JP2009109047A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 閉鎖弁固定構造として、専用部材や特別な係合手段を不要としつつ、筐体を構成する支柱の強度を補強でき、かつ、閉鎖弁や電装品箱などのメンテナンスを容易に行なうことができること。
【解決手段】 空気調和機の室外機であって、底板10を備えた筐体内に、底板10とボックス21とで取り囲んで圧縮機を収容する圧縮機室を設け、底板10上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせ、この後方にずらせた支柱4aと、ボックス21を構成している背面側ボックス22の左側板22aとの間に、ガス側閉鎖弁3dおよび液側閉鎖弁3eを固定する閉鎖弁固定具24を掛け渡すように設けた。この閉鎖弁固定具24は、底板10の前面と平行に掛け渡され、閉鎖弁固定具24の下方および前方に空間を形成するようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、空気調和機の室外機に係り、より詳細には、閉鎖弁固定具を備えた空気調和機の室外機に関する。
従来から、ビルや一般住宅等の建物に設置される空気調和機は、例えば、屋上に室外機を、各フロアの天井に室内機を配置し、室外機と室内機とを冷媒配管で接続するものが普及しており、この室外機の筐体内には、室内機からの冷媒配管に接続される閉鎖弁が閉鎖弁固定具に固定されている。
このような閉鎖弁固定具を備える空気調和機の室外機としては、筐体の底フレーム上に立設する左側基部及び右側基部と、左側基部と右側基部の上端付近を橋渡す閉鎖弁固定具とを有する構造などが知られている(特許文献1参照。)。
従来の空気調和機の室外機は、図8に示すように、筐体は左側面板100、右側面板110、背面板120などを備え、左側面板100は支柱130および支柱140に、右側面板110は支柱150および支柱160に、それぞれ一体に成形されている。左側面板100と右側面板110には、筐体内に空気を取込むための開口170を有し、吸込口を形成している。背面板120は支柱130および支柱160の外側に、図示が省略されている正面板は支柱140および支柱150の外側に、それぞれ装着されている。4本の支柱130〜160は、下端付近の底フレーム180や上部の横ステー190およびモータ支持台200によって互いに連結されている。モータ支持台200には、室外ファンを駆動するモータ210が据付けられている。図示が省略されている天板は、その外周縁部が支柱130〜160の上端、あるいは、左側面板100、右側面板110や背面板120の上端に固定され、筐体外に空気を吹出すための吹出口を形成している。正面板の裏、すなわち、筐体の4つの角部に設けられた支柱130〜160の内側には、空気調和機の動作を制御する制御基板を内部に備えるスイッチボックス220(電装品箱)が配置されている。
支柱130〜160に連結している底フレーム180は、図9に示すように、圧縮機230や室外熱交換器240などを支持し、かつ、閉鎖弁固定構造250を介して、互いに隣接して並べられるガス側閉鎖弁260及び液側閉鎖弁270を固定している。ガス側閉鎖弁260及び液側閉鎖弁270は正面板および左側面板100に対し、概ね45°の角度に固定されている。これは、冷媒配管の接続は前述の2閉鎖弁方式だけでなく3閉鎖弁方式やチェックポートもくることで広がってしまうため、45°の角度にするなどして収めている。
そして、ガス側閉鎖弁260および液側閉鎖弁270を固定している閉鎖弁固定構造250は、図10に示すように、筐体の底フレーム180上に間隔をあけて立設する右側基部280および左側基部290と、右側基部280と左側基部290の上端付近を水平に橋渡しする閉鎖弁固定具300とからなっている。右側基部280、左側基部290および閉鎖弁固定具300は、互いにネジなどによって固定されている。右側基部280と左側基部290は、底フレーム180の膨出部180aと係合するように位置合わせされ、底フレーム180の領域180b上に立設されている。
以上のことから、特許文献1による閉鎖弁固定構造250によれば、ガス側閉鎖弁260および液側閉鎖弁270の下方に開放空間を形成し、ガス側閉鎖弁260および液側閉鎖弁270と冷媒配管との接合作業の作業性を向上できる他、閉鎖弁固定構造250の周囲に存在する配管などの他の部材に関する作業性も向上できるようになっている。また、閉鎖弁固定構造250は門型の構造になっており、全体として強度を高められるようになっている。
しかしながら、この閉鎖弁固定構造250では、右側基部280と左側基部290とが底フレーム180上に係合するように立設されているので、閉鎖弁を固定するための右側基部280および左側基部290である専用部材が必要となってしまい、材料費の増加につながって、コストアップになってしまう。また、底フレーム180上に係合するように立設するために、右側基部280および左側基部290と、底フレーム180とに係合する構造が必要となってしまい、閉鎖弁固定構造250が複雑になってしまう。更に、スイッチボックス220(電装品箱)が筐体の4つの角部に設けられた支柱130〜160の中にあるので、電装品箱のメンテナンス時、左側面板100または右側面板110といった側面方向に電装品箱をずらして引出す場合に、支柱140または支柱150が邪魔になってしまい、電装品箱のメンテナンスの容易性が考慮されていない。なお、電装品箱を側面方向にずらして引出せるようにするには、例えば、支柱140を邪魔にならない位置にずらすことが考えられる。しかし、支柱140の位置をずらすと、支柱140の強度が低下し、筐体自体の強度低下につながってしまう。
これらの問題点のうち、閉鎖弁を固定するための専用部材が必要となり、底フレーム180上に係合するような構造が必要となってしまう問題点を解決している従来の空気調和機の室外機としては、閉鎖弁固定具が筐体の仕切板と右側板との間に水平に橋渡しするように固定された構造などが知られている(特許文献2参照。)。
この従来の空気調和機の室外機は、図11および図12に示すように、筐体310は仕切板370により送風機室S1と機械室S2とに分割され、送風機室S1は、底板320と、天板330と、左前板340と、仕切板370とによって囲まれた空間で、室外ファン380、室外熱交換器390などが配置されている。機械室S2は、底板320と、天板330と、右前板350と、右側板360と、仕切板370とによって囲まれた空間で、圧縮機400、液側閉鎖弁410、ガス側閉鎖弁420などが配置されている。そして、右前板350は、圧縮機400、液側閉鎖弁410、ガス側閉鎖弁420などのメンテナンスなどの現地作業を行う際に取外し可能になっている。
そして、室内機からの冷媒配管が接続される液側閉鎖弁410およびガス側閉鎖弁420は、機械室S2の前部の右前板350に対向する位置に配置され、仕切板370の前端部と右側板360の前端部との間に橋渡しするように設けた閉鎖弁固定具430に支持されている。閉鎖弁固定具430の左端部は、仕切板370の前端部とともに左前板340の右端部にネジ等により固定され、閉鎖弁固定具430の右端部は、右側板360の前端部にネジ等により固定されている。閉鎖弁固定具430の右端部は、閉鎖弁固定具430の左端部よりも後側に位置し、閉鎖弁固定具430が斜め後方の向きに配置され、液側閉鎖弁410およびガス側閉鎖弁420が筐体310の内部に納まるようになっている。
しかしながら、特許文献2による閉鎖弁固定構造では、閉鎖弁固定具430が斜め後方向きに配置されているので、室外機を設置する場所によっては、液側閉鎖弁410やガス側閉鎖弁420に接続される冷媒配管などの接合作業や、液側閉鎖弁410やガス側閉鎖弁420などのメンテナンスなどの現地作業を行う際に、右前板350を取外したとしても、斜め方向からの作業性が悪くなってしまう。
特開2007−147247号公報(第7頁−第9頁、第3図、第4図、第7図) 特開2007−120900号公報(第4頁−第7頁、第1図、第2図)
本発明は上記問題点に鑑み、閉鎖弁固定構造として、専用部材や特別な係合手段を不要としつつ、筐体を構成する支柱の強度を補強でき、かつ、閉鎖弁や電装品箱などのメンテナンスを容易に行なうことができるようにした空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、底板を備えた筐体内に、前記底板とボックスとで取り囲んで圧縮機を収容する圧縮機室を設けた空気調和機の室外機において、前記底板上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせ、後方にずらせた支柱と前記ボックスの側板との間に、閉鎖弁を固定する閉鎖弁固定具を設けたことを特徴とする構成となっている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の空気調和機の室外機において、前記閉鎖弁固定具は、前記底板の前面と平行に掛け渡され、前記閉鎖弁固定具の下方および前方に空間を形成したことを特徴とする構成となっている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の空気調和機の室外機において、前記閉鎖弁固定具は、前記後方にずらせた支柱のフランジと、前記ボックスの側板に備えたフランジとの間に、前記閉鎖弁固定具の左右端部において締結部材により固定したことを特徴とする構成となっている。
請求項1および請求項2記載の本発明によれば、前記底板上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせ、後方にずらせた支柱と前記ボックスの側板との間に、閉鎖弁を固定する閉鎖弁固定具を設けた。これにより、後方にずらせた支柱とボックスの側板とが閉鎖弁固定構造の一部を兼ねるようになっているので、専用部材や特別な係合手段を不要とすることができる。また、後方にずらせた支柱に閉鎖弁固定具を固定したので、ビルに設置される大型の室外機として、同支柱の強度を補強し、筐体自体の強度が低下する可能性を解消しつつ、閉鎖弁に接続される冷媒配管や電装品箱などのメンテナンスを容易に行なうことができる。
そして、請求項2記載の本発明によれば、前記閉鎖弁固定具は、前記底板の前面と平行に掛け渡され、前記閉鎖弁固定具の下方および前方に空間を形成した。これにより、筐体の前面側からの、閉鎖弁に接続される冷媒配管などの接続作業や、閉鎖弁などのメンテナンスなどの現地での作業性を向上することができる。
更に、請求項3記載の本発明によれば、前記後方にずらせた支柱のフランジと、前記ボックスの側板に備えたフランジとの間に、前記閉鎖弁固定具の左右端部において締結部材により固定した。これにより、閉鎖弁に接続される冷媒配管などの接続作業や、閉鎖弁などのメンテナンスなどの作業の際に、閉鎖弁固定具を筐体の前面側から取外し易くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明による空気調和機の室外機を示す外観図、図2は本発明による空気調和機の室外機の筐体の一部を取り除いた状態を示す斜視図、図3は本発明による空気調和機の室外機の一部を取り除いた状態を示す斜視図、図4は本発明による空気調和機の室外機の内部を示す平面図、図5は本発明による閉鎖弁固定具の周囲を示す正面図、図6は本発明による閉鎖弁固定具の周囲の一部を取り除いた状態を示す第1の斜視図、図7は本発明による閉鎖弁固定具の周囲の一部を取り除いた状態を示す第2の斜視図である。
本発明による空気調和機の室外機は、底板上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせるとともに、底板上の前面側右寄りに圧縮機室を形成するボックスを配置して、後方にずらせた支柱とボックスの側板との間に、閉鎖弁固定具を固定したことを特徴とする。以下、本発明による空気調和機の室外機の実施の形態について説明する。
図1乃至図4を用いて、本発明による空気調和機の室外機の基本的な構造を説明する。図1乃至図4に示すように、本発明による空気調和機の室外機1は、ビルの屋上に据付けられ、複数の室内機に冷媒配管を介して接続されるビル用マルチタイプの空気調和システムに用いられるものである。室外機1は、側面から空気を吸い込んで熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプであり、筐体2と、筐体2の内部に収納された室外側冷媒回路3とを備えている。
筐体2は、略直方体形状であり、主に、4つの角部にそれぞれ配置された支柱4a〜4dと、天板5と、正面板6と、右側面板7と、左側面板8と、背面板9と、底板10とを備えている。支柱4a〜4dは、筐体2の角部または角部付近の上端から下端まで鉛直に延びる部材であり、天板5、正面板6、右側面板7、左側面板8、背面板9および底板10に固定され、互いに支持されている。また、支柱4aと支柱4bとの間には、補助支柱4eが掛け渡され、この補助支柱4eは、支柱4aおよび支柱4bの鉛直方向のほぼ中央部分で水平に延びている。
天板5は、中央に形成された開口を覆うように筒状のベルマウス11が設けられている。ベルマウス11の上部の開口11aには、空気を吹出すための吹出口を有し、その開口11aにファングリル12が装着されている。また、ベルマウス11の内部には図示を省略した送風ファンが配置され、この送風ファンは図示を省略したファンモータにより回転駆動されるようになっている。そして、ファンモータは、正面板6および背面板9に固定されたモータ支持台13に据付けられている。これにより、筐体2内に吸い込まれた空気は、ベルマウス11の開口11aから上方に向かって吹出されるようになっている。
正面板6は、天板5の下側に配置される上部正面板6aと、上部正面板6aの下側に配置される中央正面板6bと、中央正面板6bの下側に配置される下部正面板6cとからなっている。このように、正面板6は、上中下3分割の構造になっている。
右側面板7の下側には、右側面のほぼ全体に開口14が形成され、筐体2内に空気を吸い込むための吸込口を有している。この開口14に右側グリル15が装着されている。左側面板8の下側には、左側面のうち、正面板6および支柱4aを除く面に開口16が形成され、筐体2内に空気を吸い込むための吸込口を有している。この開口16に図示を省略した左側グリルが装着される。背面板9の下側には、背面のほぼ全体に開口18が形成され、筐体2内に空気を吸い込むための吸込口を有している。この開口18に図示を省略した背面グリルが装着されている。また、支柱4bには、複数の開口19が形成されており、筐体2内に空気を吸い込むための吸込口としての機能も有している。これらの開口14、開口16、開口18および開口19によって、筐体内に空気が吸い込まれるようになっている。
底板10は、図4に示すように、室外側冷媒回路3を構成する機器および部材を支持している。また、底板10の下面には、図1に示すように、筐体2を設置場所に固定するための基礎脚20が正面板6側と背面板9側に固定されている。
さらに、室外側冷媒回路3は、図3および図4に示すように、圧縮機3a、アキュムレータ3b、熱交換器3c、ガス側閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eなどの機器およびこれらの機器を接続する配管類からなっている。圧縮機3a、熱交換器3cは、底板10上に固定され、その他のガス側閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eや配管類は、底板10の上部、すなわち、筐体2の下部に配置している。
圧縮機3a、アキュムレータ3bは、底板10の上部の正面板6側に配置され、圧縮機3a、アキュムレータ3bの周囲を底板10およびボックス21で取囲んで圧縮機室を形成している。熱交換器3cは、略U字形状であり、開口14、開口16、開口18および開口19に対向するように配置されている。熱交換器3cは、開口14、開口16、開口18および開口19から吸い込まれた空気と冷媒とを熱交換させることが可能である。なお、図示を省略した送風ファンは、開口14、開口16、開口18および開口19を通じて、室外の空気を筐体2の側面から筐体2の内部に吸い込んで、熱交換器3cを通過させた後、筐体2の上部に導いてベルマウス11の開口11aから吹き出すことが可能である。
次に、図5乃至図7を用いて、本発明の特徴であるガス側閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eを筐体2の下部に配置、固定するための構造を説明する。圧縮機室を形成しているボックス21は、底板10上の前面側中央より右寄りに位置しており、背面側ボックス22と正面側ボックス23からなっている。背面側ボックス22および正面側ボックス23は分割可能になっており、互いにネジなどによって固定されて組立てられている。これにより、図6に示すように、正面側ボックス23を取外して、図5に示すように、筐体2の正面側から圧縮機3aやアキュムレータ3bのメンテナンスなどの作業を行うことが可能である。また、背面側ボックス22を形成している左側板22aの前端には、左側に折れ曲がったフランジ22bを有している。
底板10上の前面左側部に立設された支柱4aは、底板10上の前面側から側面後方にずらせた位置にある。支柱4aの前端には、右側に折れ曲がったフランジ4fを有している。この支柱4aのフランジ4fは、底板10上の前面側からみて、背面側ボックス22のフランジ22bとほぼ同じ位置に配置されている。
底板10の前面側からみて、中央より左側には、ガス側閉鎖弁3dと液側閉鎖弁3eとを互いに並べて固定するための閉鎖弁固定具24を備えている。閉鎖弁固定具24は、底板10の前面と平行に、かつ、水平に、底板10上から一定の高さの位置で掛け渡すように、支柱4aのフランジ4fと、背面側ボックス22のフランジ22bとの間に、閉鎖弁固定具24の左右端部においてネジなどの締結部材により固定されている。これにより、閉鎖弁固定具24の下方および前方に空間を形成することが可能である。また、支柱4aと、背面側ボックス22とを閉鎖弁を固定するための部材として兼用しているので、室外機1の機種ごとに、閉鎖弁固定具24のみ設計を変えて機種の違いに対応することが可能である。なお、ボックス21や閉鎖弁固定具24の上部、すなわち、筐体2内の正面側の上部には、図示を省略した電装品箱が配置されている。
そして、閉鎖鎖弁固定具24は、細長い1枚の金属板であり、金属板の左右方向である上端に沿って半円形状の切り込み部を有し、ガス側閉鎖弁3dと液側閉鎖弁3eとが切り込み部に挿入されて固定されている。さらに、図4および図6に示すように、閉鎖弁固定具24は、金属板の断面がL字状となっており、閉鎖弁固定具24の右端部から左端部寄りで90度に折れ曲げられ、かつ、金属板の左右方向に延びる複数の凹部が形成されている。これにより、閉鎖弁固定具24自体の強度を向上することが可能である。なお、閉鎖弁固定具24に固定されるガス側閉鎖弁3dと液側閉鎖弁3eのそれぞれに配管接続口を有し、冷媒配管が接続されるようになっている。
以上説明してきた実施の形態による本発明の空気調和機の室外機によれば、底板10上の前面左側部に立設された支柱4aは、底板10上の前面側から側面後方にずらせた位置にあって、支柱4aと背面側ボックス22の左側板22aとの間に、閉鎖弁固定具24を掛け渡すように固定したので、支柱4aと背面側ボックス22の左側板22aとが閉鎖弁固定構造の一部を兼ねるようにすることができる。したがって、背景技術の欄で説明した特許文献1のような専用部材や特別な係合手段を不要とすることができる。また、支柱4aを底板10の前面側からみて、側面後方にずらした位置に立設したので、図示を省略した電装品箱を筐体の前面または左側面から引出して、電装品箱のメンテナンスを容易に行なうことができる。更に、支柱4aと背面側ボックス2の左側板22aとの間に、閉鎖弁固定具24を掛け渡すように固定したので、ビルに設置される大型の室外機の筐体を構成する支柱4aの強度を補強し、支柱4aが底板10上の角部に立設していないことによる筐体2自体の強度が低下する可能性を解消することができる。
そして、本発明の空気調和機の室外機によれば、閉鎖弁固定具24は、底板10の前面と平行に、かつ、水平に掛け渡され、閉鎖弁固定具24の下方および前方に空間を形成したので、筐体2の前面側から、ガス閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eに接続される冷媒配管などの接続作業や、ガス閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eなどのメンテナンスなど、現地での作業性を向上することができる。また、閉鎖弁固定具24の下方に空間を形成したので、閉鎖弁固定具24の背面側に室外側冷媒回路3を構成する部材などを作業中に誤って落下させてしまった場合、落下させてしまった部材を探し易くすることができる。更に、閉鎖弁固定具24に隣接している正面側ボックス23を取外した状態にすると、閉鎖弁固定具24の前方の空間が増すので、圧縮機3aや配線などの交換も含め、接続作業やメンテナンスなど、より作業性を向上することができる。
更に、本発明の空気調和機の室外機によれば、底板10上の前面側から側面後方にずらせた位置に立設された支柱4aのフランジ4fと、背面側ボックス22の左側板22aのフランジ22bとの間に、閉鎖弁固定具24の左右端部においてネジなどの締結部材により固定したので、ガス閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eに接続される冷媒配管などの接続作業や、ガス閉鎖弁3d、液側閉鎖弁3eなどのメンテナンスなどの作業の際に、閉鎖弁固定具24を筐体2の前面側から取外し易くすることができる。また、背面側ボックス22の左側板22aのフランジ22bに閉鎖弁固定具24を固定したので、正面側ボックス23を取外し、冷媒配管や配線を接続したままの状態で、圧縮機3aの試験やメンテナンスを行なうことができる。
これまで説明してきた実施の形態においては、支柱4aと背面側ボックス22の左側板22aとの間に、閉鎖弁固定具24を掛け渡すように固定したが、本発明はこれに限らず、室外側冷媒回路3を構成する機器および部材のレイアウトなど、室外機1の構造を変更することにより、底板10上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせ、この後方にずらせた支柱とボックス21の側板との間に閉鎖弁固定具24を掛け渡すように固定するようになっていればよい。
本発明による空気調和機の室外機を示す外観図である。 本発明による空気調和機の室外機の筐体の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機の内部を示す平面図である。 本発明による閉鎖弁固定具の周囲を示す正面図である。 本発明による閉鎖弁固定具の周囲の一部を取り除いた状態を示す第1の斜視図である。 本発明による閉鎖弁固定具の周囲の一部を取り除いた状態を示す第2の斜視図である。 従来による空気調和機の室外機の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。 従来による空気調和機の室外機の内部を示す平面図である。 従来による空気調和機の室外機の閉鎖弁固定具の周囲を示す斜視図である。 従来によるその他の空気調和機の室外機を示す平面図である。 従来によるその他の空気調和機の室外機を示す正面図である。
符号の説明
1 室外機
2 筐体
3 室外側冷媒回路
3a 圧縮機
3b アキュムレータ
3c 熱交換器
3d ガス側閉鎖弁
3e 液側閉鎖弁
4a 支柱
4b 支柱
4c 支柱
4d 支柱
4e 補助支柱
4f フランジ
5 天板
6 正面板
6a 上部正面板
6b 中央正面板
6c 下部正面板
7 右側面板
8 左側面板
9 背面板
10 底板
11 ベルマウス
11a 開口
12 ファングリル
13 モータ支持台
14 開口
15 右側グリル
16 開口
18 開口
19 開口
20 基礎脚
21 ボックス
22 背面側ボックス
22a 左側板
22b フランジ
23 正面側ボックス
24 閉鎖弁固定具

Claims (3)

  1. 底板を備えた筐体内に、前記底板とボックスとで取り囲んで圧縮機を収容する圧縮機室を設けた空気調和機の室外機において、
    前記底板上の前面両側部に立設される支柱のうちの一方を後方にずらせ、後方にずらせた支柱と前記ボックスの側板との間に、閉鎖弁を固定する閉鎖弁固定具を設けたことを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記閉鎖弁固定具は、前記底板の前面と平行に掛け渡され、前記閉鎖弁固定具の下方および前方に空間を形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記閉鎖弁固定具は、前記後方にずらせた支柱のフランジと、前記ボックスの側板に備えたフランジとの間に、前記閉鎖弁固定具の左右端部において締結部材により固定したことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室外機。
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