記紙幣収納カセットに収納する前の紙幣を計数し、その後、前記紙幣収納手段が前記紙幣収納カセット内に紙幣を収納すると、前記計数値に基づいて前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出すことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機。
  3. 前記処理機本体は、前記紙幣収納カセット内に収納された紙幣を前記袋体を介して下側から支持する昇降可能な可動ステージを有しており、
    前記収納量割出手段は、前記可動ステージの高さ位置を検出し該高さ位置に基づいて前記紙幣収納カセット内の紙幣の収納量を割り出すことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機。
  4. 前記巻取制御手段は、前記巻取時間を、予め設定された基本時間から前記収納量に応じて割り出される減算時間を減算した時間とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の紙幣処理機。
  5. 前記巻取制御手段は、前記減算時間を前記収納量に応じて算出することを特徴とする請求項4記載の紙幣処理機。
  6. 前記巻取制御手段は、前記減算時間を、前記収納量に対する前記減算時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すことを特徴とする請求項4記載の紙幣処理機。
  7. 前記制御テーブルは、複数枚相当の所定幅を有する前記収納量の区分毎に前記減算時間が割り当てられていることを特徴とする請求項6記載の紙幣処理機。
  8. 前記巻取制御手段は、前記巻取時間を、前記収納量に対する前記巻取時間の関係を示す予め設定された制御テーブルから割り出すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の紙幣処理機。
  9. 前記制御テーブルは、複数枚相当の所定幅を有する前記収納量の区分毎に前記巻取時間が割り当てられていることを特徴とする請求項8記載の紙幣処理機。
  10. 前記巻取手段は、トルクリミッタを介して駆動源側の入力部と前記紙幣収納カセット側の出力部とに分けられており、
    前記出力部の回転をモニタする出力側モニタ手段と、
    前記駆動源に対する駆動信号出力時に前記出力側モニタ手段の出力結果から前記出力部の回転が所定時間継続して得られなくなることにより前記ベルト体の締め付けを確認する締付動作確認手段とを有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載の紙幣処理機。
  11. 前記巻取手段は、トルクリミッタを介して駆動源側の入力部と前記紙幣収納カセット側の出力部とに分けられており、
    前記入力部の回転をモニタする入力側モニタ手段と、
    前記出力部の回転をモニタする出力側モニタ手段と、
    前記入力側モニタ手段の出力結果と前記出力側モニタ手段の出力結果とに所定以上の差異が生じることにより前記ベルト体の締め付けを確認する締付動作確認手段とを有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載の紙幣処理機。
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